JPH06335128A - ケーブル中継送り装置 - Google Patents

ケーブル中継送り装置

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JPH06335128A
JPH06335128A JP12133993A JP12133993A JPH06335128A JP H06335128 A JPH06335128 A JP H06335128A JP 12133993 A JP12133993 A JP 12133993A JP 12133993 A JP12133993 A JP 12133993A JP H06335128 A JPH06335128 A JP H06335128A
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JP
Japan
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cable
feed
feeding
motor
force
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JP12133993A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Nemoto
和彦 根本
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SONE KOGU SEISAKUSHO KK
SONE TOOL Manufacturing
Original Assignee
SONE KOGU SEISAKUSHO KK
SONE TOOL Manufacturing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの敷設作業に何らかの支障が発生し
たとしても、ケーブルを傷付けることなくケーブルの送
り動作を円滑に再開できるようにしたケーブル中継送り
装置を提供する。 【構成】 モータ10と送りローラ57との間の動力伝達経
路には、クラッチ機構20、変速機構30、減速機構40が配
設されている。クラッチ機構20は、クラッチディスク21
とプーリ22とが摺接する摩擦クラッチで構成され、その
締結力は、ナット25を回すことによりスプリング26の付
勢力を調整することにより調整される。送りローラ56、
58、58と押えローラ61、62は、共に鼓形状を備え、押え
ローラ61、62の押し付け力は、機構80により調整可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル中継送り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】供給リールに巻回されたケーブルを敷設
する場合に、ケーブル中継送り装置が用いられる。具体
的に説明すると、ケーブル施設用管路、ケーブル暗渠或
いはケーブルトラフ等にケーブルを敷設する場合、供給
リールに巻回されたケーブルの先端にガイドワイヤを取
付け、このガイドワイヤをウインチで引っ張ることによ
り、供給リールからケーブルの引き出しが行われて、そ
の敷設が行われる。
【0003】このようなケーブル敷設作業においては、
敷設する距離が長いときには、ケーブルに対して補助的
な送り力を与えるべく、リールとウインチとの間にケー
ブル中継送り装置が設置される。従来のケーブル中継送
り装置について、図9を参照して具体的に説明すると、
ケーブル中継送り装置300 は、並列に配置された第1、
第2のキャタピラ301 、302 と、第1キャタピラ301 に
直結された駆動源としての電動モータ303 とを有し、第
1、第2キャタピラ301 と302 との間にケーブルを挟み
込んだ状態で、第1キャタピラ301 からケーブルに対し
て送り力を与えるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の送り装置300 に
あっては、ケーブルが何らかの原因で引っ掛かりケーブ
ルが前方に送られなくなると、回転し続けるキャタピラ
によりケーブルの被覆を傷付けてしまうという問題があ
った。また、第1、第2キャタピラ301 と302 との間隔
とケーブルの径とが適合しないときには、ケーブルが脱
落してしまうという問題を有し、特にケーブルの敷設作
業に支障が発生したときに、ケーブルの脱落が起こり易
いという問題を有していた。勿論、ケーブルがキャタピ
ラ301 、302 から脱落したときには、このケーブルを、
再度、キャタピラ301 と302 との間にセットし直さなけ
