JPH06336103A - 空気入り安全タイヤ付き車輪 - Google Patents
空気入り安全タイヤ付き車輪Info
- Publication number
- JPH06336103A JPH06336103A JP5127188A JP12718893A JPH06336103A JP H06336103 A JPH06336103 A JP H06336103A JP 5127188 A JP5127188 A JP 5127188A JP 12718893 A JP12718893 A JP 12718893A JP H06336103 A JPH06336103 A JP H06336103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- tire
- wheel
- diameter side
- tubeless tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量を実質的に大きくすることなく、燃費性
と運動性能ともに優れた安全タイヤ付き車輪を提供す
る。 【構成】 ホイールＷにチューブレスタイヤＴを装着
し、該タイヤＴの内側にチューブＢを挿入すると共に、
該チューブＢの外径側にベルト補強層３を配置してチュ
ーブＢ外径側と前記チューブレスタイヤＴのクラウン部
１内壁との間に空間部４を形成し、該チューブＢの内圧
Ｐ2 を前記空間部４の内圧Ｐ1 以上にする（Ｐ2 ≧
Ｐ1 ）。
と運動性能ともに優れた安全タイヤ付き車輪を提供す
る。 【構成】 ホイールＷにチューブレスタイヤＴを装着
し、該タイヤＴの内側にチューブＢを挿入すると共に、
該チューブＢの外径側にベルト補強層３を配置してチュ
ーブＢ外径側と前記チューブレスタイヤＴのクラウン部
１内壁との間に空間部４を形成し、該チューブＢの内圧
Ｐ2 を前記空間部４の内圧Ｐ1 以上にする（Ｐ2 ≧
Ｐ1 ）。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤがパンクしても
継続走行を可能にする空気入り安全タイヤ付き車輪に関
する。
継続走行を可能にする空気入り安全タイヤ付き車輪に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤがパンクしても近
くの修理所（ガソリンスタンド等）までの一定距離を継
続走行できる（以下、ランフラット走行と称する）よう
にした安全タイヤ付き車輪として、タイヤ内側に合成樹
脂等の中子を挿入して二重構造にしたものが提案されて
いる。しかしながら、この安全タイヤ付き車輪は、中子
が車輪重量を増大するため、通常の空気入りタイヤに比
べて燃費性が悪いと共に、運動性能も悪いという欠点が
あった。
くの修理所（ガソリンスタンド等）までの一定距離を継
続走行できる（以下、ランフラット走行と称する）よう
にした安全タイヤ付き車輪として、タイヤ内側に合成樹
脂等の中子を挿入して二重構造にしたものが提案されて
いる。しかしながら、この安全タイヤ付き車輪は、中子
が車輪重量を増大するため、通常の空気入りタイヤに比
べて燃費性が悪いと共に、運動性能も悪いという欠点が
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重量
を実質的に大きくすることなく、燃費性と運動性能とが
ともに優れた空気入り安全タイヤ付き車輪を提供するこ
とにある。
を実質的に大きくすることなく、燃費性と運動性能とが
ともに優れた空気入り安全タイヤ付き車輪を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の安全タイヤは、ホイールにチューブレスタイ
ヤを装着すると共に該チューブレスタイヤの内側にチュ
ーブを挿入し、該チューブの外径側にベルト補強層を配
置すると共に、そのチューブ外径側と前記チューブレス
タイヤのクラウン部内壁との間に空間部を形成し、該チ
ューブの内圧を前記空間部の内圧以上にしたことを特徴
とするものである。
る本発明の安全タイヤは、ホイールにチューブレスタイ
ヤを装着すると共に該チューブレスタイヤの内側にチュ
ーブを挿入し、該チューブの外径側にベルト補強層を配
置すると共に、そのチューブ外径側と前記チューブレス
タイヤのクラウン部内壁との間に空間部を形成し、該チ
ューブの内圧を前記空間部の内圧以上にしたことを特徴
とするものである。
【０００５】このようにチューブレスタイヤの内側にチ
ューブを挿入し、チューブ外径側とチューブレスタイヤ
内径側との間を十分に離間させると共に、そのチューブ
の内圧をタイヤ本体（空間部分）の内圧以上にしたこと
により、パンクしても前記チューブの内圧によってラン
フラット走行が可能になる。また、チューブは、従来の
中子に比べて重量を増大させることがないので、安全タ
イヤ付き車輪の燃費性や運動性能を通常のタイヤ並みに
することができる。
ューブを挿入し、チューブ外径側とチューブレスタイヤ
内径側との間を十分に離間させると共に、そのチューブ
の内圧をタイヤ本体（空間部分）の内圧以上にしたこと
により、パンクしても前記チューブの内圧によってラン
フラット走行が可能になる。また、チューブは、従来の
中子に比べて重量を増大させることがないので、安全タ
イヤ付き車輪の燃費性や運動性能を通常のタイヤ並みに
することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図１は、本発明の実施例を示す安全タイ
ヤ付き車輪の断面図である。車輪は、ホイールＷにチュ
ーブレスタイヤＴを取付け、その内側にチューブＢを挿
入して構成されている。チューブＢの外径側には、その
周方向に沿って２枚のベルト補強層３が環状に埋設され
ている。２枚のベルト補強層３は、その補強コードが層
間で互いに交差するように積層するのがよい。このチュ
ーブＢの外径側とチューブレスタイヤＴのクラウン部１
の内壁との間には、大きな空間部４が形成されている。
また、チューブＢの左右両側部は、チューブレスタイヤ
