JPH06334944A - ワイヤレスリモートコントロール装置 - Google Patents

ワイヤレスリモートコントロール装置

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Publication number
JPH06334944A
JPH06334944A JP5124091A JP12409193A JPH06334944A JP H06334944 A JPH06334944 A JP H06334944A JP 5124091 A JP5124091 A JP 5124091A JP 12409193 A JP12409193 A JP 12409193A JP H06334944 A JPH06334944 A JP H06334944A
Authority
JP
Japan
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remote control
angle
transmitter
control signal
signal
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Pending
Application number
JP5124091A
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English (en)
Inventor
Toshiya Iwanaga
敏弥 岩永
Masahiro Sato
正弘 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信器からの赤外線光リモートコントロール
信号の到来方向角を検出して、回転台上のテレビジョン
受像機の画面の向きを赤外線光リモートコントロール信
号の到来方向に向ける。 【構成】 赤外線光リモートコントロール信号の送信器
2と、回転台上に設置されたテレビジョン受像機1に備
えられている、前記送信器2からの赤外線光リモートコ
ントロール信号の到来方向角を検出する到来方向角検出
器11と、テレビジョン受像機1の画面の向きと前記到来
方向角検出器11で検出した到来方向角との角度差を求め
る回転角演算部12と、該回転角演算部12の出力信号に基
づき前記回転台を回転させる回転・停止制御部13とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信器からの赤外線光リ
モートコントロール信号により、主として据置式のテレ
ビジョン受像機,ゲーム機,ラジオ等の音響機器等にお
ける画面の向き,スピーカの音量を制御するワイヤレス
リモートコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年テレビジョン受像機,ビデオテープ
レコーダ,音響機器等においてはそのメインスイッチの
オン・オフ制御,チャンネルの選定,音量調整,動作モ
ード等を遠隔制御するワイヤレスリモートコントロール
装置を備えているのが普通である。ところでテレビジョ
ン受像機等におけるワイヤレスリモートコントロール装
置では赤外線を用いたリモートコントロールが主流とな
っており、本体機器側に赤外線受光素子を、またこれと
別体の送信器側に赤外線発光素子を備え、送信器のキー
操作により赤外線発光素子から赤外線光リモートコント
ロール信号を出力させ、これを本体機器の赤外線受光素
子で受光させて本体機器の電源のオン/オフ,チャンネ
ル変更,各種動作モード設定等の遠隔制御を行うように
なっている。
【0003】ところで近年遠隔制御対象として、例えば
テレビジョン受像機等においてはこれを回転台上に載置
し、回転台を回転させることでその画面の向きを視聴者
側に変更可能とする機能、またステレオ音声再生機能を
持つテレビジョン受像機等にあってはステレオ音声出力
バランスを制御する音量可変機能が付加されたものが提
案されている(特開平1-109869号公報) 。
【0004】図8は特開昭62-277892 号公報に開示され
たテレビジョン受像機における従来のワイヤレスリモー
トコントロール装置の構成を示すブロック図であり、図
中1は本体機器であるテレビジョン受像機、2はテレビ
ジョン受像機1とは別体に構成されている赤外線光リモ
ートコントロール信号を送信する送信器を示している。
テレビジョン受像機1は図示しない回転台上に載置され
ており、モータMを正,逆駆動することで回転台を左方
向又は右方向に回転させ、その画面の向きである正面を
左,右方向に変向し得るようになっている。
