JPH0633565Y2 - テ−プカセツトのロ−デイング機構におけるグリツプ装置 - Google Patents

テ−プカセツトのロ−デイング機構におけるグリツプ装置

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JPH0633565Y2
JPH0633565Y2 JP1987040802U JP4080287U JPH0633565Y2 JP H0633565 Y2 JPH0633565 Y2 JP H0633565Y2 JP 1987040802 U JP1987040802 U JP 1987040802U JP 4080287 U JP4080287 U JP 4080287U JP H0633565 Y2 JPH0633565 Y2 JP H0633565Y2
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JP
Japan
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cassette
claw
slider
grip
loading mechanism
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JP1987040802U
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JPS63149442U (ja
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澄夫 野崎
賢治 小浜
雅文 綿奈部
実 新川
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転ヘッド型デジタルオーディオテープレコ
ーダ(R−DAT)のローディング機構におけるカセット
のグリップ装置に関するものである。
(従来の技術) デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)のうち、規
格化されている回転ヘッド型のもの(R−DAT)のカセ
ットは第6図(A)(B)に示すように構成されてい
る。
第6図(A)は斜視図、(B)は底面側から見た斜視図
であり、カセット50の本体51は上シェル52と下シェル53
とからなり、上シェル52の前縁近くにはローディング用
のグリップ溝64が形成されている。なお、図中、54は本
体51の前面側のリッド、55は内部バネで常時前進する方
向に付勢されているスライダであって、前方向へのスラ
イドによって先端のリッドロック部55aでリッドをロッ
クすると共に後退させることによりリッドがフリーとな
り、スライダに形成されたハブ孔56が本体51のリールハ
ブ孔57に対応する。58はスライダ55をロックするための
ロック爪、59はリッドに形成されたスライダロック解除
用の切欠、60は誤挿入防止兼用のスライダ開放用(スラ
イダ後退用)の切欠、61はカセット識別孔、62は誤消去
防止孔、63は位置決め孔である。
上記のように構成されたカセットをデッキに装填してロ
ーディングする場合、カセットの両側面から挟持してグ
リップすることもできるが、このような挟持手段ではデ
ッキ内部のスペースファクターが悪化する欠点があるか
ら、機器の小型化を図るためには規格で設けられた上記
グリップ溝64を利用することが望ましい。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、R−DATカセットにおける上記グリップ溝64
は極めて浅いために該溝を利用してカセットを適確にグ
リップできる手段が必要となる。
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、R−DATカセットのローディン
グ機構においてカセットを確実にグリップしてカセット
ホルダー内に引き込むことができ、イジェクトに際して
はそのグリップを適確に解除することができるようにし
たグリップ装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るテープカセットのローディング機構におけ
るグリップ装置は、回転ヘッド型デジタルテープレコー
ダのローディング機構において、装填口に挿入されたカ
セットをグリップするために、カセットを引き込み又は
送り出す方向にスライドするスライダと、先端部にはカ
セット上面のグリップ溝と係合する爪を備えると共に該
爪が上記グリップ溝に係合する方向に回転するように上
記スライダに支持せしめた爪部材と、上記爪よりも上方
に位置するように爪部材に設けた係合部と、該係合部と
当接するストッパーとを備え、上記爪部材の回転支点が
上記爪よりも下方に位置するように構成し、上記スライ
ダが上記装填口の最前進位置まで移動するとき、上記係
合部と上記ストッパーとの当接により上記爪部と上記カ
セットのグリップ溝との係合が解除されるように構成し
たものである。
(作用) スライダの最前進位置においては爪部材の係合部がスト
ッパーに当接してその先端の爪が持ち上げられた状態に
あり、装填口からカセットをその先端がスライダ先端に
当接するまで挿入し、スライダの後退により上記係合部
のストッパーへの当接状態が解除されて爪部材が回転
し、先端側が降下することにより爪がカセットのグリッ
プ溝に係合する。この場合、爪とグリップ溝との係合形
態は、単に付勢力による圧接係合だけではなく、爪部材
