JPH06329730A - 帯電防止用組成物 - Google Patents
帯電防止用組成物Info
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- JPH06329730A JPH06329730A JP12249093A JP12249093A JPH06329730A JP H06329730 A JPH06329730 A JP H06329730A JP 12249093 A JP12249093 A JP 12249093A JP 12249093 A JP12249093 A JP 12249093A JP H06329730 A JPH06329730 A JP H06329730A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】合成高分子表面に塗布して耐久性のある帯電防
止用塗膜を形成することの出来る組成物を提供する。 【構成】（ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキル
エステルまたはスチレン （ｂ）スチレンスルホン酸の塩または２−スルホエチル
メタクリル酸の塩 （ｃ）およびグリシジルメタクリレート の３種の二重結合性単量体の共重合物と硬化剤を合成高
分子表面に塗布し、硬化させて透明な耐久性の帯電防止
用塗膜を形成させる。
止用塗膜を形成することの出来る組成物を提供する。 【構成】（ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキル
エステルまたはスチレン （ｂ）スチレンスルホン酸の塩または２−スルホエチル
メタクリル酸の塩 （ｃ）およびグリシジルメタクリレート の３種の二重結合性単量体の共重合物と硬化剤を合成高
分子表面に塗布し、硬化させて透明な耐久性の帯電防止
用塗膜を形成させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は合成高分子用の帯電防止
用組成物に関するものである。
用組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】合成高分子は、通常疎水性が大きく、そ
の結果として帯電し易く、塵埃の付着、電撃、引火など
種々の障害を引き起こすという欠点を有している。これ
らの対策として、従来カ−ボンブラック、導電性金属粉
末などの導電材、あるいは界面活性剤などが帯電防止剤
として使用され、これらを合成高分子へ練り込みまたは
その表面に塗布してトラブルを防ぐことが行われてい
る。
の結果として帯電し易く、塵埃の付着、電撃、引火など
種々の障害を引き起こすという欠点を有している。これ
らの対策として、従来カ−ボンブラック、導電性金属粉
末などの導電材、あるいは界面活性剤などが帯電防止剤
として使用され、これらを合成高分子へ練り込みまたは
その表面に塗布してトラブルを防ぐことが行われてい
る。
【０００３】しかしながら、帯電防止剤を合成高分子に
練込む方法においては、加工、成型等の工程で帯電防止
剤として使用される界面活性剤の分解、着色がおきた
り、また練込まれた導電性金属末のために合成高分子が
着色して透明性に欠けるなどの欠点を有している。
練込む方法においては、加工、成型等の工程で帯電防止
剤として使用される界面活性剤の分解、着色がおきた
り、また練込まれた導電性金属末のために合成高分子が
着色して透明性に欠けるなどの欠点を有している。
【０００４】また、帯電防止剤を合成高分子の表面に塗
布する方法は、塗布後の乾燥工程や洗浄等により、その
効果が消失し、持続性に欠けるという欠点を有してい
る。
布する方法は、塗布後の乾燥工程や洗浄等により、その
効果が消失し、持続性に欠けるという欠点を有してい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような状況におい
て本発明は、合成高分子表面に塗布して優れた耐久性を
有する帯電防止用塗膜を形成させることの出来る組成物
を提供することを目的とする。
て本発明は、合成高分子表面に塗布して優れた耐久性を
有する帯電防止用塗膜を形成させることの出来る組成物
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するたに鋭意検討の結果、エポキシ基を有する特
