JPH06329036A - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

車両の後輪操舵装置

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JPH06329036A
JPH06329036A JP14136393A JP14136393A JPH06329036A JP H06329036 A JPH06329036 A JP H06329036A JP 14136393 A JP14136393 A JP 14136393A JP 14136393 A JP14136393 A JP 14136393A JP H06329036 A JPH06329036 A JP H06329036A
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JP
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motor
steering angle
value
phase
wheel steering
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Application number
JP14136393A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Ota
文昭 太田
Takehiko Fushimi
武彦 伏見
Takeshi Hatano
武 羽田野
Hisayasu Mase
久康 間瀬
Shigemitsu Hamashima
茂充 浜島
Tadaichi Matsumoto
只一 松本
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の後輪操舵装置において、制御手段に対
する電源の低下に際し、簡単な構成で、適切に発電制動
を行ない得るようにする。 【構成】 後輪Wに連結した操舵機構SMを、複数の相
の巻線を有する電動モータMによって駆動制御する装置
であって、巻線の各々の相のハイサイド側及びローサイ
ド側に設けたスイッチング素子HSW,LSWに対し並
列にコンデンサC1を設け、制御手段M2によって相切
換手段M1を制御し、スイッチング素子の各々に対し相
切換信号を出力してスイッチング素子の各々を駆動制御
する。そして、制御手段に対する電源を監視する電源監
視手段M3によって電源の低下が検出されたときには、
コンデンサC1を電源として発電制動制御手段M4によ
りスイッチング素子LSWを駆動し、巻線の各々の相の
ローサイド側を短絡して電動モータMによる発電制動を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の後輪に連結した操
舵機構を電動モータによって駆動制御する車両の後輪操
舵装置に関し、特に発電制動制御手段を備えた装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の前輪操舵に加え、後輪
を電動モータによって操舵可能とし、車両の操舵性能を
向上させる後輪操舵装置が知られている。この装置によ
って後輪操舵制御中に、例えば制御手段に対する電源系
統が断線すると、電動モータが制御不能となるので車両
挙動が不安定となる。このような場合には、後輪を中立
位置に復帰させるように制御することが望ましいが、急
激な復帰作動は却って新たな問題を惹起することとな
る。このため、電源系統の故障時に後輪が急激に中立位
置に復帰することを防止し、発電制動によって緩やかに
中立位置に復帰させるようにした装置が提案されてい
る。例えば実開平1−172966号公報には、通常の
制御が中止された時にHブリッジ回路を短絡させ、Hブ
リッジ回路に接続されたモータに発電制動をかけて2輪
操舵に復帰させる電気式4輪操舵装置において、Hブリ
ッジ回路を構成するパワートランジスタを駆動するパワ
ートランジスタ駆動段の電源線を二重化した4輪操舵装
置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報においては、
上述の構成とすることにより、1系統のヒューズが溶断
しても別の1系統のヒューズが生きているので、後輪が
急激に中央位置へ復帰されることがないとしている。然
し乍ら、上記公報に記載の装置においては、電源系統は
比較的長い配線となるので配線の複雑化を招くことにな
る。
【0004】そこで、本発明は、車両の後輪操舵装置に
おいて、制御手段に対する電源の低下に際し、簡単な構
成で、適切に発電制動を行ない得るようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、図19に構成の概要を示すよう
に、後輪Wに連結した操舵機構SMを、複数の相の巻線
を有する電動モータMによって駆動制御する装置であっ