の回転支点が先端の爪よりも下方に位置しているためフ
ック状に係合し、浅いグリップ溝であっても適確にグリ
ップすることができる。
上記スライダが後退することによりカセットはカセット
ホルダー内に引き込まれ、該ホルダーが降下することに
よりカセットは所定の位置にセットされる。
カセットホルダーの降下によってグリップ溝は爪から開
放されるが、イジェクトに際してカセットホルダーが上
昇して元位置に復帰すると上記爪がカセットのグリップ
溝に当接係合するからスライダが前進することによりカ
セットをホルダーから押し出すことができる。
(実施例) 本考案に係るテープカセットのローディング機構におけ
るグリップ装置の実施例を第1図乃至第5図に基づいて
説明するが、第1図はローディング機構全体の平面図、
第2図は同上左側面図、第3図はグリップ装置の斜視
図、第4図はスライダとこれに保持された爪部材の斜視
図、第5図(A)乃至(C)はグリップ装置の動作状態
を示す側面図である。
先ずローディング機構1の全体構成を概略的に説明する
と、第6図に基づいて説明したR−DATカセット50が装
填されるべき前面側には上下フラップからなる観音開き
のリッド2が配置されている。このリッド2は常時閉止
する方向に付勢されているが、リッド開閉モータ2Mによ
り、ギヤ機構21、スライドレバー22及びリンク機構23等
を介して開閉できるように構成されている。シャーシ3
内部には、底板41と両側壁42とその上端を内方向に折り
曲げたガイド片43とからなるカセットホルダー4が配置
されている。
カセットを保持するためのグリップ装置は、カセットホ
ルダー4内にカセット50を引き込み又は該ホルダー4か
ら送り出す方向にスライドするスライダ5と、先端に形
成された爪16がカセット上面のグリップ溝64に係合する
ように付勢されると共に回転支点14が上記爪16よりも下
方に位置するようにスライダ5に支持せしめた爪部材6
と、上記スライダ5の最前進位置において上記爪部材6
が当接して先端の爪16が持ち上げられるようにシャーシ
3に形成したストッパー7とからなっている。
上記した構成を詳説すると、シャーシ3にはガイド溝13
が形成されると共にこれにスライダ5の上面に突成され
たガイド突堤部8が嵌合され、蓋板9を固定することに
よりスライド自在に支持されている。スライダ5の前側
両サイドには脚部10が下方向に突成され、該脚部に上記
爪部材6が支持される。また、上記ガイド突堤部8を前
方向に延出してその両サイドに規制ストッパー部11が形
成されている。12はスライダ5の上面に突成されたスペ
ーサ部であって、シャーシ3底面への接触摩擦抵抗が少
なくなるようにしたものである。
上記爪部材6は金属板製でそれ自体板バネ効果を有する
ように断面略「L」字状に形成され、垂直部の基端部に
形成された軸受部6aが上記脚部10に軸支されて回転支点
14を中心として回転するように配置されると共に水平部
の先端に上記爪16が形成され、また、水平部の両サイド
を切り起して係合部15が形成されていて、該係合部15が
上記爪16よりも上方に位置するようになっている。
この水平部の中央にはバネ配置用の切欠が形成されてい
て上記スライダ5の先端面との間にコイルバネ17が挿入
されている。従って、爪部材6は常時時計方向(第5図
(A)のF方向)に回転するように付勢されているが、
上記係合部15の一部(内側端縁)が規制ストッパー部11
に係合して規制されており、このため上記回転支点14は
上記爪16の先端よりも高さhだけ常時下側に位置してい
る。なお、上記ストッパー7は係合部15の外側端縁の走
行軌道上においてシャーシ3に形成され、上記規制スト
ッパー部11の走行軌道とは位置がずれている。
上記したスライダ5は、ローディング用モータ1M、ギヤ
機構18、レバー機構19等を介して最終段の回転レバー20
によって、第1図のAとBの位置の間をスライドする。
また、図示しないが、カセットホルダー4の底面には上
記カセット50のロック爪58を押し込むためのロック解除
部が、また、後端縁側にはこのロックが解除された状態
にあるスライダ55をスライドさせるための係合爪等がそ
れぞれ設けられており、カセット50がカセットホルダ4
ー内に完全に引き込まれる過程でスライド55が開かれ
る。また、カセットのリッド54はカセットホルダー4が
降下する過程で開かれる。
次に動作例を説明するに、第5図(A)に示すように、
スライダ5の最前進位置においては、爪部材6の係合部
15がストッパー7に当接してその先端の爪16が持ち上げ
られた状態にあり、この状態で装填口からカセット50を
その先端がスライダ5先端に当接するまで挿入する。次
にローディング指令信号によりローディング用モータ1M
が回転し、レバー機構19等を介してスライダ5が後退を
始める。これにより上記係合部15のストッパー7への当
接状態が解除されるから爪部材6はコイルバネ17の付勢
力により、F方向に回転して先端側が降下し、第5図
(B)に示すように爪16がカセット50のグリップ溝64に
係合する。
上記スライダ5が後退することによりカセット50はカセ
ットホルダー4内に引き込まれ、その過程でカセットの
スライダ55がスライドせしめられると共に該ホルダーが
降下する過程でリッド54が開けられ、ホルダー4が完全
に降下した状態でカセットの所定位置へのセットが完了
する。なお、カセットホルダー4が降下するとグリップ
溝64は爪16から開放されるが、このときの爪部材6の状
態は第5図(C)に示されている。
イジェクトに際してはカセットホルダー4が上昇して元
位置に復帰すると上記爪16がカセットのグリップ溝64に
当接係合するからスライダ5が前進することによりカセ
ット50をホルダー4から押し出し、スライダ5が最前進
位置までスライドすると係合部15がストッパー7に当接
することにより先端側が持ち上げられ、爪16がグリップ
溝64から離れてグリップ状態が解除される。
(考案の効果) 本考案に係るテープカセットのローディング機構におけ
るグリップ装置によれば、カセットを引き込み又は送り
出す方向にスライドするスライダと、先端部にはカセッ
ト上面のグリップ溝と係合する爪を備えると共に該爪が
上記グリップ溝に係合する方向に回転するように上記ス
ライダに支持せしめた爪部材とを配置し、該爪部材には
上記爪よりも上方に位置するように係合部を設けると共
に該係合部と当接するストッパーを配置するだけの簡単
な構成でR−DATカセットを確実にグリップすることが
できる。
特にカセットに形成された規格上の浅いグリップ溝と爪
部材先端の爪との係合形態が、単に付勢力による圧接係
合だけではなく、爪部材の回転支点が先端の爪よりも下
方に位置しているためフック状に係合し、浅いグリップ
溝であっても適確にグリップすることができるから、こ
の種R−DATのローディング機構におけるグリップ装置
として最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係るテープカセットのロー
ディング機構におけるグリップ装置の実施例を示し、第
1図はローディング機構全体の平面図、第2図は同上左
側面図、第3図はグリップ装置の斜視図、第4図はスラ
イダとこれに保持された爪部材の斜視図、第5図(A)
乃至(C)はグリップ装置の動作状態を示す側面図であ
る。 第6図(A)(B)はR−DATカセットを示す斜視図で
ある。 1:ローディング機構全体、2:リッド、3:シャーシ、4:カ
セットホルダー 5:スライダ、6:爪部材、7:ストッパー、15:係合部、16:
爪、50:カセット 64:グリップ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新川 実 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式会 社ケンウッド内 (56)参考文献 実開 昭52−107616(JP,U) 実開 昭51−24113(JP,U) 実開 昭61−170148(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッド型デジタルテープレコーダのロ
    ーディング機構において、 装填口に挿入されたカセットをグリップするために、カ
    セットを引き込み又は送り出す方向にスライドするスラ
    イダと、先端部にはカセット上面のグリップ溝と係合す
    る爪を備えると共に該爪が上記グリップ溝に係合する方
    向に回転するように上記スライダに支持せしめた爪部材
    と、上記爪よりも上方に位置するように爪部材に設けた
    係合部と、該係合部と当接するストッパーとを備え、上
    記爪部材の回転支点が上記爪よりも下方に位置するよう
    に構成し、上記スライダが上記装填口の最前進位置まで
    移動するとき、上記係合部と上記ストッパーとの当接に
    より上記爪部と上記カセットのグリップ溝との係合が解
    除されるように構成されていることを特徴とするテープ
    カセットのローディング機構におけるグリップ装置。
  2. 【請求項2】爪部材は先端の爪がカセット上面側に降下
    する方向に付勢されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のテープカセットのローディン
    グ機構におけるグリップ装置。
JP1987040802U 1987-03-23 1987-03-23 テ−プカセツトのロ−デイング機構におけるグリツプ装置 Expired - Lifetime JPH0633565Y2 (ja)

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JP1987040802U JPH0633565Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23 テ−プカセツトのロ−デイング機構におけるグリツプ装置

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Publications (2)

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JPS63149442U JPS63149442U (ja) 1988-10-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124113U (ja) * 1974-08-06 1976-02-21
JPS52107616U (ja) * 1976-02-13 1977-08-16
JPH0650845Y2 (ja) * 1985-04-13 1994-12-21 アルパイン株式会社 磁気記録再生装置

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JPS63149442U (ja) 1988-10-03

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