JPH08163453A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH08163453A
JPH08163453A JP30388394A JP30388394A JPH08163453A JP H08163453 A JPH08163453 A JP H08163453A JP 30388394 A JP30388394 A JP 30388394A JP 30388394 A JP30388394 A JP 30388394A JP H08163453 A JPH08163453 A JP H08163453A
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JP
Japan
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signal
television
screen
synchronizing
sub
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JP30388394A
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English (en)
Inventor
Hiromi Sugihara
博美 杉原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選局の切換えにより主画面が無信号になった
場合に、副画面が乱れることを防止する。 【構成】 マイクロコンピュータ13は、選局中のポジ
ションを切換える場合、切換えた後のポジションに対応
する不揮発性メモリ17のビットデータを読出し、ビッ
トデータが無信号を示した場合には、選局中のポジショ
ンを切換えるより先に主画面用V・C・D回路15をフ
リーラン状態にするので、選局の切換えにより主画面が
無信号になった場合に、副画面が乱れることを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主画面と副画面をデュ
アル画面で表示するテレビジョン受像機に係り、特に選
局の切換えによる画質の劣化を防止できるようにしたテ
レビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PIP(Picture−In−
Picture)の機能を有するテレビジョン受像機に
おいては、主画面はそのテレビジョン画面をそのまま使
用し、その画面の中に、小さく圧縮した(例えば1/9
等)の副画面を重ね合わせて表示している。この場合、
一般的に副画面の大きさは主画面の大きさに比較してか
なり小さく、従ってその用途としては、二つの異なるテ
レビジョン画面を視聴すると言うよりも、視聴の基本は
大きな主画面であり、小さな副画面は参考程度として視
聴する場合が多いと考えられている。
【0003】この様なPIPの機能を有するテレビジョ
ン受像機においては、画面全体の同期信号は主画面の複
合映像信号によって作られ、その同期信号に合わせて副
画面のPIPの映像を表示している。このような状態
で、主画面の入力が無信号になった場合、その同期信号
が乱れるため副画面の表示が上下左右に乱れてしまい、
副画面の映像も見にくく成るという欠点があった。しか
しながら、前述のようにPIPの副画面はあくまで参考
程度の画面であり、主画面を無信号にしたまま、副画面
を視聴することは一般的に考えにくく、そのため大きな
問題も発生していない。
【0004】一方、主画面が副画面をほぼ同じ大きさで
デュアル画面表示するテレビジョン受像機では、それぞ
れの画面は主・副という関係が薄れ、対等に見られる。
【0005】この場合、テレビジョン受像機の画面全体
の同期は、主画面及び副画面のそれぞれの複合映像信号
からもらい、画面の左右でそれぞれ異なる同期信号で走
査するのではなく、主画面の複合映像信号で全体の同期
信号を作り、これに合わせて、主画面の映像信号と副画
面の映像信号を重ねてデュアル画面として表示してい
る。
【0006】従って、前述のPIPと同様に、主画面が
