JPH0632937A - ラッカースラッジからの結合材成分の回収方法 - Google Patents

ラッカースラッジからの結合材成分の回収方法

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JPH0632937A
JPH0632937A JP5124769A JP12476993A JPH0632937A JP H0632937 A JPH0632937 A JP H0632937A JP 5124769 A JP5124769 A JP 5124769A JP 12476993 A JP12476993 A JP 12476993A JP H0632937 A JPH0632937 A JP H0632937A
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lacquer
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water
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JP5124769A
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Wieland Dr Hovestadt
ヴイーラント・ホーヴエスタツト
Jochen Brueck
ヨヒエン・ブリユツク
Volker Schneider
フオルケル・シユナイデル
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Bayer AG
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    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶えず進行する架橋反応の結果として結合剤
成分が全く使用しえなくなる前に、ラッカースラッジ中
に存在する結合剤成分を有利に処理する方法 【構成】 (i) 過剰スプレーを被覆プラントの排空気か
ら、(a)2成分ポリウレタンラッカー中に存在する水もし
くはイソシアネート反応性基よりも大きいイソシアネー
ト基に対する反応性を示す化合物を溶解もしくは分散型
で含有、(b) 乳化剤を含有しうる水性媒体によって洗
浄、(ii)工程(i) で生成したラッカースラッジとしての
化学改質された過剰スプレーを、前記水性媒体中に存在
させうる凝集剤での処理によって単離、(iii) 充分反応
したラッカー成分と凝集剤と水とを含有するラッカース
ラッジを、必要に応じ水の1部を除去した後に有機溶剤
と混合、(iv)工程(iii) で蓄積する有機相を水相および
存在しうる不溶性成分から分離、有機相中に溶解した改
質有機結合剤成分の溶液を回収する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤含有の1もしくは
2成分ポリウレタンラッカーの噴霧に際し蓄積するラッ
カースラッジから有機結合剤成分を回収すると共に再使
用する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶剤を含有する2成分ポリウレタンラッ
カーは、その優れた特性により被覆工業にて高い実用的
重要性を得ている。実用上、一般にラッカーは被覆すべ
き支持体に対し噴霧によって施される。この方法によれ
ば、相当量の使用した被覆剤が過剰スプレーの結果とし
て喪失することが避けられない。実際上、これら過剰量
は一般に被覆プラントの排空気から水によって清浄除去
され、凝集剤(たとえば表面活性無機物質、たとえばア
ルミナ)の使用によって凝集される。従来この「ラッカ
ースラッジ」を再使用することは可能でなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、絶え
ず進行する架橋反応の結果として結合剤成分が全く使用
しえなくなる前に、ラッカースラッジ中に存在する結合
剤成分を有利に使用しうる方法を開発することにある。
