JPH0633313B2 - 2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法 - Google Patents
2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPH0633313B2 JPH0633313B2 JP63020032A JP2003288A JPH0633313B2 JP H0633313 B2 JPH0633313 B2 JP H0633313B2 JP 63020032 A JP63020032 A JP 63020032A JP 2003288 A JP2003288 A JP 2003288A JP H0633313 B2 JPH0633313 B2 JP H0633313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkylidene
- reaction
- cytidine
- cytidine derivative
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シチジン誘導体からの2′−アルキリデンシ
チジン誘導体の製造法および該製造に有用な合成中間体
に関するものである。
チジン誘導体の製造法および該製造に有用な合成中間体
に関するものである。
2′−アルキリデンピリミジンヌクレオシドは、本発明
者らが開発した新規な化合物であり、抗腫瘍剤または抗
ウィルス剤としての開発が期待されているものである。
特開昭63−230699号公報参照)。
者らが開発した新規な化合物であり、抗腫瘍剤または抗
ウィルス剤としての開発が期待されているものである。
特開昭63−230699号公報参照)。
特開昭63−230699号公報記載の2′−アルキリ
デンシチジン誘導体の調製は、ウリジン誘導体を原料化
合物として使用し、ウィッティヒ(Wittig)試薬を用
いる糖部2位のアルキリデン化反応、糖部3位および
5位水酸基を保護している保護基の除去反応、および
塩基部4位のアミノ化反応の各反応工程により構成され
ていた。
デンシチジン誘導体の調製は、ウリジン誘導体を原料化
合物として使用し、ウィッティヒ(Wittig)試薬を用
いる糖部2位のアルキリデン化反応、糖部3位および
5位水酸基を保護している保護基の除去反応、および
塩基部4位のアミノ化反応の各反応工程により構成され
ていた。
しかしながら、上述の従来法は調製工程が長く、最終製
品の単離収率が低いという問題点を有していた。
品の単離収率が低いという問題点を有していた。
本発明者らは、種々の化合物を用いて2′−アルキリデ
ンシチジン誘導体の調製を試みた結果、一般式〔II〕 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基、R3はアシル基、R4は水酸基の保護基を示
す。〕で表される化合物を原料化合物として用いれば、
2′−アルキリデンシチジン誘導体を収率よく得ること
ができることを発見して、本発明を完成した。
ンシチジン誘導体の調製を試みた結果、一般式〔II〕 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基、R3はアシル基、R4は水酸基の保護基を示
す。〕で表される化合物を原料化合物として用いれば、
2′−アルキリデンシチジン誘導体を収率よく得ること
ができることを発見して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式〔I〕 〔式中、R1は前記と同意義、R2は水素原子または低級
アルキル基を示す。〕で表される2′−アルキリデンシ
チジン誘導体を製造する方法において、上記一般式〔I
I〕で表される原料化合物をウィッティヒ試薬を用いる
アルキリデン化反応に付し、反応後R3およびR4で表さ
れる保護基を除去して上記一般式〔I〕で表される2′
−アルキリデンシチジン誘導体を製造する方法(以下、
本発明方法と略称する。)に関するものである。
アルキル基を示す。〕で表される2′−アルキリデンシ
チジン誘導体を製造する方法において、上記一般式〔I
I〕で表される原料化合物をウィッティヒ試薬を用いる
アルキリデン化反応に付し、反応後R3およびR4で表さ
れる保護基を除去して上記一般式〔I〕で表される2′
−アルキリデンシチジン誘導体を製造する方法(以下、
本発明方法と略称する。)に関するものである。
また、本発明は、本発明方法において合成中間体として
有用な上記一般式〔II〕で表される化合物に関するもの
である。
有用な上記一般式〔II〕で表される化合物に関するもの
である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明方法に使用する原料化合物は、前記一般式〔II〕
で表されるものである(以下、本発明化合物と略称する
こともある。)。式中、R1のハロゲン原子としては、
ヨウ素、臭素、塩素およびフッ素の各原子を例示するこ
とができる。R1およびR2の低級アルキル基としては、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピルの炭素数1〜
3のアルキル基を例示することができる。R3のアシル
基としては、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセ
チル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、メ
トキシアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブ
チリル、(E)−2−メチル−2−ブテノイル、ペンタ
ノイル、ピバロイルなどの脂肪族アシル基、ベンゾイ
ル、o−(ジブロモメチル)ベンゾイル、p−フェニル
ベンゾイル、2,4,6−トリメチルベンゾイル、p−
トルオイル、p−アニソイル、p−ハロベンゾイル、p
−ニトロベンゾイル、p−メトキシベンゾイルなどの芳
香族アシル基を例示することができる。R4の保護基は
水酸基の保護基として常用されているものであればよ
く、たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ベ
ンゾイル、ナフトイルなどのアシル基、エチリデン、プ
ロピリデン、イソプロビリデン、ベンジリデン、シクロ
ヘキシリデン、シクロペンチリデン、メトキシメチリデ
ン、エトキシメチリデン、ジメトキシメチリデンなどの
アセタールまたはケタール型保護基、ベンジル、p−メ
トキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、αもしくはβ−ナフ
チルメチル、α−ナフチルジフェニルメチルなどのアル
アルキル基、トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシ
リル、メチルジイソプロピルシリル、トリイソプロピル
シリル、テトライソプロピルジシロキシルなどのシリル
基を例示することができる。
で表されるものである(以下、本発明化合物と略称する
こともある。)。式中、R1のハロゲン原子としては、
ヨウ素、臭素、塩素およびフッ素の各原子を例示するこ
とができる。R1およびR2の低級アルキル基としては、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピルの炭素数1〜
3のアルキル基を例示することができる。R3のアシル
基としては、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセ
チル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、メ
トキシアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブ
チリル、(E)−2−メチル−2−ブテノイル、ペンタ
ノイル、ピバロイルなどの脂肪族アシル基、ベンゾイ
ル、o−(ジブロモメチル)ベンゾイル、p−フェニル
ベンゾイル、2,4,6−トリメチルベンゾイル、p−
トルオイル、p−アニソイル、p−ハロベンゾイル、p
−ニトロベンゾイル、p−メトキシベンゾイルなどの芳
香族アシル基を例示することができる。R4の保護基は
水酸基の保護基として常用されているものであればよ
く、たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ベ
ンゾイル、ナフトイルなどのアシル基、エチリデン、プ
ロピリデン、イソプロビリデン、ベンジリデン、シクロ
ヘキシリデン、シクロペンチリデン、メトキシメチリデ
ン、エトキシメチリデン、ジメトキシメチリデンなどの
アセタールまたはケタール型保護基、ベンジル、p−メ
トキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、αもしくはβ−ナフ
チルメチル、α−ナフチルジフェニルメチルなどのアル
アルキル基、トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシ
リル、メチルジイソプロピルシリル、トリイソプロピル
シリル、テトライソプロピルジシロキシルなどのシリル
基を例示することができる。
このような本発明化合物は、たとえば、シチジン誘導体
の塩基部のアミノ基および糖部の3位および5位の水酸
基に保護基を導入し、続いて糖部2位水酸基を酸化反応
に付すことにより調製することができる。該反応工程を
反応式で示せば下記のとおりである。
の塩基部のアミノ基および糖部の3位および5位の水酸
基に保護基を導入し、続いて糖部2位水酸基を酸化反応
に付すことにより調製することができる。該反応工程を
反応式で示せば下記のとおりである。
〔式中、R1、R3、R4は前記と同意義。〕 シチジン誘導体へのR3およびR4で表される保護基の導
入は、使用した保護基で通常用いられる方法に従って行
えばよい。たとえば、R3で表されるアシル基の導入
は、シチジン誘導体1モルに対して1〜5倍のアシル化
剤(R3に対応する酸の酸無水物または酸塩化物)を用
いて反応溶媒(たとえば、ピリジン、ピコリン、ジエチ
ルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリル、テトラブチルアミン、トリエ
チルアミンなどの単独または混合溶媒)中、反応温度0
〜50℃で1〜30時間反応させることにより実施する
ことができる。また、R4で表される水酸基の保護基の
導入もシリル保護基を例に挙げて説明すれば、、シチジ
ン誘導体1モルに対して1〜3倍モルのシリル化剤を使
用してアシル化と同様の反応条件にて反応させることに
より実施することができる。
入は、使用した保護基で通常用いられる方法に従って行
えばよい。たとえば、R3で表されるアシル基の導入