無信号になった場合は、副画面は同期信号がないため表
示等が乱れてしまい、非常に見づらい画面となってしま
う欠点がある。ここで、デュアル画面の場合、主副はほ
ぼ対等の関係にあり、主画面は無信号でも、副画面は正
常に見える必要がある。
【0007】そこで主画面が無信号となった場合に、同
期回路系を制御して垂直周波数をフリーラン状態にする
ことにより、副画面の乱れを抑えることも考えられる。
しかし、主画面の信号が無信号か否かは選局操作のあと
実際に受信してその受信状態を判別し、有信号か無信号
かを検出するため、選局したチャンネルの信号が無信号
であった場合、選局操作の後、受信状態の判別が完了す
るまでの間、どうしても無信号となり副画面の乱れが生
じてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のテレビ
ジョン受像機においては、主画面と副画面をデュアル画
面で表示した状態で、選局の切換えにより主画面が無信
号になった場合は、画面全体の走査を行う同期信号まで
無信号になり、副画面は同期信号がないため表示が乱れ
てしまい、非常に見づらい画面となってしまう欠点があ
る。
【0009】本発明は前記の問題点を除去し、選局の切
換えにより主画面が無信号になった場合に、副画面が乱
れることを防止できるテレビジョン受像機の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のテレビジョン受像機は、第1のテレビジョン信号に
よる主画面、および第2のテレビジョン信号による副画
面を左右に同時に表示可能な多画面テレビジョン受像機
であって、複数のチャンネルのテレビジョン信号の中の
1つのを選択し、前記主画面用の第1のテレビジョン信
号、および前記副画面用の第2のテレビジョン信号を選
択出力する選択手段と、前記選択手段からの第1のテレ
ビジョン信号の有無状態を判定し、有信号状態では第1
のテレビジョン信号の同期信号に同期した第1の同期信
号を発生し、無信号状態ではフリーランの第2の同期信
号を発生する同期手段と、前記選択手段からの第1のテ
レビジョン信号を入力し、水平方向に圧縮処理して出力
可能な主画面映像処理手段と、前記選択手段からの第2
のテレビジョン信号を入力し、水平方向に圧縮処理し、
前記同期手段からの出力同期信号に同期して出力可能な
副画面映像処理手段と、前記同期手段からの出力同期信
号に基づいて受像機全体の偏向処理を行う偏向手段と、
前記複数のチャンネルの各テレビジョン信号を受信する
ため、各チャンネル情報を記憶するメモリと、各チャン
ネルのテレビジョン信号が有信号か無信号かを示す判別
信号を前記チャンネル情報に対応させて前記メモリに記
憶する記憶制御手段と、前記選択手段による主画面用の
第1のテレビジョン信号の選択操作に応答して、前記メ
モリからチャンネル情報および対応する前記判定信号を
読出す手段と、前記メモリから読出された判別信号を利
用し、その判別信号が有信号を示す場合には前記同期手
段から第1の同期信号を発生し、前記判別信号が無信号
を示す場合には前記同期手段から第2の同期信号を発生
するように前記同期手段を制御し、その後、前記チャン
ネル情報に基いてチャンネル選択動作を行う制御手段
と、前記主画面映像処理手段からの出力信号と前記副画
面映像処理手段からの出力信号とが入力され、各出力信
号を重畳して表示手段に供給する映像表示手段とを具備
してなる。
【0011】本発明に係る請求項2記載のテレビジョン
受像機は、第1のテレビジョン信号による主画面、およ
び第2のテレビジョン信号による副画面を左右に同時に
表示可能な多画面テレビジョン受像機であって、複数の
チャンネルのテレビジョン信号の中の1つのを選択し、
前記主画面用の第1のテレビジョン信号、および前記副
画面用の第2のテレビジョン信号を選択出力する選択手
段と、前記選択手段からの第1のテレビジョン信号を有
無状態を判定する判定手段と、前記判定手段での判定の
結果に応答して、第1のテレビジョン信号が無信号状態
では第1のテレビジョン信号の同期信号に同期した第1
の同期信号を発生し、無信号状態ではフリーランの第2
の同期信号を発生する同期手段と、前記選択手段からの
