JP2964023B2 - 物品貸出装置 - Google Patents

物品貸出装置

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JP2964023B2
JP2964023B2 JP19428594A JP19428594A JP2964023B2 JP 2964023 B2 JP2964023 B2 JP 2964023B2 JP 19428594 A JP19428594 A JP 19428594A JP 19428594 A JP19428594 A JP 19428594A JP 2964023 B2 JP2964023 B2 JP 2964023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカセット、コンパ
クトディスク等の物品をレンタルショップ店等で貸出し
を行なうために使用する物品貸出装置に関するもので、
特に、既存の陳列棚を利用し、貸出し及び返却のみを無
人で行なう物品貸出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客がビデオカセット、コンパク
トディスク等の物品をレンタルショップ等で借り出す場
合には、顧客が陳列棚から希望する商品を選択した後、
貸出カウンタまで持っていき、貸出許可を受ける。貸出
カウンタでは、店員が貸出商品の確認と顧客の信用調査
を行ない、貸出可能と判断した後、物品の貸出しを行な
う。物品を返却する場合は、顧客が返却カウンタまで持
参し、店員が顧客と返却物品の確認を行ない、延滞料金
があればその精算を行なうことによって取引は終了す
る。この後、店員が返却された物品を元の陳列棚に戻
し、次の顧客への貸出しが可能となる。
【0003】ところで、近年では、人権費の削減のた
め、貸出受付、返却受付、商品の陳列を自動で行なう装
置が導入されている。この無人の貸出装置では夜間など
においても貸出しが可能となっている。なお、自動貸出
装置については、例えば、特公平3−6559号公報、
特公平5−78877号公報に関連する技術が掲載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、物品の貸出
し、返却及び陳列棚からの移送を全て自動化した貸出装
置は貸出機、返却機及び陳列棚が全て一体の装置として
組込まれているために収納数は固定されている。このた
め、新作ビデオテープ等の発売などで物品を追加したい
ときに、陳列棚が一杯であると貸出装置全体を増設しな
ければならないため、収納数が著しく制約されることと
なる。
【0005】また、既存の店舗に自動貸出装置を導入す
るにおいては装置自体が貸出機と返却機と陳列棚とを一
体化した大型のものであるため、店舗内のレイアウトの
変更及び設定が著しく制約され、店舗を新規に開設する
場合においてもレイアウト上著しい制約を受ける。
【0006】更に、ビデオテープ等の貸出しにおいて
は、旧作ビデオテープと新作ビデオテープとでは明らか
に稼働率が異なり、新作ビデオテープを収納し、人気の
高い自動貸出装置には貸出し希望者が集中して行列がで
きてしまい、待ち時間が長いと顧客は離れてしまう。こ
れを回避するべく人気商品を複数の自動貸出装置に分散
すれば、希望するビデオテープを捜し出すのに時間がか
かり、顧客の混乱を招くことになる。
【0007】そこで、本発明は、物品の陳列数の変動に
きめ細かく対応でき、店舗への導入、増設が容易でレイ
アウト上の制約を回避できる物品貸出装置の提供を課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる物品貸
出装置は、陳列室と貸出室との間に設けられ、顧客が前
記陳列室で選定した物品を前記陳列室側から挿入する貸
出物品挿入部と、前記貸出物品挿入部内に挿入された貸
出物品を前記貸出室側から取出す貸出物品取出部と、顧