は、シチジン誘導体1モルに対して1〜5倍のアシル化
剤(R3に対応する酸の酸無水物または酸塩化物)を用
いて反応溶媒(たとえば、ピリジン、ピコリン、ジエチ
ルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリル、テトラブチルアミン、トリエ
チルアミンなどの単独または混合溶媒)中、反応温度0
〜50℃で1〜30時間反応させることにより実施する
ことができる。また、R4で表される水酸基の保護基の
導入もシリル保護基を例に挙げて説明すれば、、シチジ
ン誘導体1モルに対して1〜3倍モルのシリル化剤を使
用してアシル化と同様の反応条件にて反応させることに
より実施することができる。
次に、このようにして調製した保護基を有するシチジン
誘導体(化合物(A))を酸化反応に付して本発明化合
物を得る。
誘導体(化合物(A))を酸化反応に付して本発明化合
物を得る。
化合物(A)の2′位水酸基の酸化方法としては、クロ
ム酸−ピリジン−無水酢酸の複合体などを用いるクロム
酸酸化(A法)、または塩化オキサリル−ジメチルスル
ホキシドなどにより生じる活性化ジメチルスルホキシド
を用いる活性化ジメチルスルホキシド酸化(B法)を用
いることができる。酸化反応は、化合物1モルに対して
1〜10倍モルの酸化剤の存在下、A法の場合には−1
0℃〜室温、B法の場合には−10〜−80℃で1〜1
0時間反応させることにより実施することができる。
ム酸−ピリジン−無水酢酸の複合体などを用いるクロム
酸酸化(A法)、または塩化オキサリル−ジメチルスル
ホキシドなどにより生じる活性化ジメチルスルホキシド
を用いる活性化ジメチルスルホキシド酸化(B法)を用
いることができる。酸化反応は、化合物1モルに対して
1〜10倍モルの酸化剤の存在下、A法の場合には−1
0℃〜室温、B法の場合には−10〜−80℃で1〜1
0時間反応させることにより実施することができる。
このようにして調製した本発明化合物は、ヌクレオシド
の通常の単離精製法(たとえば、イオン交換、吸着など
の各種クロマトグラフィー法、再結晶法など)を適宜組
合わせて単離精製することができる。
の通常の単離精製法(たとえば、イオン交換、吸着など
の各種クロマトグラフィー法、再結晶法など)を適宜組
合わせて単離精製することができる。
本発明方法は、たとえば上述のようにして調製した本発
明化合物をウィッティヒ試薬を用いるアルキリデン化反
応に付し、反応後R3およびR4で表される保護基を除去
して2′−アルキリデンシチジン誘導体を得る2′−ア
ルキリデンシチジン誘導体の製造法に関するものであ
る。
明化合物をウィッティヒ試薬を用いるアルキリデン化反
応に付し、反応後R3およびR4で表される保護基を除去
して2′−アルキリデンシチジン誘導体を得る2′−ア
ルキリデンシチジン誘導体の製造法に関するものであ
る。
本発明方法に使用することのできるウィッティヒ試薬
は、一般式(C6H5)3P=CH−R2(式中、R2は前
記と同意義。)で表されるアルキリデンホスホランであ
り、具体的にはトリフェニルホスフィンメチレン、トリ
フェニルホスフィンエチレン、トリフェニルホスフィン
プロピレンなどを例示することができる。
は、一般式(C6H5)3P=CH−R2(式中、R2は前
記と同意義。)で表されるアルキリデンホスホランであ
り、具体的にはトリフェニルホスフィンメチレン、トリ
フェニルホスフィンエチレン、トリフェニルホスフィン
プロピレンなどを例示することができる。
反応に使用するウィッティヒ試薬は、使用直前に一般式
〔(C6H5)3P+−CH2−R2〕X−(式中、R2は前
記と同意義、X-はBr-、I-などのハロゲンイオンを
示す。)で表されるトリフェニルホスホニウム化合物
(たとえば臭化メチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ
化メチルトリフェニルホスホニウム、臭化エチルトリフ
ェニルホスホニウムなど)と強アルカリ(たとえば、水
素化カリウム、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウ
ム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキシ
ド、ナトリウムアミドなど)から常法に従って調製した
ものを使用するのが好ましい。ウィッティヒ試薬の使用
量は本発明化合物1モルに対して1〜3モルから適宜選
定できる。
〔(C6H5)3P+−CH2−R2〕X−(式中、R2は前
記と同意義、X-はBr-、I-などのハロゲンイオンを
示す。)で表されるトリフェニルホスホニウム化合物
(たとえば臭化メチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ
化メチルトリフェニルホスホニウム、臭化エチルトリフ
ェニルホスホニウムなど)と強アルカリ(たとえば、水
素化カリウム、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウ
ム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキシ
ド、ナトリウムアミドなど)から常法に従って調製した
ものを使用するのが好ましい。ウィッティヒ試薬の使用
量は本発明化合物1モルに対して1〜3モルから適宜選
定できる。
このようなウィッティヒ試薬を用いるアルキリデン化反
