JPH06333432A - 光ファイバ複合架空地線 - Google Patents
光ファイバ複合架空地線Info
- Publication number
- JPH06333432A JPH06333432A JP5119527A JP11952793A JPH06333432A JP H06333432 A JPH06333432 A JP H06333432A JP 5119527 A JP5119527 A JP 5119527A JP 11952793 A JP11952793 A JP 11952793A JP H06333432 A JPH06333432 A JP H06333432A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- sponge
- tape
- unit
- wire
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- Communication Cables (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】光ファイバに加わる応力を緩和させつつ、ユニ
ット内のファイバ挙動を有効に抑制し、光ファイバに加
わる側圧を緩和させつつ、光ファイバの片寄りを有効に
防止する。 【構成】アルミパイプ2に収納されるOPユニット1
は、スポンジに補強心を入れた芯材5の周囲に光ファイ
バ素線6を撚り合わせ、これに一括してスポンジテープ
9を巻きつけ、さらにその上にガラステープ7を巻きつ
けて構成される。スポンジテープ9がガラステープ7と
光ファイバ素線6の撚合わせ体との間に巻かれるので、
応力に対する緩衝効果が増し、側圧も緩和される。
ット内のファイバ挙動を有効に抑制し、光ファイバに加
わる側圧を緩和させつつ、光ファイバの片寄りを有効に
防止する。 【構成】アルミパイプ2に収納されるOPユニット1
は、スポンジに補強心を入れた芯材5の周囲に光ファイ
バ素線6を撚り合わせ、これに一括してスポンジテープ
9を巻きつけ、さらにその上にガラステープ7を巻きつ
けて構成される。スポンジテープ9がガラステープ7と
光ファイバ素線6の撚合わせ体との間に巻かれるので、
応力に対する緩衝効果が増し、側圧も緩和される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ複合架空地線
に係り、特に内部に収容される光ファイバユニットの特
性を改善したものに関する。
に係り、特に内部に収容される光ファイバユニットの特
性を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】避雷を目的とする架空地線に光ファイバ
ユニット(以下、OPユニットと略す)を収容した光フ
ァイバ複合架空地線(以下、OPGWと略す)では、O
Pユニットの芯材にスポンジを使用したものが知られて
いる。これは、スポンジの弾力性を利用して工事時およ
び使用時に温度上昇などによりOPGWに伸びが生じて
も、光ファイバに加わる伸びに抗して生じる応力を緩和
するようにしたものである。
ユニット(以下、OPユニットと略す)を収容した光フ
ァイバ複合架空地線(以下、OPGWと略す)では、O
Pユニットの芯材にスポンジを使用したものが知られて
いる。これは、スポンジの弾力性を利用して工事時およ
び使用時に温度上昇などによりOPGWに伸びが生じて
も、光ファイバに加わる伸びに抗して生じる応力を緩和
するようにしたものである。
【0003】このスポンジ巻付け形のOPユニットをも
つ従来のOPGWは、例えば図2(A)に示すように、
OPユニット1と、アルミパイプ2にアルミ覆鋼線3を
撚り合わせた架空地線部4とにより構成される。OPユ
ニット1は、図2(B)に示すように、スポンジに補強
心を入れた芯材5の外周に光ファイバ素線6を撚り合わ
せ、更にその外周に薄肉のガラステープ7を巻いて一括
化したものである。
つ従来のOPGWは、例えば図2(A)に示すように、
OPユニット1と、アルミパイプ2にアルミ覆鋼線3を
撚り合わせた架空地線部4とにより構成される。OPユ
ニット1は、図2(B)に示すように、スポンジに補強
心を入れた芯材5の外周に光ファイバ素線6を撚り合わ
せ、更にその外周に薄肉のガラステープ7を巻いて一括
化したものである。
【0004】OPGWは、光ファイバとアルミ覆鋼線と
