JPH06334975A - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
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- JPH06334975A JPH06334975A JP5141247A JP14124793A JPH06334975A JP H06334975 A JPH06334975 A JP H06334975A JP 5141247 A JP5141247 A JP 5141247A JP 14124793 A JP14124793 A JP 14124793A JP H06334975 A JPH06334975 A JP H06334975A
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- indicator
- video signal
- displayed
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ズームモード時のトリミング位置調整の際
に、映像のスクロールがはっきり解るようになる。 【構成】 映像信号処理部から抽出される同期信号に従
い、インジケータMを形成し、映像信号処理部から出力
される映像信号に重畳して画面上に表示する。インジケ
ータMは、例えば映像Aの最上部を示す目盛Mu 、映像
Aの最下部を示す目盛Md を、中央部を示す目盛Mc よ
りやや長めに形成することにより、映像Aの絶対位置を
示すことができ、映像Aをスクロールさせた場合にCR
T8に表示されている目盛Mu ,Md ,Mc により、映
像Aの表示部分を判別することができるようになされて
いる。
に、映像のスクロールがはっきり解るようになる。 【構成】 映像信号処理部から抽出される同期信号に従
い、インジケータMを形成し、映像信号処理部から出力
される映像信号に重畳して画面上に表示する。インジケ
ータMは、例えば映像Aの最上部を示す目盛Mu 、映像
Aの最下部を示す目盛Md を、中央部を示す目盛Mc よ
りやや長めに形成することにより、映像Aの絶対位置を
示すことができ、映像Aをスクロールさせた場合にCR
T8に表示されている目盛Mu ,Md ,Mc により、映
像Aの表示部分を判別することができるようになされて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRTのアスペクト比
と異なるアスペクト比の映像を出力するピクチャーモー
ドを有するテレビジョン受像機に関するものである。
と異なるアスペクト比の映像を出力するピクチャーモー
ドを有するテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、16:9アスペクト比のCR
Tを有するハイビジョン方式のテレビジョン受像機が普
及してきている。このような、テレビジョン受像機でも
従来のNTSC方式の4:3アスペクト比の映像を、数
種類のピクチャーモードで視聴することができるように
なされている。例えば16:9の縦方向の長さと、4:
3の縦方向の長さを同一とし、画面の中央部分に上下い
っぱいに4:3アスペクト比の映像を映し出すノーマル
モードや、このノーマルモードの映像の横方向を画面い
っぱいに引き延ばしたフルモードなどの各種ピクチャー
モードが設けられている。
Tを有するハイビジョン方式のテレビジョン受像機が普
及してきている。このような、テレビジョン受像機でも
従来のNTSC方式の4:3アスペクト比の映像を、数
種類のピクチャーモードで視聴することができるように
なされている。例えば16:9の縦方向の長さと、4:
3の縦方向の長さを同一とし、画面の中央部分に上下い
っぱいに4:3アスペクト比の映像を映し出すノーマル
モードや、このノーマルモードの映像の横方向を画面い
っぱいに引き延ばしたフルモードなどの各種ピクチャー
モードが設けられている。
【0003】ところで、このようなピクチャーモードの
一種にズームモードというモードがある。このズームモ
ードは、16:9の画面の横方向の長さと4:3の映像
の横方向の長さを同一にして上方部及び/又は下方部を
トリミングして映し出すモードである。