ればならず、その作業は手間の掛かるものである。
【0005】そこで、本発明の目的は、ケーブルの敷設
作業に何らかの支障が発生したとしても、ケーブルを傷
付けることなくケーブルの送り動作を円滑に再開できる
ようにしたケーブル中継送り装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては、駆動源としての電動モータと、
敷設するケーブルを押え部材と協働して挟み込むように
して配置され、前記モータから動力を得て回転すること
により、ケーブルに対して送り力を与える送り部材とを
備えたケーブル中継送り装置を前提として、前記モータ
と前記送り部材とを結ぶ動力伝達経路に、前記送り部材
に所定以上の負荷がかかったときに、前記モータから前
記送り部材への動力伝達を遮断するクラッチ機構が設け
られ、前記送り部材と前記押え部材とには、少なくとも
その一方の部材に、前記ケーブルの一部を受け入れる窪
みが形成されている構成としてある。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、送り部材及び又は押え部
材に窪みが形成されているため、送り部材で挟み込まれ
たケーブルの離脱つまり送り部材から脱落してしまうの
を防止することが可能となる。また、何らかの原因でケ
ーブルの敷設作業に支障が生じたときには、送り部材と
押え部材との間に留まるケーブルによって送り部材に大
きな負荷が掛かることから、このような場合には、送り
部材への動力伝達がクラッチ機構により自動的に遮断さ
れ、送り部材の回転が停止される。他方、ケーブルの敷
設作業を再開したときには、送り部材への負荷が小さく
なることから、これを受けてクラッチ機構は自動的に締
結され、送り部材の回転が再開されることになる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1等に示す符号100 はケーブル中継送り装置100
を示し、この送り装置100は、図7、図8に示すよう
に、供給リール201 から引き出されたケーブルCを所望
の敷設箇所まで送り込む際に、ケーブルCに対して補助
的な送り力を与えてケーブルCの送りを円滑にするため
に設置される。
【0009】ケーブル中継送り装置100 は、図1に示す
ように、駆動源としての電動式モータ10と、モータ10か
ら動力を得て回転する可動送り機構50とを有し、可動送
り機構50は、その上方域に配設されたケーブル押え機構
60と協働してケーブルCに補助的な送り力を付与する。
可動送り機構50とモータ10とを連結する動力伝達経路に
は、モータ10側から送り機構50側に向けて、順に、クラ
ッチ機構20、変速機構30、減速機構40が配設されてい
る。この駆動力伝達経路について、図2を参照して詳し
く説明する。
【0010】電動式モータ10は、単相100 Vを電源とす
る分相モータ或いはコンデンサモータ等で構成され、モ
ータ10は、図外のスイッチをマニュアル操作することに
より、回転方向が反転されて、正転あるいは逆転する。
モータ10の出力軸11にはプーリ22が回転自在に取付けら
れ、このプーリ22と出力軸11との間にクラッチ機構20が
介装されている。モータ100 が正転/逆転可能であるた
め、ケーブルを送り過ぎてしまった等の理由から、ケー
ブルを巻戻す場合に従来では人力で行っていた作業を、
送り装置100 で機械的に行うことが可能になる。
【0011】クラッチ機構20について具体的に説明する
と、出力軸11には、プーリ22と摺接するクラッチディス
ク21に固定され、プーリ22の摺接側部分は拡径されて、
このこの拡径部22' の外周部にトルク調整用ボルト24が
固設されている。出力軸11には、また、押え板23が回転
自在に取付けられ、この押え板23によってクラッチディ
スク21がプーリ22側に付勢されている。上記ボルト24は
押え板23を貫通して延び、このトルク調整用ボルト22に
は、押え板23との間に延びるスプリング26を押えるナッ
ト25が螺合されて、ナット25を回転させるとにより、ス
プリング26の付勢力が調整され、これによりプーリ22に
対するディスク21の圧接状態つまり締結力が調整され
る。この締結力の調整は、可動送り機構50の許容負荷と
の関係で設定され、可動送り機構50の負荷が所定値以上
となったときに、ディスク21が空転して、プーリ22への
動力伝達が自動的に遮断される。
【0012】プーリ22に入力された駆動力は、タイミン
グべルト26を介して、変速機構30に伝達される。変速機
構30は、対をなすV型プーリ33、34の有効径を変化させ
ることにより変速比を可変とする従来から既知の無階変
速機で構成され、調整用ノブ35を回転させることによ
