JPH06333155A - 商品貸出・販売装置 - Google Patents

商品貸出・販売装置

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JPH06333155A
JPH06333155A JP11594693A JP11594693A JPH06333155A JP H06333155 A JPH06333155 A JP H06333155A JP 11594693 A JP11594693 A JP 11594693A JP 11594693 A JP11594693 A JP 11594693A JP H06333155 A JPH06333155 A JP H06333155A
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JP
Japan
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product
lending
stored
product storage
storage
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Application number
JP11594693A
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English (en)
Inventor
Kunio Takahashi
國夫 高橋
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP11594693A priority Critical patent/JPH06333155A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納されている商品を外部から視認でき、し
かも収納される商品をきわめて容易に取り出し、さらに
新しい商品の登録を容易に行う。 【構成】 図3は、商品収納部14の周辺を側面から見
た状態を示している。図に示す通り、商品収納棚12
は、ばね部材34、係止部材36、商品収納確認スイッ
チ38等を備えている。ばね部材34は、商品収納部1
4を商品収納棚12に収納する方向に働くトーションば
ねである。係止部材36はソレノイドの働きにより所定
の電気信号を受けると先端部36aが縮まり、外部から
の操作により商品収納部14を前方向に揺動することが
できる。商品収納部14が前方向に揺動した状態で、来
客はビデオテープ40を取り出したり、収納したりする
ことができる。商品収納確認スイッチ38は、その先端
部38aが商品収納部14を通して商品収納部14の内
部に突出する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納される商品を外部
から視認し、所定の操作を加えることで商品を商品の貸
出または販売を行う商品貸出・販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビデオテープのレンタル業
務等の商品貸し出し業務に用いられる自動貸出装置とし
て、特開昭63−214897号に示される装置があ
る。この従来の装置では、貸し出す商品として、ビデオ
テープまたはケースが陳列棚に並べられており、陳列棚
の各商品を収納する部分には、スプリングやソレノイド
等から構成される商品取り出しの機構が設けられてい
る。この装置で陳列されている商品を取り出す場合、ま
ず最初に、カード読み取り装置にカードを挿入してカー
ドに書き込まれている来客の認識番号等を読み取らせ
る。次に、来客は貸し出しを希望する商品の認識番号等
を数字や英字によりキー入力する。それに伴って必要な
金額を装置に投入する。装置は、キー入力された商品の
認識番号に相当する商品が収納されている取り出し機構
を作動させる。取り出し機構では、送られる電気信号に
応じて、ソレノイドやスプリング等が働き、該当する商
品が前に倒される。来客はこの前に倒された商品を取り
出して貸し出すことができる。
【0003】また自動販売装置としては例えば、清涼飲
料水等を販売する周知の装置がある。この従来の自動販
売装置では、所定の金額を投入口から投入して、所望の
商品をボタンなどで選択することで、内部に収納されて
いる商品を取り出すことができる。このような自動販売
機としては他に例えば米国特許番号5133441明細
書に示されるように、仕切られた部屋に個々の商品が収
納されており、ドアを開けることで内部に収納されてい
る商品を取り出す形式を採用しているものもある。
【0004】またこのようなビデオテープの貸し出し装
置で、新しいビデオテープを登録しようとする場合、新
しく登録するビデオテープのバーコードを読み取り、ビ
デオテープが収納されていない場所に収納する。しかし
この際、貸し出しによって空いている場所には登録する
ことができない。すなわち個々のビデオテープの収納箇
所は予め登録されて定められているため、貸し出しによ
って空きとなっている場所に対しては、所定のビデオテ
ープが返却されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の貸出・販売装置では、収納される商品を取り出
すのに手間がかかり面倒であるという問題がある。すな
わち仕切られた部屋に個々の商品が収納されており、ド
アを開けることで内部の商品を取り出すもので、例えば
ビデオテープのような板状の商品を陳列する場合、個々
のビデオテープを取り出すためのドアが小さくなり、し
かも指を差し込んで抜き取らなければならず、非常に煩
わしい手間がかかることになる。このような煩わしい操
作を来客に行わせるのは好ましいことではない。
【0006】また特開昭63−214897号に示す装
置では、貸し出す商品としてのビデオテープが外部に露
出しているため、来客が商品に直接触れて商品が汚れた
しまったり、いたずらされてしまったりするという問題
がある。さらに来客は、貸し出す商品を選択する際、収
納されている商品の背表紙を参照することで内容を検討
するため、清涼飲料水の自動販売機のように商品を内部
に収納してしまうことも問題がある。
【0007】またこのようなビデオテープの貸し出し装
置で、新しいビデオテープを登録しようとする場合、貸
し出しにより空きとなっている場所に新しいビデオテー
プを収納することができないので登録が面倒であるとい
う問題がある。近年、ビデオテープ等は非常に短いサイ
クル期間で多くの商品の入れ替えを行う必要があり、登
録を行う作業が煩雑であるのは大きな障害となる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、収納されている商品を外部から視
認でき、しかも収納される商品をきわめて容易に取り出
すことを可能とすること、さらに新しい商品の登録を容
易に行うことを可能とする商品貸出・販売装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の発明(第1発明とする)
は、収納される商品を外部から視認し、所定の操作を加
えることで商品を特定し、該特定した商品を取り出し可
能な状態とすることで、商品の貸出または販売を行う商
品貸出・販売装置であって、上部に開口部を有する収納
凹部を有し、前面に該収納凹部に収納された商品を視認
可能な部位が形成された複数の商品収納部材と、上記商
品収納部材を前後に揺動可能な状態で固定する商品陳列
棚と、上記商品収納部材を上記商品陳列棚に収納した位
置で係止し揺動運動を阻止する係止部材と、上記係止部
材による上記商品収納部材の係止を解除する信号を送る
解除手段とを備えることにより、上記解除手段により送
られる信号により上記係止部材による上記商品収納部材
の係止が解除されると、外部の操作により上記商品収納
部材の開口部が前方に揺動されることで内部に収納され
る商品が上部の開口部から取り出し可能な状態とされる
ことを特徴とする商品貸出・販売装置を要旨としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明(第2発明とする)
は、請求項2記載の商品貸出・販売装置に、さらに、登
録される商品の認識情報を読み取る認識情報読取手段
と、上記認識情報読取手段により認識情報が読み取られ
た商品が上記商品収納部材に収納されたことを上記商品
収納確認手段により検出すると該商品の登録処理を実行
する登録処理手段と、を備えたことを特徴とする商品貸
出・販売装置を要旨としている。
【0011】
【作用】第1発明は、収納される商品を外部から視認
し、所定の操作を加えることで商品を特定し、その特定
した商品を取り出し可能な状態とすることで、商品の貸
出または販売を行う商品貸出・販売装置であって、複数
の商品収納部材は、上部に開口部を有する収納凹部を有
し、前面に収納凹部に収納された商品を視認可能な部位
が形成されてなり、商品陳列棚が商品収納部材を前後に
揺動可能な状態で固定する。その際、係止部材が、商品
収納部材を商品陳列棚に収納した位置で係止し揺動運動
を阻止し、揺動手段が、商品収納部材を商品陳列棚に収
納した位置に揺動する。解除手段は、係止部材による商
品収納部材の係止を解除する信号を送る。
【0012】この構成により、解除手段により送られる
信号により係止部材による商品収納部材の係止が解除さ
れると、外部からの操作により商品収納部材の開口部を
前方に揺動することで内部に収納される商品を上部の開
口部から取り出し可能とできる。
【0013】第2発明は、第1発明の商品貸出・販売装
置にさらに、揺動手段が、商品収納部材を商品陳列棚に
