JPH06336141A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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Publication number
JPH06336141A
JPH06336141A JP17995991A JP17995991A JPH06336141A JP H06336141 A JPH06336141 A JP H06336141A JP 17995991 A JP17995991 A JP 17995991A JP 17995991 A JP17995991 A JP 17995991A JP H06336141 A JPH06336141 A JP H06336141A
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JP
Japan
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handle
device body
pressing
lower case
mounting bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP17995991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hirai
芳明 平井
Masakazu Hasegawa
雅一 長谷川
Terunobu Chiba
照信 千葉
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルの操作性を高め、耐久性及び信頼性
を向上させると共に、製造コストの削減を図る。 【構成】 ロワーケース10には前後動自在なリリース
レバー16が配設され、ここにはハンドル11に設けら
れた突起部13を押圧する第1の押圧部17が形成され
る。ハンドル11の突起部13にはフックプレート19
を押圧する第2の押圧部18が形成される。また、ハン
ドル11に取付けられるスライドプレート14にはトー
ションスプリング15の一端部(移動端部)が取付けら
れる。トーションスプリング15の他端部(固定端部)
はロワーケース10側に取付けられる。このトーション
スプリング15はロワーケース10に近接するハンドル
11をロワーケース10側に押え付けるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両側に車載用音響機
器本体が着脱可能に取付けられ、この機器本体に回動可
能なハンドルが設けられた盗難防止装置に関するもので
あり、特に、ハンドルの回動を規制する手段に改良を加
えた盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用音響機器の高級化に伴っ
て、音響機器の盗難事故は増加傾向にあり、深刻な問題
となっている。そのため、様々な盗難防止対策が講じら
れているが、単純にして最も効果的な盗難防止対策は、
ユーザーが車両から離れる場合に機器本体を車両側から
取外して持運ぶという方法である。この方法を用いれ
ば、そもそも車内に機器本体が存在しないため、車両か
ら音響機器が盗まれることがない。しかし、車両側から
機器本体を取外したり、これを再度車両側に取付けたり
する作業は非常に面倒である。
【0003】そこで従来より、車両側に対する機器本体
の取外し・取付時の作業性の向上を図った盗難防止装置
が提案されている。ここで図11を参照して、盗難防止
装置の従来例を具体的に説明する。すなわち、車両側に
は所定の取付スペースを有する取付ブラケット9が設け
られ、ここに車載用音響機器本体1(1点鎖線にて示
す)が着脱可能に取付けられている。取付ブラケット9
の上側側縁部には係止部として係止穴9aが形成されて
いる。
【0004】また、前記機器本体1は前面及び側面を有
する略筐体状であり、この側面には支軸ピン7を回動軸
としてハンドル2が回動可能に設けられている。ハンド
ル2は未使用時には垂直状態となって機器本体1前面に
収納されており、使用時には図中矢印a方向に回動して
水平状態に立ち上げられる。更に、ハンドル2の基端部
には略L字型のフックプレート8が取付けられている。
このフックプレート8は先端部にフック部8aが形成さ
れる係合部材であり、ハンドル2が垂直状態にある時、
フック部8aが係止穴9aに係合することによって機器
本体1は取付ブラケット9に固定される。
【0005】以上のような構成を有する盗難防止装置に
おいて、機器本体1を取付ブラケット2から取り外す場
合は、まずハンドル2を垂直状態から図中矢印a方向に
回動して水平状態に立ち上げる。この時、ハンドル2と
共にフックプレート8は図中矢印b方向に回動し、フッ
ク部8aは係止穴9aから外れ、機器本体1の固定状態
が解除される。そして、ハンドル2を水平状態に保持し
たまま手前側に引出して、機器本体1を取付ブラケット
9から取外す。
【0006】この様に取付ブラケット9からの機器本体
1取外し作業は極めて容易であるため、車両から離れる
際にユーザーがこの取外し作業を面倒がることがない。
従って、機器本体1は確実に車両側から取外されて持運
ばれ、盗難を防止することができる。しかも、ハンドル
2を設けられているため、機器本体1の持運びも楽であ
る。
【0007】更に、車両側への機器本体1取付作業も極
めて容易である。すなわち、ハンドル2を水平状態にさ
せたまま機器本体1を取付ブラケット9に差込み、機器
本体1が取付ブラケット9の元の位置に収納された時点
でハンドル2を水平状態から垂直状態に回動させる。こ
れにより、ハンドル2と共にフックプレート8が回動し
て係止穴9aにフック部8aが係合し、機器本体1を取
付ブラケット11に固定することができる。
【0008】ところで、車両走行中の振動によってハン
ドル2が自由に回動すると、ユーザーが機器本体1を操
作し難くなるだけではなく、ハンドル2が機器本体1に
強く衝突すれば機器本体1を破損させる恐れもあった。
そこで図11に示した従来例には、ハンドル2の回動規
制を行うロック機構が設けられている。このロック機構
は機器本体1側に設けられたロックプレート4(太い実
線にて示す)と、ハンドル2基端部側に形成された係止
爪3とから構成される。
【0009】ロックプレート4は支軸ピン4aにより回
動可能に機器本体1に設けられており、その先端部に係
止爪3と噛合うロック部5が形成されている。係止爪3
とロック部5とが噛合うことによって、ハンドル2は垂
直状態に規制される。更に、ロックプレート4前面には
リリースボタン6が取付けられており、このリリースボ
タン6を押すことによってロックプレート4が図中矢印
c方向に回動し、係止爪3とロック部5との噛合いが外
れ、ハンドル2の回動規制が解除される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなハンドルのロック機構を備えた盗難防止装置にお
いては、次のような問題点が指摘されていた。すなわ
ち、機器本体1が取付ブラケット9側に取付けられてい
る状態で、リリースボタン6の押圧する操作を省いてい
きなりハンドル2を引き上げると、噛合っている係止爪
3とロック部5とが破損するという不具合が生じる。そ
のため、ハンドル2の回動規制を外す際には必ずリリー
スボタン6を押圧しなければならなかった。また、機器
