JPH06335017A - 色信号位相補正装置 - Google Patents
色信号位相補正装置Info
- Publication number
- JPH06335017A JPH06335017A JP11973793A JP11973793A JPH06335017A JP H06335017 A JPH06335017 A JP H06335017A JP 11973793 A JP11973793 A JP 11973793A JP 11973793 A JP11973793 A JP 11973793A JP H06335017 A JPH06335017 A JP H06335017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- phase
- output
- quadrant
- burst
- Prior art date
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- Pending
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PLLの引き込み時間を短縮する。
【構成】 選択手段106で入力色差信号のバースト信
号をバーストゲートパルスで抜き取り、加算平均手段1
07で加算平均後、ラッチ回路108で1H間ホールド
する。次に、位相検出部109でバースト信号のR−
Y,B−Y信号の符号により、象限判別する。判別後±
90度以上の位相誤差があれば上位2ビットを用いて9
0度ローテーション手段115により90度回転させて
からPLLで引き込む。 【効果】 第1,第4象限にあるバースト信号のベクト
ルを瞬時に回転させて引き込むため位相が±90度以上
ずれた場合や、ヘッドスイッチ時には応答特性が従来と
比較して応答速度が約2倍以上早く安定状態に落ちつく
ため、画面の安定が得られる。
号をバーストゲートパルスで抜き取り、加算平均手段1
07で加算平均後、ラッチ回路108で1H間ホールド
する。次に、位相検出部109でバースト信号のR−
Y,B−Y信号の符号により、象限判別する。判別後±
90度以上の位相誤差があれば上位2ビットを用いて9
0度ローテーション手段115により90度回転させて
からPLLで引き込む。 【効果】 第1,第4象限にあるバースト信号のベクト
ルを瞬時に回転させて引き込むため位相が±90度以上
ずれた場合や、ヘッドスイッチ時には応答特性が従来と
比較して応答速度が約2倍以上早く安定状態に落ちつく
ため、画面の安定が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ機器からの入力
色信号をデジタル処理を用いて位相制御する色信号位相
補正装置に関するものである。
色信号をデジタル処理を用いて位相制御する色信号位相
補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の回路構成の一例を示す。入
力端子401から入力されたビデオ信号がバンドパスフ
ィルタ(BPF)402に供給されて搬送色信号が取り
出される。この出力信号が同期検波回路405に供給さ
れるとともに、バ−ストゲ−ト回路403に供給されて
バースト信号が抽出され、平均回路412でバースト区
間内平均化され、その出力を受けてPLL404に供給
されて同期検波回路405に同期する。BPF402の
出力信号を受けて、同期検波回路405により同期検波
され、位相補正された色差信号R−Y信号が取り出され
る。そして、このR−Y信号がLPF(ロ−パスフィル
タ)407を通じて色復調出力として出力端子410か
ら取り出される。また、BPF402の出力を受けて、
PLL404から位相回路406に供給されて90度遅
延されてB−Y軸の位相を有する交番信号とされ、検波
回路408に供給される。そして、このB−Y信号がL
PF(ローパスフィルタ)409を通じて色復調出力と
して出力端子411から取り出される。
力端子401から入力されたビデオ信号がバンドパスフ
ィルタ(BPF)402に供給されて搬送色信号が取り
出される。この出力信号が同期検波回路405に供給さ
れるとともに、バ−ストゲ−ト回路403に供給されて
バースト信号が抽出され、平均回路412でバースト区
間内平均化され、その出力を受けてPLL404に供給
されて同期検波回路405に同期する。BPF402の
出力信号を受けて、同期検波回路405により同期検波
され、位相補正された色差信号R−Y信号が取り出され
る。そして、このR−Y信号がLPF(ロ−パスフィル
タ)407を通じて色復調出力として出力端子410か
ら取り出される。また、BPF402の出力を受けて、
PLL404から位相回路406に供給されて90度遅
延されてB−Y軸の位相を有する交番信号とされ、検波
回路408に供給される。そして、このB−Y信号がL
PF(ローパスフィルタ)409を通じて色復調出力と
して出力端子411から取り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
回路では 位相誤差のすべての場合において、PLLの