一種にズームモードというモードがある。このズームモ
ードは、16:9の画面の横方向の長さと4:3の映像
の横方向の長さを同一にして上方部及び/又は下方部を
トリミングして映し出すモードである。
【0004】図4はズームモードで映像を出力する場合
の垂直走査信号の波形、図5はズームモード時における
映像のスクロール時に、偏向系に供給される同期信号の
タイミングを模式的に示す図である。これらの図でVは
垂直同期信号、Hは水平同期信号を示す。
の垂直走査信号の波形、図5はズームモード時における
映像のスクロール時に、偏向系に供給される同期信号の
タイミングを模式的に示す図である。これらの図でVは
垂直同期信号、Hは水平同期信号を示す。
【0005】図4(a)に示されている通常の垂直走査
信号の振幅レベルEを、図4(b)に示されているよう
に、例えば4/3倍に増幅することにより、画面に映し
出される映像の上下をオーバースキャンさせるようにす
る。また、図5(a)、(b)、(c)、(d)に示さ
れているように垂直同期信号Vの位相を偏向系の垂直走
査信号の波形の位相とづらすことによって、画面をスク
ロールさせることができる。
信号の振幅レベルEを、図4(b)に示されているよう
に、例えば4/3倍に増幅することにより、画面に映し
出される映像の上下をオーバースキャンさせるようにす
る。また、図5(a)、(b)、(c)、(d)に示さ
れているように垂直同期信号Vの位相を偏向系の垂直走
査信号の波形の位相とづらすことによって、画面をスク
ロールさせることができる。
【0006】図6は、4:3アスペクト比の映像Aをズ
ームモードにより、16:9アスペクト比の画面Bに表
示する場合の概要を示す図である。すなわち、図6
(a)に示されている4:3アスペクト比の映像Aは、
16:9のCRTで映し出す時に、図4(b)で説明し
たように垂直走査信号Eの振幅レベルを4/3倍にする
と、16:9アスペクト比の画面Bには、図6(b)に
示されているように、その中央部分(例えば約75%ほ
ど)のみが写し出され、上下部分はオーバースキャンに
よりトリミングされ映し出される。
ームモードにより、16:9アスペクト比の画面Bに表
示する場合の概要を示す図である。すなわち、図6
(a)に示されている4:3アスペクト比の映像Aは、
16:9のCRTで映し出す時に、図4(b)で説明し
たように垂直走査信号Eの振幅レベルを4/3倍にする
と、16:9アスペクト比の画面Bには、図6(b)に
示されているように、その中央部分(例えば約75%ほ
ど)のみが写し出され、上下部分はオーバースキャンに
よりトリミングされ映し出される。
【0007】この場合、例えば朝夕の時間帯に映像Aの
上部に表示される時刻や、同様に画面Aの上部または下
部に表示される、例えばスポーツ番組などの得点表示な
どもトリミングされ、ユーザへの情報提供に支障をきた
すこととなる。このため、16:9の画面Bに表示され
る部分を上下方向にスクロールさせることにより、ユー
ザの所望の表示位置を選択することが可能となってい
る。
上部に表示される時刻や、同様に画面Aの上部または下
部に表示される、例えばスポーツ番組などの得点表示な
どもトリミングされ、ユーザへの情報提供に支障をきた
すこととなる。このため、16:9の画面Bに表示され
る部分を上下方向にスクロールさせることにより、ユー
ザの所望の表示位置を選択することが可能となってい
る。
【0008】例えば、図5(b)に示した垂直同期信号
Vの位置を、図5(c)に示されているようにシフトさ
せることにより、偏向系の走査信号との位相を変化する
と、図6(b)に示した画面Bは図6(c)に示されて
いるように、映像Aが上方にスクロールして下方部がト
リミングされて映し出されるようになり、その上方部を
モニタすることができるようになる。また、例えば図5
(c)の場合とは逆に、図5(d)のように逆方向にシ
フトさせた場合には、図6(d)に示されているよう
に、映像Aが下方にスクロールして上方がトリミングさ
れ、下方部をモニタすることができるようになる。
Vの位置を、図5(c)に示されているようにシフトさ
せることにより、偏向系の走査信号との位相を変化する
と、図6(b)に示した画面Bは図6(c)に示されて
いるように、映像Aが上方にスクロールして下方部がト