第1のテレビジョン信号を入力し、水平方向に圧縮処理
して出力可能な主画面映像処理手段と、前記選択手段か
らの第2のテレビジョン信号を入力し、水平方向に圧縮
処理し、前記同期手段からの出力同期信号に同期して出
力可能な副画面映像処理手段と、前記同期手段からの出
力同期信号に基づいて受像機全体の偏向処理を行う偏向
手段と、前記複数のチャンネルの各テレビジョン信号を
受信するため、各チャンネル情報を記憶するメモリと、
前記判定手段の判定結果を利用して、各チャンネルのテ
レビジョン信号が有信号か無信号かを示す判別信号を前
記チャンネル情報に対応させて前記メモリに記憶する記
憶制御手段と、前記選択手段による主画面用の第1のテ
レビジョン信号の選択操作に応答して、前記メモリから
チャンネル情報および対応する前記判定信号を読出す手
段と、前記メモリから読み出された判別信号を利用し、
その判別信号が有信号を示す場合には前記同期手段から
第1の同期信号を発生し、前記判別信号が無信号を示す
場合には前記同期手段から第2の同期信号を発生するよ
うに前記同期手段を制御し、その後、前記チャンネル情
報に基いてチャンネル選択動作を行う制御手段と、前記
主画面映像処理手段からの出力信号と前記副画面映像処
理手段からの出力信号とが入力され、各出力信号を重畳
して表示手段に供給する映像表示手段とを具備してな
る。
【0012】
【作用】このような請求項1記載の構成によれば、同期
手段が、選択手段からの第1のテレビジョン信号の有無
状態を判定し、有信号状態では第1のテレビジョン信号
の同期信号に同期した第1の同期信号を発生し、無信号
状態ではフリーランの第2の同期信号を発生するので、
選局の切換えにより主画面が無信号になった場合に、副
画面が乱れることを防止できる。
【0013】このような請求項2記載の構成によれば、
判定手段が、選択手段からの第1のテレビジョン信号を
有無状態を判定し、同期手段が、前記判定手段での判定
の結果に応答して、第1のテレビジョン信号が無信号状
態では第1のテレビジョン信号の同期信号に同期した第
1の同期信号を発生し、無信号状態ではフリーランの第
2の同期信号を発生するので、選局の切換えにより主画
面が無信号になった場合に、副画面が乱れることを防止
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】なお、本発明は主画面と副画面を同一画面
上にほぼ同一サイズでデュアル画面表示するものであ
り、主画面あるいは副画面に表示するテレビジョン信号
としては、一般の地上波放送信号のほかに、衛星放送信
号、あるいはVTRなどの外部信号、等から構成される
複数チャンネルの信号が考えられ、それらの中から選択
された信号を主画面あるいは副画面に表示するものであ
る。便宜上、以下の説明では、主画面あるいは副画面信
号には一般の地上波放送信号をそれぞれ表示する場合を
例に述べる。
【0016】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の
一実施例を示す要部のブロック図である。
【0017】図1において、テレビジョン受像機1は、
放送信号として無線周波数信号(RF信号)を用いてい
る。
【0018】テレビジョン受像機1のアンテナ11に誘
起したRF信号a1は主画面用チューナ12及び副画面
用チューナ22に供給される。
【0019】主画面用チューナ12は、アンテナ11か
らのRF信号a1に対して、マイクロコンピュータ13
からの選局制御信号b1に基づいて選局を行い主画面用
の中間周波信号c1を作成して主画面用中間周波増幅検
波回路(以下、主画面用IF増幅検波回路と呼ぶ)14
に供給する。
【0020】主画面用IF増幅検波回路14は、供給さ
れる中間周波信号c1に対して中間周波増幅及び検波を
行い主画面用の複合映像信号d1に変換し、主画面用ビ
デオ・クロマ・偏向回路(以下、主画面用V・C・D回
路と呼ぶ)15に供給するとともに、信号検出回路16
に供給する。尚、V・C・D回路15は、一般的には集
積回路を用いて構成されており、映像増幅回路、色再生
回路、水平、垂直同期回路等を含んでいる。
【0021】信号検出回路16は、主画面用IF増幅検