り、入力側プーリ33の有効径を変更し、この入力側プー
リ33とV型ベルト32を介して連結された出力側プーリ34
は、従動的に、その有効径が変更される。この無階変速
機30の変速比を調整することにより、所望のケーブル送
り速度を得る。ところで、ケーブル敷設作業では、作業
の進行状況等に応じてケーブルを引く速度を適宜変更す
ることが必要とされるが、この要請に対して簡単に対応
することが可能となる。
【0013】前述した減速機構40は、互いに噛み合う第
1ギヤ41、第2ギヤ42、第3ギヤ43からなる歯車列で構
成されている。すなわち、第1ギヤ41は、出力側プーリ
34の出力軸36に設けられている。第2ギヤ42は、図外の
中間回転シャフトに取付けられ、第1ギヤ41と噛み合う
大径ギア部42aと、第3ギヤ43と噛み合う小径ギヤ部42
b とを有する。第3ギヤ43は後述する中央回転軸51に取
付けられている。この減速機構40に入力された駆動力
は、歯車列を経て減速されつつ可動送り機構50に伝達さ
れる。
【0014】可動送り機構50は、減速機構40と直接的に
連結された中央回転軸51と、中央回転軸51を挟んで並置
された第2、第3の回転軸52、53を有する。第2及び第
3の回転軸52、53は、夫々、チェーン54,55 を介して中
央回転軸51と連結されている。これら回転軸51、52、53
には、夫々、送りローラ56、57、58が一体的に取付けら
れている。
【0015】送りローラ56、57、58の形状について説明
すると、これらローラは同一の形状及び構造を有し、各
ローラは、図3に示すように、全体として鼓状の形状と
されて、その外周側にゴム層Gを備えたアルミニウムで
構成されている。すなわち、ローラは、ケーブルと当接
する部位つまり長手方向中央部に窪みを有する外周面を
備え、これによりケーブルの脱落防止が図られている。
【0016】次に、図4乃至図7を参照しつつ、ケーブ
ル押え機構60を説明する。ケーブル押え機構60は、可動
送り機構50の上方域に配設され、送りローラ56と57との
間及び57と58との間に配設された押えローラ61と62とを
有する。また、押え機構60は、押えローラ61、62を支持
する支持アーム63と、支持アーム63の上下位置を調整す
る手動式のハンドル64とを備える。
【0017】ハンドル64は、円形の形状を有し、その外
周部には上方に延びる把手65が設けられている。ハンド
ル64は、その中心部にシャフト66の上端が連結され、こ
のシャフト66には、上部にフランジ66a が形成され、下
部には雄ネジが切られた雄ネジ部66b が形成されてい
る。この雄ネジ部66b は、ケーブル中継送り装置100 の
本体101 に載置された可動受け板67に接続されている。
即ち、雄ネジ部66b は、受け板67の中央隆起部67a に形
成された開口67b 内周の雌ねじ部と噛合している。これ
により、ハンドル64を回転させことによりシャフト66
は、両ネジ部の噛合により上下に移動する。
【0018】ケーブル押え機構60は、更に、円筒状連結
部材68を備える。この円筒状連結部材68は、シャフト66
の直径よりも大きな内径を有する中央貫通孔を有し、こ
の貫通孔を貫通するシャフト66は、円筒状連結部材68に
対して回転可能とされ、また軸線と直交する方向に若干
変位可能とされている。円筒状連結部材68は、その上端
が、シャフト66のフランジ部66aの下面と当接し、下端
が、シャフト66に取付けられた止め環69で受止められて
いる(図4及び図6)。従って、円筒状連結部材68は、
シャフト66の上下動に伴って上下に移動する。
【0019】円筒状連結部材68の上部には、シャフト66
のフランジ66aとの間の摩擦を低減するためのボールベ
アリング68aが取付けられ、またシャフト66と円筒状連
結部材68の軸線方向中心線のずれを吸収するための球面
座金68bが取付けられている。また、円筒状連結部材68
の下端には、左右方向に突出する一対の突起部68c、68
d が形成されている。これら突起部68c、68d は、後述
するようにアーム63に形成された孔部63c 、63d 内に嵌
入される(図6)。
【0020】アーム63は、同一形状の一対のアーム部材
63a 、63b からなり、ケーブルの送り方向と直交する方
向(図4における左右方向)に延びている。各アーム部
材63a 、63b は、基端が軸63eを介して回動自在にケー
ブル中継送り装置100 の本体101 に取付けられ、先端に
は、押えローラ61、62を支持する支持機構70が取付けら
れる先端部材63hが装着されている。この先端部材63h
は板状部材で構成され、4本のボルト63iによってアー