リミングされて映し出されるようになり、その上方部を
モニタすることができるようになる。また、例えば図5
(c)の場合とは逆に、図5(d)のように逆方向にシ
フトさせた場合には、図6(d)に示されているよう
に、映像Aが下方にスクロールして上方がトリミングさ
れ、下方部をモニタすることができるようになる。
【0009】このようなスクロールは図5(c)、
(d)で説明した同期信号のシフトを例えば約数十段階
のステップで行なうことにより、ユーザは映像Aを自由
な位置に設定して視聴することができるようになる。
(d)で説明した同期信号のシフトを例えば約数十段階
のステップで行なうことにより、ユーザは映像Aを自由
な位置に設定して視聴することができるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ズームモー
ドにおいてスクロールにより映像Aの表示部分の調整
を、例えばスポーツなどでの特に上下の動作の激しい映
像や、上下方向にスクロールさせても特に変化のない映
像などに対して行なった場合、実際に映像が上下方向に
スクロールしていても目で見て解かりにくい場合があ
る。そこで、映像の表示部分を所定の数値で表示してい
るものもあるが、その数値により映像の表示部分を瞬時
に判別できるものではない。このために、映像の表示部
分の調整はユーザにとって解りにくいものであり、映像
の表示部分が解らないために、かえって混乱を招くこと
となる。
ドにおいてスクロールにより映像Aの表示部分の調整
を、例えばスポーツなどでの特に上下の動作の激しい映
像や、上下方向にスクロールさせても特に変化のない映
像などに対して行なった場合、実際に映像が上下方向に
スクロールしていても目で見て解かりにくい場合があ
る。そこで、映像の表示部分を所定の数値で表示してい
るものもあるが、その数値により映像の表示部分を瞬時
に判別できるものではない。このために、映像の表示部
分の調整はユーザにとって解りにくいものであり、映像
の表示部分が解らないために、かえって混乱を招くこと
となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、映像を映し出すC
RTと、該CRTのアスペクト比と異なるアスペクト比
の映像信号をオーバースキャンさせることにより、その
一部分をトリミングして前記CRTに映し出す偏向手段
と、該偏向手段に供給する同期信号と前記映像信号の位
相を変化させ、前記トリミングの位置を調整する位相制
御手段とを備えたテレビジョン受像機において、前記同
期信号に従い前記映像信号からなる映像の表示部分の位
置を、例えば複数の目盛を有するインジケータを形成す
るインジケータ発生手段と、該インジケータ発生手段に
形成されたインジケータを前記映像信号に重畳する合成
手段を備え、前記位相制御手段により前記同期信号と前
記映像信号の位相を変化させる場合に、前記CRTに前
記インジケータを同時に表示するようになされている。
また、前記目盛の近傍には、前記目盛に対応した前記映
像の絶対位置を示す数値が表示される。
点を解決するためになされたもので、映像を映し出すC
RTと、該CRTのアスペクト比と異なるアスペクト比
の映像信号をオーバースキャンさせることにより、その
一部分をトリミングして前記CRTに映し出す偏向手段
と、該偏向手段に供給する同期信号と前記映像信号の位
相を変化させ、前記トリミングの位置を調整する位相制
御手段とを備えたテレビジョン受像機において、前記同
期信号に従い前記映像信号からなる映像の表示部分の位
置を、例えば複数の目盛を有するインジケータを形成す
るインジケータ発生手段と、該インジケータ発生手段に
形成されたインジケータを前記映像信号に重畳する合成
手段を備え、前記位相制御手段により前記同期信号と前
記映像信号の位相を変化させる場合に、前記CRTに前
記インジケータを同時に表示するようになされている。
また、前記目盛の近傍には、前記目盛に対応した前記映
像の絶対位置を示す数値が表示される。
【0012】
【作用】トリミング位置を調整する場合に、映像がスク
ロールしていることが容易に確認することができ、更に
映像のどの部分が表示されているかが明らかになる。
ロールしていることが容易に確認することができ、更に