て、巻線の各々の相のハイサイド側及びローサイド側に
設けたスイッチング素子HSW,LSWと、これらのス
イッチング素子HSW,LSWに対し並列に設けたコン
デンサC1と、スイッチング素子HSW,LSWの各々
に対し相切換信号を出力する相切換手段M1と、この相
切換信号に応じてスイッチング素子HSW,LSWの各
々を駆動制御するように相切換手段M1を制御する制御
手段M2と、この制御手段M2に対する電源を監視する
電源監視手段M3と、この電源監視手段M3によって制
御手段M2に対する電源の低下が検出されたときに、コ
ンデンサC1を電源としてスイッチング素子HSW,L
SWのうち巻線の各々の相のローサイド側に設けたスイ
ッチング素子LSWを駆動し、巻線の各々の相のローサ
イド側を短絡して電動モータMによる発電制動を行なう
発電制動制御手段M4とを備えることとしたものであ
る。
【0006】
【作用】上記の構成になる車両の後輪操舵装置において
は、操舵機構MSは電動モータMによって駆動制御され
る。巻線の各々の相のハイサイド側及びローサイド側に
設けられたスイッチング素子の各々に対し相切換手段M
1から相切換信号が出力され、これらの相切換信号に応
じてスイッチング素子HSW,LSWの各々が駆動制御
される。この間、スイッチング素子HSW,LSWに対
し並列に設けられたコンデンサC1が充電される。一
方、電源監視手段M3によって制御手段M2に対する電
源の低下が検出されたとき(例えば、印加電圧が所定値
以下となったとき)には、コンデンサC1を電源として
ローサイド側のスイッチング素子LSWが駆動され、こ
れにより巻線の各々の相のローサイド側が短絡されて電
動モータMによる発電制動が行なわれる。而して、後輪
Wは緩やかに中立位置に復帰する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る車両の後輪操
舵装置について図面を参照しながら説明する。図1は後
輪操舵装置を搭載した車両の構成を示すもので、前輪1
3,14は前輪操舵機構10によりステアリングホイー
ル19の回動操作に応じて操舵される。前輪操舵機構1
0には、そのラックの移動量を検出する第1前輪舵角セ
ンサ17が設けられると共に、ステアリングホイール1
9が取り付けられた操舵軸に、第2前輪舵角センサ20
が設けられており、これらのセンサにより前輪の操舵量
が検出される。第1前輪舵角センサ17としては、例え
ばポテンショメータ等のリニアセンサが用いられ、第2
前輪舵角センサ20としては、回転時にパルスを発する
ロータリエンコーダ等のステアリングセンサが用いられ
ている。
【0008】後輪15,16には後輪操舵機構11が接
続されており、モータ12の回転に応じて操舵される。
モータ12の端部には、モータ12の回転角度を検出す
る磁極センサ18が設けられている。また、後輪操舵軸
たるラック軸25に後輪舵角センサ21が設けられてお
り、これにより後輪15,16の実際の舵角が検出され
る。この後輪舵角センサ21は後輪操舵機構11に内蔵
することとしてもよい。更に、車両の速度を検出する2
系統の第1車速センサ22、第2車速センサ23、及び
車両のヨーレートを測定するヨーレートセンサ24が設
けられている。上記モータ12は電子制御装置9からの
信号によって制御されるように構成されている。即ち、
電子制御装置9には、第1前輪舵角センサ17、第2前
輪舵角センサ20、磁極センサ18、後輪舵角センサ2
1、第1車速センサ22及び第2車速センサ23、並び
にヨーレートセンサ24の各センサ出力が供給され、こ
れらの出力に応じてモータ12の回転量が設定され、モ
ータ12に制御信号が供給される。
【0009】本実施例の後輪舵角センサ21は図2に示
すように後輪操舵機構11内に内蔵されている。後輪操
舵機構11のハウジング38にはカバー36が固定され
ており、このカバー36上に、磁極センサ18、モータ
12のモータハウジング40及び後輪舵角センサ21が
一体に設けられている。図2の後輪操舵機構11の背面
からみた部分断面図である図3に明らかなように、ラッ
ク軸25が車両の進行方向に対して直角に設けられてお
り、ラック軸25の両端部はボールジョイント53を介
して後輪のナックルアームに接続されている。ラック軸
25の両端部はブーツ28によって保護されている。ハ
ウジング38の図示右端にはチューブ39が嵌着されて
いる。異なる長さのラック軸25を設ける場合には、チ
ューブ39を交換することにより、ハウジング38を変
更することなく対応することができる。ラック軸25に
はラック26が形成されており、このラック26は、車
両の前後方向に延びるピニオン27と噛合する。そし
て、ラックガイド31がラック26方向に付勢された状
態で、ラックガイドカバー32がハウジング38に固定
され、これによりラック26がピニオン27側に押圧さ
れている。尚、ピニオン27は図4に示すようにギヤ2
9に焼きばめ(圧入)により固定され、ピン37により
相対回転が阻止される。