さらに、この方法は、結合剤が湿分の存在下で硬化を受
けるNCOプレポリマーであるような溶剤含有の1成分
ポリウレタンラッカーについても適用できねばならな
い。
【0004】今回、上記課題は、(a)有機ポリイソシ
アネートと、(b)好ましくは2成分ポリウレタンラッ
カーの場合には、イソシアネート基と反応しうる基を有
する有機化合物、好ましくは有機ポリヒドロキシル化合
物と、(c)必要に応じ顔料および他の添加剤と、
(d)溶剤とを含有するラッカーが、ラッカーの過剰ス
プレーを(i)被覆プラントの水に必要に応じ乳化剤の
使用により溶解もしくは分散され、(ii)ポリイソシ
アネートおよび水の反応相手よりもイソシアネート基に
対し反応性が大である基を有する化合物と反応させれ
ば、回収および再使用できるよう解決しうることが判明
した。このラッカースラッジは凝集剤を用いて分離さ
れ、有機成分が抽出される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶剤含有の2
成分ポリウレタンラッカーまたは溶剤含有の湿分硬化性
1成分ポリウレタンラッカーの噴霧に際し過剰スプレー
として蓄積する有機結合材成分を回収かつリサイクルす
るに際し、(i)過剰スプレーを被覆プラントの排空気
から、(a)2成分ポリウレタンラッカー中に存在する
水もしくはイソシアネート反応性基よりも大きいイソシ
アネート基に対する反応性を示す化合物を溶解もしくは
分散型で含有し、かつ(b)乳化剤を含有しうる水性媒
体によって洗浄し、(ii)工程(i)で生成したラッ
カースラッジとしての化学改質された過剰スプレーを、
前記水性媒体中に存在させうる凝集剤での処理によって
単離し、(iii)充分反応したラッカー成分と凝集剤
と水とを含有するラッカーを、必要に応じ水の1部を除
去した後に有機溶剤と混合し、(iv)工程(iii)
で蓄積する有機相を水相および存在しうる不溶性成分か
ら分離すると共に、有機相中に溶解した改質有機結合剤
成分の溶液を回収することによる有機結合剤成分の回収
およびリサイクル方法に関するものである。「過剰スプ
レー」という用語は、噴霧に際し被覆すべき支持体と接
触し続け、したがって被覆プラントの排空気中に入り込
むラッカーの成分を意味する。
【0006】本発明による方法は、湿分の存在下で硬化
する2成分ポリウレタンラッカーおよび1成分ラッカー
の処理に際し蓄積するラッカースラッジを再状態調節す
るよう作用する。2成分ポリウレタンラッカーのポリイ
ソシアネート成分は好ましくは「ラッカーポリイソシア
ネート」、すなわちビウレット基、イソシアヌレート
基、ウレタン基、アロファネート基および/またはウレ
トジオン基を有するモノマージイソシアネートの誘導体
である。これらモノマージイソシアネートの例は特に
1,6−ジイソシアナトヘキサンまたは1,6−ジイソ
シアナトヘキサンと1−イソシアナト−3,3,5−ト
リメチル−5−イソシアナトエチル−シクロヘキサンと
の混合物および/または大して好適でないが、たとえば
2,4−および/または2,6−ジイソシアトトルエン
のような芳香族ジイソシアネートに基づくものを包含す
る。これらラッカーポリイソシアネートは公知であっ
て、一般に0.5重量%未満のモノマージイソシアネー
トの含有量と約15〜25重量%のイソシアネート基の
含有量とを有する。
【0007】2成分ポリウレタンラッカーにおけるポリ
イソシアネートに対し反応性である反応相手は公知であ
って、好ましくは比較的高い分子量と0.1〜10重量
%のヒドロキシル基含有量とを有するポリヒドロキシル
化合物である。その例は公知のヒドロキシ官能性ポリエ
ステル、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリウレタ
ン、ポリジエン樹脂およびエポキシ樹脂、並びにこれら
ポリヒドロキシル化合物の混合物もしくは反応生成物で
ある。本発明には大して好適でないが1成分ポリウレタ
ンラッカーは、結合剤が約3〜16重量%のNCO含有
量を有しかつ上記モノマージイソシアネートおよび/ま