映像のどの部分が表示されているかが明らかになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のテレビジョン受像機の実施例
を説明する。図1は、本実施例の16:9アスペクト比
のCRTを有するテレビジョン受像機の特に映像回路系
の回路ブロックを示す図である。この図で、1はBSア
ンテナ11、CSアンテナ12、U/Vアンテナ13か
ら混合器14を介して入力される放送電波を選択するチ
ューナ部、2は中間周波増幅部を示す。チューナ部1、
及び外部から入力されるVideo1、Video2の各映像信号
は、スイッチSW1 で選択され、更にスイッチSW3 で
選択されて映像信号処理部3に供給される。
を説明する。図1は、本実施例の16:9アスペクト比
のCRTを有するテレビジョン受像機の特に映像回路系
の回路ブロックを示す図である。この図で、1はBSア
ンテナ11、CSアンテナ12、U/Vアンテナ13か
ら混合器14を介して入力される放送電波を選択するチ
ューナ部、2は中間周波増幅部を示す。チューナ部1、
及び外部から入力されるVideo1、Video2の各映像信号
は、スイッチSW1 で選択され、更にスイッチSW3 で
選択されて映像信号処理部3に供給される。
【0014】映像信号処理部3では、色信号、輝度信号
の分離、色差信号形成、同期信号の抽出等の各種処理を
行なう。ここで抽出された同期信号は、同期信号復調部
4a、垂直同期位相制御部4b等から形成される偏向処
理部4に供給される。また映像信号処理部3は、NTS
C方式の4:3アスペクト比の映像信号が入力された場
合には、アスペクト変換処理等を施すようになされてい
る。
の分離、色差信号形成、同期信号の抽出等の各種処理を
行なう。ここで抽出された同期信号は、同期信号復調部
4a、垂直同期位相制御部4b等から形成される偏向処
理部4に供給される。また映像信号処理部3は、NTS
C方式の4:3アスペクト比の映像信号が入力された場
合には、アスペクト変換処理等を施すようになされてい
る。
【0015】5は目盛発生部(キャラクタジェネレー
タ)を示し、ズームモードにおいて映像をスクロールさ
せる場合に、表示されている映像の位置を示す目盛を有
するインジケータを形成する。この目盛発生部5は、後
で説明する同期信号復調部4aで復調された垂直/水平
同期信号が供給され、垂直/水平同期信号に同期して前
記インジケータを形成し、合成部6で映像信号処理部3
から出力された映像信号に重畳されるようになされてい
る。
タ)を示し、ズームモードにおいて映像をスクロールさ
せる場合に、表示されている映像の位置を示す目盛を有
するインジケータを形成する。この目盛発生部5は、後
で説明する同期信号復調部4aで復調された垂直/水平
同期信号が供給され、垂直/水平同期信号に同期して前
記インジケータを形成し、合成部6で映像信号処理部3
から出力された映像信号に重畳されるようになされてい
る。
【0016】4は同期信号復調部4a、垂直同期位相制
御部4b、垂直同期増幅部4c等からなる偏向処理部を
示す。同期信号復調部4aで復調された同期信号は、垂
直同期位相制御部4bに供給され、例えば図5(c)、
(d)で説明したような垂直同期信号の位相制御がなさ
れる。そして、垂直同期増幅部4cにおいて図4(b)
で説明したように振幅レベルの増幅を行ない、偏向ヨー
ク7に偏向電流を供給する。8は16:9アスペクト比
のCRTを示し、映像信号処理部3、合成部6から出力
される映像を、その管面上に表示する。
御部4b、垂直同期増幅部4c等からなる偏向処理部を
示す。同期信号復調部4aで復調された同期信号は、垂
直同期位相制御部4bに供給され、例えば図5(c)、
(d)で説明したような垂直同期信号の位相制御がなさ
れる。そして、垂直同期増幅部4cにおいて図4(b)
で説明したように振幅レベルの増幅を行ない、偏向ヨー
ク7に偏向電流を供給する。8は16:9アスペクト比
のCRTを示し、映像信号処理部3、合成部6から出力
される映像を、その管面上に表示する。
【0017】9はHD(High-Definition )デコード部
を示し、例えば、チューナ部1で受信したハイビジョン
放送や、外部に配置されているビデオテープレコーダ等
