JPH06332356A - カラーホログラム及びその製造方法 - Google Patents

カラーホログラム及びその製造方法

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JPH06332356A
JPH06332356A JP12001793A JP12001793A JPH06332356A JP H06332356 A JPH06332356 A JP H06332356A JP 12001793 A JP12001793 A JP 12001793A JP 12001793 A JP12001793 A JP 12001793A JP H06332356 A JPH06332356 A JP H06332356A
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hologram
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color
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swelling
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な方法で擬似カラー体積型ホログラムを
連続的な色調で再現性よく製造でき、また、複製が困難
な異なる色のカラー情報を追記する。 【構成】 フィルム状記録材料3の厚さ方向に物体光4
と参照光5の干渉により透過率分布あるいは屈折率分布
の形で干渉縞を記録する。このような既記録材料を膨潤
させる材料7に空間的な分布を持たせて部分的に付与し
て、その部分の干渉縞6の間隔を空間的分布を持って拡
大させる。干渉縞6の間隔の分布に応じて異なる色の光
が再生され、カラーパターンが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーホログラム及び
その製造方法に関し、特に、簡単な方法で擬似カラーホ
ログラムの作成、ホログラムへのカラー情報の追記等が
可能な方法及びこのような方法よって製造されたカラー
ホログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、リップマンホログラム又は体積型
ホログラムと呼ばれるホログラムをカラー像の表示、偽
造防止媒体として用いることが考えられている。このタ
イプのホログラムは光学記録材料の厚み方向に干渉縞を
記録するものである。
【0003】従来、体積型ホログラムのカラー化のため
には、3種類の波長のレーザーを用いた多重露光で撮影
する方法、もしくは、異なった再生色の2枚以上のホロ
グラムを貼り合わせる方法があるが、これらの方法は工
程が複雑であり、また、再生色の再現性に欠けるという
問題点がある。
【0004】また、体積型ホログラムは、単一の再生波
長を有するホログラムであり、複製が容易に可能であ
り、ナンバー等の付加情報を記録することができなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
体積型ホログラムにおいて、カラー化は容易ではなく、
また、複製、偽造を防止すること、付加情報を追記する
ことは困難であった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、体積型ホログラムにおいて、
簡単な方法で擬似カラーホログラムを連続的な色調で再
現性よく製造でき、また、複製が困難な異なる色のカラ
ー情報を追記するとができる方法及びこのような方法よ
って製造されたカラーホログラムを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカラーホログラムは、フィルムの厚さ方向に光の干
渉縞が記録されているホログラムにおいて、干渉縞の間
隔が空間的な分布を有するように部分的に広げるかある
いは縮められて、その部分からの再生波長が干渉縞の間
隔に応じて異なっていることを特徴とするものである。
【0008】この場合、干渉縞の間隔が広げるかあるい
は縮められた部分の輪郭によりカラーパターン情報を再
現することができる。また、このようなカラーパターン
情報をホログラムの偽造、改竄防止情報に用いることが
できる。