客情報による貸出可否の判断に基づいて前記貸出物品取
出部を開閉する取出部開閉扉とを備えた物品貸出機と、
前記貸出室に設けられ、借り出した貸出物品の返却を処
理する物品返却機と、前記陳列室と貸出室とを区画する
位置に設けられ、顧客の貸出物品の無断持出しを検出す
るセキュリティセンサとを具備したものである。請求項
2にかかる物品貸出装置は、請求項1に記載の物品貸出
機が、識別カードを介して顧客を識別し、その情報を記
憶する貸出顧客識別部と、顧客が陳列棚から選定した物
品を挿入する貸出物品挿入部と、貸出物品を前記貸出室
側から取出す貸出物品取出部と、前記貸出物品取出部を
開閉する取出部開閉扉と、前記物品に取付けられた識別
コードを介して貸出物品を識別し、その情報を記憶する
貸出物品識別部と、貸出料が投入される貸出料投入部
と、前記顧客識別部で記憶された顧客情報と貸出物品識
別部で記憶された貸出物品情報と貸出料投入部に投入さ
れた払込み料とに基づいて貸出しの可否を判断する貸出
判断部と、顧客に貸出操作の指示を行なう貸出操作指示
部とを具備するとともに、物品返却機が、識別カードを
介して返却の顧客を識別し、その情報を記憶する返却顧
客識別部と、返却される物品を挿入する返却物品挿入部
と、前記物品に取付けられた識別コードを介して返却物
品を識別し、その情報を記憶する返却物品識別部と、精
算額の精算を行なう精算部と、前記返却顧客識別部で記
憶された返却顧客情報と返却物品識別部で記憶された返
却物品情報と精算部に投入された精算額とに基づいて返
却の可否を判断する返却判断部と、顧客に返却操作の指
示を行なう返却操作指示部とを具備したものである。
【0009】
【作用】本発明においては、顧客が陳列棚から選定した
物品を物品貸出機に持参して識別カードの挿入と物品貸
出機の貸出物品挿入部への挿入を行ない、貸出物品操作
部に指示された所定の料金を投入する簡単な操作によっ
て店員によらないで借り出すことができる。また、顧客
が物品を返却する場合は、物品返却機の返却物品挿入部
に識別カードを挿入するだけの簡単な操作により店員に
よらないで返却できる。
【0010】また、本発明では、特に、物品貸出機及び
物品返却機と陳列棚とを分離しているので、既存の陳列
棚をそのまま使用することができるとともに、陳列され
る物品数を追加したい場合は陳列棚のみを増設すればよ
い。そして、物品貸出機、物品返却機のみを任意に増減
できることから、顧客の混み具合い、物品の収納数、店
舗の規模等に応じたきめ細かく、無駄のない対応ができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施例の物品貸出装置を
設置した店舗内のレイアウトを示す平面図、図2は図1
の物品貸出装置の物品貸出機を正面側から見た斜視図、
図3は図1の物品貸出装置の物品貸出機を裏面側から見
た斜視図、図4は図1の物品貸出装置の物品返却機を示
す斜視図である。
【0012】図1において、ビデオテープ等の物品の貸
出しを行なっている店舗1には店舗出入口2から入いっ
た右手側に会員登録などの業務を行なうための受付カウ
ンタ3が設置されており、前記受付カウンタ3より前方
には仕切壁4が設置され、この仕切壁4によって店舗1
内は貸出室5と陳列室6とに2分されている。前記仕切
壁4の中央部には通路4aが設けられており、更に、通
路4aの両側には周知のセキュリティセンサ7が取付け
られている。陳列室6にはビデオテープ8を収納し、陳
列している陳列棚9が並置されている。
【0013】また、前記仕切壁4には複数台(図1では
3台)の物品貸出機20が仕切壁4を貫通して並置され
ており、その正面側である物品貸出側21は陳列室6内
に面し、裏面側である物品受渡し側22は貸出室5内に
面している。一方、貸出室5内には貸り出したビデオテ
ープ8を返却するための物品返却機40が複数台(図1
では2台)設置されている。10は会員の登録及びビデ
