JPH06336128A - 電気鉄道の架線着霜対策用半導体素子の保護回路 - Google Patents
電気鉄道の架線着霜対策用半導体素子の保護回路Info
- Publication number
- JPH06336128A JPH06336128A JP12858493A JP12858493A JPH06336128A JP H06336128 A JPH06336128 A JP H06336128A JP 12858493 A JP12858493 A JP 12858493A JP 12858493 A JP12858493 A JP 12858493A JP H06336128 A JPH06336128 A JP H06336128A
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- JP
- Japan
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- feeder
- stringing
- diode
- thyristor
- electric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交流電力を直流電力に変換する順電力変換器
の出力をき電線１、き電分岐線および架線３を介して、
該架線３下を走行する電気車に供給する電気鉄道の給電
装置において、架線３の着霜対策用の半導体素子を簡単
な回路構成により保護する。 【構成】 所定間隔で並設した複数の逆導通サイリスタ
１１のカソードをき電線１に接続し、該逆導通サイリス
タ１１のアノードを架線３に接続し、該逆導通サイリス
タ１１のゲートとアノード間にツェナーダイオード１２
を各々接続する。ダイオード部に雷サージ等の過電圧が
逆方向に印加された場合、ツェナーダイオード１２を介
してゲート電流が流れてサイリスタ部が導通し、ダイオ
ード部が保護される。
の出力をき電線１、き電分岐線および架線３を介して、
該架線３下を走行する電気車に供給する電気鉄道の給電
装置において、架線３の着霜対策用の半導体素子を簡単
な回路構成により保護する。 【構成】 所定間隔で並設した複数の逆導通サイリスタ
１１のカソードをき電線１に接続し、該逆導通サイリス
タ１１のアノードを架線３に接続し、該逆導通サイリス
タ１１のゲートとアノード間にツェナーダイオード１２
を各々接続する。ダイオード部に雷サージ等の過電圧が
逆方向に印加された場合、ツェナーダイオード１２を介
してゲート電流が流れてサイリスタ部が導通し、ダイオ
ード部が保護される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気鉄道の架線着霜対策
装置に係り、特に架線着霜対策用半導体素子（ストッパ
ダイオード）の保護回路に関する。
装置に係り、特に架線着霜対策用半導体素子（ストッパ
ダイオード）の保護回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に電気鉄道の架線着霜対策は図２の
ようなシステムにより架線に電流を流して行っている。
図２において１はき電線、２はき電分岐線、３は架線、
４はレール、５は電気車である。き電線１と架線３の間
には図示極性の着霜対策用のストッパダイオード６…が
複数個並列に接続されている。
ようなシステムにより架線に電流を流して行っている。
図２において１はき電線、２はき電分岐線、３は架線、
４はレール、５は電気車である。き電線１と架線３の間
には図示極性の着霜対策用のストッパダイオード６…が
複数個並列に接続されている。
【０００３】７は図示しない交流電源から導かれる交流
電力を整流するシリコン整流器であり、その正側出力端
は切替スイッチ８の端子ａ1に接続され、負側出力端は
切替スイッチ８の端子ａ2に接続されている。切替スイ
ッチ８の端子ｂ1は架線３に、ｂ2は抵抗９を介してき電
線１に、ｃ1はき電線１に、ｃ2はレール４に各々接続さ
れている。
電力を整流するシリコン整流器であり、その正側出力端
は切替スイッチ８の端子ａ1に接続され、負側出力端は
切替スイッチ８の端子ａ2に接続されている。切替スイ
ッチ８の端子ｂ1は架線３に、ｂ2は抵抗９を介してき電
線１に、ｃ1はき電線１に、ｃ2はレール４に各々接続さ
れている。
【０００４】上記のように構成された装置において通常
運転時は、切替スイッチ８の可動片が図示のように端子
ｃ1，ｃ2側に接触されており、シリコン整流器７の直流
出力電力はスイッチ８、き電線１、き電分岐線２および
架線３を介して電気車５に供給される。
運転時は、切替スイッチ８の可動片が図示のように端子
ｃ1，ｃ2側に接触されており、シリコン整流器７の直流
出力電力はスイッチ８、き電線１、き電分岐線２および
架線３を介して電気車５に供給される。
【０００５】また、秋期〜冬期にかけて夜間、架線３に
霜が着くと電気車５のパンタグラフ５ａと架線３の間に
霜がついて集電が困難となる。そこで列車の走行しない
時間帯に、図３のように切替スイッチ８を端子ｂ1，ｂ2
側に切り換えてシリコン整流器７から図示矢印の経路で
電流を流し、架線３を暖めて霜を溶かすようにしてい
る。
霜が着くと電気車５のパンタグラフ５ａと架線３の間に
霜がついて集電が困難となる。そこで列車の走行しない
時間帯に、図３のように切替スイッチ８を端子ｂ1，ｂ2
側に切り換えてシリコン整流器７から図示矢印の経路で
