JPH06329190A - 荷受け用ロッカー - Google Patents

荷受け用ロッカー

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JPH06329190A
JPH06329190A JP13406693A JP13406693A JPH06329190A JP H06329190 A JPH06329190 A JP H06329190A JP 13406693 A JP13406693 A JP 13406693A JP 13406693 A JP13406693 A JP 13406693A JP H06329190 A JPH06329190 A JP H06329190A
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JP
Japan
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locker
back panel
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JP13406693A
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English (en)
Inventor
Koji Okamoto
弘司 岡本
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Hokoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカーの内部に荷物を収納するときは簡単
に進展して荷物収納室を形成することができ、荷物を収
容しないときは簡単に収縮させて偏平にして場所を取ら
ないようにする。 【構成】 背面盤 2と、これに対向して位置する開閉自
在な錠付扉11を有する前枠体 1との間に折りたたみ自在
な底板 3を架設するとともにリンク機構35,36,38によっ
て連結し、前枠体 1と背面盤 2の間に亘って両者が接近
する方向に折り畳み自在な荷物室形成体 4を連結して伸
縮自在とした。前枠体 1の下部にキャスタを設けた。41
前枠体 1と背面盤 2が互いに離反する方向に付勢する付
勢手段 6と、収縮させたときの偏平状態を保持する保持
手段 5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷受人宅が不在の際に
荷物を預けて保管しておくロッカーに関し、特に使用し
ないときは収縮して偏平状態にしておくことができるロ
ッカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小口の荷物を個人宅に配送する所
謂宅配便がよく利用されるようになっている。しかしな
がら荷受人宅が不在の際には荷物を受け取ることができ
ないため、宅配便の配送業者は荷受人が在宅のときに再
度配達しなければならず、配送業者にとって荷受人との
連絡をとっての再配達は担当の負担となっていた。また
一方、配送業者が荷物を持ち帰った際は、荷受人は都合
の良い日を配送業者に指定するのであるが、配達の正確
な時間までは指定することができないため荷受人は配送
業者が配達に来るのを待っていなければならず、時間を
無駄にするという問題があった。こうした背景から、最
近では各家庭に宅配便荷受け用ロッカー(以後単にロッ
カーという)が設置されつつある。このロッカーの使用
方法は、宅配便の配達業者が荷物を荷受人宅に配達に訪
れて不在のときは荷物をロッカーに収納して施錠し、荷
受人が帰宅してロッカーを開錠し、荷物を受け取るもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のロッカーは、家
屋の玄関及び入口付近に設置されるものであるが、設置
に多くのスペースをとり、しかも常時使用されるもので
ないため、荷物を収納していないときは非常に邪魔なも
のとなり、外見上にも見栄えのよいものではなかった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、
内部に荷物を収納しないときは簡単に伸縮させて偏平状
態にすることができ、荷物を収納するときは簡単に進展
して荷物収納室を形成することのできる荷受け用ロッカ
ーを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における荷受け用ロッカーは、開閉自在な錠
