JPH06330906A - 複数エヤシリンダの同期装置 - Google Patents

複数エヤシリンダの同期装置

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JPH06330906A
JPH06330906A JP14002493A JP14002493A JPH06330906A JP H06330906 A JPH06330906 A JP H06330906A JP 14002493 A JP14002493 A JP 14002493A JP 14002493 A JP14002493 A JP 14002493A JP H06330906 A JPH06330906 A JP H06330906A
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JP
Japan
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air
cylinders
air passage
valve
switching valve
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JP14002493A
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Hiroki Sakurai
寛紀 桜井
Noriaki Tani
格昭 谷
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のエヤシリンダを備えた機器において、
エヤシリンダとエヤ通路切り換え弁とを結ぶエヤ通路の
長さがシリンダ毎に異なっていても、これらのエヤシリ
ンダを同一タイミング、同一速度で伸長させることがで
きる同期装置を提供する。 【構成】 エヤシリンダの反ロッド側室13とエヤ通路
切り換え弁7とをむすぶ分岐エヤ通路15に、レギュレ
ータ16とスピードコントローラ17とを設けると共
に、ロッド側室21とエヤ通路切り換え弁7とをむすぶ
分岐エヤ通路22にスピードコントローラ兼エギゾース
ト弁23を設け、エアシリンダ3の収縮状態では、反ロ
ッド側室13とロッド側室21とにエヤを供給して両室
を加圧状態に保つようにエヤ通路切り換え弁7を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のエヤシリンダを
エヤ通路を介して接続された単一のエヤ通路切り換え弁
によって同一タイミングで作動させる同期装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、エヤシリンダの伸縮作動は、エ
ヤ通路切り換え弁とエヤシリンダのロッド側室および反
ロッド側室とをそれぞれエヤ通路によってむすんだ状態
において、該エヤシリンダのロッド側室を大気開放させ
ると共に、反ロッド側室にエヤ源からのエヤを送り込む
ようにエヤ切り換え弁によってエヤ通路を切り換えて伸
長させ、エヤ通路を逆の状態に切り換えて収縮させるよ
うになっているが、その場合、たとえば実開平4−11
3302号公報には、エヤシリンダを上記のようにエヤ
通路切り換え弁によって伸縮作動させるものにおいて、
該シリンダの伸長時にロッド側室を排気用切り換え弁に
よって大気開放させて、このロッド側室のエヤをエヤ通
路切り換え弁を介することなく直接大気放出することに
より、上記伸長時の高速化を図った技術が開示されてい
る。
【0003】ところで、プレス装置においては、プレス
後のワークをロボット装置などを用いて次工程に搬入す
る必要がある場合、ロボット装置がワークを掴めるよう
に、プレス後の上型の反転上昇に伴い、下型に密着して
いるワークを突き上げて該下型から離反させることにな
る。そのような場合、上述のエヤシリンダ制御技術を利
用してエヤシリンダによりワークの突き上げを行うよう
にすれば、プレス後のワークの搬出が高速で行え、能率
が上がることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にプレス装置におけるワークの突き上げをエヤシリンダ
によって行うとき、ワークの形状によっては複数のエヤ
シリンダを用いて、該ワークの複数部位を同時に突き上
げることになる。その場合、これらのエヤシリンダが同
一タイミング、同一速度で伸長作動するように同期をと
る必要がある。つまり、同期を伴わない突き上げが行わ
れると、ワークに姿勢変化が生じたり、該ワークが滑り
落ちたりして前述のロボット装置がワークを掴めなくな
るからである。
【0005】そのため、上記複数のエヤシリンダを単一
のエヤ通路切り換え弁によって制御するようにして、そ
れぞれのエアシリンダに対するエヤの給排が同一タイミ
ングでなされるようにするが、エヤシリンダとエア通路
切り換え弁とをむすぶエヤ通路の長さは、各エヤシリン
ダによって異なるので、エヤシリンダ同士のエヤ給排タ
イミングにどうしてもズレが発生する。
【0006】これに対しては、図5に示すように、下型
側に横方向に押し引きされるピストンロッドAを有した
エヤシリンダBを設け、このピストンロッドAを下型C
に装備されているリフタD,Dの下を通るように配置
し、かつ各リフタD,Dの直下位置において該ピストン
ロッドAにそれぞれラックE,Eを形成すると共に、上
記のリフタD,Dの下面に接続されているロッドF,F
にもラックG,Gを形成して、ピストンロッドAを矢印
方向に移動させたときに、ラックE,Eに噛み合うピニ
オン(図示せず)が回転され、その回転が該ピニオンと
一体で、かつラックG,Gに噛み合っている別のピニオ
ンH,Hに伝達されて、ロッドF,FないしリフタD,
Dが上昇されて、ワークWが突き上げられる機構を採用
することが考えられる。
【0007】しかし、この構成によれば複数のリフタ
D,Dの動きの同期をとることができても、構造が複雑
になり、特にピストンロッドやピニオン等の配置のため
に下型に複雑な形状の加工を施さねばならなくなると共
に、リフタの配置位置によっては採用できない難点があ
る。
【0008】そこで本発明は、エヤシリンダを用いなが
ら、複数のエヤシリンダの動きの正確な同期がとれる同
期装置の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に記載の発明(以下、第1発明と称す)は、複数の
エヤシリンダを単一のエヤ通路切り換え弁によって同一
タイミングで作動させる複数エヤシリンダの同期装置で
あって、上記エヤ通路切り換え弁を、上記各エヤシリン
ダの一方の作動室にエヤを供給する位置と、他方の作動
室にエヤを供給する位置と、両作動室にエヤを供給する
位置とに切り換え可能に構成すると共に、上記各エヤシ
リンダの収縮状態もしくは伸長状態のいずれか一方の非
作動状態において、上記エヤ通路切り換え弁を両作動室
にエヤを供給する位置に切り換える制御手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明と称す)は、各エヤシリンダの一方の作動室もしく
は他方の作動室のうちの、非作動状態から作動状態への
移動時にエヤが排出される側の作動室に接続されている
エヤ通路に、それぞれのエヤシリンダの近くに位置する
と共に、上記室からの排圧によってそれぞれのエヤ通路
を大気開放する大気開放弁を設けたことを特徴とする。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明(以下、第
3発明と称す)は、各エヤシリンダの一方の作動室もし
くは他方の作動室のうちの、非作動状態から作動状態へ
の移動時にエヤが供給される側の作動室に接続されてい
るエヤ通路に、供給するエヤ圧を調整するエヤ圧調整弁
を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の第1発明によれば、エヤシリンダがたと
えば収縮している非作動状態では、これらエヤシリンダ
における両作動室にエヤが供給されて加圧されているか
ら、エヤシリンダを伸長させるためにエヤ通路切り換え
弁によってエヤ通路を切り換えて一方または他方の作動
室にのみエヤを供給したときには、すべてのエヤシリン
ダの作動室にエヤ圧が同時に作用することになって、同
一タイミングで各エヤシリンダが伸長されることにな
る。
【0013】また、第2発明によれば、エヤシリンダを
非作動状態から作動状態への移動時にエヤが排出される
側の作動室(たとえば一方の作動室としてのロッド側
室)に接続されているエヤ通路に大気開放弁が備えられ
ているので、たとえば反ロッド側室にエヤを供給して伸
長させるとき、ロッド側室のエヤはエヤ通路切り換え弁
を介することなく大気に放出されることになり、ロッド
側室とエヤ切り換え弁とをむすぶエヤ通路がそれぞれの
エヤシリンダによって異なっていても、各シリンダは同
一タイミング、同一速度で伸長されることになる。
【0014】さらに、第3発明によれば、各エヤシリン
ダのロッド側室もしくは反ロッド側室のうちの、非作動
状態から作動状態への移動時にエヤが供給される側の室
(たとえば他方作動室としての反ロッド側室)に供給さ
れるエヤの圧力がエヤ圧調整弁によって所定圧に調整さ
れるので、各エヤシリンダは同一タイミング、同一速度
で伸長されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0016】図1ないし図3は本発明を適用するプレス
装置を示し、下型にのったワークW(図では、自動車の
車体に使用するサイドフレームアウタを示す)を図示し
ない上型によってプレスするようになっている。また、
このプレス装置ではプレス後のワークWを突き上げて、
図示しないロボット装置によって該ワークWを掴み、次
工程の装置に搬入するようになされている。
【0017】上記の突き上げのため、下型1の上面には
複数の凹部2〜2が形成され、これらの凹部内に縦向き
にそれぞれエヤシリンダ3〜3が装備されると共に、各
エヤシリンダ3〜3のピストンロッド4〜4上端にリフ
タ5〜5が取り付けられており、これらのエヤシリンダ
3〜3の伸長作動によってリフタ5〜5がワークWを突
き上げ、該ワークWを下型1から持ちあげるように構成
されている。なお、図1において破線で示すようにリフ
タ5〜5はこのワークWの場合、7つ備えられ、したが
ってエヤシリンダ3〜3も7個設けられ、これらのリフ
タ5〜5によってワークWの下面複数部位が突き上げら
れる。また、プレス時には、各エヤシリンダ3〜3が収
縮してそれぞれのリフタ5〜5を凹部2〜2内に収納さ
せていることは勿論である。
【0018】また、上記下型1における各凹部2〜2の
底部には、エヤシリンダ3〜3と、次に述べるエヤ通路
切り換え弁とにつなぐエヤホース(図示せず)を配設す
るための穴6〜6が設けられる。
【0019】図4は本発明の実施例にかかるエヤ回路を
示す。このエヤ回路は上記した7個のエヤシリンダ3〜
3と単一のエヤ通路切り換え弁7とを接続したものであ
って、該エヤ通路切り換え弁7は5ポート・3位置弁か
らなり、図示しないエヤ源に開閉弁8を介して接続され
たポートP(他のポートとの混同を避けるため、以下で
は、弁側第1ポートPと称す)と、2つのメインエヤ通
路に接続された2つのポートA,B(同様に、弁側第2
ポートA、弁側第3ポートBと称す)と、2つの排気用
ポートR1,R2とを有している。
【0020】また、上記エヤ通路切り換え弁7は、図4
に示す中立位置において、弁側第1ポートPが弁側第
2、第3ポートA,Bに共に連通されて、弁側第2およ
び第3ポートA,Bにエヤが供給される。また、中立位
置からスプールを図の右方向に移動させてオフセットさ
せたときは、弁側第1ポートPが弁側第2ポートAにの
み連通され、弁側第3ポートBが排気ポートR1に連通
される。さらに、中立位置からスプールを左方向に移動
させてオフセットさせたときは、弁側第1ポートPが弁
側第3ポートBにのみ連通され、弁側第2ポートAが排
気ポートR1に連通される。このようにスプールの位置
切り換えのため、2つの開閉弁11,12が設けられ
て、これらの開閉弁11,12の開閉制御が前述の開閉
弁8とともにコントローラ27によって行われるように
なされている。
【0021】上記2つのメインエヤ通路9,10のう
ち、弁側第2ポートAに接続されているメインエヤ通路
9はそれぞれのエヤシリンダ3〜3における反ロッド側
室13にエヤを送り込んで、これらのエヤシリンダ3〜
3を伸長させるためのもので、各エヤシリンダ3〜3の
反ロッド側ポートCとメインエヤ通路9とが継手14を
介し分岐エヤ通路15で接続され、これらの分岐エヤ通
路15〜15に、エヤ供給時における上流側からレギュ
レータ16とスピードコントローラ17とが直列に設け
られている。
【0022】その場合、上記レギュレータ16はリリー
フ付きのものであると共に、該レギュレータ16に一方
向弁18が並列接続されている。また、スピードコント
ローラ17は可変オリフィス19と一方向弁20との並
列体からなるもので、エヤ供給方向にはフリーフロ回路
となり、エヤ排出方向にはニードル回路となる。
【0023】さらに、弁側第3ポートBに接続されてい
るメインエヤ通路10は、それぞれのエヤシリンダ3〜
3におけるロッド側室21にエヤを供給して、これらの
エヤシリンダ3〜3を収縮させるためのものであり、各
エヤシリンダ3〜3のロッド側ポートDとメインエヤ通
路10とが継手14を介し分岐エヤ通路22によって接
続されている。その場合、各分岐エヤ通路22〜22に
はスピードコントローラ兼エギゾースト弁23〜23が
ロッド側ポートDの近くに設けられる。このスピードコ
ントローラ兼エギゾースト弁23は、シャトルバルブ2
4を備え、ロッド側室21のエヤ圧よりも分岐エヤ通路
22およびメインエヤ通路10のエヤ圧が高い場合に、
エヤをロッド側室21に送り込み、逆の場合は、ロッド
側室21を大気開放してエヤを大気放出させるように構
成されていると共に、その大気放出口側に可変オリフィ
ス25が設けられている。
【0024】次に、図4の回路動作を説明すると、プレ
ス装置の稼働に先立って、レギュレータ16において、
調圧バネの調整により二次側圧力(スピードコントロー
ラ側)を設定し、スピードコントローラ17において可
変オリフィス19の調整によりエヤ流量を設定する。ま
た、スピードコントローラ兼エギゾースト弁23におい
て可変オリフィス25によってエヤ大気放出時のエヤ流
量を調整する。
【0025】また、このエヤ回路は前述のコントローラ
27によって制御されるものであって、プレス装置にお
ける上型の動きが該プレス装置のカム板から電気信号と
してコントローラ27に入力され、該コントローラ27
はその上型の動きに応じて、開閉弁11,12を制御
し、エヤ通路切り換え弁7を切り換えるようになされて
いる。そして、エヤシリンダ3〜3が収縮されている状
態ではエヤ通路切り換え弁7が中立位置にあるよう制御
される。したがって、この中立位置ではメインエヤ源8
から弁側第1ポートPに送り込まれたエヤは弁側第2、
第3ポートA,Bのいずれにも流れ、それぞれのメイン
エヤ通路9,10を流れて各エヤシリンダ3〜3の反ロ
ッド側室13とロッド側室21との両方に供給される。
これにより両室13,21が加圧され、ピストン26お
よびピストンロッド4が収縮状態のストロークエンド位
置に保持される。なお、この中立状態では、ピストン2
6およびピストンロッド4が不測に上昇しないように、
反ロッド側室13の加圧力がレギュレータ16によって
前述の調整時に予め調節されている。
【0026】この状態からプレス動作が完了して、上型
が反転上昇すると、これに連動してエヤ通路切り換え弁
7においてスプールが右方向にオフセットされ、エヤは
メインエヤ通路9にのみ供給され、エヤシリンダ3〜3
のロッド側室21に接続されているメインエヤ通路10
は排気ポートR2によって大気開放される。したがっ
て、反ロッド側室13のエヤ圧増大により各エヤシリン
ダ3〜3は伸長し、リフタ5〜5によってワークWが突
き上げられる。
【0027】その場合、反ロッド側室13へのエヤ供給
は、先に述べたように該反ロッド側室13が加圧されて
いる状態で行われるので、エヤ通路切り換え弁7の切り
換えによって直ちに、かつ同時にすべてのエヤシリンダ
3〜3の反ロッド側室13に供給エヤの圧力が働くよう
になり、エヤシリンダ3とエヤ通路切り換え弁7とをむ
すぶエヤ通路長さがエヤシリンダごとに異なっていて
も、エヤ圧供給時間差がなくなり、すべてのエヤシリン
ダ3〜3に同一タイミングでエヤ圧が作用する。
【0028】一方、それぞれのエヤシリンダ3〜3のロ
ッド側室21のエヤは分岐エヤ通路22〜22に抜き出
されることになるが、これらの分岐エヤ通路22〜22
にはシャトルバルブ24からなるエギゾースト弁23が
設けられていて、メインエヤ通路10が排気ポートR2
により大気開放され、したがって該メインエヤ通路内の
圧力よりもロッド側室21から排出されるエヤの圧力の
ほうが高いので、この排出エヤが可変オリフィス25か
ら大気に放出される。つまり、それぞれのエヤシリンダ
3〜3における排出エヤは、エヤ通路切り換え弁7を介
することなくロッド側ポートDを出た直後に大気放出さ
れる。そのため、反ロッド側室13にエヤを供給する場
合と同様に、エヤシリンダ3とエヤ通路切り換え弁7と
をむすぶエヤ通路長さがエヤシリンダごとに異なってい
ても、エヤ圧排出時間差がなくなり、各エヤシリンダ3
〜3から同一タイミングでエヤが排出される。
【0029】このように、各反ロッド側室13〜13へ
のエヤ圧供給タイミングと、各ロッド側室21〜21か
らのエヤ圧排出タイミングがどのエヤシリンダ3〜3に
おいても一致するから、各エヤシリンダ3〜3は同一タ
イミング、同一速度で伸長され、その結果ワークWは姿
勢変化を生じることなく突き上げられ、ロボット装置に
よって確実に掴まれた状態で搬出されることになる。
【0030】加えて、上記の反ロッド側室21にはレギ
ュレータ16により調圧されたエヤが供給される。この
ため各エヤシリンダ3〜3における供給エヤの圧力、流
量を一定に揃えられると共に、ロッド側室21から大気
に排出されるエヤの流量も可変オリフィス25によって
一定に揃えられるので、すべてのシリンダ3〜3のピス
トン4の移動速度が揃うことになって、一層正確な同期
をとることができる。
【0031】次に、エヤシリンダ3〜3の伸長後、エヤ
通路切り換え弁7においてはスプールが左方向にオフセ
ットされ、メインエヤ通路10にのみエヤが供給され、
メインエヤ通路9は排気ポートR1によって大気開放さ
れる。これによって各エヤシリンダ3〜3のロッド側室
21にエヤ圧が供給され、反ロッド側室13のエヤが排
出され、各エヤシリンダ3〜3は収縮に転じる。その場
合、反ロッド側室13の排出エヤは可変オリフィス19
を通って排出されていくので、排出速度が調整され、各
エヤシリンダ3〜3の収縮速度が一定に揃えられる。そ
して、ピストン26が収縮方向のストロークエンドに至
るとき、エヤ通路切り換え弁7が中立位置に切り換わ
り、再び反ロッド側室13とロッド側室21との両室に
エヤが供給されて加圧され、次のプレス動作に備えるこ
とになる。
【0032】なお、以上の実施例はプレス装置に本発明
を適用したものであるが、このプレス装置に限らず、複
数のエヤシリンダを同期して作動させる必要がある機器
に本発明は適用できる。また、上記実施例はエヤシリン
ダを上下方向に作動させるものであるが、横方向に作動
させるものであってもよい。また、上記の実施例はエヤ
シリンダ3を収縮させた非作動状態で、反ロッド側室1
3とロッド側室21とを加圧しているが、伸長させた状
態を非作動状態とし、この状態で両室13,21を加圧
するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の記載によって明かなように、本発
明の第1発明によれば、エヤシリンダの両作動室にエヤ
を供給して加圧している状態から、エヤシリンダ伸長ま
たは収縮のためのエヤ圧を供給するから、すべてのエヤ
シリンダにエヤ圧が同時に作用する。
【0034】また、第2発明によれば、エヤシリンダの
伸長時または収縮時、エヤシリンダから排出される側の
作動室のエヤはエヤ通路切り換え弁を介することなく、
それぞれのエヤシリンダの近くにおいて大気開放弁によ
り大気放出大気に放出される。
【0035】さらに、第3発明によれば、伸長または収
縮のためにエヤシリンダに供給されるエヤの圧力がエヤ
圧調整弁によって所定圧に調整されるので、各エヤシリ
ンダは同一タイミング、同一速度で伸長されることにな
る。
【0036】このため本発明によれば、エヤシリンダと
エヤ通路切り換え弁とのエヤ通路長が各エヤシリンダに
よって異なっていても、同一タイミング、同一速度で各
エヤシリンダを伸長または収縮させることができ、正確
な同期をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するプレス装置におけるワー
クの平面図である。
【図2】 図1におけるX−X線矢視切断図である。
【図3】 図1におけるY−Y線矢視切断拡大図であ
る。
【図4】 本発明の実施例にかかるエヤ回路図であ
る。
【図5】 従来例の断面図である。
【符号の説明】
3 エヤシリンダ 7 エヤ通路切り換え弁 9,10 メインエヤ通路 13 反ロッド側室 15,22 分岐エヤ通路 16 レギュレータ 17 スピードコントローラ 21 ロッド側室 23 スピードコントローラ兼エギゾースト弁 24 シャトルバルブ 25 可変オリフィス 27 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエヤシリンダを単一のエヤ通路切
    り換え弁によって同一タイミングで作動させる複数エヤ
    シリンダの同期装置であって、上記エヤ通路切り換え弁
    を、上記各エヤシリンダの一方の作動室にエヤを供給す
    る位置と、他方の作動室にエヤを供給する位置と、両作
    動室にエヤを供給する位置とに切り換え可能に構成する
    と共に、上記各エヤシリンダの収縮状態もしくは伸長状
    態のいずれか一方の非作動状態において、上記エヤ通路
    切り換え弁を両作動室にエヤを供給する位置に切り換え
    る制御手段を設けたことを特徴とする複数エヤシリンダ
    の同期装置。
  2. 【請求項2】 各エヤシリンダの一方の作動室もしくは
    他方の作動室のうちの、非作動状態から作動状態への移
    動時にエヤが排出される側の作動室に接続されているエ
    ヤ通路に、それぞれのエヤシリンダの近くに位置すると
    共に、上記室からの排圧によってそれぞれのエヤ通路を
    大気開放する大気開放弁を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の複数エヤシリンダの同期装置。
  3. 【請求項3】 各エヤシリンダの一方の作動室もしくは
    他方の作動室のうちの、非作動状態から作動状態への移
    動時にエヤが供給される側の作動室に接続されているエ
    ヤ通路に、供給するエヤ圧を調整するエヤ圧調整弁を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の複数エヤシリン
    ダの同期装置。
JP14002493A 1993-05-18 1993-05-18 複数エヤシリンダの同期装置 Pending JPH06330906A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105483877A (zh) * 2016-01-12 2016-04-13 经纬纺织机械股份有限公司 环锭细纱机集体落纱多气缸气架里外摆同步控制装置

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