JPH06329574A - パーフルオロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン類の製造方法 - Google Patents

パーフルオロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン類の製造方法

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JPH06329574A
JPH06329574A JP6110136A JP11013694A JPH06329574A JP H06329574 A JPH06329574 A JP H06329574A JP 6110136 A JP6110136 A JP 6110136A JP 11013694 A JP11013694 A JP 11013694A JP H06329574 A JPH06329574 A JP H06329574A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーフルオロアルコキシ(アルキルチオ)ベ
ンゼン類の有利な製造方法を提供する。 【構成】 触媒の存在下気相でフッ化水素と反応させる
ことにより、パーフルオロクロロアルコキシ(アルキル
チオ)ベンゼン類からパーフルオロアルコキシ(アルキ
ルチオ)ベンゼン類を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーフルオロクロロア
ルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン類からパーフルオロ
アルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン類を製造するため
の、特に有利な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】触媒の存在下にフッ化水素によりp−
α,α−ジクロロ−β,β,β−トリフルオロエトキシ−
ベンゾトリクロライド又は−ベンゾイルクロライドをp
−ペンタフルオロエトキシ−ベンゾトリフルオライド又
は−ベンゾイルフルオライドに転換できることは知られ
ている(US−A 5 047 584)。この方法で
は、用いられる触媒は例えば五ハロゲン化アンチモンで
あり、反応は大気圧又は大気圧以上の圧力下に液相で実
施されている。収率は51〜69%の間である。
【0003】触媒量のアンチモン(V)化合物の存在下
に、対応するα,α−ジクロロ化合物をフッ化水素でフ
ッ素化することにより、α,α−ジフルオロフェニルエ
ーテルが得られることも知られている(EP−A 16
8 344)。この反応も液相で実施されている。
【0004】この方法は、それを或る種の物質について
は用いることができないこと(比較例1+2参照)、及
びそれを連続的に実施することができないことという不
利益を有する。
【0005】
【発明の構成】今回、下記式(II)
【0006】
【化3】
【0007】式中、Xは酸素又は硫黄を表わし、YはC
1−C4−フルオロアルキルを表わし、nは0、1又は2
を表わし、R11はフッ素、塩素、臭素、C1−C4−ハロ
ゲノアルキル、COF、COCl、C1−C4−アルキ
ル、C1−C4−アルコキシ又はC1−C4−ハロゲノアル
コキシを表わし、R12は水素、C1−C4−ハロゲノアル
キル、フッ素、塩素又は臭素を表わすか、R12とYとは
一緒になって酸素又は硫黄原子、又は−OCHal2
又は−SCHal2−基を表わし、ここでR12はO又は
S原子の位置を示し、Hal2はそれぞれCl2、FCl
又はF2であり、Zはフッ素又は塩素を表わす、で示さ
れるパーフルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)ベ
ンゼンを、触媒の存在下に気相でフッ化水素と反応させ
ることを特徴とする、下記式(I)
【0008】
【化4】
【0009】式中、R1はフッ素、塩素、臭素、C1−C
4−フルオロアルキル、COF、COCl、C1−C4
アルキル、C1−C4−アルコキシ又はC1−C4−フルオ
ロアルコキシを表わし、R2は水素、C1−C4−フルオ
ロアルキル、フッ素、塩素又は臭素を表わし、X、Y及
びnは前記の意味を有し、R2とYは一緒になってR12
とYが一緒になって有する前記の意味を有する、で示さ
れるパーフルオロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン
類の製造方法が見出された。
【0010】本発明の方法の出発物質、即ち式(II)
のパーフルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)−ベ
ンゼン類は既知の化合物であり(例えばEP−A16
8,344、DE−A 3 329 126及びDE−