応は、溶媒(たとえばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エーテル、ベンゼン、ジメチルスルホキシドなどの
単独もしくは混合溶媒)中、本発明化合物とウィッティ
ヒ試薬を反応温度−30〜30℃で0.5〜20時間反
応させることにより実施することができる。
応は、溶媒(たとえばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エーテル、ベンゼン、ジメチルスルホキシドなどの
単独もしくは混合溶媒)中、本発明化合物とウィッティ
ヒ試薬を反応温度−30〜30℃で0.5〜20時間反
応させることにより実施することができる。
また、上記アルキリデン化反応において、反応液中に反
応中間体であるウィッティヒ中間体のホスホニウム塩
〔該中間体の構造は明かではないが、その反応様式より
下記に示す構造を有していると考えられる。
応中間体であるウィッティヒ中間体のホスホニウム塩
〔該中間体の構造は明かではないが、その反応様式より
下記に示す構造を有していると考えられる。
(式中、R1、R2、R3、R4およびXは前記と同意
義。)〕が残存する場合には、必要により上記中間体を
反応溶媒(たとえば、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチルエーテル、ベンゼン、ジメチルスルホキシド
などの単独もしくは混合溶媒)中、強アルカリ(たとえ
ば、水素化カリウム、水素化ナトリウム、n−ブチルリ
チウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキ
シド、ナトリウムアミドなど)と反応させて保護基を有
する2′−アルキリデンシチジン誘導体として回収して
もよい。
義。)〕が残存する場合には、必要により上記中間体を
反応溶媒(たとえば、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチルエーテル、ベンゼン、ジメチルスルホキシド
などの単独もしくは混合溶媒)中、強アルカリ(たとえ
ば、水素化カリウム、水素化ナトリウム、n−ブチルリ
チウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキ
シド、ナトリウムアミドなど)と反応させて保護基を有
する2′−アルキリデンシチジン誘導体として回収して
もよい。
かくして調製した保護基を有する2′−アルキリデンシ
チジン誘導体は、必要に応じて上述した本発明化合物と
同様の単離精製手段により単離精製して保護基の除去反
応に供すればよい。
チジン誘導体は、必要に応じて上述した本発明化合物と
同様の単離精製手段により単離精製して保護基の除去反
応に供すればよい。
保護基の除去は、使用した保護基において通常用いられ
ている除去法を適宜選択して実施することができる。た
とえば、R3のアシル基の除去は、メタノール−アンモ
ニア(1:1)、濃アンモニアなどを用いるアルカリ性
加水分解法により除去することができ、R4の水酸基の
保護基としてシリル基を用いた場合にはフッ化アンモニ
ウム処理、酸性もしくはアルカリ性加水分解によりシリ
ル基を除去することができる。
ている除去法を適宜選択して実施することができる。た
とえば、R3のアシル基の除去は、メタノール−アンモ
ニア(1:1)、濃アンモニアなどを用いるアルカリ性
加水分解法により除去することができ、R4の水酸基の
保護基としてシリル基を用いた場合にはフッ化アンモニ
ウム処理、酸性もしくはアルカリ性加水分解によりシリ
ル基を除去することができる。
かくして得られた2′−アルキリデンシチジン誘導体
は、ヌクレオシドの通常の単離精製手段(吸着またはイ
オン交換などの各種クロマトグラフィー法、再結晶法な
ど)を適宜組合わせて単離精製することができる。
は、ヌクレオシドの通常の単離精製手段(吸着またはイ
オン交換などの各種クロマトグラフィー法、再結晶法な
ど)を適宜組合わせて単離精製することができる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 3′,5′,−O−(テトライソプロピルジシロキサン
−1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシ
チジン〔一般式〔II〕、R1=H、R3=COC6H5、R
4(3′)−R4(5′)=テトライソプロピルジシロキ
サン(TIPDS)〕の製造。
−1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシ
チジン〔一般式〔II〕、R1=H、R3=COC6H5、R
4(3′)−R4(5′)=テトライソプロピルジシロキ
サン(TIPDS)〕の製造。
1)3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)−N4−ベンゾイルシチジンの合
成 N4−ベンゾイルシチジン5g(20.6mmol)をピリ
ジン50mに溶解させ、これに1,1,3,3−ジク
ロロテトライソプロピルジシロキサン7.1m(2
2.6mmol)を加え、0℃で3時間、続けて室温で3時
間攪拌反応させた。反応後、反応液に氷水を加えた後溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶解さ
せ、水で3回分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥させた後、溶媒を減圧下留去させた。残渣をシリカ