【0005】送信器2は前記モータMに対する正駆動,
逆駆動を指示するキー入力ボタン2a,2b 及び赤外線発光
素子2c及び信号処理部2dを備えており、キー入力ボタン
2a又は2bが操作されると、夫々に対応した信号が信号処
理部2dを経て赤外線発光素子2cに入力され、赤外線発光
素子2cは夫々に対応した赤外線光リモートコントロール
信号をテレビジョン受像機1側に向けて送信する。
【0006】テレビジョン受像機1は赤外線受光素子等
で構成された赤外線光リモートコントロール信号の受信
部10を備えており、該受信部10で受信した赤外線光リモ
ートコントロール信号に対応した信号をマイクロコンピ
ュータ25内の入力回路28を通じてCPU 29へ入力する。CP
U 29は入力された指示信号をメモリ30内の格納データと
照合,処理して指示内容に相応する信号を出力回路31を
通じて左,右駆動制御回路32へ出力する。該左, 右駆動
制御回路32は指示内容に対応してモータMを正, 逆駆動
し、回転台を回転させ、この回転角の調整でテレビジョ
ン受像機1の正面の向きを変更する。
【0007】図9は従来のテレビジョン受像機1におけ
る他のワイヤレスリモートコントロール装置の構成を示
すブロック図であり、図中1はテレビジョン受像機、2
はテレビジョン受像機1とは別体に構成された赤外線光
リモートコントロール信号を送信する送信器を示してい
る。このテレビジョン受像機1は左,右スピーカに対す
るステレオ音声再生機能を有し、左,右スピーカ39,40
からのステレオ音声出力のバランスを調整する左,右音
量調整器35,36 を備えている。
【0008】送信器2は赤外線発光素子2c、信号処理部
2dの外に左音声, 右音声の出力バランスの調整を指示す
るキー入力ボタン2f,2g 、音量を加減調整指示するキー
入力ボタン2h,2i を備えており、視聴者がこれらキー入
力ボタン2f〜2iを操作するとこの操作に対応した信号が
信号処理部2dを通じて赤外線発光素子2cへ入力され、該
赤外線発光素子2cからはキー入力ボタン2f〜2iの夫々に
対応した赤外線光リモートコントロール信号がテレビジ
ョン受像機1側に向けて送信される。
【0009】テレビジョン受像機1は赤外線受光素子で
構成された赤外線光リモートコントロール信号の受信部
10を備えており、該受信部10からの信号はマイクロコン
ピュータ25内の入力回路28を経てCPU 29へ入力される。
CPU 29は入力された信号をメモリ30内に格納されている
プログラムに従って左, 右音量調整器35,36 に対する指
示内容を発生し、指示内容に相応する出力回路31を通じ
て左音量調整器35、右音量調整器36へ出力する。左, 右
音量調整器35,36 は夫々の信号に対応した信号を増幅器
37,38 を通じて左スピーカ39、右スピーカ40へ出力し、
ステレオ音声出力バランスが調整される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで図8に示した
前者の如きテレビジョン受像機1の回転角を制御するワ
イヤレスリモートコントロール装置では、送信器2にモ
ータMの正,逆回転をコマンド指示するための専用の指
示キー入力ボタン2a,2b を備えておく必要があることは
勿論、回転台の回転角は指示キー入力ボタン2a,2b を操
作している時間で決定されるため必要な回転角となるま
で指示キー入力ボタンを押し続ける必要があり、しかも
回転の停止は指示キー入力ボタン2a,2b を離すタイミン
グで決まるためタイミングがずれると正しい位置で停止
させることができず、操作のやり直しが必要となること
がまま生じるという問題があった。
【0011】この対策として特開平1−109869号公報に
はテレビジョン受像器側に送信器位置検出信号の受光手
段を設け、該受光手段にてテレビジョン受像機の正面を
送信器側に向けるようにした装置も提案されている。し
かしこの装置では送信器側にリモコン位置検出信号発生
手段を必要とし、またテレビジョン受像機側には送信器
方向を検出する3個の受光素子が必要とされる難点があ
った。
【0012】また後者の如きテレビジョン受像機1の
左,右スピーカ39,40 に対するステレオ音声出力バラン
スを制御するワイヤレスリモートコントロール装置の場
合も、同様に送信器2には指示キー入力ボタン2f〜2iを
備えることが必要なことは勿論、視聴者は自分の判断で
左, 右音声出力バランスをコマンド指示しなければなら
ないという問題があった。本発明はかかる事情に鑑みな
されたものであって、その目的とすることろは駆動源の
