JPH06335281A - Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置 - Google Patents

Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置

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Publication number
JPH06335281A
JPH06335281A JP5141262A JP14126293A JPH06335281A JP H06335281 A JPH06335281 A JP H06335281A JP 5141262 A JP5141262 A JP 5141262A JP 14126293 A JP14126293 A JP 14126293A JP H06335281 A JPH06335281 A JP H06335281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
spindle motor
feeding
power
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP5141262A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hirano
賢一 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH06335281A publication Critical patent/JPH06335281A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動パルスによる給電時間を可能なるかぎり
短縮することができるセンサレススピンドルモ−タの給
電制御装置を提案すること。 【構成】 予め定めた起動パルスV1、V2、V3を給電
してスピンドルモ−タ11を起動させる第1の給電モ−
ドと、ロ−タ回転中にステ−タのFGコイルに発生する
逆起電圧GVを検出し、この電圧GVが所定レベルを越
えたとき波形整形回路16が出力するFG信号にもとづ
いて直ちにステ−タコイル相の給電を切換え、通常パル
スで給電する第2の給電モ−ドとを有するモ−タ駆動回
路12を設け、第1の給電モ−ドにより起動した後、上
記逆起電圧GVが所定値に達したとき、第1の給電モ−
ドから第2の給電モ−ドに切換えて給電するようにモ−
タ駆動回路12を切換えるコントロ−ラ13とより構成
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DC多相スピンドル
モ−タの給電制御装置に関し、例えば、磁気ディスクや
光ディスクなどの記録媒体に情報記録し、また、その記
録を再生する記録再生装置に備える直流三相スピンドル
モ−タの給電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置に備えられた直流三相スピ
ンドルモ−タは、コストダウンを目的とすることからセ
ンサレスモ−タが使用されることが多い。このスピンド
ルモ−タは、三相コイルを備えたステ−タと、円周方向
に順次異極の磁石を着磁した円板状のロ−タとから構成
されている。
【0003】このようなスピンドルモ−タは、ロ−タの
回転位置を検出するセンサを備えていないため、ステ−
タコイルのうち非通電のコイルに発生する逆起電圧(コ
イルに発生する逆起電力による電圧)を検出する検出回
路を備え、この検出回路の検出信号にもとづいてステ−
タコイル各相の給電タイミングを切換える給電制御回路
によりパルス給電される。
【0004】また、スピンドルモ−タの起動時には、ロ
−タが回転していないから、ステ−タコイルの逆起電圧
を検出することができず、回転方向、給電タイミングを
定めることができない。このことから、このような給電
制御回路には、起動時から一定時間の間を予め定め、こ
の間に起動パルスをもって給電し、ロ−タを所定方向に
回転起動させる起動回路が備えられている。
【0005】起動パルスによって給電されたスピンドル
モ−タは一定時間の間に充分な回転速度に達し、この一
定時間後は逆起電圧の検出にもとづいて給電タイミング
が切換えられる。
【0006】また、従来の直流三相スピンドルモ−タと
して、ロ−タの駆動用コイルとロ−タ回転速度検出用の
FGコイルとをステ−タに備えたものがある。このよう
なスピンドルモ−タは、起動パルスで起動させ、ロ−タ
が所定の回転速度に達した以後にFGコイルに発生した
FG信号にもとづく通常パルスで給電するようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
スピンドルモ−タの給電は、起動パルスによって給電し
た後、ステ−タコイルの逆起電圧またはFGコイルに発
生するFG信号にもとづいて切換えられる通常パルスに
よって給電されるが、起動パルスでの給電時間が一定時
間に定められているために次のような問題がある。
【0008】つまり、スピンドルモ−タは周囲温度など
の諸条件によって回転し易いときと回転し難いときがあ
るため、起動パルスでの給電を上記のように一定時間に
定める場合には、最も厳しい条件下でも確実にモ−タ回
転するように安全性を見込むことになり、その一定時間
が必要以上に長時間に設定されている。
【0009】この結果、起動パルスの給電から通常パル
スの給電に移るまでの時間が長くなる。このことについ
て記録再生装置のスピンドルモ−タを例にとり具体的に
述べると、この種のスピンドルモ−タはモ−タの逆起電
圧またはFG信号をフィ−ドバックさせてサ−ボ制御
し、モ−タを定速回転させ、サ−ボロックした状態で記
録、再生動作に移る構成となっているため、起動パルス