A 3 409 438参照)、或いは既知の化合物と
類似の方法で得ることができる。
【0011】もし、R11がハロゲノアルキル又はハロゲ
ノアルコキシを表わし、及び/又はR12がハロゲノアル
コキシを表わし、これらの少くとも1つがフッ素以外の
ハロゲン原子を少くとも1つ含有するところの式(I
I)の化合物を用いると、これらのフッ素以外のハロゲ
ン原子は本発明の方法でフッ素原子に置換される。
【0012】本発明の方法では、R11がフッ素、塩素、
1−C2−ハロゲノアルキル又はC1−C2−アルコキシ
を表わし、R12が水素を表わし、Yがトリフルオロメチ
ルを表わし、或いはR12とYは一緒になって酸素原子又
はOCF2−、OCCl2−又はOCFCl−基を表わ
し、Xが酸素を表わし、nが0又は1を表わす、ところ
の式(II)のパーフルオロクロロアルコキシ−ベンゼ
ン類が好ましく用いられ、そして好ましくは式(I)の
対応するパーフルオロアルコキシ−ベンゼン類が得られ
る。本発明の方法では、2,2,3,3−テトラクロロベ
ンゾジオキサン、2,2−ジクロロ−3,3−ジフルオロ
ベンゾジオキサン、2−クロロ−2,3,3−トリフルオ
ロベンゾジオキサン、4−(1,1−ジクロロ−2,2,
2−トリフルオロエトキシ)−クロロベンゼン又は4−
(1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロ−エチル
チオ)メチルベンゼンが特に好ましく用いられ、そして
2,2,3,3−テトラフルオロベンゾジオキサン、4−
(パーフルオロエトキシ)クロロベンゼン又は4−(パ
ーフルオロエチルチオ)−メチルベンゼンが得られる。
【0013】本発明の方法は気相で実施される。このこ
とは、式(II)のパーフルオロクロロアルコキシ(ア
ルキルチオ)−ベンゼン類は例えば固定床又は流動層内
の触媒上をフッ化水素と一緒にガス状で通過することを
意味する。場合により不活性ガスを添加することもでき
る。反応温度は例えば200〜500℃、好ましくは2
50〜450℃の範囲内でありうる。圧力は、上記反応
成分が気相であるように、例えば0.5〜3バールの範
囲内で選ばれる。しばしば適当な高い反応温度で、大気
圧下で操作することも可能である。
【0014】用いるフッ化水素は商業的な無水グレード
であることができる。
【0015】適切な触媒は気相でのハロゲン交換反応の
ために慣用的に用いられる触媒である。例えば以下のも
のを用いることができる:金属及び遷移金属のハロゲン
化物及び酸化物。適切な触媒は、特に銅、クロム、鉄、
ビスマス、亜鉛、ランタン、セリウム、ジルコニウム、
バナジウム、モリブデン、タングステン及び/又はニッ
ケルの塩化物、フッ化物及び/又は場合により混合され
ていてもよい酸化物である。タングステン及び/又はニ
ッケルが好ましい。クロム(III)塩の単独又は他の特
定した金属の塩化物及び/又はそれらのフッ化物及び/
又はそれらの酸化物との混合物が好ましい。該触媒はそ
のままで例えば粒状で用いることができるが、例えば酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム、フッ化マグネシウ
ム、フッ化カルシウム、塩化亜鉛及び/又はグラファイ
トの担持材料に適用することもできる。
【0016】一般的には触媒を式(II)の化合物にさ
らす前にフッ化水素、次いで塩素元素で前処理するのが
有利である。
【0017】本発明の方法で用いられる触媒の量は臨界
的ではない。経済的観点からは、触媒量は少くとも70
%の転化率が達成されるように選ぶのが有利である。例
えば、触媒1リットルに50g〜5kg/時間の式(I
I)のパーフルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)
−ベンゼンを通過させることができる。
【0018】フッ化水素は例えば、置換されるべき塩素
の1当量基準で0.5〜10モルの量で用いることがで
きる。好ましくは置換されるべき塩素の1当量基準で1
〜8モルのフッ化水素が用いられる。
【0019】触媒上を通過した後に得られる反応混合物
は、冷却し、凝縮させた後、例えば未だ存在するフッ化
水素があれば例えば相分離又は蒸留で除去し、そして残
渣を分別蒸留するか或いはフッ化水素不含になった残渣
を氷上に注加し、そして形成した有機相を分離してそれ
を分別蒸留することにより、後処理することができる。
【0020】本発明の方法は、長い触媒寿命でもって高
い収率及び純度の式(I)のパーフルオロアルコキシ
(アルキルチオ)−ベンゼン類を得られる。それはま
た、液相では所望の方式では全く反応し難い出発物質に
ついても有利に用いることができる(比較例1+2参
照)。
【0021】導入部において示した先行技術からみて、
このことは全く驚くべきことである。
【0022】
【実施例】
比較例1 5gの2−クロロ−2,3,3−トリフルオロベンゾジオ
キサンと25gのフッ化アンチモンを180℃に加熱し