電流を流し、架線３を暖めて霜を溶かすようにしてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の回
路ではき電線１と架線３の間にストッパダイオード６…
を入れているが、このダイオードは通常順方向の電圧の
み印加されているので、保護回路を設けていない。これ
は屋外に設けることから耐候性の面で保護回路を入れに
くいためである。
路ではき電線１と架線３の間にストッパダイオード６…
を入れているが、このダイオードは通常順方向の電圧の
み印加されているので、保護回路を設けていない。これ
は屋外に設けることから耐候性の面で保護回路を入れに
くいためである。
【０００７】しかし保護回路を設けていないことから、
雷サージ等の過電圧が逆方向に印加されるとストッパダ
イオード６…が破壊される恐れがある。
雷サージ等の過電圧が逆方向に印加されるとストッパダ
イオード６…が破壊される恐れがある。
【０００８】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、簡単な構成により保護が行える電気鉄道の
架線着霜対策用半導体素子の保護回路を提供することに
ある。
その目的は、簡単な構成により保護が行える電気鉄道の
架線着霜対策用半導体素子の保護回路を提供することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電力を直
流電力に変換する順電力変換器の出力をき電線、き電分
岐線および架線を介して、該架線下を走行する電気車に
供給する電気鉄道の架線着霜対策装置において、所定間
隔で並設した複数の逆導通サイリスタのカソードを前記
き電線に接続し、前記複数の逆導通サイリスタのアノー
ドを前記架線に接続し、前記複数の逆導通サイリスタの
ゲートとアノードの間にツェナーダイオードを各々接続
したことを特徴としている。
流電力に変換する順電力変換器の出力をき電線、き電分
岐線および架線を介して、該架線下を走行する電気車に
供給する電気鉄道の架線着霜対策装置において、所定間
隔で並設した複数の逆導通サイリスタのカソードを前記
き電線に接続し、前記複数の逆導通サイリスタのアノー
ドを前記架線に接続し、前記複数の逆導通サイリスタの
ゲートとアノードの間にツェナーダイオードを各々接続
したことを特徴としている。
【００１０】
【作用】通常き電線、架線間には、逆導通サイリスタの
ダイオード部に対して順方向（すなわちサイリスタ部に
対して逆方向）となる電圧が印加されている。このため
サイリスタ部はターンオフ状態にある。
ダイオード部に対して順方向（すなわちサイリスタ部に
対して逆方向）となる電圧が印加されている。このため
サイリスタ部はターンオフ状態にある。
【００１１】ここで雷サージ等の過電圧が逆導通サイリ
スタのダイオード部に逆方向に印加されると、ツェナー
ダイオードを介してゲート電流が流れ、該逆導通サイリ
スタが点弧する。このためダイオード部は過電圧から保
護される。
スタのダイオード部に逆方向に印加されると、ツェナー
ダイオードを介してゲート電流が流れ、該逆導通サイリ
スタが点弧する。このためダイオード部は過電圧から保
護される。
【００１２】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例を
説明する。本発明では前記図２、図３のように構成され
る電気鉄道の給電回路において、着霜対策用のストッパ
ダイード６…の替わりに逆導通サイリスタとツェナーダ
イオードを用いる。すなわち図１に示すように逆導通サ
イリスタ１１のカソードをき電線１に、アノードを架線
３に各々接続し、ゲート、アノード間に図示極性のツェ
ナーダイオード１２を接続するものである。
説明する。本発明では前記図２、図３のように構成され
る電気鉄道の給電回路において、着霜対策用のストッパ
ダイード６…の替わりに逆導通サイリスタとツェナーダ
イオードを用いる。すなわち図１に示すように逆導通サ
イリスタ１１のカソードをき電線１に、アノードを架線
３に各々接続し、ゲート、アノード間に図示極性のツェ
ナーダイオード１２を接続するものである。
【００１３】尚このように接続した逆導通サイリスタ１
１およびツェナーダイオード１２をき電線１および架線
３間に複数個並列接続するものであり、その他の給電回
路については図２、図３と同様に構成するものである。
１およびツェナーダイオード１２をき電線１および架線
３間に複数個並列接続するものであり、その他の給電回
路については図２、図３と同様に構成するものである。
【００１４】いま雷サージ等の過電圧が逆導通サイリス
タ１１のダイオード部に逆方向に印加されると、ツェナ
ーダイオード１２を介してゲート電流が流れ、該逆導通
サイリスタ１１が点弧する。このためダイオード部は過
電圧から保護される。
タ１１のダイオード部に逆方向に印加されると、ツェナ
ーダイオード１２を介してゲート電流が流れ、該逆導通
サイリスタ１１が点弧する。このためダイオード部は過
電圧から保護される。
【００１５】また逆導通サイリスタ１１のダイオード部
には通常順方向電圧が印加されているので、前記サージ
電圧がなくなれば逆導通サイリスタ１１はオフとなる。
このように複雑な回路を増設することなく逆導通サイリ
スタのダイオード部を保護することができる。
には通常順方向電圧が印加されているので、前記サージ
電圧がなくなれば逆導通サイリスタ１１はオフとなる。