の給電が長くなればなる程、記録、再生動作に移る時間
が長くなると言う問題がある。
【0010】本発明は上記した実情にかんがみ、起動パ
ルスによる給電時間を可能なるかぎり短縮することがで
きるDC多相スピンドルモ−タの給電制御装置を開発す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、複数相の駆動用コイルと回転速度検
出用のFGコイルとを備えたステ−タと、円周方向に順
次異極の磁石が着磁されたロ−タとからなるDC多相ス
ピンドルモ−タの給電制御装置において、予め定めた起
動パルスを給電して上記モ−タを起動させる第1の給電
手段と、ロ−タの回転により上記FGコイルに発生する
逆起電圧に応じた通常パルスで給電する第2の給電手段
と、第1の給電手段により起動した後、上記FGコイル
の逆起電圧が所定値に達するロ−タ回転速度になったと
き、第1の給電手段から第2の給電手段に切換えて給電
する給電切換手段とより構成したことを特徴とするDC
多相スピンドルモ−タの給電制御装置を提案する。
【0012】
【作用】スピンドルモ−タが第1の給電手段の起動パル
スを受けて所定方向に回転起動し、ロ−タが回転を始め
る。ロ−タが回転を始めると、ステ−タのFGコイルに
逆起電圧が発生する。
【0013】そして、ロ−タ回転速度が上昇し、FGコ
イルの逆起電圧が所定値となったとき、つまり、FG信
号が出力されたとき、第2の給電手段がこのFG信号に
もとづいてステ−タコイル相の給電タイミングを切換え
て給電する通常パルスの給電動作に移る。また、給電切
換手段が、FGコイルの逆起電圧が所定値に達すること
により、第1の給電手段から第2の給電手段に切換え、
第2の給電手段によってモ−タ給電するように動作す
る。
【0014】上記のように動作する給電制御装置は、ス
ピンドルモ−タが回転し易い条件にあるときには、ロ−
タ回転速度の上昇が早く、FGコイルの逆起電圧が速や
かに所定値に達するため、第2の給電手段への給電切換
時間が早くなる。
【0015】この反対に、スピンドルモ−タが回転し難
い条件にあるときには、FGコイルの逆起電圧が検出さ
れるまでの時間が長くなり、第2の給電手段への切換時
間が遅れるが、モ−タは確実に所定方向に回転し、所定
速度となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の給電制御装置を記録再生装置
のスピンドルモ−タに実施した一例について図面に沿っ
て説明する。図1は給電制御装置の電気回路を示したブ
ロック図であり、11はスピンドルモ−タ、12はモ−
タ駆動回路、13はコントロ−ラ、14は積分回路、1
5は増幅回路、16は波形整形回路である。
【0017】スピンドルモ−タ11は従来例同様のDC
三相のセンサレスモ−タであり、ロ−タの回転中にFG
コイルに発生した逆起電圧を利用してロ−タの回転位置
を検出するようになっている。FGコイルより逆起電圧
GVを出力させ、この逆起電圧GVを増幅回路15と波
形整形回路16からなる検出回路によって検出する。な
お、波形整形回路16にはスレッショルドレベルが設定
してあり、逆起電圧GVがこのレベルを越えたときにF
G信号をコントロ−ラ13に入力させる構成としてあ
る。
【0018】また、スピンドルモ−タ11は起動パルス
と通常パルスとで給電制御される。つまり、スピンドル
モ−タ11を起動させるときには、コントロ−ラ13が
スタ−ト信号を入力することを条件に給電切換信号SV
をHigh信号とし、モ−タ駆動回路12を第1の給電
モ−ドで動作させる。また、コントロ−ラ13はスタ−
ト信号を入力して起動パルスV1、V2、V3を出力し、
この起動パルスをモ−タ駆動回路12に送る。
【0019】図2は上記した給電切換信号SVと起動パ
ルスV1、V2、V3を示す。この図から分かる通り、起
動パルスV1、V2、V3はスピンドルモ−タ11を所定
方向に起動させるようにそれらのパルスについて予め定
めてある。なお、TSVは起動パルスから通常パルスに
移る切換時点である。
【0020】モ−タ駆動回路12が第1の給電モ−ドで
動作する場合には、入力した起動パルスV1、V2、V3
をスピンドルモ−タ11のU、V、W端子に直接に送
り、この起動パルスV1、V2、V3によってスピンドル
モ−タ11を給電して起動させる。
【0021】スピンドルモ−タ11が起動し、所定方向
に回転を始めると、FGコイルに発生した逆起電圧GV
が出力し、この電圧GVが増幅回路15によって増幅さ
れて波形整形回路16に入力する。スピンドルモ−タ1
1のロ−タ回転速度が低いときには、逆起電圧GVは小
さくスレッショルドレベルに達しないから、波形整形回
路16からFG信号が出力されない。ロ−タ回転速度が
高くなり逆起電圧GVが大きくなると、この逆起電圧G
Vがスレッショルドレベルを越え、波形整形回路16よ
り出力されたFG信号がコントロ−ラ13に入力する。
【0022】コントロ−ラ13は最初に送られるFG信
号を入力したとき、給電切換信号SVをHighからL
owに変化させる。給電切換信号SVのこの変化により
モ−タ駆動回路12が第2の給電モ−ドの動作に切換わ
る。モ−タ駆動回路12が第2の給電モ−ドになると、
定常回転時のFG信号にもとづいてステ−タコイル相の
給電タイミングを切換えるようになる。
【0023】つまり、コントロ−ラ13はFG信号を入
力し、このFG信号と基準信号とを比較し、その誤差信
号をパルス幅変調してPMW信号として出力する。この
PMW信号は積分回路14に入力し、この積分回路14
においてフィルタによって積分される。そして、その積
分信号が平滑され駆動電圧Vmとしてモ−タ駆動回路1
2に送られる。
【0024】これより、モ−タ駆動回路12が駆動電圧
Vmにしたがって動作してスピンドルモ−タ11を通常
