JP3098289U - 防虫シート - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットや人間が着用することにより蚊等の虫に刺されにくくなるとともに、犬が蚊に刺されてフィラリア等の病気になることもなく、また、それを着用することにより、ペットの体温が上昇して体調が不良になったり、人間の場合は蒸れて不快になることもない防虫シートを提供する。
【解決手段】網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有することを特徴とする。蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色材で着色された素材を用いて形成することができ、撥水加工や紫外線防止加工が施される場合もある。そして、ペットや人間が着用しうる衣服等の形状に形成される。
【選択図】 図2
【解決手段】網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有することを特徴とする。蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色材で着色された素材を用いて形成することができ、撥水加工や紫外線防止加工が施される場合もある。そして、ペットや人間が着用しうる衣服等の形状に形成される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は防虫シートに係り、特に、ペットや人間に着用可能な防虫シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、夏期に、犬を散歩させている途中で、その犬の鼻及び体のその他の部位が蚊、蚤、虱、その他の虫に刺されることがあった。そして、犬が蚊に刺されるとフィラリア等の病気になることもあった。
また、同様に人間も夏期にアウトドアで作業している場合に、顔や首などが蚊などに刺されることが多かった。このような事情は、特に、山中や水辺で作業を行なう場合には多く発生していた。
【0003】
従来、愛犬などの動物を健康で快適に飼育することを目的として、防蚊性を具えるように形成された動物用シート部材が公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−136818号公報
【0005】
しかしながら、上記公知例のシートは、アクリル繊維等の合成繊維、綿やウール等の天然繊維からなる織布により形成されている。このようなシートにより体温の高い犬等の全身を覆うと、暑さに弱い犬等の体温がさらに上昇して体調が崩れたり、病気になるという不具合がある。
また、人間が夏期等に屋外で作業する場合、特に夜間などでは蚊に悩まされる。従って、人間が着用しても、体温で蒸れてしまうことがなく、蚊等の虫を積極的に排除できれば便利である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ペットや人間が着用することにより蚊等の虫に刺されにくくなるとともに、それを着用することにより、ペットの体温が上昇して体調が不良になったり、ペットが病気になることがなく、又、人間も蒸れて不快になることを回避できる防虫シートの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の防虫シートは、網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有することを特徴とするものである。
【0008】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、これをペットや人間が着用することによって防虫作用により蚊やその他の虫に刺されにくくなるとともに、例えば愛犬が蚊に刺されてフィラリア等の病気になることも予防できる。
また、網状に形成されているので通気性が良くなって、ペットの体温上昇を回避したり、蒸れにより人間が不快になるのを回避することができる。
【0009】
また、本考案の防虫シートは、蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色剤で着色された素材を用いて形成されているものとすることができる。
【0010】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、防虫作用を簡単に持たせることができる
【0011】
また、本考案の防虫シートは、撥水加工が施されているものとすることができる。
【0012】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、雨や水に濡れにくくなるので、アウトドアで着用した場合に便利である。
【0013】
また、本考案の防虫シートは、紫外線防止加工が施されているものとすることができる。
【0014】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、これを着用することにより肌を保護することができる。
【0015】
また、本考案の防虫シートは、ペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されているものとすることができる。
【0016】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、ペットに簡単に着用させることができる。
【0017】
また、本考案の防虫シートは、人間の着用する帽子やヘルメットに装着しうる形状に形成されているものとすることができる。