オテープ8を陳列棚9に陳列するなどの業務を行なう店
員、11はビデオテープ8の貸出しを希望する貸出顧
客、12は貸出されたビデオテープ8を返却に来た返却
顧客である。
【0014】ここで、物品貸出機20について図2及び
図3に基づき、説明する。図において、仕切壁4を貫通
して設置された物品貸出機20の前面側半分である物品
挿入側21は陳列室6内に突出しており、中央部には方
形状に開口するビデオテープ挿入口23が設けられてい
て、その開口面は上下動する開閉扉24によって通常は
閉塞されている。前記ビデオテープ挿入口23の内部に
は一度に6本のビデオテープ8を載置できるビデオテー
プ挿入棚25が形成されている。ビデオテープ挿入棚2
5にはビデオテープ8がその長手方向を上下方向として
垂直に立てた状態で載置される。前記ビデオテープ8の
上下両側面には物品情報を書込んだバーコードが貼着さ
れており、その情報はビデオテープ挿入棚25の上方に
埋設された図示しない読取り器によって読取られる。な
お、バーコードはビデオテープ8の上下両側面に貼着さ
れているので、ビデオテープ8のいずれを上側にして挿
入しようともバーコードを読取ることができる。
【0015】前記物品貸出機20の下部は操作部26が
ビデオテープ挿入口23より更に前方に突出して設けら
れており、その上面には顧客によって操作されるととも
に顧客に貸出操作の指示と内容と各種の貸出情報を表示
する顧客操作・表示パネル27と会員カードを挿入する
ための会員カード挿入口28と紙幣投入口29と硬貨投
入口30とが設けられている。また、操作部26の前面
には貸出・販売票受渡し口31及び貨幣返却口32が設
けられている。
【0016】一方、物品貸出機20の後面側半分である
物品受渡し側22は貸出室5内に突出しており、その中
央部にはビデオテープ受渡し口33が設けられていて、
その開口面は上下動する開閉扉34によって通常は閉塞
されている。また、前記物品貸出機20の物品受渡し側
22の下部には会員カード挿入口35が設けられてい
る。なお、物品貸出機20のビデオテープ挿入口23及
びビデオテープ受渡し口33は、それぞれ請求項の貸出
物品挿入部及び貸出物品取出部に相当するものである。
【0017】次に、物品返却機40について図4に基づ
き、説明する。物品返却機40の前面には返却されるビ
デオテープ8を挿入するための返却挿入口41、紙幣投
入口42及び硬貨投入口43が設けられており、また、
物品返却機40の下部には操作部44が前方に突出して
設けられており、その上面には顧客が操作するととも
に、顧客に操作を指示し、各種の貸出情報を表示する顧
客操作・表示パネル45と会員カード挿入口46とが、
その前面には貨幣返却口47が設けられている。
【0018】なお、これら3台の物品貸出機20及び2
台の物品返却機40は全て図示しないビデオテープ管理
センタのホストコンピュータに接続され、これらの各機
器との間で貸出情報データの送受信が行なわれる。
【0019】次に、上記のように構成された本実施例の
物品貸出装置の動作について説明する。まず、ビデオテ
ープ8の貸出しを行なう場合は、顧客が陳列室6内の陳
列棚9から希望するビデオテープ8を選択し、それを物
品貸出機20まで持込んで、図1に示すように、物品貸
出機20の物品挿入側21の前方に立つ。すると、物品
貸出機20の前面に取付けられた図示しない赤外線セン
サ等の周知の対人センサが作動し、或いは、床面に取り
付けられたカーペットスイッチが動作し、アナウンス
と、顧客操作・表示パネル27への操作画面の表示を行
なう。次いで、会員カードを挿入するように表示を行な
うとともに、アナウンスを行なう。そして、利用顧客1
1が会員カード挿入口28に会員カードが挿入したら、
会員カードに書込まれた情報を読取り、予めその顧客に
ついて記憶されているデータと照合して正規の会員であ
れば、次の貸出選択画面を利用客操作・表示パネル27