Ｔのビード部２の内面に密着するようにしてある。ま
た、チューブＢの内圧Ｐ2 は、空間部４の内圧Ｐ1 と同
等又はそれ以上にしてある（Ｐ2 ≧Ｐ1 ）。
的に説明する。図１は、本発明の実施例を示す安全タイ
ヤ付き車輪の断面図である。車輪は、ホイールＷにチュ
ーブレスタイヤＴを取付け、その内側にチューブＢを挿
入して構成されている。チューブＢの外径側には、その
周方向に沿って２枚のベルト補強層３が環状に埋設され
ている。２枚のベルト補強層３は、その補強コードが層
間で互いに交差するように積層するのがよい。このチュ
ーブＢの外径側とチューブレスタイヤＴのクラウン部１
の内壁との間には、大きな空間部４が形成されている。
また、チューブＢの左右両側部は、チューブレスタイヤ
Ｔのビード部２の内面に密着するようにしてある。ま
た、チューブＢの内圧Ｐ2 は、空間部４の内圧Ｐ1 と同
等又はそれ以上にしてある（Ｐ2 ≧Ｐ1 ）。
【０００７】本発明の安全タイヤ付き車輪は上記構成で
あるため、タイヤ本体であるチューヤレスタイヤＴがパ
ンク等をしても、内圧Ｐ2 のチューブＢによって形状が
保たれ、良好なランフラット走行をすることができる。
また、チューブＢは、その両側部をチューブレスタイヤ
Ｔのビード部２の内面に密着させているため、ランフラ
ット走行時におけるタイヤＴのビード落ち現象を防止す
ることができる。
あるため、タイヤ本体であるチューヤレスタイヤＴがパ
ンク等をしても、内圧Ｐ2 のチューブＢによって形状が
保たれ、良好なランフラット走行をすることができる。
また、チューブＢは、その両側部をチューブレスタイヤ
Ｔのビード部２の内面に密着させているため、ランフラ
ット走行時におけるタイヤＴのビード落ち現象を防止す
ることができる。
【０００８】本発明において、チューブレスタイヤの種
類は特に限定されず、ラジアルタイヤであってもバイア
スタイヤであってもよいが、好ましくはラジアルタイヤ
を使用するのがよい。チューブ外径側に設けるベルト補
強層は、チューブに内圧を負荷したとき、その外径とチ
ューブレスタイヤのクラウン部内壁との間に十分な空間
部を保持させる役目を担っていると共に、タイヤパンク
時にタイヤを貫通した釘等からチューブを保護する役目
を担っている。
類は特に限定されず、ラジアルタイヤであってもバイア
スタイヤであってもよいが、好ましくはラジアルタイヤ
を使用するのがよい。チューブ外径側に設けるベルト補
強層は、チューブに内圧を負荷したとき、その外径とチ
ューブレスタイヤのクラウン部内壁との間に十分な空間
部を保持させる役目を担っていると共に、タイヤパンク
時にタイヤを貫通した釘等からチューブを保護する役目
を担っている。
【０００９】このベルト補強層の構造としては、補強コ
ードをコートゴムで被覆したベルト層が好ましいが、強
靭なプラスチックシート等を用いてもよい。ベルト補強
層を補強コードから構成する場合のコードとしては、ナ
イロン，ポリエステル，アラミド等の有機繊維コード又
はスチールコード等を使用することができる。ベルト補
強層は単層でもよいし、複層でもよい。
ードをコートゴムで被覆したベルト層が好ましいが、強
靭なプラスチックシート等を用いてもよい。ベルト補強
層を補強コードから構成する場合のコードとしては、ナ
イロン，ポリエステル，アラミド等の有機繊維コード又
はスチールコード等を使用することができる。ベルト補
強層は単層でもよいし、複層でもよい。
【００１０】また、ベルト補強層の配置は、チューブＢ
の外径側であれば、実施例のように内部に埋設されてい
ても、或いは外周側に貼り付けられていてもよい。チュ
ーブＢの断面高さｈは、空間部の形成のため、タイヤＴ
のクラウン部１内壁の断面高さＨよりも小さくするが
（ｈ＜Ｈ）、好ましくは、ｈ≦Ｈ／２にするのがよい。
チューブＢの断面高さｈをクラウン部内壁の断面高さＨ
の１／２以下にすることにより、タイヤパンク時のチュ
ーブＢの耐損傷性をより一層向上することが可能にな
る。
の外径側であれば、実施例のように内部に埋設されてい
ても、或いは外周側に貼り付けられていてもよい。チュ
ーブＢの断面高さｈは、空間部の形成のため、タイヤＴ
のクラウン部１内壁の断面高さＨよりも小さくするが
（ｈ＜Ｈ）、好ましくは、ｈ≦Ｈ／２にするのがよい。
チューブＢの断面高さｈをクラウン部内壁の断面高さＨ
の１／２以下にすることにより、タイヤパンク時のチュ
ーブＢの耐損傷性をより一層向上することが可能にな
る。
【００１１】チューブレスタイヤＴ及びチューブＢに対
する内圧Ｐ1 ，Ｐ2 は、前者にはホイールＷに設けたバ
ルブＶ1 を介し、また、後者にはチューブＢに取り付け
てホイールＷの外側に露出させたバルブ（図示していな
い）を介してそれぞれ独立に充填することができる。或
いは、チューブＢの外径部等に空間部４に連通する調圧
弁を設け、チューブＢに内圧Ｐ2 を充填することによ
り、自動的にチューブレスタイヤＴに所定の内圧Ｐ1 を
充填することも可能である。
する内圧Ｐ1 ，Ｐ2 は、前者にはホイールＷに設けたバ
ルブＶ1 を介し、また、後者にはチューブＢに取り付け
てホイールＷの外側に露出させたバルブ（図示していな
い）を介してそれぞれ独立に充填することができる。或
いは、チューブＢの外径部等に空間部４に連通する調圧
弁を設け、チューブＢに内圧Ｐ2 を充填することによ
り、自動的にチューブレスタイヤＴに所定の内圧Ｐ1 を
充填することも可能である。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、ホイールに装着したチ
ューブレスタイヤ内部にチューブを挿入し、そのチュー
ブレスタイヤがタイヤクラウン部内壁との間に十分な空
間部を形成するように内圧を充填したので、タイヤがパ
ンク等しても内側のチューブによってタイヤを支持すこ
とができるため、ランフラット走行を可能にする。しか
も、チューブを内設するだけであるので、重量を実質的
に増大させることがなく、燃費性や運動性能を通常の空
気入りタイヤ並みにすることができる。
