JPH0632960Y2 - 重量物上昇下降制御装置 - Google Patents

重量物上昇下降制御装置

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JPH0632960Y2
JPH0632960Y2 JP16128488U JP16128488U JPH0632960Y2 JP H0632960 Y2 JPH0632960 Y2 JP H0632960Y2 JP 16128488 U JP16128488 U JP 16128488U JP 16128488 U JP16128488 U JP 16128488U JP H0632960 Y2 JPH0632960 Y2 JP H0632960Y2
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JP
Japan
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heavy object
input
pressure medium
control device
heavy
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JP16128488U
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JPH0283900U (ja
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泰彦 竹村
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本考案は、重量物上昇下降制御装置に関し、特に、シリ
ンダのピストンロッドに吊下げられた重量物が下降状態
にある場合において、人の手動によってこの重量物を軽
く上昇させることができるようにするための新規な改良
に関する。
b. 従来の技術 従来、用いられていたこの種の重量物上昇下降制御装置
としては種々あるが、その中で、一般に、重量物をシリ
ンダ等にて昇降させる場合、上昇させて上端にて重量物
を保持しておく場合、下降させ下端にて重量物を保持し
ておく場合、の二通りの要求があるが、後者の場合にお
いて、重量物が下降状態にある途中で、下側から外力
(例えば人間の手操作による押上力)を加えて押上げた
い場合には、軽い押上力によって重量物を押上げること
が必要となる。
従来、前述のような重量物を軽く上昇させる場合には、
ここではその従来例を示す文献名等を開示していない
が、コイルスプリングやゼンマイ等のばね力を使用する
ことによって荷重バランスを取る荷重バランサーが一般
的であった。
c. 考案が解決しようとする課題 従来の荷重バランサーは、以上のように構成されていた
ため、次のような課題を有していた。
すなわち、コイルスプリングやゼンマイばねのばね力の
場合、そのばね定数を任意に変えることができないた
め、種々の重量を有する重量物を対象とする場合には、
これらのコイルスプリング及びゼンマイばねを交換しな
くてはならず、極めて不便な作業を強いられていた。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、シリンダのピストンロッドに吊り下げら
れた重量物が下降状態にある場合において、人の手動に
よってこの重量物を軽く上昇させることができるように
した重量物上昇下降制御装置を提供することを目的とす
る。
d. 課題を解決するための手段 本考案による重量物上昇下降制御装置は、切換バルブか
ら入力された圧力媒体によってシリンダのピストンロッ
ドに設けられた重量物を上下動させるようにしたものに
おいて、前記圧力媒体の入力を受ける第1入力部及び第
2入力部を有するシヤトルバルブと、前記シャトルバル
ブに設けられ前記シリンダに圧力媒体を供給するための
出口部と、前記切換バルブと前記第2入力部との間に設
けられ排出部を有する調整器とを備えた構成である。
e. 作用 本考案による重量物上昇下降制御装置においては、前記
調整器及びシャトルバルブを介して供給された圧力媒体
の押上力が前記重量物の重量よりも小さい場合に前記重
量物の下降がなされ、この状態における押上力により手
動で重量物に押上力を加えると、重量物は圧力媒体の押
上力及び手動による押上力との合力によって、極めて簡
単に下降中の重量物を手で持ち上げることができる。
f. 実施例 以下、図面と共に本考案による重量物上昇下降制御装置
の好適な実施例について詳細に説明する。
図において符号1で示されるものは、ソレノイドバルブ
等からなる切換バルブであり、この切換バルブ1は、エ
アー等の圧力媒体を入力するための入力部1a、上昇時
の圧力媒体を出力するための上昇出力部1b及び下降時
の圧力媒体を出力するための下降出力部1cとから構成
され、切換ロツド2の切換操作によって圧力媒体が上昇
出力部1b又は下降出力部1cに切換供給される。
前記上昇出力部1bは、シャトルバルブ3の第1入力部
3aに接続され、前記下降出力部1cは、排気部4aを
有する圧力の調整器4を介して前記シャトルバルブ3の
第2入力部3bに接続されている。
前記シャトルバルブ3の出口部3cは可変弁5aを有す
る速度制御器5を介して、エアシリンダ等からなるシリ
ンダ6の入力部6aに接続され、このシリンダ6のピス
トンロッド7の下端には、重量物8が吊下げられてい
る。
本考案による重量物上昇下降制御装置は、前述したよう
に構成されており、以下に、その動作について説明す
る。
まず、重量物8を上昇させる場合、切換ロッド2の切換
操作によって入力部1aと上昇出力部1bとが連通した
状態において、入力部1aから圧力媒体の圧力P1が供
給されると、この圧力媒体は上昇ルートAを経てシャト
ルバルブ3の第1入力部3aに供給され、このシャトル