収納された位置に揺動し、商品収納確認手段が、商品収
納部材に所定の商品が収納されているか否かを検出して
いる。そして、認識情報読取手段が、登録される商品の
認識情報を読み取り、登録処理手段が、認識情報読取手
段により認識情報が読み取られた商品が商品収納部材に
収納されたことを商品収納確認手段により検出すると商
品の登録処理を実行する。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明一実施例としてのビデオ貸出装置1
0を示している。ビデオ貸出装置10は、ビデオテープ
のレンタル業務に用いられる装置であり、商品収納棚1
2、ビデオテープを個別に収納する複数の商品収納部1
4、商品貸出制御部16等から構成される。
【0015】商品収納棚12は、商品を陳列するための
商品陳列用棚である。商品収納棚12は、複数の商品収
納部14をそれぞれ前後に揺動可能となるように固定し
ている。各商品収納部14が商品収納棚12に収納され
ている状態では、商品収納部14に外から触れることが
できず、来客は商品収納部14を通して内部に収納され
ているビデオテープの背表示を視認できる。
【0016】商品収納部14は、ビデオテープを個々に
収納する凹部と取っ手部とを有する箱状の収納部材であ
り、収納される商品を外部から視認できる透明な素材で
正面が形成されてなる。商品収納部14の詳細について
は図2および図3に基づいて後述する。
【0017】商品貸出制御部16は、来客が操作を行う
ことにより商品の貸し出しの制御を行う制御装置であ
り、商品の貸し出し情報などが表示される表示装置1
8、カードが挿入されるカード挿入口20、現金が投入
される現金投入口22、釣銭が放出される釣銭口24等
を備えている。
【0018】表示装置18は例えば、料金、貸し出し期
間、入荷時期、新商品等の情報を表示する表示装置であ
る。来客が目的とする商品を貸し出す際に、手順の案内
も表示装置18に表示される。カード挿入口20は、来
客の認識番号等を格納した磁気カードを挿入するための
挿入口である。ビデオ貸出装置10は、カード挿入口2
0から挿入されるカードにより来客の認識番号等を確認
する。現金投入口22は、来客がビデオテープを貸し出
すのに必要とされる料金を投入するための投入口であ
る。現金投入口22のかわりにプリペイドカード等の読
み取り書き込み装置を配置してもよい。釣銭口24は、
来客が投入した料金に対して釣銭を放出する釣銭口であ
る。
【0019】図2は、商品収納部14の周辺を示してい
る。図に示す通り、商品収納部14は前後に揺動可能な
状態で商品収納棚12に固定されており、内部にビデオ
テープ40を収納することができる。商品収納部14
は、上部に開口部14aを有し収納凹部が形成されてい
る。商品収納部14は、収納される商品を外部から視認
できる透明な素材で正面が形成されてなり、正面に取っ
手部14bが設けられており来客がこれを保持して商品
収納部14の開口部14aが前方に来るように揺動する
ことができる。
【0020】それぞれの商品収納部14に対応して、商
品特定スイッチ32が設けられている。商品特定スイッ
チ32は、来客が押下する操作を施すことで商品収納部
14に収納される商品を特定するスイッチである。また
商品特定スイッチ32の内部にはLED素子が備えられ
ており、商品特定スイッチ32がオンの状態になると、
このLED素子が発光して、外部に該当スイッチが操作
されたことを知らせることができる。また返却するとき
に収納可能な商品収納部14を来客に知らせる役割も果
たしている。
【0021】図3は、商品収納部14の周辺を側面から
見た状態を示している。図に示す通り、商品収納棚12
は、ばね部材34、係止部材36、商品収納確認スイッ
チ38等を備えている。ばね部材34は、商品収納部1
4を収納する方向に引っ張るトーションばねである。係
止部材36はソレノイドの働きにより所定の電気信号を
受けると先端部36aが一定期間縮まり、来客が操作す
ることにより商品収納部14の開口部14aが前方に向
くように揺動することが可能となる。商品収納部14が
前方向に揺動した状態で、来客はビデオテープ40を取
り出したり、収納したりすることができる。商品収納部
14から来客がビデオテープ40を取り出した後は、ば
ね部材34の働きにより商品収納部14は商品収納棚1
2に収納された状態に揺動される。係止部材36の先端
部36aは一定期間すると元に戻るが、商品収納部14
が商品収納棚12に収納された状態に戻る方向には、揺
動が制止されず商品収納部14は所定の位置まで戻って
固定される。商品収納確認スイッチ38は、その先端部
38aが商品収納部14を通して商品収納部14の内部
に突出する構成となっている。ビデオテープ40が収納
されている状態では、ビデオテープ40により先端部3
8aが圧接され押下されるので、商品収納部14に正確