ゲルカラム(5×10cm)に吸着させ、33%酢酸エチ
ル−ヘキサンの混合溶媒で溶出して目的化合物画分を
得、これを減圧下濃縮して3′,5′−O−(テトライ
ソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)−N4−ベ
ンゾイルシチジンの非結晶性粉末7.3g(収率86
%)を得た。
ン−1,3−ジイル)−N4−ベンゾイルシチジンの合
成 N4−ベンゾイルシチジン5g(20.6mmol)をピリ
ジン50mに溶解させ、これに1,1,3,3−ジク
ロロテトライソプロピルジシロキサン7.1m(2
2.6mmol)を加え、0℃で3時間、続けて室温で3時
間攪拌反応させた。反応後、反応液に氷水を加えた後溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶解さ
せ、水で3回分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥させた後、溶媒を減圧下留去させた。残渣をシリカ
ゲルカラム(5×10cm)に吸着させ、33%酢酸エチ
ル−ヘキサンの混合溶媒で溶出して目的化合物画分を
得、これを減圧下濃縮して3′,5′−O−(テトライ
ソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)−N4−ベ
ンゾイルシチジンの非結晶性粉末7.3g(収率86
%)を得た。
元素分析:C28H43N3O7Si・H2Oとして 計算値 C:55.32%,H:7.46%,N:6.
91% 実測値 C:55.54%,H:7.41%,N:6.
99% 2)3′,5′−O−テトライソプロピルジシロキサン
−1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシ
チジンの合成 三酸化クロム(CrO3)5g(40mmol)、ピリジン8.
3m(80mmol)および無水酢酸5m(40mmol)
を塩化メチレン110mに混合溶解させてクロム酸コ
ンプレックス溶液を得た。これに3′,5′−O−(テ
トライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)−N
4−ベンゾイルシチジン5.9g(10mmol)を溶解さ
せて、室温で1時間攪拌反応させた。反応後、反応液に
酢酸エチル500mを滴下してシリカゲルカラム(6
×1.5cmに通液して濾液を得た。集めた濾液を減圧下
乾固させて、残渣をシリカゲルカラム(3.0×21c
m)に吸着させ、25%酢酸エチル−ヘキサンの混合溶
媒にて溶出し、酢酸エチル−ヘキサンから結晶化して
3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシチ
ジン4.6g(収率78%)を得た。
91% 実測値 C:55.54%,H:7.41%,N:6.
99% 2)3′,5′−O−テトライソプロピルジシロキサン
−1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシ
チジンの合成 三酸化クロム(CrO3)5g(40mmol)、ピリジン8.
3m(80mmol)および無水酢酸5m(40mmol)
を塩化メチレン110mに混合溶解させてクロム酸コ
ンプレックス溶液を得た。これに3′,5′−O−(テ
トライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)−N
4−ベンゾイルシチジン5.9g(10mmol)を溶解さ
せて、室温で1時間攪拌反応させた。反応後、反応液に
酢酸エチル500mを滴下してシリカゲルカラム(6
×1.5cmに通液して濾液を得た。集めた濾液を減圧下
乾固させて、残渣をシリカゲルカラム(3.0×21c
m)に吸着させ、25%酢酸エチル−ヘキサンの混合溶
媒にて溶出し、酢酸エチル−ヘキサンから結晶化して
3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシチ
ジン4.6g(収率78%)を得た。
融点:135〜137℃ 元素分析:C28H41N3O7Si2として 計算値C:57.21%,H:7.03%,N:7.1
5% 実測値C:57.08%,H:7.12%,N:7.0
1% 実施例2 2′−デオキシ−2′−メチリデンシチジン
・塩酸塩〔一般式〔I〕、R1=H、R2=H〕の製造 1)3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリ
デン−N4−ベンゾイルシチジンの合成 臭化メチルトリフェニルホスホニウム10.7g(30
mmol)をテトラヒドロフラン60mに懸濁させ、−2
0℃に冷却し、これにn−ブチルリチウム試液15.8
m(25mmol)を滴下して1時間攪拌反応させた。こ
の溶液にテトラヒドロフラン20mに3′,5′−O
−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイ
ル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシチジン2.9g
(5mmol)を溶解させたものを滴下して−20℃で1時
間反応させたのち、室温にもどしてさらに2時間攪拌反
応させた。反応後、反応液に1規定の臭化アンモニウム
水溶液50mを加え、さらに酢酸エチルで分配した。