【0009】なお、干渉縞の間隔の空間的な分布を連続
的な分布、又は、2値的分布な分布とすることができ
る。
【0010】また、このホログラムは体積位相型ホログ
ラムであることが望ましく、フォトポリマーに記録され
たホログラムであることが望ましい。
【0011】本発明のカラーホログラムの第1の製造方
法は、フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記録されてい
るホログラムであって、干渉縞の間隔が空間的な分布を
有するように部分的に広げるかあるいは縮められて、そ
の部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて異なって
いるカラーホログラムの製造方法において、干渉縞が記
録されたホログラムを膨潤させる材料を空間的な分布を
持たせて部分的に付与して、その部分の干渉縞の間隔を
その量に応じて広げることを特徴とする方法である。
【0012】この場合、干渉縞が記録されたホログラム
を膨潤させる材料は、光の照射量に応じてその表面から
外部に拡散可能な浸透性モノマー又はオリゴマーの量が
変化する膨潤フィルムからなり、この膨潤フィルムを干
渉縞が記録されたホログラムに密着させた後又はその前
に、この膨潤フィルムに所定の空間的な光量分布を有す
る光を照射し、それと同時に又はその後に、この膨潤フ
ィルムからホログラムに浸透性モノマー又はオリゴマー
を拡散させることにより、対応部分の干渉縞の間隔をそ
の量に応じて広げるようにすることができる。
【0013】また、干渉縞が記録されたホログラムを膨
潤させる材料が溶剤、可塑剤、モノマー、オリゴマーの
何れかからなり、その付与を印刷又は転写により行うこ
ともできる。
【0014】本発明のカラーホログラムの第2の製造方
法は、フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記録されてい
るホログラムであって、干渉縞の間隔が空間的な分布を
有するように部分的に広げるかあるいは縮められて、そ
の部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて異なって
いるカラーホログラムの製造方法において、干渉縞が記
録されたホログラムに熱又は圧力の少なくとも一方を空
間的な分布を持たせて部分的に印加することにより、そ
の部分の干渉縞の間隔をその分布に応じて収縮させるこ
とを特徴とする方法である。
【0015】
【作用】本発明においては、干渉縞の間隔が空間的な分
布を有するように部分的に広げるかあるいは縮められ
て、その部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて異
なようにされているので、描きたいカラーパターンに対
応するように干渉縞の間隔を空間的に分布させることに
より、簡単な方法で擬似カラーホログラムを連続的な色
調で再現性よく製造できる。また、再生色が変化する部
分の輪郭から追記した番号、文字、パターン等が認識で
きる。さらに、干渉縞の間隔は連続的に変化するため、
ホログラムの再生色が連続的に変化し、意匠性に優れた
ホログラムになる。また、このような情報を追記したホ
ログラムを複製しようとすると、情報追記部分は複製さ
れず、その部分はぬけ部となる。したがって、オリジナ
ル製品から偽造品を複製することは不可能になる。ま
た、ホログラム情報と追記情報は同一の連続する干渉縞
から形成されているので、追記情報を削ったり追加しよ
うとすると、ホログラム情報に欠損部ができるため、改
竄の履歴が明らかになり、改竄、偽造が防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のカラーホログラム及びその製
造方法の実施例について、図面を参照にして説明する。
体積型ホログラムは、フォトポリマーのような記録材料
の片側から物体光を他方の側から参照光を入射させたと
き、記録材料の厚み方向に間隔dの透過率分布又は屈折
率分布の干渉縞が記録されたもので、干渉縞の間隔d
は、波長をλ、記録材料の屈折率をn、物体光と参照光
とのなす角をθとすると、 d=λ/(2n・sinθ/2) ・・・・(1) の関係にある。このようにして記録された体積型ホログ
ラムに白色光を入射すると、波長λの光のみが回折さ
れ、記録した情報が再生される。