いう物理特性の全く異なる物同士の組合せであり、光フ
ァイバの伝送特性を正常に維持し、また機械的に保護す
るため、光ファイバをいかに保護しつつアルミパイプに
収納するかが重要な問題でとなっている。
いう物理特性の全く異なる物同士の組合せであり、光フ
ァイバの伝送特性を正常に維持し、また機械的に保護す
るため、光ファイバをいかに保護しつつアルミパイプに
収納するかが重要な問題でとなっている。
【0005】従来、架線されているOPGWの微振動、
外部からの衝撃力あるいは電線挙動が内部の光ファイバ
に生じる応力を、スポンジ芯材の緩衝効果のみにより緩
和していたが、架線条件よりも厳しい布設環境条件下で
は、これを更に効果的にならせしめる必要がある。この
ような厳しい条件下にも対応させるためにはさらに緩衝
効果の発揮できる構造が望ましい。
外部からの衝撃力あるいは電線挙動が内部の光ファイバ
に生じる応力を、スポンジ芯材の緩衝効果のみにより緩
和していたが、架線条件よりも厳しい布設環境条件下で
は、これを更に効果的にならせしめる必要がある。この
ような厳しい条件下にも対応させるためにはさらに緩衝
効果の発揮できる構造が望ましい。
【0006】そこで、光ファイバ心線の外周に更にクッ
ション層を被覆することが提案されている。例えば、図
3に示すように、各光ファイバ心線10の外周にシリコ
ンゴムなどのクッション層8を個別に被覆したものがあ
る。また、多心光ファイバを一括した抑え巻きの外側に
スポンジの如きクッション層を設けたもの(実開平1−
139317号公報:公報1)、保護管とOPユニット
との間をゴム弾性体で充填したもの(実開昭60−15
5114号公報:公報2)、同じく保護管とOPユニッ
トとの間にケブラ繊維等のクッション層を設けたもの
(特開昭62−229609号公報:公報3、実開昭6
2−103120号公報:公報4)等がある。これらに
よれば、クッション層を設けた分、応力に対する緩衝効
果を向上させることができる。
ション層を被覆することが提案されている。例えば、図
3に示すように、各光ファイバ心線10の外周にシリコ
ンゴムなどのクッション層8を個別に被覆したものがあ
る。また、多心光ファイバを一括した抑え巻きの外側に
スポンジの如きクッション層を設けたもの(実開平1−
139317号公報:公報1)、保護管とOPユニット
との間をゴム弾性体で充填したもの(実開昭60−15
5114号公報:公報2)、同じく保護管とOPユニッ
トとの間にケブラ繊維等のクッション層を設けたもの
(特開昭62−229609号公報:公報3、実開昭6
2−103120号公報:公報4)等がある。これらに
よれば、クッション層を設けた分、応力に対する緩衝効
果を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術によると、光ファイバ心線の外周にクッション層
を被覆したり充填したりするため作業工数の増加をもた
らす。またクッション層の被覆や充填のみならず、クッ
ション層を被覆した光ファイバ心線をアルミパイプ内に
ぴったり挿入することは非常に難しい等の欠点があっ
た。以下、詳述する。
来技術によると、光ファイバ心線の外周にクッション層
を被覆したり充填したりするため作業工数の増加をもた
らす。またクッション層の被覆や充填のみならず、クッ
ション層を被覆した光ファイバ心線をアルミパイプ内に
ぴったり挿入することは非常に難しい等の欠点があっ
た。以下、詳述する。
【0008】(1)図3のものでは、通常、光ファイバ
心線と呼ばれるものは、素線(外径.4mm)の外層を
構成するシリコン層の上に更にテフロン層の被覆が施さ
れており、このテフロン層の被覆された光ファイバ心線
でさえ、外径は0.7mmと非常に細い。これにさらに
スポンジやゴムからなるクッション層を被覆するという
ことは、樹脂と異なり、どのような被覆方法を用いるに
せよ、非常に難しいと考えられる。
心線と呼ばれるものは、素線(外径.4mm)の外層を
構成するシリコン層の上に更にテフロン層の被覆が施さ
れており、このテフロン層の被覆された光ファイバ心線
でさえ、外径は0.7mmと非常に細い。これにさらに
スポンジやゴムからなるクッション層を被覆するという
ことは、樹脂と異なり、どのような被覆方法を用いるに
せよ、非常に難しいと考えられる。
【0009】また、通常OPGWは4心一括〜12心一
括など多心化の傾向にあり、これら心線の全てに個別的
にクッション層を被覆することは、工数的に判断して、