引き込み時定数に依存する。±90度以内の位相ずれに
対してはPLLの応答特性に依存して応答するため、画
面では影響がほとんど目だたないけれども、位相が±9
0度以上ずれた場合にはPLLによる引き込み速度だけ
では引き込み時間が長く画面で目だつ。
回路では 位相誤差のすべての場合において、PLLの
引き込み時定数に依存する。±90度以内の位相ずれに
対してはPLLの応答特性に依存して応答するため、画
面では影響がほとんど目だたないけれども、位相が±9
0度以上ずれた場合にはPLLによる引き込み速度だけ
では引き込み時間が長く画面で目だつ。
【0004】本発明は、このような引き込み時間を短縮
する色信号位相補正装置を提供することを目的とするも
のである。
する色信号位相補正装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は色差信号のロジ
カルコムフィルタ出力信号を入力として、バーストゲー
トパルス(以下、BGPと呼ぶ)で抜かれた信号を加算
平均し、その信号から位相誤差を検出し、誤差量をフィ
ードバックすることにより、信号の補正を行う。
カルコムフィルタ出力信号を入力として、バーストゲー
トパルス(以下、BGPと呼ぶ)で抜かれた信号を加算
平均し、その信号から位相誤差を検出し、誤差量をフィ
ードバックすることにより、信号の補正を行う。
【0006】ロジカルコムからの入力信号はベースバン
ドに復調されたR−Y,B−Yの多重信号であり、BG
Pで抜かれた多重信号を加算平均し(1Hでリセット)
その結果をR−YとB−Yの各々の信号に各々分離し、
1H間ホールドする。この際±90度以内では、入力信
号に含まれるR−Y信号成分を等価的に位相誤差とみな
して出力する。しかし、±90度以上の領域では一定値
を出力するように設定する。そして、この出力をループ
フィルタを介して、デコーダ(DEC)内のVCOへフ
ィードバックする。また、R−Y,B−Y信号の符号を
検出し、象限を判別する。象限により検出パルス(ID
パルス)を発生して、±90度以上の場合に位相ベクト
ルを瞬時回転させて、PLLで引き込み位相を補正する
手段を備えている。
ドに復調されたR−Y,B−Yの多重信号であり、BG
Pで抜かれた多重信号を加算平均し(1Hでリセット)
その結果をR−YとB−Yの各々の信号に各々分離し、
1H間ホールドする。この際±90度以内では、入力信
号に含まれるR−Y信号成分を等価的に位相誤差とみな
して出力する。しかし、±90度以上の領域では一定値
を出力するように設定する。そして、この出力をループ
フィルタを介して、デコーダ(DEC)内のVCOへフ
ィードバックする。また、R−Y,B−Y信号の符号を
検出し、象限を判別する。象限により検出パルス(ID
パルス)を発生して、±90度以上の場合に位相ベクト
ルを瞬時回転させて、PLLで引き込み位相を補正する
手段を備えている。
【0007】
【作用】本発明による90度IDパルス信号による位相
制御は、まずバースト信号のR−YとB−Yの符号(こ
の場合はデ−タMSB)を用いて、バースト信号のベク
トルがどの象限にあるかを判別する。この象限検出結果
に従ってセレクタにより位相検波出力を得る。バースト
信号のR−Y,B−Y成分のMSBを見て、IDパルス
発生器により、第1象限にあるときは+90度(反時計
まわり)、第4象限にあるときは−90度(時計まわ
り)にシフトするIDパルスを出力する。
制御は、まずバースト信号のR−YとB−Yの符号(こ
の場合はデ−タMSB)を用いて、バースト信号のベク
トルがどの象限にあるかを判別する。この象限検出結果
に従ってセレクタにより位相検波出力を得る。バースト
信号のR−Y,B−Y成分のMSBを見て、IDパルス
発生器により、第1象限にあるときは+90度(反時計
まわり)、第4象限にあるときは−90度(時計まわ
り)にシフトするIDパルスを出力する。
【0008】このIDパルスの出力信号は、デコーダ
(DEC)内のVCOへ送られて、そこで90度回転を
行う。そして、従来と同様に、R−Y信号成分を等価的
に位相誤差とみなして、位相出力補正を行う。VCOは
10bit、360度で表現されてをり、上位2bitが象限
判定に用いられる。このIDパルスは、VCO内の90
度ローテーション回路により、上位2bit(00,0
1,10,11)を切り替えて位相制御を行う。これに
より、従来と比較して、ヘッドスイッチ時や位相が±9
0度以上ずれた場合に応答特性が約2倍以上早く安定状
態に落ちつき、画像が瞬時に安定する。
(DEC)内のVCOへ送られて、そこで90度回転を
行う。そして、従来と同様に、R−Y信号成分を等価的
に位相誤差とみなして、位相出力補正を行う。VCOは
10bit、360度で表現されてをり、上位2bitが象限
判定に用いられる。このIDパルスは、VCO内の90
度ローテーション回路により、上位2bit(00,0
1,10,11)を切り替えて位相制御を行う。これに
より、従来と比較して、ヘッドスイッチ時や位相が±9
0度以上ずれた場合に応答特性が約2倍以上早く安定状
態に落ちつき、画像が瞬時に安定する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例である色信号位相
補正装置の構成を示すブロック図である。色信号入力端
子101から入力された信号はHPF(ハイパスフィル
タ)102によりフィルタリングされる。乗算器103
は現入力信号に補正されたSIN,COSを乗算して、
位相を基準状態に復元してから出力する。LPF104
はダブラー除去用フィルタであり、復調時発生する信号
の2倍の成分(ダブラー成分)を除去する。105は入
力信号に含まれるクロストーク成分を除去するロジカル
コムフィルタであり、VTR再生信号に含まれる隣接ト
ラックからのクロストーク成分を除去する。セレクタ1
06でノイズ成分が除去された信号をBGPでバースト
信号を抜き取り、抜き取られたバースト信号を加算平均
回路107で数回(実施例では8回)加算平均して1H
間ホールドする。加算平均されたバースト信号からラッ
チ回路108で外部パルスによりR−Y成分とB−Y成
分を抜き取り、各々の信号のMSBを検出する。検出さ
れたMSBの符号を用いて位相検出部109で象限を判
別し、位相検波を出力すると同時に、基準状態に対し
て、±90度以上位相がずれた場合にはIDパルスを出
力する。IDパルスは90度ローテーション回路115
に送られ、第1象限にベクトルがある場合は90度位相
を進め、第4象限にベクトルがある場合は90度位相を
遅らせる。110はループフィルタであり、位相検波出
力をフィルタリングして出力する。フィルタリングされ
た位相検波信号はVCO111の制御信号とする。VC
O111ではノコギリ波が発生される。アドレスコント
ロール112はVTRの再生信号のローテーション信号
によりベクトルを回転し、SIN/COS発生器113
はSIN波,COS波を発生する。
補正装置の構成を示すブロック図である。色信号入力端
子101から入力された信号はHPF(ハイパスフィル
タ)102によりフィルタリングされる。乗算器103
は現入力信号に補正されたSIN,COSを乗算して、
位相を基準状態に復元してから出力する。LPF104
はダブラー除去用フィルタであり、復調時発生する信号
の2倍の成分(ダブラー成分)を除去する。105は入
力信号に含まれるクロストーク成分を除去するロジカル
コムフィルタであり、VTR再生信号に含まれる隣接ト
ラックからのクロストーク成分を除去する。セレクタ1
06でノイズ成分が除去された信号をBGPでバースト
信号を抜き取り、抜き取られたバースト信号を加算平均
回路107で数回(実施例では8回)加算平均して1H
間ホールドする。加算平均されたバースト信号からラッ
チ回路108で外部パルスによりR−Y成分とB−Y成
分を抜き取り、各々の信号のMSBを検出する。検出さ
れたMSBの符号を用いて位相検出部109で象限を判
別し、位相検波を出力すると同時に、基準状態に対し
て、±90度以上位相がずれた場合にはIDパルスを出
力する。IDパルスは90度ローテーション回路115
に送られ、第1象限にベクトルがある場合は90度位相
を進め、第4象限にベクトルがある場合は90度位相を
遅らせる。110はループフィルタであり、位相検波出
力をフィルタリングして出力する。フィルタリングされ
た位相検波信号はVCO111の制御信号とする。VC
O111ではノコギリ波が発生される。アドレスコント
ロール112はVTRの再生信号のローテーション信号
によりベクトルを回転し、SIN/COS発生器113
はSIN波,COS波を発生する。
【0011】図2は本発明の一実施例である位相検出部
109の内部構成を示すブロック図である。201はロ
ジカルコムフィルタ出力後の色差信号を入力する端子で
あり、202はBGPにより入力信号からバースト信号
を抜き取る選択手段である。抜き取られたバースト信号
を全加算器203で加算平均する。加算平均出力信号か
らR−Y成分ラッチ回路206でR−Y信号を、B−Y
成分ラッチ回路208でB−Y信号を各々抜き取り、R
−Y成分ラッチ回路206出力のR−Y信号のMSBを
209として抽出し、B−Y成分ラッチ回路208出力
のB−Y信号のMSBを210として抽出する。R−Y
信号とB−Y信号の符号をみて、象限検出手段215で
象限を判別する。すなわち、R−Y信号のMSBとB−
Y信号のMSBがHの場合は第1象限にベクトルがあ
り、R−Y信号のMSBがHでB−Y信号のMSBがL
の場合は第2象限にベクトルがあり、R−Y信号のMS
BとB−Y信号のMSBがLの場合は第3象限にベクト
ルがあり、R−Y信号のMSBがLでB−Y信号のMS
BがHの場合は第4象限にベクトルがある。第1象限に
ベクトルがある場合は固定値発生器212の固定値(実
施例では10進数で+1023)がセレクタ214で選
択される。また、第4象限にベクトルがある場合は固定
値発生器211の固定値(実施例では10進数で−10
24)がセレクタ213で選択される。第2,第3象限
にベクトルがある場合はR−Y信号の符号を出力する。
217は出力信号を滑らかにするループフィルタであ
り、フィルタリングされた位相検波出力が出力端子22
0から出力される。また、象限検出されたベクトルに基
づいてベクトルが第1,第4象限にある場合、すなわ
ち、バースト信号が±90度以上位相がずれている場合
はID検出用のパルスをID検出回路216から発生し
て入力端子219にオン/オフ信号(IDON)を外部
から入力し論理回路218で選択する。選択された信号
を出力端子221からIDパルス出力信号として出力す
る。
109の内部構成を示すブロック図である。201はロ
ジカルコムフィルタ出力後の色差信号を入力する端子で
あり、202はBGPにより入力信号からバースト信号
を抜き取る選択手段である。抜き取られたバースト信号
を全加算器203で加算平均する。加算平均出力信号か
らR−Y成分ラッチ回路206でR−Y信号を、B−Y
成分ラッチ回路208でB−Y信号を各々抜き取り、R
−Y成分ラッチ回路206出力のR−Y信号のMSBを
209として抽出し、B−Y成分ラッチ回路208出力
のB−Y信号のMSBを210として抽出する。R−Y
信号とB−Y信号の符号をみて、象限検出手段215で
象限を判別する。すなわち、R−Y信号のMSBとB−
Y信号のMSBがHの場合は第1象限にベクトルがあ
り、R−Y信号のMSBがHでB−Y信号のMSBがL
の場合は第2象限にベクトルがあり、R−Y信号のMS
BとB−Y信号のMSBがLの場合は第3象限にベクト
ルがあり、R−Y信号のMSBがLでB−Y信号のMS
BがHの場合は第4象限にベクトルがある。第1象限に
ベクトルがある場合は固定値発生器212の固定値(実
施例では10進数で+1023)がセレクタ214で選
択される。また、第4象限にベクトルがある場合は固定
値発生器211の固定値(実施例では10進数で−10
24)がセレクタ213で選択される。第2,第3象限
にベクトルがある場合はR−Y信号の符号を出力する。
217は出力信号を滑らかにするループフィルタであ
り、フィルタリングされた位相検波出力が出力端子22
0から出力される。また、象限検出されたベクトルに基
づいてベクトルが第1,第4象限にある場合、すなわ
ち、バースト信号が±90度以上位相がずれている場合
はID検出用のパルスをID検出回路216から発生し
て入力端子219にオン/オフ信号(IDON)を外部
から入力し論理回路218で選択する。選択された信号
を出力端子221からIDパルス出力信号として出力す
る。
【0012】図3に図2で示したループフィルタ217
の内部構成を示す。301は位相検波入力信号端子であ
り、302は加算器、304は1H遅延させるIIR型
フィルタであり、係数発生回路303は加算器302の
出力に係数Aをかけて出力する。係数発生回路305は
入力端子301の入力信号に係数Bをかける。加算器3
06は係数発生回路303の出力と係数発生回路305
の出力を加算し、フィルタリングされた信号を出力端子
307から出力する。
の内部構成を示す。301は位相検波入力信号端子であ
り、302は加算器、304は1H遅延させるIIR型
フィルタであり、係数発生回路303は加算器302の
出力に係数Aをかけて出力する。係数発生回路305は
入力端子301の入力信号に係数Bをかける。加算器3
06は係数発生回路303の出力と係数発生回路305
の出力を加算し、フィルタリングされた信号を出力端子
307から出力する。
【0013】以上説明した本発明の実施例によれば、第
1,第4象限にあるバースト信号のベクトルを第2,第
3象限にベクトルを90度ローテーションして、その状
態からPLLで安定状態に引き込むため、従来と比較し
て、約200nsecから約100nsecに引き込み時間が短
縮される。従来からある90度ローテーション処理の上
位2bitを使用して処理するため回路規模としては数十
ゲート増える程度である。位相が±90度以上ずれた場
合や、VTRのヘッドスイッチ時には応答特性が従来と
比較して約2倍以上早く、安定状態に落ちつく。
1,第4象限にあるバースト信号のベクトルを第2,第
3象限にベクトルを90度ローテーションして、その状
態からPLLで安定状態に引き込むため、従来と比較し
て、約200nsecから約100nsecに引き込み時間が短
縮される。従来からある90度ローテーション処理の上
位2bitを使用して処理するため回路規模としては数十
ゲート増える程度である。位相が±90度以上ずれた場
合や、VTRのヘッドスイッチ時には応答特性が従来と
比較して約2倍以上早く、安定状態に落ちつく。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力色差信号の
バースト信号からR−Y,B−Y信号の符号を検出し、
検出後の符号の象限を判別後、第1象限,第4象限にベ
クトルがある場合に90度ローテーションによりベクト
ルを第2象限,第3象限に瞬時に移動させて、PLLで
安定状態に引き込む処理を行うことにより、90度以上
位相がずれた場合やVTRのヘッドスイッチの切り替え
時、位相が大きく変動する場合に瞬時に引き込む。。従
来に比べて、引き込み速度が約2倍以上向上するため、
応答特性の向上がはかれる。応答特性が改善されること
により画面の安定性の向上がはかれる。
バースト信号からR−Y,B−Y信号の符号を検出し、
検出後の符号の象限を判別後、第1象限,第4象限にベ
クトルがある場合に90度ローテーションによりベクト
ルを第2象限,第3象限に瞬時に移動させて、PLLで
安定状態に引き込む処理を行うことにより、90度以上
位相がずれた場合やVTRのヘッドスイッチの切り替え
時、位相が大きく変動する場合に瞬時に引き込む。。従
来に比べて、引き込み速度が約2倍以上向上するため、
応答特性の向上がはかれる。応答特性が改善されること
により画面の安定性の向上がはかれる。
【図1】本発明の一実施例の色信号位相補正装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】図1中の位相検出部109の内部構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図3】図2中のループフィルタ217の内部構成を示
すブロック図
すブロック図
【図4】従来の位相補正制御装置の構成を示すブロック
図
図
101 入力端子 114 出力端子 102 HPF(ハイパスフィルタ) 103 乗算器 104 LPF(ローパスフィルタ) 105 コムフィルタ 106 セレクタ(バースト抽出手段) 107 加算平均手段 108 ラッチ回路(信号分離、ホールド手段) 109 位相検出部 215 象限検出手段 110 ループフィルタ 111 VCO(位相検波出力手段) 112 アドレスコントロール手段 113 SIN/COS発生器 115 90度ローテーション回路(90度回転手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 入力映像信号から搬送色信号を抽出する
第1のフィルタ手段と、 前記搬送色信号を復調し、色差信号を抽出する乗算手段
と、 前記乗算手段の出力の高調波成分を除去するローパスフ
ィルタと、 前記ローパスフィルタの出力のノイズを除去する第2の
フィルタ手段と、 前記第2のフィルタ手段の出力からバースト信号を抽出
する選択手段と、 前記バースト信号のR−Y,B−Y信号を加算平均する
加算平均手段と、 加算平均された前記R−Y信号と前記B−Y信号を分離
し各々ホールドするラッチ手段と、 前記ラッチ手段にストアされたR−Y信号とB−Y信号
の最上位ビットの符号を用いて、符号に応じて象限を判
定する象限検出手段と、 前記象限検出手段の出力に応じて第1,第4象限に符号
がある場合は位相を90度回転するローテーション手段
と、 前記象限検出手段の出力を位相検波する位相検波手段と
を備えた色信号位相補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11973793A JPH06335017A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 色信号位相補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11973793A JPH06335017A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 色信号位相補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335017A true JPH06335017A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14768884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11973793A Pending JPH06335017A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 色信号位相補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06335017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000054514A1 (fr) * | 1999-03-08 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Dispositif de demodulation couleur |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP11973793A patent/JPH06335017A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000054514A1 (fr) * | 1999-03-08 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Dispositif de demodulation couleur |
US6567129B1 (en) | 1999-03-08 | 2003-05-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Color demodulating device |
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