【0017】このような体積型ホログラムの干渉縞の間
隔dは、記録後に、広げたり縮めたりできることはよく
知られている。例えば、銀塩写真フィルムの場合、D−
ソルビトールで記録後に膨潤処理することにより、間隔
dは広がり、逆に、未露光の銀塩写真フィルムを膨潤処
理して、その後に露光記録し、膨潤剤を除去すると、間
隔dは縮まる。このような伸縮処理を施すと、一般に
は、干渉縞の傾きも変化する。
【0018】このように記録時の干渉縞の間隔が変化す
ると、再生時の干渉縞の間隔は式(1)のdから異なる
値d′になるので、再生される波長λ′も記録時の波長
λから変化し、その間隔が広がる場合は長波長側にシフ
トし、縮まる場合は短波長側にシフトする。
【0019】ところで、このような干渉縞の間隔が記録
時の間隔から連続的に変化すると、再生波長も連続的に
長波長側又は短波長側へシフトする。この点を図1を参
照にして説明すると、基板1上のホログラム2に何らか
の方法によって干渉縞6の間隔が図の左から右へかけて
連続的に増加するように形成されている場合、左端の干
渉縞6の間隔が狭い領域(1)からは、図のグラフ
(1)に示すように、例えば波長B(500nm)を中
心とするスペクトル分布の光が回折され、青色に見え、
右端の干渉縞6の間隔が広い領域(3)からは、図のグ
ラフ(3)に示すように、例えば波長R(600nm)
を中心とするスペクトル分布の光が回折され、赤色に見
え、また、干渉縞6の間隔が中間の領域(2)からは、
図のグラフ(2)に示すように、それらの中間の波長G
(550nm)を中心とするスペクトル分布の光が回折
され、緑色に見える。このように、干渉縞6の間隔が空
間的に連続的に変化する場合、再生波長(色)も空間的
に連続的に変化する。なお、図1のグラフ(1)〜
(3)において、横軸のλは波長を、縦軸のrは反射率
(回折率)を示す。
【0020】また、干渉縞の間隔が記録時の間隔から連
続的でなく2値的に変化する場合であっても、それらの
面積比が空間的に連続的に変化すると、再生色が連続的
に変化する。この点を図2を参照にして説明する。図に
ホログラム2中の干渉縞の間隔d、d′を模式的に示す
ように、網点状に干渉縞の間隔をdからd′に広げる
と、網点部分の干渉縞の間隔d′は広く、例えば赤色
(R)の長い波長の光が回折され、網点以外の部分の干
渉縞の間隔dは狭く、例えば青色(B)の短い波長の光
が回折される。したがって、網点の大きさを小さくし、
単位当たり面積に対する網点の割合を変えることによ
り、青と赤の加法混色により青と赤の間の色を生じるよ
うにすることができる。ホログラム2中の網点率が0%
から100%まで連続的に変わるとすると、ホログラム
2の網点率100%の領域(1)、50%の領域
(2)、0%の領域(3)からの波長λに応じた反射率
(回折率)rは、網点率100%の領域(1)において
は、再生色スペクトル分布はグラフ(1)のようにな
り、赤色に見え、網点率0%の領域(3)においては、
再生色スペクトル分布はグラフ(3)のようになり、青
色に見え、また、網点率50%の領域(2)の部分にお
いては、再生色スペクトル分布はグラフ(2)のように
なり、加法混色の原理により青色Bと赤色Rの割合で緑
色Gに見えるようになる。
【0021】本発明においては、以上のような現象を利
用して、体積型ホログラムが記録されたフィルムにカラ
ーパターンを書き込むようにする。以下、実施例に基づ
いて説明する。ここで、体積型ホログラムとしては、何
らかの情報が記録されたものでもよく、また、何ら情報
が記録されていない均一な位相体積型の回折格子を記録
したホログラムであってもよい。
【0022】図3は、記録したい情報に対応する部分の
体積型ホログラムの干渉縞の間隔を広げる一つの実施例
の概略の工程と作用を説明するための図であり、図
(a)に示すように、例えば基板1の表面に銀塩写真乳
剤層2を塗布したホログラム記録材料3を用いて、その
一方の面から物体光4を、他方の面から参照光5を入射
させて干渉させ、干渉縞6を記録する。現像後、図
(b)に示すように、後から記録したい番号、文字、パ
ターン等の可変情報を表すように、リップマンホログラ
ム2の上にD−ソルビトール等からなる膨潤インキを用
いて印刷7する。この印刷は、膨潤インキの量が場所に
よって異なるか、網点率が異なるように行う。なお、膨