たはラッカーポリイソシアネートと化学量論量未満の量
の上記ポリヒドロキシル化合物との反応により得られる
NCOプレポリマーを含有するものである。
【0008】必要に応じラッカー中に存在させうる顔
料、充填剤および他の添加剤(たとえば均展剤、光沢向
上剤、沈降防止剤、増粘剤、チキソトロープ剤、酸化防
止剤および熱安定剤)は本発明の方法に影響を及ぼさな
い。溶解度に応じ、これら成分は工程(iv)で蓄積す
る有機相または不溶固体相のいずれかで回収される。工
程(i)で使用されるイソシアネート基と反応しうる基
を持った化合物は、好ましくはイソシアネート付加反応
にて1官能性であって2成分ポリウレタンラッカーに使
用される水および反応性成分よりもイソシアネート基に
対し容易に反応する化合物(特に上記ポリヒドロキシル
化合物)である。その例は脂肪族もしくは脂環式に結合
したアミノ基を有する第一もしくは第二モノアミン、た
とえばn−ブチルアミン、イソブチルアミン、n−ペン
チルアミン、n−ヘキシルアミン、n−ステアリルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピ
ルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−ペンチルア
ミン、ジ−n−ヘキシルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、n−メチル−n−ステアリルアミン、ジ−n−ヘキ
シルアミン、ジイソプロピルアミン、n−メチル−n−
ステアリルアミン、ジ−n−ステアリルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、ピペリジン、ピロリジンもしくはモル
ホリンを包含する。同様に適しているが大して好適でな
いものは芳香族の官能性第一および第二アミンである。
【0009】本発明の方法においては、モノアミンの混
合物を有機ポリイソシアネート用の反応成分として使用
することができる。高揮発性モノアミンは、本発明によ
り得られる生成物を焼付けラッカーとして使用しうるよ
う、下記する封鎖剤に匹敵する。これらラッカーが硬化
する際、モノアミンは封鎖剤と同様に分離する。イソシ
アネート基と反応しうると共に工程(i)に使用しうる
他の群の化合物は、イソシアネート基に対し極めて反応
性である1官能性封鎖剤、好ましくはたとえばアセトン
オキシム、ブタノンオキシムもしくはシクロヘキサノン
オキシムのようなオキシム類である。これら封鎖剤を本
発明の方法に使用すれば、焼付けラッカーとして使用し
うる溶液または結合剤混合物が得られる。これら封鎖剤
と高揮発性モノアミンとの両者につき、焼付けラッカー
は溶剤含有の焼付けラッカーまたは(たとえば噴霧乾燥
により溶剤を除去した後)粉末状のラッカーとすること
ができる。
【0010】工程(i)に使用しうる他の群の化合物は
アミノアルコールである。アミノ基とヒドロキシル基と
の反応性には顕著な差が存在するため、アミノアルコー
ルはイソシアネート付加反応にて、特にこれらを少なく
とも1個のアミノ基が各イソシアネート基につき存在す
るような量で使用する場合、1官能性であると考えられ
る。アミノアルコールの例は2−アミノエタノール、2
−(メチルアミノ)−エタノール、ジエタノールアミ
ン、3−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ−2−
プロパノール、ジイソプロパノールアミン、2−アミノ
−2−メチル−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロ
キシメチル−1,3−プロパンジオールおよびその混合
物を包含する。アミノアルコールを本発明の方法に使用
すれば、2成分ポリウレタンラッカーにポリオール成分
として再使用しうる有機ポリヒドロキシル化合物の溶液
または混合物が得られる。
【0011】大して好適ではないが工程(i)にてイソ
シアネート基と反応しうる基を有する化合物として使用
するには、イソシアネート基に対し極めて反応性である
