JPH06330698A - 場所打ちコンクリートライニング工法用シールド機 - Google Patents
場所打ちコンクリートライニング工法用シールド機Info
- Publication number
- JPH06330698A JPH06330698A JP5121324A JP12132493A JPH06330698A JP H06330698 A JPH06330698 A JP H06330698A JP 5121324 A JP5121324 A JP 5121324A JP 12132493 A JP12132493 A JP 12132493A JP H06330698 A JPH06330698 A JP H06330698A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- lining
- cast
- ring
- shield machine
- Prior art date
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- Granted
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 場所打ちライニング工法において、シールド
機推進開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失さ
せるシールド機を提供する。 【構成】 現場打ちコンクリートライニング用シールド
機本体に装架された覆工コンクリート６加圧用プレスジ
ャッキ５先端のプレスリング７に、外周面がテーパー面
８ａに形成されたテール状拘束防止部材８を配設すると
ともに、同部材８に、シールド機の加圧推進中のシール
ドテールプレ−ト１とプレスリング７の摩擦防止用のせ
り防止リング９を装着した。
機推進開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失さ
せるシールド機を提供する。 【構成】 現場打ちコンクリートライニング用シールド
機本体に装架された覆工コンクリート６加圧用プレスジ
ャッキ５先端のプレスリング７に、外周面がテーパー面
８ａに形成されたテール状拘束防止部材８を配設すると
ともに、同部材８に、シールド機の加圧推進中のシール
ドテールプレ−ト１とプレスリング７の摩擦防止用のせ
り防止リング９を装着した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は場所打ちコンクリートラ
イニング工法用シールド機、更に詳細に説明すると、同
工法におけるシールドテール部におけるコンクリートと
テールプレ−トとの拘束防止装置を具えたシールド機に
係るものである。
イニング工法用シールド機、更に詳細に説明すると、同
工法におけるシールドテール部におけるコンクリートと
テールプレ−トとの拘束防止装置を具えたシールド機に
係るものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は加圧推進後のシールドテール部の
詳細を示し、シールド機が加圧推進を開始すると、図４
（イ）のＡ部のテールプレ−トａが内型枠ｂと平行にな
っている箇所では、テールプレ−トａと既設のリングの
覆工コンクリートＣとの間に摩擦力Ｔを生じている。
（図４（ロ）参照）図中ｄは加圧中のコンクリートであ
る。
詳細を示し、シールド機が加圧推進を開始すると、図４
（イ）のＡ部のテールプレ−トａが内型枠ｂと平行にな
っている箇所では、テールプレ−トａと既設のリングの
覆工コンクリートＣとの間に摩擦力Ｔを生じている。
（図４（ロ）参照）図中ｄは加圧中のコンクリートであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記摩擦力のため既設
のリングの覆工コンクリートＣがシールド推進方向に引
張られて、既設のリングの覆工コンクリートＣにクラッ
クが生じる。またシールドの推進開始時のシールドのぶ
れによってテールプレ−トａで押し付け、既設のリング
の覆工コンクリートＣによって前記Ａ部分の覆工コンク
リートＣに押付力Ｐが働き、既設のリングの覆工コンク
リートＣにクラックを生じさせる場合もある。また極端
な場合には図４（ハ）のＤに示すように崩壊する可能性
もある。なお図中Ｃ′は既設のリングの覆工コンクリー
トの施工前に施工された既設の覆工コンクリートであ
る。
のリングの覆工コンクリートＣがシールド推進方向に引
張られて、既設のリングの覆工コンクリートＣにクラッ
クが生じる。またシールドの推進開始時のシールドのぶ
れによってテールプレ−トａで押し付け、既設のリング
の覆工コンクリートＣによって前記Ａ部分の覆工コンク
リートＣに押付力Ｐが働き、既設のリングの覆工コンク
リートＣにクラックを生じさせる場合もある。また極端
な場合には図４（ハ）のＤに示すように崩壊する可能性
もある。なお図中Ｃ′は既設のリングの覆工コンクリー
トの施工前に施工された既設の覆工コンクリートであ
る。
【０００４】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、場所打ち
コンクリートライニング工法において、シールド機推進
開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失させるシ
ールド機を提供する点にある。
みて提案されたもので、その目的とする処は、場所打ち
コンクリートライニング工法において、シールド機推進
開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失させるシ
ールド機を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る場所打ちコンクリートライニング工法
用シールド機は、覆工コンクリート加圧用プレスジャッ
キ先端のプレスリングに、外周面がテーパー状に形成さ
れたテール部拘束防止部材を配設するとともに、同部材
に加圧推進中のプレスリングとシールドテールプレ−ト
の摩擦防止用のせり防止リングを装着して構成されてい
る。
め、本発明に係る場所打ちコンクリートライニング工法
用シールド機は、覆工コンクリート加圧用プレスジャッ
キ先端のプレスリングに、外周面がテーパー状に形成さ
れたテール部拘束防止部材を配設するとともに、同部材
に加圧推進中のプレスリングとシールドテールプレ−ト
の摩擦防止用のせり防止リングを装着して構成されてい
る。
【０００６】
【作用】本発明に係る場所打ちコンクリートライニング
工法用シールド機においては前記したように、覆工コン
クリート加圧用プレスジャッキ先端のプレスリングに、
外周面がテーパ状に形成されたテール部拘束防止部材が
配設されているので、シールド推進直後及び曲線部施工
時において、シールドテールプレ−トと覆工コンクリー
トとを干渉させないようにし、同コンクリートにクラッ
クを生起せしめることのないようにする。
工法用シールド機においては前記したように、覆工コン
クリート加圧用プレスジャッキ先端のプレスリングに、
外周面がテーパ状に形成されたテール部拘束防止部材が
配設されているので、シールド推進直後及び曲線部施工
時において、シールドテールプレ−トと覆工コンクリー
トとを干渉させないようにし、同コンクリートにクラッ
クを生起せしめることのないようにする。
【０００７】また前記プレスジャッキ先端のプレスリン
グに配設されたテール部拘束防止部材にせり防止リング
が装着されているので、加圧推進中の前記プレスリング
とシールドテールプレ−トとの間に生起する摩擦を防止
し、既設のリング覆工コンクリートがシールド推進方向
に引張られてクラックが生じるのを防止する。
グに配設されたテール部拘束防止部材にせり防止リング
が装着されているので、加圧推進中の前記プレスリング
とシールドテールプレ−トとの間に生起する摩擦を防止
し、既設のリング覆工コンクリートがシールド推進方向
に引張られてクラックが生じるのを防止する。
【０００８】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。１は場所打ちコンクリートライニング工法用シール
ド機のシールドテールプレ−ト、２はシールド推進ジャ
ッキ３の推進ジャッキシューで、シールド機が掘進した
トンネル内に組立てられた内型枠４に反力をとって前記
シールド機を推進する。
る。１は場所打ちコンクリートライニング工法用シール
ド機のシールドテールプレ−ト、２はシールド推進ジャ
ッキ３の推進ジャッキシューで、シールド機が掘進した
トンネル内に組立てられた内型枠４に反力をとって前記
シールド機を推進する。
【０００９】５は前記シールド機に装着され、前記内型
枠４外側に打設された覆工コンクリート６の加圧用プレ
スジャッキ、７は同プレスジャッキ５の先端に装着さ
れ、且つ４分割されたプレスリングで、同プレスリング
７に外周面がテーパー面８ａに形成されたテール部拘束
防止部材８が装着され、同防止部材８のシールドテール
プレ−ト１対向面には同シールドテールプレ−ト１との
摩擦防止用のせり防止リング９が装着されている。
枠４外側に打設された覆工コンクリート６の加圧用プレ
スジャッキ、７は同プレスジャッキ５の先端に装着さ
れ、且つ４分割されたプレスリングで、同プレスリング
７に外周面がテーパー面８ａに形成されたテール部拘束
防止部材８が装着され、同防止部材８のシールドテール
プレ−ト１対向面には同シールドテールプレ−ト１との
摩擦防止用のせり防止リング９が装着されている。
【００１０】前記テール部拘束防止部材８は図３に示す
ように、六角穴付き立て込みボルト１０によってプレス
リング７に溶着されたナット１１に締結されていて、曲
線部施工での曲率の変化に対応して、テーパー量、種類
を変動できるように前記ボルト１０によって着脱可能な
構造とされている。図示の実施例は前記したように構成
されているので、シールド機の掘進開始時に、プレスリ
ング７に装着されたテール部拘束防止部材８に設けられ
たテーパー面８ａによって、シールドテールプレ−ト１
と覆工コンクリート６の拘束が直ちに解放されるととも
に、前記テール部拘束防止部材８に装着されたせり防止
リング９によって、加圧推進中のプレスリング７とシー
ルドテールプレ−ト１の摩擦を防止し、かくしてシール
ド推進開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失せ
しめ、同覆工体のクラックの発生、崩壊を防止するもの
である。
ように、六角穴付き立て込みボルト１０によってプレス
リング７に溶着されたナット１１に締結されていて、曲
線部施工での曲率の変化に対応して、テーパー量、種類
を変動できるように前記ボルト１０によって着脱可能な
構造とされている。図示の実施例は前記したように構成
されているので、シールド機の掘進開始時に、プレスリ
ング７に装着されたテール部拘束防止部材８に設けられ
たテーパー面８ａによって、シールドテールプレ−ト１
と覆工コンクリート６の拘束が直ちに解放されるととも
に、前記テール部拘束防止部材８に装着されたせり防止
リング９によって、加圧推進中のプレスリング７とシー
ルドテールプレ−ト１の摩擦を防止し、かくしてシール
ド推進開始時のコンクリート覆工体への外圧力を消失せ
しめ、同覆工体のクラックの発生、崩壊を防止するもの
である。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、現場打
ちコンクリートライニング用シールド機本体に装着され
た覆工コンクリート加圧用プレスジャッキ先端のプレス
リングに、外周面がテーパー状に形成されたテール部拘
束防止部材を配設するとともに、同部材にせり止めリン
グを装着したことによって、シールドの推進開始時のテ
ールプレ−トと覆工コンクリートとの拘束が直ちに解放
され、シールド推進直後及び曲線部施工時においてシー
ルドテールプレ−トと覆工コンクリートを干渉させない
構造として同コンクリートにおけるクラック発生の要因
をなくし、場所打ちコンクリート覆工体の品質を向上
し、シールド推進開始直後のシールドテールプレ−ト後
方に生じるボイド部を即時に充填し、施工管理を向上
し、覆工コンクリート打継ぎ目の止水性を向上する。
ちコンクリートライニング用シールド機本体に装着され
た覆工コンクリート加圧用プレスジャッキ先端のプレス
リングに、外周面がテーパー状に形成されたテール部拘
束防止部材を配設するとともに、同部材にせり止めリン
グを装着したことによって、シールドの推進開始時のテ
ールプレ−トと覆工コンクリートとの拘束が直ちに解放
され、シールド推進直後及び曲線部施工時においてシー
ルドテールプレ−トと覆工コンクリートを干渉させない
構造として同コンクリートにおけるクラック発生の要因
をなくし、場所打ちコンクリート覆工体の品質を向上
し、シールド推進開始直後のシールドテールプレ−ト後
方に生じるボイド部を即時に充填し、施工管理を向上
し、覆工コンクリート打継ぎ目の止水性を向上する。
【図１】本発明に係る場所打ちコンクリートライニング
工法用シールド機の一実施例を示す正面図である。
工法用シールド機の一実施例を示す正面図である。
【図２】図１の矢視イ−イ図である。
【図３】図２の部分ロの拡大図である。
【図４】（イ）（ロ）（ハ）は加圧推進に伴うシールド
機におけるシールドテール部分の状態を示す縦断面図で
ある。
機におけるシールドテール部分の状態を示す縦断面図で
ある。
１ シールドテールプレ−ト ２ 推進ジャッキシュー ３ 推進ジャッキ ４ 内型枠 ５ プレスジャッキ ６ 覆工コンクリート ７ プレスリング ８ テール部拘束防止部材 ８ａ テーパー面 ９ せり防止リング １０ ボルト １１ ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 健 東京都新宿区西新宿６−14−１ 佐藤工業 株式会社東京支店内 (72)発明者 村本 利行 東京都新宿区西新宿６−14−１ 佐藤工業 株式会社東京支店内 (72)発明者 守山 亨 東京都中央区日本橋本町４−12−20 佐藤 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 現場打ちコンクリートライニング用シー
ルド機本体に装架され、同シールド機によって掘進され
たトンネル内に組立てられた内型枠、及びシールドテー
ルプレ−ト並に既設のリング覆工の間に填装された覆工
コンクリート加圧用プレスジャッキ先端のプレスリング
に、外周面がテーパー状に形成されたテール部拘束防止
部材を配設するとともに、同部材に加圧推進中のプレス
リングとシールドテールプレ−トの摩擦防止用のせり防
止リングを装着してなることを特徴とする場所打ちコン
クリートライニング工法用シールド機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05121324A JP3136503B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 場所打ちコンクリートライニング工法用シールド機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05121324A JP3136503B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 場所打ちコンクリートライニング工法用シールド機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330698A true JPH06330698A (ja) | 1994-11-29 |
| JP3136503B2 JP3136503B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14808438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05121324A Expired - Fee Related JP3136503B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 場所打ちコンクリートライニング工法用シールド機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136503B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105332716A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-02-17 | 中国水利水电科学研究院 | 可承受高内外水同时作用的自适应衬砌结构 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP05121324A patent/JP3136503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105332716A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-02-17 | 中国水利水电科学研究院 | 可承受高内外水同时作用的自适应衬砌结构 |
| CN105332716B (zh) * | 2015-11-18 | 2017-06-06 | 中国水利水电科学研究院 | 可承受高内外水同时作用的自适应衬砌结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3136503B2 (ja) | 2001-02-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |