JPH06329581A - 4−フルオロビフェニル誘導体 - Google Patents

4−フルオロビフェニル誘導体

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JPH06329581A
JPH06329581A JP7934994A JP7934994A JPH06329581A JP H06329581 A JPH06329581 A JP H06329581A JP 7934994 A JP7934994 A JP 7934994A JP 7934994 A JP7934994 A JP 7934994A JP H06329581 A JPH06329581 A JP H06329581A
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正勝 松本
Nobuko Watanabe
信子 渡辺
Hideko Mori
英子 森
Yoshikazu Ishihara
美和 石原
Tetsuaki Yamaura
哲明 山浦
Misao Aoyama
操 青山
Hisako Kobayashi
久子 小林
Hiroshi Ikawa
博 伊川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は一般式 【化1】 (式中、Aはω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル
基、テトラヒドロピラニル基又はω−オキシカルボニル
−3−オキソブチル基であり、R1 は複素環基、低級ア
ルコキシル基又はヒドロキシル基で置換された炭素数1
〜6の低級アルキル基である。)で表わされる4−フル
オロビフェニル誘導体である。また本発明は、一般式
(I)で表わされる4−フルオロビフェニル誘導体のも
つHMG−CoAリダクターゼ阻害作用を利用したコレ
ステロール低下剤又は脂質低下剤である。 【効果】 一般式(I)で表わされる4−フルオロビフ
ェニル誘導体は極めて高いHMG−CoAリダクターゼ
阻害作用を有する。またこの4−フルオロビフェニル誘
導体は適度な水溶性を有するため副作用の低減が期待で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式
【化11】 (式中、Aは
【化12】 で表わされるω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル
基、(式中R2 は水素原子、置換若しくは無置換の炭素
数1〜6の低級アルキル基、アルカリ金属原子又はアル
カリ土類金属原子である。)、
【化13】 で表わされるテトラヒドロピラニル基又は、
【化14】 で表わされるω−オキシカルボニル−3−オキソブチル
基(式中R3 は置換又は無置換の炭素数1〜6の低級ア
ルキル基である。)、R1 は複素環基、低級アルコキシ
ル基又はヒドロキシル基で置換された炭素数1〜6の低
級アルキル基である。)で表わされる4−フルオロビフ
ェニル誘導体及びそれを合成するための中間体に関す
る。さらに本発明は、前記一般式(I)で表わされる4
−フルオロビフェニル誘導体のもつ3−ヒドロキシ−3
−メチルグルタリル−補酵素Aリダクターゼ(以下HM
G−CoAリダクターゼという)阻害作用を利用したコ
レステロール低下剤又は脂質低下剤に関する。
【0002】
【従来の技術】動脈硬化の発生の大きな因子となる血液
中のコレステロールの濃度を低下させる化合物として、
ML−236B(メバスタチン)(特開昭50−155
690号参照)がある種の菌代謝産物として発見された
が、臨床的に使用されるには到っていない。ML−23
6Bの作用はコレステロールの生合成律速酵素であるH
MG−GoAリダクターゼを競合阻害することにより発
現される。ML−236Bは、3,5−ジヒドロキシヘ
プテン酸のω位にヘキサヒドロナフタレン骨格が結合し
た化合物であり、3,5−ジヒドロキシヘプタン酸ユニ
ットがHMG−CoAリダクターゼに対する阻害活性を
発現する必須の部位と言われている。その後ML−23
6Bのヘキサヒドロナフタレン環の置換基が生化学的あ
るいは化学的に部分変換された化合物としてプラバスタ
チン(特開昭57−2240号参照)、シンバスタチン
(米国特許第4,444,784号参照)、ロバスタチ
ン(米国特許第4,231,938号参照)等が見い出
され臨床的に使用されている。
【0003】またさらにプラバスタチン、シンバスタチ
ン及びロバスタチン等の薬剤よりも高いHMG−CoA
リダクターゼ阻害作用をもつ化合物を見い出すべく各種
化合物が合成されている(特開昭56−45470号、
米国特許第4375475号、特開昭58−8076
号、米国特許第4459422号、同4710513
号、同4587289号、同4812583号、ドイツ
公開特許3909378号等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たシンバスタチンやロバスタチンは、強い血液コレステ
ロール低下作用を示すが、また筋炎や睡眠障害といった
副作用が報告されている(Am.J.Cardio
l.,62,28J(1988);同66,11B(1
990);同65,23F(1988);N.Eng.
J.Med.,319(18)1222(1988);
Br.Med.J.,30,669(1990)参
照)。この副作用の原因として薬物の臓器選択性が挙げ
られている。すなわち水溶性の高いプラバスタチンでは
肝臓以外の組織細胞内には取り込まれないのに対し、脂
溶性の高いシンバスタチンやロバスタチンでは肝細胞と
非肝細胞のいずれにも移行するために筋炎や睡眠障害が
起こると考えられている。一方シンバスタチンは、プラ
バスタチンにはない長所として平滑筋細胞増殖抑制によ
る抗動脈硬化作用が認められている。これらの事実より
新しいHMG−CoAリダクターゼ阻害剤は、適当な水
溶性、即ちシンバスタチン(ロバスタチン)とプラバス
タチンを両極としたとき中間に位置する水溶性を有する
ものが望まれる。
【0005】またプラバスタチン、シンバスタチン、ロ
バスタチン等につづく各種化合物も従来の副作用の原因
とされていた水溶性又は脂溶性についての検討はなされ
ておらず、コレステロール低下剤及び脂質低下剤として
用いるには満足することのできるものではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の問
題点を解決するため従来の薬剤のもつ副作用の原因と考
えられる臓器選択性に着目し、適度な水溶性をもつ化合
物を見い出すべく鋭意研究した結果、前記一般式(I)
で表わされる4−フルオロビフェニル誘導体を見い出し
本発明を完成した。
【0007】本発明の前記一般式(I)で表わされる4
−フルオロビフェニル誘導体において、Aは前記(II)
で表わされるω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル
基であり、この前記(II)で表わされるω−オキシカル
ボニルジヒドロキシブチル基のR2 は水素原子、置換若
しくは無置換の炭素数1〜6の低級アルキル基、アルカ
リ金属原子又はアルカリ土類金属原子である。
【0008】この低級アルキル基としては、炭素数1〜
6の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、例えばメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基等を挙げることができ
る。低級アルキル基への置換基としては、例えばヒドロ
キシル基、置換若しくは無置換の炭素数1〜6のアルコ
キシル基、アリール基、複素環基等を挙げることができ
る。置換若しくは無置換の炭素数1〜6のアルコキシル
基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ
基、メトキシメトキシ基、メトキシエトキシ基、メトキ
シプロポキシ基、エトキシエトキシ基、エトキシプロポ
キシキ基等を挙げることができる。アリール基として
は、例えばフェニル基、ナフチル基等であり、複素環基
としては、例えばフリル基、チエニル基、ピリジル基等
を挙げることができる。アルカリ金属原子としては、例
えばカリウム、ナトリウム等、アルカリ土類金属原子と
しては、例えばカルシウム、バリウム等を挙げることが
できる。
【0009】R1 としては、複素環基、低級アルコキシ
ル基又はヒドロキシル基で置換された炭素数1〜6の低
級アルキル基である。炭素数1〜6の低級アルキル基と
しては前記R2 と同じ低級アルキル基である。複素環基
としては、例えばフリル基、チエニル基、ピリジル基等
を挙げることができる。この複素環基で置換された炭素
数1〜6の低級アルキル基としては、例えばフルフリル
基、3−ブリルメチル基、2−チエニルメチル基、3−
チエニルメチル基、2−ピリジルメチル基、3−ピリジ
ルメチル基、4−ピリジルメチル基、2−(フリル2−
イル)エチル基、2−(チエニル2−イル)エチル基、
2−(ピリジン−2−イル)エチル基、2−(ピリジン
−3−イル)エチル基、2−(ピリジン−4−イル)エ
チル基、3−(ピリジン−2−イル)プロピル基等を挙
げることができる。
【0010】低級アルコキシル基で置換された炭素数1
〜6の低級アルキル基において、低級アルコキシ基とし
ては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
メトキシメトキシ基、メトキシエトキシ基、エトキシエ
トキシ基等を挙げることができる。低級アルコキシル基
で置換された炭素数1〜6の低級アルキル基としては、
例えばメトキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシ
プロピル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル基、
メトキシメトキシエチル基、メトキシエトキシエチル
基、2−テトラヒドロピラニルオキシエチル基等を挙げ
ることができる。さらにヒドロキシル基で置換された炭
素数1〜6の低級アルキル基としては、例えばヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、4−ヒドロキシブチル基等を挙げること
ができる。R3 は置換若しくは無置換の炭素数1〜6の
低級アルキル基であり、この低級アルキル基としては前
記R2 と同じ基である。
【0011】前記一般式(I)で表わされる4−フルオ
ロビフェニル誘導体としては、例えば(E)−7−
〔4′−フルオロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム、
(E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−メトキシエ
トキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナト
リウム、(E)−7−〔4′−フルオロ−5−〔2−
(2−メトキシエトキシ)エトキシ〕−3−(プロパン
−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒド
ロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム、(E)−7−
〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−
(2−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕
−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム、
(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(3−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
ナトリウム、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プ
ロパン−2−イル)−5−(4−ピリジルメチルオキ
シ)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸ナトリウム、(E)−7−〔4′−フル
オロ−3−(プロパン−2−イル)−5−〔2−(ピリ
ジル−2−イル)エチルオキシ〕ビフェニル−2−イ
ル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウ
ム、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−
2−イル)−5−(2−チエニルメチルオキシ)ビフェ
ニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸ナトリウム、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−
(プロパン−2−イル)−5−(3−チエニルメチルオ
キシ)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ
−6−ヘプテン酸ナトリウム、(E)−7−〔4′−フ
ルオロ−5−(3−フリルメチルオキシ)−3−(プロ
パン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジ
ヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム、(E)−7−
〔4′−フルオロ−6−フルフリロキシ−3−(プロパ
ン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒ
ドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム、
【0012】(E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2
−ヒドロキシエトキシ)−3−(プロパン−2−イル)
ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−
ヘプテン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ−5
−(2−メトキシエトキシ)−3−(プロパン−2−イ
ル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ
−5−〔2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ〕−3
−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル、(E)
−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)
−5−(2−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−
イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチ
ル、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−
2−イル)−5−(3−ピリジルメチルオキシ)ビフェ
ニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プ
ロパン−2−イル)−5−(4−ピリジルメチルオキ
シ)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ
−3−(プロパン−2−イル)−5−〔2−(ピリジル
−2−イル)エチルオキシ〕ビフェニル−2−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル、(E)
−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)
−5−(2−チエニルメチルオキシ)ビフェニル−2−
イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチ
ル、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−
2−イル)−5−(3−チエニルメチルオキシ)ビフェ
ニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ−5−(3
−フリルメチルオキシ)−3−(プロパン−2−イル)
ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−
ヘプテン酸エチル、(E)−7−〔4′−フルオロ−6
−フルフリロキシ−3−(プロパン−2−イル)ビフェ
ニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸エチル、
【0013】トランス−(±)−6−〔(E)−2−
〔4′−フルオロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕エ
テニル〕−4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2−オ
ン、トランス−(±)−6−〔(E)−2−〔4′−フ
ルオロ−5−(2−メトキシエトキシ)−3−(プロパ
ン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕エテニル〕−4
−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2−オン、トランス
−(±)−6−〔(E)−2−〔4′−フルオロ−5−
〔2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ〕−3−(プ
ロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕エテニル〕
−4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2−オン、トラ
ンス−(±)−6−〔(E)−2−〔4′−フルオロ−
3−(プロパン−2−イル)−5−(2−ピリジルメチ
ルオキシ)ビフェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒ
ドロキシテトラヒドロピラン−2−オン、トランス−
(±)−6−〔(E)−2−〔4′−フルオロ−3−
(プロパン−2−イル)−5−(3−ピリジルメチルオ
キシ)ビフェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒドロ
キシテトラヒドロピラン−2−オン、トランス−(±)
−6−〔(E)−2−〔4′−フルオロ−3−(プロパ
ン−2−イル)−5−(4−ピリジルメチルオキシ)ビ
フェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒドロキシテト
ラヒドロピラン−2−オン、トランス−(±)−6−
〔(E)−2−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2
−イル)−5−〔2−(ピリジル−2−イル)エチルオ
キシ〕ビフェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒドロ
キシテトラヒドロピラン−2−オン、トランス−(±)
−6−〔(E)−2−〔4′−フルオロ−3−(プロパ
ン−2−イル)−5−(2−チエニルメチルオキシ)ビ
フェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒドロキシテト
ラヒドロピラン−2−オン、トランス−(±)−6−
〔(E)−2−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2
−イル)−5−(3−チエニルメチルオキシ)ビフェニ
ル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒドロキシテトラヒド
ロピラン−2−オン、トランス−(±)−6−〔(E)
−2−〔4′−フルオロ−5−(3−フリルメチルオキ
シ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イ
ル〕エテニル−4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2
−オン、トランス−(±)−6−〔(E)−2−〔4′
−フルオロ−5−フルフリロキシ−3−(プロパン−2
−イル)ビフェニル−2−イル〕エテニル〕−4−ヒド
ロキシテトラヒドロピラン−2−オン等を挙げることが
できる。
【0014】本発明の前記一般式(I)で表わされる4
−フルオロビフェニル誘導体は、例えば以下に示す反応
式に従い製造することができる。
【0015】(式1)
【化15】
【0016】(式中、R1 及びR3 は前記と同じであ
り、R4 は水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土
類金属原子であり、Bnはベンジル基である。)
【0017】〔第1工程〕本工程は、前記一般式(IV)
で表わされるシアノ誘導体を還元することにより前記一
般式(V)で表わされるアルデヒド誘導体を製造するも
のである。本反応に用いる還元剤としては、シアノ基を
アルデヒド基に還元するものであればよく、例えば水素
化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)等を用いる
