JPH0633609Y2 - 発光表示装置 - Google Patents

発光表示装置

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JPH0633609Y2
JPH0633609Y2 JP1989127325U JP12732589U JPH0633609Y2 JP H0633609 Y2 JPH0633609 Y2 JP H0633609Y2 JP 1989127325 U JP1989127325 U JP 1989127325U JP 12732589 U JP12732589 U JP 12732589U JP H0633609 Y2 JPH0633609 Y2 JP H0633609Y2
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JP
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light
lens body
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lamp
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修司 乾
義徳 高橋
良男 佐野
真人 田牧
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヒータコントロールパネル、メータパネル等
の自動車内装部品として利用される発光表示装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、発光表示装置としては、第5図に示すような構造
のものが知られている。即ち、基板21に設けられた透孔
22にはランプ23を取付けたソケット24が支持され、同ソ
ケット24にはランプ23を点灯するためのリード線25が接
続されている。同ランプ23の外周部には、逆円錐状に配
置されたレンズ体26が配設されている。
そして、ランプ23に通電すると、ランプ23からの光L
は、直接前方(第5図上方)へ向かうか又はレンズ体26
の傾斜部26aに反射した後、前方へ向かうようになって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の発光表示装置においては、ランプ
23からの光Lのうち、一定の角度で基板21側へ向かう光
Lは、レンズ体26の傾斜部26aに反射することなく傾斜
部26aを透過して基板21に当たり、同基板21上で乱反射
してランプ23周辺の輝度が高くなってしまうという問題
点があった。
本考案の目的は、レンズ体を透過して基板に至る光を遮
断して基板での乱反射を防止し、ランプ周辺の輝度を低
下させて全体的に均一な発光を行わせ、均一な表示を得
るための発光表示装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案では表示部の後方
に前方側ほど末広がり状をなす断面逆錐状のレンズ体を
配設するとともに、同レンズ体の後部略中心には凹所を
形成し、同凹所内へ基板から突出支持した光源を挿入配
置し、同光源からの光を前記レンズ体を介して表示部に
至らせ、同表示部を発光させる発光表示装置において、
前記基板上には光源を取り囲むようにレンズ体支持部を
突出形成し、同レンズ体支持部の突出高さを、前記光源
から基板側へ向かう光に関して、されらの光のうち、前
記レンズ体の後側傾斜部により前方へ反射される光以外
の光を遮断する高さに設定した。
〔作用〕
上記構成としたことにより、レンズ体は基板に対しレン
ズ体支持部を介して固定され、同レンズ体の凹所内に挿
入配置された光源から前方へ向かう光はレンズ体を透過
して表示に至る。一方、前記光源から基板側へ向かう光
については、レンズ体の後側傾斜部により前方へ反射さ
れる光以外の光は全てレンズ体支持部により遮断され
る。
〔第1実施例〕 以下に本考案を具体化した一実施例を第1〜3図に基づ
いて説明する。
第3図に示すように、自動車室内のセンターコンソール
ボックスの上部には、箱状の本体ケース1の前面側に角
錐状のポリメチルメタクリレート(PMMA)製のレンズ体2
を介して表示部としてのヒータパネル3が取付けられる
ようになっている。同ヒータパネル3の前面には、エア
コンの温度表示、吹き出し位置表示等の作動状態の表示
4となっている。なお、ヒータパネル3は表示4のみよ
り光を透過させて、他の部分を遮光させて表示を行うよ
うになっている。
レンズ体2の材質としては、ポリカーボネート(PC)等を
使用することもできる。この本体ケースの底面を形成す
るABS樹脂製の不透明な基板1aには、透孔5が設けら
れ、同透孔5にその後方からランプ6が挿入固定される
ようになっている。
第1図に示すように、上記基板1aに設けられた透孔5に
は、ランプ6を取付けるソケット7が支持されている。
同ソケット7にはリード線8が接続され、ランプ6を点
灯できるようになっている。このランプ6の出力は1.4
〜2W程度である。上記基板1aのソケット7外周部には、
ランプ6を取り囲むようにレンズ体支持部としての光線
透過防止壁9が立設されている。この光線透過防止壁9
の光の当たる面は光吸収色でも、光反射色でもいずれで
もよいが、光反射色の場合そこで反射した光の影響を考
慮する必要があるので、光吸収色であることが好まし
い。
同光線透過防止壁9上には、逆四角錐状のレンズ体2が
配置され、ランプ6の光源6aからの光Lの一部をその傾
斜部2aに反射させて前方へ送り出すようになっている。
上記光線透過防止壁9の高さは、ランプ6の光源6aから
の光Lがレンズ体2の傾斜部2aを透過して基板1aに至ら
ないように設定されている。
上記のように構成された発光表示装置について、作用及
び効果を説明する。
第1図に示すように、ランプ6からの光Lのうち、基板
1a方向へ向かう光Lは、光線透過防止壁9に当たるか又
はレンズ体2の傾斜部2aで反射して前方へ向かう。従っ
て、レンズ体2を透過して基板1aに当たる光Lはない。
それは光線透過防止壁9の高さが、次のようにして設定
されているためである。
第2図に示すように、光源6aからレンズ体2に入射する
光Lの入射角度をα、透過角度をβ、光がレンズ体2内
を通ってレンズ体の傾斜部に入る入射角度をk、その透
過角度をl、レンズ体2の傾斜部2aの傾斜角度をR、空
気の屈折率をn1(=1.0)、レンズ体2を構成するポリメチ
ルメタクリレートの屈折率をn2(=1.42)とすると、スメ
ルの法則から次の関係が成立する。
n1 sin α=n2 sin β…… k=β+R…… n2 sin k=n1 sin l…… 上記式から β=sin-1(n1/n2 sin α) これを式へ代入すると、 k=R+sin-1(n1/n2 sin α) これを式へ代入すると、 n2 sin 〔R+sin-1(n1/n2 sin α)〕=n1 sin l これを変形すると、 l=sin-1{n2/n1 sin 〔R+sin-1(n1/n2 sin
α)〕} l=90°即ちレンズ体2の傾斜部2aで全反射する条件と
して、この方程式を解くと(但し、R=20°)、 α≒36°となる。
即ち、α>36°となる光Lを遮断する光線透過防止壁9
を設ければよいことになる。
レンズ体2の挿通孔2bの径を例えば10mmとすれば、光源
6aと光線透過防止壁9の先端部との距離Dは、 D=5 tan 36° ≒3.7mm 従って、光源6aから下方へ3.7mm離れた位置に先端部が
位置するように光線透過防止壁9を設ければよい。
このように、本実施例の発光表示装置においては、光線
透過防止壁9が上記のような位置関係に設定されている
ので、光源6aからの光Lのうち、レンズ体2の傾斜部2a
に当たる光Lは全て前方へ反射され、光線透過防止壁9
より外周の基板1aへ透過する光Lはないので、基板1aで
乱反射することがない。従って、ランプ6周辺で輝度が
高くなるおそれはなく、レンズ体2は全面が均一に発光
し、ヒータパネル3の表示4は均一な表示を得ることが
でき、見やすい状態となる。
〔第2実施例〕 本実施例においては、第4図に示すように、レンズ体2
を従来のレンズ体の形状とし、レンズ体2の挿通孔2bの
内周面に密着するように、レンズ体支持部としての光線
透過防止板10を前記基板1aに突設する。この光線透過防
止板10の高さは上記第1実施例と同様の計算によって算
出される。その他の構造は、上記第1実施例と同様であ
る。
このように構成したことにより、前記第1実施例と同様
にレンズ体2の傾斜部2aに当たった光Lは全て前方へ反
射され、光線透過防止板10より外周の基板1aへ透過する
光Lはないため、基板1aでの乱反射は発生しないので、
ランプ6周辺において輝度が高くなるおそれはない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によれば光源から前方へ向
かう光はレンズ体を透過して表示部を発光させる一方、
光源から後方へ向かう光、即ち、基板側へ向かう光につ
いてはレンズ体の後部傾斜部により前方へ反射されて表
示部に至る光以外の光が全てレンズ体支持部により確実
に遮断されるので、基板での乱反射を防止してランプ周
辺の輝度を抑え、全体の輝度を均一にして発光を行わ
せ、均一な表示を得ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第1実施例を示す図であって、第
1図は発光表示装置の要部断面図、第2図は光線透過防
止部の高さを決定する方法を示すための発光表示装置の
要部拡大断面図、第3図は発光表示装置を示す分解斜視
図、第4図は第2実施例を示す発光表示装置の要部断面
図、第5図は従来の発光表示装置を示す要部断面図であ
る。 1a……基板、2……レンズ体、3……表示部としてのヒ
ータパネル、6a……光源、9……レンズ体支持部として
の光線透過防止壁、10……レンズ体支持部としての光線
透過防止板、L……光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田牧 真人 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−92505(JP,U) 実開 昭62−92504(JP,U) 実開 昭50−92688(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部(3)の後方に前方側ほど末広がり状
    をなす断面逆錐状のレンズ体(2)を配設するとともに、
    同レンズ体(2)の後部略中心には凹所(2b)を形成し、同
    凹所(2b)内へ基板(1a)から突出支持した光源(6a)を挿入
    配置し、同光源(6a)からの光(L)を前記レンズ体(2)を介
    して表示部(3)に至らせ、同表示部(3)を発光させる発光
    表示装置において、 前記基板(1a)上には光源(6a)を取り囲むようにレンズ体
    支持部(9,10)を突出形成し、同レンズ体支持部(9,10)の
    突出高さを、前記光源(6a)から基板(1a)側へ向かう光
    (L)に関して、それらの光(L)のうち、前記レンズ体(2)
    の後側傾斜部(2a)により前方へ反射される光(L)以外の
    光(L)を遮断する高さに設定したことを特徴とする発光
    表示装置。
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