JPH06332620A - カーソル移動制御装置 - Google Patents

カーソル移動制御装置

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Publication number
JPH06332620A
JPH06332620A JP14693193A JP14693193A JPH06332620A JP H06332620 A JPH06332620 A JP H06332620A JP 14693193 A JP14693193 A JP 14693193A JP 14693193 A JP14693193 A JP 14693193A JP H06332620 A JPH06332620 A JP H06332620A
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JP
Japan
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cursor
time
panel switch
point
timer
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Application number
JP14693193A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Kako
光政 加古
Koujirou Yamamoto
好次郎 山本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルスイッチ上で弾き入力動作が行なわれ
た場合にはカーソルをディスプレイ上で迅速、且つ、飛
躍的に移動させることができ、もってカーソル移動の操
作性を向上することができるカーソル移動制御装置を提
供する。 【構成】 パネルスイッチ上において指等により押下操
作された場合、その押下操作が通常の押下動作により行
なわれたものであるか、又は、弾き上げ動作により行な
われたものであるかを判断し(S10乃至S22)、弾
き上げ動作を伴って押下操作が行なわれたと判断された
場合には終点グループにおける各ポイントのX方向及び
Y方向の平均移動速度に基づいて各X方向タイマ、Y方
向タイマにセットされるタイマセット時間を漸増させつ
つ割り込み処理を行なう(S40乃至S54)ととも
に、タイマセット時間が所定の設定値以下になった場合
にCRTディスプレイ上でカーソルを停止させるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のスイッチ部が配
列されたパネルスイッチ上で指等を介して各スイッチ部
のオン位置を移動させることに対応して、CRT等のデ
ィスプレイ上に表示されたカーソルの移動制御を行なう
カーソル移動制御装置に関し、特に、操作者がパネルス
イッチ上で指等を移動する際に、パネルスイッチ上で指
等をスライドさせる通常の入力動作と指等を弾き上げる
弾き上げ入力動作とを判別し、弾き上げ入力動作が行な
われた場合にはカーソルをディスプレイ上で迅速、且
つ、飛躍的に移動させるようにしたカーソル移動制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CRT等のディスプレイ上に
表示されたカーソルの移動制御を行なうについて各種の
カーソル移動制御方式が採用されている。かかる従来の
カーソル移動制御方式では、例えば、「左」、「右」、
「上」、「下」等のカーソルコントロールキーを操作す
ることによりディスプレイ上のカーソルを移動させる方
式、透明タッチパネルをディスプレイの前面に配設し入
力ペンを用いてカーソルの表示位置を指定することによ
りカーソルの移動制御を行なう方式、ジョイスティック
やライトペンによりカーソルの表示位置を指定してカー
ソルを移動させる方式等が一般に採用されている。
【0003】しかしながら、カーソルコントロールキー
によりカーソルの移動制御を行なう方式では、多くの場
合、一回のキー操作でカーソルを所望の位置まで移動さ
せることはできず、何回もキー操作を繰り返す必要があ
り、また、カーソルが曲折した動きをすることから操作
者の操作感覚に合致せず、これより作業能率が低下して
しまい操作性が悪いという欠点があった。また、透明タ
ッチパネルを使用してカーソルの移動を制御する方式で
は、キーボード等の入力装置に加えて更に透明タッチパ
ネルをディスプレイに装備する必要があることから構成
が複雑化するとともに故障率も高くなり、また、コスト
高を招来するという欠点があった。更に、ジョイスティ
ックやライトペンを介してカーソルの移動制御を行なう
方式にあっては、構成が大がかりとなり、且つ、回路構
成も複雑化し、故障率も高いという欠点があった。
【0004】このような各種制御方式における欠点を解
決するため特公平1−46888号公報において、格子
状に複数の導体群が配設されたタブレット上の所望の位
置に入力ペンを当接させて所望の部位を指示するととも
