JPH06334035A - ウエハのダイシング方法 - Google Patents

ウエハのダイシング方法

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JPH06334035A
JPH06334035A JP12112193A JP12112193A JPH06334035A JP H06334035 A JPH06334035 A JP H06334035A JP 12112193 A JP12112193 A JP 12112193A JP 12112193 A JP12112193 A JP 12112193A JP H06334035 A JPH06334035 A JP H06334035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
scribe line
pattern
active element
back surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP12112193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Honda
吉昭 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP12112193A priority Critical patent/JPH06334035A/ja
Publication of JPH06334035A publication Critical patent/JPH06334035A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程数を増加することなく、ウエハのカッテ
ィング時における汚染を防止することが可能なウエハの
ダイシング方法を提供する。 【構成】 ウエハ1の能動素子面に配設されたスクライ
ブライン9上にスクライブライン感知用パターン6を形
成した後、パターン6をウエハ1の裏面から感知してス
クライブライン9を検出し、検出したスクライブライン
9に基づいてウエハ1を裏面からカッティングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハのダイシング方
法に係り、特に、ウエハの切削粉が能動素子面に付着す
ることを防止するウエハのダイシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハのダイシング方法として
は、能動素子面にスクライブラインが配設されたウエハ
の裏面をステージ上に真空吸着させて固定し、当該スク
ライブラインに切削水をかけながら、スクライブ装置の
ブレードを高速回転させ、該ブレードがスクライブライ
ンに当たるように調整し、X方向及びY方向にそれぞれ
決められたピッチで前記ステージを送り、ウエハをカッ
ティング(切断)する方法がある。
【0003】しかしながら、この従来方法では、ウエハ
の能動素子形成面側からスクライブラインをカッティン
グするため、切削水がウエハ上に十分にかからないと、
カッティング時に発生するシリコンの粉がウエハの能動
素子面に付着し、ウエハが汚染されるという問題があっ
た。そこで、このウエハのカッティング時における汚染
を防止する方法として、特開平2−89338号公報に
開示されているように、ウエハの能動素子面に配設され
ているスクライブラインまたはこれと同程度の効果を有
するパターンを、当該ウエハの裏面に配設し、このパタ
ーンをスクライブラインに見立て、ウエハの裏面からカ
ッティングする従来例が紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平2−89338号公報に開示されている従来例は、
ウエハに所望の能動素子を形成した後、当該ウエハの裏
面にスクライブラインに相当するパターンを形成するた
めの工程が必要である。従って、工程数が増加して生産
性を低下すると共に、製造コストも増加するという問題
があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、工程数を増加するこ
となく、ウエハのカッティング時における汚染を防止す
ることが可能なウエハのダイシング方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ウエハの能動素子面に配設
されたスクライブラインをカッティングし、半導体チッ
プを形成するウエハのダイシング方法において、前記ス
クライブライン上に、スクライブライン感知用パターン
を形成する第1工程と、当該パターンをウエハの裏面か
ら感知してスクライブラインを検出する第2工程と、検
出したスクライブラインに基づいてウエハを裏面からカ
ッティングする第3工程と、を含むことを特徴とするウ
エハのダイシング方法を提供するものである。
【0007】そして、請求項2記載の発明は、前記請求
項1記載のスクライブライン感知用パターンが、超音波
を反射する部材またはX線を反射もしくは吸収する部材
からなることを特徴とするウエハのダイシング方法を提
供するものである。また、請求項3記載の発明は、前記
請求項1または請求項2に記載のスクライブラインパタ
ーンが、アルミニウム膜からなることを特徴とするウエ
ハのダイシング方法を提供するものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ウエハの能動素
子面に配設されたスクライブライン上に、スクライブラ
イン感知用パターンを形成するため、能動素子の形成と
当該パターンの形成とを同時に行うことができる。即
ち、能動素子形成工程とスクライブライン感知用パター
ン形成工程とを兼用することができる。このため、前記
パターンは、これを形成するための工程を新たに行うこ
となく形成される。また、前記パターンをウエハの裏面
から感知してスクライブラインを検出し、これに基づい
てウエハを裏面からカッティングするため、当該カッテ
