JPH06329129A - 液体の充填装置及び液体の充填方法 - Google Patents

液体の充填装置及び液体の充填方法

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JPH06329129A
JPH06329129A JP14150393A JP14150393A JPH06329129A JP H06329129 A JPH06329129 A JP H06329129A JP 14150393 A JP14150393 A JP 14150393A JP 14150393 A JP14150393 A JP 14150393A JP H06329129 A JPH06329129 A JP H06329129A
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liquid
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filling
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Masaaki Toma
正明 当麻
Akira Morizaki
昭 森崎
Masao Morikawa
正男 森川
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記(A)〜(C)を有する液体の充填装
置。 (A)途中にフィルターを有する液体供給ライン (B)液体供給ラインの末端に設置され、流量調節機能
を具備した二以上の液体供給口 (C)各液体供給口へ供給される液体の流量を調節する
機能を有し、かつフィルターを通過する液体の流量を一
定に維持する機能を有する流量制御システム 【効果】 充填すべき液体中の微小不純物をフィルター
により除去した後、液体を容器に充填する方法であっ
て、多数の容器に連続的に液体を効率よく充填すること
ができ、かつフィルターの機能を常時高効率状態に維持
できる液体の充填装置及び液体の充填方法を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体の充填装置及び液
体の充填方法に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、充填すべき液体中の微小粒子をフィルターにより
除去した後、液体を容器に充填する方法であって、多数
の容器に連続的に液体を効率よく充填することができ、
かつフィルターの機能を常時高効率状態に維持できる液
体の充填装置及び液体の充填方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】充填すべき液体中の微小粒子をフィルタ
ーにより除去した後、液体を容器に充填する方法は公知
である。ところが、多数の容器に液体を順次充填する場
合、容器の交換操作にともなって容器へ供給される液体
の流量を変化させて調整する必要があるが、このとき該
流量の調整操作に伴って液体中の微小粒子の濃度が増加
変動するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状の下、本発
明が解決しようとする課題は、充填すべき液体中の微小
粒子をフィルターにより除去した後、液体を容器に充填
する方法であって、多数の容器に連続的に液体を効率よ
く充填することができ、かつフィルターの機能を常時高
効率状態に維持できる液体の充填装置及び液体の充填方
法を提供する点に存する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微小粒子
の濃度が増加変動する原因についてまず検討した。その
結果、液体中の微小粒子を除去するためのフィルター
は、フィルターに捕獲された微小粒子によりフィルター
の目が橋架けされる、いわゆるブリジッング現象により
その捕獲効果が高く維持されること、及び充填すべき空
容器と充填済みの容器の切替え時にフィルターを通過す
る液体の流量が変動し、このときにフィルターのブリッ
ジが破壊され、ブリッジを形成していた微小粒子が液体
中に再飛散すると共に、ブリッジが破壊されたフィルタ
ーの除去効率が低下することを見出した。更に、本発明
者らは、以下に説明する本発明により、上記の問題が一
挙に解決できることを見出し、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明のうち、一の発明は、下
記(A)〜(C)を有する液体の充填装置にかかるもの
である。 (A)途中にフィルターを有する液体供給ライン (B)液体供給ラインの末端に設置され、流量調節機能
を具備した二以上の液体供給口 (C)各液体供給口へ供給される液体の流量を調節する
機能を有し、かつフィルターを通過する液体の流量を一
定に維持する機能を有する流量制御システム
【0006】また、本発明のうち、他の発明は、上記の
装置を用い、一又は二以上の液体供給口に運搬された容
器に所定量の液体を充填し、次に他の一又は二以上の液
体供給口に運搬された容器に所定量の液体を充填し、該
充填を順次繰返して実施するにあたり、フィルターを通
過する液体の流量を常時一定に維持する液体の充填方法
に係るものである。
【0007】以下詳細に説明する。本発明の充填装置
は、(A)途中にフィルターを有する液体供給ラインを
有するものである。このフィルターを液体が通過する際
に、液体中の微小粒子が捕獲除去される。フィルターと
しては、たとえば耐薬品性を有するテフロン製フィルタ
ー、ポリエチレン製フィルター、ポリプロピレン製フィ
ルターなどをあげることができる。
【0008】本発明の充填装置は、(B)液体供給ライ
ンの末端に設置され、流量調節機能を具備した二以上の
液体供給口を有するものである。すなわち、(A)の液
体供給ラインはその末端に二以上の枝管に分岐され、各
分岐が全閉操作を含む流量調節機能を具備するものなの