に、その指示された当接部位に係る座標データをタブレ
ット制御回路から出力し、かかるタブレット制御回路か
ら出力される座標データに関して相前後する当接部位の
座標データの差の量だけCRT装置上にてカーソルを移
動させるようにしたカーソル移動制御方式が提案されて
いる。かかるカーソル制御方式によれば、操作者による
入力ペンの動きに対応してCRT上に表示されたカーソ
ルを追尾移動させて、操作者の操作感覚に合致させなが
らカーソルの移動制御を行なうことができ、作業能率の
改善、操作性の向上等を図ることができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特公平1−46888号公報に記載されたカーソル移
動制御方式では、タブレット上の各部位をCRT上のカ
ーソル表示箇所に対応させ、タブレット上の所望の部位
を当接した場合には、その当接部位の座標データをタブ
レット制御回路から出力するとともに、その出力された
座標データに関し相前後する当接部位の座標データの差
の量に基づいてカーソルをCRT上で移動させるもので
ある。これより、このカーソル移動制御方式において
は、大きなタブレットが必要となり、また、タブレット
は文字等を入力することを主要目的としていることか
ら、各座標データの差以上にカーソルを移動させる技術
は全く存在していない。従って、タブレットを操作する
際、操作者はかなり大きな動きをしながら操作すること
を強いられ、長時間の操作を行なうと疲労し易いという
問題があり、また、迅速、且つ、飛躍的にカーソルを移
動させることができないという問題も残存していた。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、小型化を図ることによりキ
ーボード等の入力装置に配設可能とするとともに、操作
者がパネルスイッチ上で指等を移動する際に、パネルス
イッチ上で指等をスライドさせる通常の入力動作と指等
を弾き上げる弾き上げ入力動作とを判別し、弾き上げ入
力動作が行なわれた場合にはカーソルをディスプレイ上
で迅速、且つ、飛躍的に移動させることができ、もって
カーソル移動の操作性を向上することができるカーソル
移動制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、複数の導体ラインを形成した一対のフィルム
基板と、各フィルム基板間に介挿されるスペーサとを有
し、各フィルム基板における各導体ラインがスペーサを
介して相互に離間対向してマトリックス状に配設されて
なるパネルスイッチと、カーソルを表示可能なディスプ
レイと、パネルスイッチ上で各導体ラインの接触位置が
押下開始位置から押下終了位置まで移動されることに対
応してディスプレイ上に表示されたカーソルを移動させ
るカーソル移動手段とを有するカーソル移動制御装置に
おいて、前記押下終了位置で前記各導体ラインの接触が
保持されている時間が所定時間以下であるかどうかを判
断する第1判断手段と、前記各導体ラインの接触位置が
前記押下終了位置の近傍で移動する際に接触位置の移動
速度が所定速度以上であるかどうかを判断する第2判断
手段と、前記第1判断手段により前記各導体ラインの接
触が保持されている時間が所定時間以下であると判断さ
れ、かつ、前記第2判断手段により前記接触位置の移動
速度が所定速度以上であると判断された場合、前記ディ
スプレイ上でカーソルを所定距離だけ移動させるに要す
る時間を算出する時間算出手段と、前記カーソルを所定
距離だけ移動させる毎に前記時間算出手段により算出さ
れた時間を一定の割合で増加させる時間増加手段とを備
え、前記カーソル移動手段は、前記時間増加手段に増加
された時間にて前記カーソルを所定距離だけ移動させ、
前記時間増加手段により増加された時間が所定時間以上
になった場合に、前記カーソルをディスプレイ上で停止
させる停止手段をさらに備えた構成とされる。また、更
に、各種データを入力するキーボードを有し、前記パネ
ルスイッチはキーボードに配設された構成とされる。
【0008】
【作用】前記構成を有する本発明では、キーボードに配
設されたパネルスイッチ上で指等を介して押下操作が行
なわれた場合、パネルスイッチにおける各導体ラインの
接触位置が押下開始位置から押下終了位置まで移動され
ることに対応して、ディスプレイ上に表示されたカーソ
ルが移動される。このとき、第1判断手段を介して、押
下終了位置にて各導体ラインの接触が保持されている時
間が所定時間以下であるかどうか判断され、また同時
に、第2判断手段を介して、各導体ラインの接触位置が
押下終了位置の近傍で移動する際における移動速度が所
定速度以上であるかどうか判断される。
【0009】そして、第1判断手段により各導体ライン
の接触が保持されている時間が所定時間以下であると判
断され、かつ、第2判断手段により接触位置の移動速度
が所定速度以上であると判断された場合には、時間算出
手段を介して、ディスプレイ上でカーソルを所定距離だ
け移動させるに要する時間が算出される。この後、カー
