JPH0632971U - 温度均一化部材を備えた蒸発器 - Google Patents

温度均一化部材を備えた蒸発器

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JPH0632971U
JPH0632971U JP6765792U JP6765792U JPH0632971U JP H0632971 U JPH0632971 U JP H0632971U JP 6765792 U JP6765792 U JP 6765792U JP 6765792 U JP6765792 U JP 6765792U JP H0632971 U JPH0632971 U JP H0632971U
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JP
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evaporator
temperature
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temperature equalizing
gas
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Application number
JP6765792U
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English (en)
Inventor
義和 齋藤
昭 大槻
Original Assignee
タバイエスペック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発器を通過してくる気体の各部の温度が従
来よりも均一化される蒸発器を提供する。 【構成】 蒸発器各部の温度を均一化するための、熱伝
導性良好な温度均一化部材13を蒸発器プレートフィン
11に貫通させて固定した蒸発器A。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷凍機における、熱交換を行うための蒸発器に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍機における蒸発器としては、図5に示すように、多数のプレートフィン1 1に冷媒Xを流す管12を途中でヘアピン状に折り曲げつつ貫通固定した管コイ ル蒸発器、図6に示すように、多数のフィン21に冷媒Xを流すチューブ22を 貫通固定したフィンチューブ式蒸発器、図7に示すように、冷媒Xを流す管31 を蛇行させた裸管コイル蒸発器、図8に示すように、二枚の対向板体41、41 の間に冷媒Xを流す管部42を形成したもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の冷凍機における蒸発器では、通常の使い方では、 それに流れる冷媒は、蒸発器入口部分では液冷媒であり、蒸発器出口部分では殆 どガス冷媒となる。 このため、蒸発器の冷媒入口付近では冷媒蒸発温度が目的とする一定のものと なるが、出口付近では、ガス冷媒となるため、出口周辺部の温度は入口周辺部の 温度と大きく異なる結果となり、蒸発器全体でみると、温度分布が不均一となる 。
【0004】 このように蒸発器各部の温度が異なると、この蒸発器を通過して熱交換された 気体も各部で温度が不均一となる。従って、例えばこの蒸発器を恒温装置、恒温 恒湿装置といった環境試験装置に採用した場合、精度の高い、また、各部で均一 化された温度又は温湿度の制御を行うことが困難となる。 そこで本考案は、蒸発器を通過してくる気体の各部の温度が従来よりも均一化 される蒸発器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では前記課題を解決するため、熱伝導性良好な温度均一化部材を蒸発器 に対し設ける。 この温度均一化部材は、蒸発器各部の温度を均一化し、それによって、該蒸発 器を通過する気体の温度が各部で均一化されるように、蒸発器本体に設けてもよ いし、或いは、蒸発器を通過してきた気体の温度を各部で均一化するように、蒸 発器の気体出口側に配置してもよい。
【0006】 かかる温度均一化部材としては、熱伝導性良好な物質からなる棒状のもの、板 状、フィン状のもの、内部に熱媒を封入したパイプ、ヒートパイプ、これらの組 み合わせ等が考えられる。
【0007】
【作用】
本考案に係る蒸発器のうち、蒸発器本体に温度均一化部材に設けたものでは、 この温度均一化部材の熱伝導作用で、蒸発器全体及び(又は)均一化部材全体の 温度が均一化され、従って蒸発器を通過した、熱交換された気体は、その各部の 温度が均一化される。
【0008】 本考案に係る蒸発器のうち、蒸発器の気体出口側に温度均一化部材を配置した ものでは、蒸発器本体を通過してきた気体がその各部で温度分布に乱れがあって も、該気体がこの温度均一化部材を通過するとき、該部材がその良好な熱伝導性 故に各部で温度が均一化されることにより、該気体温度も各部で均一化される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は1実施例の側面図、 図2は他の実施例の側面図、図3はさらに他の実施例の側面図、図4はさらに他 の実施例の斜視図である。 図1から図4に示す蒸発器はいずれも冷凍機の蒸発器である。
【0010】 図1の蒸発器Aは、図5に示す従来蒸発器を改良したもので、冷媒を流す管1 2の間で、プレートフィン11に棒状の温度均一化部材13を貫通させ、固定し てある。例えば、フィン11がアルミニウムで、管12が銅で構成されるとき、 部材13も銅で構成することが考えられる。なお、棒状部材13に代え、内部に 熱媒を封入したパイプやヒートパイプを採用してもよい。