付扉を有する前枠体と背面盤との間に進退自在な底板を
架設するとともに、前記前枠体と前記背面盤を折り畳み
自在な荷物室形成体を連結して伸縮自在としたものであ
る。
【0006】前枠体と背面盤、及び底板と背面盤の少な
くともいずれかをリンク機構によって連結することが好
ましい。
【0007】前枠体の底部にキャスタを設けることが望
ましい。また、荷受け用ロッカーを移動自在とするとき
は背面盤の底部にもキャスタを取り付ける。
【0008】前枠体と背面盤が互いに離反する方向に付
勢する付勢手段を設けることが好ましい。
【0009】前枠体と背面盤を近接させて偏平状態に収
縮したときに偏平状態を保持する保持手段を設けること
が好ましい。
【0010】保持手段は、前枠体と背面盤を荷物室形成
体によって気密に連結し、排気バルブを取り付けたもの
とすることができる。
【0011】前枠体と背面盤の一方に底板の一辺縁を枢
支し、下方に傾斜部を有するガイドを他方に設け、底板
の対抗辺に設けたガイドを係止するとよい。
【0012】また、背面盤を前枠体に比して小さく形成
し、可撓性を有し前記前枠体から前記背面盤に向かって
暫時小さくなるようにテーパー状の筒状体を連結すれば
よりロッカーを偏平に収縮することができる。
【0013】
【作用】荷受け用ロッカーに荷物を収納するときは、前
枠体と背面盤を離反させてロッカーを進展させる。この
とき、前枠体と背面盤はリンク機構によって連結され、
前枠体と背面盤は離反する方向に付勢する付勢手段が設
けられ、前枠体の底部にはキャスタが設けられているの
で、前枠体と背面盤を確実、かつ容易に離隔することが
できる。また、前枠体と背面盤の一方に底板の一辺縁を
枢支し、下方に傾斜部を有するガイドを他方に設け、底
板の対抗辺に設けたガイドを係止した場合、前枠体と背
面盤が離反することによって底板は荷物を載置可能な状
態となる。このようにしてロッカーが進展し、その内部
に荷物収納室が形成されると、扉を開けて前枠体の開口
部から荷物を底板上に載置し、扉を閉めて施錠する。
【0014】荷物を取り出した後は、前枠体と背面盤を
付勢手段に抗して近接させてロッカーを収縮する。この
とき、前枠体と背面盤はリンク機構によって連結され、
前枠体の底部にはキャスタが設けられているので、前枠
体と背面盤を確実、かつ容易に近接させることができ
る。前枠体と背面盤を近接させた後、ロッカーを保持手
段によって偏平な状態に保持する。また、ロッカーを気
密に構成にするとともに排気バルブを設けた場合は、前
枠体と背面盤を近接させることによって荷物収納室内の
空気が排出されて負圧の状態となるので、ロッカーは偏
平状態を保持する。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5に基づいて説
明する。まず、図1乃至図3において、本発明に係るロ
ッカーは概略前枠体 1と、背面盤 2と、前枠体 1と背面
盤2との間に架設される底板 3と、荷物収納室形成体 4
として前枠体 1と背面盤 2との間に固着される筒状体40
からなるものである。背面盤 2は壁面等Wに取りつけら
れ、その前面に後述のリンク機構を介して額縁状の前枠
体が平行に位置するように位置するように取付けられて
いる。
【0016】前枠体1の前面一側には、前枠体 1の開口
部10を開閉する扉11がヒンジ12を介して開閉自在に取付
けられている。扉11は、前面に把手13が設けられ、ま
た、荷物を収納したときに施錠することができるように
錠14が取付けられている。また、前枠体 1の内側上方に
はブラケット15が設けられると共に内側全周にわたって
フランジ16が設けられ、更に、開口部の左右下方には一
対のブラケット17が背面盤 2に向かって突設されてい
る。
【0017】背面盤 2は、その上部であって前枠体 1の
ブラケット15に対応する位置に長孔21を有するアングル
部材20が水平に固定され、また、左右両端縁近傍にはそ
れぞれ一対のアングル部材22が垂直に固定されている。
【0018】底板 3は、図3に示すように、前後方向に
2枚に分割された前方底板25と後方底板26とがヒンジ27
によって連結されると共に前方底板25の後縁辺は折り曲
げられて後方底板26の前縁上部に当接し底板 3を下方に
折れ曲がらないように規制部28が設けられ、また、後方
底板26と前方底板25との連結部近傍の左右両側部にブラ
ケット29が設けられて構成されている。そして底板 3の
前縁は前枠体 1の底面に、底板 3の後縁は背面盤 2の下
部に、それぞれヒンジ30,31 によって折り畳み自在に連