ことができる。反応は、不活性溶媒中当業者に熟知され
た方法で実施することができる。
【0018】本工程で用いられる前記一般式(IV)で表
わされるシアノ誘導体は、2−ビフェニルカルボアルデ
ヒド誘導体を原料として、当業者に熟知のホーナー・エ
モンス(Horner−Emmons)反応又はウィテ
ィッヒ(Wittig)反応により製造することができ
る化合物である。
【0019】〔第2工程〕本工程は、前記第1工程で得
られる前記一般式(V)で表わされるアルデヒド誘導体
とアセト酢酸エステルとを反応させることにより前記一
般式(VI)で表わされるケトエステル誘導体を製造する
ものである。
【0020】本反応に用いるアセト酢酸エステルは、例
えばアセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸
プロピル、アセト酢酸ブチル等を挙げることができる。
アセト酢酸エステルのジアニオンを誘導するための塩基
としては、例えば水素化ナトリウム、ブチルリチウム等
を挙げることができる。反応は、不活性ガス雰囲気下、
溶媒中実施することが好ましく、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、1,
2−ジメトキシエタン(DME)等のエーテル類等の不
活性溶媒を単独若しくは混合して用い行うことができ
る。反応は、−78℃〜室温で行うことができる。
【0021】〔第3工程〕本工程は、前記第2工程で得
られる前記一般式(VI)で表わされるケトエステル誘導
体を還元し、前記一般式(VII)で表される3,5−ジヒ
ドロキシヘプテン酸誘導体を製造するものである。本工
程における還元にはカルボニル基の還元に用いられる各
種還元剤を使用することができ、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムを挙げることができる。本工程を実施するにあ
たり、還元剤の使用量は、前記一般式(VI)で表される
ケトエステル誘導体に対して1〜6当量であるが、好ま
しくは1〜4当量用いることが効率よく合成できる点で
好ましい。また、本工程を立体選択性を高めて行うため
にはトリメチルボラン、トリエチルボラン等のトリアル
キルボランとピバリン酸等を加えて反応を行うこともで
きる。
【0022】反応は、通常不活性溶媒中、例えば水、メ
タノール、エタノール、ブタノール等のアルコール類、
THF、ジオキサン等のエーテル類、塩化メチレン、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素を単独若しくは混
合して用い行なうことができる。反応は、通常−78℃
〜室温で行なうことができる。
【0023】〔第4工程〕本工程は、前記第3工程で得
られる前記一般式(VII)で表わされる3,5−ジヒドロ
キシヘプテン酸誘導体を接触還元して前記一般式(VII
I)で表わされるフェノール誘導体を製造するものであ
る。本工程の接触還元は、二重結合を還元しない方法が
望ましく、例えばH2 /リンドラー触媒系、HCO
2 H、NEt3 /Pd−C系等の方法を挙げることがで
きる。
【0024】反応は、通常溶媒中、例えばメタノール、
エタノール、プロパノ−ル等のアルコール類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、酢酸等を単独若しくは
混合して用い行うことができる。
【0025】〔第5工程〕本工程は、前記第4工程で得
られる前記一般式(VIII)で表わされるフェノール誘導
体と一般式R1 −Xで表わされる化合物とを反応させる
ことにより、前記一般式(I−a)で表わされる4−フ
ルオロビフェニル誘導体を製造するものである。本工程
で用いる前記一般式R1 −Xで表わされる化合物におい
て、Xとしては、例えば塩素、臭素又はヨウ素等のハロ
ゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンス
ルホニルオキシ基等の置換スルホニルオキシ基を挙げる
ことができる。本工程を実施するにあたり、前記一般式
1 −Xで表わされる化合物の使用量は、前記一般式
(VIII)で表わされるフェノール誘導体に対して1〜1
0当量であるが、好ましくは1〜3当量用いることが効
率よく合成できる点で好ましい。
【0026】本工程を実施するためには、塩基の存在下
行なうことが好ましく、塩基として例えば炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム等を挙げることができる。反応は
不活性溶媒中行なうことが望ましく、例えばアセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、
THF、ジオキサン、DME等のエーテル類、ジメチル
ホルムアミド(DMF)等を単独又は混合して使用する
ことができる。反応は0℃〜100℃で行うことができ
る。
【0027】〔第6工程〕本工程は、前記第5工程で得
られる前記一般式(I−a)で表される4−フルオロビ
フェニル誘導体を塩基を用いて加水分解することにより
前記一般式(I−b)で表される4−フルオロビフェニ
ル誘導体を製造するものである。本工程の加水分解に用
いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等のア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物等を挙げる
ことができる。本工程において、塩基の使用量は、前記
一般式(I−a)で表される4−フルオロビフェニル誘
導体1モル当り1〜3当量、好ましくは1〜2当量用い
ることができる。反応は、通常水中又はメタノール、エ
タノール等の水と混和性の溶媒と水との混合溶媒中で、
通常0〜80℃において行なうことができる。
【0028】〔第7工程〕本工程は、前記第6工程で得
られるR4 が水素原子で表わされる前記一般式(I−
b)で表わされる4−フルオロビフェニル誘導体を加熱
し閉環させることにより前記一般式(I−c)で表わさ
れる4−フルオロビフェニル誘導体を製造するものであ
る。
【0029】反応は、中性ないし酸性条件下で、不活性
溶媒中、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
等、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素、又は酢酸エチル等のエス
テル類およびこれらの混合溶媒中で行なうことができ
る。反応は、通常室温〜150℃において行なうことが
できる。なお酸性条件下で反応を実施する場合には酸と
してトリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸などを
用いることができる。また、本工程の反応は、縮合剤と
して例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)
等のカルボジイミド試薬を用いて行うことができる。
【0030】さらに、前記一般式(IV)で表わされるシ
アノ誘導体において、ベンジル基を複素環基で置換され
た低級アルキル基、アルコキシアルキル基又はヒドロキ
シアルキル基で置換した一般式
【化16】 で表わされるシアノ誘導体を用い前記式1と同様に反応
を行い前記一般式(I)で表わされる4−フルオロビフ
ェニル誘導体を製造することができる。前記一般式(I
X)で表わされるシアノ誘導体を原料として式1に従い
反応を行うときには、第4工程及び第5工程を省略する
ことができる。
【0031】
【作用】本発明の前記一般式(I)で表わされる4−フ
ルオロビフェニル誘導体を有効成分とするコレステロー
ル低下剤又は脂質低下剤は、経口投与以外に、静脈内、
皮下または筋肉内に投与し得る。そのために、これら誘
導体は、種々の投与形態、例えば錠剤、カプセル、液
体、坐薬等の形で使用することができる。
【0032】
【実施例】本発明を以下に示す参考例、実施例及び試験
例によりさらに詳細に説明する。 参考例1 (E)−3−〔5−ベンジルオキシ−4′−フルオロ−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
2−プロペナール
【化17】
【0033】(E)−3−〔5−ベンジルオキシ−4′
−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−
2−イル〕−2−プロペンニトリル(化合物(1))
3.18g(8.57mmol)を無水トルエン20m
lに溶かし、−78℃、アルゴン気流下にて水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(25%ヘキサン溶液)10ml
(17.6mmol)を加え、50分間攪拌した。反応
液中へメタノールを発泡がおさまるまで加えた後反応液
を1N塩酸に投じ、酢酸エチルを加えて1時間攪拌し
た。酢酸エチル層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および飽和食塩水で順次洗浄、硫酸マグネシウム乾燥後
濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにかけ、塩化メチ
レンとヘキサンの2:1続いて3:1混合溶媒で流し出
したところ(E)−3−〔5−ベンジルオキシ−4′−
フルオロ−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−2−プロペナール(化合物(2))を3.0
2g、収率94.2%で得た。
【0034】融点:93.0〜93.2℃(無色微粒状
晶,酢酸エチルとヘキサンより再結晶)1 HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.27(d,J=6.7Hz,6H),3.30(hept,J=6.7Hz,1H),5.10
(s,2H),5.95(dd,J=16.2and 7.8Hz,1H),6.78(d,J=2.6Hz,
1H),7.01(d,J=2.6Hz,1H),7.02〜7.12(m,2H),7.16 〜7.2
8(m,2H),7.30 〜7.50(m,5H),7.49(d,J=16.2Hz,1H),9.47
(d,J=7.8Hz,1H)ppm IR(KBr):2968,1676,1596,15
12cm-1 Mass(m/z,%):374(M+ ,10),33
1(84),183(6),91(100)
【0035】参考例2 (E)−7−〔5−ベンジルオキシ−4′−フルオロ−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
5−ヒドロキシ−3−オキソ−6−ヘプテン酸エチル
【化18】
【0036】水素化ナトリウム(60%)322mg
(8.05mmol)を、アルゴン気流下0℃で無水T
HF10.0mlにけん濁させ、アセト酢酸エチル1.