本体1を取付ブラケット9に取付けてハンドル2を垂直
状態に戻す場合、ハンドル2を最後まで押しきらないと
係止爪3とロック部5とが噛合わず、ハンドル2の回動
規制を行うことができなかった。この様に従来技術にお
いては、機器本体の取外し時・取付時のハンドルの操作
性が悪かった。
【0011】更に、ハンドル2の回動に伴って係止爪3
とロック部5とが噛合ったり、外れたりするので、両部
材の消耗は激しく耐久性は低かった。しかも、係止爪3
やロック部5を製造する場合、高い精密さが要求され、
且つ組立作業も難しいため、製造コストが高騰した。
【0012】以上述べたように、機器本体の取外し時・
取付時のハンドル操作性が悪いため、ユーザーの使い勝
手は低かった。更に、ロック機構の耐久性が弱いため盗
難防止装置としての信頼性に乏しく、且つ製造コストが
高いため経済的に不利であった。本発明は以上のような
課題を解決するために提案されたものであり、その目的
は、ユーザーの使い易さが向上し、耐久性に優れ、且つ
安価である盗難防止装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、車両側に取付ブラケットが設けられ、
この取付ブラケットに係止部が形成されると共に車載用
音響機器本体が着脱自在に取付けられ、車載用音響機器
本体に回動可能なハンドルと前記係止部と係合する係合
部材とが設けられた盗難防止装置において、ハンドルに
設けられた突起部と、機器本体に対して前後動自在に配
設されるリリース部材と、リリース部材に形成され、ハ
ンドルの突起部を押圧する第1の押圧部と、リリース部
材または前記ハンドルの突起部に形成され、前記係合部
材を押圧する第2の押圧部と、ハンドルに取付けられ、
ハンドルと共に回動するスライドプレートと、機器本体
側に取付けられる固定端部と前記スライドプレート側に
取付けられてスライドプレートの回動と共に移動する移
動端部とを有し、機器本体に近接するハンドルを機器本
体側に押え付ける弾性部材と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の盗難防止装置は、前記ハン
ドルと前記リリース部材とを一体としたことを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】以上の構成を有する本発明において、取付ブラ
ケットに機器本体が取付けられている場合、係合部材と
係止部とが係合し合うことによって機器本体は取付ブラ
ケットに固定される。また、弾性部材は機器本体側とス
ライドプレート側とに取付けられているため、その弾性
力がスライドプレートを介してハンドルに働き、ハンド
ルを機器本体側に押え付ける。従って、機器本体側に押
え付けられた状態でハンドルの回動は規制され、走行す
る車両の振動等によって不用意に回動することがない。
【0016】取付ブラケットに機器本体が固定されてい
る状態から、リリース部材の押圧操作を行うと、第1の
押圧部がハンドルの突起部に押圧して、ハンドルは機器
本体側から多少回動して斜めになる。このハンドル動作
は一般にポップアップ動作と呼ばれるもので、この動作
をとることによりハンドルは把持され易くなる。また、
ポップアップ動作をとったハンドルが機器本体側から所
定の距離だけ離れれば、弾性部材の弾性力がハンドルに
及ばなくなり、ハンドルの回動規制は解除される。
【0017】更に、取付ブラケットから機器本体を取外
す場合、第2の押圧部が機器本体側の係合部材に押圧し
て、係合部材と係止部との係合を解除する。その後、ハ
ンドルと共に機器本体を手前側に引出して、機器本体を
取付ブラケットから取外すことができる。第2の押圧部
を係合部材に押圧させる際、第2の押圧部がリリース部
材に形成されているならば、前述のリリース部材の押圧
操作を継続するだけで良い。
【0018】一方、第2の押圧部がハンドルの突起部に
形成されていれ場合はハンドルを回動させる。このハン
ドルの回動操作を行う時、ハンドルにポップアップ動作
をとらせるリリース部材の押圧操作を省略して、弾性部
材によって機器本体側に押さえ付けられているハンドル
を直接回動させても、ハンドルが機器本体側から所定の
距離だけ離れれば、弾性部材の弾性力がハンドルに及ば
なくなり、ハンドルの回動規制は解除された状態とな
る。なお、本発明では弾性部材がハンドルの回動規制を
行っており、ハンドル自体に噛合う部材は設けられてい
ないため、機器本体側に押さえ付けられたハンドルをい
きなり回動させても、ハンドルが破損する恐れがない。
【0019】また、機器本体を取付ブラケットに取付け
てハンドルを機器本体側に戻す場合、ハンドルを回動さ
せて機器本体に近付けると、ハンドルに対して弾性部材
の弾性力がハンドルを機器本体側に押え付ける方向に働
くため、ハンドルが自動的に機器本体側に引き込まれ、
最後までハンドルを押しきる必要がない。
【0020】
【実施例】以上述べた本発明の盗難防止装置の実施例を
図1〜10に基づいて説明する。なお、従来例と同一部
材に関しては同一符号を付し説明は省略する。また、本
実施例では奥側(図中右側)を前側とし、手前側(図中
左側)を後側とする。図1は本実施例のロワーケース1
0に取付けられる各部材の分解斜視図、図2〜図4は本
実施例の側面図、図5〜図10はロワーケース10に各
部材が組付けられた状態での側面図である。
【0021】ロワーケース10は機器本体を収納するも
のであり、向い合う側面部10a,10aと底面部10
bとを備えている。側面部10a,10aの手前側の側
縁部には取付穴25,25が形成されている。また、図
1中右側の側面部10aの上側縁部には貫通穴23及び
係止部10cが形成されている。ロワーケース10が取
付ブラケット9に取付けられて固定される場合(図2に
示す)、前記貫通穴23は取付ブラケット9の係止穴9
aに対応する位置に設けられる。また、ロワーケース1
0の前面部にはエスカッション28が設けられており、
このエスカッション28には手前側に突出するリリース
ボタン27が配設されている。
【0022】ところで、ロワーケース10には正面形状
が略コの字型のハンドル11が取付けられる。このハン
ドル11は機器本体1側面に取付けられるアーム部11
a,11aと,アーム部11aを連結する把手部11b
から構成されている。アーム部11aの先端にはアーム
部11aの長手方向に沿って突出する突起部13が設け
られている。この突起部13の奥側側縁部には、後述す
るフックプレート19を押圧する第2の押圧部18が設
けられている。
【0023】更に、アーム部11aの先端部付近には取
付穴11cが,中央付近には取付穴11dが形成されて
いる。取付穴11cはロワーケース10の取付穴25に
合わされ、ここに回転軸である支軸ピン12が挿通され
る。これによりハンドル11がロワーケース10に回動
可能に取付けられる。ハンドル11は従来例のハンドル
2と同様、未使用時には垂直状態となってロワーケース
10側に収納され、使用時には水平状態に立ち上げられ
るようになっている。
【0024】また、ハンドル11における図1中右側の
アーム部11aの内側には、スライドプレート14が配
置される。スライドプレート14はアーム部11aと重
なり合う固定部と、係合部14bが先端に設けられた略
L字型のアーム部とからなる板状の部材であり、固定部
の上端及び下端には取付穴14a及び突起片14cが形
成されている。このうち、取付穴14aはハンドル11
の取付穴11cに合わされてここに前記支軸ピン12が
