JPH063349B2 - 焼結機点火炉バーナのシール方法 - Google Patents
焼結機点火炉バーナのシール方法Info
- Publication number
- JPH063349B2 JPH063349B2 JP15281089A JP15281089A JPH063349B2 JP H063349 B2 JPH063349 B2 JP H063349B2 JP 15281089 A JP15281089 A JP 15281089A JP 15281089 A JP15281089 A JP 15281089A JP H063349 B2 JPH063349 B2 JP H063349B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition furnace
- burner
- sintering machine
- ignition
- ceiling
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- Expired - Lifetime
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばドワイトロイド式焼結機点火炉におけ
るバーナ部のシール方法に関するものである。
るバーナ部のシール方法に関するものである。
(従来の技術) トワイトロイド式焼結機は、給鉱装置によってコークス
粉、石灰粉等を混合、造粒した粉鉄鉱石を連続移動する
パレット上に装入し、点火炉でその表面に連続的に点火
する構成である。そして、表面に点火された原料は、パ
レットの下方から吸引される空気によって順次下方に伝
熱されて焼結される。
粉、石灰粉等を混合、造粒した粉鉄鉱石を連続移動する
パレット上に装入し、点火炉でその表面に連続的に点火
する構成である。そして、表面に点火された原料は、パ
レットの下方から吸引される空気によって順次下方に伝
熱されて焼結される。
ところで、焼結するに際しては、通常400〜600mm程度の
原料層厚にするが、原料内の通気性によって生産性、品
質に変化がある為、最適な層厚を心掛ける必要がある。
原料層厚にするが、原料内の通気性によって生産性、品
質に変化がある為、最適な層厚を心掛ける必要がある。
一方、装入原料としては約10〜13種類程度使用している
為、粒度にもバラツキがあり、装入原料の種類によって
層厚は変化する。
為、粒度にもバラツキがあり、装入原料の種類によって
層厚は変化する。
ところで、バーナーは通常固定式であるため、層厚変化
には対応出来ない。従って、バーナーと装入原料表面と
の間隔を一定とする為には、天井全体を上下動させる
か、固定式の天井に対してバーナーだけを上下動させる
必要がある。
には対応出来ない。従って、バーナーと装入原料表面と
の間隔を一定とする為には、天井全体を上下動させる
か、固定式の天井に対してバーナーだけを上下動させる
必要がある。
固定式に対し天井全体を上下動させる方法はその移動に
長時間を要し、2カ月ピッチ程度の定期補修時しか変更
出来ず、日々の層厚変化に対応出来ない。
長時間を要し、2カ月ピッチ程度の定期補修時しか変更
出来ず、日々の層厚変化に対応出来ない。
従って、点火炉で装入原料の表面に点火する場合には、
原料層厚に応じてバーナと装入原料の表面間隔を一定と
する為、バーナを点火炉の天井部に対して上下移動させ
ている。
原料層厚に応じてバーナと装入原料の表面間隔を一定と
する為、バーナを点火炉の天井部に対して上下移動させ
ている。
しかし、このようにバーナを上下移動させる構造とした
場合には、天井部に開設されたバーナ挿入用開孔とバー
ナとの間隙を10mm程度とる必要がある。炉内圧力は1
〜2mmAq程度の負圧であり、該間隙から大気を吸引し
て、炉内温度(700〜800℃)を低下させることになる。
この炉内温度の低下は装入原料表面への点火状態を変化
させて着火状態が悪化し、品質不良や返鉱量の増大を招
来することになる。
場合には、天井部に開設されたバーナ挿入用開孔とバー
ナとの間隙を10mm程度とる必要がある。炉内圧力は1
〜2mmAq程度の負圧であり、該間隙から大気を吸引し
て、炉内温度(700〜800℃)を低下させることになる。
この炉内温度の低下は装入原料表面への点火状態を変化
させて着火状態が悪化し、品質不良や返鉱量の増大を招
来することになる。
そこで、従来は第3図(イ)(ロ)に示すように、バー
ナ1と、点火炉の天井部2に開設したバーナ挿入用開孔
3との間隙部にアスベスト等のシール材4を設置して点