0ml(8.05mmol)を加え、30分間攪拌し
た。続いて、ブチルリチウム(15%ヘキサン溶液)
5.0ml(7.86mmol)を加え、20分間攪拌
した。反応溶液を−78℃に冷却し、参考例1で合成し
た化合物(2)2.26g(6.05mmol)を、2
0.0mlの無水THFに溶解させて滴下し、2時間2
0分間攪拌した。反応溶液を1N塩酸に投じ酢酸エチル
で抽出し、抽出層を飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で順次洗浄した後、飽和食塩水で3回洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲ
ルカラムにかけ酢酸エチルとヘキサンの1:4、次いで
1:3の混合溶媒で流し出したところ(E)−7−〔5
−ベンジルオキシ−4′−フルオロ−3−(プロパン−
2−イル)ビフェニル−2−イル〕−5−ヒドロキシ−
3−オキソ−6−ヘプテン酸エチル(化合物(3))を
2.13g、収率70.0%で得た。
【0037】融点:83.5〜84.0℃(無色微粒状
晶,酢酸エチルとヘキサンより再結晶)1 HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.28(t,J=
7.2Hz,3H),2.40〜2.58(m,3H),3.21(hept,J=6.8Hz,1H),
3.41(s,2H),4.20(q,J=7.2Hz,2H),4.48 〜4.60(m,1H),5.
06(s,2H),5.18(dd,J=16.1 and 6.2Hz,1H),6.55(dd,J=1
6.1 and 1.3Hz,1H),6.74(d,J=2.6Hz,1H),6.94(d,J=2.6H
z,1H),6.98〜7.10(m,2H),7.16 〜7.32(m,2H),7.28 〜7.
50(m,5H) ppm IR(KBr):3448,2968,1726,17
06,1602,1512cm-1 Mass(m/z,%):504(M+ ,trace ),3
31(100),91(93),43(14)
【0038】参考例3 (E)−7−〔5−ベンジルオキシ−4′−フルオロ−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル
【化19】
【0039】ピバリン酸25mg(0.248mmo
l)にトリエチルボラン(1.0MTHF溶液)6.5
0ml(6.50mmol)を加え、アルゴン雰囲気下
室温で、1時間攪拌した。この溶液に参考例2で合成し
た化合物(3)2.37g(4.70mmol)を、2
0.0mlの無水THFに溶解して加え、1時間攪拌し
た。反応溶液を−78℃に冷却し、メタノール12.0
mlを加えた。続いて水素化ホウ素ナトリウム267m
g(7.06mmol)を加え、1時間55分間攪拌し
た。0℃に冷却した30%過酸化水素水30.0ml
に、上記反応溶液を徐々に注いだ後、室温で一晩攪拌し
た。反応溶液を1N塩酸に投じ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出層を飽和食塩水、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶
液で順次洗浄後、飽和食塩水で3回洗浄し、硫酸マグネ
シウム乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにか
け、酢酸エチルとヘキサンの1:2混合溶媒で流し出し
たところ、(E)−7−〔5−ベンジルオキシ−4′−
フルオロ−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチ
ル(化合物(4))を2.03g、収率85.3%で無
色不定形固体として得た。
【0040】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.34(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),1.39〜1.53(m,1H),2.34
〜2.50(m,2H),2.86(d,J=1.7Hz,1H),3.24(hept,J=6.8H
z,1H),3.61(d,J=2.4Hz,1H),4.04 〜4.18(m,1H),4.18(q,
J=7.2Hz,2H),4.28〜4.40(m,1H),5.06(s,2H),5.20(dd,J=
16.0 and 6.3Hz,1H),6.52(dd,J=16.0 and1.0Hz,1H),6.7
4(d,J=2.6Hz,1H),6.94(d,J=2.6Hz,1H),6.96〜7.08(m,2
H),7.18 〜7.26(m,2H),7.28 〜7.50(m,5H)ppm IR(KBr):3420,2956,1718,15
98,1514cm-1 Mass(m/z,%):506(M+ ,5),442
(34),357(7),344(7),91(10
0)
【0041】参考例4 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−ヒドロキシ−3−
(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,
5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル
【化20】
【0042】参考例3で合成した化合物(4)450m
g(0.889mmol)を、アルゴン雰囲気下、メタ
ノール3.0mlに溶解した溶液に、トリエチルアミン
1.2ml(8.91mmol)および10%Pd−C
45mgを順次加えた。さらに、この溶液に、ギ酸0.
3ml(7.95mmol)を、2.0mlのメタノー
ルに溶解して加え、室温で6時間25分間攪拌した。こ
の反応溶液に、酢酸エチルを加えてセライトろ過した
後、その溶液を飽和食塩水に投じ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにか
け、酢酸エチルとヘキサンの1:1の混合溶媒で流し出
したところ、(E)−7−〔4′−フルオロ−5−ヒド
ロキシ−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−
イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル
(化合物(5))を326mg、収率88.1%で無色
油状物として得た。
【0043】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.17 〜1.34(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),1.39〜1.51(m,1H),2.38
〜2.44(m,2H),2.84 〜2.90(m,1H),3.22(hept,J=6.8Hz,
1H),3.58 〜3.64(s with fine coupling,1H),4.04〜4.1
6(m,1H),4.18(q,J=7.1Hz,2H),4.28〜4.39(m,1H),4.83
(s,1H),5.19(dd,J=16.0 and 6.4Hz,1H),6.50(dd,J=16.0
and 1.1Hz,1H),6.59(d,J=2.6Hz,1H),6.78(d,J=2.6Hz,1
H),6.94〜7.10(m,2H),7.14 〜7.26(m,2H)ppm IR(liquid film):3444,296
8,1894,1716,1606,1582,151
2cm-1 Mass(m/z,%):416(M+ ,49),39
8(38),283(37),267(45),242
(100),230(71),213(56),201
(76),183(26),143(21)
【0044】実施例1 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−〔2−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)エチル〕ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒド
ロキシ−6−ヘプテン酸エチル
【化21】
【0045】参考例4で合成した化合物(5)95mg
(0.228mmol)をアルゴン雰囲気下無水DMF
0.5mlに溶解した。この溶液に炭酸カリウムおよび
1−ヨード−2−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
エタン292mg(1.141mmol)を0.5ml
の無水DMFに溶解して加え、室温で7時間攪拌した。
反応溶液を飽和食塩水に投じ、酢酸エチルで抽出した。
抽出層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗った後、飽和
食塩水で3回洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し
た。濃縮物をシリカゲルカラムにかけ、酢酸エチルとヘ
キサンの2:3、続いて1:1の混合溶媒で流し出した
ところ、(E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパ
ン−2−イル)−5−〔2−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)エチル〕ビフェニル−2−イル〕−3,5−
ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル(化合物(6))
を40mg、収率32.9%で無色油状物として得た。
【0046】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.34(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),1.36〜1.90(m,7H),2.33
〜2.50(m,2H),2.89(d,J=2.1Hz,1H),3.23(hept,J=6.8H
z,1H),3.46〜3.60(m,1H),3.63(d,J=2.2Hz,1H),3.76〜3.