挿通され、一方、突起片14cはハンドル11の取付穴
11dに挿通される。この様にしてスライドプレート1
4はハンドル11側に取付けられ、ハンドル11と共に
回動する。
【0025】また図1に示すように、ロワーケース10
における図中右側の側面部10aの内側には、内方よ
り、リリースレバー16、トーションスプリング15及
びフックプレート19が順次配設されている。
【0026】まず、リリースレバー16について説明す
る。リリースレバー16は略T字型の板状部材であり、
T字の横棒の手前側端部に前記リリースボタン27(図
1では図示せず)が取付けられる。また、T字の横棒の
中央部と縦棒の下部には前後方向に延びるガイド穴16
a及び16bが形成されている。これらのガイド穴16
a及び16bには、側面部10aに固定されるガイドピ
ン20及び26が挿通され、ガイドピン20及び26の
先端部にEリング24が設置される。そのため、リリー
スレバー16はガイド穴16a及び16b内にガイドピ
ン20及び26が摺動する範囲でロワーケース10に対
して前後動可能となる。
【0027】更に、リリースレバー16のT字の横棒の
奥側には突起部16cが形成されている。この突起部1
6cにはスプリング22の奥側端部が掛けられている。
スプリング22の手前側端部は前記ロワーケース10の
係止部10c側に取付けられる。このスプリング22の
弾性力によりリースレバー16は常に手前側に付勢され
る。また、リリースレバー16のT字の横棒の手前側に
は、前記ハンドル11の突起部13を前方へ押圧する第
1の押圧部17が形成されている。更に、リリースレバ
ー16のT字の横棒の中央付近には、前記スライドプレ
ート14の係合部14bを前方へ押圧する第3の押圧部
29が形成されている。
【0028】続いて、トーションスプリング15につい
て述べる。このトーションスプリング15は垂直状態に
あるハンドル11を機器本体側に押え付ける弾性部材で
ある。トーションスプリング15の奥側端部が前記ガイ
ドピン20に掛けられて炉わーケース10側に取付けら
れる固定端部となり、手前側端部がスライドプレート1
4の係合部14bに取付けられて係合部14bと共に移
動する移動端部となる。また、トーションスプリング1
5の弾性力はスライドプレート14の係合部14bを介
してハンドル11への押圧力として働く。図5〜10に
示すように、この押圧力の働く方向fは、トーションス
プリング15の移動端部つまりスライドプレート14の
係合部14bの上下動に伴って変化する。その際、押圧
方向fがハンドル11の回動軸である支軸ピン12より
上方にある場合は、押圧力はハンドル11を押え付ける
ように働き、押圧方向fが支軸ピン12より下方にある
場合、押圧力はハンドル11を跳ね上げるように働く。
【0029】最後にフックプレート19について説明す
る。フックプレート19は取付ブラケット9の係止穴9
aに係合して、ロワーケース10を取付ブラケット9側
に固定する部材であり、奥側端部には取付穴19aが、
中央部には上方に突出する係合片19bが、手前側端部
には外方に突出する突出片19cが、各々形成されてい
る。
【0030】このうち、取付穴19aには前記ガイドピ
ン20が挿通されており、フックプレート19はガイド
ピン20を回動軸として回動可能となる。更に、ガイド
ピン20にはスプリング21が設置されており、このス
プリング21の奥側端部はロワーケース10の側面部1
0aに固定され、手前側端部はフックプレート19の下
側縁部に固定される。このスプリング21の弾性力によ
り、フックプレート19は常に上方に回動するように付
勢される。
【0031】また、係合片19bはロワーケース10に
形成された貫通穴23を通過して取付ブラケット9の係
止穴9aに係合するようになっている。更に、突出片1
9cはハンドル11の突起部13に設けられた第2の押
圧部18により下方へ押圧される。この時、フックプレ
ート19は下方へ回動し、係合片19bと係止穴9aと
の係合は外れる。
【0032】進んで、取付ブラケット9に対するロワー
ケース10の着脱動作について説明する。まず、図2に
示すように、取付ブラケット9にロワーケース10が取
付けられてハンドル11が垂直状態となっている場合、
フックプレート19の係合片19bと係止穴9aとが係
合しており、ロワーケース10は取付ブラケット9に固
定される。
【0033】また、ハンドル11が垂直状態である時、
スライドプレート14の係合部14bは支軸ピン12よ
り上方に位置し、トーションスプリング15からの押圧
方向fは支軸ピン12より上方にあるため、トーション
スプリング15はハンドル11をロワーケース10側に
押え付ける(図5)。その結果、ハンドル11は垂直状
態でロワーケース10側に回動が規制され、走行する車
両の振動等によって不用意にハンドル11が回動するこ
とがない。
【0034】取付ブラケット9にロワーケース10が固
定されている状態から、ロワーケース10を取り外す場
合、まず図2及び図3に示すように、リリースボタン2
7の押圧操作を行う。この時、図6に示すように、リリ
ースレバー16の突起部16cが前進してスプリング2
2が延び、ガイド穴16a及び16b内にガイドピン2
0及び26が摺動しつつリリースレバー16が前進す
る。リリースレバー16が前進すると、まず、第3の押
圧部29がスライドプレート14の係合部14bを押圧
し、続いて第1の押圧部17がハンドル11の突起部1
3を押圧する。これによりハンドル11及びスライドプ
レート14は支軸ピン12を中心に図中時計回転方向に
回動する。
【0035】このハンドル11の回動動作により、突起
部13に設けられた第2の押圧部18がフックプレート
19の突出片19cに当接する。この時点でのトーショ
ンスプリング15からの押圧方向fは、図5に示した状
態よりも下方に移動するものの支軸ピン12より上方に
あり、トーションスプリング15の押圧力はハンドル1
1をロワーケース10側に引き戻そうとする。
【0036】ところで、リリースレバー16によるハン
ドル11またはスライドプレート14への押圧ポイント
は、係合部14bから近い突起部13に移行している。
つまり、ハンドル11のホップアップ動作初期にはハン
ドル11の回動軸(支軸ピン12)から遠いポイント
(係合部14b)を押圧し、ハンドル11が多少傾いた
時点で回動軸(支軸ピン12)近いポイント(突起部1
3)を押圧している。これにより、リリースレバー16
及びリリースボタン27のプッシュ力は軽減させること
ができる。
【0037】リリースレバー16の前進によりハンドル
11及びスライドプレート14の回動動作が進み、図7
に示すようにトーションスプリング15からの押圧方向
fがハンドル11の支軸ピン12の中心上を通る時、ト
ーションスプリング15は最も撓む。この時点がトーシ
ョンスプリング15の押圧力を受けるハンドル11の動
作の境界点となる。また、ハンドル11の回動動作に伴
って突起部13に設けられた第2の押圧部18がフック
プレート19の突出片19cを下方へ押し始める。
【0038】更にリリースレバー16が前進し、図8に
示すようにガイド穴16a及び16bの手前側端部にガ
イドピン20及び26が当接すると、ハンドル11の回
動角度は所定の角度(本実施例では約30度)に達し、
トーションスプリング15からの押圧方向fがハンドル
11の支軸ピン12より下方になる。そのため、トーシ
ョンスプリング15の押圧力はハンドル11を跳ね上げ
