JPH0633037Y2 - トンネル覆工用型枠 - Google Patents
トンネル覆工用型枠Info
- Publication number
- JPH0633037Y2 JPH0633037Y2 JP3416889U JP3416889U JPH0633037Y2 JP H0633037 Y2 JPH0633037 Y2 JP H0633037Y2 JP 3416889 U JP3416889 U JP 3416889U JP 3416889 U JP3416889 U JP 3416889U JP H0633037 Y2 JPH0633037 Y2 JP H0633037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbags
- tunnel
- airbag
- tunnel lining
- formwork
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はトンネル覆工用型枠に関し、詳しくはエアバ
ッグを用いたトンネル覆工用型枠の改良に関する。
ッグを用いたトンネル覆工用型枠の改良に関する。
従来、エアバッグを用いたトンネル覆工法に使用される
型枠として、第５図に示すように、アーチ状支持体Ｃと
エアバッグＡ…Ａよりなるトンネル覆工用型枠Ｓが知ら
れている（例えば特公昭56-33537号、同61-44200号、特
開昭58-182000号公報）。
型枠として、第５図に示すように、アーチ状支持体Ｃと
エアバッグＡ…Ａよりなるトンネル覆工用型枠Ｓが知ら
れている（例えば特公昭56-33537号、同61-44200号、特
開昭58-182000号公報）。
このトンネル覆工用型枠ＳはエアバッグＡ…Ａを膨張さ
せることによって型枠Ｓ外面を形成し、その外面とトン
ネルＴ内面との間にコンクリートを流しこみ、硬化させ
た後空気を抜くことによりトンネル覆工用型枠Ｓの外径
を小さくすることができるように構成されたものであっ
て、トンネルＴの掘進に伴う型枠Ｓの奥方への移動が簡
単に可能となる利点を有する。
せることによって型枠Ｓ外面を形成し、その外面とトン
ネルＴ内面との間にコンクリートを流しこみ、硬化させ
た後空気を抜くことによりトンネル覆工用型枠Ｓの外径
を小さくすることができるように構成されたものであっ
て、トンネルＴの掘進に伴う型枠Ｓの奥方への移動が簡
単に可能となる利点を有する。
ところで、上記トンネル覆工用型枠Ｓにおけるエアバッ
グＡ…Ａはトンネル軸方向長さを有するエアバッグをア
ーチ状支持板Ｃの外周に沿って配列したものであるた
め、膨張させたエアバッグＡ…Ａの間に多数の谷状凹入
部分ができ、このため掘削したトンネルＴ内面のコンク
リート壁内面Ｗにはエアバッグ間の凹入空間に沿った凹
凸Ｂができ、その後のトンネル内面仕上げ施工が非常に
面倒となる問題があった。
グＡ…Ａはトンネル軸方向長さを有するエアバッグをア
ーチ状支持板Ｃの外周に沿って配列したものであるた
め、膨張させたエアバッグＡ…Ａの間に多数の谷状凹入
部分ができ、このため掘削したトンネルＴ内面のコンク
リート壁内面Ｗにはエアバッグ間の凹入空間に沿った凹
凸Ｂができ、その後のトンネル内面仕上げ施工が非常に
面倒となる問題があった。
また、上記エアバッグＡ…Ａを用いた方式のトンネル覆
工用型枠Ｓとして、第６図に示すようにエアバッグＡ
を、長さ方向がトンネル軸方向と直角になるようアーチ
状に湾曲させて配置するものも知られているが、この場
合上方より加わるコンクリート重量により、エアバッグ
Ａ内の空気が支持枠Ｃの両側Ｃ′へ逃げる結果、この部
分が膨張し、打設されるコンクリート壁Ｗの厚さに上方
部分A1と両側部分A2、A2とで不均一を生じる欠点があっ
た。
工用型枠Ｓとして、第６図に示すようにエアバッグＡ
を、長さ方向がトンネル軸方向と直角になるようアーチ
状に湾曲させて配置するものも知られているが、この場
合上方より加わるコンクリート重量により、エアバッグ
Ａ内の空気が支持枠Ｃの両側Ｃ′へ逃げる結果、この部
分が膨張し、打設されるコンクリート壁Ｗの厚さに上方
部分A1と両側部分A2、A2とで不均一を生じる欠点があっ
た。
この考案は上記問題点に鑑み、膨張時には平滑な外面を