から入力されるMUSE信号をスイッチSW2を介して
入力し、HD復調を行ない、例えばNTSC方式のコン
ポジット映像信号に変換する。なお、HDデコード部9
で変換されたコンポジット映像信号と、外部に配されて
いるビデオデッキ等から供給されたHDビデオ入力信号
はスイッチSW4で選択され、映像信号処理部3に供給
される。
を示し、例えば、チューナ部1で受信したハイビジョン
放送や、外部に配置されているビデオテープレコーダ等
から入力されるMUSE信号をスイッチSW2を介して
入力し、HD復調を行ない、例えばNTSC方式のコン
ポジット映像信号に変換する。なお、HDデコード部9
で変換されたコンポジット映像信号と、外部に配されて
いるビデオデッキ等から供給されたHDビデオ入力信号
はスイッチSW4で選択され、映像信号処理部3に供給
される。
【0018】なお、テレビジョン受像機がHD仕様の偏
向系とされている時は、標準方式のテレビ信号で倍速フ
レーム周波数に変換してCRT8に供給し、ハイビジョ
ン信号は、そのままCRT8に映し出すような映像信号
処理回路を設けることになる。
向系とされている時は、標準方式のテレビ信号で倍速フ
レーム周波数に変換してCRT8に供給し、ハイビジョ
ン信号は、そのままCRT8に映し出すような映像信号
処理回路を設けることになる。
【0019】10はリモートコントローラRCから出力
され、受光部15、復調部16を介して制御信号を入力
し、コントロールバスCBを介して上記各機能回路を制
御するマイコンを示す。リモートコントローラRCに
は、垂直同期位相制御部4bにおける垂直同期信号の位
相をコントロールする、スクロールキー(アップ/ダウ
ン)が設けられている。
され、受光部15、復調部16を介して制御信号を入力
し、コントロールバスCBを介して上記各機能回路を制
御するマイコンを示す。リモートコントローラRCに
は、垂直同期位相制御部4bにおける垂直同期信号の位
相をコントロールする、スクロールキー(アップ/ダウ
ン)が設けられている。
【0020】以下、図2(a)〜(d)にしたがって、
図1で説明した回路ブロックにより、ズームモード時の
映像にインジケータを重畳する場合の概要を説明する。
映像信号処理部3から抽出される同期信号にしたがい、
目盛発生部5から出力されるインジケータMが、映像信
号処理部3から出力される映像信号と合成部6で重畳さ
れると、図2(a)に示されているようになる。このイ
ンジケータMは、映像Aの最上部を示す目盛Mu 、同じ
く最下部を示す目盛Md を、中央部を示す目盛Mc より
やや長めに形成することにより、映像Aの絶対位置を示
すことができるようになされている。
図1で説明した回路ブロックにより、ズームモード時の
映像にインジケータを重畳する場合の概要を説明する。
映像信号処理部3から抽出される同期信号にしたがい、
目盛発生部5から出力されるインジケータMが、映像信
号処理部3から出力される映像信号と合成部6で重畳さ
れると、図2(a)に示されているようになる。このイ
ンジケータMは、映像Aの最上部を示す目盛Mu 、同じ
く最下部を示す目盛Md を、中央部を示す目盛Mc より
やや長めに形成することにより、映像Aの絶対位置を示
すことができるようになされている。
【0021】図2(a)で説明した4:3アスペクト比
をもつ映像信号による映像Aが、ズームモード時に1
6:9のCRT8に映し出された場合、図2(b)〜
(d)に示されているようになる。図2(b)の映像A
は、その中央部分のみが映し出され、上下部分がほぼ均
等にトリミングされている場合を示している。ユーザは
映像Aと同時にCRT8に映し出されるインジケータM
の目盛Mc により、現在映像Aの中央部分が映し出され
ていることを容易に判別することができるようになる。
をもつ映像信号による映像Aが、ズームモード時に1
6:9のCRT8に映し出された場合、図2(b)〜
(d)に示されているようになる。図2(b)の映像A
は、その中央部分のみが映し出され、上下部分がほぼ均
等にトリミングされている場合を示している。ユーザは
映像Aと同時にCRT8に映し出されるインジケータM
の目盛Mc により、現在映像Aの中央部分が映し出され
ていることを容易に判別することができるようになる。
【0022】このような状態から、ユーザがリモートコ
ントロラRCに設けられているスクロールキー(アッ
プ)を操作すると、図5(c)に示したように垂直同期
信号がシフトして映像Aが上方向にスクロールし、映し
出される映像Aは、図2(c)に示されているように下
方部がトリミングされるようなる。この場合、映像信号
と偏向系の垂直同期信号の位相が変化しているが、イン
ジケータMは偏向以前に重畳されているので、映像Aと
共に上方向にスクロールし、映像Aの最上部を示す目盛
Mu が現れるようになる。
ントロラRCに設けられているスクロールキー(アッ
プ)を操作すると、図5(c)に示したように垂直同期
信号がシフトして映像Aが上方向にスクロールし、映し
出される映像Aは、図2(c)に示されているように下
方部がトリミングされるようなる。この場合、映像信号
と偏向系の垂直同期信号の位相が変化しているが、イン
ジケータMは偏向以前に重畳されているので、映像Aと
共に上方向にスクロールし、映像Aの最上部を示す目盛
Mu が現れるようになる。
【0023】また、同様にしてリモートコントロラRC
に設けられているスクロールキー(ダウン)を操作する
と、図5(d)に示したように偏向系の垂直同期信号が
シフトして映像Aが下方向にスクロールし、図2(d)
に示されているような、映像Aの上方部がトリミングさ
れるようになる。この場合も、インジケータMは偏向以
前に重畳されているので、映像Aと共に下方向にスクロ
ールし、映像Aの最下部を示す目盛Md が現れるように
なる。
に設けられているスクロールキー(ダウン)を操作する
と、図5(d)に示したように偏向系の垂直同期信号が
シフトして映像Aが下方向にスクロールし、図2(d)
に示されているような、映像Aの上方部がトリミングさ
れるようになる。この場合も、インジケータMは偏向以
前に重畳されているので、映像Aと共に下方向にスクロ
ールし、映像Aの最下部を示す目盛Md が現れるように
なる。
【0024】このように、映像Aの所定の位置を示すイ
ンジケータMを表示して、その映像Aと同時にスクロー
ルさせることにより、表示されている部分は映像A全体
のどの部分であるかを判別することができ、映像Aのス
クロール量が目で見て解るようになる。
ンジケータMを表示して、その映像Aと同時にスクロー
ルさせることにより、表示されている部分は映像A全体
のどの部分であるかを判別することができ、映像Aのス
クロール量が目で見て解るようになる。
【0025】さらにインジケータMの各目盛の近傍に、
例えば目盛Mc を基準として上方向に対してプラス表
示、下方向に対してマイナス表示となるような数値を付
加することにより、中心部分からのスクロール量、及び
方向が容易に解るようになる。また、インジケータMの
各目盛を映像Aのスクロールの段階に対応させて施すこ
とにより、詳細に映像Aの表示部分の判別を行なうこと
ができるようになる。
例えば目盛Mc を基準として上方向に対してプラス表
示、下方向に対してマイナス表示となるような数値を付
加することにより、中心部分からのスクロール量、及び
方向が容易に解るようになる。また、インジケータMの
各目盛を映像Aのスクロールの段階に対応させて施すこ
とにより、詳細に映像Aの表示部分の判別を行なうこと
ができるようになる。
【0026】なお、インジケータMはCRT8の中央部
分に表示されるように重畳されているが、この表示位置
はCRT8の中央部分に限定されるものではなく、例え
ば右端、左端などCRT8の隅に表示するようにしても
よい。
分に表示されるように重畳されているが、この表示位置
はCRT8の中央部分に限定されるものではなく、例え
ば右端、左端などCRT8の隅に表示するようにしても
よい。
【0027】次に図3に示されているフローチャートに
したがい、インジケータMを表示する場合の処理の流れ
を説明する。まずユーザの操作により映像Aの表示モー
ドをズームモードに切替える(S001)。このとき、垂直同
期増幅部4cでは垂直走査信号の振幅レベルの増幅を開
始する。そして、このズームモード時にスクロールキー
によるアップ/ダウン操作がなされたか否かを判別する
(S002)。
したがい、インジケータMを表示する場合の処理の流れ
を説明する。まずユーザの操作により映像Aの表示モー
