JPH06334308A - 三次元回路形成法 - Google Patents
三次元回路形成法Info
- Publication number
- JPH06334308A JPH06334308A JP11715693A JP11715693A JPH06334308A JP H06334308 A JPH06334308 A JP H06334308A JP 11715693 A JP11715693 A JP 11715693A JP 11715693 A JP11715693 A JP 11715693A JP H06334308 A JPH06334308 A JP H06334308A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resist
- electroless plating
- pattern
- laser
- dimensional circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を少なくして簡易に短時間に製造を
行なえるようにし、また、製造費が低廉な三次元回路形
成法を提供する。 【構成】 (a)最初に所望の形状に樹脂から射出成形
体1を構成する。(b)十分な付着強度の無電解メッキ
ができるように触媒付与などの表面処理を行なう。
(c)レジスト2を全面にコーティングする。(d)Y
AGレーザなどのレーザ光を所望のパターンに照射する
ことによりレジスト2をパターンニングする。 (e)銅などの無電解メッキ3を行ない、導体パターン
を形成する。(f)必要であれば、最後にレジスト2の
除去を行なう。
行なえるようにし、また、製造費が低廉な三次元回路形
成法を提供する。 【構成】 (a)最初に所望の形状に樹脂から射出成形
体1を構成する。(b)十分な付着強度の無電解メッキ
ができるように触媒付与などの表面処理を行なう。
(c)レジスト2を全面にコーティングする。(d)Y
AGレーザなどのレーザ光を所望のパターンに照射する
ことによりレジスト2をパターンニングする。 (e)銅などの無電解メッキ3を行ない、導体パターン
を形成する。(f)必要であれば、最後にレジスト2の
除去を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂を射出成形した機
器のハウジング、シャーシや機構部品に回路やコネク
タ、ホルダなどの多くの機能を一体化した三次元回路
(射出成形回路部品、射出成形回路基板)の形成法に関
するものである。
器のハウジング、シャーシや機構部品に回路やコネク
タ、ホルダなどの多くの機能を一体化した三次元回路
(射出成形回路部品、射出成形回路基板)の形成法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】三次元回路形成法としては、2回成形
法、フォトアディティブ法、リードフレームインサート
成形法、フィルムインモールド法、フィルム転写法
(「実装技術」1991年第7巻第6号第40〜44
頁)などが知られており、また、レーザによるパターン
形成法(「日経メカニカル」1989年11月13日第
36〜44頁)も知られている。この方法は、APE法
(ADDITIVE PHOTOETCHING、「電
子材料」1991年4月号第73〜76頁)の改良案と
解される。
法、フォトアディティブ法、リードフレームインサート
成形法、フィルムインモールド法、フィルム転写法
(「実装技術」1991年第7巻第6号第40〜44
頁)などが知られており、また、レーザによるパターン
形成法(「日経メカニカル」1989年11月13日第
36〜44頁)も知られている。この方法は、APE法
(ADDITIVE PHOTOETCHING、「電
子材料」1991年4月号第73〜76頁)の改良案と
解される。
【0003】まず、APE法から説明する。図2にAP
E法の工程を示す。(図では導体パターンが平面上に形
成されるが、これは簡略化のためであり、実際は曲面で
ある)。
E法の工程を示す。(図では導体パターンが平面上に形
成されるが、これは簡略化のためであり、実際は曲面で
ある)。
【0004】(a)最初に所望の形状に樹脂を射出成形
して射出成形体1を構成する。
して射出成形体1を構成する。
【0005】(b)十分な付着強度の無電解メッキがで
きるように触媒付与などの表面処理を行なう。
きるように触媒付与などの表面処理を行なう。
【0006】(c)表面に銅などの無電解メッキ3を行
なう。(導体パターンが低抵抗などの要求をすれば、必
要に応じて電気メッキを行なってメッキ層を厚くす
る)。
なう。(導体パターンが低抵抗などの要求をすれば、必
要に応じて電気メッキを行なってメッキ層を厚くす
る)。
【0007】(d)無電解メッキ3の上にレジスト2を
コートする。
コートする。
【0008】(e)三次元マスクを用いて(実際の露光
面は曲面であるためマスクは三次元形状となる)UV露
光を行ない、所望のパターンニングを行なう。
面は曲面であるためマスクは三次元形状となる)UV露
光を行ない、所望のパターンニングを行なう。
【0009】(f)無電解メッキ3の面をエッチング除
去し、所望の導体パターンを得る。
去し、所望の導体パターンを得る。
【0010】(g)最後にレジスト2の除去を行なう。
【0011】これに対し、図3に示すように従来のレー
ザ法では、(a)の射出成形から(d)のレジストコー
トまではAPE法と同様であるが、(e)工程において
レジスト2の除去にUV露光でなくYAGレーザなどの
レーザ光を用いる点でAPE法と相違する。その後の
(f)及び(g)の両工程は、APE法と同様である。
ザ法では、(a)の射出成形から(d)のレジストコー
トまではAPE法と同様であるが、(e)工程において
レジスト2の除去にUV露光でなくYAGレーザなどの
レーザ光を用いる点でAPE法と相違する。その後の
(f)及び(g)の両工程は、APE法と同様である。
【0012】前記のようにAPE法ではUV露光のため
三次元マスクが必要であるが、レーザ法では光ファイバ
でレーザ光を導光できるため三次元マスクが不要であ
り、光ファイバとレンズ系から構成されるレーザ光出射
端を所望パターンのプログラムに応じてコントローラを
通し各軸方向に移動させれば足りる。また、導体パター
ンの設計変更に対しては立体マスクが不要であるため、
プログラム変更だけで即応できる。
三次元マスクが必要であるが、レーザ法では光ファイバ
でレーザ光を導光できるため三次元マスクが不要であ
り、光ファイバとレンズ系から構成されるレーザ光出射
端を所望パターンのプログラムに応じてコントローラを
通し各軸方向に移動させれば足りる。また、導体パター
ンの設計変更に対しては立体マスクが不要であるため、
プログラム変更だけで即応できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の技
術のAPE法もレーザ法も、製造工程が多く、煩雑で長
時間を要し、また、製造費が高価であった。
術のAPE法もレーザ法も、製造工程が多く、煩雑で長
時間を要し、また、製造費が高価であった。
【0014】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、製造工程を少なくして簡易に短時間に製造を
