JPH1066470A

JPH1066470A - 犬の採糞処理具および糞収容袋

Info

Publication number: JPH1066470A
Application number: JP8241338A
Authority: JP
Inventors: Jiro Fujinaga; 二郎藤長
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-08-23
Filing date: 1996-08-23
Publication date: 1998-03-10

Abstract

(57)【要約】【課題】犬の散歩時の用便を、簡単かつ体裁よく処理
することにある。【解決手段】犬１の腰部ないし臀部に採糞装着具２を
装着し、犬の肛門に対向させて糞収容袋１２を袋取付具
１０等を介して上記採糞装着具２に取脱可能に取り付け
るようにし、犬の散歩時の用便を簡単にかつ体裁よく処
理できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、動物の飼育分野に
おける犬の採糞処理具および糞収容袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、犬を散歩させるときには、道路や
公園等を汚さないように犬の糞を処理するためにビニー
ル袋や紙袋等を持参している。

【０００３】しかし、ビニール袋や紙袋等を持参するの
は邪魔で、また犬が糞をしたらその処理をしなければな
らず、手間がかかるとともに、糞の入ったビニール袋や
紙等を持ち歩かなければならなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そのため、棒の下端部
に袋を取り付け、さらに挟着具を取り付けたりして、犬
の糞を挟着具で挟むようにして袋に入れて処理する糞処
理具について、多数提案されている。しかし、やはり糞
処理具を持ち運ばなければならず、かつ糞を袋に挟んだ
りして入れなければならず、手間がかかるものであっ
た。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、犬の
腰部ないし臀部に採糞装着具を装着したりして、犬の肛
門に対向させて糞収容袋をに取脱可能に取り付けるよう
にしたことを特徴とする犬の採糞処理具および糞収容袋
を提供するにある。

【０００６】

【発明の実施の態様】本発明の犬の採糞処理具は、犬の
腰部ないし臀部に採糞装着具等を装着したりして、犬の
肛門に対向させて糞収容袋をに取脱可能に取り付けるよ
うにしたことを特徴としている。

【０００７】犬１の採糞装着具２は、合成皮革や皮、ひ
も等のベルト状の装着具３を折り曲げたりして構成して
いるもので、図１のように犬１の腰部４から臀部５にか
け、両方の後脚６に引っ掛け、腰部の背中側で交叉させ
てその両方の先端を首輪７に着脱可能に係止して、犬１
にしっかりと装着できるようにしている。

【０００８】そして、上記したベルト状の装着具３の臀
部５側の両側部には、図２のように鳩目具やホック等の
係止具８を一定の間隔でそれぞれ取り付け、その上部間
を連結具９で連結して一定の間隔をたもてるようにして
いる。

【０００９】そしてまた、上記した装着具３の両側の係
止具８に、所定の大きさの袋取付具１０を被係止具１１
を介して取脱可能に取り付けるようにし、この係止具８
への取り付ける高さを変えることによって、小さな犬か
ら大きな犬までの肛門に対向するようにできて、上記袋
取付具１０に挿入するようにした糞収容袋１２に犬１の
糞を確実に収容できるようにしている。

【００１０】上記糞収容袋１２は、安価なビニール袋等
の合成樹脂袋としたり、紙おむつのような使い捨て袋と
したり、トイレットペーパーの袋とすることができ、必
要によりこれらの袋に被係止部を設けて直接係止具に装
着するようにもできる。トイレットペーパーの袋として
おけば、直接トイレに捨てられるので、処分が容易で好
ましい。

【００１１】なお、上記した袋取付具１０や糞収容袋１
２を外部から見えなくするために、外装用カバーを上記
係止具等に取り付けて、体裁よくすることもできる。

【００１２】また、上記係止具８にかえてマグネットシ
ートや永久磁石を使用し、袋取付具１０の取り付け部に
もマグネットシートや永久磁石として容易に着脱するよ
うにもできるものである。

【００１３】また、上記した採糞装着具の犬の首部まで
延長した装着具に係止具を一定の間隔で取着して、背中
側から両側にかけて布材や合成シートなどの犬用の服を
着脱可能に取り付けるようにして、必要により犬に服を
着用するようにもできる。

【００１４】また、上記服のかわりにレインコートのよ
うな雨具を着用できるようにし、雨の日にも容易に散歩
させるようにもできる。

【００１５】なお、上記採糞装着具の両端を首輪に着脱
可能に連結しておくと、採糞装着具を犬に確実に装着で
きて好ましい。

【００１６】

【実施例１】図１〜図３は、本発明の一実施例を示すも
のである。犬１の採糞装着具２は、図２のように一本の
２０mm幅の合成皮革のベルトで、その中程部の両側にル
ープ１３をそれぞれ形成するようにして、犬１の後脚６
にそれぞれ挿入し、背中側をベルトに設けた挿入部１４
に挿入して交叉させ、その両端部を首輪７に着脱具１５
を介して挿入して犬１の胴部から臀部にかけて装着する
ようにしている。

【００１７】また、上記ベルトの両端部に、ループ状の
長さ調整部１６を設けて長さを調整するようにし、犬１
の大きさに対応してぴったりとフィットできるようにし
ている。