ィング時に、ウエハの能動素子面にシリコン粉が付着す
ることがない。
【0009】そして、請求項2記載の発明によれば、超
音波を反射する部材またはX線を反射もしくは吸収する
部材により前記スクライブライン感知用パターンを形成
することで、当該パターンは、ウエハの裏面から当てた
超音波またはX線により、簡単に感知される。また、請
求項3記載の発明によれば、アルミニウム膜により前記
スクライブライン感知用パターンを形成することで、ア
ルミニウム配線の形成と同時に、当該パターンを形成す
ることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について図面を参
照して説明する。図1ないし図5は、本発明の実施例に
係るウエハのスクライブライン上に、スクライブライン
感知用パターンを形成する工程を示す一部断面図、図6
は、図5の能動素子面側から見た平面図、図7は、スク
ライブライン感知用パターンをウエハの裏面から感知す
る方法を示す模式図である。
【0011】図1に示す工程では、所望の処理を行った
ウエハ1上に、配線形成材料であるアルミニウム膜2を
形成する。次に、図2に示す工程では、図1に示す工程
で得たアルミニウム膜2上に、レジストを塗布した後、
これをパターニングして、配線形成領域、パッド形成領
域及びスクライブライン感知用パターン形成領域上に、
レジストパターン3を形成する。
【0012】次いで、図3に示す工程では、図2に示す
工程で得たレジストパターン3をマスクとして、アルミ
ニウム膜2にエッチングを行い、アルミニウム配線4、
アルミニウム膜からなるパッド5及びアルミニウム膜か
らなるスクライブライン感知用パターン6を形成する。
次に、図4に示す工程では、図3に示す工程で得たウエ
ハ1の全面に、シリコン酸化膜からなる保護膜7を形成
する。次いで、保護膜7上に、レジストを塗布した後、
これをパターニングして、スクライブライン形成領域及
びパッド形成領域上に形成されたレジスト膜を除去し、
レジストパターン8を形成する。
【0013】次いで、図5に示す工程では、図4に示す
工程で得たレジストパターン8をマスクとして保護膜7
にエッチングを行い、スクライブラインを形成すると共
に、パッド開口を行う。このようにして、図5及び図6
に示すように、アルミニウム配線4、パッド5の形成と
同時に、スクライブライン9上にアルミニウム膜からな
るスクライブライン感知用パターン6を形成した。
【0014】次に、図7に示す工程では、図5に示す工
程で得たウエハ1の能動素子面に、ダイシングテープ1
0を付着する。この時、テープ10は、その外周が図示
しないフレームにより固定された状態で、ウエハ1に付
着される。次いで、前記ウエハ1に固定したテープ10
をフレームごとダイシング装置のステージ11の所定位
置にセットし、ウエハ1の能動素子面がステージ11と
対面するように(ウエハ1の能動素子面を下にして)テ
ープ10を介してウエハ1をステージ11上に固定す
る。
【0015】次に、図7に示すパターン感知装置20を
用いて、以下の方法によりウエハ1の裏面からスクライ
ブライン感知用パターン8を感知し、スクライブライン
9を検出して、ウエハ1の裏面からダイシングを行う。
このパターン感知装置20は、被照射体上(本実施例で
は、ウエハ1の裏面)に超音波を発振照射するパルス発
振器26と、被照射体上をスキャンするセンサ部25
と、センサ部25を駆動する駆動装置24と、駆動装置
24の制御を行う制御装置23と、センサ部25にて感
知した超音波の反射エコーを受信する受信器21と、受
信器21にて受信した反射エコーを予め入力しておいた
データに基づいて分析処理し、この結果からスクライブ
ライン9を検出し、このデータを図示しないスクライブ
装置に送信するデータ処理装置22と、を備えた構造を
有している。
【0016】パルス発振器26によりウエハ1の裏面に
超音波を発振照射しながら、駆動装置24を作動してセ
ンサ部25によりウエハ1の裏面をスキャンする。この
時、スクライブライン感知用パターン6上に発振された
超音波は、スクライブライン感知用パターン6により反
射されてエコーとなり、この反射エコーが受信器21に
て受信される。一方、スクライブライン9上であって、
スクライブライン感知用パターン6以外の領域に発振さ
れた超音波も反射エコーとなり、受信器21にて受信さ
れる。ここで、受信器21にて受信した反射エコーは、
データ処理装置22にて分析が行われるが、この時、ス
クライブライン感知用パターン6から得られた反射エコ
ーの大きさと、それ以外の領域から得られた反射エコー
の大きさとの差異により、スクライブライン9が検出さ
れる。そして、このデータ処理装置22にて検出された
スクライブライン9のデータが、図示しないスクライブ
装置に送信され、このデータに基づいてスクライブ装置
のブレードによりウエハ1の裏面から、スクライブライ
ン9がカッティングされる。このようにして、ウエハ1
の能動素子面にシリコン粉等が付着することなく、ダイ
シングを行った。
【0017】なお、本実施例では、アルミニウム配線4
及びパッド5の形成と同時に、スクライブライン感知用
パターン6を形成したため、アルミニウム膜からなるス
クライブライン感知用パターン6を得たが、これに限ら
ず、スクライブライン感知用パターン6は、ウエハ1の
裏面から感知されることが可能であれば、X線を反射す
る物質やX線を吸収する物質等、他の物質により形成し
てもよく、また、溝等を形成することで、スクライブラ
イン感知用パターン6に代用してもよい。
【0018】そして、本実施例では、スクライブライン
感知用パターン6に超音波を発振照射することで、スク
ライブライン感知用パターン6を感知する方法について
説明したが、これに限らず、スクライブライン感知用パ
ターン6は、X線で感知する等、他の方法により感知し
てもよい。さらに、本発明に係るスクライブライン感知
用パターン6は、ウエハの裏面からスクライブラインを
感知することが可能であれば、直線で構成しても破線で