結されている。
【0019】前枠体 1と背面盤 2は、図2に示すよう
に、その上部において、パンタグラフ状に形成された水
平リンク機構35の前方側のリンクの端部35a がブラケッ
ト15に枢着し、後方側のリンクの一端35b が水平アング
ル部材20に枢着し、他端35c は長孔21に摺動可能に枢支
することによって連結されている。
【0020】前枠体 1のブラケット17と背面盤 2の垂直
アングル部材22の上方は、図3に示すように、垂直リン
ク機構36によって連結されている。この垂直リンク機構
36は、この実施例の場合、3節のリンクによって構成さ
れ、第2節36b のリンクは第1節36a 及び第3節36c の
リンクと枢着される枢着部から両端部が延長されて先端
を折り曲げてストッパ37が形成されて、各リンクの折り
畳まれる方向と、前枠体 1と背面盤 2との離隔する距離
とを規制している。
【0021】垂直アングル部材22の下方と底板 3に設け
られたブラケット29は、図3に示すように、垂直リンク
機構38によって連結されている。この垂直リンク機構36
は、この実施例の場合、2節のリンクによって構成さ
れ、一方のリンク38b は他方のリンク38a と枢着される
枢着部から端部を延長されて先端を折り曲げてストッパ
39が形成されて、リンクの折り畳まれる方向を規制して
底板 3の折り畳み方向をガイドするとともに、荷物によ
る荷重によって底板 3が下方に折れ曲がることのないよ
うに保持するしている。
【0022】筒状体40は、可撓性を有するいわゆる蛇腹
状に形成され、前方開口を前枠体の内側全周にわたって
設けられたフランジ16に固着され、後方開口を背面盤 2
の周縁部に固着され、前枠体 1と背面盤 2との間の底板
3上の荷物収納スペースを囲繞する荷物収容室Sを形成
している。
【0023】この荷物収容室Sは、前枠体 1を背面盤 2
の方向に押圧することにより、図4、図5で示すように
偏平状態となる。
【0024】この実施例において、ロッカーの背面盤 2
を壁面Wに固定した例で説明したが、荷重による各リン
ク機構35,36,38の負担を軽減し、前枠体 1の伸縮移動を
容易にするため、図6に示すように、前枠体 1の下部に
キャスター41を設けることが望ましい。また、図7に示
すように、ロッカーを固定せず前枠体 1と背面盤 2の下
部にそれぞれキャスター41,42 を設け、ロッカーを移動
自在とすることもできる。この場合は背面盤 2を適宜固
定個所にチェン等で連結しておくことが望ましい。
【0025】図8乃至図10に示すものは、筒状体40の
外側に収縮防止手段としてリンク機構44を設け、前枠体
1と背面盤 2を連結したものである。また、ロッカーを
収縮させて偏平にした状態を保持するための偏平保持手
段 5として、前枠体 1と背面盤 2の側部にそれぞれフッ
ク45と係止突起46を設けたものである。
【0026】ロッカーを収縮するときは、前枠体 1と背
面盤 2を近接させてフック45を係止突起46に掛け止めれ
ばロッカーを偏平状態に保持することができる。荷物を
収納するときは、フック45を突起46から外し前枠体 1と
背面盤 2を互いに離反させてロッカーを進展させ、荷物
を収納する荷物収容室Sを形成する。
【0027】次に、図11乃至図14をもちいて本発明
の第2実施例について説明する。なお、第1実施例にお
いて示した部材と同一の部材については以下同一の番号
を附し、その説明を省略する。
【0028】この実施例においては、前枠体 1と、背面
盤 2と、回動可能な底板 3と、荷物収納室形成体 4を構
成する折畳可能な側板50及び天盤51からなり、前枠体 1
と背面盤 2が互いに離反するような付勢手段 6を設けた
ものである。
【0029】前枠体 1は、側部をチャンネル部材54によ
って構成され、このチャンネル部材54の外側後方は内側
に折曲られて凹部55が形成されている。前枠体 1の開口
部10は、第1実施例と同様に、把手13及び錠14が設けら
れた扉11がヒンジ12によって開閉可能に取付けられてい
る。
【0030】背面盤 2は、前枠体 1と同様に、側部をチ
ャンネル部材56によって構成され、このチャンネル部材
の外側前方は内側に折曲られて凹部57が形成されてい
る。背面盤 2の開口部は、板状体58によって閉塞されて
いるが、背面板 2を直接壁面Wに固定する場合は取付け
壁面Wによって開口部が閉塞されるので、板状体58は不
要である。また、左右のチャンネル部材56の内側下部に
は支持部材59が設けられている。
【0031】底板 3は、その前方縁側に軸61を設けられ