【0018】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、特に人間の顔や首などが蚊やその他の虫に刺されるのを防止することができる。
【0019】
また、本考案の防虫シートは、ペット用の小屋の壁や天井に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されているものとすることができる。
【0020】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、蚊やその他の虫の侵入を排除することにより、ペットの居住空間を快適にすることができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、添付した図面を用いて本考案の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る防虫シート1,2,3は、網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有している。
また、上記防虫シート1,2,3は、蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色剤で着色された素材を用いて形成されている。
また、上記防虫シート1,2,3には撥水加工が施されている。
また、上記防虫シート1,2,3には紫外線防止加工が施されている。
また、図1及び図2に示した実施形態では、上記防虫シート1は、犬等のペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されている。
また、図3に示した実施形態では、上記防虫シート2は、人間が着用する帽子16やヘルメットに装着しうる形状に形成されている。
また、図4に示した実施形態では、上記防虫シート3は、ペット用の小屋の壁21や天井22に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されている。
【0022】
以下、本実施の形態をより詳細に説明する。
まず、上記防虫シート1,2,3は、シート状部材4,5,6に、図1〜図4に示すように、網状部、いわゆるメッシュ部7,8,9が全体に亘って形成されていて、その周縁部が縁布10,11,12により被覆されている。
【0023】
本実施の形態に係る上記シート状部材4,5,6はポリエステルを素材として形成されている。なお、素材としては上記ポリエステルが最適であるが、テトロン等その他の素材も使用可能である。
【0024】
上記ポリエステル等の素材は適宜な色の染色材により着色されているが、その染色材には、蚊やその他の虫が忌避する成分が含まれている。蚊やその他の虫が忌避する物質は種々存在するが、適宜なものを選択可能である。
【0025】
したがって、上記素材を用いて形成された上記シート状部材4,5,6は防虫作用を有している。
【0026】
また、上記シート状部材4,5,6には撥水加工が施されている。この撥水加工は、例えば、適宜な撥水材を上記シート状部材4,5,6にコーティングすることによって施すことができるが、実施する撥水加工法は自由である。
【0027】
さらに、上記シート状部材4,5,6には紫外線防止加工も施されている。この紫外線防止加工も、適宜な紫外線防止材を上記シート状部材4,5,6にコーティングすることによって施すことができるが、実施する紫外線防止加工法も自由である。
【0028】
図1に示した実施形態に係る上記シート状部材4は、太幅なベルト状に形成されて、その長さ方向の両端部に、犬の胴部に巻き付けてから、同所を互いに着脱可能に接続するための雌雄の面ファスナ13,14が取付けられるとともに、前側の縁部には後方へ向って切込部15が設けられ、同切込部15から犬の前脚を出して同前脚が自由に運動できるように形成されている。
なお、両端部の接続手段は自由であり、上記面ファスナ13,14に限定されない。
【0029】
また、上記シート状部材4は、図2に示すように、犬の首の回りに巻き付け可能な首輪帯部23が一体に付設された形状にすることも可能である。
【0030】
なお、上記シート状部材4は、犬の体に着用できる限りデザインは自由であり、上記形状に限定されない。また、サイズも自由である。
【0031】
また、上記実施形態は犬用の衣服としているが、その他のペット、例えば猫用の衣服として実施することも可能である。
【0032】
次に、図3に示した実施形態に係る防虫シート2は、人間が着用しうるように形成されている。より詳しく言えば、人間が頭に被る帽子16やヘルメットに装着できる形状及びサイズに形成されている。
【0033】
上記防虫シート2は、図3に示すように、帽子16の両サイドと、後部に一連に取付けられ、垂れ下がることにより、顔の側部と、首の後部を覆うことができるように形成されている。
【0034】
上記防虫シート2における上辺部と、上記帽子16の内面部には、互いに対面する複数箇所に、互いに着脱可能に接続しうる雌雄の面ファスナ17,18が取付けられている。
なお、取付手段は自由であり、上記面ファスナ17,18に限定されない。
また、上記防虫シート2は上記帽子16やヘルメットに対し接着剤やリベット等で固着することも可能であるが、上記のように帽子16やヘルメットから取り外し可能にすれば、洗濯が繰り返し可能となって衛生的である。
【0035】
また、上記帽子16に取付ける上記防虫シート2は、帽子16のツバ19に取付けて、顔の前に垂れ下がって顔を覆うことができるような形状に形成することも可能である。