分配後、有機層を2回水洗いして無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去して、得られた残渣をシリカ
ゲルカラム(2.4×20cm)に吸着させ、25%酢酸
エチル−ヘキサンの混合溶媒で溶出して3′,5′−O
−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイ
ル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベン
ゾイルシチジンの非結晶性粉末0.9gを得た。
5% 実測値C:57.08%,H:7.12%,N:7.0
1% 実施例2 2′−デオキシ−2′−メチリデンシチジン
・塩酸塩〔一般式〔I〕、R1=H、R2=H〕の製造 1)3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリ
デン−N4−ベンゾイルシチジンの合成 臭化メチルトリフェニルホスホニウム10.7g(30
mmol)をテトラヒドロフラン60mに懸濁させ、−2
0℃に冷却し、これにn−ブチルリチウム試液15.8
m(25mmol)を滴下して1時間攪拌反応させた。こ
の溶液にテトラヒドロフラン20mに3′,5′−O
−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイ
ル)−2′−ケト−N4−ベンゾイルシチジン2.9g
(5mmol)を溶解させたものを滴下して−20℃で1時
間反応させたのち、室温にもどしてさらに2時間攪拌反
応させた。反応後、反応液に1規定の臭化アンモニウム
水溶液50mを加え、さらに酢酸エチルで分配した。
分配後、有機層を2回水洗いして無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去して、得られた残渣をシリカ
ゲルカラム(2.4×20cm)に吸着させ、25%酢酸
エチル−ヘキサンの混合溶媒で溶出して3′,5′−O
−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイ
ル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベン
ゾイルシチジンの非結晶性粉末0.9gを得た。
さらに上記シリカゲルカラムにおいて6.25%エタノ
ール−ジクロロメタンで溶出される画分を集め濃縮乾固
し、得られた残渣をテトラヒドロフラン35mに溶解
させ、水素化ナトリウムの60%粉末試薬6.1gをア
ルゴン気流下加え、室温で3時間攪拌した。これを上記
と同様に臭化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチル−
水で分配し、さらにシリカゲルカラムで精製して、
3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン
−N4−ベンゾイルシチジン1.2g(計2.1g,収
率72%)の非結晶性粉末を得た。
ール−ジクロロメタンで溶出される画分を集め濃縮乾固
し、得られた残渣をテトラヒドロフラン35mに溶解
させ、水素化ナトリウムの60%粉末試薬6.1gをア
ルゴン気流下加え、室温で3時間攪拌した。これを上記
と同様に臭化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチル−
水で分配し、さらにシリカゲルカラムで精製して、
3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン
−N4−ベンゾイルシチジン1.2g(計2.1g,収
率72%)の非結晶性粉末を得た。
元素分析:C23H43N3O6Si2として 計算値C:59.46%,H:7.40%,N:7.1
7% 実測値C:59.39%,H:7.52%,N:7.1
0% 2)2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾ
イルシチジンの合成 3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン
−4−N−ベンゾイルシチジン343mg(1mmol)をテト
ラヒドロフラン10mに溶解させ、これに1規定のフ
ッ化トリブチルアンモニウム2.2m加え、0℃で3
0分間攪拌反応させた。反応液を酢酸で中和後、溶媒を
減圧下留去して得られた残渣をシリカゲルカラム(1.
6×30cm、溶出溶媒:8%エタノール−クロロホル
ム)で展開し、エチルエーテル−エタノールから結晶化
して2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾ
イルシチジン302mg(収率88%)を得た。
7% 実測値C:59.39%,H:7.52%,N:7.1
0% 2)2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾ
イルシチジンの合成 3′,5′−O−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−2′−デオキシ−2′−メチリデン
−4−N−ベンゾイルシチジン343mg(1mmol)をテト
ラヒドロフラン10mに溶解させ、これに1規定のフ
ッ化トリブチルアンモニウム2.2m加え、0℃で3
0分間攪拌反応させた。反応液を酢酸で中和後、溶媒を
減圧下留去して得られた残渣をシリカゲルカラム(1.
