JPH0633446A - 地盤注入工法 - Google Patents

地盤注入工法

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JPH0633446A
JPH0633446A JP16171992A JP16171992A JPH0633446A JP H0633446 A JPH0633446 A JP H0633446A JP 16171992 A JP16171992 A JP 16171992A JP 16171992 A JP16171992 A JP 16171992A JP H0633446 A JPH0633446 A JP H0633446A
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 固結時間の異なる複数の注入液を複数の注入
口から同時に注入することにより極めて迅速かつ簡単に
地盤を固結し得ることはもちろん、注入管まわりで上下
位置から注入された注入液を互いに混合させないで、そ
れぞれ独立して地盤中に噴出して注入せしめる地盤注入
工法を得る。 【構成】 少なくとも二つの管路A,Bを有し、かつ軸
方向の異なる位置に複数の注入口を有する注入管におい
て各注入口3には管路Aと通じる吐出口11が設けられ、
かつ注入口3の少なくとも一つには管路Bと通じる吐出
口12が設けられ、複数の注入口3のうち、少なくとも二
つは管路Aからの吐出量と管路Bからの吐出量の流量比
率が異なるように形成された注入管を用い、管路Aから
注入液の主材配合液を送り、管路Bから注入液の反応剤
配合液を送液し、固結時間の異なる複数の注入液を複数
の注入口からそれぞれ同時に注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固結時間の異なる複数
の注入液を地盤中に注入して該地盤を固結する複合注入
工法に係り、特に固結時間の異なる複数の注入液を複数
の注入口から同時に注入することにより極めて迅速かつ
簡単に地盤を固結し得る地盤注入工法に関する。
【0002】
【従来の技術】複雑な地盤を改良する技術として一般
に、固結時間の短いグラウトならびに長いグラウトを地
盤中に注入する、いわゆる複合注入工法が用いられる。
この種の複合注入工法として、従来、二重管を用いてま
ず、固結時間の短いグラウトを地盤中に注入して粗い部
分、弱い部分あるいは注入管まわりの空隙を填充し、そ
の後固結時間の長いグラウトを土粒子間注入して地盤中
に浸透させる工法が知られている。
【0003】上述の複合注入工法において、固結時間の
短いグラウトを二重管の上部吐出口から、また、固結時
間の長いグラウトを二重管の下部吐出口から、それぞれ
同時に注入する注入工法もまた、知られている。
【0004】さらに、三重管を用いて二つの管路から別
々に送液された二液の合流液(固結時間の短い注入液)
を上部吐出口から注入し、同時に下部吐出口から固結時
間の長いグラウトを注入する複合注入工法が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、二重管を用
いる前者の工法では、固結時間の異なるグラウトが別々
に注入されるため、注入の際にこれらグラウトの切り換
えが必要となり、このため操作が複雑化されて迅速かつ
簡単な注入が不可能である。さらに、この工法では送液
量を多くできず、施工能率が低い。
【0006】また、三重管を用いる後者の工法では、固
結時間の異なるグラウトの同時注入が可能となるが、三
重管であるため注入管孔径が大きくなり、削孔費が高
く、かつ施工能率が悪くなる。さらに、この工法では主
材、瞬結用反応剤配合液および緩結用反応剤配合液の配
合調整が必要で、複雑となる。
【0007】また、上述において、ゲル化時間の異なる
グラウトを別々の吐出口から注入しても、これが二重管
であっても、三重管であっても、注入されたゲル化時間
の異なるグラウトは注入管まわりの空隙を通して連通し
合い、混合されて同一のゲル化時間のグラウトとなって
しまい、複合注入が達成され得ない。
【0008】通常、注入工法が対象とする地盤は軟弱地
盤であるが、この地盤では地盤生成過程において透水性
の異なる層が水平方向に帯積するのが通例である。透水
係数は垂直方向よりも水平方向が大きく、このため、注
入された注入液(グラウト)は注入管を通して透水係数
の大きな層に逸脱する。
【0009】そこで、本発明の目的は固結時間の異なる
複数の注入液を複数の注入口から同時に注入することに
より極めて迅速かつ簡単に地盤を固結し得ることはもち
ろん、注入管まわりで上下位置から注入された注入液を
互いに混合させないで、それぞれ独立して地盤中に噴出
して注入せしめ、上述の公知技術に存する欠点を改良し
た地盤注入工法を提供することにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上述の目的を達成する
ため、本発明によれば、少なくとも二つの管路を有し、
かつ軸方向の異なる位置に複数の注入口を有する注入管
を用いて地盤中に注入液を注入する地盤注入工法であっ
て、前記各注入口には一方の管路Aと通じる吐出口が設
けられ、かつ前記注入口の少なくとも一つには他方の管
路Bと通じる吐出口が設けられ、前記複数の注入口のう
ち、少なくとも二つは一方の管路Aからの吐出量と他方
の管路Bからの吐出量の流量比率が異なるように形成さ
れた注入管を用い、一方の管路Aから該注入液の主材配
合液を送り、他方の管路Bからの該注入液の反応剤配合
液を送液し、固結時間の異なる複数の注入液を前記複数
の注入口からそれぞれ同時に注入することを特徴とし、
前記注入液は該注入管の管路Aおよび管路Bにそれぞれ
送液される配合液をその流量比率で合流した場合、固結
時間が15分以内で、かつ短い方の固結時間が30秒以内で
あることを特徴とする。
【0011】
【発明の具体的説明】以下、本発明を添付図面を用いて
さらに詳細に説明する。図1は本発明に用いられる二重
管Xの一具体例の側面図であって、外管1と、その内部
に配置される内管2とから基本的に構成される。この二
重管Xは瞬結注入管体aおよび緩結注入管体bを含み、
瞬結注入管体aはゲル化時間の短い注入液を注入する注
入口3を有し、緩結注入管体bはゲル化時間の長い注入
液を注入する注入口3、3…3を有する。これら注入管
体a、bは図1では瞬結注入管体aを二重管Xの上部
に、緩結注入管体bを下部にそれぞれ配置したが、この
配置は二重管Xの任意の個所に係合設置される。cは二
重管Xの末端部、4はメタルクラウンである。
【0012】図2は図1における瞬結注入管体aの拡大
断面図であって、図2(a)は穿孔中、図2(b)は注
入中の状態をそれぞれ示し、図2(c)は瞬結注入管体
aの注入口3の断面図を示す。
【0013】図3は図1における緩結注入管体bの拡大
断面図であって、図3(a)は穿孔中、図3(b)は注
入中の状態をそれぞれ示し、図3(c)は緩結注入管体
bの注入口3、3…3の断面図を示す。
【0014】図4は図1における二重管Xの末端部cの
部分の拡大断面図であって、図4(a)は穿孔中、図4
(b)は注入中の状態をそれぞれ示す。
【0015】まず、図2(a)に示されるように、外管
1の管路6を通じて穿孔水を矢印方向に送液する。この
穿孔水は図4(a)に示されるように、末端部cに送液
され、弁7のバネ8を押し下げて管路6aを開通し、こ
の開通された管路6aを通って地盤中に吐出され、二重
管Xを所定の深度に設定する。このとき、図2(a)お
よび図3(a)の注入口3は金属製または合成樹脂製の
開閉チップ5で閉束されているので、ここから穿孔水が
もれることはない。
【0016】次いで、図2(b)に示されるように、外
管管路6から主材配合液Aを、内管管路9から反応剤配
合液Bをそれぞれ矢印方向に送液すると、まず、反応剤
配合液Bは図4(b)に示されるように、末端部cでシ
リンダ10を落下せしめて外管管路6aを閉じるこの結
果、内管管路9内の反応剤配合液Bは加圧状態となり、
図2(a)および図3(a)の閉束チップ5を配合液B
の圧力によって外側に吹き飛ばし、注入口3を開孔す
る。
