JPH06329916A - オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサン組成物

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JPH06329916A
JPH06329916A JP12149793A JP12149793A JPH06329916A JP H06329916 A JPH06329916 A JP H06329916A JP 12149793 A JP12149793 A JP 12149793A JP 12149793 A JP12149793 A JP 12149793A JP H06329916 A JPH06329916 A JP H06329916A
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健一 福田
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弘直 藤木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴム物性が良好で、ガラス、アルミニウム、
鉄、エポキシ樹脂などの被着剤に対して優れた接着性を
有する、付加反応型のシリコーンゴム硬化物を与えるオ
ルガノポリシロキサン組成物を提供する。 【構成】 (A)1分子中にけい素原子に結合した脂肪
族不飽和結合を有する一価炭化水素基を少なくとも2個
有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中にけい
素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサン、(C) (このR1 は脂肪族不飽和結合を有する一価炭化水素
基、R2 、R3 及びR6 は一価炭化水素基、R4 及びR
5 は脂肪族不飽和結合を有しない二価炭化水素基であ
り、Rfは一価パーフルオロアルキル基または一価パー
フルオロアルキルエーテル基であり、m≧1、n≧1で
m+n=3〜6)で示される環状の含フッ素オルガノシ
ロキサン、(D)白金族金属系触媒、とからなるオルガ
ノポリシロキサン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオルガノポリシロキサン
組成物、特には各種材料に対する接着性及び密着性に優
れた硬化物を与えるので、接着剤、シーリング材、パッ
キン等に好適とされるオルガノポリシロキサン組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムは耐熱性、電気絶縁性、
耐候性などの諸特性が優れていることから工業的に各種
分野で広く使用されているが、このシリコーンゴムは離
型性も優れているために接着剤として使用することがで
きず、各種基材に接着させるためには接着性を付加する
添加剤を用いることが必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、このシリコ
ーンゴムを他の材料に接着するためには各種の接着性付
与剤の使用が行なわれているのであるが、これらはシリ
コーン材でないためにこれを用いて接着したシリコーン
ゴムはその物性が劣るものとなるので、これについては
シリコーン系の接着剤の提供が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決したオルガノポリシロキサン組成物に関するもの
であり、これは(A)1分子中にけい素原子に結合した
脂肪族不飽和結合を有する一価炭化水素基を少なくとも
2個有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中に
けい素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する
オルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)一般式
【化2】 (このR1 は脂肪族不飽和結合を有する一価炭化水素
基、R2 、R3 およびR6はそれぞれ同一または異種の
非置換又は置換の一価炭化水素基、R4 およびR5はそ
れぞれ同一または異種の脂肪族不飽和基を有しない非置
換または置換の二価炭化水素基、Rfは一価パーフルオ
ロアルキル基または一価パーフルオロアルキルエーテル
基、m、nはm≧1、n≧1でm+n=3〜6の整数)
で示される環状の含フッ素オルガノシロキサン、(D)
白金族金属系触媒、とからなることを特徴とするもので
ある。
【0005】すなわち、本発明者らは各種材料に対する
接着性および密着性の優れたシリコーンゴム硬化物を与
えるオルガノポリシロキサン組成物を開発すべく種々検
討した結果、上記した(A)、(B)、(D)成分から
なる公知の付加反応型オルガノポリシロキサン組成物
に、上記した一般式(I)で示される環状の含フッ素オ
ルガノシロキサンを添加すると、この(C)成分として
の含フッ素オルガノシロキサンが接着性付与剤として作
用して、ガラス、アルミニウム、鉄、エポキシ樹脂など
の各種基材に対する接着性の優れたシリコーンゴム硬化
物を与えるオルガノポリシロキサン組成物の得られるこ
