JPH06329948A - 粉体の表面改質方法 - Google Patents

粉体の表面改質方法

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JPH06329948A
JPH06329948A JP5142600A JP14260093A JPH06329948A JP H06329948 A JPH06329948 A JP H06329948A JP 5142600 A JP5142600 A JP 5142600A JP 14260093 A JP14260093 A JP 14260093A JP H06329948 A JPH06329948 A JP H06329948A
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powder
oligomer
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surface modifier
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JP5142600A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Senna
保 仙名
Takahiro Murata
崇洋 村田
Kenji Hamada
憲二 浜田
Takamasa Tanaka
貴將 田中
Kenichi Watanabe
健一 渡辺
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Nara Machinery Co Ltd
Original Assignee
Nara Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体の表面を簡易な操作で、しかも均一に改
質し得る粉体の表面改質方法を提供すること。 【構成】 固体物質を粉砕しながら光重合性のオリゴマ
ー又はモノマー、或いはそれらの混合物である表面改質
剤を供給し、粉砕によって発生した粉体の表面を上記供
給した表面改質剤で被覆すると共に、該粉体表面上の表
面改質剤に紫外線を照射し、表面改質剤の硬化を促進す
ると共に、その架橋度を増大させる粉体の表面改質方法
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体の表面改質方法に
関し、詳しくは、プラスチックの強度、及び耐候性、遮
光性等の機能を向上させるために、該プラスチックと複
合化される無機物粉体の表面改質方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチックに無機物粉体を
組み合わせて、プラスチックの強度、及び耐候性、遮光
性等の機能を向上させた複合材料が、各種産業分野にお
いて広く使われている。
【0003】このような複合材料の力学的性質等は、プ
ラスチック素材、及び該プラスチック素材に複合化させ
る無機物粉体の特性によってのみ左右されるものではな
く、これらの相互作用が強く影響し、例えば両者の単純
なブレンド系では複合化させた無機物粉体は単なる希釈
剤として作用し、プラスチックの強度等の特性を逆に弱
め、また、無機物粉体の表面がプラスチックでぬれてい
るような系では特性が若干向上し、さらに両者が物理的
に接着した系では機械的性質等の向上が大きく、また、
両者が化学的に結合した系にあっては最も理想的な複合
状態が得られるといわれている。
【0004】しかしながらここで、複合化させる無機物
粉体は一般的に親水性の表面を持つものが多く、逆にプ
ラスチックは疎水性を示すものが一般的である。そのた
め、上記した理想的な複合状態に近づけるためには、両
界面の接着性を増大させ、かつプラスチック中での均一
な無機物粉体の分散性を確保する必要が生じ、無機物粉
体の表面を疎水化するか、或いはプラスチックの表面を
親水化するか等の表面改質処理が必要となる。
【0005】従来、このような表面改質処理の方法とし
