JPH06336315A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH06336315A
JPH06336315A JP12224193A JP12224193A JPH06336315A JP H06336315 A JPH06336315 A JP H06336315A JP 12224193 A JP12224193 A JP 12224193A JP 12224193 A JP12224193 A JP 12224193A JP H06336315 A JPH06336315 A JP H06336315A
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Takao Katsurayama
貴生 葛山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体工場等、清浄度を必要とする場所で使用
する事ができるように、機構部からの発塵を極力押さ
え、かつ、機構部をコンパクトにする事を目的とする。 【構成】U字管を上下に組合せた管1を備え、この管1
の内部に流体2を密封し、流体2の開放面にそれぞれピ
ストン3と15を載せ、ピストン15には釣合い重り1
8を載せたバランス機構と、管1の直線部分に荷受け台
7を嵌合させ、この直線部分をガイドとして荷受け台7
を上下させるガイド機構とを有し、ピストン3には内部
磁石6を、また荷受け台7には外部磁石10を埋設し、
磁石6,10によって生ずる磁力によりバランス機能を
維持し、荷受け台7を上下させるリニアモータ19の駆
動力を低減させるとともに、機械的接触部分を減らして
発塵源を少なくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体生産工場等、清浄
度を必要とする場所で用いる昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降装置は図7(a)の正面図お
よび図7(b)の側面図に示すように、物をのせる荷受
け台42と、荷受け台42と結合したガイド43と、ガ
イド43の軌道であるガイドレール44と、荷受け台4
2とガイド43の重量と同等の重量の釣合い重り45
と、荷受け台42と釣合い重り45とを連結したチェー
ン46と、チェーン46を支持しているスプロケット4
7と、荷受け台42をガイドレール44に沿って移動さ
せる事が可能なリニアモータ48と、リニアモータ48
の位置制御を行うコントローラ49とを含んで構成され
る。
【0003】次に従来の装置の動作について説明する。
荷受け台42はチェーン46、スプロケット47、釣合
い重り45で構成されるバランス機構により、外部から
力がかからない限り静止している。そして、リニアモー
タ48の推力により荷受け台42は上下に移動する事が
できる。リニアモータ48は、バランス機構によって推
力が小さい物を用いる事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の昇降装
置は、バランス機構のチェーンとスプロケットで構成し
ている為、装置を動作するチェーンとスプロケットとの
接触部分から多くのごみが発生すると言う問題がある。
その為、半導体工場等、清浄度を必要とする場所では使
用できないという問題があった。特に、半導体工場等で
はダウンフローにより清浄度を保っている為、上部に発
塵の発生源がある場合は致命的であった。
【0005】また、公知の技術として全体をケーシング
する方法(特開昭61−192492)があるが高価で
あった。なぜならば、移動部が直線に移動する為、必ず
スリットが生じる。そのスリットから発塵しないよう
に、例えばスチールベルト等をスリットと微小間隔を開
けて配置する等の方法を用いている為、機構が複雑にな
っていた。また、ケーシング内部には多量に発塵する機
構がある為、メンテナンスの時にケーシングを開けると
発塵してしまうという問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の昇降装置は、U
字管を備え、このU字管の内部に流体を密封し、流体の
開放面にそれぞれピストンを載せ、一方のピストンには
釣合い重りを載せたバランス機構と、U字管の直線部分
に荷受け台を嵌合させ、この直線部分をガイドとして荷
受け台を上下させるガイド機構とを有し、ピストン及び
荷受け台にはそれぞれ磁石を埋設し、磁力を介してバラ
ンス機能を維持することによって荷受け台を上下させる
駆動力を低減させている。その結果、機械的接触部分が
少なくなり、発塵源を減らすことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の側面図である。図2
は図1のA−A断面部を示した図である。図3は図2の
B部を拡大した図である。
【0008】第1の実施例の昇降装置は、U字管を上下
2つ組み合わせた長円形状の管1と、管1の内部の略下
半を満たす流体2と、管1の一方の直線部の内部に位置
し、流体2の圧力を受ける事が可能で円柱形状をしたピ
ストン3と、ピストン3の外周部にはめ込まれ、管1の
内周部と接触して流体2を密閉する内部パッキン4,5
と、同じくピストン3の外周部に埋設固定された内部磁
石6と、ピストン3と共に移動可能で管1の外周部に嵌
合する荷受け台7と、静止状態で内部磁石6と対向した
位置にあり荷受け台7に埋設固定された外部磁石10
と、管1の一方の直線部の外周部とスライドベアリング
を介して接触し、荷受け台7に固定されたリニアガイド
11,12と、管1の他方の直線部の外周部とスライド
ベアリングを介して接触し、荷受け台7に固定されたリ
ニアガイド13,14と、管1の他方の直線部の内部に
位置し、流体2に圧力を加える事が可能で円柱形状をし
たピストン15と、ピストン15外周部にはめ込まれ、
管1の内周部と接触する内部パッキン16,17と、ピ
ストン15にのせられた釣合い重り18と、荷受け台7
と非接触でかつ、管1の直線部と平行に荷受け台7を移
動させる事か可能なリニアモータ19と、リニアモータ
の位置制御をするコントローラ20とを含んで構成され
る。なお、流体2は液体でも気体でもよい。
【0009】次に、バランス機能について説明する。
【0010】荷受け台7の荷重と、外部磁石10、リニ
アガイド11,12,13,14との重量は、外部磁石
10の磁力により内部磁石6に伝わる。内部磁石6はピ
ストン3に固定されている為、ピストン3は流体2に圧
力を加える。加えられた圧力は流体2を伝わり、他方の