ソルを所定距離だけ移動させ、このようにカーソルを所
定距離だけ移動させる毎に、時間増加手段を介して時間
算出手段により算出された時間を一定の割合で増加させ
る。そして、カーソル移動手段を介して、時間増加手段
により増加された時間に従ってカーソルが所定距離だけ
移動される。また、その増加された時間が所定の時間以
上になった場合、カーソルは停止手段を介してディスプ
レイ上で停止されるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に基づき図面を参照
しつつ詳細に説明する。図1は本実施例に係るカーソル
移動制御装置の斜視図であり、かかるカーソル移動制御
装置1は、カーソルや各種データを表示可能なCRTデ
ィスプレイ2、各種キーが配設されたキーボード3、及
び、キーボード3の側部(図1中、右側部)に出入可能
に配設されたパネルスイッチ4とから基本的に構成され
る。
【0011】パネルスイッチ4はカーソルを移動させる
際に指等にて押下接触され、その押下開始位置から押下
終了位置までの移動距離(パネルスイッチ4でオン状態
が連続している間に指等がパネルスイッチ4上を移動す
る距離)に対応して、CRTディスプレイ2上に表示さ
れたカーソルを移動させるものである。次に、かかるパ
ネルスイッチ4の構成について図2、図3を参照して説
明する。図2はパネルスイッチ4の一部を構成するフィ
ルム基板の平面図、図3は2つのフィルム基板を重ね合
わせてパネルスイッチ4を構成した状態を示す平面図で
ある。図2において、フィルム基板5はポリエステルフ
ィルム基材6からなり、このフィルム基材6の一面上に
は銀ペースト等の導電性塗料により印刷形成された複数
の導電ライン7(図3に示すように本実施例では14個
の導電ライン7が形成されている)が設けられている。
また、各導電ライン7の間には、そのライン方向に沿っ
て複数個のドットスペーサ8が形成されており、かかる
各ドットスペーサ8は、後述するように、フィルム基板
5において導電ライン7が形成された面ともう1つのフ
ィルム基板5において導電ライン7が形成された面とを
重ね合わせた際に、両フィルム基板5の導電ライン7相
互が接触しないように一定の間隔だけ離間した状態で対
向配置させるものである。
【0012】前記のよう構成された一対のフィルム基板
5(一方のフィルム基板5にはドットスペーサ8が設け
られていない)は、図3に示すように、各導電ライン7
が相互に対向し、且つ、各導電ライン7が相互に直交し
て縦方向の導電ライン7(下側のフィルム基板5に形成
されている)と横方向の導電ライン7(上側のフィルム
基板5に形成されている)とがマトリックスを形成する
ように重ね合わせられる。これにより、パネルスイッチ
4が構成されるものである。このように構成されたパネ
ルスイッチ4では、一方のフィルム基板5における各導
電ライン7からスイッチ検知信号をシリアルに入力する
とともに、他方のフィルム基板5における各導電ライン
7から出力されるスイッチ検知信号を検出することによ
り、パネルスイッチ4上において縦方向の導電ライン7
と横方向の導電ライン7との接触ポイント(各導電ライ
ン7は、ドットスペーサ8の作用を介して相互の交差ポ
イントで接触され、パネルスイッチ4が指等で押下され
た場合には複数個の交差ポイントでオンされる)を検出
するものである。従って、パネルスイッチ4上で指等に
より押下接触され、押下位置が押下開始位置から押下終
了位置まで移動した場合には、各縦方向の導電ライン7
と各横方向の導電ライン7との接触ポイントが指等の移
動に対応して移動されることとなり、かかる接触ポイン
トの移動状態が一定の時間間隔で検出されるものであ
る。尚、パネルスイッチ4における接触ポイントの検出
方法については公知のものであるので、ここではその説
明を省略する。
【0013】次に、カーソル移動制御装置1の制御系に
ついて図4に基づき説明する。図4はカーソル移動制御
装置1の制御ブロック図を示し、制御装置Cを核として
構成される。制御装置Cは、バスラインBを介して相互
に接続された中央処理装置(以下、CPUと称する)1
0、RAM11、ROM12、X方向タイマ13、Y方
向タイマ14を備えている。ここに、CPU10はRO
M12に記憶されている各種の制御プログラムに基づい
て各種データの演算を行なうものであり、また、RAM
11はCPU10により演算されたデータを一時的に記
憶するものである。かかるRAM11には、指等をパネ
ルスイッチ4上で押下しつつ移動した際に、パネルスイ
ッチ4上で検出された複数個(本実施例では9個)の各
接触ポイント(各接触ポイントは前記のようにパネルス
イッチ4を指等で押下した際に各導電ライン7の交差ポ
イントでオンされる)のそれぞれについてX座標デー
タ、Y座標データ、移動時間データ、後述する包含に関
するデータ等を記憶するリングバッファが設けられてい
る。また、RAM11には、各接触ポイントについてR
OM12に記憶されたスキャニングプログラムに基づい
てパネルスイッチ4における各導電ライン7の交差ポイ