に表示する。なお、現在この顧客に貸出が行なわれてい
る場合には、その全てのビデオテープ8のタイトルと、
延滞金、預り金、会員名称等の顧客情報を利用客操作・
表示パネル27に表示する。
【0020】ここで、貸出顧客11が利用客操作・表示
パネル27の操作画面から「貸出」を選択したら、顧客
への貸出しの適否を判断し、もし、顧客への貸出し不適
と判断した場合は、操作画面には「貸出」を表示せず、
「料金精算」、「操作中止」などの文字を表示する。貸
出しを認めてよい場合には、顧客操作・表示パネル27
に「貸出可能本数」を表示し、ビデオテープ挿入口23
の開閉扉24を上方に開口する。
【0021】開閉扉24が開口したら、顧客はビデオテ
ープ挿入棚25に希望する本数のビデオテープ8を一度
に挿入し、開閉扉24を手で閉める。その後、物品貸出
機20は各ビデオテープ8の上下両側面に貼着されてい
るバーコードの固有識別情報をビデオテープ挿入棚25
の上方に埋設されているバーコード読取り器で読取り、
ビデオテープ8のタイトル、貸出料、販売料などの物品
情報を顧客操作・表示パネル27に表示する。そこで、
顧客はそのビデオテープ8を借り出すのか購入するのか
を選択し、操作画面に指示する。顧客の指示が終了した
ら、物品貸出機20は利用客操作・表示パネル27に合
計料金を表示し、顧客は料金を投入するのか、預り金が
あればそれで精算するのかを利用客操作・表示パネル2
7で指示する。
【0022】以上によって、料金の精算が終了したら、
物品貸出機20は貸出室5側に面している物品受渡し側
22に回るようにアナウンスによって指示する。顧客は
その指示に従って仕切壁4に設けられた通路4aを通
り、物品貸出機20の裏側に回るが、このとき、通路4
aの両側に設けられた盗難防止用のセキュリティセンサ
7がビデオテープ8を持出していないかをチェックし、
もし、持出していれば、警告音を発する。
【0023】セキュリティセンサ7を無事通過し、図1
の二点鎖線で示すように、物品貸出機20の物品受渡し
側22に回ってその前方に立った貸出顧客11は顧客の
確認のために再度会員カードを会員カード挿入口35に
挿入する。そこで、物品貸出機20は会員カードから顧
客情報を読取り、貸出顧客11が、直前に貸出しを希望
し、会員カード挿入口28に会員カードを挿入した顧客
と一致しているかを照合し、ビデオテープ8の貸出しの
対象者であることを確認したら、物品受渡し側22の開
閉扉34を開口する。対象者が一致していないと判断し
た場合は開閉扉34を開口せず、貸出しを拒否する。対
象者が一致し、開閉扉34が開口したら、顧客はビデオ
テープ8を取出す。物品貸出機20は全てのビデオテー
プ8が取り出されたのを確認すると、物品受渡し側22
の開閉扉34を閉口する。なお、所定時間が経過しても
ビデオテープ8の取出しが行なわれない場合は、ホスト
コンピュータに異常信号を発する。以上の処理によって
貸出しが終了したら、次の顧客の受付けを行なう。
【0024】次に、ビデオテープ8を返却する場合につ
いて説明する。まず、返却顧客12が返却のビデオテー
プ8を物品返却機40まで持ち込み、その前方に立つ。
すると、物品返却機40の前面に取付けられた図示しな
い赤外線センサ等の周知の対人センサが作動し、或い
は、床面に取付けられたカーペットスイッチが動作し、
「いらっしゃいませ」などのアナウンスと顧客操作・表
示パネル45への操作画面の表示を行なう。
【0025】次いで、会員カードを挿入するように利用
客操作・表示パネル45に表示を行なうとともに、アナ
ウンスを行なう。そして、現在、この顧客に貸出しが行
なわれている場合は、そのビデオテープ8のタイトルを
表示するとともに、延滞金、預り金などの顧客情報を表
示する。返却顧客12はそこで操作画面に従ってビデオ
テープ8を1本ずつ返却挿入口41に挿入する。そこ
で、物品返却機40は返却挿入口41に挿入されたビデ
オテープ8の上下両側面に貼着されているバーコードか
