JPH06333536A - 蛍光検出装置用励起光源 - Google Patents

蛍光検出装置用励起光源

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JPH06333536A
JPH06333536A JP5142923A JP14292393A JPH06333536A JP H06333536 A JPH06333536 A JP H06333536A JP 5142923 A JP5142923 A JP 5142923A JP 14292393 A JP14292393 A JP 14292393A JP H06333536 A JPH06333536 A JP H06333536A
Authority
JP
Japan
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excitation light
light source
detected
fluorescence
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP5142923A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kobayashi
隆雄 小林
Katsutoshi Sakai
克敏 境
Kenzo Kobayashi
健造 小林
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH06333536A publication Critical patent/JPH06333536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 励起光源からの励起光が光学フィルタで屈折
せず、同励起光に含まれる可視光が効率良く遮断され、
同フィルタを透過した励起光が効率良く被検出物に照射
されるようにする。 【構成】 被検出物の蛍光物質に励起光源から励起光を
照射して同蛍光物質から蛍光を発光させ、その蛍光を光
学系を通して光検出器により検出して被検出物の蛍光物
質を検出する蛍光検出装置用励起光源において、前記励
起光源1の形状が管状であり、その励起光源1の外側に
同励起光源1の外径より大きい内径のガラス管または曲
率を有するガラス板等のカバー2を被せ、同励起光源1
からの励起光の可視光成分を遮断して紫外線領域のみを
透過する光学フィルタ機能をもたせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光物質が含まれている
紙葉類、例えば外国の紙幣等の真偽を判定するのに使用
される蛍光検出装置用に使用される励起光源に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、外国で発行されて流通している紙
幣等の一部には、蛍光物質が含まれているものがある。
具体的には、紙葉に蛍光物質が含まれているインクで図
柄を印刷したものとか、内部に糸状の蛍光物質(蛍光
糸)が含まれている紙葉に通常のインクで図柄を印刷し
たもの等がある。
【0003】これらの真偽を判定するために従来は、蛍
光物質が含まれている被検出物に励起光として紫外線を
照射し、その照射により蛍光物質から発光する蛍光を検
出する方法が多く知られている。
【0004】また、複写機用等の市販の白色紙(コピー
紙)には蛍光増白剤が含まれ、紙幣に使用される紙葉に
は一般的に蛍光物質が含まれていないことから、コピー
紙の検出方法として前記と同様に蛍光を検出する方法も
知られている。
【0005】蛍光物質を検出する基本的な方法として従
来は図4に示す様な方法があった。これらはブラックラ
イトやUVランプ等の励起光源aの先方に、励起光波長
の範囲は透過するが不必要な範囲、特に可視光領域は遮
断する光学フィルタbを配置し、その光学フィルタb、
検出窓fを通して紙葉類(被検出物)cへ励起光を照射
し、この励起光により被検出物cの表面に印刷されたイ
ンクの蛍光物質や被検出物cの内部に織り込まれた蛍光
糸等から可視光を発光させる。そして、この可視光及び
被検出物cの表面で反射する励起光(表面反射光)を、
紫外線から短波長側領域を遮断する光学フィルタdを通
して所望の反射光を受光器eにて検出する方法である。
尚、検出された信号はパターンマッチング(検出された
パターンを基準パターンと比較)し、パターの一致、不
一致から真偽を判別する。
【0006】しかし、蛍光物質から発生する蛍光は励起
光、太陽光、照明の迷光等に比べて非常に小さい。そこ
で従来は励起光、太陽光、迷光等を遮断し且つ被検出物
の表面やガラス製の検出窓等での励起光の反射をも遮断
して、所望波長の光のみを透過させるために複数の光学
フィルタを使用していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学フ
ィルタは一般的に、平面上のガラスに蒸着等により多層
膜を形成し、蒸着物質より透過光または反射光の波長を
制御できるようにしてあり、一方、励起光源はブラック
ライト等の管状構造であることから、前記光学フィルタ
と励起光源は平面構造と曲面の組み合わとなる。しか
も、光学フィルタの母材となるガラス部分が機械的強度
を満足するためにある程度の厚さになっている。このた
め励起光源aから光学フィルタbに対し垂直に入射する
光は直進するが、角度を持って入射する光は屈折率の違
いから屈折が生じ、被検出物に光を照射するための光学
設計が複雑になるという問題があった。また、可視検出
部への迷光も、保持具で光が漏れないようにする等の工
夫が必要になる、という問題もあった。
【0008】本発明の目的は励起光源からの出射光が光
学フィルタで屈折することなく効率良く被検出物に照射
することができ、また励起光源からの励起光に含まれる
可視光を効率良く遮断できる蛍光検出装置用励起光源を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光検出装置用
励起光源は、紙葉等の被検出物の蛍光物質に励起光源か
ら励起光を照射して同蛍光物質から蛍光を発光させ、そ
の蛍光を光学系を通して光検出器により検出して被検出