パルスで給電する。そして、このようにフィ−ドバック
されるFG信号が所定の誤差量となったとき、スピンド
ルモ−タ11がサ−ボロックされ、記録または再生動作
に移る。
【0025】図3は上記した給電制御装置の動作を示す
フロ−チャ−トである。この図から分かるように、逆起
電圧GVがスレッショルドレベルを越えない間はコント
ロ−ラ13にFG信号が入力しないから、起動パルスV
1、V2、V3によるモ−タ給電が続く。つまり、スピン
ドルモ−タ11が所定の回転速度に達するまでの時間
(図2のT1)の間は起動パルスによって給電される。
(ステップS1、S2)
【0026】逆起電圧GVがスレッショルドレベルを越
え、波形整形回路16よりFG信号が出力されると、コ
ントロ−ラ13がFG信号を検出し、これより、給電切
換信号SVをLowとして第2の給電モ−ドへの切換え
を指示する。(ステップS3)この給電切換えにより、
通常パルスでスピンドルモ−タ11を給電する。(ステ
ップS4)(図2のT2
【0027】上記のように動作する給電制御装置は、ス
ピンドルモ−タ11が周囲温度等の諸条件により回転し
易い状態にある場合は、回転速度の上昇が早く、コント
ロ−ラ13には早い時点でFG信号が入力するため、モ
−タ駆動回路12の起動パルス給電時間T1が短縮され
る。
【0028】この反対に、スピンドルモ−タ11が回転
し難い状態にある場合は、起動パルス給電時間T1が長
くなるが、FG信号を実際に検出し、この検出時点で起
動パルスから通常パルスの給電に切換えるため、この給
電時間T1が必要以上に長くなることがない。
【0029】この結果、本発明を電子スチルカメラなど
の記録再生装置に実施すれば、シャッタ釦の操作時点か
らシャッタ動作終了までの時間を短縮させることができ
る。
【0030】
【発明の効果】上記したように本発明の給電制御装置で
は、スピンドルモ−タのFGコイルに発生した逆起電圧
を実際に検出して、この電圧が所定値に達したときに起
動パルスによる給電から通常パルスの給電に切換える構
成としたので、スピンドルモ−タの起動時間を短縮させ
ることができる。この結果、記録再生装置に実施すれ
ば、スピンドルモ−タの起動時間が短くなって極めて有
利な給電制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給電制御装置を記録再生装置のス
ピンドルモ−タに実施した一例を示す電気回路のブロッ
ク図である。
【図2】起動パルスV1、V2、V3と給電切換信号SV
を示す波形図である。
【図3】給電制御装置の動作を説明するためのフロ−チ
ャ−トである。
【符号の説明】
11 スピンドルモ−タ 12 モ−タ駆動回路 13 コントロ−ラ 14 積分回路 15 増幅回路 16 波形整形回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相の駆動用コイルと回転速度検出用
    のFGコイルとを備えたステ−タと、円周方向に順次異
    極の磁石が着磁されたロ−タとからなるDC多相スピン
    ドルモ−タの給電制御装置において、予め定めた起動パ
    ルスを給電して上記モ−タを起動させる第1の給電手段
    と、ロ−タの回転により上記FGコイルに発生する逆起
    電圧に応じた通常パルスで給電する第2の給電手段と、
    第1の給電手段により起動した後、上記FGコイルの逆
    起電圧が所定値に達するロ−タ回転速度になったとき、
    第1の給電手段から第2の給電手段に切換えて給電する
    給電切換手段とより構成したことを特徴とするDC多相
    スピンドルモ−タの給電制御装置。
JP5141262A 1993-05-21 1993-05-21 Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置 Pending JPH06335281A (ja)

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JP5141262A JPH06335281A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置

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JP5141262A JPH06335281A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置

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ID=15287817

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JP5141262A Pending JPH06335281A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 Dc多相スピンドルモ−タの給電制御装置

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JP (1) JPH06335281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103069691A (zh) * 2010-12-27 2013-04-24 三菱重工业株式会社 发电机及发电设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103069691A (zh) * 2010-12-27 2013-04-24 三菱重工业株式会社 发电机及发电设备

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