正, 逆駆動、或いはステレオ音声出力についてのコマン
ド指示をすることなく、その正面を自動的に送信器側に
向けて変向し、また送信器の方向に対しステレオ音声出
力バランスを自動的に調整可能としたワイヤレスリモー
トコントロール装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るワイヤ
レスリモートコントロール装置は、駆動源にてその向き
を変位制御される被制御体と、該被制御体と別体に構成
され、前記被制御体に対してリモートコントロール信号
を送信する送信器とを有し、前記被制御体には前記送信
器からのリモートコントロール信号を受信し、その到来
方向角を検出する角度検出器、該角度検出器の検出信号
と予め定めてある基準方向との角度差を求める回転角測
定手段及び該回転角測定手段の出力信号に基づき角度差
を解消すべく前記駆動源を制御する制御手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】第2の発明に係るワイヤレスリモートコン
トロール装置は、ステレオ音声再生手段及びステレオ音
声出力バランスを制御する音量可変手段を備えた被制御
体と、該被制御体とは別体に構成され、リモートコント
ロール信号を送信する送信器とを有し、前記被制御体に
は前記送信器からのリモートコントロール信号を受信
し、その到来方向角を検出する角度検出器、該角度検出
器の検出信号と予め定めてある基準方向との角度差を測
定する回転角測定手段及び該回転角測定手段の出力信号
に基づき音量可変手段を制御する手段を設けたことを特
徴とする。
【0015】
【作用】第1の発明にあってはリモートコントロール信
号の到来方向角を検出して送信器からの送信方向と被制
御体の向きとの角度のずれ量を検出し、これが解消され
るよう被制御体の向きを自動的に変向し、送信器と向き
合うように変向制御せしめ得ることとなる。第2の発明
にあってはリモートコントロール信号の到来方向角を検
出して送信器が位置する方向においてステレオ音声出力
が自動的に適正値となるよう調整されることとなる。
【0016】
【実施例】以下本発明に係るワイヤレスリモートコント
ロール装置を、その実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明に係るワイヤレ
スリモートコントロール装置をテレビジョン受像機の正
面、即ち画面の向きを調整する回転角制御に適用した構
成を示すブロック図であり、図中1はテレビジョン受像
機、2は赤外線光リモートコントロール信号を送信する
送信器を示している。テレビジョン受像機1はモータM
にて回転駆動される回転台(図示せず)上に載置されて
おり、モータMの正,逆駆動により回転台を左方向又は
右方向に回転させることでテレビジョン受像機1の正
面、即ち画面の向きを変向し得るようになっている。送
信器2はテレビジョン受像機1とは別体に構成されてお
り、赤外線発光素子を備え、ここからテレビジョン受像
機1側に向けて赤外線光リモートコントロール信号を送
信せしめるようになっている。
【0018】テレビジョン受像機1には前記送信器2か
らの赤外線光リモートコントロール信号を受信する受信
部10を備えている。受信部10は到来方向角検出器11(詳
細は後述する)にて構成されており、予め定めた基準方
向(通常は角度検出センサの検出面に垂直な方向)に対
する赤外線光リモートコントロール信号の到来方向角に
対応した検出信号を回転角演算部12へ出力するようにし
てある。回転角演算部12は入力された検出信号とモータ
Mからのフィードバック信号とに基づいて基準方向(画
面の正面方向)との角度差、即ち回転角を演算し、これ
を回転・停止制御部13へ出力する。回転・停止制御部13
はモータMを前記回転角が零となる方向に向けて零とな
る位置まで回転させるべく制御信号をモータMへ出力す
る。
【0019】図2は図1に示す装置の電気的回路構成を
示すブロック図であり、送信器2は赤外線発光素子2c,
信号処理部2dを備え、赤外線発光素子2cから赤外線光リ
モートコントロール信号をテレビジョン受像機1へ向け
て送信する。一方テレビジョン受像機1の受信部10は光
学レンズ51,半導体位置検出素子(P.S.D.:Position Sen
sitive Light Detection)52 を備えた到来方向角検出器
11にて構成されている。
【0020】図3は到来方向角検出器11の原理説明図で
あり、光学レンズ51の光軸は平面視で略円形をなす半導
体位置検出素子52の中心線と一致させ、且つその表面に
結像するよう設置されている。半導体位置検出素子52は
高抵抗シリコン基板53の表面にp型の半導体層 (抵抗
層)54 を、また裏面に共通電極としてのn型の半導体層
55を積層形成し、前記p型の半導体層54表面に電極56,5
7 を積層し、これら電極56,57 及びn型の半導体層55に
夫々配線58,59,60を接続して構成されている。
【0021】このような到来方向角検出器11にあって
は、共通電極としてのn型の半導体層55には電圧Vを印
加し、この状態で光学レンズ51を通じて赤外線光コント
ロール信号をp型の半導体層54表面に結像させる。赤外
線光コントロール信号の到来方向角θが零の場合は、結
像はp型の半導体層54の中心部となるが、到来方向角θ
が零でない場合は、到来方向角θに対応して中心からず
れて結像される。p型の半導体層54表面への赤外線光コ
ントロール信号のスポット光の結像位置に対応して両電
極56,57 に電流I1 ,I2 が流れ、この電流は夫々図2
に示す如く電流・電圧変換器21,22 へ出力される。
【0022】電流・電圧変換器21,22 の出力は夫々サン
プルホールド回路23,24 へ出力され、サンプル値がホー
ルドされ、共にマイクロコンピュータ25内における切換
スイッチ機能を司るアナログマルチプレクサ26へ入力さ
れる。アナログマルチプレクサ26の出力はアナログ・デ
ィジタル変換器27にてディジタル信号に変換され、入力
回路28を通じてCPU 29へ入力される。CPU 29はメモリ30
内に格納されているプログラム及びデータに従って、下
式(1) に従って赤外線光コントロール信号の到来方向角
θを演算する。
【0023】
【数1】
【0024】この式の誘導過程を示すと以下のとおりで
ある。図2において配線59,60 間の抵抗をRc ,また赤
外線光リモートコントロール信号の入射点から配線58ま
での抵抗をRx とすると、下記(2) 〜(4) 式で示す関係
が成立する。 I0 =I1 +I2 …(2) I1 =I0 (Rc /2−Rx )/Rc …(3) I2 =I0 (Rc /2+Rx )/Rc …(4)
【0025】図3に示す抵抗層である半導体層54の抵抗
分布が均一とすれば、抵抗Rc ,RX は図3に示す如く
夫々対応する物理的長さc,xに比例する。従って(3),
(4)式は下記(5),(6) 式の如くに書き改められる。 I1 =I0 (c/2−x)/c …(5) I2 =I0 (c/2+x)/c …(6) I1 /I2 は下記(7) 式で求まる。 (I1 −I2 )/(I1 +I2 )=−2x/c ∴ X=−c/2{(I1 −I2 )/(I1 +I2 )} …(7)
【0026】光学レンズ51の中心と半導体位置検出素子
52までの距離をyとするとtan θ=x/yであるから、
方向角θは下記(8) 式で求まる。 θ=tan -1x/y =−c/2・1/y{(I1 −I2 )/(I1 +I2 )} …(8) 従って−c/2・1/y=Kとおけば(1) 式が求まる。
【0027】CPU 29は演算した赤外線光コントロール信
号の到来方向角θを零とすべくメモリ30内の格納データ
と照合してこの方向角θを減少させる方向に向け、方向
角θに相当する制御信号を生成し、出力回路31を通じて
左, 右駆動制御回路32へ出力する。左, 右駆動制御回路
32はモータMを正転又は逆転方向に回転駆動する。モー
タMに連繋された角度センサ33からの信号が入力回路28
を通じてCPU 29へ入力される。CPU 29は角度センサ33の
信号をチェックし、その検出信号がθに一致するとその
位置でモータMを停止させる。
【0028】次にこのような実施例1の動作を図4に示
すフローチャートと共に説明する。図4は回転角制御装
置の処理過程を示すフローチャートであり、送信器2か
らの赤外線光リモートコントロール信号をテレビジョン
受像機1における受信部10が受信すると(ステップS1)
、その到来方向角検出器11からの検出値に基づいてCPU
29が赤外線光コントロール信号の到来方向角θを演算
し(ステップS2) 、この演算値とモータM付設の角度セ
ンサ33からの検出信号とに基づいて角度差を演算する
(ステップS3) 。
【0029】右回転させるか, 左回転させるかを判断し
(ステップS4) 、右回転させる場合には左, 右駆動制御
回路32にてモータMを右方向に回転駆動し (ステップS
5) 、また左回転させる場合にはモータMを左方向に回
転駆動し (ステップS6) 、角度差が零となったか否かを
判断する (ステップS7) 。角度差が零でない場合にはス
テップS4に戻って前述した過程を反復し、また零である
場合にはモータMの回転駆動を停止し (ステップS8) 、
調整を終了する。
【0030】なお上記した実施例1においてはマイクロ
コンピュータ25が赤外線光コントロール信号の到来方向
角θを(1) 式に従って求める場合を示したが、サンプル
ホールド回路23,24 によって得たデータを対数変換回路
によって対数変換し、除算回路によって除算を行う構成
としてもよい。また上記実施例1は左,右方向の回転角
を制御する構成を説明したが、上,下方向又はこれと
左,右方向の回転角を組合せて制御する構成にも適用し
得ることは勿論である。
【0031】更に実施例1では角度検出信号を計数して
回転角を検出し、その停止制御を行う構成を示したが、
回転駆動用のモータMのコミューターノイズを計数して
回転角を検出してもよい。また回転角を、回転速度, 回
転時間で管理して回転・停止制御を行うこととしてもよ
い。以上の如き実施例1にあっては送信器2から送信さ
れ、受信部10に受信された赤外線リモートコントロール
信号の到来方向角を検出し、検出信号から求めた回転角
に基づき被制御対象物を自動的に回転・停止制御するこ
ととしたから、特別なコマンド指示をすることなく被制
御対象物の向きを制御することが出来る。
【0032】(実施例2)この実施例2にあっては本発
明を、左,右ステレオ音量バランスを調整する音量調整
装置の制御に適用した場合を示している。図5は実施例
2の構成を示すブロック図である。この実施例2にあっ
てはテレビジョン受像機1の受信部10は角度・距離検出
センサ15で構成されている。角度・距離検出センサ15の
構成自体は実施例1に示す到来角度検出センサと実質的
に同じであり、その検出信号は角度・距離演算部16へ出
力する。角度・距離演算部16は入力された検出信号に基
づいて方向角θ及びテレビジョン受像機1から送信器2
までの距離Lを演算し、演算した方向角θ,距離Lを音
量可変手段へ入力する。音量可変手段は方向角θ及び距
離Lに基づき左,右スピーカ39,40 に対する音量を自動
的に調整し得るようにしてある。なお実施例2において
は角度,距離を角度・距離検出部15, 角度・距離演算部
16で求める構成を示したが、各角度, 距離を夫々別の検
出部, 演算部で求めてもよいことは勿論である。
【0033】図6は実施例2の電気的構成を示すブロッ
ク図であり、サンプルホールド回路23,24 夫々の出力は
直接マイクロコンピュータ25内のアナログマルチプレク
サ26へ出力すると共に、加算回路34で加算した後、アナ
ログマルチプレクサ26へ出力するようにしてある。サン
プルホールド回路23,24 から直接アナログマルチプレク
サ26へ出力された信号は赤外線光リモートコントロール
信号の到来方向角θに関連した要素を含んでおり、また
加算回路34を経てアナログマルチプレクサ26へ入力され
た信号は距離Lに関連する要素を含んでおり、夫々アナ
ログ・ディジタル変換器27、入力回路28を経てCPU 29へ
入力される。
【0034】CPU 29はメモリ30に格納されているプログ
ラムに従って、格納されているデータを参照して方向角
θに対応した左, 右音量出力信号及び距離Lに対応した
信号を夫々演算し、これらの信号を出力回路31を経て音
量調整器35,36 へ出力する。音量調整器35,36 は夫々の
出力を左, 右増幅器37,38 を経て左, 右スピーカ39,40
へ出力する。他の構成は実施例1の構成と実質的に同じ
であり、対応する部分には同じ番号を付して説明を省略
する。
【0035】次にこのような実施例2の動作を図7に示
すフローチャートと共に説明する。図7は実施例2の信
号処理過程を示すフローチャートであり、送信器2から
の赤外線光リモートコントロール信号を角度・距離検出
部15で夫々受信する(ステップS12,S13)。先ず角度・距
離検出部15からの信号はCPU 29に入力され、夫々赤外線
光リモートコントロール信号の到来方向角θを演算し
(ステップS14)、またこれと同時的に送信器2とテレビ
ジョン受像機1との距離L、具体的には送信器2と受信
部10との間の距離を演算する(ステップS17)。
【0036】赤外線光リモートコントロール信号の到来
方向角θと、現在のテレビジョン受像機1の向きとの角
度差に対応した左, 右音量バランスデータを参照し (ス
テップS15)、左, 右音量調整制御を行い (ステップS1
6)、また予め記憶してある距離と音量データとの関係を
参照し (ステップS18)、距離Lに対応した左,右音量調
節制御を行う (ステップS19)。なお上記実施例2におい