波回路14からの複合映像信号d1が有信号か無信号か
の検出を行い、この検出結果を示す検出信号e1をマイ
クロコンピュータ13に供給する。
【0022】また不揮発性メモリ17は、複数チャンネ
ルの各テレビジョン信号を受信するため、各チャンネル
情報(チューニングデータ等)を記憶する領域(ポジシ
ョン)を有し、さらに各チャンネル情報に対応してそれ
ぞれ1ビットのデータを記憶する追加領域を有してい
る。
【0023】マイクロコンピュータ13は図示しないリ
モコン等のキー入力手段の操作に応答して動作し、主画
面及び副画面のテレビジョン信号を選局するために前記
不揮発性メモリ17を所定ポジションに記憶されたチャ
ンネル情報を読出し、選局制御信号b1,h1を作成し
てそれぞれ主画面用及び副画面用チューナ12,22に
供給する。また信号検出回路16からの検出信号e1を
利用して、信号の有無を示す「1」,「0」の1ビット
データを、選局中のポジションに対応する不揮発性メモ
リ17の追加領域に記憶する。さらに、マイクロコンピ
ュータ13は、主画面用チューナで選局中のポジション
を切換える場合、予め切換えた後のポジションに対応す
る不揮発性メモリ17のビットデータを読出し、ビット
データが無信号を示した場合には、選局中のポジション
を切換えるより先に主画面用V・C・D回路15をフリ
ーラン状態(垂直発振回路を供給される同期信号に関係
なく一定の垂直周波数で発振を行わせる等)にする制御
信号f1を主画面用V・C・D回路15に供給し、ビッ
トデータが有信号を示した場合には、選局中のポジショ
ンを切換えると同時に主画面用V・D・C回路15を通
常の状態にする制御信号f1を主画面用V・D・C回路
15に供給する。
【0024】主画面用V・D・C回路15は、通常の状
態の場合には、複合映像信号d1より輝度信号gY及び
色信号gCを作成して主画面用圧縮回路18に導くとと
もに、複合映像信号d1から水平及び垂直同期信号を分
離し、分離した水平及び垂直同期信号に基づいて水平及
び垂直発振回路を発振させることにより水平及び垂直同
期パルス信号gH,gVを作成して水平及び垂直出力回
路19と副画面用圧縮回路28に導く。また、主画面用
V・D・C回路15は、フリーラン状態の場合には、主
画面用圧縮回路18に導く輝度信号gY、色信号gCを
無信号状態にするとともに、垂直発振回路をフリーラン
状態で発振させることにより水平発振回路もフリーラン
状態で発振させて水平及び垂直同期パルス信号gH,g
Vを作成して水平及び垂直出力回路19及び副画面用圧
縮回路28に導く。
【0025】水平及び垂直出力回路19は、供給される
水平及び垂直同期パルス信号gH,gVに基づいて受像
管31の偏向コイル32に水平及び垂直偏向用ののこぎ
り波電流を流し、受像管31に水平及び垂直走査を行わ
せる。
【0026】主画面用圧縮回路18は、主画面用V・C
・D回路15からの輝度信号gY及び色信号gCを受像
管31の画面の右半分と左半分のうち一方の領域に表示
されるように圧縮し、重畳回路33に供給する。
【0027】一方、副画面用チューナ22は、アンテナ
21からのRF信号a1に対して、マイクロコンピュー
タ23からの選局制御信号h1に基づいて、選局を行い
中間周波信号i1を作成して副画面用中間周波増幅検波
回路(以下、副画面用IF増幅検波回路と呼ぶ)24に
供給する。
【0028】副画面用IF増幅検波回路24は、供給さ
れる中間周波信号i1に対して中間周波増幅及び検波を
行い副画面用の複合映像信号j1に変換し、副画面用ビ
デオ・クロマ回路(以下、副画面用V・C回路と呼ぶ)
25に供給する。
【0029】副画面用V・C回路25は、複合映像信号
d1より輝度信号kY、色信号kCを作成して副面用圧
縮回路28に導く。
【0030】副面用圧縮回路28は、副画面用V・C回
路25からの輝度信号kY及び色信号kCを受像管31
の画面の右半分と左半分のうち前記他方の領域に表示さ
れるように圧縮し、重畳回路33に供給する。
【0031】重畳回路33は、前記主画面用圧縮回路1
8からの輝度信号gY及び色信号gCと前記副画面用圧
縮回路28からの輝度信号kY及び色信号kCとを重畳
してRGB変換回路34に供給する。
【0032】RGB変換回路34は、重畳回路33から
の輝度信号及び色信号を受像管31に表示するためのR
GB信号mR,mB,mGに変換して該受像管31に供
給する。
【0033】受像管31は、水平及び垂直出力回路19
からののこぎり波電流が偏向コイル32に流れることに
より走査を行い、RGB変換回路34からのRGB信号
mR,mB,mGを画面に表示する。
【0034】このような構成により、受像管31は、主
画面用V・D・C回路15の水平及び垂直同期パルス信
号gH,gVに基づいて走査が行われ、主画面用チュー
ナ12により選局され主画面用圧縮回路18で圧縮され
た信号による映像を画面の右半分と左半分のうち一方の
領域に表示し、副画面用チューナ22により選局され副
画面用圧縮回路28で圧縮された信号による映像を画面
の右半分と左半分のうち前記他方の領域に表示する。
【0035】図2は図1のマイクロコンピュータ13に
おける不揮発性メモリ17の書換え動作を示すフローチ
ャートである。
【0036】まず、マイクロコンピュータ13は、所定
の条件(例えばビット情報書換えキーが操作されたり、
タイマー回路が所定の時間を示した場合)が成立した場
合、ステップS1において、信号検出回路16からの検
出信号e1が無信号を示すか否かの判定を行う。検出信
号e1が無信号を示す場合、ステップS1の判定結果が
イエスとなってステップS2の処理に移行する。
【0037】ステップS2において、マイクロコンピュ
ータ13は、選局中のポジションに対応する不揮発性メ
モリ17のビットデータを読出し、このビットデータが
無信号か否かの判定を行う。ビットデータが無信号を示
す場合、ステップS2の判定結果がイエスとなって処理
を終了し、検出信号e1が有信号を示す場合、ステップ
S2の判定結果がノーとなってステップS3の処理に移
行する。
【0038】ステップS3において、マイクロコンピュ
ータ13は、信号検出回路16からの検出信号e1が示
す1ビットのデータ(無信号を示すデータ)を選局中の
ポジションに対応した不揮発性メモリ17のビットデー
タの記憶領域に記憶し、ステップS4の処理に移行す
る。
【0039】ステップS4において、マイクロコンピュ
ータ13は、主画面用V・C・D回路15をフリーラン
状態にする制御信号f1を主画面用V・C・D回路15
に供給し、処理を終了する。
【0040】一方、検出信号e1が有信号の場合、マイ
クロコンピュータ13は、ステップS1の判定結果がイ
エスとなってステップS5の処理に移行する。
【0041】ステップS5において、マイクロコンピュ
ータ13は、選局中のポジションに対応する不揮発性メ
モリ17のビットデータを読出し、このビットデータが
有信号を示すか否かの判定を行う。ビットデータが有信
号を示す場合、ステップS5の判定結果がイエスとなっ
て処理を終了し、検出信号e1が無信号を示す場合、ス
テップS5の判定結果がノーとなってステップS6の処
理に移行する。
【0042】ステップS6において、マイクロコンピュ
ータ13は、信号検出回路16からの検出信号e1が示
す1ビットのデータ(有信号を示すデータ)を選局中の
ポジションに対応した不揮発性メモリ17のビットデー
タの記憶領域に記憶し、ステップS7の処理に移行す
る。
【0043】ステップS7において、マイクロコンピュ
ータ13は、主画面用V・D・C回路15を通常の制御
状態にする制御信号f1を主画面用V・D・C回路15
に供給し、処理を終了する。
【0044】図3は図1のマイクロコンピュータ13に
おけるポジション切換え動作を示すフローチャートであ
る。
【0045】図3において、マイクロコンピュータ13
は、選局中のポジションを切換える場合、ステップS1
において、切換えた後のポジションに対応する不揮発性
メモリ17のビットデータを読出し、ステップS2の処
理に移行する。
【0046】ステップS2において、マイクロコンピュ
ータ13は、ビットデータが無信号を示すか否かの判定
を行う。
【0047】ビットデータが無信号の場合、マイクロコ
ンピュータ13は、ステップS2の判定結果がイエスと
なって、ステップS3において、主画面用V・C・D回
路15をポジションを切換えるより先にフリーラン状態
にする制御信号f1を主画面用V・C・D回路15に供
給しステップS5の処理に移行する。
【0048】ビットデータが有信号の場合、マイクロコ
ンピュータ13は、ステップS2の判定結果がノーとな
って、ステップS3において、主画面用V・C・D回路
15をポジションを切換えると同時に通常の制御状態に
する制御信号f1を主画面用V・C・D回路15に供給
しステップS5の処理に移行する。
【0049】ステップS5において、マイクロコンピュ
ータ13は、切換えた後のポジションに対応する不揮発
性メモリ17のチューニングデータを読出す。この後、
マイクロコンピュータ13は、ステップS6において、
読出したチューニングデータに基づいて選局制御信号c
1を設定して主画面用チューナ12に供給する。これに
より、主画面用チューナ12は、選局を行うポジション
が切換えられる。
【0050】このような実施例によれば、マイクロコン
ピュータ13は、選局中のポジションを切換える場合、
予め切換えた後のポジションに対応する不揮発性メモリ
17のビットデータを読出し、ビットデータが無信号を
示した場合には、選局中のポジションを切換える以前に
主画面用V・C・D回路15をフリーラン状態にするの
で、選局の切換えにより主画面が無信号になった場合
に、画面全体の走査を行う同期信号が無信号になるのを
防止でき、主画面と副画面をデュアル画面で表示した状
態で、チャンネル切換えにより主画面が無信号になった
場合に、副画面の表示が乱れるのを防止でき、副画面が
見づらい画面となるのを防止できる。また、本実施例
は、簡単なプログラム追加と、不揮発性メモリを一部使
用(例えば60ポジションで60ビット=8バイト)す
ることにより実現出できるので、製造コストを従来のテ
レビジョン受像機に比べて殆ど上昇することがない。
【0051】次に、図1の実施例の変形列について図4
に参照して説明する。
【0052】図4は図1の実施例の変形列のマイクロコ
ンピュータにおける不揮発性メモリの書換え動作を示す
フローチャートである。本変形列は、マイクロコンピュ
ータの動作以外の構成は図1の実施例と同様になってお
り、回路名には図1の回路図に用いた名前を用いる。
【0053】まず、マイクロコンピュータ13は、所定
の条件(例えばビット情報書換えキーが操作されたり、
タイマー回路が所定の時間を示した場合)が成立した場
合、ステップS1において、選局中のポジションに対応
する不揮発性メモリ17のビットデータを読出し、この
ビットデータが無信号を示すか否かの判定を行う。
【0054】ビットデータが無信号の場合、ステップS
1の判定結果がイエスとなり、マイクロコンピュータ1
3は、ステップS2において、信号検出回路16からの
検出信号e1が無信号を示すか否かの判定を行う。検出
信号e1が無信号の場合、マイクロコンピュータ13
は、ステップS2の判定結果がイエスとなって処理を終
了し、検出信号e1が有信号の場合、ステップS2の判
定結果がノーとなってステップS3の処理に移行する。
【0055】ステップS3において、マイクロコンピュ
ータ13は、信号検出回路16からの検出信号e1が示
す1ビットのデータ(有信号を示すデータ)を選局中の
ポジションに対応した不揮発性メモリ17のビットデー
タの記憶領域に記憶し、ステップS4の処理に移行す
る。
【0056】ステップS4において、マイクロコンピュ
ータ13は、主画面用V・C・D回路15を通常の制御
状態にする制御信号f1を主画面用V・C・D回路15
に供給し、処理を終了する。
【0057】一方、マイクロコンピュータ13は、ステ
ップS1において、ビットデータが有信号の場合、ステ
ップS5において、マイクロコンピュータ13は、信号
検出回路16からの検出信号e1が有信号を示すか否か
の判定を行う。検出信号e1が有信号の場合、ステップ
S5の判定結果がイエスとなって処理を終了し、検出信
号e1が無信号の場合、ステップS5の判定結果がノー
となってステップS6の処理に移行する。
【0058】ステップS6において、マイクロコンピュ
ータ13は、信号検出回路16からの検出信号e1が示
す1ビットのデータ(無信号を示すデータ)を選局中の
ポジションに対応した不揮発性メモリ17のビットデー
タの記憶領域に記憶し、ステップS7の処理に移行す
る。
【0059】ステップS7において、マイクロコンピュ
ータ13は、主画面用V・C・D回路15をフリーラン
状態にする制御信号f1を主画面用V・C・D回路15
に供給し、処理を終了する。
【0060】このように図4および図2のフローに従え
ば、選択したポジションの不揮発性メモリの1ビット情
報と、実際に受信して得た信号の状態とを比較し、有信
号、無信号を示す信号が互いに異なる場合に不揮発性メ
モリの1ビットの情報を書換えることができ、常に最新
の信号状態を記憶することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、選局の切換えにより主
画面が無信号になった場合に、画面全体の走査を行う同
期信号が無信号になるのを防止でき、主画面と副画面を
デュアル画面で表示した状態で、チャンネル切換えによ
り主画面が無信号になった場合に、副画面の表示が乱れ
ることを防止でき、副画面が見づらい画面となるのを防
止できる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の一実
施例を示す要部のブロック図で
【0064】
【図2】図1のマイクロコンピュータにおける不揮発性
メモリの書換え動作を示すフローチャート。
【0065】
【図3】図1のマイクロコンピュータにおけるポジショ
ン切換え動作を示すフローチャート。
【0066】
【図4】図1の実施例の変形列の動作を示すフローチャ
ート。
【0067】
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機 12 主画面用チューナ 13 マイクロコンピュータ 14 主画面用IF増幅検波回路 15 主画面用V・C・D 16 信号検出回路 17 不揮発性メモリ 18 主画面用圧縮回路 19 水平及び垂直出力回路 22 副画面用チューナ 24 副画面用IF増幅検波回路 25 副画面用V・C回路 28 副画面用圧縮回路 31 受像管 33 重畳回路 34 RGB変換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のテレビジョン信号による主画面、
    および第2のテレビジョン信号による副画面を左右に同
    時に表示可能な多画面テレビジョン受像機であって、 複数のチャンネルのテレビジョン信号の中の1つのを選
    択し、前記主画面用の第1のテレビジョン信号、および
    前記副画面用の第2のテレビジョン信号を選択出力する
    選択手段と、 前記選択手段からの第1のテレビジョン信号の有無状態
    を判定し、有信号状態では第1のテレビジョン信号の同
    期信号に同期した第1の同期信号を発生し、無信号状態
    ではフリーランの第2の同期信号を発生する同期手段
    と、 前記選択手段からの第1のテレビジョン信号を入力し、
    水平方向に圧縮処理して出力可能な主画面映像処理手段
    と、 前記選択手段からの第2のテレビジョン信号を入力し、
    水平方向に圧縮処理し、前記同期手段からの出力同期信
    号に同期して出力可能な副画面映像処理手段と、 前記同期手段からの出力同期信号に基づいて受像機全体
    の偏向処理を行う偏向手段と、 前記複数のチャンネルの各テレビジョン信号を受信する
    ため、各チャンネル情報を記憶するメモリと、 各チャンネルのテレビジョン信号が有信号か無信号かを
    示す判別信号を前記チャンネル情報に対応させて前記メ
    モリに記憶する記憶制御手段と、 前記選択手段による主画面用の第1のテレビジョン信号
    の選択操作に応答して、前記メモリからチャンネル情報
    および対応する前記判定信号を読出す手段と、 前記メモリから読出された判別信号を利用し、その判別
    信号が有信号を示す場合には前記同期手段から第1の同
    期信号を発生し、前記判別信号が無信号を示す場合には
    前記同期手段から第2の同期信号を発生するように前記
    同期手段を制御し、その後、前記チャンネル情報に基い