とを見出して本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
【0006】本発明はオルガノポリシロキサン組成物に
関するものであり、これは前記したように(A)1分子
中にけい素原子に結合した脂肪族不飽和結合を有する一
価炭化水素基を少なくとも2個有するオルガノポリシロ
キサン、(B)1分子中にけい素原子に結合した水素原
子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリ
シロキサン、(C)一般式(I)で示される環状の含フ
ッ素オルガノポリシロキサン、(D)白金族金属系触
媒、とからなることを特徴とするものであるが、このも
のはこの(A)、(B)および(D)成分からなるもの
が付加反応型のオルガノポリシロキサン組成物となるも
ので、この(C)成分が組成物から作られるシリコーン
ゴム硬化物に対して接着性付与剤として作動するので、
このものは各種材料に対する接着性および密着性の優れ
たシリコーンゴム硬化物を与えるという有利性をもつも
のになる。
【0007】本発明のオルガノポリシロキサン組成物は
上記した(A)、(B)、(C)および(D)成分から
なるものとされる。この(A)成分としてのオルガノポ
リシロキサンは1分子中にけい素原子に結合した脂肪族
不飽和を有する一価炭化水素基を少なくとも2個有する
ものとされるが、これは平均組成式RaSiO4-a/2(ここに
Rは非置換または置換の一価炭化水素基で、その0.01〜
5モル%が脂肪族不飽和基、aは1.98〜2.01の正数)で
示されるもので、このR基はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基、2−フェニルエチル基などのアラルキル基、
およびこれらの炭素原子に結合した水素原子の一部また
は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロ
メチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基な
どから選択される非置換または置換の1価炭化水素基と
されるものである。
【0008】しかし、このものは1分子中にけい素原子
に結合した脂肪族不飽和基を有する一価炭化水素基、例
えばビニル基、アリル基、3−メタクリロキシプロピル
基などを少なくとも2個有するものとすることが必要と
されるが、この脂肪族不飽和基が0.01モル%未満では成
形品が良好に硬化せず、それが5モル%を越えると硬化
後のシリコーンゴム成形品に良好な耐熱性が望めなくな
るし、これが脆くなってゴム弾性の少ない成形品となる
ので、これは0.01〜5モル%のものとすることがよい。
なお、このオルガノポリシロキサンは25℃における粘度
が25〜500,000cs の範囲、好ましくは 1,000〜100,000c
s の範囲のものとすることがよいことから、これは平均
重合度が10〜2,000 のものとする必要がある。
【0009】また、この組成物を構成する(B)成分と
してのオルガノハイドロジェンポリシロキサンはこの組
成物において架橋剤として作用するものであり、これは
1分子中にけい素原子に結合した水素原子を少なくとも
2個有するものとすることが必要とされるが、これには
下記の式
【化3】
【化4】
【化5】 (ここにR3 、R2 、Rfは前記の同様のもの、a≧
0、b≧0、c>0)で示されるものが好適なものとさ
れる。
【0010】この(B)成分の配合量は上記した(A)
成分中の脂肪族不飽和基1モルに対してけい素原子に結
合した水素原子(≡SiH)が 0.5モル未満ではこの組
成物が硬化せず、液状のままの場合があり、5モルより
多いとこの組成物の硬化時に発泡したり、硬化物が圧縮
永久歪の悪いものとなるので、これは 0.5〜 5.0モルの
範囲、好ましくは 0.5〜3モルの範囲となるようにする
ことがよい。
【0011】つぎに、この組成物を構成する(C)成分
としての含フッ素オルガノシロキサンはこの組成物から
作られたシリコーンゴム硬化物に対して接着性付与剤と
して作用するものであるが、これは下記の一般式(I)
【化6】 で示されるものとされる。
【0012】この式中のR1 はビニル基、アリル基、ブ
チニル基、スチリル基などの脂肪族不飽和結合を有する
一価炭化水素基、R2 、R3 およびR6 はそれぞれ同一
または異種のメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基などのアルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチ
ル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、
キシリル基などのアリール基、ベンジル基、フェニルエ
チル基などのアラルキル基、またはこれらの基の炭素原
子に結合している水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、3,
3,3−トリフルオロプロピル基、シアノエチル基など
から選択される非置換または置換の一価炭化水素基、R
4 、R5 はそれぞれ同一または異種のエチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基などのアルキレン基、フェニレン
基、トリレン基などのアリーレン基などの二価炭化水素
基である。
【0013】また、このRfは一価パーフルオロアルキ
ル基または一価パーフルオロアルキルエーテル基で、こ
れには C4F9-、C6F13-、C8F17-、C10F21
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 が例示される。
【0014】この(C)成分としての含フッ素オルガノ
シロキサンは均一な硬化物を与えるために上記した
(A)成分と相溶するものとすることがよいが、この含
フッ素オルガノシロキサンは例えば式
【化11】 (R2 、R3 、Rfは前記に同じ)で示される分子内に
ビニル基を3個有するシクロテトラシロキサンとトリア
ルコキシシランとを触媒の存在下で付加反応させること
により合成することができる。この反応は60〜 150℃、
好ましくは80〜 120℃で行なわせればよく、この触媒と
しては周期律表第VIII族元素またはその化合物、例え
ば、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金
酸とオレフィンとのコンプレックス、白金黒またはパラ
ジウムなどをアルミナ、シリカ、カーボンなどの担体に
担持させたもの、ロジウム−オレフィンコンプレック
ス、クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウ
ム(ウィルキンソン触媒)などがあげられるが、これら
のコンプレックスはアルコール系、ケトン系、エーテル
系、炭化水素系の溶剤に溶解したものとすることが好ま
しい。
【0015】なお、この(C)成分としての含フッ素オ
ルガノシロキサンの配合量は(A)成分としてのオルガ
ノポリシロキサン 100重量部に対して0.01重量部未満で
はこの組成物から作られるシリコーンゴム硬化物に対す
る接着力付与効果が不十分となり、30重量部より多くす
ると得られるシリコーンゴム硬化物が耐熱性、圧縮永久
歪などの劣るものとなるので、0.01〜30重量部の範囲、
好ましくは0.05〜15重量部の範囲とすることがよい。
【0016】さらにこの組成物を構成する(D)成分と
しての白金族金属系触媒は硬化触媒として作動するもの
で、これには例えば白金黒、塩化白金酸、塩化白金酸と
アルコール、エーテル、アルデヒド、エチレン等のオレ
フィン、ビニルシラン、ビニルシロキサンなどのコンプ
レックス、アルミナ、シリカ、アスベスト等の各種担体
に白金粉末を担持させたものなどが挙げられるが、この
添加量は、第1成分としてのオルガノポリシロキサン 1
00重量部に対して白金量として1〜 500ppm 、特には5
〜20ppm の範囲とすればよい。
【0017】本発明のオルガノポリシロキサン組成物は
上記した(A)、(B)、(C)および(D)成分の所
定量を均一に混練することによって得ることができる
が、これには任意成分として煙霧質シリカ、沈降性シリ
カ、カーボン粉末、二酸化チタン、酸化アルミニウム、
石英粉末、タルク、セリサイト、ベントナイト等の補強
剤、アスベスト、ガラス繊維、有機繊維等の繊維質充填
剤、ジフェニルシランジオール、低重合度の分子鎖末端
水酸基封鎖ジメチルポリヒロキサン、ヘキサメチルジシ
ラザン等の分散剤、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化セリ
ウム、オクチル酸鉄等の耐熱性向上剤、顔料などをシリ
コーンゴムに通常使用されている各種添加剤を加えるこ
ともできるが、これら任意成分の添加量は本発明の効果
を妨げない範囲で通常量とすればよい。
【0018】このようにして得られた本発明のオルガノ
ポリシロキサン組成物は、これを常圧または加圧下で 1
00〜 200℃で30秒〜1時間加熱すると硬化し、各種特性
の優れたゴム弾性体を与えるし、この弾性体はガラス、
アルミニウム、鉄、エポキシ樹脂などの各種被着体に対
してすぐれた接着性、密着性を示すので、このものは接
着剤、シーリング材、パッキンなどに好適とされるとい
う有用性を示すことが確認された。
【0019】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例を示すが、例
中の部を重量部を示したものであり、粘度は25℃での測
定を示したものである。 実施例1、比較例1 分子鎖両末端がビニルジメチルシリル基で封鎖された、
粘度が30,200cSの式
【化12】 で示されるジメチルポリシロキサン 100部とヘキサメチ
ルジシラザンで表面処理された非表面積が 300m2/gの霧
煙質シリカ15部とを 150℃で2時間ニーダーで混練して
ベース部材を作製した。
【0020】ついで、このベース部材100gに式
【化13】 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン1.3
g、カーボンブラック0.2g、塩化白金酸の[CH2=CHSi(C
H3)2]2-O 変性触媒のトルエン溶液(白金濃度 1.0%)
0.1g、エチニルシクロヘキサノール50%トルエン溶液0.
4gおよび式
【化14】 で示される含フッ素オルガノポリシロキサン0.5gを加
え、混合して本発明のオルガノポリシロキサン組成物I
(実施例1)を作ると共に、上記における含フッ素オル
ガノポリシロキサンを添加しないほかは上記と同様の成
分でオルガノポリシロキサン組成物II(比較例1)を作
った。
【0021】つぎにこの組成物I、IIを温度 150℃、圧
力 100kg/cm2の条件下に10分間プレスして厚さ2mmのシ
ートを作成したのち、さらに 150℃で1時間加熱処理
し、この加熱処理後のシートのゴム物性をJIS-K6301 に
準じてしらべたところ、表1に示したとおりの結果が得
られ、さらにこれから剪断接着力試験用サンプルを作成
し、このもののガラス、アルミニウム、鉄、エポキシ樹
脂に対する剪断接着力を測定したところ、表2に示した
ような結果が得られたので、本発明のオルガノポリシロ
キサン組成物からなる硬化物は良好なゴム物性を有する
うえに、各種非着剤に対して優れた接着性を有すること
が確認された。
【0022】
【表1】
【表2】
【0023】実施例2 実施例1における含フッ素オルガノポリシロキサンを式
【化15】 で示されたものとしたほかは実施例1と同様に処理して
オルガノポリシロキサン組成物 III(実施例2)を作成
し、このもののゴム物性、剪断接着力を実施例1と同様
の方法で測定したところ、表3、表4に示したとおりの
結果が得られたので、この組成物は良好なゴム物性と、
各種被着材に対して優れた接着性を有するものであるこ
とが確認された。
【0024】
【表3】
【表4】
【0025】実施例3 実施例1における含フッ素オルガノポリシロキサンを式
【化16】 で示されたものとしたほかは実施例1と同様に処理して
オルガノポリシロキサン組成物IV(実施例3)を作成
し、このもののゴム物性、剪断接着力を実施例1と同様
の方法で測定したところ、表5、表6に示したとおりの
結果が得られたので、この組成物は良好なゴム物性と、
各種被着材に対して優れた接着性を有するものであるこ
とが確認された。
【0026】
【表5】
【表6】
【0027】実施例4、比較例2 分子鎖両末端がビニルメチルシリル基で封鎖された、粘
度が 5,300cSの式
【化17】 で示されるトリフルオロプロピルメチルポリシロキサン
100部と比表面積300m2/g の煙霧質シリカ15部とを 150
℃で2時間、ニーダで混練してベース部材を作り、この
ベース部材100gに実施例1で使用したオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン3.0g、塩化白金酸の[CH2=CHSi(CH
3)2]2-O 変性触媒のトルエン溶液(白金濃度 1.0%)0.
1g、エチルシクロヘキサノール50%トルエン溶液0.4gお
よび実施例1で使用したものの同様の含フッ素オルガノ
ポリシロキサン1.0gを加え、混合してオルガノポリシロ
キサン組成物V(実施例4)を作成すると共に、この含
フッ素オルガノポリシロキサンを添加しないほかは上記
の同様の成分でオルガノポリシロキサン組成物VI(比較
例2)を作成した。
【0028】ついで、これらの組成物V、VIのゴム物性
および剪断接着力を実施例1と同じ方法で測定したとこ
ろ、表7、表8に示したとおりの結果が得られたので、
本発明のオルガノポリシロキサン組成物は比較例のもの
に比べて、良好なゴム物性を有するし、各種被着材に対
して優れた接着性を有することが確認された。
【0029】
【表7】
【表8】
【0030】
【発明の効果】本発明はオルガノポリシロキサン組成物
に関するものであり、これは前記したように(A)1分
子中にけい素原子に結合した脂肪族不飽和結合を有する
一価炭化水素基を少なくとも2個有するオルガノポリシ
ロキサン、(B)1分子中にけい素原子に結合した水素
原子を少なくとも2個有するハイドロジェンポリシロキ
サン、(C)一般式(I)で示される環状の含フッ素オ
ルガノポリシロキサン、(D)白金族金属系触媒、とか
らなることを特徴とするものであるが、このものはゴム
物性が良好で、ガラス、アルミニウム、鉄、エポキシ樹
脂などの被着材に対して優れた接着性をもつシリコーン
ゴム硬化物を与えるので、接着材、シーリング材、パッ
キンなどとして有用とされるという有利性をもつもので
ある。
フロントページの続き (72)発明者 福田 健一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 藤木 弘直 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 道又薫 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)1分子中にけい素原子に結合した脂
    肪族不飽和結合を有する一価炭化水素基を少なくとも2
    個有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中にけ
    い素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオ
    ルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)一般式 【化1】 (このR1 は脂肪族不飽和結合を有する一価炭化水素
    基、R2 、R3 及びR6 はそれぞれ同一または異種の非
    置換又は置換一価炭化水素基、R4 及びR5 はそれぞれ
    同一または異種の脂肪族不飽和結合を有しない非置換又
    は置換二価炭化水素基であり、Rfは一価パーフルオロ
    アルキル基または一価パーフルオロアルキルエーテル基
    であり、m、nはm≧1、n≧1でm+n=3〜6を満
    たす整数)で示される環状の含フッ素オルガノシロキサ
    ン、(D)白金族金属系触媒、とからなることを特徴と
    するオルガノポリシロキサン組成物。
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