た。還流下2時間煮沸後、2mlの五塩化アンチモンを
添加し、その混合物を150℃で更に3時間保持した。
室温に冷却後、反応混合物を200mlの水と50ml
の濃塩酸との混合物上に注加し、有機相を分離して蒸留
した。8gの2,2,3,3−テトラフルオロベンゾジオ
キサンと22gの未反応出発物質が得られた。
【0023】比較例2 500mlのフッ化水素、5mlの五塩化アンチモン及
び150mlの2−クロロ−2,3,3−トリフルオロベ
ンゾジオキサンを密閉容器中で140℃6時間加熱し、
そして過剰のフッ化水素を取り出し、残渣を塩化メチレ
ンに採取し、アルカリ性にして水蒸気蒸留した。再蒸留
して、1020ミリバールで142〜146℃の沸点を
持つ2,2,3,3−テトラフルオロベンゾジオキサン2
7gが得られた。
【0024】比較例3 外側から電気的に加熱できる、内径30mmのニッケル
チューブ中で、350mlの酸化アルミニウム(SPH
501)をフッ化水素で活性化し、そして150ml/
時間のフッ化水素(液として秤量)及び148g/時間
の2−クロロ−2,3,3−トリフルオロベンゾジオキサ
ンを315℃で該触媒上に通過させた。2時間後、ガス
状の反応混合物からサンプルを取り、ガスクロマトグラ
フィーで分析した。該サンプルには3重量%の2,2,
3,3−テトラフルオロ−1,3−ベンゾジオキサンが含
まれているのみであった。
【0025】本発明の実施例1 600gのCr(NO33・9H2Oを300mlの水
に溶かした。420gの酸化マグネシウム及び420g
のグラファイトをこの溶液に添加し、得られたペースト
状物を混合した。これから得られたペースト状生成物を
0.5cmの辺長の立体に切断し、それから100℃で
16時間乾燥した。
【0026】このようにして調製された触媒350ml
を、比較例3で用いられたニッケルチューブに仕込み、
そして5モルのフッ化水素を3時間かけて350℃で通
過させた。該フッ化水素は窒素との混合物(モル比1:
2)として用いられた。次いで35g/hの塩素ガスを
4時間かけて通過させた。
【0027】最後に170ml/hのフッ化水素(液体
として測定)及び148g/hの2−クロロ−2,3,3
−トリフルオロベンゾジオキサンを300℃で触媒上に
通過させた。7時間で930gの2,2,3,3−テトラ
フルオロベンゾジオキサンが得られた。これは97%の
フッ素化の水準に相当する。
【0028】本発明の実施例2 500gの粒状アルミナ(SPH501)担持材料に、
800mlの水に溶かした125gのCrCl3・6H2
Oを含浸させ、次いで乾燥し、25重量%強度のアンモ
ニア溶液で処理し、そして塩不含になるまで洗い、乾燥
した。
【0029】このようにして得られた触媒400mlを
比較例3で用いられたと同じニッケル・チューブに仕込
み、そして次いで5モルのフッ化水素を3時間かけて3
50℃で通過させた。モル比1:2のフッ化水素と窒素
の混合物を用いた。そして35g/hの塩素ガスを4時
間かけて通した。
【0030】次いで140ml/hのフッ化水素(液体
として測定)と110g/hの2−クロロ−2,3,3−
トリフルオロベンゾジオキサンを、300℃で触媒上に
通過させた。6時間で600gの2,2,3,3−テトラ
フルオロベンゾジオキサンが得られた。これは収率98
%に相当する。
【0031】本発明の実施例3 発明の実施例2におけるのと同じ手順で、110ml/
hのフッ化水素(液体として測定)及び100g/hの
4−(1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエト
キシ)−クロロベンゼンを300℃で触媒上に通した。
2時間で165gの4−(パーフルオロエトキシ)−ク
ロロベンゼンが得られた。これは収率93.5%に相当
する。
【0032】発明の実施例4 実施例2におけるのと同じ手順で、110ml/hのフ
ッ化水素及び28g/hの4−(1,1−ジクロロ−2,
2,2−トリフルオロエチルチオ)−メチルベンゼンを
300℃で触媒上に通過させた。2時間で47.3gの
4−(パーフルオロエチルチオ)−メチルベンゼンが得
られた。これは収率95%に相当する。4−(パーフル
オロエチルチオ)−メチルベンゼンの1H−及び19F−
NMRのデータは:1H−NMR δ=2.38(s,3
H)、7.2(d,2H)、7.55(d,2H);19
−NMR δ=−83(t,3F)、−92.67
(q,2F)。
【0033】なお、本発明の主たる特徴及び実施態様を
示せば次のとおりである。
【0034】1.下記式(II)
【0035】
【化5】
【0036】式中、Xは酸素又は硫黄を表わし、YはC
1−C4−フルオロアルキルを表わし、nは0、1又は2
を表わし、R11はフッ素、塩素、臭素、C1−C4−ハロ
ゲノアルキル、COF、COCl、C1−C4−アルキ
ル、C1−C4−アルコキシ又はC1−C4−ハロゲノアル