ようとする働きに変わり、ハンドル11自体がトーショ
ンスプリング15により自動的に跳ね上がる。このトー
ションスプリング15によるハンドル11の回動動作に
伴って、突起部13に設けられた第2の押圧部18がフ
ックプレート19の突出片19cを下方へ押圧する。そ
のため、フックプレート19は下方へ回動し、係合片1
9bが取付ブラケット9の係止穴9aから外れる。
【0039】そして、図9に示すように、トーションス
プリング15はハンドル11を水平状態に押し上げる。
この時、フックプレート19を上方に回動させるスプリ
ング21の弾性力よりも、ハンドル11を水平状態に跳
ね上げるトーションスプリング15の弾性力の方が強い
ため、第2の押圧部18がフックプレート19の下方へ
押圧する。そのため、フックプレート19の係合片19
bは取付ブラケット9の係止穴9aから外れ、ロワーケ
ース10の貫通穴23内に引き込まれる。
【0040】最終的には図10に示すように、ハンドル
11は水平状態になり、トーションスプリング15が最
も延びた状態となる。この時トーションスプリング15
のハンドル11に及ぼす押圧力は0となる。また、フッ
クプレート19の係合片19bは貫通穴23より下方に
位置し、ロワーケース10内に収納される。そして、図
4に示すように、ハンドル11を把持して手前側に引出
し、ロワーケース10ごと機器本体を取付ブラケットか
ら取外すことができる。
【0041】なお、ハンドル11を跳ね上げるようにト
ーションスプリング15の押圧力が働き始めると、ハン
ドル11の回動動作はリリースレバー16の前進動作に
規制されることがなくなる。そのため、図9,図10で
はリリースレバー16は前進動作が完了した位置に示さ
れているが、リリースレバー16への押圧力を解除すれ
ば、スプリング22の弾性力によって、リリースレバー
16は元の後退位置に復帰する。
【0042】ところで、ハンドル11の回動操作を行う
時、ハンドル11にポップアップ動作をとらせるリリー
スボタン27の押圧操作を省略して、ハンドル11を直
接回動させても、回動するハンドル11が前記境界点を
越えれば、トーションスプレング15によってハンドル
11は跳ね上げられることになり、垂直状態への回動規
制からは解放される。しかも、本実施例ではハンドル1
1自体に噛合う部材は設けられていないため、垂直状態
のハンドル11をいきなり回動させても、ハンドル11
が破損する心配がない。
【0043】一方、水平状態のハンドル11を把持しつ
つ取付ブラケット9をロワーケース10に取付けた後、
ハンドル11を垂直状態に戻せば、突起部13に設けら
れた第2の押圧部18がフックプレート19の突出片1
9cから離れる。そのため、フックプレート19はスプ
リング21の弾性力により上方に回動し、係合片19b
がロワーケース10の貫通穴23を通過して取付ブラケ
ット9の係止穴9aに係合する。
【0044】また、ハンドル11を垂直状態に戻した状
態でロワーケース10を取付ブラケット9に取付けるこ
ともできる。この場合、フックプレート19の係合片1
9bはロワーケース10の貫通穴23より突出した状態
となるが、フックプレート19にはスプリング21が設
置されているため、取付ブラケット9に取付けられる際
は下方に回動し、係合穴9aの下方に係合片19bが位
置した時点でスプリング21の弾性力により、両者は係
合する。
【0045】更に、ハンドル11を垂直状態に倒す場
合、ハンドル11が所定の角度を越えて垂直状態に近付
くと、ハンドル11に対してトーションスプリング15
の弾性力がハンドル11をロワーケース10側に押え付
ける方向に働くため、ハンドル11は自動的にロワーケ
ース10側に引き込まれ、最後までハンドル11を押し
きる必要がない。
【0046】以上述べたように、本実施例においては、
ハンドル11のみを水平状態に回動させることができ、
またリリースレバー16によるハンドル11のポップア
ップ動作も可能であり、更にハンドル11が垂直状態に
近付けば自動的に垂直状態に戻る。この様にロワーケー
ス10の取外し時・取付時のハンドル11の操作性が良
好であり、ユーザーの使い勝手が高い。更にハンドル1
1の回動規制部材にスプリングを使用しているため、エ
スカッション27面とハンドル11面とを最小限のクリ
アランスで当接させることができ、デザイン的にも優れ
ており、且つ耐久性及び信頼性が高い。しかも、スプリ
ングを主要部材であるため、部材単価、型代などが安価
であり、組立作業性も容易であり、コスト面でも有利で
ある。
【0047】更に本発明の盗難防止装置は、上記の実施
例に限定されるものではなく、リリースレバー側に第2
の押圧部を形成したり、ハンドルとリリース部材とを一
体としたり、あるいはハンドルとスライドプレートとを
一体としたりする実施例をも含むものである。なお、各
部材の形状及び寸法等は適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の盗難防止装
置によれば、機器本体側とスライドプレート側とに取付
けられた弾性部材が、機器本体に近接するハンドルを機
器本体側に押え付けることができるため、機器本体側に
押さえ付けられたハンドルをいきなり回動させてもハン
ドルが破損する恐れがなく、しかも回動するハンドルを
機器本体に近付ければ、ハンドルが自動的に機器本体側
に引き込まれるため、ハンドルの操作性が向上してユー
ザーの使い易さが良くなり、スプリングが使用されてい
るため、耐久性に優れ且つ製造コストが安価となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止装置の一実施例の要部分解斜
視図。
【図2】本実施例のハンドルを立ち上げる動作を示す側
面図。
【図3】本実施例のリリースボタンを押圧する動作を示
す側面図。
【図4】本実施例の機器本体を引出す動作を示す側面
図。
【図5】本実施例の要部側面図。
【図6】本実施例においてハンドルが垂直状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図7】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図8】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図9】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図10】本実施例においてハンドルが水平状態にある
時の各部材の位置を示す要部側面図。
【図11】従来の盗難防止装置の要部側面図。
【符号の説明】
10 ロワーケース 11 ハンドル 12 支軸ピン 13 突起部 14 スライドプレート 15 トーションスプリング 16 リリースレバー 17 第1の押圧部 18 第2の押圧部 19 フックプレート 20 支軸ピン 21 スプリング 22 スプリング 23 貫通穴 24 Eリング 25 取付穴 26 ガイドピン 27 リリースボタン 28 エスカッション 29 第3の押圧部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 盗難防止装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両側に車載用音響機
器本体が着脱可能に取付けられ、この機器本体に回動可
能なハンドルが設けられた盗難防止装置に関するもので
あり、特に、ハンドルの回動を規制する手段に改良を加
えた盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用音響機器の高級化に伴っ
て、音響機器の盗難事故は増加傾向にあり、深刻な問題
となっている。そのため、様々な盗難防止対策が講じら
れているが、単純にして最も効果的な盗難防止対策は、
ユーザーが車両から離れる場合に機器本体を車両側から
取外して持運ぶという方法である。この方法を用いれ
ば、そもそも車内に機器本体が存在しないため、車両か
ら音響機器が盗まれることがない。しかし、車両側から
機器本体を取外したり、これを再度車両側に取付けたり
する作業は非常に面倒である。
【0003】そこで従来より、車両側に対する機器本体
の取外し・取付時の作業性の向上を図った盗難防止装置
が提案されている。ここで図11を参照して、盗難防止
装置の従来例を具体的に説明する。すなわち、車両側に
は所定の取付スペースを有する取付ブラケット9が設け
られ、ここに車載用音響機器本体1(1点鎖線にて示
す)が着脱可能に取付けられている。取付ブラケット9
の上側側縁部には係止部として係止穴9aが形成されて
いる。
【0004】また、前記機器本体1は前面及び側面を有
する略筐体状であり、この側面には支軸ピン7を回動軸
としてハンドル2が回動可能に設けられている。ハンド
ル2は未使用時には垂直状態となって機器本体1前面に
収納されており、使用時には図中矢印a方向に回動して
水平状態に立ち上げられる。更に、ハンドル2の基端部
には略L字型のフックプレート8が取付けられている。
このフックプレート8は先端部にフック部8aが形成さ
れる係合部材であり、ハンドル2が垂直状態にある時、
フック部8aが係止穴9aに係合することによって機器
本体1は取付ブラケット9に固定される。
【0005】以上のような構成を有する盗難防止装置に
おいて、機器本体1を取付ブラケット2から取り外す場
合は、まずハンドル2を垂直状態から図中矢印a方向に
回動して水平状態に立ち上げる。この時、ハンドル2と
共にフックプレート8は図中矢印b方向に回動し、フッ
ク部8aは係止穴9aから外れ、機器本体1の固定状態
が解除される。そして、ハンドル2を水平状態に保持し
たまま手前側に引出して、機器本体1を取付ブラケット
9から取外す。
【0006】この様に取付ブラケット9からの機器本体
1取外し作業は極めて容易であるため、車両から離れる
際にユーザーがこの取外し作業を面倒がることがない。
従って、機器本体1は確実に車両側から取外されて持運
ばれ、盗難を防止することができる。しかも、ハンドル
2を設けられているため、機器本体1の持運びも楽であ
る。
【0007】更に、車両側への機器本体1取付作業も極
めて容易である。すなわち、ハンドル2を水平状態にさ
せたまま機器本体1を取付ブラケット9に差込み、機器
本体1が取付ブラケット9の元の位置に収納された時点
でハンドル2を水平状態から垂直状態に回動させる。こ
れにより、ハンドル2と共にフックプレート8が回動し
て係止穴9aにフック部8aが係合し、機器本体1を取
付ブラケット9に固定することができる。
【0008】ところで、車両走行中の振動によってハン
ドル2が自由に回動すると、ユーザーが機器本体1を操
作し難くなるだけではなく、ハンドル2が機器本体1に
強く衝突すれば機器本体1を破損させる恐れもあった。
そこで図11に示した従来例には、ハンドル2の回動規
制を行うロック機構が設けられている。このロック機構
は機器本体1側に設けられたロックプレート4(太い実
線にて示す)と、ハンドル2基端部側に形成された係止
爪3とから構成される。
【0009】ロックプレート4は支軸ピン4aにより回
動可能に機器本体1に設けられており、その先端部に係
止爪3と噛合うロック部5が形成されている。係止爪3
とロック部5とが噛合うことによって、ハンドル2は垂
直状態に規制される。更に、ロックプレート4前面には
リリースボタン6が取付けられており、このリリースボ
タン6を押すことによってロックプレート4が図中矢印
c方向に回動し、係止爪3とロック部5との噛合いが外
れ、ハンドル2の回動規制が解除される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなハンドルのロック機構を備えた盗難防止装置にお
いては、次のような問題点が指摘されていた。すなわ
ち、機器本体1が取付ブラケット9側に取付けられてい
る状態で、リリースボタン6の押圧する操作を省いてい
きなりハンドル2を引き上げると、噛合っている係止爪
3とロック部5とが破損するという不具合が生じる。そ
のため、ハンドル2の回動規制を外す際には必ずリリー
スボタン6を押圧しなければならなかった。また、機器
本体1を取付ブラケット9に取付けてハンドル2を垂直
状態に戻す場合、ハンドル2を最後まで押しきらないと
係止爪3とロック部5とが噛合わず、ハンドル2の回動
規制を行うことができなかった。この様に従来技術にお
いては、機器本体の取外し時・取付時のハンドルの操作
性が悪かった。
【0011】更に、ハンドル2の回動に伴って係止爪3
とロック部5とが噛合ったり、外れたりするので、両部
材の消耗は激しく耐久性は低かった。しかも、係止爪3
やロック部5を製造する場合、高い精密さが要求され、
且つ組立作業も難しいため、製造コストが高騰した。
【0012】以上述べたように、機器本体の取外し時・
取付時のハンドル操作性が悪いため、ユーザーの使い勝
手は低かった。更に、ロック機構の耐久性が弱いため盗
難防止装置としての信頼性に乏しく、且つ製造コストが
高いため経済的に不利であった。本発明は以上のような
課題を解決するために提案されたものであり、その目的
は、ユーザーの使い易さが向上し、耐久性に優れ、且つ
安価である盗難防止装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、車両側に取付ブラケットが設けられ、
この取付ブラケットに係止部が形成されると共に車載用
音響機器本体が着脱自在に取付けられ、車載用音響機器
本体に回動可能なハンドルと前記係止部と係合する係合
部材とが設けられた盗難防止装置において、ハンドルに
設けられた突起部と、機器本体に対して前後動自在に配
設されるリリース部材と、リリース部材に形成され、ハ
ンドルの突起部を押圧する第1の押圧部と、リリース部
材または前記ハンドルの突起部に形成され、前記係合部
材を押圧する第2の押圧部と、ハンドルに取付けられ、
ハンドルと共に回動するスライドプレートと、機器本体
側に取付けられる固定端部と前記スライドプレート側に
取付けられてスライドプレートの回動と共に移動する移
動端部とを有し、機器本体に近接するハンドルを機器本
体側に押え付ける弾性部材と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の盗難防止装置は、前記ハン
ドルと前記リリース部材とを一体としたことを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】以上の構成を有する本発明において、取付ブラ
ケットに機器本体が取付けられている場合、係合部材と
係止部とが係合し合うことによって機器本体は取付ブラ
ケットに固定される。また、弾性部材は機器本体側とス
ライドプレート側とに取付けられているため、その弾性
力がスライドプレートを介してハンドルに働き、ハンド
ルを機器本体側に押え付ける。従って、機器本体側に押