潤インキの付与は印刷に限らず、転写等を用いてもよ
い。付与された膨潤インキは体積型ホログラム2の中に
浸入して、その層を印刷インキの量に応じて膨張させる
ので、図(c)の部分拡大図に示すように、印刷7位置
の干渉縞6の間隔が広がり、その傾きが変化する。この
ように印刷7部の干渉縞6を膨潤させた体積型ホログラ
ム2に白色再生光8を入射させると、図(c)に示すよ
うに、印刷7部以外からは、記録波長λの色でホログラ
ム記録情報が再生され、印刷7部からは膨潤量に応じて
記録波長λより長い波長λ′、λ″、λ′″・・で異な
る方向にホログラム記録情報が再生される。したがっ
て、再生波長が異なる部分の輪郭から追記した番号、文
字、パターン等が認識できる。また、干渉縞6の間隔は
場所に応じて、また、追記部から周辺へ連続的に変化す
るため、ホログラムの再生色が連続的に変化し、意匠性
に優れたホログラムになる。
【0023】そして、仮に、このような情報を追記した
リップマンホログラムに別の記録材料を重畳して波長λ
の光源を用いて複製しようとすると、情報追記部分はそ
の波長で回折が起こらないため複製されず、その部分は
ぬけ部となる。したがって、オリジナル製品から偽造品
を複製することは不可能になる。また、ホログラム情報
と追記情報は同一の連続する干渉縞から形成されている
ので、追記情報を削ったり追加しようとすると、ホログ
ラム情報に欠損部ができるため、改竄の履歴が明らかに
なり、改竄、偽造が防止できる。
【0024】以上のように、銀塩写真乳剤の場合、D−
ソルビトール等の膨潤液を用いて所定量印刷することに
より、体積型ホログラムの所定部の干渉縞の間隔を所定
量広げることができるが、ホログラム記録材料として重
クロム酸ゼラチンを用いる場合にも膨潤液からなるイン
クが適用できる。また、ホログラム記録材料としてフォ
トポリマーを用いる場合には、溶剤、可塑剤、モノマー
又はオリゴマーで所要部に所定量印刷して、その部分の
干渉縞を所定量選択的に膨潤させることができる。
【0025】さらに、感光性膨潤フィルムを用いて体積
型ホログラムにカラーパターンを形成することができ
る。以下、その詳細を説明する。すなわち、フォトポリ
マーと同様に、バインダーポリマー中にモノマー又はオ
リゴマー、光開始剤等を混合してなる感光性膨潤フィル
ムを用意し、フォトポリマー等の干渉縞記録済みの記録
材料にこの膨潤フィルムを密着する前、又は、密着後
に、所定の光量分布の光をこの膨潤フィルムに照射し
て、上記膨潤フィルムに含まれるモノマー又はオリゴマ
ーを位置毎に照射光量に応じた所定割合を重合させて不
活性にして残りの活性のモノマー又はオリゴマーの量を
調節し、その調節した量を干渉縞記録済みの記録材料中
に拡散させて膨潤させることにより、干渉縞間の距離を
各位置で任意の所定量正確に調節して、再生波長を所定
のものに調節して、ホログラム上にカラーパターンを形
成する方法である。このような方法による膨潤後、干渉
縞記録済み記録材料に光照射又は加熱することにより、
拡散したモノマー又はオリゴマーを干渉縞内に定着でき
るため、再生色の保存安定性が優れたホログラムが得ら
れる。しかも、フィルム状の膨潤材をホログラムにラミ
ネートし、所定の光照射をするだけで、安定して正確な
膨潤が得られるので、作業性、再現性に優れた方法であ
る。
【0026】上記のような本発明のカラー化方法を、図
面を参照しながらもう少し詳しく説明する。図4は、膨
潤フィルムを記録材料に密着した後に光照射して膨潤フ
ィルムに含まれる膨潤剤(モノマー、オリゴマー)を不
活性にする場合、図5は、膨潤フィルムを記録材料に密
着する前に光照射して膨潤フィルムに含まれる膨潤剤を
不活性にする場合の本発明の原理を説明するための図で
あり、図4の場合、同図(a)において、フォトポリマ
ー等の記録材料3の両面から物体光4と参照光5を当て
てその中に干渉縞6を記録すると、同図(b)に示すよ
うな体積型のホログラム2が得られる。次に、同図
(c)に示すように、バインダーポリマー中にモノマー
又はオリゴマー、光開始剤等を混合してなる膨潤フィル
ム10を密着し、膨潤フィルム10中の浸透性モノマー
又はオリゴマーの拡散度を上げるために加熱する前又は
同時に、同図(d1)〜(d3)に示すように、ホログ
ラム2又は膨潤フィルム10側から光照射11を行う。