非常に労力を要することであると考えられる。しかも、
製造公差を考えた場合、クッション層を施した光ファイ
バ心線が、きちんとアルミパイプ内に収容できるか否か
も疑問なしとしない。
括など多心化の傾向にあり、これら心線の全てに個別的
にクッション層を被覆することは、工数的に判断して、
非常に労力を要することであると考えられる。しかも、
製造公差を考えた場合、クッション層を施した光ファイ
バ心線が、きちんとアルミパイプ内に収容できるか否か
も疑問なしとしない。
【0010】(2)図3や公報2のように、クッション
層として具体的にシリコン剤を用いて被覆したり、パイ
プ内に充填したりすると考えた場合、シリコンの特長と
して摩擦力大の状態ではシリコンは容易に摩耗し、摩耗
により糸屑状のものが発生する。そして、さらに強い摩
擦を受けると団子状になることが分かっている。
層として具体的にシリコン剤を用いて被覆したり、パイ
プ内に充填したりすると考えた場合、シリコンの特長と
して摩擦力大の状態ではシリコンは容易に摩耗し、摩耗
により糸屑状のものが発生する。そして、さらに強い摩
擦を受けると団子状になることが分かっている。
【0011】強風時の電線の回転により、アルミパイプ
が影響を受けたとき、アルミパイプと各光ファイバ心線
との間に強い摩擦力が加わることは容易に想像できる。
その時クッション層であるシリコンに糸屑状のものが発
生したり、シリコンが団子状になったりすれば、光ファ
イバ心線に損傷を与える可能性がある。そうすると、応
力に対する緩衝効果が期待できず、伝送損失増加を招く
虞がある。
が影響を受けたとき、アルミパイプと各光ファイバ心線
との間に強い摩擦力が加わることは容易に想像できる。
その時クッション層であるシリコンに糸屑状のものが発
生したり、シリコンが団子状になったりすれば、光ファ
イバ心線に損傷を与える可能性がある。そうすると、応
力に対する緩衝効果が期待できず、伝送損失増加を招く
虞がある。
【0012】(3)図3、公報2〜4のように、従来の
スポンジ巻付け形OPGWと比べると、それまで使用し
ていなかった材料であるシリコンやケブラ等の材料を新
たに使用するため、構成材料が多くなる。このためコス
ト上昇が避けられない。 (4)図3、公報2〜4のものは、応力緩和に効果があ
るものの、耐側圧特性向上に対しては効果がなく、また
アルミパイプ内での光ファイバの片寄りやばらつきを有
効に防止できない。
スポンジ巻付け形OPGWと比べると、それまで使用し
ていなかった材料であるシリコンやケブラ等の材料を新
たに使用するため、構成材料が多くなる。このためコス
ト上昇が避けられない。 (4)図3、公報2〜4のものは、応力緩和に効果があ
るものの、耐側圧特性向上に対しては効果がなく、また
アルミパイプ内での光ファイバの片寄りやばらつきを有
効に防止できない。
【0013】(5)この点で、公報1のものは、耐側圧
特性向上や片寄り等に対しても効果が期待できるもの
の、光ファイバ素線を一括するクッション層を設けるこ
とは、 テープを巻回する場合のように簡単ではな
く、(1)で説明したように技術 的に難しい。
特性向上や片寄り等に対しても効果が期待できるもの
の、光ファイバ素線を一括するクッション層を設けるこ
とは、 テープを巻回する場合のように簡単ではな
く、(1)で説明したように技術 的に難しい。
【0014】本発明の目的は、クッション層をテープ化
してユニットの外周に巻き付けることによって、前述し
た従来技術の問題点を解消し、技術的に容易で摩耗によ
る難点もなく安価に構成できながら、光ファイバに生じ
る応力および光ファイバにかかる側圧を緩和させつつ、
光ファイバの片寄りを有効に防止することが可能な光フ
ァイバ複合架空地線を提供することにある。
してユニットの外周に巻き付けることによって、前述し
た従来技術の問題点を解消し、技術的に容易で摩耗によ
る難点もなく安価に構成できながら、光ファイバに生じ
る応力および光ファイバにかかる側圧を緩和させつつ、
光ファイバの片寄りを有効に防止することが可能な光フ
ァイバ複合架空地線を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ複合
架空地線は、複数本の光ファイバ素線から構成した光フ
ァイバユニットを保護管内に収容し、この保護管の外周
に導体素線を撚り合わた光ファイバ複合架空地線におい
て、光ファイバユニットを、芯材としてスポンジを使用