【0036】
次に、図4に示した実施形態に係る防虫シート3は、犬小屋20の内部の壁21と天井22に張設できるような形状及びサイズに形成されている。
【0037】
上記防虫シート3は、犬小屋20の内部の壁21及び天井22に上記と同様に雌雄の面ファスナ〈図は省略〉等により着脱可能に取付けられている。
なお、この場合も取付手段は自由であり、上記面ファスナに限定されない。
また、上記防虫シート3は、例えば、接着剤や釘等で固着することも可能であるが、上記のように着脱可能として、繰り返し洗濯可能とすれば、衛生的であり、犬の健康にも良い。
なお、本実施の形態にあっては、上記防虫シート3を犬小屋20の内部に張設した場合を例にして説明したが、上記実施形態に限定されず、犬小屋20全体を外方から上記防虫シート3により被覆するように構成してもよい。
【0038】
【作用】
以下、本実施の形態に係る防虫シート1,2,3の作用について説明する。
上記防虫シート1,2,3は、そのシート状部材4,5,6に防虫加工が施されているので、蚊や、その他の虫、例えば蚤、虱等に忌避されて近寄られることがないので、これを犬や猫等のペットや人間が着用すれば、蚊やその他の虫に刺されたりしないので、病気にならず、快適に生活や作業をすることができる。
また、犬小屋20の壁21や天井22に取付ければ、犬は体に着用しなくても防虫効果を得ることができる。
【0039】
そして、上記シート状部材4,5,6にはメッシュ部7,8,9が形成されているので、風通しが良く、夏など暑い季節に着用した場合でも、それを着用したペットや人間がそれほど暑く感じることがない。
したがって、特に暑さに弱い犬等が着用しても、暑さで体調が不良になることはなく、着用感が快適であり、人間の場合は蒸れて不快になることがない。
【0040】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の防虫シートは、防虫加工が施されるとともに、網状に形成され、いわゆるメッシュ部が形成されているので、これをペットや人間が着用することによって防虫作用により蚊やその他の虫等に刺されにくくなって病気になることを防止できるとともに、通気性が良いので、ペットの体温上昇による体調不良を回避したり、人間が蒸れにより不快になるのを回避することができる。
【0041】
請求項2記載の本考案の防虫シートは、蚊やその他の虫が忌避する成分が含まれる染色材で着色された素材を用いて形成されので、容易に防虫作用を持たせることができる。
【0042】
請求項3記載の本考案の防虫シートは、撥水加工が施されているので、雨や水に濡れにくく、アウトドアで着用した場合に便利である。
【0043】
請求項4記載の本考案の防虫シートは、紫外線防止加工が施されているので、これを着用することにより肌を保護することができる。
【0044】
請求項5記載の本考案の防虫シートは、ペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されているので、ペットに簡単に着用させることができる。
【0045】
請求項6記載の本考案の防虫シートは、人間が着用する帽子やヘルメットに装着しうる形状に形成されているので、特に人間の顔や首などが蚊等に刺されるのを防止することができる。
【0046】
請求項7記載の本考案の防虫シートは、ペット用の家の壁や天井に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されているので、蚊等の虫の侵入を防いでペットの居住空間を快適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る防虫シートの斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す断面図である。
【図4】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 防虫シート
2 防虫シート
3 防虫シート
4 シート状部材
5 シート状部材
6 シート状部材
7 メッシュ部
8 メッシュ部
9 メッシュ部
10 縁布
11 縁布
12 縁布
13 面ファスナ
14 面ファスナ
15 切込部
16 帽子
17 面ファスナ
18 面ファスナ
19 ツバ
20 犬小屋
21 壁
22 天井
23 首輪帯部
【考案の属する技術分野】
本考案は防虫シートに係り、特に、ペットや人間に着用可能な防虫シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、夏期に、犬を散歩させている途中で、その犬の鼻及び体のその他の部位が蚊、蚤、虱、その他の虫に刺されることがあった。そして、犬が蚊に刺されるとフィラリア等の病気になることもあった。
また、同様に人間も夏期にアウトドアで作業している場合に、顔や首などが蚊などに刺されることが多かった。このような事情は、特に、山中や水辺で作業を行なう場合には多く発生していた。
【0003】
従来、愛犬などの動物を健康で快適に飼育することを目的として、防蚊性を具えるように形成された動物用シート部材が公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−136818号公報
【0005】
しかしながら、上記公知例のシートは、アクリル繊維等の合成繊維、綿やウール等の天然繊維からなる織布により形成されている。このようなシートにより体温の高い犬等の全身を覆うと、暑さに弱い犬等の体温がさらに上昇して体調が崩れたり、病気になるという不具合がある。