この光照射11により、膨潤フィルム11中の活性な浸
透性モノマー又はオリゴマーの一部又は全部は光照射1
1の量に応じた割合だけ重合して不活性になり、浸透性
(拡散性)がなくなる。したがって、光照射11の量が
多い図(d1)の場合には、膨潤フィルム10中の活性
な浸透性モノマー又はオリゴマーはほとんどなくなり、
加熱してもホログラム2中にはほとんど浸透しない。そ
のため、例えば、同図(a)において青色の波長で体積
型ホログラム2を記録したとすると、同図(d1)の膨
潤工程を経たホログラム2はほとんど膨潤せず、青色の
光を回折して再生する。これに対し、光照射11の量が
中程度の図(d2)の場合には、膨潤フィルム11中の
活性な浸透性モノマー又はオリゴマーの半分程度が不活
性になり、加熱すると、残りの半分程度の浸透性モノマ
ー又はオリゴマーがホログラム2中に浸透し、中程度の
膨潤をする。そのため、同図(d2)の膨潤工程を経た
ホログラム2は、青色の波長より長い緑色の光を回折し
て再生する。さらに、光照射11をしない図(d3)の
場合には、膨潤フィルム10中の活性な浸透性モノマー
又はオリゴマーはそのまま残り、加熱すると、ほとんど
の浸透性モノマー又はオリゴマーがホログラム4中に浸
透し、最大限の膨潤をする。そのため、同図(d3)の
膨潤工程を経たホログラム2は、緑色の波長より長い赤
色の光を回折して再生する。このように、ホログラム2
に密着した膨潤フィルム10に照射する光11の量を調
節することにより、再生色を赤から青の間の任意に制御
できる。
【0027】また、図5の場合は、同図(a)及び
(b)において、図4(a)及び(b)と同様にして、
体積型ホログラム2が得られる。一方、同図(c1)〜
(c3)に示すように、バインダーポリマー中にモノマ
ー又はオリゴマー、光開始剤等を混合してなる膨潤フィ
ルム10を用意し、これに所定量の光照射11を行う
と、光照射11の量に応じた割合だけその中の活性な浸
透性モノマー又はオリゴマーの一部又は全部が不活性に
なり、浸透性(拡散性)がなくなる。その光照射11済
みの膨潤フィルム10を、同図(d1)〜(d3)に示
すように、ホログラム2に密着し、図4の場合と同様に
加熱すると、光照射11の量に応じてホログラム2の膨
潤度が変わるため、膨潤フィルム10に照射する光11
の量を調節することにより、同様に再生色を赤から青の
間の任意に制御できる。
【0028】ところで、膨潤フィルム10は、上記した
ように、バインダーポリマー中にモノマー又はオリゴマ
ー、光開始剤等を混合してなるものであり、ホログラム
記録用のフォトポリマーと同様のものである。したがっ
て、特別に作成しなくとも、ホログラム記録用のフォト
ポリマーを膨潤フィルム10として用いることができ
る。
【0029】さて、上記のように、膨潤フィルム10に
照射する光量に応じてホログラム2の再生色を変化させ
ることができるので、光照射11の強度に空間的な分布
を持たせることにより、再生色(波長)の空間的な分布
を持たせることができる。そのためには、図4(d1)
〜(d3)又は図5(c1)〜(c3)において、光照
射11を、例えば、図6のような透過率分布によって描
かれたパターンを有するマスク、又は、図7のような網
点率分布によって描かれた画像を有する網点マスクを介
して行うことにより、図1又は図2で説明した原理によ
り、体積型ホログラム2の一部又は全部にカラー画像を
追記することができる。追記前のホログラム2が青色で
再生される均一な位相体積型の回折格子を記録したもの
として、図6のマスクを用いる場合、その部分aはマス
クの透過率が100%、部分bのマスクの透過率が0
%、部分cのマスクの透過率が50%であるとすると、
ホログラム2の対応する位置にそれぞれ青色、赤色、緑
色のカラーリングをすることができ、したがって、擬似
的なカラーパターンを追記することができる。同様に、
図7のマスクを用いる場合、その部分aの網点率が10
0%、部分bの網点率が0%、部分cの網点率が50%
であるとすると、ホログラム2の対応する位置にそれぞ
れ赤色、青色、緑色のカラーリングをすることができ、
擬似的なカラーパターンを追記することができる。
【0030】次に、追記情報に対応する部分の干渉縞の
間隔を縮める実施例の概略の工程と作用を図8を用いて
説明する。同図(a)に示すように、例えば基板1の表