し、この芯材に複数本の光ファイバ素線を撚り合わせ、
これらに一括してスポンジテープを巻きつけ、さらにそ
の外周にガラステープを巻きつけたものである。
架空地線は、複数本の光ファイバ素線から構成した光フ
ァイバユニットを保護管内に収容し、この保護管の外周
に導体素線を撚り合わた光ファイバ複合架空地線におい
て、光ファイバユニットを、芯材としてスポンジを使用
し、この芯材に複数本の光ファイバ素線を撚り合わせ、
これらに一括してスポンジテープを巻きつけ、さらにそ
の外周にガラステープを巻きつけたものである。
【0016】なお、光ファイバ素線は、一般的にはガラ
スファイバに被覆を施したものを言うが、ここでは、更
にプラスチック被覆を施した心線と呼ばれるものを含め
てもよい。保護管には通常アルミパイプが使用される。
また、本発明は、スポンジ巻付け形の光ファイバ複合架
空地線の他にスペーサ形のものにも適用できる。
スファイバに被覆を施したものを言うが、ここでは、更
にプラスチック被覆を施した心線と呼ばれるものを含め
てもよい。保護管には通常アルミパイプが使用される。
また、本発明は、スポンジ巻付け形の光ファイバ複合架
空地線の他にスペーサ形のものにも適用できる。
【0017】
【作用】光ファイバユニットの外周に、光ファイバ保護
材としてガラステープの他にスポンジテープを有してい
ると、光ファイバユニット内に緩衝効果をもたせつつ、
種々の電線挙動が与える光ファイバユニット内の光ファ
イバの挙動を拘束し、側圧に対する緩衝効果も向上す
る。またテープで巻付けられるので光ファイバの片寄り
やバラツキが防止できる。
材としてガラステープの他にスポンジテープを有してい
ると、光ファイバユニット内に緩衝効果をもたせつつ、
種々の電線挙動が与える光ファイバユニット内の光ファ
イバの挙動を拘束し、側圧に対する緩衝効果も向上す
る。またテープで巻付けられるので光ファイバの片寄り
やバラツキが防止できる。
【0018】クッションテープをスポンジで構成する
と、芯材に使われるスポンジと同じ材料を使用すること
ができるので、構成材料を少なくすることができる。ま
た、クッション層を設けたり、充填したりするのではな
く、スポンジテープを巻きつけて被覆するようにしたの
で、既存の光ファイバ複合架空地線に使用されているガ
ラステープの被覆方法と同じであるため、技術的にも容
易である。
と、芯材に使われるスポンジと同じ材料を使用すること
ができるので、構成材料を少なくすることができる。ま
た、クッション層を設けたり、充填したりするのではな
く、スポンジテープを巻きつけて被覆するようにしたの
で、既存の光ファイバ複合架空地線に使用されているガ
ラステープの被覆方法と同じであるため、技術的にも容
易である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1
(A)は、本実施例によるOPGWの断面図、図1
(B)はそのOPユニットの断面図を示す。OPGWは
光ファイバを収納するOPユニット1と、このOPユニ
ット1を収納する保護管としてのアルミパイプ2の外周
に成形アルミ覆鋼線3を撚りあわせた架空地線部4とに
より構成される。なお、ここでは成形アルミ覆鋼線3の
場合を例示したが、成形されていないアルミ覆鋼線でも
よいことは勿論である。
(A)は、本実施例によるOPGWの断面図、図1
(B)はそのOPユニットの断面図を示す。OPGWは
光ファイバを収納するOPユニット1と、このOPユニ
ット1を収納する保護管としてのアルミパイプ2の外周
に成形アルミ覆鋼線3を撚りあわせた架空地線部4とに
より構成される。なお、ここでは成形アルミ覆鋼線3の
場合を例示したが、成形されていないアルミ覆鋼線でも
よいことは勿論である。
【0020】アルミパイプ2に収納されるOPユニット
1は、スポンジに補強心を入れた芯材5の周囲に光ファ
イバ素線6を撚り合わせ、これに一括してスポンジテー
プ9を巻きつけ、さらにその上に薄肉のガラステープ7
を巻きつけて構成されている。特に、このOPGWが従
来のOPGWと異なるところは、光ファイバ保護材とし
て、スポンジテープ9がガラステープ7と光ファイバ素
線6の撚合わせ体との間に巻かれている点にある。
1は、スポンジに補強心を入れた芯材5の周囲に光ファ
イバ素線6を撚り合わせ、これに一括してスポンジテー
プ9を巻きつけ、さらにその上に薄肉のガラステープ7
を巻きつけて構成されている。特に、このOPGWが従