また、人間が夏期等に屋外で作業する場合、特に夜間などでは蚊に悩まされる。従って、人間が着用しても、体温で蒸れてしまうことがなく、蚊等の虫を積極的に排除できれば便利である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ペットや人間が着用することにより蚊等の虫に刺されにくくなるとともに、それを着用することにより、ペットの体温が上昇して体調が不良になったり、ペットが病気になることがなく、又、人間も蒸れて不快になることを回避できる防虫シートの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の防虫シートは、網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有することを特徴とするものである。
【0008】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、これをペットや人間が着用することによって防虫作用により蚊やその他の虫に刺されにくくなるとともに、例えば愛犬が蚊に刺されてフィラリア等の病気になることも予防できる。
また、網状に形成されているので通気性が良くなって、ペットの体温上昇を回避したり、蒸れにより人間が不快になるのを回避することができる。
【0009】
また、本考案の防虫シートは、蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色剤で着色された素材を用いて形成されているものとすることができる。
【0010】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、防虫作用を簡単に持たせることができる
【0011】
また、本考案の防虫シートは、撥水加工が施されているものとすることができる。
【0012】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、雨や水に濡れにくくなるので、アウトドアで着用した場合に便利である。
【0013】
また、本考案の防虫シートは、紫外線防止加工が施されているものとすることができる。
【0014】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、これを着用することにより肌を保護することができる。
【0015】
また、本考案の防虫シートは、ペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されているものとすることができる。
【0016】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、ペットに簡単に着用させることができる。
【0017】
また、本考案の防虫シートは、人間の着用する帽子やヘルメットに装着しうる形状に形成されているものとすることができる。
【0018】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、特に人間の顔や首などが蚊やその他の虫に刺されるのを防止することができる。
【0019】
また、本考案の防虫シートは、ペット用の小屋の壁や天井に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されているものとすることができる。
【0020】
これにより、本考案に係る防虫シートにあっては、蚊やその他の虫の侵入を排除することにより、ペットの居住空間を快適にすることができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、添付した図面を用いて本考案の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る防虫シート1,2,3は、網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有している。
また、上記防虫シート1,2,3は、蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色剤で着色された素材を用いて形成されている。
また、上記防虫シート1,2,3には撥水加工が施されている。
また、上記防虫シート1,2,3には紫外線防止加工が施されている。
また、図1及び図2に示した実施形態では、上記防虫シート1は、犬等のペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されている。
また、図3に示した実施形態では、上記防虫シート2は、人間が着用する帽子16やヘルメットに装着しうる形状に形成されている。
また、図4に示した実施形態では、上記防虫シート3は、ペット用の小屋の壁21や天井22に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されている。
【0022】
以下、本実施の形態をより詳細に説明する。
まず、上記防虫シート1,2,3は、シート状部材4,5,6に、図1〜図4に示すように、網状部、いわゆるメッシュ部7,8,9が全体に亘って形成されていて、その周縁部が縁布10,11,12により被覆されている。
【0023】
本実施の形態に係る上記シート状部材4,5,6はポリエステルを素材として形成されている。なお、素材としては上記ポリエステルが最適であるが、テトロン等その他の素材も使用可能である。
【0024】
