JPH06330964A - ディスクブレーキの対向ピストン型キャリパ - Google Patents
ディスクブレーキの対向ピストン型キャリパInfo
- Publication number
- JPH06330964A JPH06330964A JP11740493A JP11740493A JPH06330964A JP H06330964 A JPH06330964 A JP H06330964A JP 11740493 A JP11740493 A JP 11740493A JP 11740493 A JP11740493 A JP 11740493A JP H06330964 A JPH06330964 A JP H06330964A
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- Japan
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- caliper
- passage
- hydraulic
- hydraulic fluid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 両キャリパ半体の各液圧室間を連通する作動
液連通路を形成する部品の削減と、キャリパの軽量化を
図る。 【構成】 対向ピストン型キャリパ１を構成する第１キ
ャリパ半体３と第２キャリパ半体４とを締結する連結ボ
ルト５に、第１キャリパ半体３の第１液圧室１０と第２
キャリパ半体４の第２液圧室１１との作動液連通路とな
る径方向流路５ｅと軸方向流路５ｆを形成した。
液連通路を形成する部品の削減と、キャリパの軽量化を
図る。 【構成】 対向ピストン型キャリパ１を構成する第１キ
ャリパ半体３と第２キャリパ半体４とを締結する連結ボ
ルト５に、第１キャリパ半体３の第１液圧室１０と第２
キャリパ半体４の第２液圧室１１との作動液連通路とな
る径方向流路５ｅと軸方向流路５ｆを形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキの対
向ピストン型キャリパに関する。
向ピストン型キャリパに関する。
【０００２】
【従来の技術】対向ピストン型キャリパは、ディスクロ
ータの両側に対向配置される２つのキャリパ半体にそれ
ぞれシリンダ孔を形成し、両キャリパ半体のディスク外
周側に複数の連結ボルトを挿通して両キャリパ半体を締
結するとともに、それぞれのシリンダ孔にピストンを嵌
挿して液圧室を画成し、各液圧室間を連通する作動液連
通路を形成している。
ータの両側に対向配置される２つのキャリパ半体にそれ
ぞれシリンダ孔を形成し、両キャリパ半体のディスク外
周側に複数の連結ボルトを挿通して両キャリパ半体を締
結するとともに、それぞれのシリンダ孔にピストンを嵌
挿して液圧室を画成し、各液圧室間を連通する作動液連
通路を形成している。
【０００３】この作動液連通路としては、例えば、実公
平３−１２９８６号公報に示されるように、キャリパ外
側に設けられる連結パイプや、実開平３−２６８４１号
公報に示されるように、ディスク外周側に設けた肉盛り
部に連通孔を形成したものが知られている。
平３−１２９８６号公報に示されるように、キャリパ外
側に設けられる連結パイプや、実開平３−２６８４１号
公報に示されるように、ディスク外周側に設けた肉盛り
部に連通孔を形成したものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャリパ外側
に設けられる連結パイプは、部品点数の増加となり、ま
た、連通孔のための肉盛り部は、重量増になるととも
に、キャリパのディスク外周側とホイールとのスペース
を狭くする。
に設けられる連結パイプは、部品点数の増加となり、ま
た、連通孔のための肉盛り部は、重量増になるととも
に、キャリパのディスク外周側とホイールとのスペース
を狭くする。
【０００５】そこで本発明は、部品点数を削減と、キャ
リパの軽量化を図り、また、キャリパのディスク外周側
とホイールとのスペースを十分に確保できるディスクブ
レーキの対向ピストン型キャリパを提供することを目的
としている。
リパの軽量化を図り、また、キャリパのディスク外周側
とホイールとのスペースを十分に確保できるディスクブ
レーキの対向ピストン型キャリパを提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明は、それぞれシリンダ孔を形成した２つのキ
ャリパ半体を対向させ、両キャリパ半体を連結ボルトで
締結するとともに、それぞれのシリンダ孔にピストンを
嵌挿して液圧室を画成し、各液圧室間を連通する作動液
連通路を形成したディスクブレーキの対向ピストン型キ
ャリパにおいて、前記作動液連通路となる流路を前記連
結ボルトに形成したことを特徴としている。
ため本発明は、それぞれシリンダ孔を形成した２つのキ
ャリパ半体を対向させ、両キャリパ半体を連結ボルトで
締結するとともに、それぞれのシリンダ孔にピストンを
嵌挿して液圧室を画成し、各液圧室間を連通する作動液
連通路を形成したディスクブレーキの対向ピストン型キ
ャリパにおいて、前記作動液連通路となる流路を前記連
結ボルトに形成したことを特徴としている。
【０００７】
【作 用】上記構成によれば、両キャリパ半体のシリン
ダ孔は、連結ボルトに形成された流路により連通される
ので、部品点数を削減でき、また、連通孔のための肉盛
り部を形成しなくて良いので、軽量化が図れるととも
に、キャリパのディスク外周側とホイールとのスペース
を十分に確保できる。
ダ孔は、連結ボルトに形成された流路により連通される
ので、部品点数を削減でき、また、連通孔のための肉盛
り部を形成しなくて良いので、軽量化が図れるととも
に、キャリパのディスク外周側とホイールとのスペース
を十分に確保できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【０００９】図１乃至図３は本発明の第１実施例を示す
もので、対向ピストン型キャリパ１は、ディスクロータ
２の両側に対向配置される第１キャリパ半体３と第２キ
ャリパ半体４とをディスクロータ２の外周側で連結ボル
ト５，６にて締結し、第１キャリパ半体３と第２キャリ
パ半体４にそれぞれディスクロータ２側を開口して形成
したシリンダ孔３ａ，４ａに、それぞれピストン７を液
密かつディスク軸方向に移動可能に嵌挿している。
もので、対向ピストン型キャリパ１は、ディスクロータ
２の両側に対向配置される第１キャリパ半体３と第２キ
ャリパ半体４とをディスクロータ２の外周側で連結ボル
ト５，６にて締結し、第１キャリパ半体３と第２キャリ
パ半体４にそれぞれディスクロータ２側を開口して形成
したシリンダ孔３ａ，４ａに、それぞれピストン７を液
密かつディスク軸方向に移動可能に嵌挿している。
【００１０】それぞれのピストン７とディスクロータ２
との間には、一対の摩擦パッド８，８が対向配置され、
ハンガーピン９により吊持されており、第１キャリパ半
体３のシリンダ孔３ａとピストン７の底部との間には第
１液圧室１０が、また、第２キャリパ半体４のシリンダ
孔４ａとピストン７の底部との間には第２液圧室１１が
画成されている。
との間には、一対の摩擦パッド８，８が対向配置され、
ハンガーピン９により吊持されており、第１キャリパ半
体３のシリンダ孔３ａとピストン７の底部との間には第
１液圧室１０が、また、第２キャリパ半体４のシリンダ
孔４ａとピストン７の底部との間には第２液圧室１１が
画成されている。
【００１１】第１キャリパ半体３には、連結ボルト６側
の側面から第１液圧室１０を貫通して連結ボルト５の挿
通孔３ｂに開口する作動液流路３ｃが穿設され、該作動
液流路３ｃの連結ボルト６側端部にマスタシリンダ（図
示せず）からの作動液供給管取付部３ｄが形成されてい
る。
の側面から第１液圧室１０を貫通して連結ボルト５の挿
通孔３ｂに開口する作動液流路３ｃが穿設され、該作動
液流路３ｃの連結ボルト６側端部にマスタシリンダ（図
示せず）からの作動液供給管取付部３ｄが形成されてい
る。
【００１２】また、第２キャリパ半体４にも、連結ボル
ト６側の側面から第２液圧室１１を貫通して連結ボルト
５の螺着穴４ｂに開口する作動液流路４ｃが穿設され、
該作動液流路４ｃの連結ボルト６側端部にブリューダス
クリュー１２が取付けられている。
ト６側の側面から第２液圧室１１を貫通して連結ボルト
５の螺着穴４ｂに開口する作動液流路４ｃが穿設され、
該作動液流路４ｃの連結ボルト６側端部にブリューダス
クリュー１２が取付けられている。
【００１３】連結ボルト５は、第１キャリパ半体３の挿
通孔３ｂに挿通されて、軸部５ａ先端に形成したネジ部
５ｂを第２キャリパ半体４の螺着穴４ｂに螺着して第１
キャリパ半体３と第２キャリパ半体４とを締結するもの
で、軸部５ａの頭部５ｃ寄りに、作動液流路３ｃの開口
部に対応して周溝５ｄを形成し、該周溝５ｄに軸部５ａ
を貫通する径方向流路５ｅを穿設し、さらに、先端面か
ら軸部５ａの中心を通って前記流路５ｅに連通する軸方
向流路５ｆを穿設している。
通孔３ｂに挿通されて、軸部５ａ先端に形成したネジ部
５ｂを第２キャリパ半体４の螺着穴４ｂに螺着して第１
キャリパ半体３と第２キャリパ半体４とを締結するもの
で、軸部５ａの頭部５ｃ寄りに、作動液流路３ｃの開口
部に対応して周溝５ｄを形成し、該周溝５ｄに軸部５ａ
を貫通する径方向流路５ｅを穿設し、さらに、先端面か
ら軸部５ａの中心を通って前記流路５ｅに連通する軸方
向流路５ｆを穿設している。
【００１４】このように構成することにより、第１キャ
リパ半体３の作動液流路３ｃと、連結ボルト５の径方向
流路５ｅ，軸方向流路５ｆと、第２キャリパ半体４の作
動液流路４ｃによって、第１キャリパ半体３の第１液圧
室１０と第２キャリパ半体４の第２液圧室１１とを連通
する作動液連通路が形成される。
リパ半体３の作動液流路３ｃと、連結ボルト５の径方向
流路５ｅ，軸方向流路５ｆと、第２キャリパ半体４の作
動液流路４ｃによって、第１キャリパ半体３の第１液圧
室１０と第２キャリパ半体４の第２液圧室１１とを連通
する作動液連通路が形成される。
【００１５】したがって、連結パイプや肉盛り部の形成
なしに作動液連通路を形成できるので、部品点数を削減
でき、軽量化が図れるとともに、対向ピストン型キャリ
パ１のディスク外周側とホイールとのスペースを十分に
確保できる。
なしに作動液連通路を形成できるので、部品点数を削減
でき、軽量化が図れるとともに、対向ピストン型キャリ
パ１のディスク外周側とホイールとのスペースを十分に
確保できる。
【００１６】図４は、本発明の第２実施例を示すもの
で、対向ピストン型キャリパ２０は、第１キャリパ半体
２１と第２キャリパ半体２２の作動液流路２１ａ，２２
ａの一端にそれぞれブリューダスクリュー２３を取付
け、第１キャリパ半体２１と第２キャリパ半体２２を締
結する連結ボルト２４に、頭部２４ａから軸部２４ｂを
貫通して先端に開口する軸方向流路２４ｃと、作動液流
路２１ａの他端側開口に対応して形成される周溝２４ｄ
と、該周溝２４ｄに軸部２４ｂを貫通して軸方向流路２
４ｃに連通する径方向流路２４ｅを形成し、軸方向流路
２４ｃの頭部２４ａ側端部に作動液供給管取付部２４ｆ
を設けている。
で、対向ピストン型キャリパ２０は、第１キャリパ半体
２１と第２キャリパ半体２２の作動液流路２１ａ，２２
ａの一端にそれぞれブリューダスクリュー２３を取付
け、第１キャリパ半体２１と第２キャリパ半体２２を締
結する連結ボルト２４に、頭部２４ａから軸部２４ｂを
貫通して先端に開口する軸方向流路２４ｃと、作動液流
路２１ａの他端側開口に対応して形成される周溝２４ｄ
と、該周溝２４ｄに軸部２４ｂを貫通して軸方向流路２
４ｃに連通する径方向流路２４ｅを形成し、軸方向流路
２４ｃの頭部２４ａ側端部に作動液供給管取付部２４ｆ
を設けている。
【００１７】これにより、マスタシリンダ（図示せず）
からの作動液は、連結ボルト２４の軸方向流路２４ｃか
ら、第１液圧室２５には、径方向流路２４ｅ，作動液流
路２１ａを介して、第２液圧室２６には、作動液流路２
２ａを介してそれぞれ供給されることになる。したがっ
て、第１液圧室２５と第２液圧室２６は、作動液流路２
１ａ，径方向流路２４ｅ，軸方向流路２４ｃ，作動液流
路２２ａを介して連通状態となり、前記実施例と同様の
効果を奏する。
からの作動液は、連結ボルト２４の軸方向流路２４ｃか
ら、第１液圧室２５には、径方向流路２４ｅ，作動液流
路２１ａを介して、第２液圧室２６には、作動液流路２
２ａを介してそれぞれ供給されることになる。したがっ
て、第１液圧室２５と第２液圧室２６は、作動液流路２
１ａ，径方向流路２４ｅ，軸方向流路２４ｃ，作動液流
路２２ａを介して連通状態となり、前記実施例と同様の
効果を奏する。
【００１８】また、第１液圧室２５に作動液を供給する
作動液流路２１ａと、第２液圧室２６に作動液を供給す
る作動液流路２２ａにそれぞれブリューダスクリュー２
３を設けているので、エア抜き作業が迅速に行える。
作動液流路２１ａと、第２液圧室２６に作動液を供給す
る作動液流路２２ａにそれぞれブリューダスクリュー２
３を設けているので、エア抜き作業が迅速に行える。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスク
ブレーキの対向ピストン型キャリパを構成する２つのキ
ャリパ半体にそれぞれ形成されたシリンダ孔に画成され
る各液圧室間を連通する作動液連通路を、２つのキャリ
パ半体を締結する連結ボルトに形成したので、従来のよ
うな連結パイプや肉盛り部の形成なしに作動液連通路を
形成できるから、部品点数の削減と、キャリパの軽量化
が図れるとともに、キャリパのディスクロータの外周側
とホイールとのスペースを十分に確保できる。
ブレーキの対向ピストン型キャリパを構成する２つのキ
ャリパ半体にそれぞれ形成されたシリンダ孔に画成され
る各液圧室間を連通する作動液連通路を、２つのキャリ
パ半体を締結する連結ボルトに形成したので、従来のよ
うな連結パイプや肉盛り部の形成なしに作動液連通路を
形成できるから、部品点数の削減と、キャリパの軽量化
が図れるとともに、キャリパのディスクロータの外周側
とホイールとのスペースを十分に確保できる。
【図１】 本発明の第１実施例を示すキャリパの断面図
である。
である。
【図２】 同じくキャリパの一部断面正面図である。
【図３】 図１のIII−III断面図である。
【図４】 本発明の第２実施例を示すキャリパの断面図
である。
である。
１，２０…対向ピストン型キャリパ、２…ディスクロー
タ、３，２１…第１キャリパ半体、３ａ…第１キャリパ
半体のシリンダ孔、３ｃ，２１ａ…第１キャリパ半体の
作動液流路、４，２２…第２キャリパ半体、４ａ…第２
キャリパ半体のシリンダ孔、４ｃ，２２ａ…第２キャリ
パ半体の作動液流路、５，６…連結ボルト、５ｅ，２４
ｅ…径方向流路、５ｆ，２４ｃ…軸方向流路、１０，２
５…第１液圧室、１１，２６…第２液圧室
タ、３，２１…第１キャリパ半体、３ａ…第１キャリパ
半体のシリンダ孔、３ｃ，２１ａ…第１キャリパ半体の
作動液流路、４，２２…第２キャリパ半体、４ａ…第２
キャリパ半体のシリンダ孔、４ｃ，２２ａ…第２キャリ
パ半体の作動液流路、５，６…連結ボルト、５ｅ，２４
ｅ…径方向流路、５ｆ，２４ｃ…軸方向流路、１０，２
５…第１液圧室、１１，２６…第２液圧室
Claims (1)
- 【請求項１】 それぞれシリンダ孔を形成した２つのキ
ャリパ半体を対向させ、両キャリパ半体を連結ボルトで
締結するとともに、それぞれのシリンダ孔にピストンを
嵌挿して液圧室を画成し、各液圧室間を連通する作動液
連通路を形成したディスクブレーキの対向ピストン型キ
ャリパにおいて、前記作動液連通路となる流路を前記連
結ボルトに形成したことを特徴とするディスクブレーキ
の対向ピストン型キャリパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11740493A JPH06330964A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ディスクブレーキの対向ピストン型キャリパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11740493A JPH06330964A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ディスクブレーキの対向ピストン型キャリパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330964A true JPH06330964A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14710815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11740493A Pending JPH06330964A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ディスクブレーキの対向ピストン型キャリパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330964A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022114085A1 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11740493A patent/JPH06330964A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022114085A1 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
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