形成でき、しかもコンクリート重量に起因するエアバッ
グの変形も防止でき、もって内面形状の良好なトンネル
内面を迅速に形成していくことのできるトンネル覆工用
型枠を提供することを目的としてなされたものである。
形成でき、しかもコンクリート重量に起因するエアバッ
グの変形も防止でき、もって内面形状の良好なトンネル
内面を迅速に形成していくことのできるトンネル覆工用
型枠を提供することを目的としてなされたものである。
即ち、この考案のトンネル覆工用型枠は、アーチ状を成
す支持体外面に沿ってトンネル軸方向長さを有するエア
バッグが多数配列され、該多数のエアバッグは前記エア
バッグの包絡外周面を形成するシートで覆われ、該シー
トと隣合う前記角エアバッグとの間に形成される断面略
三角形状の空間には略同一断面形状とされたスペーサ体
が充填され、該スペーサ体は前記シートまたはエアバッ
グのいずれかに接着されてなることを特徴とするもので
ある。
す支持体外面に沿ってトンネル軸方向長さを有するエア
バッグが多数配列され、該多数のエアバッグは前記エア
バッグの包絡外周面を形成するシートで覆われ、該シー
トと隣合う前記角エアバッグとの間に形成される断面略
三角形状の空間には略同一断面形状とされたスペーサ体
が充填され、該スペーサ体は前記シートまたはエアバッ
グのいずれかに接着されてなることを特徴とするもので
ある。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は第１図の
要部拡大図、第３図は他の実施例の断面図である。
要部拡大図、第３図は他の実施例の断面図である。
この考案のトンネル覆工用型枠１は、鋼鉄製等とされ
た、強度を有するアーチ状の支持体２外面２Ａに沿っ
て、トンネルＴの軸方向（図の紙背方向）長さを有する
ゴム製トされたエアバッグ３…３が多数配列され、該多
数のエアバッグ３…３は前記エアバッグの包絡外面３Ａ
を形成するシート４で覆われ、該シート４と隣合う各エ
アバッグ３、３との間には、第２図に拡大して示すよう
に、断面略三角形状の隙間に断面が略等しい形状とされ
た、ゴム製のスペーサ体５…５が充填され、このスペー
サ体５…５はシート４又はエアバッグ３のいずれか（図
示例はシート４）に接着剤６などにより接着されて構成
されている。
た、強度を有するアーチ状の支持体２外面２Ａに沿っ
て、トンネルＴの軸方向（図の紙背方向）長さを有する
ゴム製トされたエアバッグ３…３が多数配列され、該多
数のエアバッグ３…３は前記エアバッグの包絡外面３Ａ
を形成するシート４で覆われ、該シート４と隣合う各エ
アバッグ３、３との間には、第２図に拡大して示すよう
に、断面略三角形状の隙間に断面が略等しい形状とされ
た、ゴム製のスペーサ体５…５が充填され、このスペー
サ体５…５はシート４又はエアバッグ３のいずれか（図
示例はシート４）に接着剤６などにより接着されて構成
されている。
上記実施例として、シート４にそれぞれスペーサ体５…
５を接着した場合を示したが、第３図に示すように、幾
つかのエアバッグ３〜３をシート４Ａでまとめ、それぞ
れのシート４Ａにスペーサ体５Ａ、５Ａを接着すると共
に、その外面をさらに覆うシート４Ｂに各シート４Ａで
まとめた部分に生じる隙間をスペーサ体５Ｂで充填する
構成としても良い。なお、シート４Ａ、４Ｂは、帆布に
弾性体を積層し一体化したものが望ましいが、弾性体単
体とされたシートであっても良い。
５を接着した場合を示したが、第３図に示すように、幾
つかのエアバッグ３〜３をシート４Ａでまとめ、それぞ
れのシート４Ａにスペーサ体５Ａ、５Ａを接着すると共
に、その外面をさらに覆うシート４Ｂに各シート４Ａで
まとめた部分に生じる隙間をスペーサ体５Ｂで充填する
構成としても良い。なお、シート４Ａ、４Ｂは、帆布に
弾性体を積層し一体化したものが望ましいが、弾性体単
体とされたシートであっても良い。
この考案のトンネル覆工用型枠１は、エアバッグ３…３
を膨張させた際、それらの外面はシート４または４Ａ、
４Ｂで覆われ、さらにシート４とエアバッグ３、３との
間に形成される隙間はスペーサ体５…５で充填されるた
め、シート４、４Ａ、４Ｂは忠実にエアバッグ３…３の
包絡外周面を形成し、したがって滑らかなトンネル内面
を形成することができる。
を膨張させた際、それらの外面はシート４または４Ａ、
４Ｂで覆われ、さらにシート４とエアバッグ３、３との
間に形成される隙間はスペーサ体５…５で充填されるた
め、シート４、４Ａ、４Ｂは忠実にエアバッグ３…３の
包絡外周面を形成し、したがって滑らかなトンネル内面
を形成することができる。
そしてエアバッグ３…３を脱気して収縮させた場合は第
４図に示すように型枠全体は縮径変形し移動を可能とす
る。
４図に示すように型枠全体は縮径変形し移動を可能とす
る。
さらにこの時、各スペーサ体５…５は収縮したエアバッ
グ３…３の間に挟まるように支持されるので移動時の振
動等により相互の位置ずれも防止される。
グ３…３の間に挟まるように支持されるので移動時の振
動等により相互の位置ずれも防止される。
以上説明したように、この考案によれば、エアバッグを
膨張させた際、滑らかなトンネル内面形成用型枠が形成
され、しかも各エアバッグはスペーサ体で相互に保持さ
れるため打ち込んだコンクリート重量に起因する位置ず
れを生じることなく正確なトンネル内面の成形が可能と
なるのである。
膨張させた際、滑らかなトンネル内面形成用型枠が形成
され、しかも各エアバッグはスペーサ体で相互に保持さ
れるため打ち込んだコンクリート重量に起因する位置ず
れを生じることなく正確なトンネル内面の成形が可能と
なるのである。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は第１図の
要部拡大図、第３図は他の実施例の断面図、第４図は使
用状態説明図、第５図、第６図は従来例の説明断面図で
ある。
要部拡大図、第３図は他の実施例の断面図、第４図は使
用状態説明図、第５図、第６図は従来例の説明断面図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】アーチ状を成す支持体外面に沿ってトンネ
ル軸方向長さを有するエアバッグが多数配列され、該多
数のエアバッグは前記エアバッグの包絡外周面を形成す
るシートで覆われ、該シートと隣合う前記各エアバッグ
との間に形成される断面略三角形状の空間には略同一断
面形状とされたスペーサ体が充填され、該スペーサ体は
前記シートまたはエアバッグのいずれかに接着されてな
ることを特徴とするトンネル覆工用型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3416889U JPH0633037Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | トンネル覆工用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3416889U JPH0633037Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | トンネル覆工用型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02125097U JPH02125097U (ja) | 1990-10-15 |
| JPH0633037Y2 true JPH0633037Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31538408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3416889U Expired - Lifetime JPH0633037Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | トンネル覆工用型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633037Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP3416889U patent/JPH0633037Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02125097U (ja) | 1990-10-15 |
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