【0017】注入口3は図2(b)、(c)および図3
(b)、(c)に示されるように、一方の管路A、例え
ば外管管路6と通じる吐出口11、11…11が設けられ、か
つ、この注入口3の少なくとも一つには、他方の管路
B、例えば内管管路9と通じる吐出口12が設けられる。
【0018】さらに、これら複数の注入口3、3…3の
うち、少なくとも二つは一方の管路A(外管管路6)か
らの吐出量と他方の管路B(内管管路9)からの吐出量
の流量比率が異なるように形成される。具体的には、例
えば、一つの注入口3は図2(a)、(b)、(c)、
特に図2(c)に明示されるように、外管管路6に通じ
る吐出口11(口径Φ1.0mm)を1個設けるとともに、内管
管路9に通じる吐出口12(それぞれ口径Φ1.0mm)を2個
設け、また、他の一つの注入口3は図3(a)、
(b)、(c)、特に図3(c)に明示されるように、
外管管路6に通じる吐出口11(口径Φ1.0mm)および内管
管路9に通じる吐出口12(口径Φ1.0mm)をそれぞれ1個
づつ設ける。この結果、一方の管路Aに通じる吐出口11
と他方の管路Bに通じる吐出口12の数の比率を変化させ
た少なくとも二つの注入口3が形成されることになり、
これら少なくとも二つの注入口3は一方の管路Aからの
吐出量と他方の管路Bからの吐出量の流量比率が異なる
ように形成される。
【0019】図2(a)および図3(a)の閉束チップ
5がはずされて注入口3が開孔されると、図2 (b)、
(c)および図3 (b)、(c)に示されるように、主
材配合液Aおよび反応剤配合液Bがそれぞれ吐出口11お
よび吐出口12から注出口3内に吐出され、混合されて固
結時間の異なる複数の注入液が形成される。
【0020】これら複数の注入液は前述の各複数の注入
口3、3…3からそれぞれ同時に地盤中に注入される。
これら注入液は管路AおよびBから各注入口3、3…3
内に吐出される配合液の流量比率にしたがって、固結時
間が15分以内で、かつ短い方の固結時間が30秒以内とな
るように調整される。なお、本発明ではこれら注入液の
固結時間よりも長い注入液を併用することもできる。
【0021】上述の本発明において、主材配合液(A
液)は水ガラス配合液、またはそれ自体ゲル化し得るグ
ラウト(例えば、水ガラスと反応剤の混合液)であり、
また、反応剤配合液(B液)は前記主材配合液に適合す
る各種硬化剤、あるいはセメント懸濁液を含む配合液で
ある。
【0022】これらA液、B液の注入口への流量比率は
1:1であってもよく、その他任意の流量比率に選定す
ることができる。また、この比率は注入途中で変化させ
てもよい。
【0023】図5、図6および図7(a)、(b)は他
の形式の注入管を用いた本発明工法を示す断面図であっ
て、図5は掘削水の送液状態を示し、図6は注入状態を
示し、図7(a)、(b)は注入口の例を示す。
【0024】上述注入管は図1と同様、外管1および内
管2から構成される二重管Xであるが、内管2の末端に
は閉束体14が摺動自在に嵌合され、かつ軸方向の異なる
位置、すなわち、上下の異なる位置に三個の注入口3が
設けられる点、図1と異なる。しかも、これら注入口3
はそれぞれ、外管管路6に通じる吐出口11および内管管
路9に通じる吐出口12の数の比率が異なるものであり、
したがって、後述のように各注入口3で吐出混合される
AB合流液のゲル化時間が全て異なることになる。
【0025】まず、図5に示されるように、各注入口3
に閉束チップ5を嵌めた状態で、外管管路6を通して掘
削水を送液しながらメタルクラウン4で掘削し、二重管
Xを地盤中の所定の深度に設定する。掘削水は各注入口
3に閉束チップ5が嵌められているから、ここからもれ
ることなく、外管管路6、および6aを通して地盤中に
吐出される。
【0026】掘削後、図6に示されるように、外管管路
6を通して主材配合液Aを、内管管路9を通して反応剤
配合液Bを、それぞれ矢印方向に送液すると、まず、反
応剤配合液Bは内管6の末端に嵌合された閉束体14を下
方に押し下げて外管管路6aを閉じる。この結果、外管
管路6は閉じられ、かつ内管管路9の反応剤配合液Bも
加圧状態となり、図6の閉束チップ5を吹きとばし、注
入口3を開く。
【0027】その後、この開孔された注入口3に外管管
路6のA液および内管管路9のB液がそれぞれ吐出口1
1、12を通じて吐出され、混合される。
【0028】この注入口3は、例えば図7(a)に示さ
れるように、外管管路6に通じる二つの吐出口11、11
(各口径Φ1.0mm)および内管管路9に通じる一つの吐出
口12(口径Φ1.0mm)を有し、これらの吐出口11、12の数
の比率が2:1であり、また、図7(b)に示されるよ
うに、外管管路6に通じる一つの吐出口11(口径Φ1.0m
m)および内管管路9に通じる二つの吐出口12、12(それ
ぞれ口径Φ1.0mm)を有し、これらの吐出口11、12の数の
比率が1:2であり、さらに、図6に示されるように、
外管管路6および内管管路9に通じる吐出口11、12をそ
れぞれ1個を有し、これら吐出口11、12の数の比率が
1:1である。したがって、各注入口3におけるAB合
流液の流量比率が全て異なり、ゲル化時間の異なった注
入液が各注入口3から地盤中に注入される。
【0029】一般に、地上部において、注入管内の流体
を吐出口から空気中に吐出する場合、注入管内圧力は吐
出口の大きさと流量に依存し、流量に対して吐出口径を
小さくしぼる程、また吐出口径に対して流量を大きくす
るほど、注入管内圧力、すなわち吐出圧力は大きくな
る。また、流量に対して吐出口径が大きいとき、あるい
は吐出口径に対して流量が小さいときには注入管内圧
力、すなわち吐出圧力は小さくなる。また、注入管管路
を通して圧送された流体は吐出口径の大きさに対応した
所定量が注入口から注入される。そして管内圧力が高い
ほど、注入口外部の抵抗圧が変化してもその注入量は変
動し難い。
【0030】吐出口の口径は地上部において吐出口から
の注入材が注入管内流量に対して圧力を生じるように定
められ、この吐出圧力は好ましくは10kgf/cm2 、さらに
好ましくは15kgf/cm2 以上である。
【0031】本発明において、注入管の一方の管路に通
じる複数の吐出口から配合液を高圧(地上部で10kgf/cm
2 、好ましくは15kgf/cm2 )で吐出し、また他方の管路
に通じる吐出口からも配合液を高圧で吐出してもよく、
場合によっては管内圧力が殆どかからない程度に吐出し
てもよい。吐出口の孔径は0.2〜2.0mm程度が好まし
い。また、本発明において、管内圧力は数百kgf/cm2
あってもよい。さらに注入管には、気体や、注入液以外
の流体が地盤中に注入液とともに、あるいは注入液に先
行して圧入され、注入液が地盤中に浸透あるいは混合さ
れやすくすることもできる。
【0032】さらに、本発明は異なるゲル化時間を正確
に設定しやすく、かつ注入中の抵抗圧力の変化にも注入
液の吐出口への吐出量が変化しにくいため、設定したゲ
ル化時間を正確に保持し得る。本発明において、A液お
よびB液の合流比率を変化させるには、吐出口の口径の
比率を変化させるか、吐出口の数の比率を変化させる。
【0033】さらに、本発明は注入管外壁部の空間でゲ
ル化時間の異なる注入液の混合を防止し、それぞれ、異
なるゲル化時間の注入液を独立して地盤中に注入し得
る。
【0034】一般に、パイプに同径の微細孔の吐出口を
n個設けたものに液体を高圧でポンピングすると、それ
ぞれの吐出口から1/nに均等分割された量の液体が噴
射される。流量を多くするほど管内圧力は高くなり、吐
出口外部の抵抗(地盤注入圧)に比較してはるかに高い
場合は、この外部の抵抗の影響を殆ど受けることなく均
等な量で吐出される。管内圧力が同じならば、吐出量は
吐出口径が大きい程多くなる。本発明に用いられる注入
管はこのようにして吐出されるA液とB液を注入口の混
合室で合流混合し、地盤中に注入するように構成され
る。
【0035】
【作用】上述の本発明は軸方向の異なる位置に複数の注
入口を有する二重注入管であって、前記各注入口には一
方の管路Aと通じる吐出口が設けられ、かつ前記注入口
の少なくとも一つには他方の管路Bと通じる吐出口が設