96(m,2H),3.98 〜4.24(m,4H),4.18(q,J=7.1Hz,2H),4.28
〜4.39(m,1H),4.68 〜4.74(m,1H),5.19(dd,J=16.0 and
6.4Hz,1H),6.51(dd,J=16.0 and 0.9Hz,1H),6.68(d,J=2.
6Hz,1H),6.90(d,J=2.6Hz,1H),6.96 〜7.08(m,2H),7.16
〜7.28(m,2H)ppm IR(liquid film):3448,294
4,1728,1604,1514cm-1 Mass(m/z,%):544(M+ ,22),48
0(35),267(18),241(22),230
(8),183(11),85(100),73(2
7)
【0047】実施例2 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−ヒドロキシ
エトキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−
2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エ
チル
【化22】
【0048】実施例1で合成した化合物(6)10mg
(0.018mmol)をメタノール0.3mlに溶解
した。この溶液にp−トルエンスルホン酸ピリジニウム
1mg(0.004mmol)を加え、室温で7時間攪
拌した。反応溶液を飽和食塩水に投じ、酢酸エチルで抽
出した。抽出層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにか
け、酢酸エチルとヘキサンの2:3、1:1続いて2:
3の混合溶媒で流し出したところ、(E)−7−〔4′
−フルオロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−
(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,
5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル(化合物
(7))を4mg、収率47.3%で無色油状物として
得た。
【0049】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.34(m,1H),1.22(d,J=6.8Hz,3H),1.23(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),1.38〜1.54(m,1H),2.02
(t,J=6.2Hz,1H),2.34〜2.50(m,2H),2.89(d,J=2.0Hz,1
H),3.25(hept,J=6.8Hz,1H),3.62(d,J=2.0Hz,1H),3.92
〜4.01(m,2H),4.05〜4.16(m,3H),4.18(q,J=7.2Hz,2H),
4.28〜4.39(m,1H),5.20(dd,J=16.1 and 6.3Hz,1H),6.51
(dd,J=16.1 and 1.2Hz,1H),6.66(d,J=2.6Hz,1H),6.88
(d,J=2.6Hz,1H),6.96 〜7.08(m,2H),7.16 〜7.28(m,2H)
ppm IR(liquid film):3420,296
8,1734,1602,1512cm-1 Mass(m/z,%):460(M+ ,34),39
6(100),311(66),298(58),28
5(74),267(25),257(45),241
(46),213(51),201(21),199
(28),183(27),143(11)
【0050】実施例3 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−ヒドロキシ
エトキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−
2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナ
トリウム
【化23】
【0051】実施例2で合成した化合物(7)18mg
(0.039mmol)を、エタノール0.5mlに溶
解した溶液に、0.5N水酸化ナトリウム水溶液、0.
078ml(0.039mmol)を加え、アルゴン雰
囲気下室温で40分間攪拌した。反応液を濃縮し、適量
の水に溶解して凍結乾燥させたところ、(E)−7−
〔4′−フルオロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−
3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−
3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化
合物(8))を15mg、収率84.3%で無色不定形
固体として得た。
【0052】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.27(d,J=6.8Hz,3H),1.27(d,J=6.8Hz,3H),1.28 〜1.
44(m,1H),1.52 〜1.68(m,1H),2.23(dd,J=15.3 and 7.8H
z,1H),2.33(dd,J=15.3 and 4.5Hz,1H),3.40(hept,J=6.8
Hz,1H),3.80 〜3.98(m,3H),4.04 〜4.14(m,2H),4.20 〜
4.34(m,1H),5.27(dd,J=16.1 and 6.6Hz,1H),6.52(dd,J=
16.1 and 1.0Hz,1H),6.70(d,J=2.7Hz,1H),6.94(d,J=2.7
Hz,1H),7.06 〜7.20(m,2H),7.24 〜7.36(m,2H)ppm IR(KBr):3408,2964,1602,15
74,1512cm-1 Mass(FAB−neg,m/z,%):453
(〔M−H〕- ,7),432(29),431(10
0),325(23)
【0053】実施例4 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−メトキシエ
トキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチ
【化24】
【0054】参考例4で合成した化合物(5)85mg
(0.20mmol)をDMF0.8mlに溶解した溶
液にアルゴン気流下室温で炭酸カリウム115mg
(0.83mmol)およびDMF0.4mlに溶解し
た1−ヨード−2−メトキシエタン125mg(0.6
7mmol)を加え2時間攪拌した。反応混合物に炭酸
カリウム137mg(0.99mmol)およびDMF
0.2mlに溶解した1−ヨード−2−メトキシエタン
127mg(0.68mmol)を加えさらに3時間1
0分間攪拌した。反応混合物を水に投じ酢酸エチルで抽
出した。抽出層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム
乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにかけジク
ロロメタンと酢酸エチルの5:1の混合溶媒で流し出し
得られた粗精製物を再びシリカゲルカラムにかけヘキサ
ンと酢酸エチルの1:1混合溶媒で流し出したところ、
(E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−メトキシエ
トキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチ
ル(化合物(9))を無色油状物として26mg、収率
26.8%で得た。
【0055】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.33(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),1.39〜1.50(m,1H),2.33
〜2.49(m,2H),2.83(s with fine coupling,1H),3.23(h
ept,J=6.8Hz,1H),3.46(s,3H),3.61(s with fine coupli
ng,1H),3.72〜3.79(m,2H),4.04 〜4.22(m,3H),4.18(q,J
=7.2Hz,2H),4.28〜4.39(m,1H),5.19(dd,J=16.1 and 6.3
Hz,1H),6.51(dd,J=16.1 and 1.2Hz,1H),6.66(d,J=2.6H
z,1H),6.90(d,J=2.6Hz,1H),6.96 〜7.07(m,2H),7.16 〜
7.29(m,2H)ppm IR(liquid film):3464,296
8,2932,1734,1602cm-1 Mass(m/z,%):474(M+ ,100),4
56(67),410(42),341(39),32
5(38),301(51),300(36),299
(44),288(35),287(34),241
(40),239(35),59(94)
【0056】実施例5 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−(2−メトキシエ
トキシ)−3−(プロパン−2−イル)ビフェニル−2
−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナト
リウム
【化25】
【0057】実施例4で合成した化合物(9)22mg
(0.046mmol)をエタノール1.0mlに溶解
した溶液にアルゴン気流下室温で0.1N水酸化ナトリ
ウム水溶液0.46ml(0.046mmol)を加え
2時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、適量の水に溶解
して凍結乾燥を行なったところ(E)−7−〔4′−フ
ルオロ−5−(2−メトキシエトキシ)−3−(プロパ
ン−2−イル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒ
ドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物(1
0))を無色不定形固体として定量的に得た。
【0058】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.26(d,J=6.8Hz,3H),1.26(d,J=6.8Hz,3H),1.36(ddd,
J=13.7,6.3 and 4.3Hz,1H),1.59(ddd,J=13.7,8.8 and
7.4Hz,1H),2.22(dd,J=15.4 and 7.8Hz,1H),2.33(dd,J=1
5.4 and 4.6Hz,1H),3.39(hept,J=6.8Hz,1H),3.46(s,3
H),3.74〜3.81(m,2H),3.80 〜3.91(m,1H),4.12 〜4.19
(m,2H),4.21 〜4.31(m,1H),5.26(dd,J=16.1and 6.6Hz,1
H),6.51(dd,J=16.1 and 1.0Hz,1H),6.68(d,J=2.6Hz,1
H),6.92(d,J=2.6Hz,1H),7.05 〜7.17(m,2H),7.24 〜7.3
5(m,2H)ppm IR(KBr):3448,2968,2932,16
02,1574cm-1Mass(FAB−neg,m/
z,%):467(〔M−H〕- ,5),445(10
0)
【0059】実施例6 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−〔2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ〕−3−(プロパン−2−イ
ル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸エチル
【化26】
【0060】参考例4で合成した化合物(5)100m
g(0.240mmol)を、アルゴン雰囲気下、無水
DMF1.0mlに溶解した。この溶液に炭酸カリウム
166mg(1.20mmol)および1−ヨード−2
−(2−メトキシエトキシ)エタン276mg(1.2
0mmol)を0.5mlの無水DMFに溶解して加
え、室温で8時間25分間攪拌した。反応溶液を飽和食
塩水に投じ、酢酸エチルで抽出した。抽出層を飽和食塩
水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。濃縮物をシリカゲルカラムにかけ酢酸エチルとヘキ
サンの1:1の混合溶媒で流し出したところ、(E)−
7−〔4′−フルオロ−5−〔2−(2−メトキシエト
キシ)エトキシ〕−3−(プロパン−2−イル)ビフェ
ニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸エチル(化合物(11))を26mg、収率20.