【００１８】そして、図１のように装着具３の臀部５側
に複数個取り付けた鳩目具の係止具８の最適位置に開口
部を１００mm径とした袋取付具１０を犬１の肛門部に対
向させて被係止具１１を介して取り付け、袋取付具１０
に糞収容袋１２を入れ、図３のように散歩中の犬１の用
便時に糞が確実に糞収容袋１２に挿入して収容できるよ
うにしている。

【００１９】このように犬自身に採糞処理具を装着して
散歩でき、犬の用便時には糞を確実に糞収容袋に収容で
きるため、犬の散歩が容易で、犬の糞処理も特に手間な
く行える。

【００２０】特に、収容袋１２をトイレットペーパーの
袋とすると、犬の散歩が終わって自宅に帰った後に収容
袋１２をそのままトイレに捨てられるので、処分が容易
なものである。

【００２１】また、図２のように糞収容袋１２の開口縁
に鍔部１７を突設しておくと、網袋等の袋取付具１２に
鍔部１７を介して係止して収容しやすく、また鍔部１７
をもって取り出しやすいものである。

【００２２】

【実施例２】図４は、本発明の他の実施例である。本実
施例では、採糞装着具１のベルトの装身具３に背中側か
ら腰部にわたって適宜の位置に図２のような係止具８を
取着し、この係止具８に雨具１８に取着した被係止具を
係止して犬１に雨具１８を着用させて散歩できるように
している。

【００２３】本実施例では、雨具を採糞装着具に取り付
けられて雨の日にも犬を散歩させることができて用便さ
せられ、また糞処理袋にカバーできて体裁よいものであ
る。

【００２４】なお、雨具の代わりに犬用のファッショナ
ブルな服を着用させて散歩させることもできる。

【００２５】

【実施例３】図５は、本発明のさらに他の実施例で、犬
の首輪７に上記した装着具３の端部を係止する着脱具１
５を取着しているとともに、首輪７の一部分に猿環を取
り付ける慴動用環１９を首輪７に重ねるように配設した
ものである。

【００２６】本実施例では、装着具を首輪に簡単に着脱
できるとともに、リードを左右どちらの方向に引っ張っ
ても、猿環が首輪のまわりに慴動用環を介して左右に自
由に移動し、犬を所望の方向に容易に引き連れることが
できる。

【００２７】

【発明の効果】以上のように本発明にあっては、犬を散
歩させるときに犬に糞収容袋を装着して、犬の用便時に
確実に糞を糞収容袋に収容して糞処理することができ
る。

【００２８】そのため、ビニール袋や紙袋等を持参する
必要がなく、犬の散歩が終わって自宅に帰って犬から糞
収容袋を取りはずし、たとえばトイレットペーパーの袋
ならそのままトイレに捨てて簡単に処分できる。

【００２９】また、外観を良好にするように糞収容袋の
外側に外装用カバーを取り付けることにより、犬を体裁
よく散歩させることができる。

【００３０】またさらに、採糞装着具のベルト状の装着
具を犬の首部まで延設して首輪に取脱可能に装着し、こ
の採糞装着具に犬用の服または雨具を着脱自在に取り付
けるようにすることによって、雨の日にも犬に雨具を簡
単に装着したりして体裁よく散歩させることができ、犬
が用を足しても上記したように処分することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の使用説明図、

【図２】同上の採糞処理具の平面図、

【図３】同上の犬の用便時の側面図、

【図４】同上の他の実施例の説明用側面図、

【図５】同上のさらに他の実施例の首輪分の斜視図。

【符号の説明】

１…犬２…採糞装着具３
…装着具７…首輪８…係止具１０
…袋取付具１２…糞収容袋１８…雨具

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】犬の肛門に対向させて糞収容袋を取脱可
能に取り付けるようにしたことを特徴とする犬の採糞処
理具。
【請求項２】犬の腰部ないし臀部に採糞装着具を装着
し、犬の肛門に対向させて糞収容袋を上記採糞装着具に
取脱可能に取り付けるようにした請求項１に記載の犬の
採糞処理具。
【請求項３】糞収容袋をトイレットペーパーまたは紙
おむつのような使い捨て材で形成した請求項１または２
に記載の犬の採糞処理具。
【請求項４】糞収容袋を網袋等の袋取付具を介して装
着するようにした請求項１ないし３のいずれかに記載の
犬の採糞処理具。
【請求項５】外観を良好にするように糞収容袋の外側
に外装用カバーを取り付けた請求項１ないし４のいずれ
かに記載の犬の採糞処理具。
【請求項６】採糞装着具のベルト状の装着具を犬の首
部まで延設して首輪に取脱可能に装着し、この採糞装着
具に犬用の服または雨具を着脱自在に取り付けるように
した請求項２ないし５のいずれかに記載の犬の採糞処理
具。
【請求項７】犬の肛門に対向させて犬に装着する糞収
容袋を、トイレットペーパーまたは紙おむつのような使
い捨て材で有底筒状に形成したことを特徴とする犬の糞
収容袋。
【請求項８】犬の肛門に対向させて糞収容袋を網袋等
の袋取付具を介して装着するために、有底筒状に形成し
た糞収容袋の開口縁に網袋等の袋取付具に係止する鍔部
を突設した請求項７に記載の犬の糞収容袋。