けられ、前記複数の注入口のうち、少なくとも二つは一
方の管路Aからの吐出量と他方の管路Bからの吐出量の
流量比率が異なるように形成された注入管を用いるか
ら、固結時間の異なる複数の注入液を複数の注入口から
同時に注入し得、これにより極めて迅速かつ簡単に地盤
を固結し得るものである。
【0036】さらに、本発明は主材配合液(A液)およ
び反応剤配合液(B液)の合流混合液のゲル化時間が15
分以内、好ましくは5分以内、さらに好ましくは1分以
内となるように配合し、かつ短い方のゲル化時間が30秒
以内、好ましくは15秒以内の瞬結性吐出液となるように
配合するから、注入管まわりで上下位置から注入された
注入液を互いに混合させないで、それぞれ独立して地盤
中に噴出し、注入せしめ得る。
【0037】すなわち、一方の注入口3から注入される
ゲル化時間の短い瞬結性注入液と、他方の注入口3から
注入されるゲル化時間がそれよりも長い注入液とは一部
が混じり合い、むらになった状態で注入管まわりの空隙
に注入され、填充されるが、このうち、瞬結性注入液は
浸透性が悪いから、図8(a)に示されるように、上下
注入口3、3まわりの空隙にまず填充され、しゃ閉層13
を形成し、一方、ゲル化時間の長い方の注入液は、図8
(b)に示されるように周辺の土粒子間に矢印方向に浸
透する。
【0038】すなわち、図8(b)に示されるように、
注入管Xまわりの上下注入口3、3間の空隙を中心とし
てその周辺土も含めた円筒状の強固なしゃ閉層13が形成
され、この上で、ゲル化時間の長い方の注入液がしゃ閉
層13を破壊して土粒子間に矢印方向に浸透されるため、
上下注入液は混ざることがない。
【0039】本発明に対して、土層が粗い場合は、一方
の注入液が10分以内、好ましくは1分以内、他方のゲル
化時間の短い方の注入液が15秒以内であってもよい。こ
の場合、注入対象領域全体を上記注入液で固結すること
になる。しかし、土層が細い層の場合は、注入管まわり
のみをA・B合流液で固結して一次注入とし、さらにゲ
ル化時間の長いA・B合流液を二次注入として地盤全体
を固結するのが望ましい。また、上記一次注入は各ステ
ージ毎に行なっても、最下部のみで行なっても、途中で
行なってもよい。
【0040】以下、本発明における噴射による注入機能
について説明する。内径4cmの管にポンプで送水したと
ころ、ポンプ圧は殆ど生じない。この管の末端に噴射口
を設けた先端部を装着して噴射圧力(ポンプ圧)と吐出
量を測定した結果を図9および図10に示す。なお、比較
のために上記管に直径1cmの吐出口を3個有する先端部
を上記管の末端部に装着して1〜20l/mの送水を行なっ
たが、吐出圧力は殆ど認められなかった。
【0041】図9はノズル口径 1.0mm、図10は 1.5mmの
吐出口をそれぞれ有する先端部を管に装着し、ポンプ圧
を種々変え、ポンプ圧が所定圧を保つように水を送液
し、かつ噴射口の下流側も管路でつなげて管路内にバル
ブにより抵抗圧を作用せしめて地盤の抵抗圧力に相当す
る圧力を生ぜしめ、その場合の噴射口から吐出される流
量(l/分)と抵抗圧(kgf/cm2)を測定し、その結果を
表したグラフである。図9および図10から明らかなよう
に、例えばポンプ圧80kg/cm2を用いて説明すると、地盤
内における抵抗圧力(kg/cm2) が変化しても、抵抗圧力
50kg/cm2位まではノズルからの流量が一定である。すな
わち、地盤抵抗圧の変化にもかかわらず、一定の吐出量
が得られる領域が存在することが図9および図10からわ
かる。
【0042】
【発明の実施例】
【実施例1】 (1)図1に示す注入管(二重管)を用いて実験を行な
った。図1の注入管において、A液(外管側)には6
個、B液(内管側)には5個の吐出口を設けた。したが
って、A液は1/6、B液は1/5にそれぞれ均等分割
されて吐出される。
【0043】そこで、上段注入口にはA液側2個、B液
側1個の吐出口、下段注入口にはA液、B液共1個の吐
出口が配置され、上段注入口からはA液2/6、B液1
/5の混合液が、下段注入口からはA液1/6、B液1
