JPH0633706Y2 - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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JPH0633706Y2
JPH0633706Y2 JP1988038927U JP3892788U JPH0633706Y2 JP H0633706 Y2 JPH0633706 Y2 JP H0633706Y2 JP 1988038927 U JP1988038927 U JP 1988038927U JP 3892788 U JP3892788 U JP 3892788U JP H0633706 Y2 JPH0633706 Y2 JP H0633706Y2
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JP
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electrode
electrodes
piezoelectric
slit
piezoelectric element
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弘明 開田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、所謂音叉型圧電素子を有する圧電共振子の改
良に関するものである。
〔従来技術〕
従来、音叉型圧電共振子の圧電素子1として第3図
(a)に示したようなものが開発されている。
これは、平面視で略直角四角形状の圧電基板1′の一辺
に、該辺に直角の平行の3本のスリット2a,2b,2cを形成
し、中央のスリット2aをその外側の等長のスリット2b,2
cより短くし、上記中央のスリット2aとその外側の一対
のスリット2b,2cにより囲まれた翼部3,3を振動部とした
ものである。上記翼部3,3の片面側には、上記中央のス
リット2aの両側縁に沿った第1電極4と、この第1電極
に間隔を隔てて、上記外側の一対のスリット2b,2cの第
1電極4側の側縁に沿って一対の第2電極5,5が形成さ
れている。そして、これらの第1電極4及び第2電極5
を形成した面とは反対側の面に、上記第1,第2電極4,5
の両方に共通して対向する第3電極6(第3図(b)参
照)が形成されている。
更に、上記翼部3,3より外側に上記外側のスリット2b,2c
を挟んで、前記第2電極5と接続された一対の第4電極
7,7が形成されている。
また、前記第1電極4は圧電基板1′の基端部8に沿っ
て形成された入出力用の補助電極9に接続されている。
上記のような圧電素子1は上記翼部3,3及び前記中央の
スリット2aを形成した対称中心線上の近傍部分が全体と
して振動を生じるので、これらの部分を浮かした状態で
取付基板10に第3図(b)に示す如く取り付けられる。
即ち、取付基板10側に前記補助電極9に対応する引出電
極11を形成すると共に、その反対側に前記第4電極7,7
に対応する引出電極12を形成し、各第4電極7,7の先端
部及び補助電極9の先端部にそれぞれ導電性接着剤13を
第3図(a)に示す如く塗り付け、第1電極4,第2電極
5及び第4電極7を前記引出電極11,12と対向させた状
態で第3図(b)に示す如く圧電素子1を取付基板10に
固着し、引出電極11,12に振動電圧を印加する。
従来の音叉型圧電素子を有する圧電共振子の一例は上記
のように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記第3図(a)に示したような圧電素子を
第3図(b)に示す如く、その対称中心線及びその近傍
部分を浮かした状態となるように取付基板10上に支持固
定した場合、圧電素子1の振動による曲げ応力、熱歪み
による応力、更にはチップを落とした場合の衝撃等によ
って、第3図(b)に示すようなクラック14を生じる場
合があり、これにより第2電極5と第4電極7とが断線
するという問題点があった。
このようなクラックは上記外側のスリット2b,2cを形成
したことにより、その底部に応力集中が生じるためであ
ると考えられる。
従って、本考案が目的とするところは、上記のような応
力集中の生じない構造の圧電共振子を提供して断線によ
る不都合を解消することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案が採用する主たる手段
は、その要旨とするところが、平面視略直角四角形状の
圧電基板に略平行の3本のスリットを形成し、中央のス
リットをその外側の等長のスリットより短かくし、上記
中央のスリットとその外側の一対のスリットにより挟ま
れた翼部を形成し、上記圧電基板の片面側に、中央のス
リットの両側縁に沿った第1電極と、この第1電極と間
隔を隔てて上記外側の両スリットの第1電極側の側縁に
沿って一対の第2電極を形成し、上記圧電基板の多面側
に上記第1,第2電極の両方に共通して対向する第3電極
を形成し、且つ、上記圧電基板の上記外側の両スリット
より更に外側の部分に上記各第2電極にそれぞれ接続さ
れた一対の第4電極を形成してなる圧電素子を取付基板
に導電性のある接着剤で固定するようにした圧電共振子
において、上記第1電極及び第4電極を取付基板側の電
極に接着する接着部の全部又は一部を、上記外側のスリ
ットの底部よりも圧電素子の基端部側に形成した点を要
旨とする圧電共振子である。
〔作用〕
上記のような構造では、クラックそのものが発生しにく
くなるが、仮にクラックが生じても、このクラックによ
って影響を受けない部分が取付基板に接続されているの
で、断線の恐れのない圧電共振子を提供することができ
た。
〔実施例〕
続いて、添付した第1図及び第2図を参照して、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに第1図は本考案の一実施例に係る圧電素子を