ントをスキャンした際に、前回スキャン時においてオン
された複数個の各接触ポイントの位置と数(前回スキャ
ン時のオン領域)、及び、今回スキャン時においてオン
された複数個の各接触ポイントの位置と数(今回スキャ
ン時のオン領域)を記憶するオン領域メモリ等のメモリ
が設けられている。
【0014】また、ROM12には、図4に示すよう
に、後述する包含値、及び、各接触ポイントの始点グル
ープと終点グループとの間における距離とからリングバ
ッファ内における始点−終点間距離を求めるためのテー
ブルが記憶されており、更に、図5に示すように、後述
する終点グループにおける各接触ポイントの平均移動速
度、及び、実際の押下開始位置における接触ポイントと
押下終了位置における接触ポイントとの間の距離に基づ
いて、X方向、Y方向についてのカーソルの移動速度を
求めるためのテーブルが記憶されている。また、ROM
12には、後述するカーソル移動制御の基本プログラ
ム、パネルスイッチ4上で指等が弾き上げ動作を伴いつ
つ押下動作が行なわれたかどうかを判断する弾き上げ動
作検出プログラム、弾き上げ動作時にカーソルの移動を
制御するカーソル移動プログラム、X方向タイマ13の
割り込み処理プログラム、Y方向タイマ14の割り込み
処理プログラム、その他カーソル移動制御装置1の制御
上必要な各種のプログラムが記憶されている。
【0015】更に、X方向タイマ13は、弾き上げ動作
時にカーソルのX方向における移動を行なう際に起動さ
れて割り込み処理を行なうためのタイマであり、また、
Y方向タイマ14は、同様に弾き上げ動作時にカーソル
のY方向における移動を行なう際に起動されて割り込み
処理を行なうためのタイマである。
【0016】また、制御装置Cには出力ポート15及び
入力ポート16を介してパネルスイッチ4が接続されて
おり、これよりCPU10は、ROM12に記憶された
スキャニングプログラムに基づいて、出力ポート15か
らスイッチ検知信号をパネルスイッチ4における一方の
フィルム基板5の各導電ライン7に出力し、他方のフィ
ルム基板5の各導電ライン7から出力されるスイッチ押
下信号(押下されている接触ポイントから出力される)
を入力ポート16から取り込む。これにより、CPU1
0は、パネルスイッチ4上において押下接触されている
各接触ポイントの位置(X座標データ、Y座標データ)
を検出してメモリに記憶する。更に、制御装置Cには、
出力ポート17を介してCRTディスプレイ2が接続さ
れており、CPU10は後述のカーソル移動制御プログ
ラムに基づいてディスプレイ2上に表示されたカーソル
の移動制御を行なうものである。
【0017】続いて、前記のように構成されたカーソル
移動制御装置1の動作について図7乃至図13に基づき
説明する。ここで、パネルスイッチ4は、図12に押下
操作状態を示すように、指20により押下開始位置Aか
ら押下終了位置Bまで軌跡Zをもって押下操作されたも
のとする。また、かかる押下操作の間におけるパネルス
イッチ4上でオンされた各ポイントP1乃至P12と各
種情報との関係は、図13に示すような関係を有してい
るものとする。即ち、図13はパネルスイッチ4上でオ
ンされた各ポイントP1乃至P12と各種情報との関係
を模式的に示す説明図であり、図13中、各オンポイン
トP1乃至P12は、指20にてパネルスイッチ4を押
下した時には複数個のポイントが同時にオンされること
から、オンされた各ポイントのX座標データとY座標デ
ータの平均値を求めて各ポイントを代表するポイントと
して表わされており、本実施例では4ポイントの平均値
を求めて表わしている。これらの各ポイントは、CPU
10によるスキャニング動作を介して5msec毎に検
出される。
【0018】また、パネル移動箇所数Cは、2個の縦方
向導電ライン7間又は2個の横方向導電ライン7間の距
離を1ステップとした場合に、前記押下操作中に横切っ
たステップ数を表わしている。また、バッファ内データ
Dは、前記したように、RAM11のリングバッファ内
に記憶されている9個のポイント(押下終了位置Bにお
けるポイントP12から遡って9個のポイント)に関す
るデータを意味する。更に、各ポイントP1乃至P12
の内、ポイントP12から押下開始方向に遡って4個の
ポイント(P12、P11、P10、P9)を終点グル
ープEGとし、各4個のポイントのX座標データとY座
標データとの平均値により表わされるポイントF(星形
マークにて示す)を終点グループEGの代表値とする。
また、ポイントP8から押下開始方向に遡って4個のポ
イント(P8、P7、P6、P5)を始点グループSG
とし、各4個のポイントのX座標データとY座標データ
との平均値により表わされるポイントH(星形マークに
て示す)を始点グループSGの代表値とする。更に、こ
のように求めた終点グループ代表値Fと始点グループS
Gとの間の距離をJ(ステップ数で表わされる)とす
る。
【0019】先ず、カーソル移動制御の基本動作につい
て図7に基づき説明する。図7はカーソル移動制御にお
ける基本プログラムのフローチャートを示し、先ず、ス