/5の混合液がそれぞれ注入される。
【0044】また、上段には1個の注入口が、下段には
4個の注入口が放射状に配置されており、上段からはA
液流量の2/6とB液流量の1/5が、下段全体として
はA液流量の(1/6)×4、B液流量の(1/5)×
4がそれぞれ注入されるように構成される。
【0045】(2)注入条件 上述の注入管を用い、A液、B液の注入液をそれぞれ注
入液を10l/分で管内に送液すると、注入液は各注入口
に同一量づつ分配されて吐出する。したがって、A液側
管路に6ケの吐出口を、B液側管路5ケの吐出口を設け
た場合、それぞれ吐出量は、2l/分、1.67l/分とな
る。また、地上で管内圧力を測定すると、A液15kgf/cm
2 、B液20kgf/cm2 であった。
【0046】瞬結グラウトの注入口におけるA液・B液
の吐出比率は1.67×2:2=1.67:1であり、瞬結グラ
ウト注入量は 5.3l/分である。緩結グラウトの注入口
におけるA液・B液の吐出比率は1.67:2=0.84:1で
あり、緩結グラウト注入量は14.7l分である。
【0047】(3)使用注入液とゲル化時間 三種類の注入液を形成する以下の配合を用いた。 注入液−1の配合 A液 50cc当り モル比 3.7の珪酸ソーダ (SiO2:25.6%) 25cc 水 25cc B液 50cc当り 75%リン酸 2.0cc 40%市販グリオキザール 3.0cc 水 残 り
【0048】注入液−2の配合 A液 注入液−1と同じ B液 50cc当り 75%リン酸 1.8cc 40%市販グリオキザール 5.0cc 水 残 り
【0049】注入液−3の配合 A液 注入液−1と同じ B液 50cc当り 75%リン酸 3.0cc 40%市販グリオキザール 0.5cc 水 残 り
【0050】ゲル化時間は表1のとおりである。
【表1】
【0051】(4)注入 基礎掘削工事に本発明の試験注入を行なった。当現場で
は、掘削工事において、地盤のゆるみにより近接建物へ
の影響を防止するために薬液注入が検討された。地盤条
件は地下水位が高く、くずれやすい砂礫混じり砂で、し
かも改良深度は−0.5 〜 4.5mと浅く、注入液が地表面
に逸出しやすく、また二重管瞬結工法を用いたのでは地
盤隆起を生ずるような地盤である。
【0052】80cmの注入孔ピッチで、本発明方法を用
い、注入深長1m当り 400lを注入した。注入ステージ
は最下部から1mごとに上部に移動した。注入液−3の
みを用いて注入したところ、注入管まわりからA液・B
液の混合液がゲル化しないまま逸脱してきた。
【0053】同様にして注入液−1および2をそれぞれ
別の注入孔から注入したところ、地表面への逸脱はなか
った。また、地盤隆起も生じなかった。さらに、注入ス
テージの最下部でまず、注入液−1を80l注入しての
ち、1m当り 380lづつ地注入液−3を注入したとこ
ろ、地表面への逸脱はなかった。さらに、地盤隆起も生
じなかった。比較のために、二重管を用いて、注入液−
1、2および3を、A液・B液1:1の流量比率で合流
注入したところ、地表面に逸脱した。また、同じく、注
入液−1、2および3を、A液・B液1:1.67の流量比
率で合流注入したところ、著しい地盤隆起を起こした。
【0054】注入後、掘削調査して固結の分布を調べた
ところ、注入液−3では固結0.3 〜1.5 mとばらつい
た。また、注入液−1では0.9 〜1.2 m、注入液−2で
は0.7〜1.2 mであり、良好な結果を得た。注入液−1
を最初に注入してのち、注入液−3を注入すると、注入
管囲りに円筒状(直径10〜20cm)に強固な固結体が形成
され、この固結体を中心にして直径1.0 〜1.1 mの均質
な固結範囲が形成されていた。
【0055】比較のために、Φ70mmのケーシングを用い
て、4.5mまで削孔後、この注入管を挿入し、ケーシン
グとの間に注入液−3配合のA・B合流液(1:1.67)
を注ぎ込みながら、ケーシングを引き上げて注入管まわ
りに一種類の瞬結グラウトのみで、ゲル化物を形成し、
ついで注入液−3を本注入管で上記と同様に注入した。