ューブレスタイヤ内部にチューブを挿入し、そのチュー
ブレスタイヤがタイヤクラウン部内壁との間に十分な空
間部を形成するように内圧を充填したので、タイヤがパ
ンク等しても内側のチューブによってタイヤを支持すこ
とができるため、ランフラット走行を可能にする。しか
も、チューブを内設するだけであるので、重量を実質的
に増大させることがなく、燃費性や運動性能を通常の空
気入りタイヤ並みにすることができる。
【図１】本発明の安全タイヤ付き車輪の実施例を示す断
面図である。
面図である。
Ｔ チューブレスタイヤ Ｂ チューブ Ｗ ホイール １ クラウン部 ２ ビード部 ３ ベルト補強層 ４ 空間部
Claims (1)
- 【請求項１】 ホイールにチューブレスタイヤを装着す
ると共に、該チューブレスタイヤの内側にチューブを挿
入し、該チューブの外径側にベルト補強層を配置すると
共に、そのチューブ外径側と前記チューブレスタイヤの
クラウン部内壁との間に空間部を形成し、該チューブの
内圧を前記空間部の内圧以上にした空気入り安全タイヤ
付き車輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5127188A JPH06336103A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 空気入り安全タイヤ付き車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5127188A JPH06336103A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 空気入り安全タイヤ付き車輪 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336103A true JPH06336103A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14953868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5127188A Pending JPH06336103A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 空気入り安全タイヤ付き車輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06336103A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR980008518A (ko) * | 1996-07-03 | 1998-04-30 | 황덕현 | 노펑크 타이어 |
| US6019150A (en) * | 1996-03-12 | 2000-02-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Tire with tube containing sealant |
| WO2002043975A1 (fr) * | 2000-11-30 | 2002-06-06 | Bridgestone Corporation | Chambre a air pour pneumatique de securite |
| JP2002166711A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Bridgestone Corp | 安全タイヤ |
| JP2002172918A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-18 | Bridgestone Corp | 安全空気入りタイヤ |
| KR20030060568A (ko) * | 2002-01-09 | 2003-07-16 | 김낙성 | 차륜공기누설 경보장치 및 튜브 부동방법 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5127188A patent/JPH06336103A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6019150A (en) * | 1996-03-12 | 2000-02-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Tire with tube containing sealant |
| KR980008518A (ko) * | 1996-07-03 | 1998-04-30 | 황덕현 | 노펑크 타이어 |
| JP2002172918A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-18 | Bridgestone Corp | 安全空気入りタイヤ |
| JP2002166711A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Bridgestone Corp | 安全タイヤ |
| WO2002043975A1 (fr) * | 2000-11-30 | 2002-06-06 | Bridgestone Corporation | Chambre a air pour pneumatique de securite |
| US7017633B2 (en) | 2000-11-30 | 2006-03-28 | Bridgestone Corporation | Safety tire with expansion-deforming toric air bag |
| KR20030060568A (ko) * | 2002-01-09 | 2003-07-16 | 김낙성 | 차륜공기누설 경보장치 및 튜브 부동방법 |
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