テップ(以下、Sと略記する)1において、パネルスイ
ッチ4が押下されているかどうか判断される。押下され
ていない場合(S1:NO)には押下されるまで待機す
る一方、押下されている場合(S1:YES)にはパネ
ルスイッチ4上の押下位置までカーソルを移動させる
(S2)。そして、再度パネルスイッチ4が押下されて
いるかどうか判断され(S3)、パネルスイッチ4が押
下されている限り(S3:YES)S2に戻ってカーソ
ルを移動させる。一方、S3にてパネルスイッチ4の押
下が終了したと判断された場合(S3:NO)には、後
述する弾き上げ動作をもってパネルスイッチ4が押下さ
れたかどうか判断される(S4)。弾き上げ動作の条件
を満たさない場合(S4:NO)、カーソル移動を停止
した(S5)後S1に戻る。また、弾き上げ動作条件を
満たす場合(S4:YES)には、その弾き上げ動作に
従って後述するカーソルの連続移動を行う(S6)。こ
の後、パネルスイッチ4が押下されているかどうか判断
され(S7)、押下されていない場合(S7:NO)に
はS6に戻る一方、押下されている場合(S7:YE
S)にはカーソルの連続移動を停止した(S8)後、S
1に戻る。
【0020】このように、S6において、カーソルの連
続移動が行なわれている間にパネルスイッチ4の押下さ
れた場合には、カーソルの連続移動の停止が行なわれる
ことから、カーソルを迅速に移動させつつ所望の位置で
停止させることが可能となるものである。
【0021】次に、前記S4において行なわれる弾き上
げ動作条件の判断処理、前記S6にて行なわれるカーソ
ルの連続移動処理について図8乃至図11に基づき説明
する。先ず、前記S4にて行なわれる弾き上げ動作条件
の判断処理について図8を参照して説明する。図8は弾
き上げ動作条件の検出プログラムのフローチャートであ
り、S10にて前記した始点グループSGと終点グルー
プEGとの間のグループ間距離Jが計算される。そし
て、その計算されたグループ間距離Jが2ステップより
も小さいかどうか判断される(S2)。このような判断
を行なうのは、グループ間距離Jが2ステップよりも小
さい程度の場合には通常のスピードによる入力動作と考
えられ、また、グループ間距離Jが2ステップよりも大
きい場合には弾き上げ動作が行なわれた確率が高いと考
えられることに基づく。従って、グループ間距離Jが2
よりも小さい場合(S11:YES)には、弾き上げ動
作は行なわれなかったものと判断して処理をリターンす
る。一方、グループ間距離Jが2ステップ以上である場
合(S11:NO)にはS12に移行する。
【0022】S12においては、前記押下開始位置Aの
ポイントP1と押下終了位置BのポイントP12との間
の距離が計算され、かかる距離が3ステップよりも小さ
いかどうか判断される(S13)。かかる判断は、前記
S12におけると同様、押下開始位置AのポイントP1
と押下終了位置BのポイントP12との間の距離が3ス
テップ以下の場合には通常のスピードをもって押下操作
されたものと考えられるのに対して、かかる距離が3ス
テップ以上の場合には弾き上げ動作をもって押下操作が
行なわれた確率が高いと考えられるからである。従っ
て、ポイントP1とポイントP12間の距離が、3ステ
ップ以下の場合(S13:YES)には弾き上げ動作が
行なわれなかったものとして処理をリターンする。一
方、各ポイントP1、P12間距離が3ステップ以上の
場合(S13:YES)にはS14に移行する。
【0023】S14においては、最終ポイントP12か
ら押下開始方向に遡って5ポイント(ポイントP12、
P11、P10、P9、P8)の内、1ステップ移動す
るのに要した時間が一定値を越した回数が計算される。
ここに、一定値としては32msecが設定されてい
る。この後、このように計算された回数が0回以下であ
るかどうか判断される(S15)。かかるS15は、押
下終了位置Bの近傍において前記各ポイントの移動速度
を観測することにより、弾き上げ動作が行なわれたかど
うかを判断するためのものである。即ち、弾き上げ動作
が行なわれる場合には、押下終了位置Bの近傍において
各ポイントの移動速度は速くなり、各ポイントが1ステ
ップを移動するための時間は一定時間(32msec)
以下と考えられ、これに対して通常のスピードによる押
下操作の場合には、押下終了位置Bの近傍で各ポイント
の移動速度が低下して1ステップを移動するのに一定時
間よりも長い時間を要すると考えられるからである。従
って、前記S14にて計算された回数が0以上である場
合(S15:YES)には、弾き上げ動作が行なわれな
かったものとして処理がリターンされ、また、0以下で
ある場合(S15:NO)には、弾き上げ動作が行なわ
れたものとしてS16に移行する。
【0024】S16では、押下終了位置BのポイントP
12がオンされた時間が計算され、その計算された時間
が設定値(32msec)よりも大きいかどうか判断さ
れる。この判断は、弾き上げ動作が行なわれた場合には
指20が速く動作することから最終ポイントP12がオ