定の高分子化合物を硬化剤で硬化させることにより耐水
性の優れた帯電防止用塗膜が得られることを見出し、こ
れに基づいて本発明を完成した。すなわち、本発明の帯
電防止用組成物は、エポキシ基を有する特定の高分子化
合物（Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキルエス
テル又はスチレンから選ばれる１種又は２種以上の単量
体、（Ｂ）スチレンスルホン酸の塩又は２−スルホエチ
ルメタクリル酸の塩、及び、（Ｃ）グリシジルメタクリ
レ−トを重合して得られる共重合体から構成されてい
る。
を達成するたに鋭意検討の結果、エポキシ基を有する特
定の高分子化合物を硬化剤で硬化させることにより耐水
性の優れた帯電防止用塗膜が得られることを見出し、こ
れに基づいて本発明を完成した。すなわち、本発明の帯
電防止用組成物は、エポキシ基を有する特定の高分子化
合物（Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキルエス
テル又はスチレンから選ばれる１種又は２種以上の単量
体、（Ｂ）スチレンスルホン酸の塩又は２−スルホエチ
ルメタクリル酸の塩、及び、（Ｃ）グリシジルメタクリ
レ−トを重合して得られる共重合体から構成されてい
る。
【０００７】より詳しくは、本発明の帯電防止用組成物
は、 （Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキルエステル
またはスチレンから選ばれた１種または２種以上の単量
体６０−９０重量部 （Ｂ）スチレンスルホン酸の塩または２−スルホエチル
メタクリル酸の塩５−４０重量部 （Ｃ）グリシジルメタクリレ−ト０．５−２０重量部 を重合して得られるエポキシ基を有する共重合体、およ
び硬化剤を含むことを特徴とする帯電防止用組成物であ
る。
は、 （Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアルキルエステル
またはスチレンから選ばれた１種または２種以上の単量
体６０−９０重量部 （Ｂ）スチレンスルホン酸の塩または２−スルホエチル
メタクリル酸の塩５−４０重量部 （Ｃ）グリシジルメタクリレ−ト０．５−２０重量部 を重合して得られるエポキシ基を有する共重合体、およ
び硬化剤を含むことを特徴とする帯電防止用組成物であ
る。
【０００８】上記のメタクリル酸の炭素数１−８のアル
キルエステルの具体例としては、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ヘキシル、メタクリル酸２−エチルヘキシルなどがあ
げられ、中でもメタクリル酸メチルが好ましい。
キルエステルの具体例としては、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ヘキシル、メタクリル酸２−エチルヘキシルなどがあ
げられ、中でもメタクリル酸メチルが好ましい。
【０００９】スチレンスルホン酸の塩としては、スチレ
ンスルホン酸のアルカリ金属塩特にナトリウム塩が好ま
しい。また２−スルホエチルメタクリル酸の塩として
は、アルカリ金属塩およびアンモニウム塩がその例とし
てあげられ、特にナトリウム塩が好適である。
ンスルホン酸のアルカリ金属塩特にナトリウム塩が好ま
しい。また２−スルホエチルメタクリル酸の塩として
は、アルカリ金属塩およびアンモニウム塩がその例とし
てあげられ、特にナトリウム塩が好適である。
【００１０】本発明で使用されるメタクリル酸エステル
またはスチレン、スチレンスルホン酸の塩または２−ス
ルホエチルメタクリル酸の塩、およびグリシジルメタク
リレートの三者の比率は、得られる塗膜の帯電防止能、
合成高分子への密着性、耐水性の観点から、メタクリル
酸エステルまたはスチレンは少なくとも６０重量部特に
６０重量部以上９０重量部以下、スチレンスルホン酸の
塩または２−スルホエチルメタクリル酸の塩は少なくと
も５重量部、特に５重量部以上４０重量部以下、特に好
ましくは７−２０重量部、またグリシジルメタクリレー
トは０．５重量部以上２０重量部以下、特に２−４重量
部であることが好ましい。
またはスチレン、スチレンスルホン酸の塩または２−ス
ルホエチルメタクリル酸の塩、およびグリシジルメタク
リレートの三者の比率は、得られる塗膜の帯電防止能、
合成高分子への密着性、耐水性の観点から、メタクリル
酸エステルまたはスチレンは少なくとも６０重量部特に
６０重量部以上９０重量部以下、スチレンスルホン酸の
塩または２−スルホエチルメタクリル酸の塩は少なくと
も５重量部、特に５重量部以上４０重量部以下、特に好
ましくは７−２０重量部、またグリシジルメタクリレー
トは０．５重量部以上２０重量部以下、特に２−４重量
部であることが好ましい。
【００１１】本発明において使用されるエポキシ基を有
する共重合体は、上記３成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）を
それ自体公知の方法によって共重合させて製造すること
ができる。例えば、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルまたは、エチレングリコールモノエチルエーテル
のような親水性有機溶媒中で重合開始剤としてアゾビス
イソブチロニトリルまたは過酸化ベンゾイルを用いて有
利に製造することが出来る。
する共重合体は、上記３成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）を
それ自体公知の方法によって共重合させて製造すること
ができる。例えば、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルまたは、エチレングリコールモノエチルエーテル
のような親水性有機溶媒中で重合開始剤としてアゾビス
イソブチロニトリルまたは過酸化ベンゾイルを用いて有
利に製造することが出来る。
【００１２】このようにして得られたエポキシ基を有す
る共重合体は、有機溶媒で所望の濃度の溶液として硬化
剤と共に合成高分子の表面に塗布し、これを自然乾燥、
あるいは例えば６０−１２０℃の温度で熱処理すること
によって硬化させ、耐水性の優れた帯電防止用塗膜を得
ることができる。
る共重合体は、有機溶媒で所望の濃度の溶液として硬化
剤と共に合成高分子の表面に塗布し、これを自然乾燥、
あるいは例えば６０−１２０℃の温度で熱処理すること
によって硬化させ、耐水性の優れた帯電防止用塗膜を得
ることができる。
【００１３】使用される硬化剤としてはエポキシ樹脂の
製造において通常使用されている硬化剤を用いることが
できる。例えばジエチレントリアミン、ポリエチレンイ
ミン、Ｎ−（２−アミノエチル）エタノールアミン、２
−メチルトリエチレンジアミン、２−メチルイミダゾリ
ンなどのアミン系硬化剤、トリフェニルスルフォニウム
ヘキサフルオロフォスフェ−トや（ｎ−シクロペンタジ
エン）（ｎ−１−イソプロピルベンゼン）アイアン（Ｉ
Ｉ）ヘキサフルオロホスフェートなどの光硬化剤が有利
に使用できる。アゼライン酸やメタクリル酸を含む高分
子共重合物などのポリカルボン酸化合物を架橋剤として
用いて硬化させても良い。
製造において通常使用されている硬化剤を用いることが
できる。例えばジエチレントリアミン、ポリエチレンイ
ミン、Ｎ−（２−アミノエチル）エタノールアミン、２
−メチルトリエチレンジアミン、２−メチルイミダゾリ
ンなどのアミン系硬化剤、トリフェニルスルフォニウム
ヘキサフルオロフォスフェ−トや（ｎ−シクロペンタジ
エン）（ｎ−１−イソプロピルベンゼン）アイアン（Ｉ
Ｉ）ヘキサフルオロホスフェートなどの光硬化剤が有利
に使用できる。アゼライン酸やメタクリル酸を含む高分
子共重合物などのポリカルボン酸化合物を架橋剤として
用いて硬化させても良い。
【００１４】また、使用される有機溶媒としてはイソプ
ロピルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどの
ような親水性溶剤が有利な溶剤としてあげられる。これ
らの溶剤は単独で用いてもよく、あるいは２種以上を混
合して用いてもよい。
ロピルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどの
ような親水性溶剤が有利な溶剤としてあげられる。これ
らの溶剤は単独で用いてもよく、あるいは２種以上を混
合して用いてもよい。
【００１５】塗布する方法としてはスプレー法、浸漬
法、ロールコート法、バーコーター法、スピンコート
法、などが独立または組合わせて使用できる。
法、ロールコート法、バーコーター法、スピンコート
法、などが独立または組合わせて使用できる。
【００１６】
【実施例】以下に製造例、実施例によつて本発明を説明
するが，本発明はこれにより、限定されるものでない。
尚、実施例において粘度は、２５℃でＢ型粘度計で測定
した。
するが，本発明はこれにより、限定されるものでない。
尚、実施例において粘度は、２５℃でＢ型粘度計で測定
した。
【００１７】［実施例１］：共重合体Ｃ−１ ２００ｍｌの四ツ口フラスコにプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル（日本乳化剤（株）製ＭＦＧ）１１２
ｇ、メタクリル酸メチル２４ｇ、およびグリシジルメタ
クリレート１．０ｇを仕込み、２−スルホエチルメタク
リル酸ナトリウム（日本乳化剤（株）製Ａｎｔｏｘ−Ｍ
Ｓ−２Ｎ）の３０％水溶液２３ｇを滴下して加えた。次
いでアゾビスイソブチロニトリルを０．１ｇ加え、窒素
ガスで置換後昇温し、９０℃で１５時間攪拌して重合さ
せた。共重合体（Ｃ−１）の含水ＭＦＧ液が粘度１５８
Ｃｐｓの微黄色液体として１５４ｇが得られた。
ノメチルエーテル（日本乳化剤（株）製ＭＦＧ）１１２
ｇ、メタクリル酸メチル２４ｇ、およびグリシジルメタ
クリレート１．０ｇを仕込み、２−スルホエチルメタク
リル酸ナトリウム（日本乳化剤（株）製Ａｎｔｏｘ−Ｍ
Ｓ−２Ｎ）の３０％水溶液２３ｇを滴下して加えた。次
いでアゾビスイソブチロニトリルを０．１ｇ加え、窒素
ガスで置換後昇温し、９０℃で１５時間攪拌して重合さ
せた。共重合体（Ｃ−１）の含水ＭＦＧ液が粘度１５８
Ｃｐｓの微黄色液体として１５４ｇが得られた。
【００１８】［実施例２］：共重合体Ｃ−２ ２００ｍｌの四ツ口フラスコにＭＦＧを８０ｇ、メタク
リル酸メチル１４ｇ、スチレン１０ｇ、およびグリシジ
ルメタクリレート１．０ｇを仕込み、室温で攪拌しなが
らスチレンスルホン酸ナトリウムの２５％水溶液１７．
２ｇを滴下して加えた。アゾビスイソブチロニトリル
０．１ｇを加え、窒素ガスで置換後昇温し、７０℃で７
時間攪拌して重合させた。共重合体（Ｃ−２）の含水Ｍ
ＦＧ溶液が粘度５６０Ｃｐｓの微黄色液体として１１
７．５ｇ得られた。
リル酸メチル１４ｇ、スチレン１０ｇ、およびグリシジ
ルメタクリレート１．０ｇを仕込み、室温で攪拌しなが
らスチレンスルホン酸ナトリウムの２５％水溶液１７．
２ｇを滴下して加えた。アゾビスイソブチロニトリル
０．１ｇを加え、窒素ガスで置換後昇温し、７０℃で７
時間攪拌して重合させた。共重合体（Ｃ−２）の含水Ｍ
ＦＧ溶液が粘度５６０Ｃｐｓの微黄色液体として１１
７．５ｇ得られた。
【００１９】［実施例３］：共重合体Ｃ−３ ２００ｍｌの四ツ口フラスコにＭＦＧを１４４．６ｇ、
メタクリル酸メチル２４ｇ、およびグリシジルメタクリ
レート１．０ｇを仕込み，室温で攪拌しながら１７．３
％スチレンスルホン酸ナトリウム水溶液２０．３ｇを滴
下して加えた。次いでアゾビスイソブチロニトリル０．
１ｇを加え、窒素ガスで置換後昇温し、６０℃で７時間
攪拌して重合させた。共重合体（Ｃ−３）の含水ＭＦＧ
溶液が粘度３８Ｃｐｓの微黄色液体として、１８６ｇ得
られた。
メタクリル酸メチル２４ｇ、およびグリシジルメタクリ
レート１．０ｇを仕込み，室温で攪拌しながら１７．３
％スチレンスルホン酸ナトリウム水溶液２０．３ｇを滴
下して加えた。次いでアゾビスイソブチロニトリル０．
１ｇを加え、窒素ガスで置換後昇温し、６０℃で７時間
攪拌して重合させた。共重合体（Ｃ−３）の含水ＭＦＧ
溶液が粘度３８Ｃｐｓの微黄色液体として、１８６ｇ得
られた。
【００２０】［試験例１］実施例１で得た共重合体Ｃ−
１の溶液１０．０ｇにジエチレントリアミンの１０％Ｍ
ＦＧ溶液０．２０ｇを加えてよく混合し、厚さ１ｍｍの
ポリカーボネートシートの表面にＮｏ．２０のバーコー
ターで塗布し、室温下で３日間自然乾燥して塗膜を硬化
させた。塗膜の表面固有抵抗は、８．７×１０8 Ωであ
った。次いで、試験片を７５℃の温水に１００時間静置
浸漬して耐水テストを行った。耐水テストを行った後の
塗膜の表面固有抵抗、表面硬度（鉛筆硬度）および透明
性は第１表の示すとうりであった。
１の溶液１０．０ｇにジエチレントリアミンの１０％Ｍ
ＦＧ溶液０．２０ｇを加えてよく混合し、厚さ１ｍｍの
ポリカーボネートシートの表面にＮｏ．２０のバーコー
ターで塗布し、室温下で３日間自然乾燥して塗膜を硬化
させた。塗膜の表面固有抵抗は、８．７×１０8 Ωであ
った。次いで、試験片を７５℃の温水に１００時間静置
浸漬して耐水テストを行った。耐水テストを行った後の
塗膜の表面固有抵抗、表面硬度（鉛筆硬度）および透明
性は第１表の示すとうりであった。
【００２１】
【表１】
【００２２】［試験例２］試験例１のジエチレントリア
ミンのＭＦＧ溶液に代えてポリエチレンイミン〔平均分
子量１２００；エポミンＳＰ−０１２（日本触媒化学
（株) 製）〕の１０％ＭＦＧ溶液０．２４ｇを用い、そ
の他は同様にして混合液をポリカーボネートシートの表
面に塗布した。室温下で１５分エージングした後、１０
０℃の恒温器で１５分間加熱して塗膜を硬化させ、試験
例１と同様に塗膜の性能試験を行った。試験結果を表１
に示した。
ミンのＭＦＧ溶液に代えてポリエチレンイミン〔平均分
子量１２００；エポミンＳＰ−０１２（日本触媒化学
（株) 製）〕の１０％ＭＦＧ溶液０．２４ｇを用い、そ
の他は同様にして混合液をポリカーボネートシートの表
面に塗布した。室温下で１５分エージングした後、１０
０℃の恒温器で１５分間加熱して塗膜を硬化させ、試験
例１と同様に塗膜の性能試験を行った。試験結果を表１
に示した。
【００２３】［試験例３］実施例１で用いた共重合体Ｃ
−１の溶液に代えて実施例２で得た共重合体Ｃ−２の溶
液１０．０ｇを用い、硬化剤としてジエチレントリアミ
ンの１０％ＭＦＧ溶液０．２３ｇを使用して試験例１と
同様塗布および性能試験を行った。試験結果は第１表に
示すとうりであった。
−１の溶液に代えて実施例２で得た共重合体Ｃ−２の溶
液１０．０ｇを用い、硬化剤としてジエチレントリアミ
ンの１０％ＭＦＧ溶液０．２３ｇを使用して試験例１と
同様塗布および性能試験を行った。試験結果は第１表に
示すとうりであった。
【００２４】［試験例４−８］実施例３で得た共重合体
Ｃ−３の溶液１０．０ｇに第１表に示す硬化剤の１０％
ＭＦＧを加えて良く混合し、厚さ１ｍｍのポリカーボネ
ートシートの表面にＮｏ．２０のバーコーターで塗布し
た。得られた塗膜を表示の条件で硬化させ、試験例１と
同様にして性能試験を行なった。得られた試験結果は第
１表に示すとうりであった。
Ｃ−３の溶液１０．０ｇに第１表に示す硬化剤の１０％
ＭＦＧを加えて良く混合し、厚さ１ｍｍのポリカーボネ
ートシートの表面にＮｏ．２０のバーコーターで塗布し
た。得られた塗膜を表示の条件で硬化させ、試験例１と
同様にして性能試験を行なった。得られた試験結果は第
１表に示すとうりであった。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、優れた耐久性を有する帯電防止用塗膜を形成するた
めの組成物を提供し、しかも本発明により得られる帯電
防止用の塗膜は、透明で硬度が高く、広範囲な用途に使
用することができる。
は、優れた耐久性を有する帯電防止用塗膜を形成するた
めの組成物を提供し、しかも本発明により得られる帯電
防止用の塗膜は、透明で硬度が高く、広範囲な用途に使
用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｌ 33/00 ＬＨＴ Ｃ０９Ｄ 133/00 ＰＦＹ Ｃ０９Ｋ 3/16 １０２ Ｂ
Claims (5)
- 【請求項１】（Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアル
キルエステル又はスチレンから選ばれる１種又は２種以
上の単量体 （Ｂ）スチレンスルホン酸の塩又は２−スルホエチルメ
タクリル酸の塩、及び （Ｃ）グリシジルメタクリレ−ト を重合して得られる共重合体。 - 【請求項２】（Ａ）メタクリル酸の炭素数１−８のアル
キルエステル又はスチレンから選ばれる１種又は２種以
上の単量体６０−９０重量部 （Ｂ）スチレンスルホン酸の塩又は２−スルホエチルメ
タクリル酸の塩５−４０重量部、及び、 （Ｃ）グリシジルメタクリレ−ト０．５−２０重量部 を重合して得られる共重合体。 - 【請求項３】請求項１又は請求項２記載の共重合体を含
有する帯電防止用組成物 - 【請求項４】請求項１又は請求項２記載の共重合体に、
硬化剤を作用させ、塗膜を形成させることを特徴とす
る、帯電防止方法 - 【請求項５】請求項１又は請求項２記載の共重合体を、
硬化剤で硬化させた塗膜を有することを特徴とする、帯
電防止化された高分子成型体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12249093A JPH06329730A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 帯電防止用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12249093A JPH06329730A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 帯電防止用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329730A true JPH06329730A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14837138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12249093A Pending JPH06329730A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 帯電防止用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06329730A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1008627A1 (en) * | 1996-09-11 | 2000-06-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Agent for both imparting electrostatic applicability and improving water resistance of film, electrostatically coated resin moldings, and process for electrostatic coating |
| JP2007023454A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Jsr Corp | 繊維集束剤用共重合体、繊維集束剤、繊維束、及び繊維強化樹脂 |
| JP2007314799A (ja) * | 2007-08-03 | 2007-12-06 | Central Glass Co Ltd | 反応性高分子化合物及びその製法 |
| CN108314753A (zh) * | 2018-02-10 | 2018-07-24 | 浙江工业大学 | 一种透明抗静电pmma及其制备方法 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12249093A patent/JPH06329730A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1008627A1 (en) * | 1996-09-11 | 2000-06-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Agent for both imparting electrostatic applicability and improving water resistance of film, electrostatically coated resin moldings, and process for electrostatic coating |
| EP1008627A4 (en) * | 1996-09-11 | 2001-07-25 | Honda Motor Co Ltd | ACTIVE SUBSTANCE FOR GRANTING ELECTROSTATIC USE AND IMPROVED WATER RESISTANCE OF FILMS, ELECTROSTATICALLY COATED RESIN MOLDED PARTS AND METHOD FOR ELECTROSTATIC COATING |
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