ては、例えば炭酸カルシウムの粉体をポリプロピレン
(以下、「PP」と略記する)に複合化させるにあた
り、 炭酸カルシウムと強い相互作用を持ち、かつPPと
高い親和性を有するある種の界面活性剤と、炭酸カルシ
ウムとを各種混合機やボールミル等で攪拌して炭酸カル
シウムの表面を改質する方法、 炭酸カルシウムにスチレン等のモノマーをグラフト
重合して、炭酸カルシウムの表面を改質する方法、 PPに無水マレイン酸等のモノマーをグラフト重合
して、PPの表面を改質する方法 等が存在した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先ず上
記の方法にあっては、一般的に界面活性剤を希釈して
用いるため、この希釈剤を乾燥する必要が生じ、工程が
複雑なものとなっていた。また、かかる方法は、炭酸カ
ルシウムのぬれ性の改善のみに終始し、PPとの接合状
態は弱いものであった。
【0007】また、上記、の方法においては、モノ
マーを各種溶剤にて溶解し、この溶解液に炭酸カルシウ
ム、又はPPを浸漬した後乾燥し、重合させるものであ
るため、溶剤の乾燥、回収等の工程が必要となり、やは
り工程が複雑なものとなっていた。また、上記乾燥工程
によってモノマーを接着剤として粉体同士がブロッキン
グを起こし、該粉体同士のブロッキングを重合の前、或
いは後に解砕する必要が生じ、この解砕によって個々の
粉体粒子の全表面が均一に表面改質剤で覆われることは
なく、不完全な表面改質処理方法となっていた。
【0008】本発明は、上述した従来の表面改質処理方
法が有する課題に鑑み成されたものであって、その目的
は、粉体の表面を簡易な操作で、しかも均一に改質し得
る粉体の表面改質方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、固体物質を粉砕しながら表面改質剤を供給
し、粉砕によって発生した粉体の表面を上記供給した表
面改質剤の硬化物で直ちに被覆する粉体の表面改質方法
とした。
【0010】ここで、上記本発明において表面改質処理
を行う固体物質としては、例えばプラスチックに複合化
させる炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシ
ウム、酢酸カルシウム等のカルシウム化合物、タルク、
カオリン、クレー、マイカ、石膏、硫酸バリウム、又は
ガラス、カーボンブラック、黒鉛及びこれらの繊維、更
には二酸化ケイ素、二酸化チタン、アルミナ等のセラミ
ックス、及びこれらの繊維等の固体物質を挙げることが
できるが、これら以外であっても、表面改質処理が必要
な固体物質であれば、本発明の対象となる。
【0011】また、上記表面改質剤は、光重合性のオリ
ゴマー又はモノマー、或いはそれらの混合物であり、光
重合性オリゴマーとしては、各種ポリエステルアクリレ
ート、ポリウレタンアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレート、アルキドアクリレー
ト、ポリオールアクリレート等が挙げられる。これらの
オリゴマーは、官能基として1〜数個のアクリロイド基
を持っているため、ラジカル重合反応を起こして架橋
し、重合物となる。また、光重合性モノマーとしては、
ラウリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、テトラヒドロ
フルフリールアクリレート等の単官能性モノマー、1,
4−ブタンジオールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート等の官能基が2個のモノマー、或いはトリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート等の官能基が3個以上の多官能性モノマーが挙げ
られる。但し、これらのオリゴマー、モノマーに限ら
ず、硬化性に優れ、無機物粉体との相互作用に優れ、各
種樹脂との相溶性が良好である表面改質剤なら、本発明
の対象となる。
【0012】さらに、本発明においては、上記表面改質
剤を供給すると共に、該表面改質剤に紫外線を照射し、
粉体表面上に存在する表面改質剤の硬化を促進すると共
に、その架橋度を増大させる構成を採用することもでき
る。この際、上記表面改質剤には、光重合開始剤を添加
することが好ましく、光重合開始剤としては、ベンゾイ
ン、ベンゾフェノン、ベンゾインエーテル、ベンジルケ
タール、ベンジル等及びこれらの混合物を挙げることが
できる。これらの光重合開始剤には、工業的UV照射装
置の紫外線を効率よく吸収して活性化し、暗所に貯蔵中
に重合を開始せず、多少の熱に対して安定である等の性
能がある。
【0013】
【作用】以上、記載した本発明にかかる粉体の表面改質
方法によれば、粉砕直後の固体物質の新生表面に表面改
質剤を噴霧・付着させるため、固体物質の粉砕によるメ
カニカルな作用により粉体の表面に活性点が形成し、表
面改質剤の重合が開始され、粉体表面との間に強い相互
作用が生じると共に、粉体を分子量が高いポリマーによ
って均一に被覆することができるため、該粉体をプラス
チックへの複合材として使用する場合には、プラスチッ
クマトリックスとの親和性が非常に高い表面改質粉体と
なる。
【0014】また、上記粉砕直後の固体物質への表面改
質剤の供給と共に、該表面改質剤に紫外線を照射し、表
面改質剤の硬化を促進すると共に、その架橋度を増大さ
せる構成を採用すると、形成される粉体表面の上記被膜
をより安定化させることができ、より良好な表面改質処
理が成された粉体を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例として、重質炭酸カルシウムの
ような親水性の無機物粉体の表面を、各種光重合性のオ
リゴマー又はモノマー、或いはそれらの混合物の硬化物
で被覆することによって、該無機物粉体の表面を疎水性
に改質する方法について挙げ、本発明を詳細に説明す
る。
【0016】−実施装置− 図1は、上記本発明を実施するために使用した、高速回
転型衝撃式超微粉砕機を示した概念図であり、該装置
は、短時間で効率よく微粉砕を行なうことができる装置
である。
【0017】同図において、1は粉砕機本体ケーシン
グ、2は押えカバーであり、該本体ケーシング1と押え
カバー2によって、粉砕室及び分級室(以下「粉砕分級
室」と略す)3が形成されている。この粉砕分級室3内
には、回転軸4によって高速回転することができる回転
盤5が配置され、該回転盤5の片面には、被粉砕物の粉
砕に必要な衝撃板6が回転軸4を中心にして放射状に取
り付けられ、また、回転盤5の反対側面には、分級に必
要な遠心力領域を形成するための分級羽根7が取り付け
られている。こうして、一つの回転盤5の高速回転によ
って、片面で衝撃粉砕を行い、反対面では粉砕品の分級
のための遠心力領域を形成することができる。
【0018】8は、上記衝撃板6の最外周軌道面に沿
い、かつそれに対してわずかのギャップを保って周設さ
れた衝突リングであり、該リング8は、ケーシング1に
着脱可能に取り付けてある。また、該衝突リング8、及
び上記ケーシング1を貫通して循環口9が設けられてお
り、該循環口9は、管路10を介して原料供給路11に
連結され、これらによって自己循環回路を形成してい
る。
【0019】また、図中12は、上記原料供給路11に
連結された原料供給管、13は原料ホッパー、14は原
料を定量供給するためのフィーダー、15は上記原料供
給管12の途中に設けられた原料供給弁である。また、
16は微粉の排出口で、該微粉排出口16には、排出管
17を介して排気タンク18が連結され、該排気タンク
18には、バグフィルター19が装着されている。
【0020】さらに、上記循環口9に接続された管路1
0には、貫通する2つの開口部が設けられ、該開口部の
各々には石英ガラスが装着され、一方を高圧水銀灯20
で発生した紫外線を照射するための紫外線照射窓21と
し、他方を光強度測定用の光量計22のセンサー(図示
省略)を取り付けるための受光窓23としている。24
は、上記光量計22のセンサーにより感知した光強度を
記録するためのレコーダーである。
【0021】25は、上記ケーシング1の一部に設けら
れた貫通口に取り付けた二流体微噴霧ノズルであって、
該ノズル25から表面改質剤溶液を上記粉砕分級室3の
粉砕室側に噴霧する。26は上記二流体微噴霧ノズル2
5に連結された表面改質剤溶液の容器、27は表面改質
剤溶液の定量供給ポンプ、また28は圧縮空気源であ
る。
【0022】−実施装置の操作方法− 以上、説明した高速回転型衝撃式超微粉砕機を用いて、
本発明にかかる粉体の表面改質方法を実施する場合、次
の要領で操作する。
【0023】先ず、上記装置を回分式粉砕機として使用
するために、原料供給弁15を閉じ、ホッパー13に予
め測定した全供給量、又はそれ以下の一定量の被粉砕物
を投入し、ホッパー13の蓋を閉めておく。
【0024】次に、高圧水銀灯20を点灯し、紫外線照
射窓21から管路10に紫外線を照射する。このとき、
紫外線受光光量が最大になるように、受光計22で確認
しながら水銀灯20の位置合わせを行なうと共に、少な
くとも紫外線照射窓21の内面には、少量の圧縮空気を
噴射して運転途中に粉体が付着して紫外線光量が減少す
るのを抑えておく。
【0025】その後、粉砕機の上記回転軸4を駆動し、
回転盤5を高速、例えば110m/secの周速度で回
転させる。すると、該回転盤5に装着した衝撃板6、及
び分級羽根7の回転による急激な気流が発生し、この気
流の遠心力に基づくファン効果によって循環口9から管
路10を巡って原料供給路11から再び上記回転盤5の
中心部に戻る気流の循環流れ、すなわち自己循環流れが
形成される。この自己循環流れの単位時間当りの風量
は、粉砕分級室3と循環系の全容積に較べて著しく多量
であるため、短時間のうちに莫大な回転数(13rps
程度)の自己循環流れとなる。
【0026】一方、上記粉砕機には、上述した紫外線照
射窓21、及び必要に応じて受光窓23に粉体が付着す
るのを防止するための圧縮空気、また軸封入部に粉体が
侵入するのを防止するための圧縮空気、更には後記する
二流体微噴霧ノズル25に供給する圧縮空気等を供給す
るため、これらの圧縮空気量に見合った空気量が排出口
16から排出管17、及び排気タンク18を通ってバグ
フィルター19から排気される空気流れも形成される。
【0027】上述した回転盤5の回転操作の後、機内温
度が予め定められた温度(例えば60℃)になるまで放
置する。この操作を暖気運転と呼び、これによって被粉
砕物を機内に投入し始めた直後の摩擦熱による急激な機
内温度の上昇を防止しているが、これはあくまでも運転
条件を一定にするためのものである。
【0028】機内温度が上記の予め定められた温度にな
った後、原料供給弁15を開けると共に、原料供給フィ
ーダー14を作動させ、被粉砕物を定量的に機内に供給
する。供給された被粉砕物は、原料供給路11の下端か
ら粉砕分級室3の粉砕室側に入り、衝撃板6と衝突リン
グ8の作用によって粉砕され、上記循環気流に同伴して
分級室側に移動し、循環口9、管路10、及び原料供給
路11を巡って再び粉砕分級室3内に入り、同様の作用
を繰り返し受け、粉砕される。
【0029】上記被粉砕物の供給から一定時間(例えば
1分)経過後、二流体微噴霧ノズル25に、例えばアセ
トンのような有機溶媒で希釈し、光重合開始剤を含む表
面改質剤溶液と、該表面改質剤溶液を噴霧するための圧
縮空気とを定量的に供給し、ノズル25の先端から粉砕
分級室3の粉砕室側に表面改質剤溶液を噴霧する。ここ
で、被粉砕物の供給と同時に、或いはそれ以前から上記
表面改質剤溶液を噴霧しないのは、表面改質剤が衝撃板
6等に付着するのを抑えるためである。また、表面改質
剤の種類によっても異なるが、原液のままでは粘性が高
く、二流体微噴霧ノズル25であっても微噴霧しにくい
場合は、上記ように噴霧しやすい濃度に希釈することが
望ましい。
【0030】二流体微噴霧ノズル25から噴霧された上
記表面改質剤溶液は、機内温度によって溶媒が蒸発し、
循環している粉体の表面、特に粉砕された直後の被粉砕
物の新生表面に粘度の高い表面改質剤として付着し、そ
の後、粉体の表面に付着した表面改質剤は、粉体の表面
に形成された活性点から重合が開始され、粉体の表面と
も強力に接合する。また、粉砕分級室3の分級室側に移
動した後、循環口9から管路10に排出され、そこで紫
外線の照射を受けることによって、粉体表面に付着した
上記表面改質剤の硬化が著しく促進される。
【0031】上記被粉砕物、及び表面改質剤溶液の供給
終了後、さらに一定時間引き続いて衝撃作用を付与する
と共に、表面改質剤の硬化処理を行なう。
【0032】上記のようにして、粉砕室での衝撃作用に
よる粉砕、表面改質剤の付着、及び管路10での紫外線
の照射による表面改質剤の硬化を繰り返し、硬化物とし
て粉体表面に付着する表面改質剤の量は、時間と共に増
加していく。なお、表面改質剤の噴霧直後、この表面改
質剤が接着剤となって粉体同士が凝集することも考えら
れるが、衝撃板6の打撃作用、及び衝突リング8への衝
突によって容易に解砕されるので、凝集粒子が成長する
ことはない。
【0033】また、分級室において、表面改質剤の硬化
物で被覆された粉体は、分級羽根7の外側へ向かう遠心
力Fを受けると同時に、排出口16から排出される排気
風量により中心に向かう向心力Rを受けることとなる
が、充分小さくなってF<Rとなった被覆粉体は、排気
流に同伴して排出され、排気タンク18で捕集される。
【0034】以上、本発明にかかる粉体の表面改質方法
を実施する装置、及びその操作方法の一例につき説明し
たが、例えば上記排気タンク18の代わりに、排気管1
7にサイクロン、バグコレクター等の微粉捕集器を介し
て吸引ブロワーを連結し、被粉砕物及び表面改質剤を定
量供給すると共に、上記吸引ブロワーによって分級粒径
に見合った風量を粉砕分吸室3から吸引する構成とすれ
ば、表面改質剤の硬化物で被覆された粉体を連続的に得
ることが可能となる。
【0035】また、粉砕によって発生した粉体の中に
は、供給直後の粉砕作用で充分細かくなり、管路10、
供給管11を循環して再粉砕されることなく排出口16
から排出されるものも存在するため、上記装置の如く、
管路10のみに紫外線の照射部を設けるのではなく、例
えば押えカバー2の一部等、微粉捕集器までの粉体の排
出経路途中にも、紫外線の照射部を設けることが望まし
い。また、表面改質剤も、図1に示したケーシング1の
粉砕室側及び/または押えカバー2の一部等、上記紫外
線の照射部より手前に開口部を設け、そこから噴霧させ
る構成としても良い。
【0036】−具体例− 次に、上記装置を使用した、本発明の具体的な実施例に
ついて説明する。
【0037】被粉砕物には、平均粒子径1700μmの
重質炭酸カルシウム(商品名:寒水石A2、常陸砕石株
式会社製)を用いた。また、表面改質剤には、紫外線硬
化型オリゴエステルアクリレート(商品名:アロニック
スM−8030、東亜合成化学工業株式会社(以下単に
「オリゴマー」という))を用いた。表1及び表2に、
使用した上記オリゴマー及びその硬化物の特性を示す。
なお、表1に示したように使用するオリゴマーの粘性が
高いため、希釈して25vol%のアセトン溶液とし
た。また、光重合開始剤としてベンゾフェノン(ジフェ
ニルケトン、東京化成工業株式会社製)を、上記表面改
質剤の2wt%添加した。この光重合開始剤の特性を表
3に示す。
【0038】
【表1】
【表2】
【表3】
【0039】使用した粉砕機は、上記においてその概略
を説明した高速回転型衝撃式超微粉砕機であり、回転盤
5の直径が238mmのコスモマイザー(COS−1、
モーター定格5.5Kw、株式会社奈良機械製作所製)
を改造したものである。
【0040】紫外線の照射には、250Wの高圧水銀灯
(SPOT CURE UIS−25102型、ウシオ
電気株式会社製)20を用い、紫外線の光強度は、36
5nmの光強度測定用の光量計(UNI METER
UIT−102型、ウシオ電気株式会社製)22で測定
した。
【0041】上記粉砕機の回転盤5の外周速度は、11
0m/secとし、機内温度が60℃になったことを確
認した後、上記炭酸カルシウムを50g/minで供給
した。供給時間は4min、全供給量は200gであ
る。
【0042】炭酸カルシウム投入開始1分後から、一定
流量で上記オリゴマー溶液を供給し、二流体微噴霧ノズ
ル25の先端から粉砕室に噴霧した。オリゴマー溶液の
供給時間は20分、供給終了後さらに引続き行なった粉
砕、及びオリゴマーの硬化処理時間は、5分と30分
(オリゴマーの噴霧開始からは各々25分、50分)で
ある。オリゴマーの供給量等の条件は表4に示した。
【0043】
【表4】
【0044】表面改質処理後、排気タンク18に排出さ
れた試料と、粉砕機に残留した試料とを分けて回収し
た。
【0045】−処理粉体の評価− 回収した試料を、下記の評価方法に基づき評価した。
【0046】(1) 試料番号 得られた試料には、次のように番号を付し、識別化し
た。 C○○−M○○(T or M) ここで、Cの後にはオリゴマーの噴霧開始からの処理時
間(25、或いは50分)を、Mの後にはオリゴマーの
総量(0、5、7、或いは10cm3 )を示した。ま
た、括弧内には排気タンクで回収された試料には“T”
を、機内に残留した試料には“M”を付し、識別化し
た。さらに、紫外線を照射しないで処理して得られた試
料には、括弧の後にNIを付けて区別した。
【0047】(2) 粒度分布測定による分散性の評価 試料の表面の疎水化の状況を調べるために、後記する3
種類の分散媒を用いて試料の見かけの平均粒子径を測定
した。使用した測定装置はレーザー回折式粒度分布測定
装置(PRO−7000S、株式会社セイシン企業製)
で、その測定結果を表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】ここでd50は、分散媒としてヘキサメタリ
ン酸ナトリウム0.02wt%水溶液を用い、超音波を
照射しながら測定した平均粒子径で、粒子同士の液体中
での凝集が最も起こりにくく、得られた乾燥粉体の粒径
を最も忠実に反映していると考えられる。
【0050】また、d50H は、分散媒としてヘキサメタ
リン酸ナトリウム0.02wt%水溶液を用いている
が、超音波を照射しないで測定した平均粒子径で、オリ
ゴマー硬化物が被覆されていない炭酸カルシウム同士は
分散するが、オリゴマー硬化物が被覆されている粒子同
士は、その疎水性により液体中で再凝集するものと考え
られる。
【0051】さらに、d50w は、分散媒は精製水のみ
で、超音波を照射しないで測定した平均粒子径であるの
で、粒子同士の液体中での再凝集が最も起こりやすいと
考えられる。
【0052】表5から明らかなように、全ての試料にお
いて平均粒子径はd50<d50H <d50W の関係があり、
50H 、d50W の測定条件で粒子が凝集していることが
わかる。また、処理時間、オリゴマー添加の有無、及び
その量が違っていても、データにバラツキはあるもの
の、d50の値はほぼ同じであるが、オリゴマーを添加し
た試料は添加しなかった試料より、一般的にd50を基準
としたd50H /d50、及びd50W /d50の値が大きく、
その表面は疎水性になっていること示している。
【0053】以上のことから、オリゴマーは炭酸カルシ
ウムの表面に硬化物として被覆されており、被覆粉体の
一次粒子の大きさはほぼ一定であることがわかる。
【0054】(3) オリゴマー硬化物の熱分析による
特性評価 試料の重量減少及び熱挙動は、各々の試料30mgを白
金製測定パンに入れ、TG−DTA熱分析装置(TG−
DTA2000、株式会社マックサイエンス製)によ
り、10℃/minの昇温速度で測定した。なお、測定
に先立ち、各々の試料をソックスレー抽出器を用いてア
セトンで24時間洗浄した後真空乾燥し、未硬化のオリ
ゴマーを除去した。
【0055】重量減少及び熱挙動の一例として、オリゴ
マーを10cm3 添加し、50分処理した試料(C50
−M10(T)、以下、「添加試料」という)と、オリ
ゴマーを添加せず、50分処理した試料(C50−M0
(T)、以下、「無添加試料」という)のそれぞれを、
各々図2(a)、(b)に示す。
【0056】図2(a)、(b)から明らかなように、
添加試料は250℃付近から発熱反応が始まり、それと
同時に重量減少が生じた。この反応は無添加試料では生
じなかった。またどちらの試料も、750℃付近から吸
熱反応と重量減少が生じた。250℃付近の重量減少
は、オリゴマー硬化物の加熱による酸化・分解によるも
ので、750℃付近の重量減少は、炭酸カルシウムの熱
分解によるものであると考えられる。
【0057】各試料のオリゴマー硬化物の分解による重
量減少率、及びこの重量減少率から算出したオリゴマー
の硬化率、発熱ピーク面積を表6に、また、発熱ピーク
面積と重量減少率との関係を、紫外線照射系、及び未照
射系に分けて各々図3(a)、(b)に示す。また表6
に、各々の試料の重量減少開始温度と、発熱ピーク温度
を併記した。
【0058】
【表6】
【0059】上記表6より、紫外線を照射しなかった試
料においても、250℃付近の重量減少が認められ、紫
外線を照射しなくてもオリゴマーが硬化し、その硬化率
にも差がないことがわかる。また、図3(a)、(b)
より、発熱ピーク面積と重量減少率とは、ほぼ直線関係
にあるが、照射系と未照射系とではその傾きが異なって
いることから、紫外線の照射はオリゴマーの硬化に質的
な影響を及ぼすが、硬化量には影響を及ぼさないと考え
られる。
【0060】なお、カバーガラス上に一定量のオリゴマ
ーを塗布して紫外線を照射したところ、わずか30秒の
照射で80%以上のオリゴマーが硬化した。しかし粉砕
機内と同程度の100℃の雰囲気(恒温槽)でオリゴマ
ーを50min加熱しても硬化物は得られなかったこと
から、このオリゴマーは熱に対しては安定であることが
わかる。従って、上記紫外線未照射系でのオリゴマーの
硬化は、熱によるものではなく、前述した通り炭酸カル
シウムの粉砕により粉体の表面に活性点が形成され、こ
の活性点からオリゴマーの重合が開始されたと考えられ
る。
【0061】さらに、表6に併記した各々の試料の重量
減少開始温度と発熱ピーク温度は、各々オリゴマー硬化
物の熱的安定性の指標、及びオリゴマー硬化物の架橋の
程度を知る指標となるが、両温度共に紫外線を照射した
系の方が高かった。これは、紫外線照射系の方が単位重
量減少率当りの発熱量(発熱ピーク面積)が大きかった
先の結果からも、紫外線を照射した試料はより重合が進
行し、架橋及び/または下地である炭酸カルシウムとの
密着性が向上し、未照射系に比較して熱的に安定なオリ
ゴマーの硬化物が生成しているものと考えられる。
【0062】(4) ラップサンプルの評価 オリゴマーの添加量7cm3 、処理時間25分の条件
で、排気タンクに排出された試料(C25−M7
(T))について、ラップサンプルを採取し、上記と同
様の測定を行い、その結果を表7に示した。ここで、L
ap1とは、オリゴマーの供給開始から5分までの間に
排気タンクに排出された試料、同様にLap2は5〜1
0分、Lap3は10〜15分、Lap4は15〜20
分、Lap5は20〜25分までの間に排出された試料
である。なお、比較のために、オリゴマーを添加しなか
った試料(C25−M0(T))の測定結果も、同表に
併記した。
【0063】
【表7】
【0064】表7より、先ず分散状態が良好な条件で測
定した平均粒子径(d50)は、Lap1〜Lap5まで
ほぼ同じであった。一方、分散状態が最も悪い条件で測
定した平均粒子径(d50W )は、ほぼ処理時間、すなわ
ちオリゴマーの添加量が多くなるほど大きくなってい
る。また、各ラップサンプルの硬化物の分解による重量
減少率も処理時間と共に多くなっている。
【0065】また、上記ラップサンプルのアセトン洗浄
後の試料を、希塩酸(pH2)に溶解し、そのときのp
Hの経時変化を測定し、表7にpH4に達するまでの所
要時間を併記した。
【0066】表7に併記した、各試料のpH4に達する
までの所要時間は、処理時間、すなわちオリゴマーの添
加量が多くなるほど所要時間が長くなっており、また上
記d50W の値がオリゴマーの添加量が多くなるほど大き
くなっていることから、炭酸カルシウムのオリゴマー硬
化物によって被覆されている表面積が、次第に多くなっ
ていると考えられる。
【0067】以上のことから、炭酸カルシウムの表面に
被覆されるオリゴマー硬化物の量は、処理時間と共に多
くなり、しかも衝撃室内で打撃作用を受けているので、
仮にオリゴマーを介在して炭酸カルシウム粒子同士が一
時的に凝集しても、解砕されるので成長することはない
との上述した考えが裏付けられる。
【0068】−まとめ− 上述した各種の実施結果から、炭酸カルシウムは、粉砕
機内で衝撃式打撃作用を受けることによって、比較的早
い時期に粉砕され、その平均粒子径はその後あまり変化
しないことがわかった。そして、粉砕によって発生した
新生表面にオリゴマーが付着・硬化して、炭酸カルシウ
ム粒子の表面はオリゴマー硬化物によって被覆され、そ
の後さらにオリゴマーの噴霧、及び衝撃式打撃作用の付
与を繰り返し受けることによって、炭酸カルシウムの表
面にオリゴマー硬化物が厚く、均一に被覆されることが
わかった。
【0069】また、紫外線硬化型オリゴマーであって
も、紫外線を照射しなくても硬化する。これは、衝撃式
打撃作用によるメカニカルなエネルギーによるものと考
えられるが、オリゴマーの硬化を促進し、架橋度を増大
させ、下地である炭酸カルシウムとの密着性を向上し、
耐溶剤性、及び熱的に安定な硬化物の被覆を得るために
は、紫外線の照射が必要であることがわかった。
【0070】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかる粉体の表
面改質方法によれば、簡易な操作にもかかわらず、均一
に表面改質処理された粉体を短時間で、安価に得ること
ができ、かかる粉体をプラスチックの複合材として使用
した場合、プラスチックマトリックスとの親和性が高
く、プラスチックの強度、及び耐候性、遮光性等の機能
を著しく向上させた複合材料が得られる。
【0071】また、紫外線を照射することによって、表
面改質剤の硬化を促進し、架橋度を増大させ、下地であ
る固体物質粉体との密着性を向上し、耐溶剤性、及び熱
的に安定な硬化物の被覆を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体の表面改質方法を実施するために
使用した高速回転型衝撃式超微粉砕機の概念的な説明図
である。
【図2】各種試料の重量減少及び熱挙動を示した図で、
(a)はオリゴマーを添加した試料、(b)は添加しな
かった試料を示す。
【図3】オリゴマーを添加した各種試料の発熱ピーク面
積と重量減少率との関係を示した図で、(a)は紫外線
を照射した試料、(b)は照射しなかった試料を示す。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 押えカバー 3 粉砕分級室 4 回転軸 5 回転盤 6 衝撃板 7 分級羽根 8 衝突リング 9 循環口 10 管路 11 原料供給路 12 原料供給管 13 原料ホッパー 14 原料定量供給フィーダー 15 原料供給弁 16 排出口 17 排出管 18 排気タンク 19 バグフィルター 20 高圧水銀灯 21 紫外線照射窓 22 光量計 23 受光窓 24 レコーダー 25 二流体微噴霧ノズル 26 オリゴマー溶液の容器 27 定量供給ポンプ 28 圧縮空気源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 健一 東京都大田区東糀谷1−13−11−402

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体物質を粉砕しながら表面改質剤を供
    給し、粉砕によって発生した粉体の表面を上記供給した
    表面改質剤の硬化物で被覆することを特徴とする、粉体
    の表面改質方法。
  2. 【請求項2】 上記表面改質剤が、光重合性のオリゴマ
    ー又はモノマー、或いはそれらの混合物であることを特
    徴とする、請求項1記載の粉体の表面改質方法。
  3. 【請求項3】 上記表面改質剤の供給と共に、該表面改
    質剤に紫外線を照射し、粉体表面上に存在する表面改質
    剤の硬化を促進すると共に、その架橋度を増大させるこ
    とを特徴とする、請求項1、又は2記載の粉体の表面改
    質方法。
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