ンされている時間が短く、また、通常の押下動作の場合
には指20が最終ポイントP12で比較的長い時間留ま
っていることを考慮したものである。従って、ポイント
P12のオン時間が設定値よりも長い場合(S16:Y
ES)には弾き上げ動作が行なわれなかったものとして
処理がリターンされ、一方、ポイントP12のオン時間
が設定値よりも短い場合(S16:YES)には弾き上
げ動作が行なわれたものとしてS18に移行する。
【0025】S18においては、押下終了位置Bのポイ
ントP12から押下開始位置方向に遡って5ポイント
(P12、P11、P10、P9、P8)のそれぞれに
関して、RAM11のメモリに記憶されている前回スキ
ャン時のオン領域(同時にオンされたポイント数、以下
同じ)と今回スキャン時のオン領域とのラップ状態がを
判断される。即ち、ここでは前回スキャン時のオン領域
が今回スキャン時のオン領域を包含する回数の値を包含
値として、その包含値の計算が行なわれる。ここに、前
記のように定義される包含値という概念を導入したの
は、弾き挙げ動作が行なわれる場合には各ポイントの移
動が速く行なわれることから、包含値は一定値以下にな
ることが考えられ、一方、通常の押下動作が行なわれる
場合には各ポイントの移動がゆっくり行なわれることか
ら、包含値は一定値以上になると考えられるからであ
る。
【0026】そこで、S19においては、前記のように
計算された包含値が5に等しいかどうか判断される。こ
こで、包含値が5に等しいということは、パネルスイッ
チ4を押下した指がほぼ垂直方向に離されたことを意味
する。従って、包含値が5である場合(S19:YE
S)には弾き動作が行なわれなかったものとして処理が
リターンされる。これに対して、包含値が5でない場合
(S19:NO)には弾き上げ動作が行なわれたものと
してS20に移行する。続く、S20では、ROM12
に記憶されている図5のテーブルに基づいて、前記のよ
うに計算された包含値、及び、終点グループEGの終点
グループ代表値Fと始点グループSGの始点グループ代
表値Hとの間の距離Jから、RAM11のリングバッフ
ァ内に記憶されたバッファ内データDにおける始点(ポ
イントP4)と終点(ポイントP12)との間の距離が
求められる。例えば、包含値が2で、グループ間距離J
が3の場合には、バッファ内データの始点−終点間距離
は4となる。
【0027】この後、S21では、リングバッファに記
憶された始点(ポイントP4)のX、Y座標データと終
点(ポイント12)のX、Y座標データとに基づいて、
リングバッファ内における実際の始点−終点間距離が計
算され、その計算された距離と前記S20にてテーブル
から求めたテーブル値とが比較される。そして、バッフ
ァ内始点−終点間距離がテーブル値よりも小さい場合
(S21:YES)には、弾き上げ動作が行なわれてい
ないものとして処理がリターンされる。一方、バッファ
内始点−終点間距離がテーブル値よりも大きい場合(S
21:NO)には、弾き上げ動作に基づいて、後述する
カーソルの移動処理が行なわれる(S22)。
【0028】次に、パネルスイッチ4が弾き上げ動作を
伴って押下操作された場合、前記S22にて行なわれる
カーソルの移動処理について図9を参照して説明する。
図9は弾き上げ動作に基づくカーソルの移動制御プログ
ラムのフローチャートであり、先ずS30にて終点グル
ープEGのX方向平均移動時間が計算される。かかるX
方向平均移動時間は、RAM11のリングバッファに記
憶されている各ポイント間の移動時間に基づいて計算さ
れるものである。また、これと同時に、終点グループE
GのX方向(図13参照)における移動量が求められ
る。かかる移動量は終点グループEGの終点グループ代
表値Fと始点グループSGの代表値HとのX方向におけ
る距離から求められ、因みに、前記距離が0の場合に
は、X方向移動量は0となり、前記距離が0以外の場合
には、X方向移動量は1となる。
【0029】続いて、S31において、パネルスイッチ
4上における押下開始位置AのポイントP1のX座標デ
ータと押下終了位置BのポイントP12のX座標データ
とから、各ポイントP1、P12間のX方向の距離が計
算され、前記S30で計算されたX方向平均移動時間と
各ポイントP1、P12間距離とに基づいて、ROM1
2に記憶されている図6のテーブルからCRTディスプ
レイ2上でカーソルを移動させるためのX方向移動時間
が求められる。かかるX方向移動時間はX方向タイマ1
3にセットされる。
【0030】前記S30、S31と同様にして、終点グ
ループEGの各ポイントについて、Y方向の平均移動速
度、及び、Y方向の移動量が計算され(S32)、更
に、各ポイントP1、P12間のY方向の距離が計算さ
れるとともに、Y方向平均移動速度と各ポイントP1、
P12間の距離とに基づいて、図6のテーブルからカー
ソルを移動させるためのY方向移動時間が求められる
(S33)。かかるY方向移動時間はY方向タイマ14
にセットされる。
【0031】この後、S34にて前記S30にて求めた