らビデオテープ8の固有識別情報を読み取り、正規の返
却品であるかを確認する。もし、他店のビデオテープで
あったり、情報の読取りが不能であった場合は、返却顧
客12に即時返却する。正規の返却であった場合は、返
却顧客12にその旨を通知し、残りの未返却分のビデオ
テープ8のタイトル、延滞金、預り金などを表示して顧
客が返却を完了するまで上述の返却と表示を繰り返す。
なお、顧客がビデオテープ8の返却を終了した時点で延
滞金が発生している場合は、紙幣投入口42及び硬貨投
入口43より料金の精算を行なう。ここで、精算を行な
わない場合には、返却顧客12にその旨を通知し、延滞
金を加算する。そして、返却顧客12は次回の貸出時に
精算を行なう。以上の処理によって物品の返却は終了す
る。
【0026】なお、上記実施例では、貸出機20のビデ
オテープ挿入棚25には6個分が収納され、物品返却機
40の返却挿入口41には1個ずつ挿入されるようにな
っているが、これらの数に限定されるものではなく、ま
た、その収納姿勢も任意に設定できる。また、上記はビ
デオテープ8の貸出しを希望する場合を説明したが、顧
客が購入を希望し、顧客操作・表示パネル27で「販
売」を選択した場合も、以上の貸出しの場合と同様の操
作を行なうことによって購入することができる。
【0027】このように、本実施例の物品貸出装置は、
会員カードを介して貸出顧客11を識別し、その顧客情
報を記憶する貸出顧客識別部と、貸出顧客11が陳列棚
9から選定したビデオテープ8を陳列室6側から挿入す
るビデオテープ挿入口23と、前記ビデオテープ挿入口
23に挿入されたビデオテープ8を貸出室5側から取出
すためのビデオテープ受渡し口33と、前記ビデオテー
プ受渡し口33に取付けられた取出部開閉扉としての開
閉扉34と、前記ビデオテープ8に取付けたバーコード
を介して物品を識別し、その固有識別情報を記憶する貸
出物品識別部と、貸出料が投入される紙幣投入口29及
び硬貨投入口30と、前記貸出顧客識別部で記憶された
顧客情報と貸出物品識別部で記憶されたビデオテープ8
の固有識別情報と紙幣投入口29及び硬貨投入口30に
実際に投入された払込み料とに基づいて貸出しの可否を
判断する貸出判断部と、顧客に貸出操作の指示を行なう
利用客操作・表示パネル27とを具備する物品貸出機2
0と、会員カードを介して返却に来た返却顧客12を識
別し、その顧客情報を記憶する返却顧客識別部と、返却
される物品を挿入する返却挿入口41と、前記ビデオテ
ープ8のバーコードを介して返却物品を識別し、その情
報を記憶する返却物品識別部と、精算額の精算を行なう
紙幣投入口42及び硬貨投入口43と、前記返却顧客識
別部で記憶された返却顧客情報と返却物品識別部で記憶
された返却物品の固有識別情報と紙幣投入口42及び硬
貨投入口43に投入された精算額とに基づいて返却の可
否を判断する返却判断部と、返却顧客12に返却操作の
指示を行なう利用客操作・表示パネル45とを具備する
物品返却機40とで構成されている。
【0028】したがって、顧客が陳列棚9から選定した
ビデオテープ8を物品貸出機20に持参して会員カード
の挿入と物品貸出機20のビデオテープ挿入口23への
挿入を行ない、顧客操作・表示パネル27に指示された
所定の料金を投入する簡単な操作によって貸出判断部に
より貸出しの可否が判断され、店員10の受付けを受け
ることなく、借り出すことができる。また、顧客が借り
出したビデオテープ8を返却する場合は、物品返却機4
0の返却挿入口41に挿入し、会員カードを挿入するだ
けの簡単な操作によって返却判断部により返却の可否が
判断され、店員10の受付けを受けることなく返却でき
る。
【0029】このため、従来、貸出店舗では、通常複数
の店員が貸出受付け、返却受付け、商品陳列、会員登録
などの業務を行なっていたのが、ビデオテープの取扱い
数が多量であっても貸出受付け及び返却受付けの業務を