物の蛍光物質を検出する蛍光検出装置用励起光源におい
て、前記励起光源1の形状が管状であり、その励起光源
1の外側に同励起光源1の外径より大きい内径のガラス
管または同外径より大きい曲率を有するガラス板等のカ
バー2を被せ、同カバー2の内面或は外面に励起光源1
からの励起光の可視光成分を遮断して紫外線領域のみを
透過する光学フィルタ機能をもたせたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】本発明の蛍光検出装置用励起光源では図3のよ
うに、管状の励起光源1から発光する励起光はその外側
のカバー2に入射し、同カバー2のフィルタ機能により
励起光のうち可視光領域は遮断されて紫外線領域のみが
透過する。この場合、カバー2が管状の励起光源1の外
周に同心円状に被されているので、カバー2の外から励
起光源1を見た場合は励起光がカバー2の無いときと同
様に放射状に発光していることになり、励起光源1を単
独で使用した場合と使い勝手が変化しない。しかも、図
4に示す従来の光学フィルタbが不要になるので、励起
光源1から光学フィルタbに励起光が入射する場合の諸
問題が解消される。
【0011】
【実施例1】図1に本発明の蛍光検出装置用励起光源の
第1の実施例を示した。図1の1はブラックライト、U
Vランプ等の励起光源であり、これは形状が管状であ
る。
【0012】図1の2は励起光源1の外側に被せたカバ
ーであり、これは励起光源1の外径より大きい内径のガ
ラス管であり、紫外線により蛍光発色しない合成石英ガ
ラス等により成形されている。また、このカバー2の内
面または外面に蒸着等により膜を形成することにより、
励起光源1からの励起光の可視光成分を遮断して紫外線
領域のみを透過する光学フィルタ機能をもたせてある。
【0013】前記カバー2は励起光源1の外径より大き
い曲率のガラス板等であってもよい。
【0014】図1に示すカバー2は管状の励起光源1の
外周に被さる大きさの円筒状に成形してあり、これを、
管状の励起光源1の外周に同心円状に被せ、更に、例え
ば、黒色の接着剤を使用して出射に影響のない位置で点
止してある。
【0015】
【実施例2】図2に本発明の蛍光検出装置用励起光源の
第2の実施例を示した。図2に示すカバー2は管紫外線
により蛍光発色しない合成石英ガラス等により成形され
ており、管状の励起光源1の外周に被さる大きさの半円
筒に形成され、その内面又は外面に図1の場合と同様に
蒸着により膜を形成して、励起光源1からの励起光の可
視光成分を遮断して紫外線領域のみを透過する光学フィ
ルタ機能をもたせてある。
【0016】図2のカバー2も管状の励起光源1に被
せ、更に、例えば黒色の接着剤を使用して出射に影響の
ない位置で点止めする。
【0017】
【図1、図2の励起光源の使用例】図1、図2に示すカ
バー2を同心円状に被せた励起光源1は図3に示す様に
検出窓3の手前に配置して使用する。この場合、励起光
源1又はカバー2のいずれかを任意の箇所に固定する。
【0018】そして、励起光源1からの励起光はカバー
2の光学フィルタ機能により可視光成分が遮断されて紫
外線領域のみが透過し、それが検出窓3を通して被検出
物4へ照射し、この励起光により被検出物4の表面に印
刷されたインクの蛍光物質や被検出物4の内部に織り込
まれた蛍光糸等から可視光が発光する。この可視光及び
被検出物4の表面で反射する励起光(表面反射光)を、
紫外線から短波長側領域を遮断する光学フィルタ5を通
して所望の反射光を光検出器6で検出することができ
る。この場合、励起光源1から光検出部への迷光を容易
に遮断することが可能となり、励起光源1の固定もカバ
ー2若しくは励起光源1の何れかを固定するだけで可能
となる。
【0019】
【発明の効果】本発明の蛍光検出装置用励起光源は管状
の励起光源1の外周にフィルター機能を有する円筒状、
半円筒状のカバー2を被せてなるので次の様な効果があ
る。 .従来、励起光源1の先方に配置していた光学フィル
タ(図4のb)が不要になるので、励起光源1からの励
起光が同光学フィルタで屈折することがなく、効率良く
被検出物4に照射される。このため、励起光の照射によ
り得られる蛍光量も多くなる。 .励起光が効率よく被検出物4に照射され、蛍光が効
率よく発光し光検出器6に受光されるので蛍光検出感度
が向上し、蛍光検出が容易になり、検出精度も向上す
る。 .励起光源1からの励起光に含まれる可視光を効率良
く遮断できるので、蛍光の検出精度も高まる。 .構造が簡潔になり、蛍光検出装置の光学設計が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光検出装置用励起光源の第一の実施
例を示す説明図。
【図2】本発明の蛍光検出装置用励起光源の第二の実施
例を示す説明図。
【図3】本発明の蛍光検出装置用励起光源を使用した蛍
光検出装置の説明図。
【図4】従来の蛍光検出装置の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 励起光源 2 カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本発明の蛍光検出装置用励起光源は紙葉
    等の被検出物の蛍光物質に励起光源から励起光を照射し
    て同蛍光物質から蛍光を発光させ、その蛍光を光学系を
    通して光検出器により検出して被検出物の蛍光物質を検
    出する蛍光検出装置用励起光源において、前記励起光源
    1の形状が管状であり、その励起光源1の外側に同励起
    光源1の外径より大きい内径のガラス管または同外径よ
    り大きい曲率を有するガラス板等のカバー2を被せ、同
    カバー2の内面或は外面に励起光源1からの励起光の可
    視光成分を遮断して紫外線領域のみを透過する光学フィ
    ルタ機能をもたせたことを特徴とする蛍光検出装置用励
    起光源。
JP5142923A 1993-05-21 1993-05-21 蛍光検出装置用励起光源 Pending JPH06333536A (ja)

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