X方向移動量が0であるかどうか判断され、X方向移動
量が0である場合(S34:YES)にはS36に移行
する。一方、X方向移動量が0でない場合(S34:N
O)には、X方向タイマ13を起動して後述の割り込み
処理が可能な状態とされる(S35)。続くS36にお
いては、S32にて求めたY方向移動量が0であるかど
うか判断され、Y方向移動量が0である場合(S36:
YES)には処理がリターンされる一方、Y方向移動量
が0でない場合(S36:NO)にはY方向タイマ14
を起動して後述の割り込み処理が可能な状態とされた
(S37)後、処理がリターンされる。
【0032】次に、X方向タイマ13を介して行なわれ
る割り込み処理について図10に基づき説明する。図1
0はX方向タイマ13によるタイマ割り込み処理プログ
ラムのフローチャートであり、先ずS40にて、X方向
タイマ13にセットされたX方向移動時間に基づいて、
カーソルがCRTディスプレイ2上においてX方向に1
ステップ移動される。続くS41では、次回にカーソル
を移動させる際にX方向タイマ13にセットされる時間
が、前回のタイマセット時間(S31で求めらた時間)
とそのタイマセット時間に2-7を乗じた時間とを加えた
時間が計算される。そして、このように計算されたタイ
マセット時間と所定の設定値(本実施例では38mse
cに設定されている)との比較が行なわれる(S4
2)。比較の結果、S41にてX方向タイマ13にセッ
トされた時間が設定値よりも小さい場合(S42:N
O)、更にCRTディスプレイ2上でカーソルを移動さ
せるべくX方向タイマ13に前記S41で計算された時
間が再設定された後、X方向タイマ13が再起動されて
処理がリターンされる。一方、前記S42において、S
41にて計算されたタイマセット時間が設定値よりも大
きい場合(S42:YES)には、X方向タイマ13が
停止されるとともに、カーソルの移動も停止される。こ
の後、処理はリターンされる。
【0033】続いて、Y方向タイマ14を介して行なわ
れる割り込み処理について図11に基づき説明する。図
11はY方向タイマ14によるタイマ割り込み処理プロ
グラムのフローチャートであり、基本的には前記図11
に示すX方向タイマの割り込み処理と同様の処理が行な
われる。先ずS50にて、Y方向タイマ14にセットさ
れたY方向移動時間に基づいて、カーソルがCRTディ
スプレイ2上においてY方向に1ステップ移動される。
続くS51では、次回にカーソルを移動させる際にY方
向タイマ14にセットされる時間が、前回のタイマセッ
ト時間(S33で求めらた時間)とそのタイマセット時
間に2-7を乗じた時間とを加えた時間が計算される。そ
して、このように計算されたタイマセット時間と所定の
設定値(本実施例では38msecに設定されている)
との比較が行なわれる(S52)。比較の結果、S51
にてY方向タイマ14にセットされた時間が設定値より
も小さい場合(S52:NO)、更にCRTディスプレ
イ2上でカーソルを移動させるべくY方向タイマ14に
前記S51で計算された時間が再設定された後、Y方向
タイマ14が再起動されて処理がリターンされる。一
方、前記S52において、S51にて計算されたタイマ
セット時間が設定値よりも大きい場合(S52:YE
S)には、Y方向タイマ14が停止されるとともに、カ
ーソルの移動も停止される。この後、処理はリターンさ
れる。
【0034】前記各X方向タイマ13、Y方向タイマ1
4による割り込み処理を行なうことにより、パネルスイ
ッチ4上で弾き上げ動作を伴って押下操作が行なわれた
場合には、パネルスイッチ4上における指20の移動量
が小さい時でもカーソルがCRTディスプレイ2上で慣
性的に移動されることとなり、操作者の操作感覚に合致
させながらカーソルをCRTディスプレイ2上で迅速、
且つ、飛躍的に移動させ得るものである。
【0035】以上詳細に説明した通り本実施例に係るカ
ーソル移動制御装置1では、パネルスイッチ4上におい
て指等により押下操作された場合、その押下操作が通常
の押下動作により行なわれたものであるか、又は、弾き
上げ動作により行なわれたものであるかを判断し、弾き
上げ動作を伴って押下操作が行なわれたと判断された場
合には終点グループEGにおける各ポイントP12乃至
P8のX方向及びY方向の平均移動速度に基づいて各X
方向タイマ13、Y方向タイマ14にセットされるタイ
マセット時間を漸増させつつ割り込み処理を行なうとと
もに、タイマセット時間が所定の設定値以下になった場
合にCRTディスプレイ2上でカーソルを停止させるよ
うにしたので、パネルスイッチ4の押下移動量が小さい
場合においても、パネルスイッチ4上で弾き上げ動作を
伴なう押下操作に基づいてカーソルをCRTディスプレ
イ2上で迅速、且つ、飛躍的に移動させることができ
る。これにより、操作者のパネル操作感覚に合致させな
がら、カーソル移動の操作性を格段に向上することがで
きるものである。
【0036】また、本実施例に係るパネルスイッチ4
は、キーボード3に対して出入可能に配設されているの