基の他に追加の反応基(特にカルボキシレート基もしく
はスルホネート基)をも有する化合物も適している。こ
れら化合物の例は特にアミノカルボン酸もしくはアミノ
スルホン酸のアルカリ塩を包含する。これら化合物の使
用は、水中に分散するため水性被覆組成物用の添加剤と
して使用しうる反応生成物をもたらす。前記化合物の混
合物も適しており、これらはさらに水および2成分ポリ
ウレタンラッカーで使用する反応性成分よりもイソシア
ネート基に対し一層容易に反応する他の化合物をも含有
することができる。
【0012】工程(i)で使用するのに特に好適な化合
物は上記の第二モノアミン、オキシムおよびアミノアル
コールである。工程(i)で使用されるイソシアネート
基と反応しうる基を持った化合物が被覆プラントの水に
対し不溶性であれば、これを公知の陰イオン型、陽イオ
ン型および/または非イオン型乳化剤との混合により水
溶性もしくは水分散性型に変換することができる。
【0013】好適な陰イオン型および非イオン型乳化剤
は次のものを包含する: (1)アルキルサルフェート、好ましくは8〜18個の
炭素原子の鎖長を有するもの;並びに疎水性残基に8〜
18個の炭素原子を有すると共に1〜40個の酸化エチ
レンおよび/または酸化プロピレン単位を有するアルキ
ルおよびアルキルアリールエーテルサルフェート; (2)スルホネート、特に8〜18個の炭素原子を有す
るアルキルスルホネート;8〜18個の炭素原子を有す
るアルキルアリールスルホネート;並びにスルホコハク
酸と1価アルコールもしくはアルキル残基中に4〜15
個の炭素原子を有するアルキルフェノールとのタウリ
ド、エステルおよび半エステル(前記アルコールもしく
はアルキルフェノールは1〜40個の酸化エチレン単位
でエトキシル化することもできる);
【0014】(3)燐酸の部分エステルおよびそのアル
カリおよびアンモニウム塩、特に有機残基中に8〜20
個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルキルアリー
ルホスホネート;並びにアルキルもしくはアルキルアリ
ール残基中に8〜20個の炭素原子を有すると共に1〜
40個の酸化エチレン単位を有するアルキルエーテルも
しくはアルキルアリールエーテルホスフェート; (4)好ましくは8〜40個の酸化エチレン単位を有す
ると共に8〜20個の炭素原子のアルキル残基を有する
アルキルポリグリコールエーテル; (5)好ましくは8〜40個の酸化エチレン単位とアル
キルおよびアリール残基中における8〜20個の炭素原
子とを有するアルキルアリールポリグリコールエーテ
ル;
【0015】(6)好ましくは8〜40個の酸化エチレ
ン単位もしくは酸化プロピレン単位を有する酸化エチレ
ン/酸化プロピレン(EO/PO)ブロック共重合体; (7)アルキル残基中に4〜15個の炭素原子の鎖長を
有するアンモニウム両親媒性物質;および/または (8)これらおよび/または他の乳化剤または表面活性
物質の混合物。 本発明の方法に使用される凝集剤は、ラッカーの有機成
分に対し或る程度の親和性を有すると共にガム質化を阻
止する物質から選択され、すなわちこれらはラッカー成
分が用いる装置および容器に付着するのを防止する。水
と組合せた凝集剤の使用は一般に、工程(i)で化学改
質されるラッカーの有機結合剤成分が凝集して或いは凝
集剤上に吸着されて存在する多相性を形成させる。これ
ら固体成分は多量の水から分離して浮遊もしくは沈降に
より連続除去することができる。これら固体が、工程
(ii)で分離されるラッカースラッジを構成する。
【0016】適する凝集剤は表面活性物質、たとえば金
属酸化物もしくは水酸化物、たとえば酸化アルミニウム
もしくは水酸化アルミニウム、酸化鉄、水和酸化鉄およ
び水酸化鉄;シート状シリケート;ワックスエマルジョ
ン;並びにアルミナを包含する。好適凝集剤はアルミナ
である。好適凝集剤は水と用いる抽出剤との両者に対し
不溶性である。工程(iii)で使用する溶剤もしくは
抽出剤は、好ましくは元来のラッカーにも使用される種
類の溶剤である。しかしながら、溶剤は同一であること