上記ポリエステル等の素材は適宜な色の染色材により着色されているが、その染色材には、蚊やその他の虫が忌避する成分が含まれている。蚊やその他の虫が忌避する物質は種々存在するが、適宜なものを選択可能である。
【0025】
したがって、上記素材を用いて形成された上記シート状部材4,5,6は防虫作用を有している。
【0026】
また、上記シート状部材4,5,6には撥水加工が施されている。この撥水加工は、例えば、適宜な撥水材を上記シート状部材4,5,6にコーティングすることによって施すことができるが、実施する撥水加工法は自由である。
【0027】
さらに、上記シート状部材4,5,6には紫外線防止加工も施されている。この紫外線防止加工も、適宜な紫外線防止材を上記シート状部材4,5,6にコーティングすることによって施すことができるが、実施する紫外線防止加工法も自由である。
【0028】
図1に示した実施形態に係る上記シート状部材4は、太幅なベルト状に形成されて、その長さ方向の両端部に、犬の胴部に巻き付けてから、同所を互いに着脱可能に接続するための雌雄の面ファスナ13,14が取付けられるとともに、前側の縁部には後方へ向って切込部15が設けられ、同切込部15から犬の前脚を出して同前脚が自由に運動できるように形成されている。
なお、両端部の接続手段は自由であり、上記面ファスナ13,14に限定されない。
【0029】
また、上記シート状部材4は、図2に示すように、犬の首の回りに巻き付け可能な首輪帯部23が一体に付設された形状にすることも可能である。
【0030】
なお、上記シート状部材4は、犬の体に着用できる限りデザインは自由であり、上記形状に限定されない。また、サイズも自由である。
【0031】
また、上記実施形態は犬用の衣服としているが、その他のペット、例えば猫用の衣服として実施することも可能である。
【0032】
次に、図3に示した実施形態に係る防虫シート2は、人間が着用しうるように形成されている。より詳しく言えば、人間が頭に被る帽子16やヘルメットに装着できる形状及びサイズに形成されている。
【0033】
上記防虫シート2は、図3に示すように、帽子16の両サイドと、後部に一連に取付けられ、垂れ下がることにより、顔の側部と、首の後部を覆うことができるように形成されている。
【0034】
上記防虫シート2における上辺部と、上記帽子16の内面部には、互いに対面する複数箇所に、互いに着脱可能に接続しうる雌雄の面ファスナ17,18が取付けられている。
なお、取付手段は自由であり、上記面ファスナ17,18に限定されない。
また、上記防虫シート2は上記帽子16やヘルメットに対し接着剤やリベット等で固着することも可能であるが、上記のように帽子16やヘルメットから取り外し可能にすれば、洗濯が繰り返し可能となって衛生的である。
【0035】
また、上記帽子16に取付ける上記防虫シート2は、帽子16のツバ19に取付けて、顔の前に垂れ下がって顔を覆うことができるような形状に形成することも可能である。
【0036】
次に、図4に示した実施形態に係る防虫シート3は、犬小屋20の内部の壁21と天井22に張設できるような形状及びサイズに形成されている。
【0037】
上記防虫シート3は、犬小屋20の内部の壁21及び天井22に上記と同様に雌雄の面ファスナ〈図は省略〉等により着脱可能に取付けられている。
なお、この場合も取付手段は自由であり、上記面ファスナに限定されない。
また、上記防虫シート3は、例えば、接着剤や釘等で固着することも可能であるが、上記のように着脱可能として、繰り返し洗濯可能とすれば、衛生的であり、犬の健康にも良い。
なお、本実施の形態にあっては、上記防虫シート3を犬小屋20の内部に張設した場合を例にして説明したが、上記実施形態に限定されず、犬小屋20全体を外方から上記防虫シート3により被覆するように構成してもよい。
【0038】
【作用】
以下、本実施の形態に係る防虫シート1,2,3の作用について説明する。
上記防虫シート1,2,3は、そのシート状部材4,5,6に防虫加工が施されているので、蚊や、その他の虫、例えば蚤、虱等に忌避されて近寄られることがないので、これを犬や猫等のペットや人間が着用すれば、蚊やその他の虫に刺されたりしないので、病気にならず、快適に生活や作業をすることができる。
また、犬小屋20の壁21や天井22に取付ければ、犬は体に着用しなくても防虫効果を得ることができる。
【0039】
そして、上記シート状部材4,5,6にはメッシュ部7,8,9が形成されているので、風通しが良く、夏など暑い季節に着用した場合でも、それを着用したペットや人間がそれほど暑く感じることがない。
したがって、特に暑さに弱い犬等が着用しても、暑さで体調が不良になることはなく、着用感が快適であり、人間の場合は蒸れて不快になることがない。
【0040】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の防虫シートは、防虫加工が施されるとともに、網状に形成され、いわゆるメッシュ部が形成されているので、これをペットや人間が着用することによって防虫作用により蚊やその他の虫等に刺されにくくなって病気になることを防止できるとともに、通気性が良いので、ペットの体温上昇による体調不良を回避したり、人間が蒸れにより不快になるのを回避することができる。
【0041】
請求項2記載の本考案の防虫シートは、蚊やその他の虫が忌避する成分が含まれる染色材で着色された素材を用いて形成されので、容易に防虫作用を持たせることができる。
【0042】
請求項3記載の本考案の防虫シートは、撥水加工が施されているので、雨や水に濡れにくく、アウトドアで着用した場合に便利である。
【0043】