掘削調査では、0.4 〜1.5 mのばらつきが生じた。
【0056】以上から、ゲル化時間の異なる注入液を組
み合わせ、注入管まわりにゲル化時間の短い注入液によ
る固結体を形成した上で、ゲル化時間のより長い注入液
を注入すると、一層の本発明効果を奏し得ることがわか
る。
【0057】
【実施例2】実施例1の注入管を用い、さらに以下の条
件で実験を行なった。 (1)使用注入液 まず、次のA液およびB液を調製する。 A液:酸性珪酸水溶液。モル比 2.7、SiO2含有量26重量
%、比重1.32/20℃の水ガラスを硫酸と混合し、PH
2.0の酸性珪酸水溶液を作液する。この酸性珪酸水溶液
中の水ガラス含有量は25容量%である。 B液:上記水ガラスの25容量%液。
【0058】注入液−1の配合とゲル化時間 上述のA液とB液の合流比率を1: 1.5(流量比)とす
ると、A・B合流液(注入液)のゲル化時間は15秒とな
り、上段注入口における混合比A:B=1:2.5 とする
と、ゲル化時間は40秒、下段注入口における混合比A:
B=1:1.25とすると、ゲル化時間は3秒となる。
【0059】注入液−2の配合とゲル化時間 上述のA液とB液の合流比率を1:1(流量比)とする
と、A・B合流液(注入液)のゲル化時間は20分とな
り、上段注入口における混合比A:B=1:1.67とする
と、図11のグラフに示されるように、ゲル化時間は5
秒、下段注入口における混合比A:B=1:0.83とする
と、ゲル化時間は4時間、注入地盤の土と混合したサン
ドゲルのゲル化時間は20分となる。
【0060】(2)注入条件 注入液−2の配合を用い、A液・B液を10l/分づつ注
入しながら最初の注入ステージで別のポンプによりB液
を5l/分の流量で添加してB液の流量を15l/分と
し、注入液−1の配合の注入液を注入した。その後のス
テージは注入液−2の配合の注入液を用い、実施例1と
同様に注入した。
【0061】(3)注入 推進工法における発進部で本発明工法の試験を行なっ
た。現場は地下水の高い比較的軟弱な粘性土と砂質土の
複雑な互層を呈する沖積地盤である。
【0062】1mの注入孔ピッチで、GL−3.0 〜5.0
mの区間で注入深長1m当り 400lを注入した。注入ス
テージは最下部から1m毎に上方へ移動した。注入液は
注入液−1の配合を10%、注入液−2の配合を90%用い
た。最下部の注入ステージで、一本当りの注入液−1の
注入量を全量注入した上で、注入液−2を注入深度1m
当り 360lづつ注入し、注入ステージを移動した。
【0063】注入後、発進部の切羽を観察したところ、
注入管まわりに直径15〜20cmの強固な固結体が形成さ
れ、その周辺に均質な固結体が形成され、かつ隣接する
注入管の固結体同志は完全に連続して固結していた。ま
た、地盤の隆起や注入液の地表面への逸脱は全く認めら
れなかった。
【0064】図12は本発明注入管の注入口を上方まで連
続して設置したときの注入状態を表した模式図である。
この場合、注入ステージを上方に引き上げなくても、一
本の注入管で全ステージを一度に注入することができ
る。何となれば、吐出口を多くしても、各吐出口のゲル
化時間が異なっても、また周辺地盤の注入抵抗が異なっ
ても、所定の注入が確保でき、かつ、ゲル化時間の短い
注入液の注入口3aとゲル化時間の長い注入液の注入口
3bからの注入を同時に行なった場合、ゲル化時間の短
い注入液は脈状が主体となり、ゲル化時間の長い注入液
は土粒子間浸透が主体となり、このため前者の方が早く
周辺の粗い部分や弱い部分を填充し、後者はそのあとで
ゆるやかに細かい部分に浸透していくことになるから、
確実な複合注入が可能であるからである。なお、図12に
おいて、ゲル化時間の短い注入液の注入口と長い注入液
の注入口は上下方向に交互に設けてもよいのはもちろん
である。
【0065】図13は本発明にかかる他の具体例の説明図
であって、注入管Xを所定の注入対象地盤Yに複数本設
置し、これら注入管Xに同時にA液・B液を、ポンプP
1、P2を介して送液し、地盤Yを注入固結する例であ