て前枠体 1のチャンネル部材54の下方に枢支されてい
る。軸61の一端は、延長されて前枠体 1の外側に突出
し、先端にハンドル62が設けられて回動を可能にしてい
る。また、底板 3の後方縁側は折曲げられて支持部材59
に支持される。底板 3は、ロッカーを進展させるときは
後方縁が支持部材59に支持されて荷物を載置可能な状態
となり、ロッカーを収縮させるときはハンドル62を回動
することにより底板 3の後方縁がはね上げられて収縮可
能な状態となる。
【0032】側板50は、図13及び図14に示すように
この実施例の場合、前後に2枚に分割されて互いをヒン
ジ64によって折り畳み自在に連結されている。そして、
側板50の前方縁はチャンネル部材54にヒンジ65を介して
連結され、後方縁をチャンネル部材56にヒンジ66を介し
て連結されている。
【0033】天盤51は、側板50と同様に前後方向に2枚
に分割されて互いをヒンジ67によって折り畳み自在に連
結され、その前方縁及び後方縁をピン68,69 によって前
枠体1の及び背面盤 2の上部に枢支されている。
【0034】以上のように構成されたロッカーの側部に
は、前枠体 1と背面盤 2が互いに離反するように付勢手
段 6が設けられている。付勢手段 6は、前枠体 1と背面
盤 2の上方及び下方を一対のリンク機構71,72 によって
連結し、この一対のリンク機構71,72 に弾発体73を介装
したものである。リンク機構71,72 は2節のリンクから
なり、図11及び図12に示すように、ロッカーを収縮
したときに上方及び下方のリンク機構の枢軸74,75 が互
いに近接するように構成されている。弾発体73としてこ
の実施例の場合ガスダンパー76を使用している。このガ
スダンパー76の一端は上方リンク機構71の枢軸74に連結
され、他端は下方のリンク機構72の枢軸75に連結されて
上方及び下方のリンク機構71,72 の枢軸74,75 が互いに
離反するように付勢している。
【0035】前枠体 1と背面盤 2のチャンネル部材54,5
6 は、内側に折り曲られて凹部55,57が形成され、この
凹部55,57 に側板50が折り畳み自在に連結されるため、
図14に示すようにロッカーを収縮させるときはガスダ
ンパー76がロッカーの収縮を邪魔することなく凹部55,5
7 に退避することとなる。
【0036】付勢手段 6は、図15に示すように、ロッ
カーを収縮したときにリンクの枢軸74,75 が互いに離反
するようにリンク機構71,72 を構成し、枢軸74,75 が互
いに近接するように発条体73として引っ張りバネ77を張
設してもよい。
【0037】次に、図16乃至図20をもちいて本発明
の第3実施例について説明する。この実施例において
は、前枠体 1と、背面盤 2と、前枠体 1と背面盤 2との
間に架設される底板 3と、可撓性を有し前枠体 1と背面
盤 2を気密に連結する筒状体40とからなるロッカーに排
気バルブ80を設けたものである。
【0038】前枠体 1は、第1実施例及び第2実施例と
同様に、その開口部10に把手13及び錠14が設けられた扉
11がヒンジ12により開閉可能にかつ気密に取付けられて
いる。また、前枠体 1の内周面にフランジ16が設けられ
ている。
【0039】背面盤 2は、その側部内側にガイド溝81が
設けられている。このガイド溝81は、背面盤 2の側部に
沿ってほぼ全体に垂直部82が形成され、下方に傾斜部83
設けられている。
【0040】底板 3は、前方縁側に軸61が設けられて前
枠体 1の下方に枢支され、後方縁側部にガイド部材84設
けられて背面盤 2のガイド溝81に係合される。ロッカー
を進展させるときは、底板 3は、後方縁が背面盤 2のガ
イド81に沿って下降されて荷物が載置可能な状態とな
り、ロッカーを収縮させるときは、収縮にともなって、
後方縁のガイド部材84は、最初に傾斜部83に沿って上昇
し始め、さらに収縮するとガイドの垂直部82を上昇して
回動される(図20参照)。
【0041】荷物室形成体 4としての筒状体40は、第1
実施例と同様に、可撓性を有するいわゆる蛇腹状に形成
され、図18及び図19に示すように、前方開口を前枠
体 1のフランジ16に、後方開口を背面盤 2にそれぞれ気
密に固着連結されているものである。
【0042】以上のように構成されたロッカーの側部に
は、前枠体 1と背面盤 2が互いに離反するように付勢手
段 6が設けられている。この実施例の場合、付勢手段 6
は前枠体 1と背面盤 2の間に一対の板バネ85が介装され