にビデオテープ40が収納されているか否かを検出する
ことができる。
【0022】実施例のビデオ貸出装置10にて、商品収
納部14が商品収納部材、商品収納棚12が商品陳列
棚、係止部材36が係止部材、ばね部材34が揺動手
段、商品特定スイッチ32および商品貸出制御部16が
解除手段、商品収納確認スイッチ38が商品収納確認手
段、商品貸出制御部16が登録処理手段としての機能を
果たしている。また商品貸出制御部16には図示しない
バーコードリーダが備えられており認識情報読取手段と
しての機能を果たしている。
【0023】図4は、ビデオ貸出装置10の電気的な構
成ブロック図を示している。商品収納棚12は、個々の
商品収納部14に対してそれぞれ、商品特定スイッチ3
2、係止部材36、商品収納確認スイッチ38等が備え
られている。商品特定スイッチ32、係止部材36、商
品収納確認スイッチ38等はデータラインを介して商品
貸出制御部16と通信を行う。
【0024】商品貸出制御部16は、CPU16a、R
AM(ランダムアクセスメモリ)16b、ROM(リー
ドオンリメモリ)16c、I/O16d、表示装置1
8、カード読取制御部20a、金額制御部22a等を備
えている。CPU16aは、貸出、返却、登録等に関す
るプログラムを実行するための中央処理装置である。R
AM16bは、在庫情報等を一時的に格納しておくため
のランダムアクセスメモリである。ROM16cはシス
テムプログラム等が格納されているリードオンリメモリ
である。I/O16dは、外部の機器と信号の授受を行
うためのインターフェースである。カード読取制御部2
0aは、カード挿入口20から挿入されたカードにより
来客の認識番号等を確認する制御回路である。金額制御
部22aは、現金投入口22から投入された料金を確認
して釣銭等を計算する制御回路である。
【0025】以下商品貸出制御部16により実行される
処理についてフローチャートに基づき説明する。図5
は、来客がビデオ貸出装置10を用いてビデオテープ4
0の貸し出しを行う場合に商品貸出制御部16により実
行される処理を示している。
【0026】まず最初に、来客がカード挿入口20に会
員カードを挿入し、会員カードの情報を読み取る(ステ
ップ110)。次に、挿入された会員カードが所定のも
のであるか否かがチェックされる(ステップ120)。
例えば、挿入されたカードがその商品貸出制御部16に
対応したものでなかったり、期限が切れていたりしたり
していないか等がチェックされる。ここで適したカード
が挿入されていないとされた場合(ステップ120:N
o)、エラーアラームが発せられ、来客に注意を促す
(ステップ122)。エラーアラームが発せられた後は
再びカード挿入の処理に戻る(ステップ110)。
【0027】挿入されたカードが適したものであると判
断された場合(ステップ120:Yes)、次の処理に
移り、来客からの商品特定スイッチ32の入力を待つ
(ステップ130)。来客は貸し出すビデオテープ40
が収納されている商品収納部14に対応した商品特定ス
イッチ32を押す。この際、ビデオテープ40の背表紙
を商品収納部14の透明な面を通して視認することがで
き、商品特定スイッチ32は商品収納部14に対応して
すぐ下に設けられている。そのため目的とするビデオテ
ープ40を誤ることなく正確に特定することができる。
【0028】商品特定スイッチ32が押されると(ステ
ップ130:Yes)、商品特定スイッチ32の内部に
備えられたランプが点灯する(ステップ140)。この
ことで来客は、商品特定スイッチ32が所定の手順に基
づき操作されたことを確認できる。次に、商品貸出制御
部16は、表示装置18に貸し出しに必要な金額、貸し
出す商品名等を表示する(ステップ150)。これは音
声により行われてもよい。そして来客から所定の金額が
投入されるのを待つ(ステップ160)。
【0029】来客が所定の金額を現金投入口22より投
入すると(ステップ160:Yes)、商品貸出制御部
16は、釣銭の計算等を行い、釣銭がある場合は釣銭口
24から放出し、貸し出し伝票の発行を行う(ステップ
170)。該当する商品収納部14に対応する係止部材
36に電気信号が送られ、商品収納部14が揺動可能な
状態となる。来客は商品収納部14の取っ手部14bを
保持して商品収納部14を前方に揺動する。この操作で
商品収納部14の開口部14aが前方に向けられるので
収納されているビデオテープ40を容易に取り出すこと
ができる。来客が所定のビデオテープ40を取り出す
と、ばね部材34の働きにより商品収納部14は商品収
納棚12に戻される。商品収納部14からビデオテープ
40が抜き出されたことを商品収納確認スイッチ38が
検出して処理を終了する(ステップ180)。その後係
止部材36は一定期間をおいて商品収納部14を係止す
る状態に戻る。商品収納部14を再び係止するタイミン
