JPH06336069A - サーマルプリンタのヘッドアップ機構 - Google Patents

サーマルプリンタのヘッドアップ機構

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Publication number
JPH06336069A
JPH06336069A JP12631393A JP12631393A JPH06336069A JP H06336069 A JPH06336069 A JP H06336069A JP 12631393 A JP12631393 A JP 12631393A JP 12631393 A JP12631393 A JP 12631393A JP H06336069 A JPH06336069 A JP H06336069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
platen
thermal head
recording paper
thermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP12631393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsune Urawa
六根 浦和
Hiroaki Hosomi
浩昭 細見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP12631393A priority Critical patent/JPH06336069A/ja
Publication of JPH06336069A publication Critical patent/JPH06336069A/ja
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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】サーマルヘッドをバネ力でプラテンに押し付け
ているサーマルプリンタでサーマルヘッド−プラテン間
の隙間量に偏りのない状態でヘッドアップを行う。 【構成】サーマルヘッド部材はバネ部材によってプラテ
ンに押しつけられる。サーマルヘッド部材は同部材を支
持する支持軸との嵌合部に長穴を具備しており、長穴は
バネ部材の押圧方向に対し平行方向に隙間が設けられて
いる。ヘッドアップ時はヘッドアップレバーによってサ
ーマルヘッド部材の端部を長穴の隙間方向に対して斜め
の方向に持ち上げる。 【効果】ヘッドアップ時にプラテンとサーマルヘッドの
隙間が記録紙の左右方向で一定であるため記録紙の挿入
性が改善される。ヘッドアップ時の記録紙の出方が記録
紙の左右で安定する。また、レリーズ時も僅かのヘッド
アップ量で確実にレリーズが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリンタのヘッ
ドアップ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のサーマルプリンタにおける
ヘッドアップ機構の例(特許公開No.HI−1080
62号に準拠)を示す。図5においてヘッド部材2はバ
ネ部材4によってプラテン5に図中A方向に押圧されな
がら記録紙7を挟持している。プラテン5がプラテン支
持軸6を中心に図中D方向に回転すると、記録紙7は前
述の挟持力にしたがって図中G方向に進行し、ヘッド部
材2とプラテン5の押圧面において印字制御にしたがっ
て印字される。
【0003】ヘッド部材2には同部材を支持するヘッド
支持軸3との嵌合部に長穴2aを具備している。長穴2
aはA方向に対し平行に隙間が設けられている。またヘ
ッド支持軸3とプラテン支持軸6は共に図示されないフ
レームに両端を固定されている。かかる構造によりヘッ
ド部材2はバネ部材4の押圧方向に対し自由度を有す
る。そのためヘッド支持軸3とプラテン5との間の平行
度が狂ったときには、ヘッド部材2はプラテン5との接
触圧をライン方向に均一に保つようにヘッド支持軸3上
を長穴2aのスキマ方向に沿って移動する。このような
自動調芯機構によりヘッド部材2とプラテン5との接触
圧をライン方向に均一に保つ事が可能である。
【0004】ヘッドアップレバー1を図中C方向に回動
させると、ヘッド部材2のライン方向の端に設けられた
端部2bが図中A’方向に持ち上げられヘッド部材2と
プラテン5との圧接状態が解除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来の方
法ではヘッド支持軸3がヘッド部材2と長穴2aで嵌合
しているため、ヘッドアップ時に端部2bを持ち上げる
際にヘッド部材2がプラテン5に対して平行に移動せず
に傾いてしまう。この時の状態を図6に示す。この状態
ではヘッド部材2とプラテン5との隙間がライン方向の
両端で異なるため、記録紙挿入時に記録紙の挿入経路が
安定せず挿入が困難になる事態が生じる。
【0006】また、ヘッド部材2がライン方向で傾くた
め、ヘッド部材2の一方の端はプラテン5との圧接が解
除されながらも反対側の端ではプラテン5との間で記録
紙を挟持し続けるという現象が発生しうる。この状態で
は記録紙の着脱が極めて困難になる。その現象に対抗し
て確実にヘッドアップを行うにはヘッド部材2の移動量
を十分大きく設定しなければならず、それは機構の寸
法、形状、バネ部材4の設計条件、等に悪影響を及ぼ
す。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、その目的とするところは前記の機構においてプラ
テンとヘッド間の隙間がライン方向に均一の状態でヘッ
ドアップすることを可能とするヘッドアップ機構を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明のヘッドアップ機構はプラテン
と、該プラテンと共に記録紙を挟持するサーマルヘッド
と、該サーマルヘッドを前記プラテン方向に押圧するた
めバネ部材と、前記サーマルヘッドを回動可能な状態に
支持するヘッド支持軸と、前記サーマルヘッドの左右に
具備され前記ヘッド支持軸を押圧方向にのみ摺動可能に
遊嵌支持する長穴と、前記サーマルヘッドの一方の端部
に力を加え、前記記録紙を解放するレバー部材とを有
し、前記記録紙を解放する際に前記レバー部材が前記サ
ーマルヘッドに与える力の方向が、前記サーマルヘッド
が前記プラテンを押圧する方向に対して角度を有するよ
うに設定されていることを特徴とする。
【0009】また、この機構において前記の角度を押圧
方向に対して45度から80度に設定するとより確実な
効果が得られる。
【0010】
【作用】本発明の上記の構成によれば、サーマルヘッド
を該サーマルヘッドがバネ部材によって押圧されている
方向に対して斜め方向に力を加えて移動させるものであ
る。その際、調芯用の長穴と支持軸との間に長穴の隙間
に対し斜めの方向の押圧がはたらく。このためサーマル
ヘッドの長穴部はヘッド支持軸に対してほとんど移動せ
ず、サーマルヘッドがプラテンに押圧されて自動調芯さ
れていたときのヘッド支持軸との位置関係を保持し続け
る。この作用により、サーマルヘッドは支持軸を中心と
して回動に近い動作を行い、サーマルヘッドの印字部は
プラテン−ヘッド間の間隔がライン方向に均一の状態の
まま、平行に移動する。
【0011】
【実施例】図1に本発明のサーマルプリンタのヘッドア
ップ機構の一実施例を示す。図1においてヘッド部材2
はバネ部材4によってプラテン5に押圧されながら記録
紙7を挟持している。またサーマルヘッド部材2には同
部材を支持するヘッド支持軸3との嵌合部に長穴2aを
具備している。長穴2aはバネ部材4の押圧方向に対し
平行な方向に隙間が設けられている。またヘッド支持軸
3とプラテン支持軸6は共に図示されないフレームに両
端を固定されている。ヘッド部材2はバネ部材4の押圧
方向に対し自由度を有する。そのため、ヘッド支持軸3
とプラテン5との間の平行度が狂い、その結果ヘッド部
材2とプラテン5との接触圧がライン方向で偏りそうに
なった場合、ヘッド部材2がヘッド支持軸上を長穴のス
キマ方向に沿って移動し、ヘッド部材2とプラテン5と
の接触圧がライン方向で均一になるようにヘッド部材2
とプラテン5との位置が自動的に調整される。このよう
な自動調芯機構によりヘッド部材2とプラテン5との接
触圧をライン方向に均一に保つ事が可能である。
【0012】バネ部材4はバネ4aとバネ受け部4bよ
り構成されている。バネ4aは図2に示すようにヘッド
部材2のライン方向に複数個、バネ力がライン方向で均
一になるようにプラテン5のライン方向に対して左右対
称に配置されている。バネ受け部4bは図示されないフ
レームに固定されており、バネ4aはバネ受け部4bと
ヘッド部材2の双方に設けられた突起部と係合してい
る。
【0013】ヘッド部材2には、印字ヘッド2cをはさ
んで長穴2aと反対側に曲げ部があり、バネ部材4の押
圧方向Aに対して30度の角度をもつ方向に平面を持つ
ように設定されている。曲げ部の、ライン方向から見た
一端に端部2bが張り出した形状で設けられている。
【0014】ヘッドアップレバー1はプラテン軸を中心
にして回動可能に支持されており、その外形はプラテン
軸6を中心としたカム形状になっている。
【0015】プラテン5とヘッド部材2とが圧接した際
にはヘッド部材2の端部2bはヘッドアップレバー1の
カム外形の直上で僅かな隙間を保つ位置にある。
【0016】図3にヘッド部材2の長穴部2aの周辺の
形状を示す。ヘッド支持軸3とプラテン5との平行度が
保たれている場合、ヘッド部材2がプラテン5と圧接し
ているときにヘッド部材2の長穴2aは左右ともヘッド
支持軸3に対して図中の位置アにある。図1でヘッドア
ップレバー1をC方向に回動させるとヘッド部材2の端
部2bはヘッドアップレバー1の外形により図中B方向
の力を受け、押し上げられる。この時ヘッド支持軸3も
同方向の力Fを長穴2aより受ける。力Fの、長穴の隙
間方向と水平な方向の分力をF1、垂直な方向の分力を
F2とする。F1によってヘッド部材2はヘッド支持軸
3より押圧を受けるが、長穴の形状によって同方向への
移動を制限されている。一方、ヘッド部材2は長穴2a
の隙間方向には自由度を有するため、F2によってヘッ
ド支持軸3に沿って図中位置イへと移動しようとする。
しかし、F2がF1に比較して十分に小さいためヘッド
支持軸3と長穴2aとの間の摩擦力等によって弱められ
ることによりサーマルヘッド部材2の移動は抑制され
る。
【0017】このような作用はヘッド支持軸3と係合す
る左右の長穴に共にはたらくためヘッド部材2の長穴2
aはヘッド支持軸3に対してほとんど移動せず、ヘッド
部材2がプラテン5に押圧されて自動調芯されていたと
きのヘッド支持軸3との位置関係を保持し続ける。この
ときヘッド部材2はヘッド支持軸3を中心とした回動動
作を行い、印字ヘッド2cはプラテン−ヘッド間の間隔
がライン方向に均一の状態のまま、平行に移動する。
【0018】この構造ではプラテンとサーマルヘッドと
の間隔がライン方向で均一であるため記録紙の走行経路
が安定し記録紙の挿入及び除去がしやすくなる。またヘ
ッドアップの際に図6に示すようなヘッド部材の傾きに
よってプラテン−ヘッド間の隙間量が減殺されることが
無いため、わずかのヘッド移動量で確実にヘッドアップ
が可能である。更にヘッドアップ時の記録紙の出方がラ
イン方向の左右で均等になるという効果もある。
【0019】図4に本発明の機構を2ステーションのサ
ーマルプリンタに応用した例を示す。このプリンタでは
ジャーナル印字用とレシート印字用に各々が独立して回
動することが可能な2つの同一形状のプラテンを有し、
その回動中心の位置が一致するように並べて配置されて
いる。ヘッド部材2は2つのプラテンに対して対向する
位置にあり、各々のプラテンとの間に記録紙を挟持しか
つ印字を行うようになっている。
【0020】このように複数の記録紙を並行して一体の