コキシを表わし、R12は水素、C1−C4−ハロゲノアル
キル、フッ素、塩素又は臭素を表わすか、R12とYとは
一緒になって酸素又は硫黄原子、又は−OCHal2
又は−SCHal2−基を表わし、ここでR12はO又は
S原子の位置を示し、Hal2はそれぞれCl2、FCl
又はF2であり、Zはフッ素又は塩素を表わす、で示さ
れるパーフルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)ベ
ンゼンを、触媒の存在下に気相でフッ化水素と反応させ
ることを特徴とする、下記式(I)
【0037】
【化6】
【0038】式中、R1はフッ素、塩素、臭素、C1−C
4−フルオロアルキル、COF、COCl、C1−C4
アルキル、C1−C4−アルコキシ又はC1−C4−フルオ
ロアルコキシを表わし、R2は水素、C1−C4−フルオ
ロアルキル、フッ素、塩素又は臭素を表わし、X、Y及
びnは前記の意味を有し、R2とYは一緒になってR12
とYが一緒になって有する前記の意味を有する、で示さ
れるパーフルオロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン
類の製造方法。
【0039】2.用いる式(II)のパーフルオロクロ
ロアルコキシ−ベンゼン類が、R11がフッ素、塩素、C
1−C2−ハロゲノアルキル又はC1−C2−アルコキシを
表わし、R12が水素を表わし、Yがトリフルオロメチル
を表わすか、R12とYは一緒になって酸素原子又はOC
2−、OCCl2−又はOCFCl−基を表わし、Xが
酸素を表わし、nが0又は1を表わす、ものであること
を特徴とする第1項の方法。
【0040】3.200〜500℃の範囲内の温度、且
つ反応成分が気相であるところの0.5〜3バールの範
囲内の圧力で実施することを特徴とする第1及び第2項
の方法。
【0041】4.用いる触媒が金属及び/又は遷移金属
のハロゲン化物又は酸化物であることを特徴とする第1
〜3項の方法。
【0042】5.用いる触媒が、銅、クロム、鉄、ビス
マス、亜鉛、ランタン、セリウム、ジルコニウム、バナ
ジウム、モリブデン、タングステン及び/又はニッケル
の塩化物、フッ化物及び/又は酸化物であることを特徴
とする第1〜4項の方法。
【0043】6.用いる触媒がクロム(III)塩である
ことを特徴とする第1〜5項の方法。
【0044】7.50g〜5kg/時間の式(II)の
パーフルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼ
ンを触媒上に通過させることを特徴とする第1〜6項の
方法。
【0045】8.置換されるべき塩素の1当量を基準に
して、0.5〜10モルの量でフッ化水素を用いること
を特徴とする第1〜7項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 319/20 327/06 // C07B 61/00 300 (72)発明者 カール−ルドルフ・ガツセン ドイツ40882ラテインゲン・アイゼンヒユ ツテンシユトラーセ92

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(II) 【化1】 式中、Xは酸素又は硫黄を表わし、YはC1−C4−フル
    オロアルキルを表わし、nは0、1又は2を表わし、R
    11はフッ素、塩素、臭素、C1−C4−ハロゲノアルキ
    ル、COF、COCl、C1−C4−アルキル、C1−C4
    −アルコキシ又はC1−C4−ハロゲノアルコキシを表わ
    し、R12は水素、C1−C4−ハロゲノアルキル、フッ
    素、塩素又は臭素を表わすか、R12とYとは一緒になっ
    て酸素又は硫黄原子、又は−OCHal2−又は−SC
    Hal2−基を表わし、ここでR12はO又はS原子の位
    置を示し、Hal2はそれぞれCl2、FCl又はF2
    あり、Zはフッ素又は塩素を表わす、で示されるパーフ
    ルオロクロロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼンを、
    触媒の存在下に気相でフッ化水素と反応させることを特
    徴とする、下記式(I) 【化2】 式中、R1はフッ素、塩素、臭素、C1−C4−フルオロ
    アルキル、COF、COCl、C1−C4−アルキル、C
    1−C4−アルコキシ又はC1−C4−フルオロアルコキシ
    を表わし、R2は水素、C1−C4−フルオロアルキル、
    フッ素、塩素又は臭素を表わし、X、Y及びnは前記の
    意味を有し、R2とYは一緒になってR12とYが一緒に
    なって有する前記の意味を有する、で示されるパーフル
    オロアルコキシ(アルキルチオ)ベンゼン類の製造方
    法。
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