火炉内への空気の侵入を防止している。なお第3図中、
5はパレット、6は装入原料を示す。
ナ1と、点火炉の天井部2に開設したバーナ挿入用開孔
3との間隙部にアスベスト等のシール材4を設置して点
火炉内への空気の侵入を防止している。なお第3図中、
5はパレット、6は装入原料を示す。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したようなシール材4を設置して点
火炉内への空気の侵入を防止するという方法では、バー
ナ1の上下方向の移動によってシール材4が摩耗したり
変形したりする。そして、摩耗、変形状態のままでは空
気が点火炉内に侵入することになるため、頻繁にメンテ
ナンスをする必要があるという問題がある。
火炉内への空気の侵入を防止するという方法では、バー
ナ1の上下方向の移動によってシール材4が摩耗したり
変形したりする。そして、摩耗、変形状態のままでは空
気が点火炉内に侵入することになるため、頻繁にメンテ
ナンスをする必要があるという問題がある。
本発明はかかる問題点を解決できる焼結機点火炉におけ
るバーナ部のシール方法を提供することを目的としてい
る。
るバーナ部のシール方法を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に係る焼結機点火炉に
おけるバーナ部のシール方法は、焼結機点火の天井部
に、該天井部に対して上下動可能に設置された点火用バ
ーナと、天井部に開設されたバーナ装入用開孔との間隙
に、焼結機点火炉の外部から内部に高温空気を供給する
こととしているのである。
おけるバーナ部のシール方法は、焼結機点火の天井部
に、該天井部に対して上下動可能に設置された点火用バ
ーナと、天井部に開設されたバーナ装入用開孔との間隙
に、焼結機点火炉の外部から内部に高温空気を供給する
こととしているのである。
(作 用) 本発明は、焼結機点火炉の天井部に、該天井部に対して
上下動可能に設置された点火用バーナと、天井部に開設
されたバーナ挿入用開孔との間隙に、焼結機点火炉の外
部から高温の空気を強制的に焼結機点火炉に供給するも
のであり、前記間隙から点火炉内に空気が侵入すること
がなくなる。
上下動可能に設置された点火用バーナと、天井部に開設
されたバーナ挿入用開孔との間隙に、焼結機点火炉の外
部から高温の空気を強制的に焼結機点火炉に供給するも
のであり、前記間隙から点火炉内に空気が侵入すること
がなくなる。
(実 施 例) 以下本発明を第1図に示す一実施例に基づいて説明す
る。なお、第3図と同一番号は同一部分を示し、詳細な
説明を省略する。
る。なお、第3図と同一番号は同一部分を示し、詳細な
説明を省略する。
第1図において、7は点火炉の天井部2に開設されたバ
ーナ挿入用開孔3に挿入されて上下移動可能に設置され
たバーナ1を挟むべく天井部2の上部に配設されたヘッ
ダーであり、このヘッダー7の吐出口は前記開孔3とノ
ズル1間の間隙を臨むように成されている。
ーナ挿入用開孔3に挿入されて上下移動可能に設置され
たバーナ1を挟むべく天井部2の上部に配設されたヘッ
ダーであり、このヘッダー7の吐出口は前記開孔3とノ
ズル1間の間隙を臨むように成されている。
8は前記ヘッダー7に例えば焼結機の排鉱部から循環さ
せた高温の空気を案内する配管であり、その途中には空
気量を制御するためのバブル9が介設されている。
せた高温の空気を案内する配管であり、その途中には空
気量を制御するためのバブル9が介設されている。
すなわち、本発明は例えばこのような構造の装置を用い
て開孔3とノズル1間の間隙に、点火炉の外部から内部
に向けて強制的に高温空気を供給して前記間隙をシール
し、空気の侵入を防止するのである。
て開孔3とノズル1間の間隙に、点火炉の外部から内部
に向けて強制的に高温空気を供給して前記間隙をシール
し、空気の侵入を防止するのである。
なお、高温空気は、本実施例のように排鉱部から循環さ
せたものを使用することに限らないが、排熱を利用する
ことが省エネルギーに役立つ。
せたものを使用することに限らないが、排熱を利用する
ことが省エネルギーに役立つ。
第1図に示す本発明方法を使用した場合の効果を第2図
に示すが、第3図に示す従来の場合と比較して、Cガス
量をほぼ同量で操業した結果、炉内温度が大幅に上昇
し、返鉱や冷間強度が向上することが確認できた。
に示すが、第3図に示す従来の場合と比較して、Cガス
量をほぼ同量で操業した結果、炉内温度が大幅に上昇
し、返鉱や冷間強度が向上することが確認できた。
なお、実施時の配合原料を第1表に、また高温空気の諸
元及び開孔3とノズル1間の間隙を第2表に示す。