ドをズームモードに切替える(S001)。このとき、垂直同
期増幅部4cでは垂直走査信号の振幅レベルの増幅を開
始する。そして、このズームモード時にスクロールキー
によるアップ/ダウン操作がなされたか否かを判別する
(S002)。
【0028】スクロールキーの入力がなされた場合に
は、目盛発生部5が同期信号復調部4aから供給される
同期信号にしたがいインジケータMを形成して出力し、
合成部6において映像信号に重畳し(S003)、映像Aとと
もに所定の時間CRT8に映し出すようになる(S004)。
したがって、ステップS005で表示時間が所定時間内か否
かを検出する。スクロールキーによる操作がなされてか
ら、所定時間内である場合はステップS003、S004を繰り
返してインジケータMの表示を行ない、所定時間を経過
した場合にはインジケータMを消去するようにする(S00
6)。
は、目盛発生部5が同期信号復調部4aから供給される
同期信号にしたがいインジケータMを形成して出力し、
合成部6において映像信号に重畳し(S003)、映像Aとと
もに所定の時間CRT8に映し出すようになる(S004)。
したがって、ステップS005で表示時間が所定時間内か否
かを検出する。スクロールキーによる操作がなされてか
ら、所定時間内である場合はステップS003、S004を繰り
返してインジケータMの表示を行ない、所定時間を経過
した場合にはインジケータMを消去するようにする(S00
6)。
【0029】このように、ズームモードにおいてトリミ
ング位置の調整を行なう場合に、表示されている映像A
の表示部分の位置を示すインジケータMを表示すること
により、トリミング位置の調整中に、CRT8に映し出
されている映像Aのスクロール状況が容易に判別できき
るようになる。
ング位置の調整を行なう場合に、表示されている映像A
の表示部分の位置を示すインジケータMを表示すること
により、トリミング位置の調整中に、CRT8に映し出
されている映像Aのスクロール状況が容易に判別できき
るようになる。
【0030】なお、本実施例では16:9アスペクト比
のCRT8に4:3アスペクト比の映像を映し出す例で
説明したが、例えば4:3アスペクト比のCRTに1
6:9アスペクト比の映像を横方向のオーバースキャン
により映像の両端をトリミングして映し出す場合にもイ
ンジケータを出力することができる。
のCRT8に4:3アスペクト比の映像を映し出す例で
説明したが、例えば4:3アスペクト比のCRTに1
6:9アスペクト比の映像を横方向のオーバースキャン
により映像の両端をトリミングして映し出す場合にもイ
ンジケータを出力することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のテレビジ
ョン受像機は、ズームモードにおいて、映像の位置を示
す目盛を設けたインジケータを表示して、その映像と同
時にスクロールさせることができるので、トリミング位
置の調整を行なう場合に、画面上に映し出されている部
分は映像全体のどの部分であるかを、容易に判別するこ
とができようになる。したがって、例えばスポーツなど
で特に動作の激しい映像や、スクロールさせても特に変
化のない映像などに対してトリミング位置の調整を行な
った場合でも、実際に映像がスクロールさせていること
がはっきり解るようになる。
ョン受像機は、ズームモードにおいて、映像の位置を示
す目盛を設けたインジケータを表示して、その映像と同
時にスクロールさせることができるので、トリミング位
置の調整を行なう場合に、画面上に映し出されている部
分は映像全体のどの部分であるかを、容易に判別するこ
とができようになる。したがって、例えばスポーツなど
で特に動作の激しい映像や、スクロールさせても特に変
化のない映像などに対してトリミング位置の調整を行な
った場合でも、実際に映像がスクロールさせていること
がはっきり解るようになる。
【図1】本発明の実施例のテレビジョン受像機の特に映
像回路系を示すブロック図である。
像回路系を示すブロック図である。
【図2】ズームモード時にインジケータを映像に重畳
し、その映像をインジケータと共にスクロールさせる場
合の概要を示す図である。
し、その映像をインジケータと共にスクロールさせる場
合の概要を示す図である。