である。流量調節機能を具備させる方法としては、通常
の方法を用いればよく、たとえばダイヤフラム式の流量
調節弁又はシリンダー式の流量調節弁などを用いる方法
をあげることができる。調節弁の接液部分は、ステンレ
ススチール製又はテフロン製であることが好ましい。な
お、各液体供給口には、空容器を該供給口の下部に搬入
し、また充填済みの容器を該供給口の下部から搬出する
自動運搬装置を設置することが好ましい。
【0009】本発明の充填装置は、(C)各液体供給口
へ供給される液体の流量を調節する機能を有し、かつフ
ィルターを通過する液体の流量を一定に維持する機能を
有する流量制御システムを有するものである。ここで、
流量制御システムとしては、たとえば上記(B)の流量
調節弁の開度を該弁を通過した液体量で調節する機能を
有するシステム、(B)の流量調節弁の開度を充填容器
に充填された液量に応じて調節するシステムなどをあげ
ることができる。
【0010】本発明においては、(B)の流量調節弁の
開度の調節を行っている間も、(A)のフィルターを通
過する液体の流量を一定に保つ必要がある。すなわち、
複数の流量調節弁において、ある流量調節弁の開度が増
加しつつある場合は、他の一以上の流量調節弁の開度を
減少させ、よって(A)のフィルターを通過する液体の
流量を一定に保つのである。このためには、(B)の各
流量調節弁の開度を検出する検出手段と該検出信号を用
いて演算し、(A)のフィルターを通過する液体の流量
を一定に保つ制御システムを用いればよ。かかる目的に
合致するシステムとしては、通常の方法により設計・作
製したものでもよく、市販のシステムを適用してもよ
い。
【0011】本発明の充填装置は、上記により明らかな
とおり、一又は二以上の液体供給口に運搬された容器に
所定量の液体を充填し、次に他の一又は二以上の液体供
給口に運搬された容器に所定量の液体を充填し、該充填
を順次繰返して実施するにあたり、フィルターを通過す
る液体の流量を常時一定に維持する液体の充填方法に使
用される。
【0012】そして、本発明によると、多数の容器に連
続的に液体を効率よく充填することができ、かつフィル
ターの機能を常時高効率状態に維持できるのである。
【0013】
【実施例】
実施例1 途中にフィルター(テフロン製、目開き0.05μm)
を有する液体供給ライン、該供給ラインの末端に設置さ
れ、流量調節機能(ダイヤフラム式の流量調節弁)を具
備した二個の液体供給口、及び各液体供給口へ供給され
る液体の流量を調節する機能を有し、かつフィルターを
通過する液体の流量を一定に維持する機能を有する流量
制御システム(各流量調節弁の開度を検出し、該開度を
用いて演算し、フィルターを通過する液体の流量を一定
に保つ流量制御システム)を有する装置を用意した。な
お、各液体供給口には、液体中の粒子濃度を測定できる
粒子計を設置した。上記の装置に微細粒子を含有する液
体を供給し、粒子計により液体中の粒子濃度(粒径0.
1μm以上のもの)の変化を観測した。なお、上記の流
量制御システムにより、フィルター部を通過する液流量
を一定に制御した。結果を図1に示した。結果より、供
給口の液体中の粒子濃度は、常時低い水準に維持されて
いることがわかる。
【0014】比較例1 実施例1の流量制御システムを用いることなく、フイル
ター部を通過する液流量を変動させたこと以外は実施例
1と同様に行った。結果を図2に示した。結果より、供
給口の液体中の粒子濃度は、フィルター部を通過する液
流量の変動に応じて、極めて高い水準に達していること
がわかる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、充
填すべき液体中の微小不純物をフィルターにより除去し
た後、液体を容器に充填する方法であって、多数の容器
に連続的に液体を効率よく充填することができ、かつフ
ィルターの機能を常時高効率状態に維持できる液体の充
填装置及び液体の充填方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1の結果を示すチャート図であ
る。
【図2】図2は、比較例1の結果を示すチャート図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)〜(C)を有する液体の充填
    装置。 (A)途中にフィルターを有する液体供給ライン (B)液体供給ラインの末端に設置され、流量調節機能
    を具備した二以上の液体供給口 (C)各液体供給口へ供給される液体の流量を調節する
    機能を有し、かつフィルターを通過する液体の流量を一
    定に維持する機能を有する流量制御システム
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置を用い、一又は二以
    上の液体供給口に運搬された容器に所定量の液体を充填
    し、次に他の一又は二以上の液体供給口に運搬された容
    器に所定量の液体を充填し、該充填を順次繰返して実施
    するにあたり、フィルターを通過する液体の流量を常時
    一定に維持する液体の充填方法。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58136449U (ja) * 1982-03-11 1983-09-13 岸本産業株式会社 密封容器
JPS5993691A (ja) * 1982-11-19 1984-05-30 三菱重工業株式会社 液処理装置
JPH02219702A (ja) * 1989-02-09 1990-09-03 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 定量充填装置
JPH02123882U (ja) * 1989-03-22 1990-10-11

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