【0011】 図2の蒸発器Bは、同じく図5の蒸発器を改良したもので、蒸発器本体10を 通る気体流れ方向aにおいて該本体10の下流側、すなわち気体出口側に温度均 一化部材14を臨設したものである。部材14は複数枚のプレートフィン141 に1又は2以上の棒状の熱伝導部材142を貫通させて固定したものであり、フ ィン141は空気流れ方向aに並行に、部材142はそれに対し直角方向に配置 されている。例えば、蒸発器本体のフィン11がアルミニウムで、管12が銅で 構成されているとき、温度均一化部材14のフィン141は銅又はアルミウムで 、熱伝導部材142は銅で構成することが考えられる。なお、棒状部材142に 代え、内部に熱媒を封入したパイプやヒートパイプを採用してもよい。
【0012】 図3の蒸発器Cは、図7に示す従来蒸発器の裸管31に複数本の棒状の温度均 一化部材32を渡して固定したものである。例えば裸管31が銅で構成されると き、各部材32も銅で形成することが考えられる。 図4の蒸発器Dは、概略的に示した蒸発器本体5の気体出口側に、熱伝導性良 好な短冊状部材51を並行に配置したものである。部材51が温度均一化部材で ある。この部材52は、できるだけ、本体5を通過してくる気体の温度分布の傾 斜している方向に沿って、換言すれば、異なる温度域にわたるように配置するこ とが望ましい。なお、部材51に代え、熱媒を封入したパイプやヒートパイプを 採用してもよい。
【0013】 図5の従来蒸発器によると、個々のフィン11の温度は該フィンに接する管1 2の各部の温度、つまり、その部分の冷媒の温度に左右され、フィン同士の熱交 換は行われないが、改良された図1の蒸発器によると、温度均一化部材13の熱 伝導作用により、フィン11同士の熱交換が生じ、蒸発器全体或いは温度均一化 部材全体がほぼ均一な温度分布をもつようになり、この蒸発器を通過する気体各 部の温度も均一化される。
【0014】 また、図3に示す蒸発器においては、温度均一化部材32の熱伝導作用で、裸 管31の各部分同士に熱交換が生じ、蒸発器全体或いは温度均一化部材32全体 の温度分布が均一化され、それによって、この蒸発器を通過する気体各部の温度 も均一化される。 図2、図4の蒸発器では、蒸発器本体を通過してきた気体の各部間で温度の不 均一があっても、該気体が温度均一化部材14、51を通過することで、該部材 が全体的に均一化された温度となり、それに伴って蒸発器本体を通過してきた気 体温度も各部で均一化される。
【0015】 なお、以上説明した実施例蒸発器における温度均一化部材は、適当に組み合わ せて用いることができるし、いずれかの実施例の温度均一化部材を他の実施例の 温度均一化部材に代えて採用してもよい。 また、かかる温度均一化部材は、図6や図8に示す従来蒸発器の改良にも採用 できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、蒸発器を通過してくる気体の各部の温度 が従来よりも均一化される蒸発器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の側面図である。
【図2】本考案の他の実施例の側面図である。
【図3】本考案のさらに他の実施例の側面図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例の斜視図である。
【図5】従来例の側面図である。
【図6】他の従来例の側面図である。
【図7】さらに他の従来例の側面図である。
【図8】さらに他の従来例の側面図である。
【符号の説明】
A、B、C、D 本考案に係る蒸発器 11 プレートフィン 12 管 13、14 温度均一化部材 31 裸管 32 温度均一化部材 5 蒸発器本体 51 温度均一化部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器各部の温度を均一化するための、
    熱伝導性良好な温度均一化部材を蒸発器本体に設けたこ
    とを特徴とする温度均一化部材を備えた蒸発器。
  2. 【請求項2】 蒸発器を通過した気体各部の温度を均一
    化するための熱伝導性良好な温度均一化部材を蒸発器の
    気体出口側に配置したことを特徴とする温度均一化部材
    を備えた蒸発器。
JP6765792U 1992-09-29 1992-09-29 温度均一化部材を備えた蒸発器 Pending JPH0632971U (ja)

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JPH0632971U true JPH0632971U (ja) 1994-04-28

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ID=13351310

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JP6765792U Pending JPH0632971U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 温度均一化部材を備えた蒸発器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070939A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 エスペック株式会社 蒸発器、空気調和装置及び環境試験装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981124