JPH06329876A - 水性塗料用組成物 - Google Patents

水性塗料用組成物

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JPH06329876A
JPH06329876A JP11583093A JP11583093A JPH06329876A JP H06329876 A JPH06329876 A JP H06329876A JP 11583093 A JP11583093 A JP 11583093A JP 11583093 A JP11583093 A JP 11583093A JP H06329876 A JPH06329876 A JP H06329876A
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JP
Japan
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resin
group
aqueous
compound
acid
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Application number
JP11583093A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamashita
武士 山下
Takeshi Masuda
毅 増田
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】カルボン酸基含有ウレタン樹脂により変性され
たアミノ樹脂(A)10〜70重量部と、アミノ樹脂と
反応性を有する基を含有した水性ポリエステル樹脂、水
性アクリル樹脂等の酸価10〜200、水酸基価5〜2
50の水性樹脂(B)20〜90重量部とを必須の成分
として含有してなる水性塗料用組成物。 【効果】本発明の水性塗料組成物は、水で無限大に希釈
することができ、貯蔵安定性に優れ、被覆塗膜は硬度、
耐薬品性、耐水性等に優れる。木、紙、繊維、プラスチ
ック、セラミックス、無機質セメント基材、鉄又は非鉄
金属等の各種基材への塗装に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルボン酸基含有ウレ
タン樹脂により変性されたアミノ樹脂とこのアミノ樹脂
と反応性を有する基を含有した水性樹脂とを配合してな
る水性塗料用組成物に関し、特に耐アルカリ性、耐水
性、硬度、加工性等に優れた性質を有する水性塗料用組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、環境保護の観点から、たとえば塗
装工程中に排出される有機溶剤量の削減化が要求されて
おり、そのために、従来の溶剤型塗料から水性塗料への
変換が急ピッチで為されつつある。
【0003】ところで、かかる水性塗料に用いられる架
橋剤としては、水溶性メチルエーテル化アミノ樹脂が一
般的である。また、非水溶性のアルキルエーテル化アミ
ノ樹脂の水性化手法として、米国特許第3,464,9
46号および米国特許第3,444,114号などに開
示されているような、オキシカルボン酸のみを用いる手
法がある。
【0004】しかし、この種の架橋剤を用いる限りは、
硬化塗膜の耐水性、耐アルカリ性、加工性ならびに硬度
などが不十分である処から、満足すべき性能をもった皮
膜を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
に従う限り、水性塗料は劣るか、水性塗料用組成物への
展開には、自ずと制限がある。
【0006】そこで、本発明者らは、こうした水性塗料
用組成物、とりわけ、水性塗料に要求される塗膜諸性能
の向上化のためには、架橋剤として、非水溶性のアミノ
樹脂を用いるべきであることを痛感し、早急に研究に着
手した。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、基本的には、硬化性にもすぐれ、耐水性、耐アル
カリ性、加工性ならびに硬度などにもすぐれる、極めて
有用性の高い、非水溶性のアミノ樹脂を、必須の架橋剤
成分として含んで成る、水性塗料用組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、そこで、
前述したような従来技術における未解決課題に対する抜
本的な解決策を講ずると同時に、上述した如き発明が解
決しようとする課題に照準を合わせて、鋭意検討を重ね
た結果、カルボン酸基含有ウレタン化合物の使用により
アミノ樹脂中にカルボン酸基を導入することによって、
容易に、該アミノ樹脂の水溶化物ないしは水分散化物が