直線部のピストン15を押し上げる。釣合い重り18は
ピストン15を押し上げる力と同等の重さの重りであ
る。この為、荷受け台7は外部から力がかからない限り
静止している。
【0011】次に、移動機能について説明する。
【0012】リニアモータ19の推力は非接触で荷受け
台7に伝わる。荷受け台7はリニアガイド11,12,
13,14により、管1の直線部に沿って移動する。荷
受け台7を任意の位置で停止させる場合は、リニアモー
タ19をコントローラ20で制御する。
【0013】以上のように、荷受け台7を移動させた
時、発塵する部分は管1の外周部と接触するリニアガイ
ド11,12,13,14である。しかし、各部分から
の発塵が微小である為、管1の外周部に低蒸発グリスな
どの潤骨剤を塗布すれば、クラス100程度のクリーン
度にする事が可能である。さらに、全体をケーシングす
る公知の手法を用いれば、クラス100以上のクリーン
度にする事は可能である。以上のように本実施例は、バ
ランス機能を有する為、リニアモータの出力を小さくす
ることが可能であり、かつ、バランス機構の一部をガイ
ド機構に用いている為、機構を簡素化できる。
【0014】次に、第2の実施例について説明する。図
4は本発明の第2の実施例の側面図である。図5は図4
のA−A断面部を示した図である。図6は図5のC部を
拡大した図である。なお、第2の実施例のバランス機構
は第1の実施例と全く同様の機構、機能の為、説明は省
略する。
【0015】第2の実施例の昇降装置は、内部が密封さ
れたU字管21と、U字管21の上部に開けられた穴2
2,23と、圧縮流体を作る事ができるコンプレッサ2
4と、コンプレッサ24の圧縮流体を穴22からU字管
21内部に導く事が可能で、かつ、U字管内部の圧縮流
体をスピードをコントロールしながら外部に排気する事
が可能な継手26と、ピストン27,28と、内部パッ
キン29,30,31,32と、内部磁石33と、荷受
け台34と、外部磁石37と、リニアガイド38,3
9,40,41と釣合い重り42と、コンプレッサ24
の圧力を制御するコントローラ43とを含んで構成され
る。
【0016】荷受け台34は第1実施例で説明したバラ
ンス機能の為、外部から力がかからない限り静止してい
る。この状態で穴22からコンプレッサ24の圧縮流体
をU字管21内部に入れれば荷受け台34は上昇する。
上昇スピードは継手25で排気スピードを調節する。ま
た、荷受け台34を下降させたい場合は、穴23からコ
ンプレッサ24の圧縮流体を入れ、継手26の排気スピ
ードを調節すれば良い。なお、コンプレッサは完全にケ
ーシングするか又は室外に設置することによって、発塵
源となることはない。
【0017】以上のように、2位置決め制御程度であれ
ば、高価なリニアモータを使う必要が無く、安価にクリ
ーン度クラス100程度の昇降装置が実現できる。ま
た、単に エアシリンダ、油圧シリンダを用いる昇降装
置に比べ、第2の実施例の昇降装置はバランス機能を有
している為、小さな圧力の圧縮流体を用いる事が可能で
ある。その為、安価なコンプレッサを用いる事が可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の昇降装置
はバランス機構からの発塵が非常に少ない為、半導体工
場等、清浄度を必要とする場所でケーシングなしで使用
する事が可能であるという効果がある。また、バランス
機構とガイド機構を一体化したので、機構を簡素化でき
るという効果もある。また、第2の実施例で示したよう
に、バランス機構、ガイド機構、移動機構を一体化する
事が可能となるので、機構簡素化に加えて安価にできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した側面図である。
【図2】図1のA−A断面部を示した図である。
【図3】図2のB部を拡大した図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示した側面図である。
【図5】図4のA−A断面部を示した図である。
【図6】図5のC部を拡大した図である。
【図7】従来の昇降装置を示す図で、同図(a)は正面
図,同図(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 管 2 流体 3 ピストン 4,5 内部パッキン 6 内部磁石 7 荷受け台 10 外部磁石 11,12,13,14 リニアガイド 15 ピストン 16,17 内部パッキン 18 釣合い重り 19 リニアモータ 20 コントローラ 21 U字管 22,23 穴 24 コンプレッサ 25,26 継手 27,28 ピストン 29,30,31,32 内部パッキン 33 内部磁石 34 荷受け台 37 外部磁石 38,39,40,41 リニアガイド 42 釣合い重り 43 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を載せる荷受け台を上下させるガイ
    ド機構および移動機構と、この移動機構の駆動力を低減
    させるためのバランス機構と、荷受け台の移動位置の制
    御を行う制御機構とを備えた昇降装置において、U字管
    内に流体を密封し、流体の両開放面にそれぞれピストン
    を載せ、一方のピストンには釣合い重りを載せたバラン
    ス機構と、U字管の直線部分に荷受け台を嵌合させ、こ
    の直線部分をガイドとして荷受け台を上下させるガイド
    機構とを有し、ピストン及び荷受け台にはそれぞれ磁石
    を埋設し、磁力を介してバランス機能を維持することを
    特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構の駆動力に圧縮流体を使用
    し、U字管の両端部にそれぞれこの圧縮流体の導入,排
    出およびスピードコントロールが可能な継手を接続し、
    この圧力によるピストンの動きを磁力を介して荷受け台
    に伝達するとともに移動機構はバランス機構を兼ねてい
    る請求項1記載の昇降装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639575A (en) * 1992-12-04 1997-06-17 Sony Corporation Non-aqueous liquid electrolyte secondary battery
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