え付けられた状態でハンドルの回動は規制され、走行す
る車両の振動等によって不用意に回動することがない。
【0016】取付ブラケットに機器本体が固定されてい
る状態から、リリース部材の押圧操作を行うと、第1の
押圧部がハンドルの突起部に押圧して、ハンドルは機器
本体側から多少回動して斜めになる。このハンドル動作
は一般にポップアップ動作と呼ばれるもので、この動作
をとることによりハンドルは把持され易くなる。また、
ポップアップ動作をとったハンドルが機器本体側から所
定の距離だけ離れれば、弾性部材の弾性力がハンドルに
及ばなくなり、ハンドルの回動規制は解除される。
【0017】更に、取付ブラケットから機器本体を取外
す場合、第2の押圧部が機器本体側の係合部材に押圧し
て、係合部材と係止部との係合を解除する。その後、ハ
ンドルと共に機器本体を手前側に引出して、機器本体を
取付ブラケットから取外すことができる。第2の押圧部
を係合部材に押圧させる際、第2の押圧部がリリース部
材に形成されているならば、前述のリリース部材の押圧
操作を継続するだけで良い。
【0018】一方、第2の押圧部がハンドルの突起部に
形成されている場合はハンドルを回動させる。このハン
ドルの回動操作を行う時、ハンドルにポップアップ動作
をとらせるリリース部材の押圧操作を省略して、弾性部
材によって機器本体側に押さえ付けられているハンドル
を直接回動させても、ハンドルが機器本体側から所定の
距離だけ離れれば、弾性部材の弾性力がハンドルに及ば
なくなり、ハンドルの回動規制は解除された状態とな
る。なお、本発明では弾性部材がハンドルの回動規制を
行っており、ハンドル自体に噛合う部材は設けられてい
ないため、機器本体側に押さえ付けられたハンドルをい
きなり回動させても、機構が破損する恐れがない。
【0019】また、機器本体を取付ブラケットに取付け
てハンドルを機器本体側に戻す場合、ハンドルを回動さ
せて機器本体に近付けると、ハンドルに対して弾性部材
の弾性力がハンドルを機器本体側に押え付ける方向に働
くため、ハンドルが自動的に機器本体側に引き込まれ、
最後までハンドルを押しきる必要がない。
【0020】
【実施例】以上述べた本発明の盗難防止装置の実施例を
図1〜10に基づいて説明する。なお、従来例と同一部
材に関しては同一符号を付し説明は省略する。図1は本
実施例のロワーケース10に取付けられる各部材の分解
斜視図、図2〜図4は本実施例の側面図、図5〜図10
はロワーケース10に各部材が組付けられた状態での側
面図である。
【0021】ロワーケース10は機器本体を収納するも
のであり、向い合う側面部10a,10aと底面部10
bとを備えている。側面部10a,10aの手前側の側
縁部には取付穴25,25が形成されている。また、図
1中右側の側面部10aの上側縁部には貫通穴23及び
係止部10cが形成されている。ロワーケース10が取
付ブラケット9に取付けられて固定される場合(図2に
示す)、前記貫通穴23は取付ブラケット9の係止穴9
aに対応する位置に設けられる。また、ロワーケース1
0の前面部にはエスカッション28が設けられており、
このエスカッション28には手前側に突出するリリース
ボタン27がリリースレバー16に圧入されて配設され
ている。
【0022】ところで、ロワーケース10には正面形状
が略コの字型のハンドル11が取付けられる。このハン
ドル11は機器本体1側面に取付けられるアーム部11
a,11aと,アーム部11aを連結する把手部11b
から構成されている。アーム部11aの先端にはアーム
部11aの長手方向に沿って突出する突起部13が設け
られている。この突起部13の奥側側縁部には、後述す
るフックプレート19を押圧する第2の押圧部18が設
けられている。
【0023】更に、アーム部11aの先端部付近には取
付穴11cが,中央付近には取付穴11dが形成されて
いる。取付穴11cはロワーケース10の取付穴25に
合わされ、ここに回転軸である支軸ピン12が挿通され
る。これによりハンドル11がロワーケース10に回動
可能に取付けられる。ハンドル11は従来例のハンドル
2と同様、未使用時には垂直状態となってロワーケース
10側に収納され、使用時には水平状態に立ち上げられ
るようになっている。
【0024】また、ハンドル11における図1中右側の
アーム部11aの内側には、スライドプレート14が配
置される。スライドプレート14はアーム部11aと重
なり合う固定部と、係合部14bが先端に設けられた略
L字型のアーム部とからなる板状の部材であり、固定部
の上端及び下端には取付穴14a及び突起片14cが形
成されている。このうち、取付穴14aはハンドル11
の取付穴11cに合わされてここに前記支軸ピン12が
挿通され、一方、突起片14cはハンドル11の取付穴
11dに挿通される。この様にしてスライドプレート1
4はハンドル11側に取付けられ、ハンドル11と共に
回動する。
【0025】また図1に示すように、ロワーケース10
における図中右側の側面部10aの内側には、内方よ
り、リリースレバー16、トーションスプリング15及
びフックプレート19が順次配設されている。
【0026】まず、リリースレバー16について説明す
る。リリースレバー16は略T字型の板状部材であり、
T字の横棒の手前側端部に前記リリースボタン27(図
1では図示せず)が取付けられる。また、T字の横棒の
中央部と縦棒の下部には前後方向に延びるガイド穴16
a及び16bが形成されている。これらのガイド穴16
a及び16bには、側面部10aに固定されるガイドピ
ン20及び26が挿通され、ガイドピン20及び26の
先端部にEリング24が設置される。そのため、リリー
スレバー16はガイド穴16a及び16b内にガイドピ
ン20及び26が摺動する範囲でロワーケース10に対
して前後動可能となる。
【0027】更に、リリースレバー16のT字の横棒の
奥側には突起部16cが形成されている。この突起部1
6cにはスプリング22の奥側端部が掛けられている。
スプリング22の手前側端部は前記ロワーケース10の
係止部10c側に取付けられる。このスプリング22の
弾性力によりリースレバー16は常に手前側に付勢され
る。また、リリースレバー16のT字の横棒の手前側に
は、前記ハンドル11の突起部13を前方へ押圧する第
1の押圧部17が形成されている。更に、リリースレバ
ー16のT字の横棒の中央付近には、前記スライドプレ
ート14の係合部14bを前方へ押圧する第3の押圧部
29が形成されている。
【0028】続いて、トーションスプリング15につい
て述べる。このトーションスプリング15は垂直状態に
あるハンドル11を機器本体側に押え付ける弾性部材で
ある。トーションスプリング15の奥側端部が前記ガイ
ドピン20に掛けられてロワーケース10側に取付けら
れる固定端部となり、手前側端部がスライドプレート1
4の係合部14bに取付けられて係合部14bと共に移
動する移動端部となる。また、トーションスプリング1
5の弾性力はスライドプレート14の係合部14bを介
してハンドル11への押圧力として働く。図5〜10に
示すように、この押圧力の働く方向fは、トーションス
プリング15の移動端部つまりスライドプレート14の
係合部14bの上下動に伴って変化する。その際、押圧
方向fがハンドル11の回動軸である支軸ピン12より
上方にある場合は、押圧力はハンドル11を押え付ける
ように働き、押圧方向fが支軸ピン12より下方にある
場合、押圧力はハンドル11を跳ね上げるように働く。