有する圧電共振子に関するもので、同図(a)は同圧電
素子の表面図、同図(b)は同図(a)に示した圧電素
子を取付基板に取り付けた状態を示す正面図,同図
(c)は同図(b)に示した圧電素子にクラックが発生
した場合の状態を示す正面図、第2図は第1図(a)に
示した圧電素子の接着部の変形例を示す圧電素子の表面
図である。
尚、第3図に示した従来の圧電共振子を構成する要素と
共通の要素に同一の符号を使用し、その説明を省略す
る。
また、以下の実施例は、本考案を具体化した一例に過ぎ
ず、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
第1図(a)に示した圧電素子20において第3図(a)
に示した圧電素子1と異なる点は、当該圧電素子20の圧
電基板20′上の第4電極7を取付基板21(第1図
(b))の引出電極12′に接続するための導電性接着剤
13′の取り付け位置、即ち電極の接合位置が異なり、こ
の接着剤13′が前記外側のスリット2b及び2cの底部を結
ぶ直線22よりも圧電素子20の基端部8側に少なくともそ
の一部が塗付されている点である。第1図(a)に示し
た接着剤13′は、上記直線22を挟んでその両側にわたっ
て塗付されている。
従って、この圧電素子20を第1図(b)に示すように前
記接着剤13′及び補助電極9の同じく上記直線22よりも
基端部8側の接着剤13を用いて接着した場合には、たと
え前記スリット2cの底部近傍において第1図(c)に示
すようにクラック14が発生しても、第2電極5と第4電
極7との接続は上記接着剤13′のクラック14よりも基端
部8側の部分によって維持されているので、何等問題を
生じない。
前記スリット2b及び2cの底部よりも基端部側にのみ導電
性接着剤13″を塗布した別の実施例が第2図に示されて
いる。この場合、外側のスリット2b及び2cよりも更に外
側の外翼部23,23は、この圧電素子の機能に寄与してい
ないので切り捨てても良いが、母基板から各圧電基板を
切り出す工程の簡略化を図るためには、第2図に示すよ
うに残しておいても差支えない。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、平面視略直角四角形状の圧
電基板に略平行の3本のスリットを形成し、中央のスリ
ットをその外側の等長のスリットより短かくし、上記中
央のスリットとその外側の一対のスリットにより挟まれ
た翼部を形成し、上記圧電基板の片面側に、中央のスリ
ットの両側縁に沿った第1電極と、この第1電極と間隔
を隔てて上記外側の両スリットの第1電極側の側縁に沿
って一対の第2電極を形成し、上記圧電基板の他面側に
上記第1,第2電極の両方に共通して対向する第3電極を
形成し、且つ、上記圧電基板の上記外側の両スリットよ
り更に外側の部分に上記各第2電極にそれぞれ接続され
た一対の第4電極を形成してなる圧電素子を取付基板に
導電性のある接着剤で固定するようにした圧電共振子に
おいて、上記第1電極及び第4電極を取付基板側の電極
に接着する接着部の全部又は一部を、上記外側のスリッ
トの底部よりも圧電素子の基端部側に形成したことを特
徴とする圧電共振子であるから、圧電共振子の振動や落
下による衝撃によって外側のスリットの底部近傍にクラ
ックが生じたとしても、これが電極間の断線に発展する
ことがなく、圧電素子の安定性に寄与することができた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る圧電素子を有する圧電
共振子に関するもので、同図(a)は同圧電素子の表面
図、同図(b)は同図(a)に示した圧電素子を取付基
板に取り付けた状態を示す正面図、同図(c)は同図
(b)に示した圧電素子にクラックが発生した場合の状
態を示す正面図、第2図は第1図(a)に示した圧電素
子の接着部の変形例を示す圧電素子の表面図、第3図は
従来の圧電共振子を示すもので、同図(a)は同圧電共
振子に用いることのできる圧電素子の表面図,同図
(b)は同図(a)に示した圧電素子を取付基板に取り
付けた状態を示す正面図である。 〔符号の説明〕 2a……中央のスリット 2b,2c……外側のスリット 3……翼部、4……第1電極 5……第2電極、6……第3電極 7……第4電極、8……基端部 9……補助電極、11……引出電極 12……引出電極 13,13′,13″……導電性接着剤(接着部) 14……クラック、20……圧電素子、20′……圧電基板 21……取付基板、22……直線 23……外翼部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視略直角四角形状の圧電基板に略平行
    の3本のスリットを形成し、中央のスリットをその外側
    の等長のスリットより短かくし、上記中央のスリットと
    その外側の一対のスリットにより挟まれた翼部を形成
    し、上記圧電基板の片面側に、中央のスリットの両側縁
    に沿った第1電極と、この第1電極と間隔を隔てて上記
    外側の両スリットの第1電極側の側縁に沿って一対の第
    2電極を形成し、上記圧電基板の他面側に上記第1,第2
    電極の両方に共通して対向する第3電極を形成し、且
    つ、上記圧電基板の上記外側の両スリットより更に外側
    の部分に上記各第2電極にそれぞれ接続された一対の第
    4電極を形成してなる圧電素子を取付基板に導電性のあ
    る接着剤で固定するようにした圧電共振子において、 上記第1電極及び第4電極を取付基板側の電極に接着す
    る接着部の全部又は一部を、上記外側のスリットの底部
    よりも圧電素子の基端部側に形成したことを特徴とする
    圧電共振子。
JP1988038927U 1988-03-23 1988-03-23 圧電共振子 Expired - Lifetime JPH0633706Y2 (ja)

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