来のOPGWと異なるところは、光ファイバ保護材とし
て、スポンジテープ9がガラステープ7と光ファイバ素
線6の撚合わせ体との間に巻かれている点にある。
【0021】このように光ファイバ素線6の撚合わせ体
と、これを一括被覆したガラステープ7との間に、光フ
ァイバ素線6を一括被覆するスポンジテープ9を組み入
れたことにより、応力に対する緩衝効果が増す。また、
光ファイバ素線2はスポンジを使用した芯材1とスポン
ジテープ5の間に入り、サンドイッチのような挟まれた
状態となり、スポンジの弾性力を利用して光ファイバ素
線6にかかる側圧を緩和させつつ、光ファイバを固定す
ることができ、これにより光ファイバの片寄りやバラツ
キを有効に防止することができる。
と、これを一括被覆したガラステープ7との間に、光フ
ァイバ素線6を一括被覆するスポンジテープ9を組み入
れたことにより、応力に対する緩衝効果が増す。また、
光ファイバ素線2はスポンジを使用した芯材1とスポン
ジテープ5の間に入り、サンドイッチのような挟まれた
状態となり、スポンジの弾性力を利用して光ファイバ素
線6にかかる側圧を緩和させつつ、光ファイバを固定す
ることができ、これにより光ファイバの片寄りやバラツ
キを有効に防止することができる。
【0022】そして、スポンジテープ9の被覆方法は、
既存のOPGWに使用されているガラステープ7の被覆
方法と同じであるため、クッション層を心線に被覆した
り、アルミパイプ内に充填したりする従来のものに比し
て技術的にも容易であり、しかもスポンジテープは一括
して素線を巻回するので、単心、多心に関わらず工数的
に同じで労力を要さず、製造公差を考えてもスポンジテ
ープを巻いたOPユニット1が、アルミパイプ2内に収
容できなくなるようなことはない。
既存のOPGWに使用されているガラステープ7の被覆
方法と同じであるため、クッション層を心線に被覆した
り、アルミパイプ内に充填したりする従来のものに比し
て技術的にも容易であり、しかもスポンジテープは一括
して素線を巻回するので、単心、多心に関わらず工数的
に同じで労力を要さず、製造公差を考えてもスポンジテ
ープを巻いたOPユニット1が、アルミパイプ2内に収
容できなくなるようなことはない。
【0023】また、新規に追加するクッションテープは
スポンジであるため、シリコンのように摩擦により糸屑
を発生したり、団子状になったりすることがなく、した
がって、それらに起因して生じる光ファイバ心線の損
傷、伝送損失増加等がなくなる。また、スポンジテープ
は、芯材に使用している材料と同じであるため、新たな
材料が必要になるということはなく、コスト上昇を避け
ることができる。また、応力緩和に効果があることは勿
論、耐側圧特性向上に対しても有効で、巻付けにより光
ファイバの片寄りやばらつきも有効に防止できる。
スポンジであるため、シリコンのように摩擦により糸屑
を発生したり、団子状になったりすることがなく、した
がって、それらに起因して生じる光ファイバ心線の損
傷、伝送損失増加等がなくなる。また、スポンジテープ
は、芯材に使用している材料と同じであるため、新たな
材料が必要になるということはなく、コスト上昇を避け
ることができる。また、応力緩和に効果があることは勿
論、耐側圧特性向上に対しても有効で、巻付けにより光
ファイバの片寄りやばらつきも有効に防止できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、光ファイバ素線を一括
してスポンジテープで巻きつけるようにしたので、クッ
ション層を被覆したり充填したりする場合に比して技術
的に容易であり、またシリコンに変えてスポンジを使用
しているので摩耗による難点もなく、非常に安価に構成
できる。
してスポンジテープで巻きつけるようにしたので、クッ
ション層を被覆したり充填したりする場合に比して技術
的に容易であり、またシリコンに変えてスポンジを使用
しているので摩耗による難点もなく、非常に安価に構成
できる。
【0025】そして、光ファイバユニットにスポンジテ
ープを加えることにより、光ファイバ素線に加わる応力
緩和効果をもたせつつ、光ファイバユニット内のファイ
バ挙動を有効に抑制することができる。また、スポンジ
を使用した芯材とスポンジテープとの間に光ファイバ素
線を挟みこむことにより、スポンジの弾性力を利用して
光ファイバにかかる側圧を緩和させつつ、光ファイバを
固定することができ、これにより光ファイバの片寄りや
バラツキを有効に防止することができる。
ープを加えることにより、光ファイバ素線に加わる応力
緩和効果をもたせつつ、光ファイバユニット内のファイ
バ挙動を有効に抑制することができる。また、スポンジ
を使用した芯材とスポンジテープとの間に光ファイバ素
線を挟みこむことにより、スポンジの弾性力を利用して
光ファイバにかかる側圧を緩和させつつ、光ファイバを
固定することができ、これにより光ファイバの片寄りや
バラツキを有効に防止することができる。
【図1】本発明のOPGWの実施例によるOPGW及び
OPユニットの断面図。
OPユニットの断面図。
【図2】従来例によるOPGW及びOPユニットの断面
図。
図。
【図3】他の従来例によるOPGWの断面図。
1 OPユニット 5 スポンジに補強心を入れた芯材 6 光ファイバ素線 7 ガラステープ 9 スポンジテープ
Claims (1)
- 【請求項1】複数本の光ファイバ素線から構成した光フ
ァイバユニットを保護管内に収容し、この保護管の外周
に導体素線を撚り合わた光ファイバ複合架空地線におい
て、上記光ファイバユニットを、芯材としてスポンジを
使用し、この芯材に複数本の光ファイバ素線を撚り合わ
せ、これに一括してスポンジテープを巻きつけ、さらに
その上にガラステープを巻きつけて構成したことを特徴
とする光ファイバ複合架空地線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119527A JPH06333432A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 光ファイバ複合架空地線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119527A JPH06333432A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 光ファイバ複合架空地線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333432A true JPH06333432A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14763497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5119527A Pending JPH06333432A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 光ファイバ複合架空地線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06333432A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102079092B1 (ko) * | 2019-06-11 | 2020-02-20 | 이중태 | 쿠션제어용 테이핑장치 |
CN112037993A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-04 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种光电混合缆 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP5119527A patent/JPH06333432A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102079092B1 (ko) * | 2019-06-11 | 2020-02-20 | 이중태 | 쿠션제어용 테이핑장치 |
CN112037993A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-04 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种光电混合缆 |
CN112037993B (zh) * | 2020-08-27 | 2021-11-09 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种光电混合缆 |
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