てなるもので、板バネ85がロッカーを収縮するときに湾
曲し、進展するときに伸び切らないようにストッパ86が
設けられている。さらにまた、収縮させたロッカーの偏
平状態を保持するため、保持手段として前枠体に排気バ
ルブ(排気一方弁)80が設けられている。
【0043】ロッカーを収縮させるときは付勢手段 6に
抗して前枠体 1を背面盤 2に近接させると荷物収納室S
の空気はロッカーが気密に構成されているため、排気バ
ルブ80から排出されるが付勢手段 6によって前枠体 1と
背面盤 2が離反しようとするので荷物収納室Sは負圧が
かかり偏平状態が保持されるのである。また、ロッカー
を進展させるときは、排気バルブ80をゆるめロッカー内
に空気を充填すると、付勢手段 6によって前枠体 1と背
面盤 2は離反し荷物収納室Sが形成される。
【0044】次に、図21乃至図25をもちいて本発明
の第4実施例について説明する。この実施例において
は、前枠体 1と、背面盤 2と、前枠体 1と背面盤 2との
間に架設される底板 3と、可撓性を有し前枠体 1と背面
盤 2を連結する筒状体 4とからなり、背面盤 2を前枠体
1に比して小さくするとともに筒状体 4を前枠体 1から
背面盤 2に向かって暫時小さくなるようにテーパー状に
したものである。
【0045】前枠体 1は、上述した実施例と同様に、そ
の開口部10に把手13及び錠14が設けられた扉11がヒンジ
12によって開閉可能に取付けられている。また、前枠体
1の下部にキャスタ41が設けられ、側部には保持用フッ
ク45が設けられている。
【0046】背面盤 2は、前枠体 1に比して小さくかつ
相似形に形成され、第3実施例と同様に、下方に傾斜部
83を有するガイド溝81が側部内側に設けられている。
【0047】底板 3は、その形状を前方縁側の幅を広く
後方縁側の幅が狭い台形状に形成され、第3実施例と同
様に、前方縁側に軸61が設けられて前枠体 1の下方に枢
支され、後方縁側部にガイド部材84が設けられて背面盤
2のガイド溝81に係合される。ロッカーを進展させると
きは、底板 3は、後方縁が背面盤 2のガイド溝81に沿っ
て下降されて荷物が載置可能な状態となり、ロッカーを
収縮させるときは、収縮にともなって、後方縁のガイド
部材84は、最初に傾斜部83に沿って上昇し始め、さらに
収縮するとガイド溝81の垂直部82を上昇して回動され
る。
【0048】荷物室形成体 4としての筒状体40は、可撓
性を有し、前方から後方に向かって暫時小さくなるよう
なテーパー状に形成され、前方開口を前枠体 1に、後方
開口を背面盤 2にそれぞれ固着連結されている。また、
筒状体 4は、複数の補強部90がテーパーに合わせて所定
の間隔を置いて周回するように形成されている。この補
強部90は、筒状体40の形状に合わせて前方から後方に行
くに従って次第に小さくなるので、ロッカーを収縮させ
たときに互いに干渉しないようになっている。
【0049】なお、この実施例においては、ロッカーを
壁面等Wに固定しない移動自在な例で示しているが、こ
の場合、背面盤 2を前枠体 1に比べて小さく形成して背
面盤2を前枠体 1に収容するように重ね合わせるため、
背面盤 2に設けたキャスタ42の脚部92は前枠体 1に設け
たキャスタ41の脚部91より長くし、また、収縮時に背面
盤 2のキャスタ42の脚92が前枠体 1に干渉しないように
するため、前枠体 1の下部の背面盤 2のキャスタ脚部92
と対応した位置にスリット93を設けることが望ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0051】荷物が収納されていないときは、ロッカー
をコンパクトに収縮することができるので、スペースを
有効に利用することができ、邪魔にならず見栄えの良い
ものとすることができる。
【0052】前枠体と背面盤が互いに離反するように付
勢され、またキャスタが設けられているので、ロッカー
の伸展を容易に行うことができる。
【0053】荷物が収納されているときは、ロッカーが
伸展されているので、荷物の有無を一目で確認すること
ができる。
【0054】前枠体と背面盤を近接させロッカーを収縮
したときは、ロッカーを保持手段によって確実に偏平状
態に保持することができる。
【0055】ロッカーを気密に構成し、排気バルブを設
けた場合は前枠体と背面盤を近接させるだけで偏平状態
を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第1実施例のロッカーの筒状体
を取り除いた状態の斜視図である。
【図2】ロッカーを進展させた状態の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】ロッカーを収縮させた状態の平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】前枠体にキャスターを取りつけた状態を示す側
面図である。
【図7】前枠体と背面盤のそれぞれににキャスターを取
りつけ、ロッカーを移動自在にした状態を示す側面図で
ある。
【図8】本願発明に係る第1実施例のロッカーの変形し
た例を示す側面図である。
【図9】図8のロッカーを伸縮させる途中の状態を示す
側面図である。
【図10】図8のロッカーを完全に収縮さた状態を示す
側面図である。
【図11】本願発明に係る第2実施例のロッカーの側面
図である。
【図12】図11のロッカーを完全に収縮させた状態を
示す側面図である。
【図13】図11の拡大横断平面図である。
【図14】図12の拡大横断平面図である。
【図15】本願発明に係る第2実施例のロッカーの変形
した例を示す側面図である。
【図16】本願発明に係る第3実施例のロッカーの側面
図である。
【図17】図16のロッカーを完全に収縮させた状態を
示す側面図である。
【図18】図16の拡大横断平面図である。
【図19】図17の拡大横断平面図である。
【図20】図19の縦断側面図である。
【図21】本願発明に係る第4実施例のロッカーの側面
図である。
【図22】図21の正面図である。
【図23】図21のA−A線断面図である。
【図24】図21の横断平面図である。
【図25】図21のロッカーを完全に収縮させた状態を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 前枠体 2 背面盤 3 底板 4 荷物収納室形成体 5 偏平保持手段 6 付勢手段 S 収納スペース W 壁面 11 扉 14 錠 35,36,38 リンク機構 40 筒状体 41,42 キャスタ 80 排気バルブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面盤と、これに対向して位置する開閉
    自在な錠付扉を有する前枠体との間に折りたたみ自在な
    底板を架設するとともに、前記前枠体と前記背面盤の間
    に亘って両者が接近する方向に折りたたみ自在な荷物室
    形成体を連結して伸縮自在としたことを特徴とする荷受
    け用ロッカー。
  2. 【請求項2】 前枠体と背面盤、及び底板と背面盤の少
    なくともいずれかを、その周辺においてリンク機構によ
    って連結したことを特徴とする請求項1記載の荷受け用
    ロッカー。
  3. 【請求項3】 前枠体に、または前枠体と背面盤の底部
    にキャスタを設けたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の荷受け用ロッカー。
  4. 【請求項4】 前枠体と背面盤が互いに離反する方向に
    付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
    請求項3のうちいずれか1項に記載の荷受け用ロッカ
    ー。
  5. 【請求項5】 前枠体と背面盤を近接させて偏平状態に
    収縮しときに偏平状態を保持する保持手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に
    記載の荷受け用ロッカー。
  6. 【請求項6】 前枠体と背面盤を荷物室形成体によって
    気密に連結し、排気バルブを取り付けたことを特徴とす
    る請求項5記載の荷受け用ロッカー。
  7. 【請求項7】 前枠体と背面盤の一方に底板の一辺縁を
    枢支し、下方に傾斜部を有するガイドを他方に設け、底
    板の対抗辺に設けたガイドを係止したことを特徴とする
    請求項1〜請求項6のうちいずれか1項に記載の荷受け
    用ロッカー。
  8. 【請求項8】 開閉自在な錠付扉を有する前枠体と該前
    枠体に比して小さく形成された背面盤との間に進退自在
    な底板を架設するとともに、可撓性を有し前記前枠体か
    ら前記背面盤に向かって暫時小さくなるようにテーパー
    状の筒状体を連結したことを特徴とする請求項2〜請求
    項7のうちいずれか1項に記載の荷受け用ロッカー。
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