得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、カルボン酸基含有ウレタン
樹脂により変性されたアミノ樹脂(A)と、アミノ樹脂
と反応性を有する基を含有した水性樹脂(B)とを含有
してなる水性塗料用組成物に関する。
【0010】アミノ樹脂の水溶化物ないしは水分散化物
(A)を必須の架橋剤成分として含むことに特徴を有す
るものである。そして、このアミノ樹脂は、カルボン酸
基含有ウレタン樹脂で変性されたアミノ樹脂であればど
のような樹脂でもよいが、アミノ基含有化合物(a)と
アルデヒド化合物(b)と炭素数1〜4のアルコール
(c)とカルボキシル基含有ウレタン樹脂(d)とを、
固形分で(a)と(b)と(c)との総計100部に対
して(d)1〜40部を共縮合反応させた後、得られた
アミノ樹脂中のカルボン酸基の一部又は全部をアルカリ
物質で中和するかあるいは中和せずに水を加えることに
よって得られるものが好ましい。
【0011】以下、本発明の構成について詳しく説明す
る。本発明において好ましく使用される、アミノ基を有
する化合物(a)は、尿素、メラミン、アセトグアナミ
ン、ベンゾグアナミン、シクロヘキサンカルボグアナミ
ン、ステログアナミン及びスピログアナミンから成る群
から選ばれた1種又は2種以上のものである。この中で
も、特にコスト、架橋性等の点からは、尿素、メラミ
ン、ベンゾグアナミンの単独又はそれらの混合物が好ま
しく使用される。
【0012】本発明において好ましく使用されるアルデ
ヒド化合物(b)は、ホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
ブチルアルデヒド及びグリオキザ−ルから選ばれた1種
又は2種以上のものである。前記アルデヒド成分も、コ
スト及び反応性の点からホルムアルデヒド、パラホルム
アルデヒド、グリオキザ−ルの単独又はそれらの混合物
が好ましく使用される。
【0013】本発明において好ましく使用される、炭素
数1〜4のアルコ−ル(c)は、アミノ基を有する化合
物とアルデヒド基を有する化合物からの反応生成物を安
定化するために必要なものである。具体的にはメチルア
ルコ−ル、エチルアルコ−ル、n−プロピルアルコ−
ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブチルアルコ−ル、
イソブチルアルコ−ル、sec−ブタノール、tert
−ブチルアルコ−ル等が挙げられ、それらのいずれもが
通常、単独又は混合して使用される。この中でも反応
性、コスト、得られるアミノ樹脂の架橋性等の点で、n
−ブチルアルコ−ル、イソブチルアルコ−ル、イソプロ
ピルアルコ−ルが特に好ましく使用される。
【0014】次に本発明の水性塗料用組成物において、
使用されるカルボン酸基含有ウレタン化合物(d)につ
いて説明する。カルボン酸基含有ウレタン化合物(d)
は、オキシカルボン酸化合物(a’)と有機イソシアネ
−ト化合物(b’)と該有機イソシアネート化合物のイ
ソシアネ−ト基と反応性の活性水素含有化合物(c’)
とを反応させることにより得られる。この場合化合物
(a’)の−OH基、(b’)の−NCO基、及び
(c’)の−H基とを、当量比で−OH/−NCO/−
H=1/1〜4/0〜3の割合で反応させることが好ま
しい。当量比で−OH/−NCO/−H=1/1〜3/
0〜2の範囲がより好ましい。
【0015】本発明のカルボン酸基含有ウレタン化合物
(d)は、前記オキシカルボン酸化合物(a’)、有機
イソシアネ−ト化合物(b’)とイソシアネ−ト基と反
応性の活性水素含有化合物(c’)を有機溶剤溶液中、
或いは無溶剤にてウレタン化合物の公知の合成方法によ
り合成することができる。
【0016】例えば(a’)に(b’)を反応させて、
次いで(c’)を加えても良いし、(a’)と(c’)
をあらかじめ加えておき、その中に(b’)を加えても
良いし、(b’)の中に(a’)と(c’)を別々に、
或いは混合して滴下して所望のウレタン化合物を合成す
ることができる。
【0017】前記オキシカルボン酸化合物(a’)は、
分子中に少なくとも1個のヒドロキシル基と少なくとも
1個のカルボキシル基を有する化合物であり、この様な
化合物としてはグリコ−ル酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸
の様な化合物、又はジメチロ−ルプロピオン酸で代表さ
れる下記一般式
【0018】
【化1】
【0019】(R1はC13のアルキル基を示す)で表
される化合物が挙げられる。特にジメチロ−ルプロピオ
ン酸で代表される上記一般式の構造を有する化合物が好
ましい。 前記有機イソシアネ−ト化合物(b’)とし
ては、メチルイソシアネ−ト、エチルイソシアネ−ト、
フェニルイソシアネ−トの様なモノイソシアネ−ト化合
物、トリレンジイソシアネ−ト、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ
−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソ
シアネ−ト、リジンジイソシアネ−ト、フェニレンジイ
ソシアネ−ト、テトラメチレンジイソシアネ−ト、4,
4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ−ト、シク
ロヘキシレンジイソシアネ−ト化合物及びそれらの異性
体、二量体、三量体、及び化学量論量以下の量で、イソ
シアネ−ト基と反応性の活性水素含有化合物と反応して
得られるイソシアネ−ト基を末端に有するプレポリマ−
類などがある。この中でもコスト及び反応性の点から有
機ジイソシアネ−ト化合物が好ましく使用される。
【0020】前記有機イソシアネート化合物のイソシア
ネ−ト基と反応性の活性水素含有化合物(c’)として
は、水、ヒドロキシル基含有化合物、アミノ基含有化合
物、及びカルボキシル基含有化合物等が挙げられる。
【0021】このイソシアネ−ト基と反応性の活性水素
含有化合物(c’)は特に限定されないが、通常分子量
が1000以下、好ましくは500以下のプレポリマー
が使用される。その様なイソシアネ−ト基と反応性の活
性水素含有化合物(c’)の好ましい例としては、メチ
ルアルコ−ル、プロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル
の様なモノアルコ−ル類、エチレングリコ−ル、プロピ
レングリコ−ル、1,4ブタンジオ−ルの様なジオ−ル
類、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト−ル、
ソルビト−ル、蔗糖の様な多価アルコ−ル類、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブの様な
セロソルブ類、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルア
ミン、トリエタノ−ルアミンの様な各種アミノアルコ−
ル類、アンモニア、メチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミンの様なモノアミン類、ヒドラジン、エチレン
ジアミン、ピペラジン、プロピレンジアミン、イソホロ
ジアミンの様なジアミン類、酢酸、プロピオン酸、蓚
酸、マレイン酸、フマ−ル酸、アジピン酸、ジメチロ−
ルプロピオン酸、乳酸の様な各種カルボン酸等で代表さ
れる公知慣用の活性水素含有化合物を使用することがで
きる。
【0022】本発明のアミノ樹脂(A)は、前記したカ
ルボン酸基含有ウレタン化合物(d)と、前記したアミ
ノ化合物(a)、アルデヒド化合物(b)及びC14
低級アルコ−ル(c)とともに共縮合反応させて部分的
又は完全にC14の低級アルコ−ルにてエ−テル化され
たアミノ樹脂とするものである。
【0023】その共縮合反応に際してカルボン酸基含有
ウレタン化合物(d)は、アミノ化合物(a)、アルデ
ヒド化合物(b)及び低級アルコール(c)から得られ
る樹脂固形分100部に対して1〜40部を共縮合さ
せ、次いで得られた共縮合液に水を加えて転相乳化を行
いアミノ樹脂水性液とするものである。転相乳化に際し
て、アミノ樹脂中のカルボン酸基をアルカリ物質により
中和(一部又は全部)処理したり、あるいは中和処理を
省略することができる。
【0024】カルボン酸基含有ウレタン化合物(d)の
使用量が、アミノ樹脂(A)の固形分100部に対し1
部より少ない場合は、ウレタン化合物を共縮合させて得
られるアミノ樹脂の水分散性が劣り、水分散化できない
か或いは出来たとしても著しく不安定なものとなるため
好ましくない。又、カルボン酸基含有ウレタン化合物
(d)の量が、アミノ樹脂(A)の固形分100部に対
し40部より多い場合は、その使用量をこれ以上増加し
ても水希釈性の改善効果は顕著には改善されず、不経済
であるばかりでなく、ウレタン化合物を共縮合して得ら
れるアミノ樹脂の架橋性、被膜の耐水性、耐薬品性の低
下が著しくなるため好ましくない。カルボキシル基含有
ウレタン化合物(d)は、アミノ樹脂固形分100部当
り2〜30部用いるのが好ましい。
【0025】本発明のアミノ樹脂(A)を製造するに
は、従来公知のアミノ樹脂の製造方法を採用することが
できる。例えば、C14の低級アルコ−ル(c)にアル
デヒド化合物(b)を加えた溶液に、アミノ基含有化合
物(a)とカルボン酸基含有ウレタン化合物(d)を加
え、酸性触媒下で40〜120℃、20〜180分反応
させ、縮合反応とエ−テル化反応を同時に行わせても良
い。またC14の低級アルコ−ル(c)とアルデヒド化
合物(b)を加えた溶液に、先ず(a)を加え、縮合及
びエ−テル化反応の途中で(d)を加えても良い。勿
論、反応系には粘度低下、反応制御等の目的で水或いは
有機溶剤を用いることも可能である。つまり、水或いは
有機溶剤中にC14の低級アルコ−ル(c)とアルデヒ
ド化合物(b)を加えておき、水又は有機溶剤のリフラ
ックス下に(a)及び(d)を縮合させたり、又、水或
いは有機溶剤中にアルデヒド化合物(b)を溶解させ、
(a)及び(d)を縮合させた後、C14の低級アルコ
−ル(c)を加えることも可能である。有機溶剤として
は、コスト、反応制御のしやすさ、得られるアミノ樹脂
の溶解性などの点からトルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エス
テル類等が好ましく使用される。
【0026】又前記共縮合反応は通常、系のpHは酸性
側で行われるが、アミノ基含有化合物(a)がメラミ
ン、或いはメラミン誘導体等のゲル化し易いアミノ化合
物等の場合は、系のpHをアルカリ性にして反応させる
ことができる。勿論、pHを初め酸性下で縮合させ、途
中でpHをアルカリ性にして縮合を行わせることもでき
る。
【0027】本発明のアミノ樹脂の共縮合反応は、粘度
及び分子量、アルコ−ル或いは炭化水素溶剤等によるト
レランスによりチェックされ、望ましい点で反応は終了
される。
【0028】前記のようにして調製されたアミノ樹脂
は、次いで水を加えて水性化する。なお、水性化に際し
て、アミノ樹脂中に導入されたカルボキシル基をアルカ
リ物質により中和したり、あるいは中和処理を省略して
も良い。水性化の方法としては、得られたアミノ樹脂を
攪拌しながら水を徐々に滴下し、転相乳化させても良い
し、良く攪拌している水中へ得られたアミノ樹脂を徐々
に滴下しても良い。通常は、得られたアミノ樹脂を60
℃以下の温度で高速攪拌しながら水を徐々に滴下して転
相乳化する方法が好ましい。
【0029】水性化にあたっては勿論、各種ホモミキサ
−、ホモジナイザ−などによる機械的な剪断力を与える
方法を併用することもでき、その場合には安定な水性ア
ミノ樹脂を得る上で好ましい。さらに、水性化に当たり
超音波を作用させる方法も好ましい方法の一つである。
又、得られたアミノ樹脂を水性化するに際し、あらかじ
め前記アミノ樹脂に、水と容易に混和しうる有機溶剤を
併用することは安定なアミノ樹脂水性液を得る上でより
好ましい方法である。
【0030】この様な有機溶剤としてはC14の低級ア
ルコ−ル、及びエチレングリコ−ルモノエチルエ−テ
ル、エチレングリコ−ルモノイソプロピルエ−テル、エ
チレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレングリ
コ−ルモノメチルエ−テル、プロピレングリコ−ルモノ
ブチルエ−テルの様な各種エ−テル類、またアセトン、
メチルエチルケトンの様なケトン類が用いられる。勿
論、前記C14の低級アルコ−ル(c)のうち、エ−テ
ル化に関与しない余分のC14の低級アルコ−ルの存在
も水性化には効果的であるが、上記水と容易に混和しう
る有機溶剤を併用することがより好ましい。
【0031】前記のようにして調製したアミノ樹脂水性
液は、そのままの状態でも使用することができるが、通
常は多量の残存する未反応低級アルコ−ルやアミノ樹脂
の合成或いは水性化の際に併用した各種有機溶剤を除去
する目的で、加熱操作、減圧操作によりこれらを水と共
に共沸除去するのが一般的である。
【0032】かくして得られた水性化されたアミノ樹脂
は水にて無限大に希釈が可能である。本発明におけるア
ミノ樹脂と反応性を有する基を含有した水性樹脂(B)
とは、アミノ樹脂の反応性基であるメチロール基(−C
2OH)、メチレンエーテル基[−CH2OR(R;ア
ルキル基)]と反応しうる水酸基、カルボン酸基、メチ
ロール基、メチレンエーテル基等を有する水性樹脂をい
う。
【0033】このような水性樹脂(B)の具体例として
は、従来公知とされている水溶性樹脂として使用される
ものはすべて包含され、代表的なものとして以下のよう
なポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂を揮
発性塩基で中和したものが挙げられる。
【0034】ポリエステル樹脂としては、エチレングリ
コ−ル、プロピレングリコ−ル、1.3−ブチレングリ
コ−ル、1.6−ヘキサンジオ−ル、ジプロピレングリ
コ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、トリエチレングリコ
−ル等の2価アルコ−ル、トリメチロ−ルエタン、トリ
メチロ−ルプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメ
タン、ペンタエリスリット、ジペンタエリット、ジグリ
セリン等の2価以上のアルコ−ル等をアルコ−ル成分と
し、(無水)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
(無水)コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチ
ン酸、テトラヒドロ(無水)フタル酸、ヘキサヒドロ
(無水)フタル酸、(無水)ハイミック酸、(無水)マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、(無水)トリメリッ
ト酸、メチレンジクロヘキセントリカルボン酸(無水
物)、(無水)ピロメリット酸等の多価カルボン酸もし
くはその無水物、及び必要に応じて併用する安息香酸や
t−ブチル安息香酸などの一塩基酸を酸成分として、縮
合してなるオイルフリ−ポリエステル樹脂、または上記
アルコ−ル成分および上記酸成分に加えてヒマシ油、脱
水ヒマシ油、桐油、サフラワ−油、大豆油、アマニ油、
ト−ル油、ヤシ油等、およびそれらの脂肪酸のうちの1
種もしくは2種以上の混合物である油成分を、上記酸成
分およびアルコ−ル成分に加えて、3成分を反応させて
得られるアルキッド樹脂、また、不飽和結合を有するポ
リエステル樹脂にアクリル樹脂をグラフトしたグラフト
変性ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0035】アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基含有ビニ
ルモノマ−、ヒドロキシメチルアクリレ−ト、ヒドロキ
シエチルアクリレ−ト、ヒドロキシプロピルアクリレ−
ト、ヒドロキシアミルアクリレート、ヒドロキシヘキシ
ルアクリレ−トおよび相当するメタアクリレ−ト等の水
酸基含有ビニルモノマ−及びこれらと共重合可能なビニ
ルモノマ−、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸シク
ロヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸アルキルエス
テルもしくはメタクリル酸アルキルエステル、N−(メ
トキシメチル)アクリルアミド、N−(イソブトキシメ
チル)アクリルアミド、N−(ブトキシメチル)アクリ
ルアミド等のN−アルコキシアルキル置換アミド含有ビ
ニルモノマ−、スチレン、ビニルトルエン、α−メチル
スチレン等の芳香族ビニルモノマ−等とを共重合せしめ
て得られる、好ましくは数平均分子量5000〜300
00のアクリル樹脂等が挙げられる。
【0036】エポキシ樹脂としては、ビスフェノ−ルA
ジグリシジルエ−テル、ビスフェノ−ルAジ−β−メチ
ル−ジグリシジルエ−テル、テトラヒドロキシフェニル
メタンテトラグリシジルエ−テル、ノボラックグリシジ
ルエ−テル、ビスフェノ−ルAのアルキレンオキサイド
付加物のジグリシジルエ−テル等のジグリシジルエ−テ
ル型エポキシ樹脂に、(無水)フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、アジピン酸、テトラヒドロ(無水)
フタル酸、(無水)トリメリット酸、(無水)ピロメリ
ット酸等の多価カルボン酸を付加して得られる、好まし
くは数平均分子量500〜5000のエポキシ樹脂等が
挙げられる。
【0037】これらの水酸基及びカルボン酸基含有樹脂
を水性化するために揮発性塩基が必要である。その揮発
性塩基としては、モノエタノ−ルアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノ−
ルアミン、ジエチルエタノ−ルアミン、ジメチルエタノ
−ルアミン、モルホリンなどの有機アミンがある。揮発
性塩基の使用量としては、水酸基及びカルボン酸基含有
樹脂中のカルボン酸を少なくとも部分的に中和する量で
あればよい。
【0038】本発明のアミノ樹脂と反応性の基を含有す
る水性樹脂(B)は、酸価が10〜200、水酸基価が
5〜250である水酸基及びカルボン酸基含有樹脂であ
ることが好ましい。酸価が10未満では組成物の水性化
が劣り、200を越えると組成物の耐水性が劣るものと
なる。また水酸基価が5未満では架橋密度が低く硬度、
耐水性が劣り、250を越えると可とう性が劣るものと
なり好ましくない。
【0039】本発明のアミノ樹脂(A)の使用量は、1
0〜70重量部の範囲であることが好ましい。10重量
部未満では架橋密度が大きくなる結果、塗膜の耐水性、
硬度が劣り、70重量部を超えると塗膜の可とう性が低
下する。好ましくは20〜60重量部である。
【0040】本発明の水性樹脂(B)の使用量は、20
〜90重量部の範囲であることが好ましい。20重量部
未満では塗膜の可とう性が劣り、85重量部を超えると
塗膜硬度が低下する。好ましくは30〜85重量部であ
る。
【0041】本発明の水性塗料用組成物には、必要に応
じて硬化助剤としてアミンでブロックした酸触媒、例え
ばPートルエンベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼン
スルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸等を樹脂
固形分100部に対して0.1〜1部を添加してもよ
い。
【0042】また、同様にレベリング剤、消泡剤、潤滑
剤を添加することもできる。また顔料を練肉試し塗料化
することもできる。本発明の水性塗料用組成物は、浸漬
法、刷毛塗り、スプレ−塗り、ロ−ル塗り等、公知慣用
の方法により塗装することができ、木、紙、繊維、プラ
スチック、セラミックス、無機質セメント基材、鉄又は
非鉄金属等の各種基材の表面に塗装されて、優れた性能
を付与することができる。
【0043】また、本発明の水性塗料用組成物は、通
常、100〜250℃なる温度で、5秒間から30分間
の加熱条件で焼付けをすることにより、諸性能にすぐれ
た硬化塗膜を形成する。
【0044】
【実施例】以下、本発明をより詳しく説明するために実
施例を示すが本発明の技術的思想を逸脱しない限り本発
明はこれら実施例に何等、限定されるものではない。
【0045】参考例1 〔カルボン酸基含有ウレタン化
合物の合成〕 冷却管、温度計、窒素吹き込み装置、攪拌装置を備えた
ガラス製反応容器にジメチロールプロピオン酸を268
部加え、次いでヘキサメチレンジイソシアネ−ト、50
4部、メチルエチルケトン330部を加え窒素ガス気流
中で攪拌しながら80℃迄昇温し、同温度で3時間反応
を行い、次いで60℃迄冷却し、次いで25%アンモニ
ア水68部を一挙に投入し同温度で1時間反応を継続し
た。得られたカルボン酸基含有ウレタン化合物は、酸価
95、不揮発分67.4%であった。以下このウレタン
化合物を(D)1とする。
【0046】参考例2〜6及び比較参考例1 〔カルボン酸基含有ウレタン化合物の合成〕参考例1と
同様な装置を用いて、オキシカルボン酸化合物(a)、
有機イソシアネ−ト化合物(b)、及び有機イソシアネ
ート化合物(b)のイソシアネ−ト基と反応性の活性水
素含有化合物(c)の種類及びモル比を変化させ、各種
のカルボン酸基含有ウレタン化合物を合成した。以下こ
れら参考例2〜6及び比較参考例1で得られたウレタン
化合物をそれぞれ(D)2、(D)3、(D)4、
(D)5、(D)6、(D)7とする。以上の参考例並
びに比較参考例の結果を表1及び表2に示す。
【0047】
【表1】 表中のaはオキシカルボン酸化合物、bは有機イソシア
ネート化合物、cは活性水素含有化合物を表わす。
【0048】また表中の略称は次のとおりである。 DMPA;ジメチロールプロピオン酸 HP
A;ヒドロキシピバリン酸 IPDI;イソホロンジイソシアネート H12MDI;水素化4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート HDI;ヘキサメチレンジイソシアネート N
3;25%アンモニア水 MEK;メチルエチルケトン
【0049】
【表2】 *はポリオキシエチレンモノメチルエーテルグリコール
を表わし、その他の略称は表1と同様である。
【0050】製造例1 〔アミノ樹脂の製造〕 水追い出し還流冷却管、温度計、攪拌装置及び溶剤副生
成物回収装置を備えたガラス製反応容器にメラミン12
6部、ホルムアルデヒド−イソブタノ−ル溶液(ホルム
アルデヒド40%、イソブタノ−ル50%、水10%)
450部、及びイソブタノ−ル219部を加え攪拌しな
がら徐々に加熱し、90℃60分間保持する。次いで参
考例1で調整したカルボキシル基含有ウレタン化合物5
0部加え、93℃迄昇温した。このとき水分はイソブタ
ノ−ルと共沸させながら水を抜き取り、反応を5時間継
続した。反応終了後、内容物の温度を80℃迄冷却し、
これを100mmHg迄減圧濃縮した。次いでエチレングリ
コ−ルモノブチルエ−テルを加えて、不揮発分70%の
樹脂溶液とし不揮発分71.1%、粘度(ガードナー)
Z2−Z3の樹脂を得た。得られた樹脂溶液100部
を、滴下装置、攪拌装置のついたフラスコに採取し、ト
リエチルアミンにて系のpHを7.0に調整した後、4
0℃にて180rpmにてよく攪拌しながら2時間を要
して、水60部の滴下を行ったところ乳白色の水性液が
得られた。得られた水性液を再度100mmHgまで減圧し
て濃縮したところ、不揮発分51.5%、粘度260cp
s、粒子径1μm以下の青味を帯びた極めて安定なブチ
ルエ−テル化メラミン樹脂の水性液が得られた。この水
性液は水にて無限大に希釈することができ、3ヶ月間静
置しても分離、沈降等は全く認められなかった。
【0051】製造例2 〔アミノ樹脂の製造〕 製造例1に使用した反応装置にベンゾグアナミン184
部、ホルムアルデヒド−イソブタノ−ル溶液(ホルムア
ルデヒド40%、イソブタノ−ル50%、水10%)2
25部、及びイソブタノ−ル257.5部を加え、これ
を徐々に加熱し、90℃にて60分間保持してから、参
考例2で調整したカルボキシル基含有ウレタン化合物4
0部を加え、93℃迄昇温した。このとき水分はイソブ
タノ−ルと共沸させながら水を抜き取り、4時間反応を
続けた。反応終了後、ジメチルアミノエタノールにて系
のpHを7.5に調整した後、内容物の温度を80℃迄
冷却してから、100mmHg迄減圧濃縮した。この時エチ
レングリコールモノブチルエーテル70%の溶液とし不
揮発分74.6%、粘度(ガードナー)Z−Z1の樹脂を
得た。次いで得られた樹脂液100部を滴下装置、攪拌
装置のついたフラスコに採取し、40℃、180rpm
にてよく攪拌しながら2時間を要して水100部の滴下
を行い、次いでコロイドミルを通して水性化を行った。
このようにして青味を帯びた乳白色の水性液が得られ
た。この水性液を再度100mmHgまで減圧にし、濃縮を
行ったところ、不揮発分52.8%、粘度360cps
の極めて安定なイソブチルエ−テル化ベンゾグアナミン
樹脂の水性液が得られた。この水性液は水にて無限大に
希釈することができ、3ヶ月間静置しても分離、沈降等
は認められなかった。
【0052】製造例3〜8および比較製造例1〜5
〔アミノ樹脂の製造〕 製造例2と原材料の種類及びその使用量を変化させた以
外は同様な条件でアミノ樹脂水性液の合成を行った。結
果を表3、表4、表5、表6、表7及び表8に示す。
【0053】なお、表3、表4及び表5中のa、b、
c、d、中和剤は本発明の縮合反応工程に使用される原
材料である。また表6、表7及び表8における水性液性
状の水性液は水性化工程を経て得られる水性分散液を濃
縮して得られたものである。
【0054】
【表3】 表中の略称は次のとおりである。 TEA;トリエチルアミン DMEA;ジメチルア
ミノエタノール DMPA;ジメチロールプロピオン酸
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】 比較製造例6 〔アミノ樹脂の製造〕 比較製造例1で得られるイソブチルエ−テル化メラミン
樹脂の濃縮後溶液[不揮発分70.3%、粘度(ガード
ナー)Z−Z1]を100部採取し、次いでノイゲンE
A−170(ポリオキシエチレンノニルフェノ−ルエ−
テル HLB17、第一工業製薬社製)を15部加え、
40℃にてよく攪拌しながら水200部を2時間を要し
て滴下すると、乳白色の水性液が得られた。この水性液
の性状は粘度が高く、不揮発分28.5%、粘度830
0cpsであり、1ヶ月間室温で保存したところ分離が
認められた。
【0060】製造例9 〔水性アクリル樹脂の製造〕 冷却管、温度計、窒素導入管、攪拌装置を備えたガラス
製反応容器にブチルセロソルブ300部、を仕込み攪拌
し乍ら120℃に昇温後、n−ブチルメタクリレート2
50部、エチルアクリレート100部、2ーヒドロキシ
エチルメタアクリレート100部、アクルル酸50部、
スチレン200部、パーブチルZ(日本油脂製)25部
を混合し容器の上部より3時間で滴下した。滴下終了後
3時間後パーブチルZ10部を加えて8時間100℃で
保持した後冷却し、トリエチルアミン70部を加えよく
攪拌した。酸価52(固形分)、水酸基価69(固形
分)、不揮発分66%、粘度(ガードナー)Z1の水性
アクリル樹脂が得られた。
【0061】 製造例10 〔水性ポリエステルの製造〕 ウイットマー精留管、温度計、窒素導入管、攪拌装置を
備えたガラス製反応容器にネオペンチルグリコール34
8部、トリメチロールプロパン112部イソフタル酸4
89部、アジピン酸44部、を仕込み約100℃に昇温
し次に攪拌しながら180℃に昇温後、180℃で30
分反応させた後、20℃毎に段階的な昇温を行い、最終
温度を240℃とし酸価が20以下に成るまでこの温度
で反応し、180℃に降温し無水トルメリット酸44部
を仕込み180℃で酸価が40になるまで反応、酸価が
40に達したらブチルセロソルブ199部で希釈後、ジ
メチルエタノールアミン51部を加えよく攪拌した。酸
価40(固形分)、水酸基価76(固形分)、不揮発分
79.6%、粘度(ガードナー)Z6の水性ポリエステ
ル樹脂が得られた。
【0062】実施例1〜12、比較例1〜8 表9および10に示されるよな配合割合で配合し、混合
せしめて水性ワニスを調整した。
【0063】次いで、スプレー塗装により0.8mm厚
の磨き軟鋼板に塗装後、160℃×30分間焼付けを行
なって、それぞれの硬化塗膜を得た。かくして得られ
た、硬化塗膜について、塗膜試験を行った。
【0064】それぞれの結果は、表9、表10、表11
及び表12に示す通りであった。
【0065】
【表9】
【0066】
【表10】
【0067】
【表11】
【0068】
【表12】 <試験方法及び評価基準> エリクセン;塗膜試験法JIS・K5400に準ずる。 碁盤目密着性;同上 鉛筆硬度;同上 耐水性;室温で水に1週間浸漬後、塗膜状態を判定す
る。 耐アルカリ性;5%荷性ソーダに室温で24時間浸漬
後、塗膜状態を判定する。 耐酸性;5%硫酸に室温で24時間浸漬後、塗膜状態を
判定する。
【0069】◎;塗膜状態良好 △;塗膜状態に異常が認められ、実用上疑問あり。 ×;実用上使用不可。
【0070】
【発明の効果】本発明で得られる水性塗料組成物は、水
で無限大に希釈することができ、貯蔵安定性に優れ、被
覆塗膜は硬度、耐薬品性、耐水性等に優れるので、木、
紙、繊維、プラスチック、セラミックス、無機質セメン
ト基材、鉄又は非鉄金属等の各種基材への塗装に有用で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボン酸基含有ウレタン樹脂により変性
    されたアミノ樹脂(A)と、アミノ樹脂と反応性を有す
    る基を含有した水性樹脂(B)とを含有してなる水性塗
    料用組成物。
  2. 【請求項2】カルボン酸基含有ウレタン樹脂により変性
    されたアミノ樹脂(A)10〜70重量部、アミノ樹脂
    と反応性を有する基を含有した水性樹脂(B)20〜9
    0重量部を使用することを特徴とする請求項1記載の水
    性塗料用組成物。
  3. 【請求項3】アミノ樹脂と反応性を有する基を含有した
    水性樹脂(B)が、水酸基及びカルボン酸基を含有した
    酸価10〜200および水酸基価5〜250の水性樹脂
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の水性塗料
    用組成物。
  4. 【請求項4】カルボン酸基含有ウレタン樹脂により変性
    されたアミノ樹脂(A)が、アミノ基含有化合物(a)
    とアルデヒド化合物(b)と炭素数1〜4のアルコール
    (c)と、カルボン酸基含有ウレタン化合物(d)と
    を、固形分で(a)と(b)と(c)との総計100部
    に対して(d)1〜40部を共縮合反応させて得られる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の水
    性塗料用組成物。
  5. 【請求項5】カルボン酸基含有ウレタン化合物(d)
    が、オキシカルボン酸化合物と有機イソシアネート化合
    物と該有機イソシアネート化合物のイソシアネート基と
    反応性の活性水素含有化合物とを、当量比で−OH/−
    NCO/−H=1/1〜4/0〜3の割合で反応させて
    得られることを特徴とする請求項4記載の水性塗料用組
    成物。
  6. 【請求項6】炭素数1〜4のアルコ−ル(c)が、n−
    ブタノ−ル、イソブタノ−ル、tert−ブタノール、
    sec−ブタノール、イソプロパノ−ルからなる群から
    選ばれる1種又は2種以上のアルコールであることを特
    徴とする請求項4記載の水性塗料用組成物。
  7. 【請求項7】アミノ樹脂と反応性を有する基を含有した
    水性樹脂(B)が、水性ポリエステル樹脂、水性アクリ
    ル樹脂、水性エポキシ樹脂からなる群から選ばれる1種
    又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の水性塗料用組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005281863A (ja) * 2004-03-04 2005-10-13 Nippon Steel Corp 表面処理金属板
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