【図3】インジケータを出力する場合の処理の流れを示
す図である。
す図である。
【図4】ズームモードにおける垂直同期信号の振幅レベ
ルを模式的に示す図である。
ルを模式的に示す図である。
【図5】ズームモードにおける垂直同期信号のタイミン
グを模式的に示す図である。
グを模式的に示す図である。
【図6】ズームモード時に行なわれるスクロールの概要
を示す図である。
を示す図である。
1 チューナ部 2 中間周波増幅部 3 映像信号処理部 4 偏向処理部 4a 同期信号復調部 4b 同期信号位相制御部 4c 垂直同期増幅部 5 目盛発生部 6 合成部 7 偏向ヨーク 8 CRT(16:9) 9 HDデコード部 10 制御部 11 BSアンテナ 12 CSアンテナ 13 U/Vアンテナ 14 混合器 15 受光部 16 復調部 RC リモートコマンダ CB コントロールバス
Claims (2)
- 【請求項1】 映像を映し出すCRTと、 該CRTのアスペクト比と異なるアスペクト比の映像信
号をオーバースキャンさせることにより、その一部分を
トリミングして前記CRTに映し出す偏向手段と、 該偏向手段に供給する同期信号と前記映像信号の位相差
を変化させ、前記トリミングの位置を調整する位相制御
手段と、 を備えたテレビジョン受像機において、 前記同期信号に従い、前記映像信号からなる映像の表示
部分の位置を表すインジケータを形成するインジケータ
発生手段と、該インジケータ発生手段で形成されたイン
ジケータを前記映像信号に重畳する合成手段を備え、前
記位相制御手段により前記同期信号と前記映像信号の位
相を変化させる場合に、前記CRTに前記インジケータ
を表示するようにしたことを特徴とするテレビジョン受
像機。 - 【請求項2】 前記インジケータの前記目盛の近傍に前
記映像の絶対位置を示す数値を表示することを特徴とす
る請求項1に記載のテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141247A JPH06334975A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141247A JPH06334975A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | テレビジョン受像機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334975A true JPH06334975A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15287507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5141247A Withdrawn JPH06334975A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06334975A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008519469A (ja) * | 2004-10-06 | 2008-06-05 | トムソン ライセンシング | ピクチャ・クロッピング機能を提供するための方法および装置 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP5141247A patent/JPH06334975A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008519469A (ja) * | 2004-10-06 | 2008-06-05 | トムソン ライセンシング | ピクチャ・クロッピング機能を提供するための方法および装置 |
US7982809B2 (en) | 2004-10-06 | 2011-07-19 | Thomson Licensing | Method and apparatus for providing a picture cropping function |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |