JPH11107971A - 自吸式ポンプ - Google Patents
自吸式ポンプInfo
- Publication number
- JPH11107971A JPH11107971A JP27235197A JP27235197A JPH11107971A JP H11107971 A JPH11107971 A JP H11107971A JP 27235197 A JP27235197 A JP 27235197A JP 27235197 A JP27235197 A JP 27235197A JP H11107971 A JPH11107971 A JP H11107971A
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- impeller
- casing
- self
- priming
- blade
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
通り羽根車ケーシング内の羽根車に戻る際に、連通孔を
通った呼水と羽根との干渉から発生する振動、騒音を軽
減する。 【解決手段】 羽根車12の羽根12aの羽根車周方向
外端を、仕切板における連通孔8、9より中心側に位置
させ、羽根12aが仕切板の連通孔8、9部を直接に切
らないようにする。
Description
ケーシングと、前記羽根車ケーシングに連通孔を持つ仕
切板を介して結合する呼び水ケーシングを備え、前記羽
根車ケーシング内に羽根を持つ羽根車を収容する構成の
自吸式ポンプに関する。
つ羽根車を収容する羽根車ケーシングと、この羽根車ケ
ーシングに連通孔を持つ仕切板を介して結合する呼び水
ケーシングを備えている。図7は従来の自吸式ポンプの
断面図である。
動機1の一側に羽根車ケーシング3を取り付け、電動機
1の回転シャフト2を羽根車ケーシング3における羽根
車室11内の羽根車12に結合している。前記羽根車ケ
ーシング3の開放側には仕切板6とパッキン5を介して
呼び水ケーシング4を結合させている。前記羽根車12
は、仕切板6方向に立った複数の羽根12aを有してい
る。図中の16は吸込口である。
のようになっており、すなわち、仕切板6およびパッキ
ン5には、呼び水ケーシング4における水タンク部18
と羽根車ケーシング3内の羽根車室11を連通させる連
通孔8を形成している。
グ4は、図9の分解斜視図に示すように双方の開口部を
互いに対向させ、仕切板6をパッキン5とともに羽根車
ケーシング3と呼び水ケーシング4との間に挟みこんで
いる。また、この図9に示すように、前記仕切板6には
所定の位置に水流通用の連通孔7、8、9および中央連
通孔10を形成してあり、パッキン5は、これらの連通
孔7、8、9および中央連通孔10に対応する孔を有す
るとともに、前記連通孔7、8、9および中央連通孔1
0の周囲から水漏れを防止するように構成されている。
室11には羽根車12が収容されている。前記羽根車室
11の中央部には回転シャフト2を挿入してあり、この
回転シャフト2の先端部に羽根車12がメカニカルシー
ルを挟み込んだ状態で装着されている。
に示すように、羽根車室11と、送出タンク部13と、
羽根車室1から送出タンク部13へ水を流出するための
通路14と、送出タンク部13より羽根車室11への連
通通路15を有している。
図に示すように、吸込口16と、吸込通路17と、水タ
ンク部18と、還流室19と、気水分離室20と、吐出
口21を有している。
の中央連通孔10によって羽根車ケーシング3側の羽根
車室11と連通することになる。また、水タンク部18
は、仕切板6の連通孔7によって羽根車ケーシング3側
の送出タンク部13と連通し、また、還流室19は、仕
切板6の連通孔9によって羽根車ケーシング3側の羽根
車室11と連通することになる。
環させるために使用した状態を図12に示す。図示のよ
うに自吸式ポンプ23は、その吸込口16および吐出口
21を、吐出側管路24と吸込側管路25で水槽22に
接続されている。
プの動作を説明する。まず、あらかじめ呼び水ケーシン
グ4内に呼び水を注入する。呼び水ケーシング4内に注
入された水は、羽根車室11の羽根車12が回転するこ
とによりかき回され、このとき、水中に空気が混入する
こととなる。
において図13の矢印aで示すように、通路14を通っ
て送出タンク部13に入る。ここで空気が混入した一部
の水は、図13の矢印bで示すように、連通通路15を
通り羽根車室11内に還流する。また、空気が混入した
大部分の水は、仕切板6の連通孔7を通って図14に示
す呼び水ケーシング4内に流出する。
の上部には気水分離室20が設けられており、その空気
は図14の矢印cに示すように、吐出口21から吐出側
管路24を通って水槽22に吐出される。一方、残りの
水は、矢印dで示すように水タンク部18から仕切板6
の連通孔8、9を通り、再び羽根車ケーシング3の羽根
車室11内に戻る。
18および還流室19との間を循環し、空気のみが外部
へ流出する。この状態が続くと、羽根車室11の中央部
や吸込通路17において空気圧が徐々に低くなって行
く。そして、吸込通路17内の圧力と外部との圧力差に
よって、水槽22内の水が吸込口16から吸込通路17
内に流入し、さらに、羽根車室11内に流入すると、本
格的な給水状態に移ることとなる。
1に示すように呼び水ケーシング4の吸込通路17を通
り、さらに仕切板6の中央連通孔10を通り、図10に
示す羽根車ケーシング3の羽根車室11内に入る。羽根
車12によってかき回された水は、図13の矢印aで示
すように通路14を通って送出タンク部13に入る。
通通路15を通り、羽根車室11内の羽根車12に還流
される。上記の動作を繰り返しながら給水状態を保って
いる。
吸式ポンプの構成では、給水状態にて図15に示すよう
に、水タンク部18および還流室19より羽根車ケーシ
ング3の仕切板6の連通孔8、9を通り羽根車12に戻
る際、図8に示すように羽根車12の羽根12aが仕切
板6の連通孔8、9を直接切るため、連通孔8、9と羽
根12aとの干渉が増大される。
吸式ポンプの振動周波数分析結果(縦軸は振動パワース
ペクトル、横軸は回転次数比)および騒音周波数分析結
果(縦軸は騒音のパワースペクトル、横軸は回転次数
比)を示す。
ように振動周波数分析より回転次数比6次、12次(最
大値)が生じ、また、図17に示すように、これに応じ
て騒音値が高くなる(羽根枚数がn枚の場合は、回転次
数比n次、2n次に最大値が生じることとなる)。
で、ポンプ性能、自吸性能を低下することなく、低振
動、低騒音の自吸式ポンプを提供することを目的とす
る。
に本発明は、羽根車ケーシングと、前記羽根車ケーシン
グに連通孔を持つ仕切板を介して結合した呼び水ケーシ
ングを備えた自吸式ポンプであって、羽根車における羽
根の羽根車周方向外端を、仕切板における連通孔より内
側に位置させて前記羽根が仕切板の連通孔部を直接に切
らないようにした構成とする。
低下することなく低騒音の自吸式ポンプを実現できる。
は、電動機と、前記電動機の回転シャフトに固定された
羽根車と、前記羽根車を収容する羽根車室および送出タ
ンク部を持つ羽根車ケーシングと、前記羽根車ケーシン
グに連通孔を持つ仕切板を介して結合し、気水分離室と
水タンク部と還流室を有する呼び水ケーシングを備え、
羽根車における羽根の羽根車周方向外端を、仕切板にお
ける連通孔より内側に位置させて前記羽根が仕切板の連
通孔部を直接に切らないように構成した自吸式ポンプで
あり、呼び水ケーシングにおける水タンク部および還流
室より羽根車ケーシングの羽根車室に水を戻すための仕
切板の連通孔を羽根車の羽根が直接に切らなく、前記連
通孔と羽根車との干渉を低減し、ポンプ性能、自吸性能
を低下させることなく騒音を抑制できるという作用を有
する。
を図面を基に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の自吸式
ポンプの断面図、図2は前記図1のA部の拡大断面図、
図3は同自吸式ポンプにおける羽根車ケーシングの平面
図、図4は同自吸式ポンプにおける羽根車の断面図と平
面図、図5は同自吸式ポンプの振動のパワースペクトル
特性図、図6は同自吸式ポンプの騒音レベル特性図であ
る。なお、各図において前記従来例と同一構成部には同
一符号を付与している。
シャフト、3は羽根車ケーシング、4は呼び水ケーシン
グ、5はパッキン、6は仕切板、7、8、9は連通孔、
10は中央連通孔、11は羽根車室、12は羽根車、1
2aは羽根、13は送出タンク部、14は通路、15は
連通通路、16は吸込口、17は吸込通路、18は水タ
ンク部、19は還流室、20は気水分離室、21は吐出
口であり、これらの各構成要素による構成および給水動
作は、前述従来例の自吸式ポンプと同じであるので、そ
の説明は省略する。
ける羽根12aの羽根車周方向外端を、仕切板6におけ
る連通孔8、9より内側に位置させた構成にある。
吸式ポンプは、呼び水ケーシング4の水タンク部18お
よび還流室19より羽根車ケーシング3の羽根車室11
に水を戻す際、水は仕切板6の連通孔8、9を通るが、
羽根車12の羽根12aは仕切板6の連通孔8、9を直
接切っていないため、前記連通孔8、9と羽根車12の
羽根12aとの干渉が低減され、羽根車ケーシング3に
与える衝撃が小さくなって騒音を小さくする。
ワースペクトル特性図に示す振動周波数分析結果より明
らかであり、すなわち、図6の自吸式ポンプの騒音レベ
ル特性図に示すように、各回転次数比とも振動レベルは
減少しており、特に回転次数比6次、12次の騒音値は
著しく減少する。また、前記羽根12aの形状は極く僅
かに短くしたものであることから、ポンプ性能、自吸性
能を低下させることがない。
自吸式ポンプは、呼び水ケーシングの水タンク部および
還流室より羽根車ケーシングの羽根車室に水を戻すため
の仕切板の連通孔を羽根車の羽根が直接切ることがな
く、戻される水と羽根の干渉が低減され、ポンプ性能、
自吸性能を低下させることなく自吸式ポンプの低振動化
および低騒音化を図ることができるという効果を有す
る。
面図
図 (b)は同自吸式ポンプにおける羽根車の平面図
図
斜視図
斜視図
平面図
性図
Claims (1)
- 【請求項1】電動機と、前記電動機の回転シャフトに固
定された羽根車と、前記羽根車を収容する羽根車室およ
び送出タンク部を持つ羽根車ケーシングと、前記羽根車
ケーシングに連通孔を持つ仕切板を介して結合し、気水
分離室と水タンク部と還流室を有する呼び水ケーシング
を備え、羽根車における羽根の羽根車周方向外端を、仕
切板における連通孔より内側に位置させて前記羽根が仕
切板の連通孔部を直接に切らないように構成したことを
特徴とする自吸式ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235197A JPH11107971A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 自吸式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235197A JPH11107971A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 自吸式ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107971A true JPH11107971A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17512677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27235197A Pending JPH11107971A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 自吸式ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11107971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103277314A (zh) * | 2013-05-29 | 2013-09-04 | 明光市留香泵业有限公司 | 一种焊接型内混式自吸泵 |
CN108790794A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-11-13 | 泰豪科技股份有限公司 | 一种带分体式水箱的移动电源车 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP27235197A patent/JPH11107971A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103277314A (zh) * | 2013-05-29 | 2013-09-04 | 明光市留香泵业有限公司 | 一种焊接型内混式自吸泵 |
CN108790794A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-11-13 | 泰豪科技股份有限公司 | 一种带分体式水箱的移动电源车 |
CN108790794B (zh) * | 2018-08-03 | 2023-05-12 | 泰豪科技股份有限公司 | 一种带分体式水箱的移动电源车 |
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