【0029】最後にフックプレート19について説明す
る。フックプレート19は取付ブラケット9の係止穴9
aに係合して、ロワーケース10を取付ブラケット9側
に固定する部材であり、奥側端部には取付穴19aが、
中央部には上方に突出する係合片19bが、手前側端部
には外方に突出する突出片19cが、各々形成されてい
る。
【0030】このうち、取付穴19aには前記ガイドピ
ン20が挿通されており、フックプレート19はガイド
ピン20を回動軸として回動可能となる。更に、ガイド
ピン20にはスプリング21が設置されており、このス
プリング21の奥側端部はロワーケース10の側面部1
0aに固定され、手前側端部はフックプレート19の下
側縁部に固定される。このスプリング21の弾性力によ
り、フックプレート19は常に上方に回動するように付
勢される。
【0031】また、係合片19bはロワーケース10に
形成された貫通穴23を通過して取付ブラケット9の係
止穴9aに係合するようになっている。更に、突出片1
9cはハンドル11の突起部13に設けられた第2の押
圧部18により下方へ押圧される。この時、フックプレ
ート19は下方へ回動し、係合片19bと係止穴9aと
の係合は外れる。
【0032】進んで、取付ブラケット9に対するロワー
ケース10の着脱動作について説明する。まず、図2に
示すように、取付ブラケット9にロワーケース10が取
付けられてハンドル11が垂直状態となっている場合、
フックプレート19の係合片19bと係止穴9aとが係
合しており、ロワーケース10は取付ブラケット9に固
定される。
【0033】また、ハンドル11が垂直状態である時、
スライドプレート14の係合部14bは支軸ピン12よ
り上方に位置し、トーションスプリング15からの押圧
方向fは支軸ピン12より上方にあるため、トーション
スプリング15はハンドル11をロワーケース10側に
押え付ける(図5)。その結果、ハンドル11は垂直状
態でロワーケース10側に回動が規制され、走行する車
両の振動等によって不用意にハンドル11が回動するこ
とがない。
【0034】取付ブラケット9にロワーケース10が固
定されている状態から、ロワーケース10を取り外す場
合、まず図2及び図3に示すように、リリースボタン2
7の押圧操作を行う。この時、図6に示すように、リリ
ースレバー16の突起部16cが前進してスプリング2
2が延び、ガイド穴16a及び16b内にガイドピン2
0及び26が摺動しつつリリースレバー16が前進す
る。リリースレバー16が前進すると、まず、第3の押
圧部29がスライドプレート14の係合部14bを押圧
し、続いて第1の押圧部17がハンドル11の突起部1
3を押圧する。これによりハンドル11及びスライドプ
レート14は支軸ピン12を中心に図中時計回転方向に
回動する。
【0035】このハンドル11の回動動作により、突起
部13に設けられた第2の押圧部18がフックプレート
19の突出片19cに当接する。この時点でのトーショ
ンスプリング15からの押圧方向fは、図5に示した状
態よりも下方に移動するものの支軸ピン12より上方に
あり、トーションスプリング15の押圧力はハンドル1
1をロワーケース10側に引き戻そうとする。
【0036】ところで、リリースレバー16によるハン
ドル11またはスライドプレート14への押圧ポイント
は、係合部14bから近い突起部13に移行している。
つまり、ハンドル11のホップアップ動作初期にはハン
ドル11の回動軸(支軸ピン12)から遠いポイント
(係合部14b)を押圧し、ハンドル11が多少傾いた
時点で回動軸(支軸ピン12)に近いポイント(突起部
13)を押圧している。これにより、リリースレバー1
6及びリリースボタン27のプッシュ力は軽減させるこ
とができる。
【0037】リリースレバー16の前進によりハンドル
11及びスライドプレート14の回動動作が進み、図7
に示すようにトーションスプリング15からの押圧方向
fがハンドル11の支軸ピン12の中心上を通る時、ト
ーションスプリング15は最も撓む。この時点がトーシ
ョンスプリング15の押圧力を受けるハンドル11の動
作の境界点となる。また、ハンドル11の回動動作に伴
って突起部13に設けられた第2の押圧部18がフック
プレート19の突出片19cを下方へ押し始める。
【0038】更にリリースレバー16が前進し、図8に
示すようにガイド穴16a及び16bの手前側端部にガ
イドピン20及び26が当接すると、ハンドル11の回
動角度は所定の角度(本実施例では約30度)に達し、
トーションスプリング15からの押圧方向fがハンドル
11の支軸ピン12より下方になる。そのため、トーシ
ョンスプリング15の押圧力はハンドル11を跳ね上げ
ようとする働きに変わり、ハンドル11自体がトーショ
ンスプリング15により自動的に跳ね上がる。このトー
ションスプリング15によるハンドル11の回動動作に
伴って、突起部13に設けられた第2の押圧部18がフ
ックプレート19の突出片19cを下方へ押圧する。そ
のため、フックプレート19は下方へ回動し、係合片1
9bが取付ブラケット9の係止穴9aから外れる。
【0039】そして、図9に示すように、トーションス
プリング15はハンドル11を水平状態に押し上げる。
この時、フックプレート19を上方に回動させるスプリ
ング21の弾性力よりも、ハンドル11を水平状態に跳
ね上げるトーションスプリング15の弾性力の方が強い
ため、第2の押圧部18がフックプレート19の下方へ
押圧する。そのため、フックプレート19の係合片19
bは取付ブラケット9の係止穴9aから外れ、ロワーケ
ース10の貫通穴23内に引き込まれる。
【0040】最終的には図10に示すように、ハンドル
11は水平状態になり、トーションスプリング15が最
も延びた状態となる。この時トーションスプリング15
のハンドル11に及ぼす押圧力は0となる。また、フッ
クプレート19の係合片19bは貫通穴23より下方に
位置し、ロワーケース10内に収納される。そして、図
4に示すように、ハンドル11を把持して手前側に引出
し、ロワーケース10ごと機器本体を取付ブラケットか
ら取外すことができる。
【0041】なお、ハンドル11を跳ね上げるようにト
ーションスプリング15の押圧力が働き始めると、ハン
ドル11の回動動作はリリースレバー16の前進動作に
規制されることがなくなる。そのため、図9,図10で
はリリースレバー16は前進動作が完了した位置に示さ
れているが、リリースレバー16への押圧力を解除すれ
ば、スプリング22の弾性力によって、リリースレバー
16は元の後退位置に復帰する。
【0042】ところで、ハンドル11の回動操作を行う
時、ハンドル11にポップアップ動作をとらせるリリー
スボタン27の押圧操作を省略して、ハンドル11を直
接回動させても、回動するハンドル11が前記境界点を
越えれば、トーションスプリング15によってハンドル
11は跳ね上げられることになり、垂直状態への回動規
制からは解放される。しかも、本実施例ではハンドル1
1自体に噛合う部材は設けられていないため、垂直状態
のハンドル11をいきなり回動させても、ハンドル11
が破損する心配がない。
【0043】一方、水平状態のハンドル11を把持しつ
つ取付ブラケット9をロワーケース10に取付けた後、
ハンドル11を垂直状態に戻せば、突起部13に設けら
れた第2の押圧部18がフックプレート19の突出片1
9cから離れる。そのため、フックプレート19はスプ
リング21の弾性力により上方に回動し、係合片19b