サーマルヘッドで印字するプリンタの場合、ヘッド部材
2は横方向に極端に長くなるため、印字ヘッド2cがお
おむねプラテンと平行にヘッドアップする本発明を適用
することは特に有効である。
【0021】またこの例ではヘッドアップレバー1と係
合するヘッド部材2の端部2bの形状が図のように2段
曲げを有する曲げ部となっており、プラテン駆動用の歯
車輪列部との干渉を避けるような構成配置となっている
ためコンパクトなプリンタとなっている。これはヘッド
アップの際にヘッド部材と一端で作用して、なおかつ確
実にヘッドアップを行える本発明の特徴を利用したもの
である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プラ
テンとサーマルヘッドとの間隔をライン方向に均一に保
ったままヘッドアップ動作が可能な機構を、レバー部材
がサーマルヘッド部材に作用する力の方向をサーマルヘ
ッド部材のプラテンに対する押圧方向に対して角度を有
するように設定するという簡便な機構で実現できる。
【0023】この構造ではプラテンとサーマルヘッドと
の間隔がライン方向で均一であるため記録紙の走行経路
が安定し記録紙の挿入及び除去がしやすくなる。
【0024】また同じ理由でヘッドアップの際にわずか
のヘッド移動量で確実にヘッドアップが可能である。更
にヘッドアップ時の記録紙の出方がライン方向の左右で
均等になるという効果もある。
【0025】また、前記の角度を押圧方向に対して45
度から80度に設定することにより前記の効果を更に確
実にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明の一構成部分を示す側面図。
【図3】本発明の一構成部分を示す上面図。
【図4】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図5】従来技術の一例を示す側面図
【図6】従来技術の一例を示す上面図。
【符号の説明】
1 ヘッドアップレバー 2 ヘッド部材 2a 同 長穴 2b 同 端部 2c 同 印字ヘッド 3 ヘッド支持軸 4 バネ部材 4a バネ 4b バネ受け部 5 プラテン 6 プラテン支持軸 7 記録紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、該プラテンと共に記録紙を
    挟持するサーマルヘッドと、該サーマルヘッドを前記プ
    ラテン方向に押圧するためバネ部材と、前記サーマルヘ
    ッドを回動可能な状態に支持するヘッド支持軸と、前記
    サーマルヘッドの左右に具備され前記ヘッド支持軸を押
    圧方向にのみ摺動可能に遊嵌支持する長穴と、前記サー
    マルヘッドの一方の端部に力を加え、前記記録紙を解放
    するレバー部材を有するサーマルプリンタにおいて、前
    記記録紙を解放する際に前記レバー部材が前記サーマル
    ヘッドに与える力の方向が、前記サーマルヘッドが前記
    プラテンを押圧する方向に対して角度を有するように設
    定されていることを特徴とするサーマルプリンタのヘッ
    ドアップ機構。
  2. 【請求項2】 前記記録紙を解放する際に前記レバー部
    材が前記サーマルヘッドに作用する力の方向が、前記サ
    ーマルヘッドが前記プラテンを押圧する方向に対して4
    5度から80度に設定されていることを特徴とする請求
    項1記載のサーマルプリンタのヘッドアップ機構。
JP12631393A 1993-05-27 1993-05-27 サーマルプリンタのヘッドアップ機構 Pending JPH06336069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631393A JPH06336069A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 サーマルプリンタのヘッドアップ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631393A JPH06336069A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 サーマルプリンタのヘッドアップ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06336069A true JPH06336069A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14932097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12631393A Pending JPH06336069A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 サーマルプリンタのヘッドアップ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06336069A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226757A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Seiko Epson Corp ラインサーマルプリンタ
JP2011062898A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Tec Corp ヘッド機構及び印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226757A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Seiko Epson Corp ラインサーマルプリンタ
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