9%で、無色油状物として得た。
【0061】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.33(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),1.38〜1.53(m,1H),2.33
〜2.50(m,2H),2.84(d,J=2.0Hz,1H),3.23(hept,J=6.8H
z,1H),3.39(s,3H),3.52 〜3.64(m,2H),3.61(d,J=2.3Hz,
1H),3.68〜3.76(m,2H),3.80 〜3.92(m,2H),4.02 〜4.22
(m,3H),4.18(q,J=7.1Hz,2H),4.22〜4.40(m,1H),5.19(d
d,J=16.0 and 6.4Hz,1H),6.51(d,J=16.0Hz,1H),6.65(d,
J=2.7Hz,1H),6.88(d,J=2.7Hz,1H),6.96〜7.06(m,2H),7.
16 〜7.24(m,2H)ppm IR(liquid film):3456,296
4,2932,1736,1602,1512cm-1 Mass(m/z,%):518(M+ ,52),50
0(32),454(93),369(32),267
(32),241(36),239(43),230
(15),183(20),103(57),59(1
00)
【0062】実施例7 (E)−7−〔4′−フルオロ−5−〔2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ〕−3−(プロパン−2−イ
ル)ビフェニル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸ナトリウム
【化27】
【0063】実施例6で合成した化合物(11)23m
g(0.044mmol)をエタノール0.5mlに溶
解した溶液に、0.5N水酸化ナトリウム水溶液0.0
89ml(0.044mmol)を加え、アルゴン雰囲
気下室温で25分間攪拌した。反応溶液を濃縮し、適量
の水に溶解して凍結乾燥させたところ、(E)−7−
〔4′−フルオロ−5−〔2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ〕−3−(プロパン−2−イル)ビフェニ
ル−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン
酸ナトリウム(化合物(12))を22mg、収率9
4.6%で、無色不定形固体として得た。
【0064】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.27(d,J=6.8Hz,6H),1.28〜1.42(m,1H),1.52 〜1.66
(m,1H),2.23(dd,J=15.3 and 7.9Hz,1H),2.33(dd,J=15.3
and 4.5Hz,1H),3.32 〜3.46(m,1H),3.40(s,3H),3.56〜
3.66(m,2H),3.70 〜3.78(m,2H),3.80 〜3.92(m,3H),4.1
4 〜4.22(m,2H),4.22 〜4.32(m,1H),5.27(dd,J=16.1 an
d 6.6Hz,1H),6.52(dd,J=16.1 and 0.9Hz,1H),6.69(d,J=
2.6Hz,1H),6.92(d,J=2.6Hz,1H),7.06 〜7.18(m,2H),7.2
4 〜7.36(m,2H)ppm IR(KBr):3432,2964,2936,16
02,1572,1512cm-1 Mass(FAB−neg,m/z,%):511
(〔M−H〕- ,11),490(35),489(1
00),283(47),281(55),253(4
1)
【0065】実施例8 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(2−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
エチル
【化28】
【0066】参考例4で合成した化合物(5)62mg
(0.15mmol)をDMF1.0mlに溶解した溶
液にアルゴン気流下室温で炭酸カリウム200mg
(1.45mmol)および2−クロロメチルピリジン
0.15mlを加え1時間30分間攪拌した。反応混合
物を水に投じ酢酸エチルで抽出した。抽出層を飽和食塩
水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。濃縮物
をシリカゲルカラムにかけヘキサンと酢酸エチルの1:
1の混合溶媒で流し出したところ、(E)−7−〔4′
−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−(2−
ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕−3,
5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル(化合物(1
3))を無色不定形固体として31mg、収率41.0
%で得た。
【0067】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.17 〜1.33(m,1H),1.20(d,J=6.8Hz,3H),1.21(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),1.39〜1.53(m,1H),2.33
〜2.49(m,2H),2.88(broad s,1H),3.24(hept,J=6.8Hz,1
H),3.62(broad s,1H),4.04 〜4.16(m,1H),4.18(q,J=7.1
Hz,2H),4.28〜4.38(m,1H),5.20(dd,J=16.1 and 6.4Hz,1
H),5.22(s,2H),6.51(dd,J=16.1 and 1.1Hz,1H),6.75(d,
J=2.7Hz,1H),6.95(d,J=2.7Hz,1H),6.95〜7.07(m,2H),7.
16 〜7.30(m,3H),7.55(d,J=7.7Hz,1H),7.73(td,J=7.7Hz
and 1.8Hz,1H),8.60(d with finecoupling,J=4.9Hz,1
H)ppm IR(KBr):3432,2964,1724,16
02cm-1 Mass(m/z,%):507(M+ ,17),44
3(72),347(39),346(89),334
(33),332(54),241(30),93(1
00),92(69)
【0068】実施例9 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(2−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
ナトリウム
【化29】
【0069】実施例8で合成した化合物(13)31m
g(0.061mmol)をエタノール1.0mlに溶
解した溶液にアルゴン気流下室温で0.1N水酸化ナト
リウム水溶液0.61ml(0.061mmol)を加
え1時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、適量の水に溶
解して凍結乾燥を行なったところ、(E)−7−〔4′
−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−(2−
ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕−3,
5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物
(14))を無色不定形固体として定量的に得た。
【0070】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.24(d,J=6.8Hz,6H),1.36(ddd,J=13.8, 6.3 and 4.4
Hz,1H),1.59(ddd,J=13.8, 8.5 and 7.7Hz,1H),2.22(dd,
J=15.3 and 7.8Hz,1H),2.33(dd,J=15.3 and 4.5Hz,1H),
3.39(hept,J=6.8Hz,1H),3.80〜3.93(m,1H),4.20 〜4.33
(m,1H),5.24(s,2H),5.27(dd,J=16.2 and 6.6Hz,1H),6.5
1(d with fine coupling,J=16.2Hz,1H),6.75(d,J=2.6H
z,1H),6.97(d,J=2.6Hz,1H),7.06〜7.18(m,2H),7.22 〜
7.34(m,2H),7.36 〜7.46(m,1H),7.66(d,J=7.8Hz,1H),7.
