JPH06330888A - 渦流ポンプ - Google Patents

渦流ポンプ

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JPH06330888A
JPH06330888A JP5121057A JP12105793A JPH06330888A JP H06330888 A JPH06330888 A JP H06330888A JP 5121057 A JP5121057 A JP 5121057A JP 12105793 A JP12105793 A JP 12105793A JP H06330888 A JPH06330888 A JP H06330888A
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JP
Japan
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liquid
pump
opening
gas
impeller
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Application number
JP5121057A
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Inventor
Isao Kanbayashi
勇雄 神林
Tomohiko Onodera
智彦 小野寺
Toshifumi Mizoguchi
敏文 溝口
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NIKOKU KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
NIKOKU KIKAI KOGYO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/08Centrifugal pumps
    • F04D17/16Centrifugal pumps for displacing without appreciable compression
    • F04D17/168Pumps specially adapted to produce a vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/08Centrifugal pumps
    • F04D17/18Centrifugal pumps characterised by use of centrifugal force of liquids entrained in pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D23/00Other rotary non-positive-displacement pumps
    • F04D23/008Regenerative pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 渦流ポンプの改良であり、作動通路に液体を
充満させて真空ポンプとして使用することのできる渦流
ポンプにおいて、注入する液体の流量が少なくて済むよ
うにする改良である。 【構成】 外周部に小羽根11を有する羽根車10と、
羽根車10が収納される羽根嵌合溝2と、吸込口4と、
吐出口5と、羽根嵌合溝2の外周に、一端が吸込口4に
連通し、他端が吐出口5に連通する円弧状の作動通路3
とを有し、羽根車10が回転可能に配設されるケーシン
グ1とを備えた渦流ポンプにおいて、ケーシング1は、
作動通路3に連通する第1の開口7を有するようにされ
た渦流ポンプである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦流ポンプの改良に関
する。特に、作動通路に液体を充満させて、真空ポンプ
として使用することができる渦流ポンプにおいて、注入
する液体の流量が少なくて済むようにする改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば真空形成(脱ガス)機能を
有する渦流ポンプとしては、特開平3−210097号
公報に示すような中心部加圧注液渦流式真空ポンプがあ
る。
【0003】図10・図11参照 図10は中心部加圧注液渦流式真空ポンプを回転軸に直
交する方向に切った断面図であり、図11は図10のY
−Y断面図である。図10において、1はケーシングで
あり、2はケーシング1に設けられた羽根嵌合溝である
(図11参照)。この羽根嵌合溝2には小羽根11を有
する羽根車10が自由に回転しうるように配設されてい
る。羽根嵌合溝2の外周で、羽根車10の小羽根11に
対応する部分に、円弧状に作動通路3が設けられてお
り、作動通路3の一方は吸込口4に連通し、他方は吐出
口5に連通している。吐出口5と吸込口4との間は隔壁
6で離隔されているので、吐出口5から吐き出された流
体が自由に吸込口4に戻ることがない。また、羽根嵌合
溝2の中心部の中心空間8に圧力のある液体を注入する
第2の開口9がケーシング1に設けられている。19は
羽根車10に設けられた連通口であり、羽根車10の両
側の中心空間8を連通させている。
【0004】このように構成された渦流ポンプを使用し
て、吸込口4を真空を必要とする部屋に導通し、吐出口
5を大気開放して、羽根車10を回転させながら第2の
開口9より液体をポンプ等により圧力を高めて注入する
と、この液体は中心空間8から羽根嵌合溝2を経由して
作動通路3へと流れ、作動通路3を水封する。作動通路
3内では、吸込口4より吸い込まれた気体と第2の開口
9より注入された液体とが羽根車10の小羽根11によ
り攪拌されて、吐出口5より液体とともに吐き出され
る。それで、吸込口4に導通している部屋では、この部
屋の内部の気体を吸い取られるので、真空になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来技
術に係る渦流ポンプにおいては、吸い込まれる気体の吸
込状態における吸込流量(吸い込んでいる圧力での流量
であり、標準圧力での流量ではない。以下、気体の吸込
流量と云う。)に対し注入する液体の流量の比は、吸込
口圧力が300〜500Torrのとき約2.0〜2.5と
大きく、大量の液体を必要としていた。
【0006】本発明の目的は、この欠点を解消すること
にあり、気体の吸込流量に対して注入する液体の流量の
比が少なく、大量の液体を必要としないで真空にするこ
とのできる渦流ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、外周部に
小羽根(11)を有する羽根車(10)と、この羽根車
(10)が収納される羽根嵌合溝(2)と、吸込口
(4)と、吐出口(5)と、前記の羽根嵌合溝(2)の
外周に、一端が吸込口(4)に連通し、他端が吐出口
(5)に連通する円弧状の作動通路(3)とを有し、前
記の羽根車(10)が回転可能に配設されるケーシング
(1)とを備えた渦流ポンプにおいて、前記のケーシン
グ(1)は、前記の作動通路(3)に連通する第1の開
口(7)を有する渦流ポンプによって達成される。
【0008】また、上記の構成において、ケーシング
(1)は、前記の羽根嵌合溝(2)の中心部である中心
空間(8)に連通し、液体が流入する第2の開口(9)
を有すると、中心空間(8)に直接液体を流入させるこ
とができるので、さらに優れている。
【0009】さらにまた、上記の第2の開口(9)を有
する渦流ポンプにおいて、前記の吐出口(5)より吐き
出される流体を供給され、気液分離し、気体が分離され
た液体を前記の第2の開口(9)に流入するように構成
された気液分離装置(15)を有すると、気液分離装置
(15)より中心空間(8)に液体のみが供給されるの
で、必要とする液体量がさらに減少する。
【0010】
【作用】従来技術に係る渦流ポンプでは中心空間8から
作動通路3への単位作動通路長さ当りの液体の流入量は
吸込側が最大である。すなわち、作動通路3への単位作
動通路長さ当りの中心空間8からの液の流入量は吐出口
5側に行くにしたがって少となる。これは吸込側作動通
路圧力は吐出側作動通路圧力よりも小さいことから明ら
かなように圧力差の違いによるものである。したがっ
て、この従来技術に係る渦流ポンプにおいては吸込口4
側作動通路での液体注入量が多くなり過ぎて、真空を必
要とする部屋からの吸い込むべき気体の量が少なくなる
欠点があった。
【0011】本発明に係る渦流ポンプは、作動通路3の
途中に第1の開口7が設けられており、この第1の開口
7から液体を注入すると、高速攪拌による液体と気体と
の混合が行われ易くなり、作動通路3での気体の吸込流
量に対する液体流量の比を小さくすることになる。そし
て、より高真空を得ることになる。
【0012】また、作動通路3の途中から液体を注入す
ることにより作動通路3の内の吸込口4から第1の開口
7までの部分での液体量は皆無に等しくなる。液体量が
少ないため、気体だけに羽根車10からエネルギーが与
えられ、渦流ポンプ本来の仕事である気体吸込量を多く
することができる。すなわち、吸込口4から第1の開口
7までの部分で気体は圧縮されて、第1の開口7で液体
と混ざり合う。すなわちそれだけ気体の吸込流量に対す
る液体流量の比を小さくすることができる。
【0013】別の表現をすれば、吸込口4から吸い込ま
れた気体は作動通路3上の第1の開口7まで羽根車10
により圧縮される。圧縮された気体の容積は小さくなる
ため、それだけ標準気圧での気体に換算した量が多くな
る。