請求項4記載の本考案の防虫シートは、紫外線防止加工が施されているので、これを着用することにより肌を保護することができる。
【0044】
請求項5記載の本考案の防虫シートは、ペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されているので、ペットに簡単に着用させることができる。
【0045】
請求項6記載の本考案の防虫シートは、人間が着用する帽子やヘルメットに装着しうる形状に形成されているので、特に人間の顔や首などが蚊等に刺されるのを防止することができる。
【0046】
請求項7記載の本考案の防虫シートは、ペット用の家の壁や天井に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されているので、蚊等の虫の侵入を防いでペットの居住空間を快適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る防虫シートの斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す断面図である。
【図4】本実施の形態に係る防虫シートの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 防虫シート
2 防虫シート
3 防虫シート
4 シート状部材
5 シート状部材
6 シート状部材
7 メッシュ部
8 メッシュ部
9 メッシュ部
10 縁布
11 縁布
12 縁布
13 面ファスナ
14 面ファスナ
15 切込部
16 帽子
17 面ファスナ
18 面ファスナ
19 ツバ
20 犬小屋
21 壁
22 天井
23 首輪帯部
Claims (7)
- 網状に形成され、防虫加工が施されると共に通気性を有することを特徴とする防虫シート。
- 蚊等の虫が忌避する成分が含まれる染色材で着色された素材を用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の防虫シート。
- 撥水加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防虫シート。
- 紫外線防止加工が施されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の防虫シート。
- ペットが着用しうるチョッキ等衣服の形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の防虫シート。
- 人間が着用する帽子やヘルメットに装着しうる形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の防虫シート。
- ペット用の小屋の壁や天井に張設したり、小屋全体を外方から被覆しうる形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の防虫シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003207U JP3098289U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 防虫シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003207U JP3098289U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 防虫シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098289U true JP3098289U (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=43252049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003207U Expired - Lifetime JP3098289U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 防虫シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098289U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097075A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Masafumi Tameshiki | 頭部覆い |
JP2019116695A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 有限会社フラッグ タナカ | 染色物の製造方法および染色物 |
-
2003
- 2003-06-03 JP JP2003003207U patent/JP3098289U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097075A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Masafumi Tameshiki | 頭部覆い |
JP2019116695A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 有限会社フラッグ タナカ | 染色物の製造方法および染色物 |
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