92(td,J=7.8Hz and 1.6Hz,1H),8.58(d,J=4.5Hz,1H)ppm IR(KBr):3412,2964,1602,15
74cm-1 Mass(FAB−neg,m/z,%):500
(〔M−H〕- ,3),478(100),283(3
5),281(20)
【0071】実施例10 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(3−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
エチル
【化30】
【0072】参考例4で合成した化合物(5)63mg
(0.15mmol)をDMF1.0mlに溶解した溶
液にアルゴン気流下室温で炭酸カリウム200mg
(1.45mmol)および3−クロロメチルピリジン
0.15mlを加え1時間50分間攪拌した。反応混合
物を水に投じ酢酸エチルで抽出した。抽出層を飽和食塩
水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。濃縮物
をシリカゲルカラムにかけヘキサンと酢酸エチルの1:
1の混合溶媒で流し出したところ、(E)−7−〔4′
−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−(3−
ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕−3,
5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル(化合物(1
5))を無色不定形固体として21mg、収率27.4
%で得た。
【0073】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.19 〜1.33(m,1H),1.22(d,J=6.8Hz,3H),1.23(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),1.39〜1.53(m,1H),2.34
〜2.50(m,2H),2.93(broad s,1H),3.25(hept,J=6.8Hz,1
H),3.63(broad s,1H),4.04 〜4.16(m,1H),4.18(q,J=7.2
Hz,2H),4.28〜4.41(m,1H),5.09(s,2H),5.21(dd,J=16.1
and 6.3Hz,1H),6.52(dd,J=16.1 and 1.1Hz,1H),6.73(d,
J=2.7Hz,1H),6.93(d,J=2.7Hz,1H),6.98〜7.07(m,2H),7.
17 〜7.29(m,2H),7.34(ddd,J=7.8,4.9 and 0.7Hz,1H),
7.80(d with fine coupling,J=7.8Hz,1H),8.59(dd,J=4.
9 and 1.6Hz,1H),8.69(d,J=1.6Hz,1H)ppm IR(KBr):3404,2968,1734,16
02cm-1 Mass(m/z,%):507(M+ ,8),443
(49),415(22),376(24),346
(61),241(49),92(100)
【0074】実施例11 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(3−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
ナトリウム
【化31】
【0075】実施例10で合成した化合物(15)3.
25g(6.41mmol)をエタノール30mlに溶
解した溶液にアルゴン気流下室温で0.5N水酸化ナト
リウム水溶液12.82ml(6.41mmol)を加
え50分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、適量の水に
溶解して凍結乾燥を行なったところ、(E)−7−
〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−
(3−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕
−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム
(化合物(16))を無色不定形固体として定量的に得
た。
【0076】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.26(d,J=6.8Hz,6H),1.37(ddd,J=13.7, 6.2 and 4.3
Hz,1H),1.60(ddd,J=13.7, 8.7 and 7.5Hz,1H),2.23(dd,
J=15.4 and 7.8Hz,1H),2.33(dd,J=15.4 and 4.5Hz,1H),
3.40(hept,J=6.8Hz,1H),3.81〜3.92(m,1H),4.21 〜4.33
(m,1H),5.22(s,2H),5.28(dd,J=16.1 and 6.5Hz,1H),6.5
2(dd,J=16.1 and 1.1Hz,1H),6.78(d,J=2.7Hz,1H),6.99
(d,J=2.7Hz,1H),7.06〜7.18(m,2H),7.25 〜7.35(m,2H),
7.51(ddd,J=7.9, 4.9 and 0.7Hz,1H),8.00(d with fine
coupling,J=7.9Hz,1H),8.54(dd,J=4.9Hz and 1.6Hz,1
H),8.69(d,J=1.4Hz,1H)ppm IR(KBr):3384,2964,1602,15
78cm-1 Mass(FAB−neg,m/z,%):500
(〔M−H〕- ,4),478(100),283(8
2),281(50),255(37),253(3
8)
【0077】実施例12 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(4−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
エチル
【化32】
【0078】参考例4で合成した化合物(5)60mg
(0.144mmol)をアルゴン雰囲気下無水DMF
1.0mlに溶解した。この溶液に炭酸カリウム200
mg(1.45mmol)および4−クロロメチルピリ
ジン0.15mlを加え、室温で2時間30分間攪拌し
た。反応溶液を飽和食塩水に投じ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出層を飽和食塩水で3回洗浄、硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムにかけ、
酢酸エチルとヘキサンの1:3,1:2続いて1:1の
混合溶媒で流し出したところ、(E)−7−〔4′−フ
ルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−(4−ピリ
ジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕−3,5−
ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸エチル(化合物(1
7))を40mg、収率54.7%で、無色不定形固体
として得た。
【0079】1HNMR(300MHz,CDCl3 ) δ 1.18 〜1.36(m,1H),1.21(d,J=6.8Hz,3H),1.22(d,J=
6.8Hz,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),1.38〜1.53(m,1H),2.32
〜2.52(m,2H),3.03(broad s,1H),3.25(hept,J=6.8Hz,1
H),3.68(broad s,1H),4.04 〜4.20(m,1H),4.18(q,J=7.1
Hz,2H),4.28〜4.40(m,1H),5.10(s,2H),5.21(dd,J=16.1
and 6.3Hz,1H),6.51(dd,J=16.1 and 1.1Hz,1H),6.70(d,
J=2.7Hz,1H),6.92(d,J=2.7Hz,1H),6.96〜7.08(m,2H),7.