で、パネルスイッチ4のために特にスペースを設ける必
要がなく、従って、従来のカーソル制御装置に比して小
型軽量化を図ってコンパクト化を達成することができる
ものである。尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能出あることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、小型化を図
ることによりキーボード等の入力装置に配設可能とする
とともに、操作者がパネルスイッチ上で指等を移動する
際に、パネルスイッチ上で指等をスライドさせる通常の
入力動作と指等を弾き上げる弾き上げ入力動作とを判別
し、弾き上げ入力動作が行なわれた場合にはカーソルを
ディスプレイ上で迅速、且つ、飛躍的に移動させること
ができ、もってカーソル移動の操作性を向上することが
できるカーソル移動制御装置を提供することができ、そ
の産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーソル移動制御装置の斜視図である。
【図2】パネルスイッチの一部を構成するフィルム基板
の平面図である。
【図3】2つのフィルム基板を重ね合わせてパネルスイ
ッチを構成した状態を示す平面図である。
【図4】カーソル移動制御装置の制御ブロック図であ
る。
【図5】リングバッファ内における始点−終点間距離を
求めるためROMに記憶されたテーブルである。
【図6】カーソルの移動速度を求めるためROMに記憶
されたテーブルである。
【図7】カーソル移動制御における基本プログラムのフ
ローチャートである。
【図8】弾き上げ動作条件の検出プログラムのフローチ
ャートである。
【図9】弾き上げ動作に基づくカーソルの移動制御プロ
グラムのフローチャートである。
【図10】X方向タイマによるタイマ割り込み処理プロ
グラムのフローチャートである。
【図11】Y方向タイマによるタイマ割り込み処理プロ
グラムのフローチャートである。
【図12】パネルスイッチの押下操作状態を示す説明図
である。
【図13】パネルスイッチ上でオンされた各ポイントと
各種情報との関係を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 カーソル移動制御装置 2 CRTディスプレイ 3 キーボード 4 パネルスイッチ 5 フィルム基板 7 導電ライン 8 ドットスペーサ 10 CPU 11 RAM 12 ROM 13 X方向タイマ 14 Y方向タイマ A 押下開始位置 B 押下終了位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導体ラインを形成した一対のフ
    ィルム基板と、各フィルム基板間に配置されるスペーサ
    とを有し、各フィルム基板における各導体ラインがスペ
    ーサを介して相互に離間対向してマトリックス状に配設
    されてなるパネルスイッチと、カーソルを表示可能なデ
    ィスプレイと、パネルスイッチ上で各導体ラインの接触
    位置が押下開始位置から押下終了位置まで移動されるこ
    とに対応してディスプレイ上に表示されたカーソルを移
    動させるカーソル移動手段とを有するカーソル移動制御
    装置において、 前記押下終了位置で前記各導体ラインの接触が保持され
    ている時間が所定時間以下であるかどうかを判断する第
    1判断手段と、 前記各導体ラインの接触位置が前記押下終了位置の近傍
    で移動する際に接触位置の移動速度が所定速度以上であ
    るかどうかを判断する第2判断手段と、 前記第1判断手段により前記各導体ラインの接触が保持
    されている時間が所定時間以下であると判断され、か
    つ、前記第2判断手段により前記接触位置の移動速度が
    所定速度以上であると判断された場合、前記ディスプレ
    イ上でカーソルを所定距離だけ移動させるに要する時間
    を算出する時間算出手段と、 前記カーソルを所定距離だけ移動させる毎に前記時間算
    出手段により算出された時間を一定の割合で増加させる
    時間増加手段と、を備え、 前記カーソル移動手段は、前記時間増加手段に増加され
    た時間にて前記カーソルを所定距離だけ移動させること
    を特徴とするカーソル移動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記時間増加手段により増加された時
    間が所定時間以上になった場合に、前記カーソルをディ
    スプレイ上で停止させる停止手段をさらに備えたことを
    特徴とするカーソル移動制御装置。
  3. 【請求項3】 各種データを入力するキーボードを有
    し、前記パネルスイッチはキーボードに配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカーソル移動制御装
    置。
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