行なうことができるようにし、また、製造費が低廉な三
次元回路形成法を提供しようとするものである。
を改良し、製造工程を少なくして簡易に短時間に製造を
行なうことができるようにし、また、製造費が低廉な三
次元回路形成法を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、無電解メッキのエッチング工程を省略し、
無電解メッキの密着に対して活性化されている射出成形
体の表面にレジストをコートし、そのレジストの一部を
レーザで除去することによってパターンニングを行な
い、無電解メッキによりレジスト除去部にメッキを行な
うことによって導体パターンを形成する三次元回路形成
法を構成する。
決するため、無電解メッキのエッチング工程を省略し、
無電解メッキの密着に対して活性化されている射出成形
体の表面にレジストをコートし、そのレジストの一部を
レーザで除去することによってパターンニングを行な
い、無電解メッキによりレジスト除去部にメッキを行な
うことによって導体パターンを形成する三次元回路形成
法を構成する。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0017】図1に本発明の一実施例の工程を示し、順
次説明する。
次説明する。
【0018】(a)最初に所望の形状に樹脂を射出成形
して射出成形体1を構成する。
して射出成形体1を構成する。
【0019】(b)十分な付着強度の無電解メッキがで
きるように触媒付与などの表面処理を行なう。(いうま
でもなく当初から触媒添加の樹脂を用いることもでき
る)。
きるように触媒付与などの表面処理を行なう。(いうま
でもなく当初から触媒添加の樹脂を用いることもでき
る)。
【0020】(c)レジスト2を全面にコーティングす
る。
る。
【0021】(d)YAGレーザなどのレーザ光を所望
のパターンに照射することによりレジスト2をパターン
ニングする。
のパターンに照射することによりレジスト2をパターン
ニングする。
【0022】(e)銅などの無電解メッキ3を行ない、
導体パターンを形成する。
導体パターンを形成する。
【0023】(f)必要であれば、最後にレジスト2の
除去を行なう。なお、使用目的によってはレジスト2の
除去の工程を省略する。
除去を行なう。なお、使用目的によってはレジスト2の
除去の工程を省略する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は、従来の技術の
APE法やレーザ法と異なってエッチング工程がないか
ら、簡易に短時間に、また、低廉な製造費で三次元回路
を形成することができる。更に、無電解メッキ面上にレ
ジストが付いていないから、レジストを除去する作業を
要さずに部品のはんだ付けができるので、使用目的によ
ってはレジストの除去の工程を省略することができる。
APE法やレーザ法と異なってエッチング工程がないか
ら、簡易に短時間に、また、低廉な製造費で三次元回路
を形成することができる。更に、無電解メッキ面上にレ
ジストが付いていないから、レジストを除去する作業を
要さずに部品のはんだ付けができるので、使用目的によ
ってはレジストの除去の工程を省略することができる。
【図1】本発明の一実施例のレーザによる製法の工程図
である。
である。
【図2】従来の技術のAPE法による工程図である。
【図3】従来の技術のレーザによる製法の工程図であ
る。
る。
1 射出成形体 2 レジスト 3 無電解メッキ
Claims (1)
- 【請求項1】 無電解メッキの密着に対して活性化され
ている射出成形体の表面にレジストをコートし、そのレ
ジストの一部をレーザで除去することによってパターン
ニングを行ない、無電解メッキによりレジスト除去部に
メッキを行なうことによって導体パターンを形成するこ
とを特徴とする三次元回路形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11715693A JPH06334308A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 三次元回路形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11715693A JPH06334308A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 三次元回路形成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334308A true JPH06334308A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14704848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11715693A Pending JPH06334308A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 三次元回路形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06334308A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100222752B1 (ko) * | 1996-06-27 | 1999-10-01 | 이형도 | 레이저를 이용한 다층 인쇄회로기판의 제조방법 |
JP2006076020A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | 射出成形用金型及び射出成形方法並びに回路成形品の製造方法及び回路成形品 |
CN115512919A (zh) * | 2022-08-18 | 2022-12-23 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种曲面薄膜电阻的制备方法 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11715693A patent/JPH06334308A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100222752B1 (ko) * | 1996-06-27 | 1999-10-01 | 이형도 | 레이저를 이용한 다층 인쇄회로기판의 제조방법 |
JP2006076020A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | 射出成形用金型及び射出成形方法並びに回路成形品の製造方法及び回路成形品 |
CN115512919A (zh) * | 2022-08-18 | 2022-12-23 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种曲面薄膜电阻的制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981104 |