16 〜7.26(m,3H),7.37(d,J=6.0Hz,2H),8.62(d with fin
e coupling,J=6.0Hz,2H)ppm IR(KBr):3464,3160,2964,17
34,1602,1512cm-1 Mass(m/z,%):507(M+ ,28),44
3(61),376(27),358(24),346
(37),332(28),241(29),213
(13),183(12),93(100),65
(8)
【0080】実施例13 (E)−7−〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−
イル)−5−(4−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル
−2−イル〕−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸
ナトリウム
【化33】
【0081】実施例12で合成した化合物(17)30
mg(0.059mmol)をエタノール0.5mlに
溶解した溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液0.05
9ml(0.059mmol)を加え、アルゴン雰囲気
下、室温で55分間攪拌した。反応溶液を濃縮し、適量
の水に溶解して凍結乾燥させたところ、(E)−7−
〔4′−フルオロ−3−(プロパン−2−イル)−5−
(4−ピリジルメチルオキシ)ビフェニル−2−イル〕
−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム
(化合物(18))を28mg、収率94.6%で、無
色不定形固体として得た。
【0082】1HNMR(300MHz,CD3 OD) δ 1.26(d,J=6.8Hz,6H),1.31〜1.43(m,1H),1.53 〜1.67
(m,1H),2.22(dd,J=15.4 and 7.8Hz,1H),2.33(dd,J=15.4
and 4.6Hz,1H),3.40(hept,J=6.8Hz,1H),3.78〜3.93(m,
1H),4.20 〜4.33(m,1H),5.25(s,2H),5.28(dd,J=16.1 an
d 6.5Hz,1H),6.52(dd,J=16.1 and 0.9Hz,1H),6.76(d,J=
2.6Hz,1H),6.98(d,J=2.6Hz,1H),7.07〜7.18(m,2H),7.25
〜7.34(m,2H),7.58(d,J=6.1Hz,2H),8.57(d with fine
coupling,J=6.1Hz 2H)ppm IR(KBr):3380,2964,1602,15
12cm-1 Mass(FAB−neg,m/z,%):500
(〔M−H〕- ,6),478(100),283(4
7),281(55),253(41)
【0083】試験例1 HMG−CoAリダクターゼ阻害作用の測定 実施例で合成した化合物についてジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Che
m.)234巻、2835頁(1959年)記載の方法
に従い、各化合物の濃度が10-7MでのHMG−CoA
リダクターゼ阻害作用を測定し、阻害率を求めた。プラ
バスタチンと比較した結果を表1に示す。
【0084】
【表1】
【0085】試験例2 ラット肝ステロール合成阻害作用の測定 実施例で合成した化合物についてヨーロッパ・ジャーナ
ル・バイオケミストリー(Eur.J.Bioche
m)77巻31頁(1977年)記載の方法に従い、体
重150〜200gのSD系ラットを用い、各化合物の
5%アラビアゴム懸濁溶液15ml/kgを経口投与
し、5時間後に14C−酢酸100μCi/kgを腹腔内
投与した。さらに1時間後、ラットを屠殺し直ちに肝臓
を取り出し測定した。プラバスタチン及びシンバスタチ
ンと比較し、結果を表2に示す。
【0086】
【表2】
【0087】試験例3 分配係数の測定 ハンシュ(Hansh)らの方法(J.Am.Che
m.Soc.,86,5175(1964))に従い、
実施例で合成した各化合物の分配係数を測定した。すな
わち各測定化合物を24℃でpH7.0リン酸緩衝液で
飽和したn−オクタノール又はn−オクタノールで飽和
したpH7.0リン酸緩衝液のいづれか一方に溶解し、
その溶液5mlと、もう一方の溶液5mlをスクリュー
バイアル管に入れ、振とう器で30分間振とうした。1
5分間遠心分離した後静置して二相を完全に分離させ、
その水相の化合物濃度をUV法により測定した。もとの
溶液の濃度から水相の濃度を差し引くことによりオクタ
ノール相の濃度を求め、次式により分配係数を算出し
た。 分配係数(P)=Co/Cw (Co:オクタノール相中の化合物濃度,Cw:水相中
の化合物濃度)プラバスタチン及びシンバスタチンと比
較した結果を表3に示す。
【0088】
【表3】
【0089】
【発明の効果】前記一般式(I)で表わされる4−フル
オロビフェニル誘導体は、極めて高いHMG−CoAリ
ダクターゼ阻害作用を有する。またこの4−フルオロビ
フェニル誘導体は、適度な水溶性を有するため副作用の
低減が期待できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/732 Z 9279−4H 69/734 B 9279−4H 69/738 Z 9279−4H C07D 213/30 309/30 R 9360−4C (72)発明者 石原 美和 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内 (72)発明者 山浦 哲明 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内 (72)発明者 青山 操 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内 (72)発明者 小林 久子 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内 (72)発明者 伊川 博 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 で表わされる4−フルオロビフェニル誘導体(式中、A
    は 【化2】 で表わされるω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル
    基、 【化3】 で表わされるテトラヒドロピラニル基又は 【化4】 で表わされるω−オキシカルボニル−3−オキソブチル
    基であり、R1 は複素環基、低級アルコキシル基又はヒ
    ドロキシル基で置換された炭素数1〜6の低級アルキル
    基、R2 は水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜
    6の低級アルキル基、アルカリ金属原子又はアルカリ土
    類金属原子であり、R3 は置換又は無置換の炭素数1〜
    6の低級アルキル基である。)。
  2. 【請求項2】 Aが 【化5】 で表わされるω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル
    基である請求項1記載の4−フルオロビフェニル誘導体
    (式中、R2 は水素原子、置換若しくは無置換の炭素数
    1〜6の低級アルキル基、アルカリ金属原子又はアルカ
    リ土類金属原子である。)。
  3. 【請求項3】 R1 が複素環基で置換された炭素数1〜
    6の低級アルキル基である請求項1記載の4−フルオロ
    ビフェニル誘導体。
  4. 【請求項4】 R1 が低級アルキル基で置換された炭素
    数1〜6の低級アルキル基である請求項1記載の4−フ
    ルオロビフェニル誘導体。
  5. 【請求項5】 R1 がヒドロキシル基で置換された炭素
    数1〜6の低級アルキル基である請求項1記載の4−フ
    ルオロビフェニル誘導体。
  6. 【請求項6】 一般式 【化6】 で表される4−フルオロビフェニル誘導体。(式中R1
    は複素環基低級アルコキシル基又はヒドロキシル基で置
    換された炭素数1〜6の低級アルキル基であり、R2
    アルカリ金属原子である。)。
  7. 【請求項7】 R1 が複素環基で置換された炭素数1〜
    6の低級アルキル基であり、R2 がアルカリ金属原子で
    ある請求項6記載の4−フルオロビフェニル誘導体。
  8. 【請求項8】 R1 が低級アルコキシル基で置換された
    炭素数1〜6の低級アルキル基であり、R2 がアルカリ
    金属原子である請求項6記載の4−フルオロビフェニル
    誘導体。
  9. 【請求項9】 R1 がヒドロキシル基で置換された炭素
    数1〜6の低級アルキル基であり、R2 がアルカリ金属
    原子である請求項6記載の4−フルオロビフェニル誘導
    体。
  10. 【請求項10】 一般式 【化7】 で表される4−フルオロビフェニル誘導体を有効成分と
    するコレステロール低下剤又は脂質低下剤(式中A′は 【化8】 で表されるω−オキシカルボニルジヒドロキシブチル基
    又は 【化9】 で表されるテトラヒドロピニニル基であり、R1 は複素
    環基、低級アルコキシル基又はヒドロキシル基で置換さ
    れた炭素数1〜6の低級アルキル基であり、R2 は水素
    原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜6の低級アルキ
    ル基、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子であ
    る。)。
  11. 【請求項11】 A′がω−オキシカルボニルジヒドロ
    キシブチル基である請求項10記載のコレステロール低
    下剤又は脂質低下剤。
  12. 【請求項12】 R1 が複素環基で置換された炭素数1
    〜6の低級アルキル基である請求項10記載のコレステ
    ロール低下剤又は脂質低下剤。
  13. 【請求項13】 R1 が低級アルコキシル基で置換され
    た炭素数1〜6の低級アルキル基である請求項10記載
    のコレステロール低下剤又は脂質低下剤。
  14. 【請求項14】 R1 がヒドロキシル基で置換された炭
    素数1〜6の低級アルキル基である請求項10記載のコ
    レステロール低下剤又は脂質低下剤。
  15. 【請求項15】 一般式 【化10】 で表される4−フルオロビフェニル誘導体を有効成分と
    するコレステロール低下剤又は脂質低下剤(R1 は複素
    環基、低級アルコキシル基又はヒドロキシル基で置換さ
    れた炭素数1〜6の低級アルキル基であり、R2 はアル
    カリ金属原子である。)。
  16. 【請求項16】 R1 が低級アルコキシル基で置換され
    た炭素数1〜6の低級アルキル基であり、R2 がアルカ
    リ金属原子である請求項15記載のコレステロール低下
    剤又は脂質低下剤。
  17. 【請求項17】 R1 がヒドロキシル基で置換された炭
    素数1〜6の低級アルキル基であり、R2 がアルカリ金
    属原子である請求項15記載のコレステロール低下剤又
    は脂質低下剤。
  18. 【請求項18】 R1 が複素環基で置換された炭素数1
    〜6の低級アルキル基であり、R2 がアルカリ金属原子
    である請求項15記載のコレステロール低下剤又は脂質
    低下剤。
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