グとしてはどのようなタイミングを用いてもよい。
【0030】図6は、来客がビデオ貸出装置10に対し
てビデオテープ40の返却を行う場合に商品貸出制御部
16により実行される処理を示している。まず最初に、
来客は返却しようとするビデオテープ40に貼着された
バーコードをビデオ貸出装置10に備えられたバーコー
ドリーダ(図示せず)で読み取る(ステップ210)。
商品貸出制御部16はバーコードを正確に読み取ると、
次に、表示装置18に該当する貸し出し中のビデオテー
プ40のタイトル名、追加料金がある場合はその金額、
および返却すべき商品収納部14に対応する商品特定ス
イッチ32のランプを点灯する(ステップ220)。ま
た返却が指定される商品収納部14は、複数のランプが
点灯して来客がその内のどこに返却してもよいように構
成してもよい。返却する商品収納部14は、貸し出した
際の商品収納部14と同じであるとは限らない。
【0031】次に、商品貸出制御部16は来客によりビ
デオテープ40が返却されるのを待つ(ステップ23
0)。来客は返却しようとする商品収納部14に対応し
た商品特定スイッチ32を押して係止部材36を解除す
る。そして来客は取っ手部14bを保持して商品収納部
14を前方に揺動させ、内部に所定のビデオテープ40
を返却すると、商品収納確認スイッチ38により検出さ
れる(ステップ230:Yes)。
【0032】商品貸出制御部16は、該当するビデオテ
ープ40が返却されたことを確認し、所定のデータ処理
を行う(ステップ240)。最後に、返却された旨を通
知する伝票を発行して処理を終了する(ステップ25
0)。図7は、ビデオ貸出装置10に対して、新たに商
品としてのビデオテープ40を登録する登録処理のフロ
ーチャートである。
【0033】まず最初に、新しいビデオテープ40を登
録しようとする者が、そのビデオテープ40のバーコー
ドを読み取る(ステップ310)。次に、ビデオテープ
40を商品収納棚12に収納するが、その際空いている
商品収納部14のどれに収納してもよい。ビデオテープ
40が正確に商品収納部14に収納されると、商品収納
確認スイッチ38がこれを検出する(ステップ32
0)。登録されたビデオテープ40の位置は商品収納確
認スイッチ38により確認されるので、商品収納部14
が貸し出し中で空いているのか、登録されていなくて空
いているのかに関係なく、どこでも収納することができ
る。
【0034】そして商品貸出制御部16は、新しく登録
されたビデオテープ40の登録処理を実行する(ステッ
プ330)。以上説明した通り本実施例のビデオ貸出装
置10では、収納されているビデオテープ40を外部か
ら視認でき、しかも収納されるビデオテープ40をきわ
めて容易に取り出すことが可能となった。さらに図7の
フローチャートに示した商品登録によれば新しいビデオ
テープ40の登録を容易に行うことが可能となる。
【0035】またビデオテープの貸出装置のように商品
の数が多くなると商品の認識番号も長いものとなり、こ
れを覚えてキー入力するのは大変煩雑である。キー入力
を間違えて異なる商品が特定されてしまうこともある。
この点で本実施例のビデオ貸出装置10では、商品収納
部14に対応した商品特定スイッチ32を押すだけでよ
いので来客は長い認識番号を覚えるといった煩雑な手間
を必要とせず、しかも正確に目的とするビデオテープ4
0を取り出すことができる。
【0036】なお商品収納部14からビデオテープ40
を取り出した後はばね部材34の働きにより自動的に商
品収納棚12に戻されるので、来客等の通行人が前方に
揺動されたままの商品収納部14に引っかけたりするこ
とがなくなり、他の商品収納部14からビデオテープ4
0を取り出す操作にも支障が出ない。また商品収納部1
4が自動的に商品収納棚12に戻されれば、商品収納部
14にいたずらされることも少なくなる。
【0037】さらに商品としてのビデオテープ40は、
商品収納部14に収納されているため来客が直接手に触
れることがないため、ビデオテープ40が痛みにくいと
いう効果もある。この場合も来客がビデオテープ40に
いたずらすることも少なくなる。
【0038】また、商品収納部14を揺動させ開口部が
前方に向けられるように商品収納部14を付勢する付勢
ばね部材(第2揺動手段)を設けてもよい。この場合、
来客がビデオテープ40を取り出すために取っ手部14
bを保持して商品収納部14を前方に揺動するといった
操作が必要なくなる。また取り出すべきビデオテープ4
0が格納されている商品収納部14を容易に特定できる
という効果もある。
【0039】本実施例では揺動手段としてばね部材34
を用いたが、これはソレノイドやモーダ等で構成しても
よい。また商品収納部14をバランスを考慮した素材、
形状あるいはおもり等を備えることで、商品収納部14
が自重により自動的に戻るように構成することもでき