を必要としない。適する溶剤はアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、
シクロヘキサノン;芳香族物質、たとえばベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロルベンゼンおよびニトロベンゼ
ン;エーテル、たとえばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ンおよび2−ブトキシエタノール;エステル、たとえば
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルおよび塩素化炭
化水素;非プロトン溶剤、たとえばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセタミドおよびジメチルスルホキシド;
並びにこれら溶剤の混合物を包含する。
【0017】好適溶剤は、有機ラッカー成分が極めて可
溶性であるがそれ自身では水に対し混和性でなく或いは
限られた程度しか水に対し混和性でないものである。こ
れら溶剤の例は酢酸ブチル、特に芳香族炭化水素、たと
えばトルエンもしくはキシレンを包含する。本発明の方
法を実施するには、過剰スプレーとして蓄積するラッカ
ー成分と対比して水を極めて大過剰で使用する。凝集剤
は一般に、過剰スプレーの重量に対し1〜1000重量
%、好ましくは5〜500重量%の量で使用される。工
程(i)で使用されるイソシアネート基と反応しうる基
を持った成分の量は、水の量に対し0.001〜50重
量%、好ましくは0.05〜10重量%である。この量
はさらに、過剰スプレー中に存在する各イソシアネート
基につき少なくとも0.25個、好ましくは少なくとも
0.9個、より好ましくは少なくとも1.0個の基(イ
ソシアネート基に対し極めて反応性の基)が存在するよ
う確保すべく選択される。必要に応じ使用しうる乳化剤
の量はできるだけ少量に保たれ、イソシアネート基と反
応しうる基を有する工程(i)からの成分に対し0.0
1〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量%であ
る。
【0018】工程(iii)における溶剤の量は、固相
と液相との間の効果的分離を可能にするよう選択され
る。好ましくは、ラッカースラッジの重量に対し0.5
〜5倍量にて充分である。ラッカースラッジは凝集剤と
付着水と充分反応したラッカー成分とを含有する。本発
明の方法を実施するには、イソシアネート基に対し極め
て反応性である化合物を噴霧プラントの洗浄水に溶解も
しくは分散させ、得られた水溶液もしくは分散物を用い
て排空気を洗浄する。過剰スプレー中に存在するイソシ
アネート基とこれら極めて反応性の基との反応は自然に
生ずる。洗浄工程および反応は一般に0〜100℃、好
ましくは10〜60℃の温度にて行なわれる。洗浄水に
蓄積する改質ラッカー成分は、凝集剤の使用により工程
(ii)で分離される。工程(i)および(ii)は同
時に或いは順次に行なうことができる。1具体例におい
ては、凝集剤を高反応性化合物を含有する水溶液もしく
は分散物と混合して、化学改質と凝集によるラッカース
ラッジの形成とをほぼ同時に生ぜしめることができる。
第2の具体例においては、先ず最初に工程(i)により
化学反応を行ない、次いで凝集剤を添加してラッカース
ラッジを凝集剤として分離する。
【0019】次いでラッカースラッジを浮遊または沈降
により分離すると共に、多量の水からデカンテーション
または濾過によって遊離させる。次いで、分離されたラ
ッカースラッジを工程(iii)にて溶剤と混合する。
最後に、工程(iv)にてまだ存在する水(たとえば相
分離、蒸留もしくは共沸蒸留の結果として)および固体
成分を濾過またはデカンテーションにより溶剤相から分
離する。得られる溶液は化学改質されたラッカー成分を
含有し、これらを再び何らかの方法で使用することがで
きる。溶剤はこの再使用につき保持することができ、或
いは蒸留した後に他の溶剤で代替することもできる。収
率を最適化するには、工程(iv)により分離された水
および/または有機溶剤における不溶性固体物質を上記
に例示した種類の溶剤により抽出し、これにより蓄積す
る溶剤相を工程(iv)で得られた多量の溶液と合する
ことができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明し、
ここで部数および%は全て特記しない限り重量による。実施例1 1kgのラッカーを水分離装置が装着された吹付室で噴
霧した。ラッカーは50%の溶剤を含有の透明ラッカー
とした。結合剤は固形物に対し2.0%のOH含有量を
有する市販ポリアクリレート(デスモフェンA450、
バイエルAG社)と、19.4%のNCO含有量を有す
る三量化ヘキサメチレンジイソシアネート(デスモジュ
ールN3390、バイエルAG社)とを含有した。各被
覆成分を1:1のNCO:OH当量比にて存在させた。
ラッカー溶剤はキシレンとした。50gのジ−n−ブチ
ルアミンと10gの市販の乳化剤(エマルガトールNP
20、バイエルAG社から入手しうるエトキシル化ノニ
ルフェノール)とを、噴霧すべき水に溶解させた。さら
に付着を防止するため、凝集剤(イパフロック、IPA
社から入手しうるアルミナ製品)を、噴霧すべき水に
0.4%の濃度で添加した。水と付着防止剤と充分反応
した過剰スプレーとの混合物を沈降タンクに搬送し、こ
こで過剰スプレーの重量に対し20%の凝集剤(イパセ
ド、IPA社から入手しうるアルミナ製品)と混合し
た。
【0021】噴霧工程が完了した後、沈降したラッカー
スラッジ(2.5kg)を取出して5リットルの撹拌容
器に加えた。室温にて2.5リットルのキシレンを激し
く撹拌しながら添加した。水を共沸蒸留し、次いでアル
ミナを濾別した。濾液として蓄積した溶液は95%の最
初に使用したラッカー結合剤を含有し、これは再使用す
るのに適していた。結合剤溶液は50%の固形物含有量
まで減少した。回収した結合剤を上記の三量化ヘキサメ
チレンジイソシアネートに1:1のNCO:OH当量比
にて添加し、噴霧塗布により2成分ポリウレタンラッカ
ーとして試験プレートに施した。室温にて硬化させた
後、透明かつ硬化した溶剤耐性のコーチングが得られ
た。
【0022】実施例2 実施例1に記載した手順に従ったが、回収した結合剤を
追加ポリイソシアネートと混合する代りに回収結合剤を
1成分ポリウレタン系として施し、170℃にて30分
間にわたり焼付けた。透明かつ架橋した溶剤耐性のコー
チングが得られた。
【0023】実施例3 実施例1に記載した手順に従ったが、ただし除去したラ
ッカースラッジを2.5リットルのトルエンで処理し
た。水を共沸蒸留すると共にアルミナを濾別した後、
2.5gのオクタン酸錫(II)を回収結合剤溶液に添
加し、得られた混合物をスプレードライヤで処理した粉
末ラッカーを得た。この粉末ラッカーを試験プレートに
施して160℃で30分間焼付けた。透明かつ架橋した
溶剤耐性のコーチングが得られた。
【0024】実施例4 ラッカースラッジを実施例1に記載したように作成した
が、ただしポリオールは固形物に対し4.3%のOH含
有量を有する市販のポリエステル(デスモフェン67
0、バイエルAG社)とし、ラッカー溶剤は酢酸ブチル
とし、さらにジ−n−ブチルアミンの代りに100gの
水溶性ジイソプロピルアミンを噴霧すべき水に添加し
た。得られたラッカースラッジを5リットルの撹拌容器
に加えた。室温にて2.0リットルの酢酸ブチルを添加
した。次いで、結合剤を実施例1に記載したように回収
した。回収された結合剤を上記の三量化ヘキサメチレン
ジイソシアネートに1:1のNCO:OH当量比にて添
加し、噴霧塗布により2成分ポリウレタンラッカーとし
て試験プレートに施した。室温にて硬化させた後、透明
かつ架橋した溶剤耐性のコーチングが得られた。
【0025】実施例5 実施例1に記載した手順に従ったが、ただしポリイソシ
アネートをトルエンジイソシアネートとヘキサメチレン
ジイソシアネートとの混成三量体(デスモジュールH
L、バイエルAG社)とした。回収した結合剤を500
gのポリアクリレートポリオール(デスモフェンA45
0、バイエルAG社)と混合した。得られた混合物を上
記の混成三量体に対し1:1のNCO:OH当量比にて
添加し、噴霧塗布により2成分ポリウレタンラッカーと
して試験プレートに施した。室温にて硬化させた後、透
明かつ架橋した溶剤耐性のコーチンクが得られた。
【0026】実施例6 実施例1に記載した手順に従ったが、ただし実施例4か
らのポリオールを使用し、110gの水溶性ジイソプロ
ピルアミンをジ−n−ブチルアミンの代りに噴霧すべき
水に添加し、抽出溶剤をシクロヘキサノンとした。濾液
として蓄積した溶液は最初に使用した結合剤の96%を
含有した。回収した結合剤を三量化ヘキサメチレンジイ
ソシアネートに添加して、実施例1に記載したようにコ
ーチングを形成させた。室温にて硬化させた後、透明か
つ架橋した溶剤耐性のコーチングが得られた。
【0027】実施例7 実施例1の手順に従ったが、ただし40gのブタノンオ
キシムを噴霧すべき水に実施例1に記載した5gの乳化
剤により乳化させた。さらに抽出溶剤をトルエンとし、
回収結合剤をスプレードライヤで処理して粉末ラッカー
を得た。この粉末ラッカーを試験プレートに施し、18
0℃にて30分間焼付けた。透明かつ架橋した溶剤耐性
のコーチングが得られた。
【0028】実施例8 実施例1の手順に従ったが、ただし40gのアセトンオ
キシムを噴霧すべき水に溶解させた。さらに抽出溶剤を
酢酸ブチルとし、水を80℃にて減圧下に共沸留去し
た。濾液として蓄積した溶液は最初に使用した結合剤の
96%を含有した。回収した結合剤を1成分ポリウレタ
ン系として施し、140℃にて30分間焼付けた。透明
かつ架橋した溶剤耐性のコーチングが得られた。
【0029】実施例9 実施例1に記載した手順に従ったが、ただしポリオール
は固形物に対し2.7%のOH含有量を有する市販のポ
リアクリレート(デスモジュールA160、バイエルA
G社)とし、ラッカー溶剤はキシレンとし、100gの
ステアリルアミン(ジ−n−ブチルアミンの代り)を噴
霧すべき水に実施例1に記載した5gの乳化剤により乳
化させた。さらにシクロヘキサノンを抽出溶剤として使
用した。回収した結合剤を三量化ヘキサメチレンジイソ
シアネートに添加して、実施例1に記載したようにコー
チングを形成させた。室温にて硬化させた後、透明かつ
架橋した溶剤耐性のコーチングが得られた。
【0030】実施例10 実施例1に記載した手順に従ったが、ただし実施例9か
らのポリオールを使用し、35gのジ−n−ブチルアミ
ンと35gのジ−n−プロピルアミンとを噴霧すべき水
に5gの乳化剤(レバポンOLN、バイエルAG社)に
より乳化させた。さらに抽出溶剤をキシレンとした。回
収した結合剤を1成分ポリウレタン系として噴霧塗布に
より施した。160℃にて30分間の後、透明かつ架橋
した溶剤耐性のコーチングが得られた。以上、本発明を
例示の目的で詳細に説明したが、この詳細は単に例示の
目的に過ぎず、本発明の思想および範囲を逸脱すること
なく多くの改変をなしうることが当業者には了解されよ
う。
【0031】以下、本発明の実施態様を要約すれば次の
通りである: 1. 溶剤含有の2成分ポリウレタンラッカーまたは溶
剤含有の湿分硬化性1成分ポリウレタンラッカーの噴霧
に際し過剰スプレーとして蓄積する有機結合材成分を回
収かつリサイクルするに際し、(i)過剰スプレーを被
覆プラントの排空気から、(a)2成分ポリウレタンラ
ッカー中に存在する水もしくはイソシアネート反応性基
よりも大きいイソシアネート基に対する反応性を示す化
合物を溶解もしくは分散型で含有し、かつ(b)乳化剤
を含有しうる水性媒体によって洗浄し、(ii)工程
(i)で生成したラッカースラッジとしての化学改質さ
れた過剰スプレーを、前記水性媒体中に存在させうる凝
集剤での処理によって単離し、(iii)充分反応した
ラッカー成分と凝集剤と水とを含有するラッカースラッ
ジを、必要に応じ水の1部を除去した後に有機溶剤と混
合し、(iv)工程(iii)で蓄積する有機相を水相
および存在しうる不溶性成分から分離すると共に、有機
相中に溶解した改質結合剤成分の溶液を回収することを
特徴とする有機結合剤成分の回収およびリサイクル方
法。
【0032】2. 工程(i)の化合物が、脂肪族もし
くは脂環式に結合したアミノ基を有する第一もしくは第
二モノアミンからなる上記第1項に記載の方法。 3. 工程(i)の化合物がオキシムからなる上記第1
項に記載の方法。 4. 工程(i)の化合物がアミノアルコールからなる
上記第1項に記載の方法。 5. 工程(iv)で回収された改質結合剤成分をポリ
イソシアネートと配合して2成分ポリウレタンラッカー
を生成させる上記第1項に記載の方法。 6. 工程(iv)で回収された改質結合剤成分が1成
分ポリウレタンラッカーとして使用するのに適し、この
ラッカーを高められた温度で架橋されて溶剤耐性コーチ
ングを形成させうる上記第1項に記載の方法。 7. 工程(iv)で回収された有機結合剤成分から溶
剤を除去して粉末ラッカーを生成させ、これを高められ
た温度で架橋させて溶剤耐性コーチングを形成しうる上
記第1項に記載の方法。 8. 工程(iv)により分離された水および/または
不溶性成分を溶剤で処理して改質結合剤成分をさらに回
収すると共に、得られた溶剤相を工程(iv)により得
られる有機相と合する上記第1項に記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 ヨヒエン・ブリユツク ドイツ連邦共和国デイー5000 ケルン80、 ログゲンドルフシユトラーセ 61 (72)発明者 フオルケル・シユナイデル ドイツ連邦共和国デイー4175 ヴアツヒテ ンドンク1、フリースヴエグ 36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤含有の2成分ポリウレタンラッカー
    または溶剤含有の湿分硬化性1成分ポリウレタンラッカ
    ーの噴霧に際し過剰スプレーとして蓄積する有機結合材
    成分を回収かつリサイクルするに際し、(i)過剰スプ
    レーを被覆プラントの排空気から、(a)2成分ポリウ
    レタンラッカー中に存在する水もしくはイソシアネート
    反応性基よりも大きいイソシアネート基に対する反応性
    を示す化合物を溶解もしくは分散型で含有し、かつ
    (b)乳化剤を含有しうる水性媒体によって洗浄し、
    (ii)工程(i)で生成したラッカースラッジとして
    の化学改質された過剰スプレーを前記水性媒体中に存在
    させうる凝集剤での処理によって単離し、(iii)充
    分反応したラッカー成分と凝集剤と水とを含有するラッ
    カースラッジを、必要に応じ水の1部を除去した後に有
    機溶剤と混合し、(iv)工程(iii)で蓄積する有
    機相を水相および存在しうる不溶性成分から分離すると
    共に、有機相中に溶解した改質結合剤成分の溶液を回収
    することを特徴とする有機結合剤成分の回収およびリサ
    イクル方法。
  2. 【請求項2】 工程(iv)で回収された改質結合剤成
    分をポリイソシアネートと配合して2成分ポリウレタン
    ラッカーを生成させる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(iv)で回収された改質結合剤成
    分が1成分ポリウレタンラッカーとして使用するのに適
    し、このラッカーを高められた温度で架橋されて溶剤耐
    性コーチングを形成させうる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(iv)で回収された有機結合剤成
    分から溶剤を除去して粉末ラッカーを生成させ、これを
    高められた温度で架橋させて溶剤耐性コーチングを形成
    しうる請求項1に記載の方法。
JP5124769A 1992-05-06 1993-04-30 ラッカースラッジからの結合材成分の回収方法 Pending JPH0632937A (ja)

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