【0014】また、渦流ポンプが、中心空間8に連通す
る第2の開口を有し、第2の開口9に気体を含まない液
体が流入できるように構成されていると、作動通路3よ
り気体を含む液体が中心空間8に漏れることを阻止する
ので、さらに、気体の吸込流量に対する液体流量は減少
する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る渦流ポ
ンプについてさらに詳細に説明する。
【0016】第1実施例 図1・図2参照 図1は本発明に係る渦流ポンプを回転軸に直交する方向
に切った断面図であり、図2は第1実施例に係る渦流ポ
ンプの構造を示す断面図であり、図1のX−X断面図で
ある。図において、1はケーシングであり、ケーシング
本体とケーシングカバーとOリング等(図示せず。)に
より構成されている。2はケーシング1に設けられた円
板状空洞よりなる羽根嵌合溝である。10は羽根車であ
り、羽根車10の外周に沿って小羽根11を有してい
る。羽根車10は羽根嵌合溝2に回転自由になるよう配
設されていて、ケーシング1の外部にある図示していな
い駆動源により矢印Aの方向に回転される。12は羽根
車10の駆動軸12であり、13は駆動軸12を回転自
由に支承する軸受け部と中心空間8との間にあるシール
部材である。19は羽根車10に設けられている連通口
である。
【0017】3は作動通路であり、羽根嵌合溝2の外周
の、羽根車10の小羽根11に対応する部分に円弧状に
設けられている。作動通路3の1端は吸込口4に連通
し、他端は吐出口5に連通している。吐出口5と吸込口
4との間は隔壁6により離隔されているので、吐出口5
から吐き出された流体が自由に吸込口4に戻ることがな
い。7は作動通路3の途中に設けられている第1の開口
である。
【0018】この第1実施例に係る渦流ポンプを真空ポ
ンプとして使用するときは、この渦流ポンプの吸込口4
を真空を必要とする部屋に導通し、吐出口5を大気開放
して、羽根車10を矢印Aの方向に回転させながら、第
1の開口7より、液体をポンプ等により矢印Bに示す方
向に注入したり、または、液体を吸い込ませると、作動
通路3は液体で水封され、渦流ポンプは真空ポンプとし
て動作する。そして、真空を必要とする部屋に充満して
いた気体は吸込口4から取り込まれ、作動通路3におい
て圧縮されて第1の開口7に到達し、第1の開口7より
注入された液体と作動通路3内で、羽根車10の遠心力
により混合され、高速攪拌されながら吐出口5に到達
し、液体とともに吐き出されることになる。このように
して、吸込口4に導通している部屋では、充満していた
多くの気体と僅かな液体を含む流体を吸い取られて真空
になる。
【0019】図1では、第1の開口7は、吸込口4と吐
出口5との中間近くで、第1の開口7より注入する液体
の流れる方向が、円弧状の作動通路3に接するように設
けられているが、第1の開口7の位置は吸込口4と吐出
口5との間にあればよく、また、第1の開口7の方向は
渦流ポンプの半径方向でも回転方向と逆方向でもよく、
要は、第1の開口7が作動通路3に連通しておればよ
い。
【0020】図3参照 図3は第1実施例に係る渦流ポンプを真空ポンプとして
使用したときの特性を示す図である。図3において、実
線は吸込口4より吸い込まれる気体の吸込状態における
吸込流量を示し、破線は第1の開口7より注入する液体
流量を示す。この図より判るように、吸込口圧力が30
0〜500Torrの時は、気体の吸込流量に対する液体流
量の比は、1.5〜1.7と従来の2.0〜2.5と比
較して大幅に改良されている。また、この注入する液体
流量が少なくてもよいという利点は、上記の吸込口圧力
以外の吸込口圧力においても同様である。
【0021】第2実施例 図1・図4参照 図4は第2実施例に係る渦流ポンプの構造を示す断面図
であり、図1のX−X断面図である。図4において、図
2と同一の記号は全く同一の構造となっているので説明
を省略する。8は羽根嵌合溝2の中心部である中心空間
であり、9は中心空間8に連通するようにケーシング1
に設けられた第2の開口である。すなわち、第1実施例
の第1の開口7を有する渦流ポンプに、さらに、第2の
開口9を設けている。
【0022】この第2実施例に係る渦流ポンプを使用し
て真空を得たいときは、この渦流ポンプの吸込口4を真
空を必要とする部屋に導通し、吐出口5を大気開放し
て、羽根車10を矢印Aの方向に回転させながら、第1
の開口7より液体をポンプ等により矢印Bに示す方向に
注入し、さらに、第2の開口9を液体だけを供給する通
路に導通するようにすればよい。第2の開口9より流入
する液体は、羽根車10に設けられた連通口19により
羽根車10の両側の中心空間8に充満し、作動通路3よ
り中心空間8に気体を含んだ液体が漏れることを阻止す
ればよいので、圧力差をかけて液体を注入する必要はな
い。すなわち、第2の開口9の圧力と殆ど圧力差のない
液体供給源に第2の開口9を導通させるだけでよい。
【0023】図5参照 図5は第2の開口9を液体だけを供給する通路に導通さ
せる一つの方法を示す。図5において、図1と同一の記
号は全く同一の構造となっているので説明を省略する
(吸込口4と第1の開口7と第2の開口9とは一点鎖線
によって示す。)。14は第2実施例に係る渦流ポンプ
を示し、20は第2実施例に係る渦流ポンプ14に直結
した液体注入用ポンプであり、21(一点鎖線にて示
す。)と22とはそれぞれ液体注入用ポンプ20の吸込
口と吐出口とである。図5に示すように、液体注入用ポ
ンプ20の吐出口22は第2実施例に係る渦流ポンプ1
4の第1の開口7にパイプ23により導通されている。
第2実施例に係る渦流ポンプ14の第2の開口9は液体
注入用ポンプ20の羽根嵌合溝2の中心部と導通されて
いるので、液体注入用ポンプ20において、作動通路3
からケーシング1と羽根車10との隙間より羽根嵌合溝
2の中心部に漏出した液体は、第2実施例に係る渦流ポ
ンプ14の第2の開口9を経由して第2実施例に係る渦
流ポンプ14の中心空間8に入ることになる。このよう
に第2実施例に係る渦流ポンプ14の第2の開口9を液
体だけを供給する通路に導通するように構成すると、第
1実施例よりもさらに、気体の吸込流量に対する液体流
量の比を小さくすることができる。
【0024】なお、図5に示すように、パイプ23をポ
ンプの外部に設けなくてもよい。すなわち、液体注入用
ポンプ20の吐出口22と、第2実施例に係る渦流ポン
プ14の第1の開口7とを導通する通路をケーシング1
に穿設させることもできる。
【0025】第3実施例 図6・図7参照 図6は第3実施例に係る渦流ポンプの構成(その1)を
示す図であり、図7は第3実施例に係る渦流ポンプの構
成(その2)を示す図である。図6・図7において、図
1・図4・図5と同一記号は全く同一の構造となってい
るので説明を省略する。15は気液分離装置(1部断
面)であり、16は気液分離装置15の入口であり、1
7と18とはそれぞれ気液分離装置15の液体出口と気
体出口とである。図6に示すように気液分離装置15の
入口16は第2実施例に係る渦流ポンプ14の吐出口5
に導通しており、さらに、気液分離装置15の液体出口
17は第2実施例に係る渦流ポンプ14の第2の開口9
に導通している。24は逆止弁であり、液体が吸込口4
から真空を必要とする部屋に逆流することを防止するた
めに設けられている。
【0026】図6・図7に示す第3実施例に係る渦流ポ
ンプにおいて、吸込口4を真空を必要とする部屋に導通
し、気液分離装置15の気体出口18を大気開放する。
第1の開口7より液体を注入しながら、第3実施例に係
る渦流ポンプを駆動すると、第2実施例と同様に第1実
施例よりもさらに気体の吸込流量に対する液体流量の比
を小さくすることができる。
【0027】図8参照 図8は第3実施例に係る渦流ポンプを真空ポンプとして
使用したときの特性を示す図である。実線は吸込口4よ
り吸い込まれる気体の吸込状態における吸込流量を示
し、破線は第1の開口7より注入する液体流量を示す。
図8より明らかなように、吸込口圧力が300〜500
Torrのときは、気体の吸込流量に対する液体流量の比は
約1.0〜1.2となり、従来例の2.0〜2.5は勿
論、第1実施例の約1.5と比較してもさらに良好な値
を得た。
【0028】図9参照 図9は第3実施例に係る渦流ポンプにおいて、第1の開
口7を5箇所に設け、この5箇所の第1の開口7に押し
込みポンプを経由せずに液体を吸入させたときの特性を
示す図である。実線は吸込口4より吸い込まれる気体の
吸込状態における吸込流量を示し、破線は第1の開口7
より吸入される液体流量を示す。液体流量は、吸込口4
の圧力が低いときは第1の開口7の圧力も低下するので
押し込みポンプがなくとも吸い込まれるが、吸込口4の
圧力が大気圧に近くなると第1の開口7の圧力も大気圧
に近くなるので、吸い込まれ難くなり、液体流量は非常
に低下している。このため、例えば、吸込口圧力が66
0Torr近辺では、気体の吸込率、すなわち、気体流量/
液体流量は約1.5以上となり、この種のポンプとして
は最大級の性能が得られた。この気体吸込率の大きい渦
流ポンプは、真空は必要としないが、気泡や酸素等の冨
化が必要な場合には非常に有用である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る渦流
ポンプにおいては、作動通路の途中に第1の開口を設け
て、この第1の開口から液体を注入して渦流ポンプを作
動するようにしているので、渦流ポンプを真空ポンプと
して使用したとき、第1の開口より作動通路の吸込口側
に戻る水量が少ない。このため、羽根車の運動エネルギ
ーの殆どが吸い込まれた気体に作用し、気体は作動通路
の吸込口側から、第1の開口に到達するまで圧縮され
る。このため、大量の気体を吸い込むことができる。こ
の圧縮された気体が、第1の開口より注入された液体と
混合され、羽根車の運動エネルギーにより高速攪拌され
て吐き出される。このようにして、気体の吸込流量に対
する液体流量は大幅に低下し、効率のよい真空ポンプが
得られる。
【0030】さらに、気液分離装置を有し、第2の開口
から気体を分離した液体のみが流入するように構成した
渦流ポンプにおいては、第1の開口の圧力より僅かに高
い圧力の液体供給源に第1の開口を接続し、この液体供
給源から液体を吸い込ませるようにすることによって、
渦流ポンプに吸い込まれる液量は少なくなり、気泡風呂
や酸素の冨化が必要な場合に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る渦流ポンプの構造を示す断面図で
ある。
【図2】第1実施例に係る渦流ポンプの構造を示す断面
図であり、図1のX−X断面図である。
【図3】第1実施例に係る渦流ポンプの特性図である。
【図4】第2実施例に係る渦流ポンプの構造を示す断面
図であり、図1のX−X断面図である。
【図5】第2実施例に係る渦流ポンプの変形例である。
【図6】第3実施例に係る渦流ポンプの構成図(その
1)である。
【図7】第3実施例に係る渦流ポンプの構成図(その
2)である。
【図8】第3実施例に係る渦流ポンプの特性図である。
【図9】第3実施例に係る渦流ポンプの他の特性図であ
る。
【図10】従来技術に係る渦流ポンプの構造を示す断面
図である。
【図11】従来技術に係る渦流ポンプの構造を示す断面
図であり、図9のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 羽根嵌合溝 3 作動通路 4 吸込口 5 吐出口 6 隔壁 7 第1の開口 8 中心空間 9 第2の開口 10 羽根車 11 小羽根 12 駆動軸 13 シール部材 14 第2実施例に係る渦流ポンプ 15 気液分離装置 16 気液分離装置の入口 17 気液分離装置の液体出口 18 気液分離装置の出口 19 羽根車に設けられた連通口 20 液体注入用ポンプ 21 液体注入用ポンプの吸込口 22 液体注入用ポンプの吐出口 23 パイプ 24 逆止弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に小羽根(11)を有する羽根車
    (10)と、 該羽根車(10)が収納される羽根嵌合溝(2)と、吸
    込口(4)と、吐出口(5)と、前記羽根嵌合溝(2)
    の外周に、一端が吸込口(4)に連通し、他端が吐出口
    (5)に連通する円弧状の作動通路(3)とを有し、前
    記羽根車(10)が回転可能に配設されるケーシング
    (1)とを備えた渦流ポンプにおいて、 前記ケーシング(1)は、前記円弧状の作動通路(3)
    に連通する第1の開口(7)を有することを特徴とする
    渦流ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング(1)は、前記羽根嵌合
    溝(2)の中心部をなす中心空間(8)に連通し、液体
    が流入する第2の開口(9)を有することを特徴とする
    請求項1記載の渦流ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記渦流ポンプは、前記吐出口(5)よ
    り吐出される流体を供給され、気液分離し、気体が分離
    された液体を前記第2の開口(9)に流入するように構
    成された気液分離装置(15)を有することを特徴とす
    る請求項2記載の渦流ポンプ。
JP5121057A 1993-05-24 1993-05-24 渦流ポンプ Pending JPH06330888A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3460247A1 (de) * 2017-09-20 2019-03-27 Lutz Pumpen GmbH Modifizierte seitenkanalpumpe sowie verfahren zum betrieb einer solchen

Cited By (1)

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EP3460247A1 (de) * 2017-09-20 2019-03-27 Lutz Pumpen GmbH Modifizierte seitenkanalpumpe sowie verfahren zum betrieb einer solchen

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