ては、赤外線光リモートコントロール信号の到来方向角
度θ,送信器2とテレビジョン受像機1との間の距離L
を夫々角度・距離検出部15, 角度・距離演算部16及び音
量可変調整部17にて求める構成につき説明したが、特に
これに限らず到来方向角θ, 距離Lを個別に求める機器
を備えてもよい。
【0037】また上記実施例1,2においては夫々送信
器2として夫々回転角制御用,左右ステレオ音量制御用
の送信器を用いる場合を説明したが、従来用いられてい
る本体機器のメインスイッチ等のリモートコントロール
用送信器と兼用する構成としてもよいことは勿論であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の如く第1の発明にあっては送信器
からの赤外線光リモートコントロール信号の到来方向角
を検出し、この到来方向角に基づき被制御体の向きを送
信器と対向するよう自動制御することとしているから、
特別のコマンドによって指示することなく自動的に被制
御体を送信器方向に回転位置決めされることとなり、送
信器に対する操作が簡略化される効果が得られる。
【0039】また第2の発明にあっては赤外線光リモー
トコントロール信号の到来方向角に基づきステレオ音声
出力レベルを自動制御することが出来て、送信器を操作
している視聴者の位置において適正なステレオ音声出力
レベルでの視聴が可能となる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施例1の電気的回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】角度検出器の原理説明図である。
【図4】実施例1における処理過程を示すフローチャー
トである。
【図5】実施例2の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す実施例2の電気的回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】実施例2における処理過程を示すフローチャー
トである。
【図8】従来装置のブロック図である。
【図9】他の従来装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機 2 送信器 2c 赤外線発光素子 10 受信部 11 到来方向角検出器 21,22 電流・電圧変換器 23,24 サンプルホールド回路 25 マイクロコンピュータ 26 アナログマルチプレクサ 27 アナログ・ディジタル変換器 28 入力回路 29 CPU 30 メモリ 31 出力回路 32 左, 右駆動制御回路 33 角度検出器 35 左音量調整器 36 右音量調整器 37 左増幅器 38 右増幅器 39 左スピーカ 40 右スピーカ 51 光学レンズ 52 半導体角度検出素子 53 高抵抗シリコン基板 54 p型の半導体層 55 n型の半導体層 56,57 電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源にてその向きを変位制御される被
    制御体と、該被制御体と別体に構成され、前記被制御体
    に対してリモートコントロール信号を送信する送信器と
    を有し、前記被制御体には前記送信器からのリモートコ
    ントロール信号を受信し、その到来方向角を検出する角
    度検出器、該角度検出器の検出信号と予め定めてある基
    準方向との角度差を求める回転角測定手段及び該回転角
    測定手段の出力信号に基づき角度差を解消すべく前記駆
    動源を制御する制御手段を設けたことを特徴とするワイ
    ヤレスリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 ステレオ音声再生手段及びステレオ音声
    出力バランスを制御する音量可変手段を備えた被制御体
    と、該被制御体とは別体に構成され、リモートコントロ
    ール信号を送信する送信器とを有し、前記被制御体には
    前記送信器からのリモートコントロール信号を受信し、
    その到来方向角を検出する角度検出器、該角度検出器の
    検出信号と予め定めてある基準方向との角度差を測定す
    る回転角測定手段及び該回転角測定手段の出力信号に基
    づき音量可変手段を制御する手段を設けたことを特徴と
    するワイヤレスリモートコントロール装置。
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