構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のウ
エハのダイシング方法は、ウエハの能動素子面に配設さ
れたスクライブライン上に、スクライブライン感知用パ
ターンを形成するため、能動素子の形成と当該パターン
の形成とを同時に行うことができる。また、前記パター
ンをウエハの裏面から感知してスクライブラインを検出
し、これに基づいてウエハを裏面からカッティングする
ため、当該カッティング時に、ウエハの能動素子面にシ
リコン粉が付着することがない。この結果、工程数を増
加することなく、ウエハのカッティング時における汚染
を防止することが可能となる。
【0020】そして、請求項2記載の発明では、前記ス
スライブライン感知用パターンを超音波を反射する部材
またはX線を吸収する部材により形成するため、前記効
果に加え、ウエハの裏面から照射した超音波またはX線
により、当該パターンを一層簡単に感知することができ
る。また、請求項3記載の発明では、アルミニウム膜に
より前記スクライブライン感知用パターンを形成するた
め、アルミニウム配線の形成と同時に、当該パターンを
形成することができる。この結果、工程数を増加するこ
となく、ウエハのカッティング時における汚染を防止す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るウエハのスクライブライ
ン上に、スクライブライン感知用パターンを形成する工
程を示す一部断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るウエハのスクライブライ
ン上に、スクライブライン感知用パターンを形成する工
程を示す一部断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るウエハのスクライブライ
ン上に、スクライブライン感知用パターンを形成する工
程を示す一部断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るウエハのスクライブライ
ン上に、スクライブライン感知用パターンを形成する工
程を示す一部断面図である。
【図5】本発明の実施例に係るウエハのスクライブライ
ン上に、スクライブライン感知用パターンを形成する工
程を示す一部断面図である。
【図6】図5の能動素子面側から見た平面図である。
【図7】スクライブライン感知用パターンをウエハの裏
面から感知する方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 アルミニウム膜 3 レジストパターン 4 アルミニウム配線 5 パッド 6 スクライブライン感知用パターン 7 保護膜 8 レジストパターン 9 スクライブライン 10 テープ 11 ステージ 20 パターン感知装置 21 受信器 22 データ処理装置 23 制御装置 24 駆動装置 25 センサ部 26 パルス発振器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの能動素子面に配設されたスクラ
    イブラインをカッティングし、半導体チップを形成する
    ウエハのダイシング方法において、 前記スクライブライン上に、スクライブライン感知用パ
    ターンを形成する第1工程と、当該パターンをウエハの
    裏面から感知してスクライブラインを検出する第2工程
    と、検出したスクライブラインに基づいてウエハを裏面
    からカッティングする第3工程と、を含むことを特徴と
    するウエハのダイシング方法。
  2. 【請求項2】 前記スクライブライン感知用パターン
    が、超音波を反射する部材またはX線を反射もしくは吸
    収する部材からなることを特徴とする請求項1記載のウ
    エハのダイシング方法。
  3. 【請求項3】 前記スクライブライン感知用パターン
    が、アルミニウム膜からなることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のウエハのダイシング方法。
JP12112193A 1993-05-24 1993-05-24 ウエハのダイシング方法 Pending JPH06334035A (ja)

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JP (1) JPH06334035A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6566234B1 (en) * 1997-07-21 2003-05-20 Aguila Technologies, Inc. Semiconductor flip-chip package and method for the fabrication thereof
US6893943B2 (en) 1999-03-11 2005-05-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Method of dividing a semiconductor wafer
JP2005340431A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6566234B1 (en) * 1997-07-21 2003-05-20 Aguila Technologies, Inc. Semiconductor flip-chip package and method for the fabrication thereof
US6893943B2 (en) 1999-03-11 2005-05-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Method of dividing a semiconductor wafer
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