ム部材63a 、63b の間に挟持されるようにして固定され
ている。
【0021】アーム部材63a 、63b のほぼ中央には、一
対の孔部63c 、63d が形成され、これら孔部63c 、63d
に、前述した突起部68c 、68d が回転可能に嵌合されて
いる。この結果、把手65によりハンドル64を回転させシ
ャフト66を上下運動させると、アーム部材63a 、63b の
一対の孔部63c 、63d と円筒状連結部材68の一対の突起
部68cとの係合により、アーム63が軸63eを中心に回動
し、一対の押えローラ61、62及びこれを支持する支持機
構70が上下移動、正確には、軸63eを中心とした円弧運
動を行う。これにより、押えローラ61、62の位置が、ケ
ーブルの径に適合した高さ位置に調整される。
【0022】支持機構70について説明すると、アーム部
63の先端部材63hは、その先端が二股に分かれて、図5
に示すように、それぞれに円形の孔部63j 、63k が形成
され、これら孔部63j 、63k に渡って延びるピン71が挿
通されている。更に、二股に分かれた部位で挟まれる位
置に吊り下げ部材72が取付けられている。この吊り下げ
部材72は長孔27aを有し、この長孔72aにはピン71が挿
通され、吊り下げ部材72は、ピン71を中心として、規制
された範囲内で揺動が可能とされている。
【0023】この吊り下げ部材72は、長孔72aの下方域
において、ケーブルの送り方向と直交する方向に(図4
を見て左右方向)に延びる貫通孔72bを有し、この貫通
孔72bには、シャフト73が回転自在に挿通されている。
このシャフト73には、両端部にローラ取付け部材74が固
定され、このローラ取付け部材74を介してローラ61、62
が回転自在に取付けられている。
【0024】押えローラ61、62は、前記各送りローラ5
6、57、58と同様の鼓型の形状を有し、これら押えロー
ラ61、62及び各送りローラ56、57、58の大きさ、形状は
使用するケーブルの外径に応じて適宜変更することがで
きるが、一般に使用されるケーブルは外径が30乃至86mm
であるので、この範囲の太さのケーブルに対応できるよ
うに各ローラの寸法形状を選択するのがよい。
【0025】次に、ローラ付勢力調整機構80について説
明する。図6に示すように、ローラ付勢力調整機構80
は、シャフト66の両端に夫々設置されている。ローラ付
勢力調整機構80は、ケーシング81と、ケーシング81内に
収容されたスプリング82と、スプリング82の付勢力を調
整する調整用ボルト83と、上部プレート84とから構成さ
れている。尚、図6には、向かって左側のローラ付勢力
調整機構80がケーシング81を取り外した状態で示されて
いる。図6から明らかなように、スプリング82は、可動
受け板67と上プレート84との間に配設されている。又、
調整用ボルト83は、その下端が、ケーブル中継送り装置
100 の本体101 に形成された雌ねじ部101aに螺合され、
上端は上プレート84を貫通して拡径した頭部83aとなっ
ている。これにより、後述するように、ボルト83のねじ
込み量を調整することによりスプリング82の全体長さを
変更してその付勢力つまり押えローラ61、62の押し付け
力をを調整することが可能となる。
【0026】次に、本実施例のケーブル中継送り装置10
0 の作動を説明する。先ず、ハンドル64を回転させてア
ーム63を上方に回動させ、押えローラ61、62と送りロー
ラ56、57、58との間に敷設するケーブルCが収容される
間隔を形成する。ケーブルが送られてくると、ハンドル
64を回転させて、押えローラ61、62と送りローラ56、5
7、58との間に敷設するケーブルを挟み込む。この状態
では、押えローラ61、62がケーブルに当接しているの
で、アーム63はそれ以上下方には回動できない。従っ
て、ハンドル64及びシャフト66を回転させても、アーム
部材63a 、63b の開口63c 、63d と円筒状連結部材68の
突起部68c 、68d との係合により、シャフト66は、下方
移動できない。このため、押えローラ61、62と送りロー
ラ56、57、58との間に敷設するケーブルを挟み込んだ状
態で、ハンドル64及びシャフト66を回転させると、シャ
フト66の下部の雄ネジ部66aと可動受け板67の開口67a
の雌ねじ部の螺合により、スプリング82の付勢力に抗し
て、シャフト66の下部の雄ネジ部66aに沿って可動受け
板67が上方に上昇する。この結果、スプリング82は圧縮
され、このスプリング力により、シャフト66が下方に付
勢され、シャフト66に連結された円筒状連結部材68、ア
ーム63、押えローラ61、62が下方に付勢される。よっ
て、ケーブルCは、適度な押し付け力の下で、押えロー
ラ61、62と送りローラ56、57、58との間に挟み込まれ、
図7に示すように、各ローラの周面に沿って湾曲しつつ
送り出されることになる。
【0027】ケーブル敷設現場での使用にあたっては、
ケーブル中継送り装置100 は、図8に示すように、敷設
するケーブルCが巻回されたリール201 と、ケーブルC
を牽引するウインチ202 の中間のケーブル敷設経路内に
配置されて使用される。図8では、ケーブル中継送り装
置100 を1台しか使用していないが、ケーブル経路の長
さ等の状況に応じて、複数台配置してもよい。尚、リー
ル201 又はウインチ202 と送り装置100 との間には、ケ
ーブルCを支持するコロ203 が複数個配置される。通
常、敷設作業においては、ケーブルCの先端に接続され
たガイドワイヤ204 をケーブル経路に通し、ガイドワイ
ヤ204 をウインチ202 で巻き取りながら、ケーブルCを
ケーブル経路内に敷設していく。このとき、各ケーブル
中継送り装置100 に対して1人の作業者が配置され、ノ
ブ35によって変速機構30を操作して送り装置100 の送り
速度を調整する。又、スイッチ操作によりモータを逆転
させ、送り過ぎたケーブルをリール側に戻すことも行
う。
【0028】ケーブルCの敷設作業中、各ローラにはそ
の外周面に窪みが設けられているため、送り装置100 か
らケーブルCが脱落することはない。一方、ケーブルC
が何らかの原因で引っ掛かりケーブルの敷設作業に支障
が生じたときには、これに伴って送りローラ56、57、58
に大きな負荷が掛かり、これを受けてクラッチ機構20は
自動的に動力伝達を遮断する。これによりローラが空回
りしてケーブルと擦れ、ケーブルCの被覆を傷つけるこ
とを確実に防止できる。他方、ケーブルの敷設作業が再
開されたときには、これを受けて送りローラ56、57、58
に対する負荷が小さくなることから、クラッチ機構20は
自動的に締結状態となり、送りローラ56、57、58への動
力伝達が自動的に再開されることになる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ケーブルの敷設作業に何らかの支障が発生し
たとしても、ケーブルの脱落を防止しつつ、ケーブルに
送り力を付与する送り部材の回転が自動的に停止される
ことから、ケーブルを傷付けることはなく、またケーブ
ルの敷設を再開したときには、直ちにケーブルの送り動
作を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のケーブル中継送り装置の外
観を示す概略的斜視図
【図2】図1のケーブル中継送り装置のケーブル可動送
り機構を示す横断面図
【図3】図1のケーブル中継送り装置に使用される駆動
用ローラの一部分を断面とした平面図
【図4】図1のIV-IV 線に沿った断面図
【図5】図4のV-V 線に沿った断面図
【図6】図4のVI-VI 線に沿った断面図
【図7】図1のケーブル中継送り装置の使用状態を示す
説明図
【図8】図1のケーブル中継送り装置の使用状態を示す
説明図
【図9】従来技術のケーブル中継送り装置の外観を示す
概略斜視図
【符号の説明】
10 モータ 20 クラッチ機構 50 可動送り機構 56 、57、58 送りローラ 60 ケーブル押え機構 61 、62 押えローラ C ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としての電動モータと、敷設する
    ケーブルを押え部材と協働して挟み込むようにして配置
    され、前記モータから動力を得て回転することにより、
    ケーブルに対して送り力を与える送り部材とを備えたケ
    ーブル中継送り装置において、 前記モータと前記送り部材とを結ぶ動力伝達経路に、前
    記送り部材に所定以上の負荷がかかったときに、前記モ
    ータから前記送り部材への動力伝達を遮断するクラッチ
    機構が設けられ、 前記送り部材と前記押え部材とには、少なくともその一
    方の部材に、前記ケーブルの一部を受け入れる窪みが形
    成されている、 ことを特徴とするケーブル中継送り装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ機構が、その入力側部材と
    出力側部材との摩擦係合により動力伝達を行う摩擦クラ
    ッチで構成され、 該摩擦クラッチには、締結力を調整するクラッチ締結力
    調整手段が付設されている、請求項1に記載のケーブル
    中継送り装置
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