がロワーケース10の貫通穴23を通過して取付ブラケ
ット9の係止穴9aに係合する。
【0044】また、ハンドル11を垂直状態に戻した状
態でロワーケース10を取付ブラケット9に取付けるこ
ともできる。この場合、フックプレート19の係合片1
9bはロワーケース10の貫通穴23より突出した状態
となるが、フックプレート19にはスプリング21が設
置されているため、取付ブラケット9に取付けられる際
は下方に回動し、係合穴9aの下方に係合片19bが位
置した時点でスプリング21の弾性力により、両者は係
合する。
【0045】更に、ハンドル11を垂直状態に倒す場
合、ハンドル11が所定の角度を越えて垂直状態に近付
くと、ハンドル11に対してトーションスプリング15
の弾性力がハンドル11をロワーケース10側に押え付
ける方向に働くため、ハンドル11は自動的にロワーケ
ース10側に引き込まれ、最後までハンドル11を押し
きる必要がない。
【0046】以上述べたように、本実施例においては、
ハンドル11のみを水平状態に回動させることができ、
またリリースレバー16によるハンドル11のポップア
ップ動作も可能であり、更にハンドル11が垂直状態に
近付けば自動的に垂直状態に戻る。この様にロワーケー
ス10の取外し時・取付時のハンドル11の操作性が良
好であり、ユーザーの使い勝手が高い。更にハンドル1
1の回動規制部材にスプリングを使用しているため、エ
スカッション28面とハンドル11面とを最小限のクリ
アランスで当接させることができ、デザイン的にも優れ
ており、且つ耐久性及び信頼性が高い。しかも、スプリ
ングを主要部材であるため、部材単価、型代などが安価
であり、組立作業性も容易であり、コスト面でも有利で
ある。
【0047】更に本発明の盗難防止装置は、上記の実施
例に限定されるものではなく、リリースレバー側に第2
の押圧部を形成したり、ハンドルとリリース部材とを一
体としたり、あるいはハンドルとスライドプレートとを
一体としたりする実施例をも含むものである。なお、各
部材の形状及び寸法等は適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の盗難防止装
置によれば、機器本体側とスライドプレート側とに取付
けられた弾性部材が、機器本体に近接するハンドルを機
器本体側に押え付けることができるため、機器本体側に
押さえ付けられたハンドルをいきなり回動させてもハン
ドルが破損する恐れがなく、しかも回動するハンドルを
機器本体に近付ければ、ハンドルが自動的に機器本体側
に引き込まれるため、ハンドルの操作性が向上してユー
ザーの使い易さが良くなり、スプリングが使用されてい
るため、耐久性に優れ且つ製造コストが安価となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止装置の一実施例の要部分解斜
視図。
【図2】本実施例のハンドルを立ち上げる動作を示す側
面図。
【図3】本実施例のリリースボタンを押圧する動作を示
す側面図。
【図4】本実施例の機器本体を引出す動作を示す側面
図。
【図5】本実施例の要部側面図。
【図6】本実施例においてハンドルが垂直状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図7】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図8】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図9】本実施例においてハンドルが回動状態にある時
の各部材の位置を示す要部側面図。
【図10】本実施例においてハンドルが水平状態にある
時の各部材の位置を示す要部側面図。
【図11】従来の盗難防止装置の要部側面図。
【符号の説明】 10 ロワーケース 11 ハンドル 12 支軸ピン 13 突起部 14 スライドプレート 15 トーションスプリング 16 リリースレバー 17 第1の押圧部 18 第2の押圧部 19 フックプレート 20 支軸ピン 21 スプリング 22 スプリング 23 貫通穴 24 Eリング 25 取付穴 26 ガイドピン 27 リリースボタン 28 エスカッション 29 第3の押圧部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側に取付ブラケットが設けられ、こ
    の取付ブラケットに係止部が形成されると共に車載用音
    響機器本体が着脱可能に取付けられ、車載用音響機器本
    体に回動可能なハンドルと、前記係止部と係合する係合
    部材とが設けられており、前記係止部と前記係合部材と
    の係合を解除し、前記車載用音響機器本体を取付ブラケ
    ットから取外すことにより、機器本体の盗難を防止する
    盗難防止装置において、 前記ハンドルに設けられた突起部と、 前記機器本体に対して前後動自在に配設されるリリース
    部材と、 前記リリース部材に形成され、前記ハンドルの突起部を
    押圧する第1の押圧部と、 前記リリース部材または前記ハンドルの突起部に形成さ
    れ、前記係合部材を押圧する第2の押圧部と、 前記ハンドルに取付けられ、ハンドルと共に回動するス
    ライドプレートと、 前記機器本体側に取付けられる固定端部と前記スライド
    プレート側に取付けられてスライドプレートの回動と共
    に移動する移動端部とを有し、前記機器本体に近接する
    ハンドルを機器本体側に押え付ける弾性部材と、を備え
    たことを特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 上記ハンドルとリリース部材とを一体と
    したことを特徴とする特徴とする請求項1記載の盗難防
    止装置。
JP17995991A 1991-07-19 1991-07-19 盗難防止装置 Pending JPH06336141A (ja)

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JP17995991A JPH06336141A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 盗難防止装置

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Family Applications (1)

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JP (1) JPH06336141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6952341B2 (en) 2002-07-16 2005-10-04 Fujitsu Limited Module mounting/removing mechanism and disk array

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6952341B2 (en) 2002-07-16 2005-10-04 Fujitsu Limited Module mounting/removing mechanism and disk array

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