面にフォトポリマー2を塗布してなるホログラム記録材
料3を用いて、物体光4と参照光5を干渉させて干渉縞
6を記録する。記録された体積型ホログラム2に、同図
(b)に示すように、追記したい情報を有する刻印9を
加熱してプレスする。刻印9の高さは、再生したい色分
布に基づいて位置ごとに異なるか、網点率が異なるよう
に構成する。すると、刻印部の干渉縞6は、同図(c)
の部分拡大図に示すように、刻印9の高さに応じて刻印
位置の干渉縞6の間隔は縮まり、その傾きも変化する。
このように刻印部の干渉縞6を収縮させた体積型ホログ
ラム2に白色再生光8を入射させると、図(c)に示す
ように、刻印部以外からは、記録波長λの色でホログラ
ム記録情報が再生され、刻印部からは収縮量に応じて記
録波長λより短い波長λ′、λ″、λ′″・・で異なる
方向にホログラム記録情報が再生される。したがって、
図3の場合と同様、再生波長が異なる部分の輪郭から追
記した番号、文字、パターン等が認識でき、また、干渉
縞6の間隔は場所に応じて、また、追記部から周辺へ連
続的に変化するため、意匠性に優れたホログラムにな
る。そして、改竄、偽造が防止できる。なお、機械的な
加圧のみで干渉縞の間隔が変化する場合には、加熱は必
ずしも必要ではない。
【0031】干渉縞の間隔を縮める別の方法として、干
渉縞を記録する前に、膨潤剤、他の溶剤、可塑剤又はモ
ノマーを用いて、ホログラム記録材料全体を膨潤させて
おき、その後その記録材料に干渉縞を記録し、記録後、
追記情報部分から部分的に膨潤剤等を溶剤用いて洗浄抽
出することにより、干渉縞の間隔を収縮させることがで
きる。この場合も、場所毎に洗浄抽出する膨潤剤等の量
を制御することにより、色が場所毎に異なり、再生波長
が異なる部分の輪郭から追記した情報が認識でき、ま
た、意匠性に優れたホログラムにすることができ、改
竄、偽造が防止できるようになる。
【0032】さらに、以上の干渉縞の間隔を部分的に広
げる方法と縮める方法とを同時に用いてもよい。
【0033】以下、感光性膨潤フィルムを用いる場合の
具体例を示しておく。 例1 下記の組成分を用意した。 バインダーポリマー:Vinac B-100 (ポリビニルアセテート) 66.00wt% モノマー(アクリル系):Photomer 4039 (フェノールエトキシレートモ ノアクリレート) 17.00wt% Sartomer 349(エトキシル化ビスフェノール− Aジアクリレート) 3.00wt% 可塑剤:4G7 (テトラエチレングリコールジヘプタノエート) 10.22wt% 光開始剤:O-クロロHABI(1,1’−ビイミダゾール、2.2’−ビス〔 O−クロロフェニル〕−4,4’,5,5’−テトラフェニル ) 3.70wt% 増感剤:JAW (シクロペンタノン、2,5−ビス〔(2,3,6,7−テ トラヒドロ−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕キノリジン−1−イ ル)メチレン〕−) 0.08wt% 以上の組成物を97wt%のジクロロメタン、3wt%
の2−プロパノール(22wt%の全溶質)中に溶かす
が、以下の要領でフィルムを製造した。
【0034】増感剤を含まないコーティング溶液を完全
に溶解するまで攪拌し、混合しながら成分を溶媒に添加
した。増感剤は、その後添加した。この工程と次のフィ
ルムへの混合溶液の塗工工程は、全て赤色光の下で行っ
た。
【0035】このようにして得られた溶液(感剤)を5
0μmの厚さのポリエチレンテレフタレート(PET)
の透明なフィルム基体上に、版深150μmのグラビア
コーターによりコートした。コーティング後、乾燥ゾー
ンから出てきたフィルムに25μmの厚さのポリエチレ
ンテレフタレートの透明なフィルムを積層させ、フォト
ポリマー兼感光性膨潤フィルムを得た。
【0036】上記のようにして得られた青感度の高いフ
ォトポリマーフィルムにアルゴンイオンレーザーの51
4nmの波長の青色光によって、図4(a)のように物
体光4と参照光5を当てて、青色の再生色の体積型ホロ
グラムの干渉縞を記録した後、50mJの紫外光照射に
より、この記録材料内のモノマーを定着させて体積型ホ
ログラムを得た。
【0037】その後、上記のようにして得られた感光性
膨潤フィルムを上記体積型ホログラムにラミネートし
た。そして、照射光源として514nmで測定して9.
0mW/cm2 のハロゲンランプを用いて、以下の表の
ように照射時間を調節することにより露光量を変えた。
【0038】 その後、循環オーブン中の120℃の雰囲気中で1時間
処理して感光性膨潤フィルム中の浸透性モノマーをホロ
グラムの干渉縞内にマイグレーションさせることによっ
て干渉縞を膨潤させ、その間隔を広げた。
【0039】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、上記の照射時間
(露光量)に応じて再生ピーク波長が、図9のように、
500nm〜600nm前後の青色から赤色までの全て
の回折波長、再生色を得ることができた。
【0040】例2 例1により得られた青感度の高いフォトポリマーフィル
ムにアルゴンイオンレーザーの514nmの波長の青色
光によって、図4(a)のように物体光4と参照光5を
当てて、均一な干渉縞からなる体積位相型回折格子を記
録した後、50mJの紫外光照射により、この記録材料
内のモノマーを定着させて体積位相型回折格子を得た。
【0041】その後、例1により得られた感光性膨潤フ
ィルムを上記体積位相型回折格子にラミネートした。そ
して、図6のような透過率が連続的に変わる絵柄のフォ
トマスクを膨潤フィルム側に密着させ、例1の光源を用
いて1分間の光照射を行い、例1と同様にして浸透性モ
ノマーを回折格子の干渉縞内にマイグレーションさせて
その間隔を広げた。
【0042】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、図6のaの部分に
おいては、再生色スペクトルは図1のグラフ(1)のよ
うになり青色に見え、図6のbの部分においては図1の
グラフ(3)のようになり赤色に見え、また、図6のc
の部分においては図1のグラフ(2)のようになり緑色
に見え、青色の波長を回折する均一な体積位相型回折格
子にカラー画像を形成することができた。
【0043】例3 例2と同様にして均一な干渉縞からなる体積位相型回折
格子を得た。その後、例1により得られた感光性膨潤フ
ィルムを上記体積位相型回折格子にラミネートし、その
上に図7のような網点率が連続的に変わる絵柄のフォト
マスクを膨潤フィルム側に密着させ、例1の光源を用い
て1分間の光照射を行い、例1と同様にして浸透性モノ
マーを回折格子の干渉縞内にマイグレーションさせてそ
の間隔を広げた。
【0044】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、図7のaの部分に
おいては、再生色スペクトルは図2のグラフ(1)のよ
うになり赤色に見え、図7のbの部分においては、再生
色スペクトルは図2のグラフ(3)のようになり青色に
見え、図7のcの部分においては図2のグラフ(2)の
ようになり、青色波長(B)と赤色波長(R)の加法混
色の原理により緑色に見えた。このようにして、青色の
波長を回折する均一な体積位相型回折格子にカラー画像
を形成することができた。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラーホログラム及びその製造方法によると、干渉縞
の間隔が空間的な分布を有するように部分的に広げるか
あるいは縮められて、その部分からの再生波長が干渉縞
の間隔に応じて異なようにされているので、描きたいカ
ラーパターンに対応するように干渉縞の間隔を空間的に
分布させることにより、簡単な方法で擬似カラーホログ
ラムを連続的な色調で再現性よく製造できる。また、再
生色が変化する部分の輪郭から追記した番号、文字、パ
ターン等が認識できる。さらに、干渉縞の間隔は連続的
に変化するため、ホログラムの再生色が連続的に変化
し、意匠性に優れたホログラムになる。また、このよう
な情報を追記したホログラムを複製しようとすると、情
報追記部分は複製されず、その部分はぬけ部となる。し
たがって、オリジナル製品から偽造品を複製することは
不可能になる。また、ホログラム情報と追記情報は同一
の連続する干渉縞から形成されているので、追記情報を
削ったり追加しようとすると、ホログラム情報に欠損部
ができるため、改竄の履歴が明らかになり、改竄、偽造
が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】体積型ホログラムの干渉縞の間隔が連続的に変
化する場合に再生波長が連続的に変化する様子を示す図
である。
【図2】体積型ホログラムの干渉縞の間隔が2値的に変
化する場合に再生色が連続的に変化する様子を示す図で
ある。
【図3】本発明の1実施例のカラーホログラムの製造方
法の概略の工程と作用を説明するための図である。
【図4】膨潤フィルムによるホログラム膨潤方法の工程
を説明するための図である。
【図5】膨潤フィルムによる別のホログラム膨潤方法の
工程を説明するための図である。
【図6】透過率分布によって描かれた画像を有するマス
クの1例を示す図である。
【図7】網点率分布によって描かれた画像を有するマス
クの1例を示す図である。
【図8】本発明の別の実施例のカラーホログラムの製造
方法の概略の工程と作用を説明するための図である。
【図9】膨潤フィルムに対する照射時間に応じて再生ピ
ーク波長が変わる様子を示す図である。
【符号の説明】
1…基板 2…体積型ホログラム 3…ホログラム記録材料 4…物体光 5…参照光 6…干渉縞 7…印刷 8…白色再生光 9…刻印 10…膨潤フィルム 11…光照射

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記録
    されているホログラムにおいて、干渉縞の間隔が空間的
    な分布を有するように部分的に広げるかあるいは縮めら
    れて、その部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて
    異なっていることを特徴とするカラーホログラム。
  2. 【請求項2】 干渉縞の間隔が広げるかあるいは縮めら
    れた部分の輪郭によりカラーパターン情報が再現される
    ことを特徴とする請求項1記載のカラーホログラム。
  3. 【請求項3】 前記カラーパターン情報をホログラムの
    偽造、改竄防止情報に用いることを特徴とする請求項1
    又は2記載のカラーホログラム。
  4. 【請求項4】 前記干渉縞の間隔の空間的な分布が連続
    的な分布であることを特徴とする請求項1から3の何れ
    か1項記載のカラーホログラム。
  5. 【請求項5】 前記干渉縞の間隔の空間的な分布が2値
    的分布であることを特徴とする請求項1から3の何れか
    1項記載のカラーホログラム。
  6. 【請求項6】 体積位相型ホログラムであることを特徴
    とする請求項1から5の何れか1項記載のカラーホログ
    ラム。
  7. 【請求項7】 フォトポリマーに記録されたホログラム
    であることを特徴とする請求項6記載のカラーホログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記録
    されているホログラムであって、干渉縞の間隔が空間的
    な分布を有するように部分的に広げるかあるいは縮めら
    れて、その部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて
    異なっているカラーホログラムの製造方法において、干
    渉縞が記録されたホログラムを膨潤させる材料を空間的
    な分布を持たせて部分的に付与して、その部分の干渉縞
    の間隔をその量に応じて広げることを特徴とするカラー
    ホログラムの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記の干渉縞が記録されたホログラムを
    膨潤させる材料が、光の照射量に応じてその表面から外
    部に拡散可能な浸透性モノマー又はオリゴマーの量が変
    化する膨潤フィルムからなり、前記膨潤フィルムを干渉
    縞が記録されたホログラムに密着させた後又はその前
    に、前記膨潤フィルムに所定の空間的な光量分布を有す
    る光を照射し、それと同時に又はその後に、前記膨潤フ
    ィルムから前記ホログラムに前記浸透性モノマー又はオ
    リゴマーを拡散させることにより、対応部分の干渉縞の
    間隔をその量に応じて広げることを特徴とする請求項8
    記載のカラーホログラムの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記の干渉縞が記録されたホログラム
    を膨潤させる材料が溶剤、可塑剤、モノマー、オリゴマ
    ーの何れかからなり、その付与を印刷又は転写により行
    うことを特徴とする請求項8記載のカラーホログラムの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記
    録されているホログラムであって、干渉縞の間隔が空間
    的な分布を有するように部分的に広げるかあるいは縮め
    られて、その部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じ
    て異なっているカラーホログラムの製造方法において、
    干渉縞が記録されたホログラムに熱又は圧力の少なくと
    も一方を空間的な分布を持たせて部分的に印加すること
    により、その部分の干渉縞の間隔をその分布に応じて収
    縮させることを特徴とするカラーホログラムの製造方
    法。
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