JPH06331734A - 車両の対地速度レーダ装置 - Google Patents

車両の対地速度レーダ装置

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Publication number
JPH06331734A
JPH06331734A JP5117029A JP11702993A JPH06331734A JP H06331734 A JPH06331734 A JP H06331734A JP 5117029 A JP5117029 A JP 5117029A JP 11702993 A JP11702993 A JP 11702993A JP H06331734 A JPH06331734 A JP H06331734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vehicle
radar
sensor
vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5117029A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanako Fujiwara
加奈子 藤原
Fusao Inai
房雄 井内
Osamu Isaji
修 伊佐治
Yoshihide Agari
良英 上里
Tokio Shinagawa
登起雄 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP5117029A priority Critical patent/JPH06331734A/ja
Publication of JPH06331734A publication Critical patent/JPH06331734A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダセンサ自体の振動によるノイズを除去
する機能を備え、測定精度を向上させた車両の対地速度
レーダ装置を提供する。 【構成】 レーダセンサ1には、振動信号検出手段とし
ての加速度センサ3が合体されている。その加速度セン
サ3により検出された振動信号31は、位相変換器4に
より逆位相の信号41に変換される。そして、その信号
41とセンサ信号13とは、ミクサ5により加算され、
その出力信号51が処理器2に導かれてドップラー処理
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両と地面との相対速
度をドップラー効果を利用して測定する車両の対地速度
レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の対地速度レーダ装置は、図4に示
すように、レーダを車両の前方下部に向け、ドップラー
効果を利用して車両と地面との相対速度を測定し、車両
の絶対速度を得るものである。その対地速度レーダ装置
の基本的構成は、図5の概略ブロック図に示されるよう
に、レーダセンサ1と処理器2とからなっている。レー
ダセンサ1は、アンテナ11と発振器12とを具備し、
CWレーダが一般的に使用される。処理器2は、マイク
ロコンピュータ・システムとして実現されるもので、レ
ーダセンサ1からのセンサ信号を周波数解析して速度を
求める。そのドップラー処理の方法は、当業者にとって
周知のものであるため、説明は省略する。
【0003】このレーダによる方式は、正確に真の対地
速度を求めている点で、車輪速信号から車輪の回転数を
求めて速度を得る方式に比較し優れている。特に車輪ロ
ック状態やスリップ状態においても確実に真の速度を得
られるので、特にアンチスキッドシステムの制御では車
輪速演算よりも有利である。そのため、今後広く利用さ
れるものと思われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
対地速度レーダ装置には、車両に搭載されることに起因
する問題が発生する。すなわち、車両走行時にはレーダ
センサが振動し、そのセンサ自体の振動によってもドッ
プラー周波数成分が検出されてしまい、ノイズとなるこ
とである。特に、レーダのアンテナを、スロットアレイ
アンテナ(1次放射器として)とパラボラアンテナ(2
次放射器として)とで構成した場合には、スロットアレ
イが共振を起こすため、ある特定の周波数でのドップラ
ー周波数が検出されてしまう。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、レー
ダセンサ自体の振動によるノイズを除去する機能を備
え、測定精度を向上させた車両の対地速度レーダ装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動波形をセ
ンサ信号から除去することにより上記目的を達成するも
のである。すなわち、本発明に係る車両の対地速度レー
ダ装置は、レーダセンサ自体の振動を検出する振動信号
検出手段と、前記振動信号検出手段により検出される振
動信号を、当該レーダセンサにより検出されるセンサ信
号より除去する信号演算手段と、を具備することを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、センサ信号は、上述の手段
により、振動による成分が消去されてから速度を求める
処理器に導入されるので、真の対地速度が得られる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面の図1〜図3を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0009】図1は、本発明の第1の実施例に係る車両
の対地速度レーダ装置の基本的構成を示す概略ブロック
図である。本実施例では、アナログ的に振動信号を消去
する。レーダセンサ1は、CWレーダであって、図3に
示すように、スロットアレイアンテナ111及びパラボ
ラアンテナ112で構成されているが、そのスロットア
レイアンテナ111には、振動信号検出手段としての加
速度センサ3が合体されている。その加速度センサ3に
より検出された振動信号31は、位相変換器4により逆
位相の信号41に変換される。そして、その信号41と
センサ信号13とは、ミクサ5により加算され、その出
力信号51が処理器2に導かれて周波数解析される。該
処理器2による処理は、従来と同様である。
【0010】図2は、本発明の第2の実施例に係る車両
の対地速度レーダ装置の基本的構成を示す概略ブロック
図である。本実施例は、振動信号をディジタル的に消去
するものであり、第1の実施例と同様に設けられた加速
度センサ3からの振動信号31は、A/D変換器7にて
ディジタル信号71に変換される。また、レーダセンサ
1からのセンサ信号13も、A/D変換器6にてディジ
タル信号61に変換される。これらディジタル表現によ
るレーダセンサ信号61及び振動信号71は、ディジタ
ル信号処理を実現するためのディジタル・シグナル・プ
ロセッサ(DSP)8に入力される。そして、DSP8
は、まず、レーダセンサ信号61についてFFT(高速
フーリエ変換)解析によりその周波数成分を観測する。
次に同様にして、振動信号71についてもFFT解析に
よりその周波数成分を観測する。そして、レーダセンサ
信号61の周波数成分から振動信号71の周波数成分を
減算して、真の速度データ81(周波数領域)を求め、
それを処理器2に送り最終的な速度を求める。DSPに
よるこれらの処理は、ソフトウェアによって実現される
が、その実現方法は、ディジタル信号処理技術に精通し
た者にとって容易なものである。
【0011】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とである。例えば、振動信号検出手段としては、加速度
センサ以外にいろいろなものが使用できるであろう。
【0012】
【発明の効果】本発明の対地速度レーダ装置は、以上説
明したように構成されているので、レーダセンサ自体の
振動によるノイズが除去され、その結果、測定精度が向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る車両の対地速度レ
ーダ装置(アナログ的に処理する場合)の基本的構成を
示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る車両の対地速度レ
ーダ装置(ディジタル的に処理する場合)の基本的構成
を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明を実現すべく、アンテナに加速度センサ
を取り付けた構造を示す図である。
【図4】車両の対地速度レーダ装置を説明するための図
である。
【図5】従来技術に係る車両の対地速度レーダ装置の基
本的構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1…レーダセンサ 11…アンテナ 111…スロットアレイアンテナ 112…パラボラアンテナ 12…発振器 2…処理器 3…加速度センサ 4…位相変換器 5…ミクサ 6,7…A/D変換器 8…ディジタル・シグナル・プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上里 良英 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 品川 登起雄 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、該車両と地面との相対
    速度を測定する対地速度レーダ装置において、 当該レーダセンサ自体の振動を検出する振動信号検出手
    段と、 前記振動信号検出手段により検出される振動信号を、当
    該レーダセンサにより検出されるセンサ信号より除去す
    る信号演算手段と、 を具備することを特徴とする、車両の対地速度レーダ装
    置。
JP5117029A 1993-05-19 1993-05-19 車両の対地速度レーダ装置 Withdrawn JPH06331734A (ja)

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JP5117029A JPH06331734A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 車両の対地速度レーダ装置

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JPH06331734A true JPH06331734A (ja) 1994-12-02

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ID=14701687

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4228737A1 (de) * 1991-08-28 1993-03-04 Mitsubishi Electric Corp Vorrichtung zur feststellung der dielektrizitaetskonstanten von kraftsstoff
JP2010223623A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Panasonic Electric Works Co Ltd ドップラセンサ
JP2013247089A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Panasonic Corp 照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4228737A1 (de) * 1991-08-28 1993-03-04 Mitsubishi Electric Corp Vorrichtung zur feststellung der dielektrizitaetskonstanten von kraftsstoff
JP2010223623A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Panasonic Electric Works Co Ltd ドップラセンサ
JP2013247089A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Panasonic Corp 照明装置

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