6×30cm、溶出溶媒:8%エタノール−クロロホル
ム)で展開し、エチルエーテル−エタノールから結晶化
して2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾ
イルシチジン302mg(収率88%)を得た。
融点:300℃以上 元素分析:C17H17N3O5として 計算値 C:59.47%,H:4.99%,N:1
2.24% 実測値 C:59.28%,H:5.05%,N:1
2.11% 3)2′−デオキシ−2′−メチリデンシチジンの塩酸
塩の合成 2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾイル
シチジン139mg(0.5mmol)をメタノリックアンモ
ニア10mに溶解させ、室温で6時間攪拌反応させた
後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム
(1.6×10cm、溶出溶媒:20%エタノールクロロ
ホルム)で展開して目的化合物画分を集め、これに1規
定塩酸を2m加え、溶媒を減圧下留去後、残渣をアセ
トン−メタノールより結晶化して2′−デオキシ−2′
−メチリデンシチジン115mg(収率83%)を得た。
2.24% 実測値 C:59.28%,H:5.05%,N:1
2.11% 3)2′−デオキシ−2′−メチリデンシチジンの塩酸
塩の合成 2′−デオキシ−2′−メチリデン−N4−ベンゾイル
シチジン139mg(0.5mmol)をメタノリックアンモ
ニア10mに溶解させ、室温で6時間攪拌反応させた
後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム
(1.6×10cm、溶出溶媒:20%エタノールクロロ
ホルム)で展開して目的化合物画分を集め、これに1規
定塩酸を2m加え、溶媒を減圧下留去後、残渣をアセ
トン−メタノールより結晶化して2′−デオキシ−2′
−メチリデンシチジン115mg(収率83%)を得た。
本発明方法は、原料化合物として特定のシチジン誘導体
を使用することを特徴とするものであり、従来のウリジ
ン誘導体を原料化合物とする方法と比較して以下に示す
利点を有するものである。
を使用することを特徴とするものであり、従来のウリジ
ン誘導体を原料化合物とする方法と比較して以下に示す
利点を有するものである。
本発明方法のアルキリデン化反応に供する原料化合物
が従来と比較して短い反応工程にて調製することが可能
である。
が従来と比較して短い反応工程にて調製することが可能
である。
本発明方法は、アルキリデン化反応および保護基の除
去反応の2工程よりなり、従来法で採用されていたアミ
ノ化反応を省略することができる。
去反応の2工程よりなり、従来法で採用されていたアミ
ノ化反応を省略することができる。
およびで述べたような反応工程の省略により最終
製品の合成収率を向上せしめることができる。具体的に
は、原料化合物である2′−ケトシチジン誘導体から
2′−アルキリデンシチジン誘導体の全体の合成収率
は、本発明方法では53%であるに対して従来法では2
5%であり、本発明方法により合成収率を従来法の2倍
以上に向上せしめることが可能となった。
製品の合成収率を向上せしめることができる。具体的に
は、原料化合物である2′−ケトシチジン誘導体から
2′−アルキリデンシチジン誘導体の全体の合成収率
は、本発明方法では53%であるに対して従来法では2
5%であり、本発明方法により合成収率を従来法の2倍
以上に向上せしめることが可能となった。
また、上記一般式〔II〕で表される化合物は、本発明方
法において合成中間体として有用である。
法において合成中間体として有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式〔I〕 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基、R2は水素原子または低級アルキル基を示
す。)で表わされる2′−アルキリデンシチジン誘導体
の製造法であって、一般式〔II〕 (式中、R1は前記と同意義、R3はアシル保護基、R4
は水酸基の保護基を示す。)で表わされる原料化合物を
ウィッティヒ試薬を用いるアルキリデン化反応に付し、
反応後、R3、R4で表わされる保護基を除去して上記一
般式〔I〕で表わされる2′−アルキリデンシチジン誘
導体を得ることを特徴とする2′−アルキリデンシチジ
ン誘導体の製造法。 - 【請求項2】ウィッティヒ試薬が一般式〔III〕 (C6H5)3P=CH−R2 〔III〕 (式中、R2は水素原子または低級アルキル基を示
す。)で表わされるものである請求項1記載に記載の
2′−アルキリデンシチジン誘導体の製造法。 - 【請求項3】ウィッティヒ試薬を用いるアルキリデン化
反応とR3、R4で表わされる保護基の除去反応の間にさ
らに強アルカリ処理を行う請求項1に記載の2′−アル
キリデンシチジン誘導体の製造法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63020032A JPH0633313B2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 | 2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法 |
DE3854110T DE3854110T2 (de) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-alkyliden-pyrimidin-nukleosid-derivate, verfahren zur herstellung und verwendung. |
US07/295,948 US5047520A (en) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside derivatives, process for production thereof, and uses thereof |
KR1019880701498A KR910008800B1 (ko) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-알킬리덴 피리미딘 누클레오시드 유도체, 그 제조법, 및 그 용도 |
EP88902560A EP0310673B1 (en) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside derivatives, process for their preparation, and their use |
PCT/JP1988/000278 WO1988007049A1 (en) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside derivatives, process for their preparation, and their use |
AT88902560T ATE124702T1 (de) | 1987-03-19 | 1988-03-17 | 2'-alkyliden-pyrimidin-nukleosid-derivate, verfahren zur herstellung und verwendung. |