このように複雑な回路を増設することなく逆導通サイリ
スタのダイオード部を保護することができる。
【００１６】尚前記実施例では逆導通サイリスタ１１を
用いていたが、これに限らず例えばダイオード、サイリ
スタ、ツェナーダイオードで構成しても良い。すなわ
ち、並列接続される複数のダイオードの各アノードをき
電線１に接続し、該複数のダイオードの各カソードを架
線３に接続し、該複数のダイオードにサイリスタを各々
逆並列接続し、該複数のサイリスタの各ゲートとアノー
ドの間にツェナーダイオードを各々接続しても良い。
用いていたが、これに限らず例えばダイオード、サイリ
スタ、ツェナーダイオードで構成しても良い。すなわ
ち、並列接続される複数のダイオードの各アノードをき
電線１に接続し、該複数のダイオードの各カソードを架
線３に接続し、該複数のダイオードにサイリスタを各々
逆並列接続し、該複数のサイリスタの各ゲートとアノー
ドの間にツェナーダイオードを各々接続しても良い。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定間隔
で並設した複数の逆導通サイリスタのカソードを電気鉄
道の給電回路のき電線に接続し、該逆導通サイリスタの
アノードを架線に接続し、該複数の逆導通サイリスタの
ゲートとアノードの間にツェナーダイオードを各々接続
したので、極めて簡単な回路構成により着霜対策用の半
導体素子を確実に保護することができる。
で並設した複数の逆導通サイリスタのカソードを電気鉄
道の給電回路のき電線に接続し、該逆導通サイリスタの
アノードを架線に接続し、該複数の逆導通サイリスタの
ゲートとアノードの間にツェナーダイオードを各々接続
したので、極めて簡単な回路構成により着霜対策用の半
導体素子を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す回路図。
【図２】従来の着霜対策を施した電気鉄道の給電装置の
一例を示す回路図。
一例を示す回路図。
【図３】従来の電気鉄道における溶霜動作を説明する回
路図。
路図。
１…き電線 ２…き電分岐線 ３…架線 ４…レール ５…電気車 ６…ストッパダイオード ７…シリコン整流器 １１…逆導通サイリスタ １２…ツェナーダイオード
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電力を直流電力に変換する順電力変
換器の出力をき電線、き電分岐線および架線を介して、
該架線下を走行する電気車に供給する電気鉄道の架線着
霜対策装置において、 所定間隔で並設した複数の逆導通サイリスタのカソード
を前記き電線に接続し、前記複数の逆導通サイリスタの
アノードを前記架線に接続し、前記複数の逆導通サイリ
スタのゲートとアノードの間にツェナーダイオードを各
々接続したことを特徴とする電気鉄道の架線着霜対策用
半導体素子の保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12858493A JPH06336128A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 電気鉄道の架線着霜対策用半導体素子の保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12858493A JPH06336128A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 電気鉄道の架線着霜対策用半導体素子の保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336128A true JPH06336128A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14988373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12858493A Pending JPH06336128A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 電気鉄道の架線着霜対策用半導体素子の保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06336128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102638020A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-15 | 株洲变流技术国家工程研究中心有限公司 | 一种高速电气化铁路接触网直流融冰装置及其系统 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12858493A patent/JPH06336128A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102638020A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-15 | 株洲变流技术国家工程研究中心有限公司 | 一种高速电气化铁路接触网直流融冰装置及其系统 |
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