無人で行なうことができるので、商品の陳列及び会員の
登録を行なうための店員が1人必要となるだけであり、
人権費を大幅に節減できる。更に、従来、ビデオテープ
の貸出し、返却業務は人手に頼っていたのに対してプラ
イバシーが保護されるので、顧客は任意のビデオテープ
を容易に借り出すことができる。
【0030】一方、本実施例では、貸出業務と返却業務
のみを自動化し、物品貸出機20及び物品返却機40
と、陳列棚9とを分離したものであるから、特に、従来
の完全に自動化した技術と比較して以下のような顕著な
効果が得られる。即ち、完全に自動化した従来の無人の
貸出装置は、陳列棚が貸出機、返却機と一体化して組込
んだものであって、収納数が固定されているため、物品
の陳列数を追加しようとすれば、自動貸出装置全体を増
設しなければならないが、本実施例の場合は、既存の陳
列棚をそのまま使用するものであるから、陳列棚9のみ
を増設すればよい。
【0031】また、従来の自動貸出装置は、ビデオテー
プの陳列棚をも一体化した大型のものであるから、レイ
アウトの設定、変更において大幅な制約が生ずるのに対
し、本実施例によれば、装置が小型であるから、レイア
ウトの設定を簡単にでき、改造も少なくて済む。
【0032】更に、本実施例によれば、貸出機、返却機
のみを任意に増減できるため、その店舗の顧客の混み具
合い、ビデオテープの収納数、店舗の規模等に応じて貸
出機、返却機を個別に設置することにより、きめ細か
く、無駄のない対応ができる。これによって、「商品数
は少ないが顧客は多い」、「商品数が多い割に顧客が少
ない」という変則的な店舗にも無駄なく対応することが
でき、「新規営業でどれだけの顧客ができるか分からな
いから当初は小資本で営業し、顧客が多くなったら増設
する」場合にも適する。
【0033】そして、本実施例では、会員の登録或いは
返却されたビデオテープ8を陳列棚9に戻すなどの業務
を行なうために店員が1人存在するので、監視力が増大
し、悪質な悪戯によるビデオテープの紛失及び破損、店
舗設備の損傷などを防止することができる。
【0034】ところで、上記実施例では、店舗1内に物
品貸出機20を3台、物品返却機40を2台設置してい
るが、これに限定されるものではなく、店舗の規模等に
応じて適宜設定すればよいことはいうまでもない。ま
た、レイアウトも任意に設定することができる。また、
上記実施例では、取扱う物品としてビデオテープの場合
を示しているが、本発明の物品貸出装置はコンパクトデ
ィスク、カセットテープ等の物品にも幅広く適用でき
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の物品貸出装置
は、陳列室と貸出室との間に設けられ、顧客が前記陳列
室で選定した物品を前記陳列室側から挿入する貸出物品
挿入部と、前記貸出物品挿入部内に挿入された貸出物品
を前記貸出室側から取出す貸出物品取出部と、顧客情報
による貸出可否の判断に基づいて前記貸出物品取出部を
開閉する取出部開閉扉とを備えた物品貸出機と、前記貸
出室に設けられ、借り出した貸出物品の返却を処理する
物品返却機と、前記陳列室と貸出室とを区画する位置に
設けられ、顧客の貸出物品の無断持出しを検出するセキ
ュリティセンサとを具備したものである。また、請求項
2の物品貸出装置は、請求項1に記載の物品貸出機が、
顧客識別部で記憶された顧客情報と貸出物品識別部で記
憶された貸出物品情報と貸出料投入部に投入された払込
み料とに基づいて貸出しの可否を判断する貸出判断部を
具備するとともに、物品返却機が、返却顧客識別部で記
憶された返却顧客情報と返却物品識別部で記憶された返
却物品情報と精算部に投入された精算額とに基づいて返
却の可否を判断する返却判断部を具備するものである。
【0036】したがって、顧客が陳列棚から選定した物
品を物品貸出機に持参して識別カードの挿入と物品貸出
機の貸出物品挿入部への挿入を行ない、貸出物品操作部
に指示された所定の料金を投入する簡単な操作によって
店員によらないで借り出すことができ、また、顧客が借
り出した物品を返却する場合は、物品返却機の返却物品
挿入部に識別カードを挿入するだけの簡単な操作により
店員によらないで返却することができる。
【0037】特に、本発明では、物品貸出機及び物品返
却機と、陳列棚とを分離しているので、既存の陳列棚を
そのまま使用することができ、陳列される物品数を追加
したい場合は陳列棚のみを増設すればよい。そして、物
品貸出機、物品返却機のみを任意に増減することによっ
て、顧客の混み具合い、物品の収納数の変化、店舗の規
模等に応じた対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の物品貸出装置を設置し
た店舗内のレイアウトを示す平面図である。
【図2】図2は図1の物品貸出装置の物品貸出機を正面
側から見た斜視図である。
【図3】図3は図1の物品貸出装置の物品貸出機を裏面
側から見た斜視図である。
【図4】図4は図1の物品貸出装置の物品返却機を示す
斜視図である。
【符号の説明】
8 ビデオテープ 9 陳列棚 11 貸出顧客 12 返却顧客 20 物品貸出機 23 ビデオテープ挿入口 24 開閉扉 25 ビデオテープ挿入棚 27、45 顧客操作・表示パネル 29、42 紙幣投入口 30、43 硬貨投入口 40 物品返却機 41 返却挿入口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陳列室と貸出室との間に設けられた物品
    貸出装置であって、顧客 が前記陳列室で選定した物品を前記陳列室側から挿
    入する貸出物品挿入部と、前記貸出物品挿入部内に挿入
    された貸出物品を前記貸出室側から取出す貸出物品取出
    部と、顧客情報による貸出可否の判断に基づいて前記貸
    出物品取出部を開閉する取出部開閉扉とを備えた物品貸
    出機と、 前記貸出室に設けられ、借り出した貸出物品の返却を処
    理する物品返却機と、 前記陳列室と貸出室とを区画する位置に設けられ、顧客
    の貸出物品の無断持出しを検出するセキュリティセンサ
    とを具備したことを特徴とする物品貸出装置。
  2. 【請求項2】 前記物品貸出機は、識別カードを介して
    顧客を識別し、その情報を記憶する貸出顧客識別部と、
    顧客が陳列棚から選定した物品を挿入する貸出物品挿入
    部と、貸出物品を前記貸出室側から取出す前記貸出物品
    取出部と、前記貸出物品取出部を開閉する前記取出部開
    閉扉と、前記物品に取付けられた識別コードを介して貸
    出物品を識別し、その情報を記憶する貸出物品識別部
    と、貸出料が投入される貸出料投入部と、前記顧客識別
    部で記憶された顧客情報と貸出物品識別部で記憶された
    貸出物品情報と貸出料投入部に投入された払込み料とに
    基づいて物品の貸出しの可否を判断する貸出判断部と、
    顧客に貸出操作の指示を行なう貸出操作指示部とを具備
    するとともに、 前記物品返却機は、識別カードを介して返却の顧客を識
    別し、その情報を記憶する返却顧客識別部と、返却され
    る物品を挿入する返却物品挿入部と、前記物品に取付け
    られた識別コードを介して返却物品を識別し、その情報
    を記憶する返却物品識別部と、精算額の精算を行なう精
    算部と、前記返却顧客識別部で記憶された返却顧客情報
    と返却物品識別部で記憶された返却物品情報と精算部に
    投入された精算額とに基づいて物品の返却の可否を判断
    する返却判断部と、顧客に返却操作の指示を行なう返却
    操作指示部とを具備することを特徴とする請求項1に記
    載の物品貸出装置。
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