CA000583659A CA1319932C (en) | 1988-01-30 | 1988-11-21 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside derivatives, process for production thereof, and uses thereof |
US07/721,828 US5300636A (en) | 1987-03-19 | 1991-06-26 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside compounds and a process for production of same |
US08/125,839 US5430139A (en) | 1987-03-19 | 1993-09-24 | 2'-alkylidenepyrimidine nucleoside derivatives, process for production thereof, and uses thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63020032A JPH0633313B2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 | 2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5248676A Division JP2511803B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 2’−アルキリデンシチジン誘導体の製造に有用な化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01197497A JPH01197497A (ja) | 1989-08-09 |
JPH0633313B2 true JPH0633313B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12015727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63020032A Expired - Lifetime JPH0633313B2 (ja) | 1987-03-19 | 1988-01-30 | 2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633313B2 (ja) |
CA (1) | CA1319932C (ja) |
-
1988
- 1988-01-30 JP JP63020032A patent/JPH0633313B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-11-21 CA CA000583659A patent/CA1319932C/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Tetrahedron,40巻1号,125−135頁(1984) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1319932C (en) | 1993-07-06 |
JPH01197497A (ja) | 1989-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4202274B2 (ja) | N4−アシル−5′−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体の新規製造法 | |
US4900828A (en) | Intermediate compounds and an improved procedure for the synthesis of 2',3'-dideoxycytidine | |
CA2029301A1 (en) | Deoxyfluoronucleoside process | |
JPH07206856A (ja) | 5−メチルウリジンを用いる2’,3’−ジデヒドロ−3’−デオキシチミジン(d4T)の大量製造法 | |
JP3042073B2 (ja) | ヌクレオシド誘導体とその製造方法 | |
US5633366A (en) | Pyrimidine nucleoside derivatives and methods for producing them | |
JPS63255295A (ja) | 3′−アジド−3′−デオキシチミジン | |
KR20040021670A (ko) | 리바비린의 제조방법 | |
US4195170A (en) | 3',4'-Episulfido kanamycin B compounds | |
Grøtli et al. | Solid-phase synthesis of branched RNA and branched DNA/RNA chimeras | |
US5006646A (en) | Process for preparing 2'-deoxy-5-trifluoromethyl-beta-uridine | |
JPH0633313B2 (ja) | 2´−アルキリデンシチジン誘導体の製造法 | |
JP2511803B2 (ja) | 2’−アルキリデンシチジン誘導体の製造に有用な化合物 | |
JPH0615557B2 (ja) | 2’―デオキシ―2’―メチリデンシチジンの2水和物結晶 | |
US4751293A (en) | Process for preparation of N6 -substituted 3',5'-cyclic adenosine monophosphate and salt thereof | |
US5175267A (en) | Stereoselective glycosylation of hetercyclic bases | |
US3809689A (en) | Synthetic polyoxin type nucleosides and methods of preparing | |
JP3165420B2 (ja) | D−ペントフラノース誘導体及びその製造法 | |
US5536824A (en) | Organosulfonyl salts of 2,3'-O-cyclocytidine | |
US4357465A (en) | 3',4'-Diedeoxykanamycin B derivatives | |
JPH09241294A (ja) | 2′−デオキシ−2′−ハロコホルマイシン又はその立体異性体の製造法 | |
EP1960378A1 (en) | A manufacturing process of 2',2'-difluoronucleoside and intermediate | |
JPH07157496A (ja) | デオキシヌクレオシドの製造法 | |
RU2108339C1 (ru) | Способ получения 2'-дезоксиксилотимидина, производные d-ксилофуранозы, производные ксилотимидина | |
JPH01224390A (ja) | ヌクレオシド誘導体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502 Year of fee payment: 14 |