    てチャンネル選択動作を行う制御手段と、 前記主画面映像処理手段からの出力信号と前記副画面映
    像処理手段からの出力信号とが入力され、各出力信号を
    重畳して表示手段に供給する映像表示手段と、 を具備してなるテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 第1のテレビジョン信号による主画面、
    および第2のテレビジョン信号による副画面を左右に同
    時に表示可能な多画面テレビジョン受像機であって、 複数のチャンネルのテレビジョン信号の中の1つのを選
    択し、前記主画面用の第1のテレビジョン信号、および
    前記副画面用の第2のテレビジョン信号を選択出力する
    選択手段と、 前記選択手段からの第1のテレビジョン信号を有無状態
    を判定する判定手段と、 前記判定手段での判定の結果に応答して、第1のテレビ
    ジョン信号が無信号状態では第1のテレビジョン信号の
    同期信号に同期した第1の同期信号を発生し、無信号状
    態ではフリーランの第2の同期信号を発生する同期手段
    と、 前記選択手段からの第1のテレビジョン信号を入力し、
    水平方向に圧縮処理して出力可能な主画面映像処理手段
    と、 前記選択手段からの第2のテレビジョン信号を入力し、
    水平方向に圧縮処理し、前記同期手段からの出力同期信
    号に同期して出力可能な副画面映像処理手段と、 前記同期手段からの出力同期信号に基づいて受像機全体
    の偏向処理を行う偏向手段と、 前記複数のチャンネルの各テレビジョン信号を受信する
    ため、各チャンネル情報を記憶するメモリと、 前記判定手段の判定結果を利用して、各チャンネルのテ
    レビジョン信号が有信号か無信号かを示す判別信号を前
    記チャンネル情報に対応させて前記メモリに記憶する記
    憶制御手段と、 前記選択手段による主画面用の第1のテレビジョン信号
    の選択操作に応答して、前記メモリからチャンネル情報
    および対応する前記判定信号を読出す手段と、 前記メモリから読み出された判別信号を利用し、その判
    別信号が有信号を示す場合には前記同期手段から第1の
    同期信号を発生し、前記判別信号が無信号を示す場合に
    は前記同期手段から第2の同期信号を発生するように前
    記同期手段を制御し、その後、前記チャンネル情報に基
    いてチャンネル選択動作を行う制御手段と、 前記主画面映像処理手段からの出力信号と前記副画面映
    像処理手段からの出力信号とが入力され、各出力信号を
    重畳して表示手段に供給する映像表示手段と、を具備し
    てなるテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 前記メモリは不揮発性メモリであって、
    前記判別信号は各チャンネルに対応して1ビットのデー
    タとして記憶するようにしたことを特徴とする請求項1
    または2記載のテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 前記記憶制御手段は、前記判定手段での
    判定結果および前記判別信号を利用して、各チャンネル
    のテレビジョン信号の有無状態が変化したとき、前記メ
    モリに記憶した判別信号を書換える手段を含んで成るこ
    とを特徴とする請求項2記載のテレビジョン受像機。
JP30388394A 1994-12-07 1994-12-07 テレビジョン受像機 Pending JPH08163453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998015118A1 (en) * 1996-10-02 1998-04-09 Sony Corporation Tv receiver, method of setting reception channel, and picture display method

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