バルブ3は、各入力部3a及び3bの何れか圧力の高い
方の入力部に供給された圧力媒体が出口部3cから吐出
される構成であるため、速度制御器5を介してシリンダ
6の入力部6aに入力され、この圧力媒体の圧力によっ
てピストンロッド7が上昇し、重量物8が上昇する。
一方、重量物8を下降させる場合、切換ロッド2の切換
操作によって入力部1aと下降出力部1cとを連通させ
た状態において、入力部1aから圧力P2の圧力媒体が
供給されると、この圧力媒体は下降ルートBの調整器4
を経て減圧されてシャトルバルブ3の第2入力部3bに
入力され、出口部3cから速度制御器5を介してシリン
ダ6の入力部6aに入力される。
この場合、前記第2入力部3b及び入力部6aに供給さ
れた圧力媒体の圧力P2による上昇方向押上力Fは重
量物8の重さWに対してF<Wの関係にあるため、押
上力Fによって重量物8を上昇させようとする力が働
くが、重量物8の重さWの方が大であることにより、
(W−F)の力によって重量物8の下降が行われる。
尚、この下降時における圧力媒体の排出は、調整器4の
排出部4aからなされる。
前述の状態で、下降中の重量物8の下降を手で中止さ
せ、又、持ち上げる必要がある場合には、圧力気体の押
上力Fがかかっているため、重量物8の実際の重量
は、(W−F)となり、手によってわずかな押上力F
を重量物8に対して与えることにより、重量物8を手で
持ち上げることができる。
又、前述の状態で手による押上力Fを解除すると、重量
物8は再び下降し始めるが、その時の下降速度は、速度
制御器5の可変弁5aによって制御することができる。
尚、本実施例では、圧力媒体としてエアを用いた場合を
想定したが、エアに限らず油を用いることもできる。
g. 考案の効果 本考案による重量物上昇下降制御装置は、以上のように
構成されているため、次のような効果を得ることができ
る。
すなわち、下降時においても重量物の重さWよりも弱い
押上力Fを常時印加しているため、重量物に対してわ
ずかな押上力Fを与えることにより、F+F>Wの状
態となって極めて小さい手動の力によって重量物を任意
に持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案による重量物上昇下降制御装置を示す
ブロック図である。 1は切換バルブ、3はシャトルバルブ、3aは第1入力
部、3bは第2入力部、3cは出口部、4は調整器、4
aは排出部、6はシリンダ、7はピストンロッド、8は
重量物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切換バルブ(1)から入力された圧力媒体に
    よってシリンダ(6)のピストンロッド(7)に設けられた重
    量物(8)を上下動させるようにした重量物上昇下降制御
    装置において、前記圧力媒体の入力を受ける第1入力部
    (3a)及び第2入力部(3b)を有するシャトルバルブ(3)
    と、前記シャトルバルブ(3)に設けられ前記シリンダ(6)
    に圧力媒体を供給するための出口部(3c)と、前記切換バ
    ルブ(1)と前記第2入力部(3b)との間に設けられ排出部
    (4a)を有する圧力の調整器(4)とを備え、前記調整器(4)
    及びシャトルバルブ(3)を介して供給された圧力媒体の
    押上力(F1)が前記重量物(8)の重量(W)よりも小さい時に
    前記重量物(8)の下降がなされ、この状態における前記
    押上力(F1)に手動による押上力(F)を付加することによ
    り前記重量物(8)を手動で持上げることができるように
    構成したことを特徴とする重量物上昇下降制御装置。
JP16128488U 1988-12-14 1988-12-14 重量物上昇下降制御装置 Expired - Lifetime JPH0632960Y2 (ja)

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JP16128488U JPH0632960Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 重量物上昇下降制御装置

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JP16128488U JPH0632960Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 重量物上昇下降制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0283900U JPH0283900U (ja) 1990-06-28
JPH0632960Y2 true JPH0632960Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=31444078

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JP16128488U Expired - Lifetime JPH0632960Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 重量物上昇下降制御装置

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JP5175811B2 (ja) * 2009-07-29 2013-04-03 ジヤトコ株式会社 工具昇降装置

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JPH0283900U (ja) 1990-06-28

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