元及び開孔3とノズル1間の間隙を第2表に示す。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、焼結機点火の天井部
に、該天井部に対して上下動可能に設置された点火用バ
ーナと、天井部に開設されたバーナ挿入用開孔との間隙
に、焼結機点火炉の外部から高温の空気を強制的に焼結
機点火炉内に供給するものであり、前記間隙から点火炉
内に空気が侵入することがなくなる。従って、従来方法
のようにシール材が摩耗したり変形したりすることがな
く、そのためのメンテナンスが不要となる。
に、該天井部に対して上下動可能に設置された点火用バ
ーナと、天井部に開設されたバーナ挿入用開孔との間隙
に、焼結機点火炉の外部から高温の空気を強制的に焼結
機点火炉内に供給するものであり、前記間隙から点火炉
内に空気が侵入することがなくなる。従って、従来方法
のようにシール材が摩耗したり変形したりすることがな
く、そのためのメンテナンスが不要となる。
すなわち、本発明方法によれば、焼結機点火炉バーナの
シール部のメンテナンスを可及的省略でき、しかも点火
炉内の雰囲気温度を高く維持できるので、点火エネルギ
ーの低減や焼結鉱の品質向上にも寄与できるという大き
な効果を有する。
シール部のメンテナンスを可及的省略でき、しかも点火
炉内の雰囲気温度を高く維持できるので、点火エネルギ
ーの低減や焼結鉱の品質向上にも寄与できるという大き
な効果を有する。
第1図は本発明方法を説明するための図面で、(イ)は
平面図、(ロ)は(イ)の矢視ロ−ロ図、第2図は実験
結果図、第3図(イ)(ロ)は従来方法の場合の第1図
(イ)(ロ)と同様の図面である。 1はバーナ、2は天井部、3は開孔、7はヘッダー、8
は配管。
平面図、(ロ)は(イ)の矢視ロ−ロ図、第2図は実験
結果図、第3図(イ)(ロ)は従来方法の場合の第1図
(イ)(ロ)と同様の図面である。 1はバーナ、2は天井部、3は開孔、7はヘッダー、8
は配管。
Claims (1)
- 【請求項1】焼結機点火の天井部に、該天井部に対して
上下動可能に設置された点火用バーナと、天井部に開設
されたバーナ挿入用開孔との間隙に、焼結機点火炉の外
部から内部に高温空気を供給することを特徴とする焼結
機点火炉バーナのシール方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15281089A JPH063349B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 焼結機点火炉バーナのシール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15281089A JPH063349B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 焼結機点火炉バーナのシール方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317497A JPH0317497A (ja) | 1991-01-25 |
JPH063349B2 true JPH063349B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=15548649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15281089A Expired - Lifetime JPH063349B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 焼結機点火炉バーナのシール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063349B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7070526B2 (ja) * | 2019-10-18 | 2022-05-18 | Jfeスチール株式会社 | 焼結機点火炉の点火方法 |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP15281089A patent/JPH063349B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317497A (ja) | 1991-01-25 |
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