る。その場合、所定の期間のみ開口部を前方に向けてお
いてタイマ式にして自動的に戻るように構成してもよ
い。係止部材36の構造としても本実施例以外にもさま
ざまなロック機構を用いることができる。
【0040】本実施例のビデオ貸出装置10では一例と
してビデオテープ40のレンタル業務に用いる例を示し
たが、この他の商品としても、本や雑誌等の書籍、カセ
ットテープ、コンパクトディスク、テレビゲーム用ソフ
ト、宝石等さまざまなものに応用できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り第1発明の商品貸出・
販売装置によれば、収納されている商品を外部から視認
でき、しかも収納される商品をきわめて容易に取り出す
ことが可能となった。
【0042】第2発明の商品貸出・販売装置によれば、
新しい商品の登録を容易に行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のビデオ貸出装置の全体斜視図で
ある。
【図2】 その商品収納部の要部説明図である。
【図3】 その商品収納部の要部側面図である。
【図4】 ビデオ貸出装置の電気的な構成ブロック図
である。
【図5】 ビデオ貸出装置が実行する貸出処理を示す
フローチャートである。
【図6】 ビデオ貸出装置が実行する返却処理を示す
フローチャートである。
【図7】 ビデオ貸出装置が実行する登録処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ビデオ貸出装置、12・・・商品収納棚、1
4・・・商品収納部、14a・・・開口部、14b・・
・取っ手部、16・・・商品貸出制御部、18・・・表
示装置、20・・・カード挿入口、22・・・現金投入
口、24・・・釣銭口、32・・・商品特定スイッチ、
34・・・ばね部材、36・・・係止部材、38・・・
商品収納確認スイッチ、40・・・ビデオテープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納される商品を外部から視認し、所定
    の操作を加えることで商品を特定し、該特定した商品を
    取り出し可能な状態とすることで、商品の貸出または販
    売を行う商品貸出・販売装置であって、 上部に開口部を有する収納凹部を有し、前面に該収納凹
    部に収納された商品を視認可能な部位が形成された複数
    の商品収納部材と、 上記商品収納部材を前後に揺動可能な状態で固定する商
    品陳列棚と、 上記商品収納部材を上記商品陳列棚に収納した位置で係
    止し揺動運動を阻止する係止部材と、 上記係止部材による上記商品収納部材の係止を解除する
    信号を送る解除手段とを備えることにより、 上記解除手段により送られる信号により上記係止部材に
    よる上記商品収納部材の係止が解除されると、外部の操
    作により上記商品収納部材の開口部が前方に揺動される
    ことで内部に収納される商品が上部の開口部から取り出
    し可能な状態とされることを特徴とする商品貸出・販売
    装置。
  2. 【請求項2】 上記商品陳列棚に、さらに、 上記商品収納部材を上記商品陳列棚に収納された位置に
    揺動する揺動手段と、 上記商品収納部材に所定の商品が収納されているか否か
    を検出する商品収納確認手段とが備えられていることを
    特徴とする請求項1記載の商品貸出・販売装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の商品貸出・販売装置に、
    さらに、 登録される商品の認識情報を読み取る認識情報読取手段
    と、 上記認識情報読取手段により認識情報が読み取られた商
    品が上記商品収納部材に収納されたことを上記商品収納
    確認手段により検出すると該商品の登録処理を実行する
    登録処理手段と、 を備えたことを特徴とする商品貸出・販売装置。
  4. 【請求項4】 上記商品貸出・販売装置に、さらに、 上記商品収納部材を揺動させ開口部が前方に向けられる
    ように該商品収納部材を揺動する第2揺動手段が備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    商品貸出・販売装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63106211A (ja) * 1986-05-19 1988-05-11 Anritsu Corp カセツト管理方法
JPH01501903A (ja) * 1986-03-21 1989-06-29 サンキー・ヴェンディング・リミテッド 自動販売装置

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