る。この場合、施工能率ははかり知れないほど向上され
る。
【0066】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、固結時
間の異なる複数の注入液を複数の注入口から同時に注入
することにより極めて迅速かつ簡単に地盤を固結し得る
ことはもちろん、注入管まわりで上下位置から注入され
た注入液を互いに混合させないで、それぞれ独立して地
盤中に噴出して注入せしめ、さらに注入抵抗圧のちが
い、あるいは変動にもかかわらず、各注入口において所
定の吐出量、所定のゲル化時間を保持して注入され、こ
れにより地盤を確実に固結することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる注入管の一具体例の側面図
である。
【図2】図1における瞬結注入管体の拡大断面図であっ
て、(a)は穿孔中、(b)は注入中の状態をそれぞれ
示し、(c)は注入口の断面図である。
【図3】図1における緩結注入管体の拡大断面図であっ
て、(a)は穿孔中、(b)は注入中の状態をそれぞれ
示し、(c)は注入口の断面図である。
【図4】図1における注入管末端部の拡大断面図であっ
て、(a)は穿孔中、(b)は注入中の状態をそれぞれ
示す。
【図5】本発明にかかる他の形式の注入管の断面図であ
って、掘削水の送液状態を示す。
【図6】図5の形式の注入管の断面図であって、注入状
態を示す。
【図7】本発明にかかる注入口の具体例の断面図であっ
て、(a)は外管管路に通じる吐出口が二個、内管管路
に通じる吐出口が一個の例であり、(b)は外管管路に
通じる吐出口が一個、内管管路に通じる吐出口が一個の
例である。
【図8】本発明にかかる瞬結性注入液と浸透性注入液の
注入状態を表した断面図であって、(a)は瞬結性注入
液によって注入口まわりの空隙に形成されたしゃ閉層を
示し、(b)は浸透性注入液の土粒子間浸透状態を示
す。
【図9】ノズル口径Φ1.0mm についてのポンプ圧変化に
よる抵抗圧力とノズルからの流量との関係を表したグラ
フである。
【図10】ノズル口径Φ1.5mm についてのポンプ圧変化
による抵抗圧力とノズルからの流量との関係を表したグ
ラフである。
【図11】B液/A液の比率とゲル化時間との関係を表
したグラフである。
【図12】本発明注入管の変形例の注入状態を表した模
式図である。
【図13】複数本の注入管を用いた本発明にかかる他の
具体例の説明図である。
【符号の説明】
1 外管 2 内管 3 注入口 6 外管管路 6a 外管管路 9 内管管路 11 吐出口 12 吐出口 13 しゃ閉層 14 閉束体 a 瞬結注入管体 b 緩結注入管体 X 二重管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの管路を有し、かつ軸方
    向の異なる位置に複数の注入口を有する注入管を用いて
    地盤中に注入液を注入する地盤注入工法であって、前記
    各注入口には一方の管路Aと通じる吐出口が設けられ、
    かつ前記注入口の少なくとも一つには他方の管路Bと通
    じる吐出口が設けられ、前記複数の注入口のうち、少な
    くとも二つは一方の管路Aからの吐出量と他方の管路B
    からの吐出量の流量比率が異なるように形成された注入
    管を用い、一方の管路Aから該注入液の主材配合液を送
    り、他方の管路Bから該注入液の反応剤配合液を送液
    し、固結時間の異なる複数の注入液を前記複数の注入口
    からそれぞれ同時に注入することを特徴とし、前記注入
    液は該注入管の管路Aおよび管路Bにそれぞれ送液され
    る配合液をその流量比率で合流した場合、固結時間が15
    分以内で、かつ短い方の固結時間が30秒以内であること
    を特徴とする地盤注入工法。
  2. 【請求項2】 請求項1の注入液よりも固結時間の長い
    注入液を併用することを特徴とする請求項1の地盤注入
    工法。
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