【0010】図4に示すように、後輪舵角センサ21は
ポテンショメータを内蔵し、ギヤ29の面と平行に設け
られている。軸54には、レバー33を介してピン34
が設けられ、このピン34は、ギヤ29に形成された孔
35に嵌合されている。これにより、ギヤ29が回転す
ると軸54も回転し、この軸54の回転角度が後輪舵角
センサ21によって検出される。一方、軸54の回転角
度即ちギヤ29の回転量はラック軸25の横移動量に比
例する。而して、後輪舵角センサ21により後輪の舵角
量が検出されることとなる。
【0011】図3に示すように、モータ12のモータ軸
41の先端にピニオン30が設けられており、このピニ
オン30にギヤ29が噛合し、ハイポイドギヤを構成し
ている。このハイポイドギヤは、モータ12のモータ軸
41の回転をギヤ29の回転として伝えるが、ラック軸
25(図4)側からギヤ29に回転力が加えられたとき
には、モータ12のモータ軸41が回転しないように逆
効率零になるように設定されている。また、ピニオン3
0とギヤ29は、減速比を大きくとるようにHRH(ハ
イレシオハイポイド)ギヤを構成している。ギヤ比は、
モータ12の極数や、操舵角の分解能等により定められ
るため車両によって異なるが、本実施例では67対1に
設定されている。
【0012】図5に示すように、モータ12のモータ軸
41はモータハウジング40内に回動可能に支持されて
いる。モータ軸41の回りには4極の磁石42が固定さ
れている。また、モータハウジング40には、磁石42
に対向してコア43が固定されており、コア43にはモ
ータ巻線44が巻回されている。図5のA−A断面を示
す図6に明らかなように、コア43には中心方向に延出
する12本の突起43aが形成されており、モータ巻線
44はこの突起43aに巻回される。モータ巻線44の
結線は、磁極センサ18側からモータ巻線44を見た図
7に示すように、巻線44aと44d,44bと44
e,44cと44fの一端はそれぞれ端子U,V,Wに
接続されている。巻線44a,44b,44c,巻線4
4d,44e,44fの他端は電気的に接続されてい
る。モータ巻線44はそれぞれの系統ごとにターミナル
45を介してワイヤーハーネス46に接続されている。
【0013】モータハウジング40の一端は開口端とな
っており、ここに磁極センサ18が取付けられる。磁極
センサ18の基板49は、ホルダ47(図9に示す)に
よって、モータハウジング40の開口端に固定され、こ
の開口端にカバー48が設けられる。一方、モータ12
のモータ軸41の端部にはロータ52が固定されてお
り、このロータ52には磁石51が設けられている。磁
石51は、図8に示すように、4極の円板状に形成され
ている。基板49には、図9に示すように、3個のホー
ルIC50が、それぞれ60度ずつずれて配置されてい
る。これら3個のホールIC50の出力は、後述の電子
制御装置9において、磁極センサ信号HA,HB,HC
として使用される。
【0014】即ち、モータ軸41が回転すると、図10
に「磁石51回転状態」として示すように、ホールIC
(図示HA,HB,HC)に対して相対的に磁石51が
回転し、磁極センサ18の三つの出力である磁極センサ
信号HA,HB,HCが図示のようにハイレベル(H)
とローレベル(L)間で変化する。図10はモータ12
が時計回り(CW)に回転している状態を示す。モータ
12が反時計回り(CCW)に回転するときには図示右
から左へ向かう方向に磁極センサ18の磁極センサ信号
HA,HB,HCが切り換わる。而して、この磁極セン
サ信号HA,HB,HCの切り換わりに同期してモータ
巻線44の巻線電流を切換えればモータ12が回転す
る。尚、図10に示したモータ12の回転時の巻線電流
の方向については後述する。
【0015】図11は電子制御装置9の構成を示すもの
で、電子制御装置9には車載のバッテリ59が接続され
ている。即ち、バッテリ59が、ヒューズ及び電源端子
PIGAを介してモータドライバ5に接続されると共
に、ヒューズ、イグニッションスイッチIGSW及び電
源端子IGAを介してモータドライバ5及び定電圧レギ
ュレータ55に接続されている。この定電圧レギュレー
タ55から定電圧Vcc1が出力される。
【0016】電子制御装置9は、制御手段であるマイク
ロプロセッサ1を有し、このマイクロプロセッサ1は定
電圧Vcc1により作動する。前述の第1前輪舵角セン
サ17、第2前輪舵角センサ20、第1車速センサ2
2、第2車速センサ23、ヨーレートセンサ24、磁極
センサ18及び後輪舵角センサ21の出力が、インター
フェース57を介してマイクロプロセッサ1に入力され
る。ここでは、第1前輪舵角センサ17の出力をθf
1、第2前輪舵角センサ20の出力をθf2、第1車速
センサ22の出力をV1、第2車速センサ23の出力を
V2、ヨーレートセンサ24の出力をγ、磁極センサ1
8の三つの出力信号をHA,HB,HC、そして後輪舵
角センサ21の出力をθrとしている。
【0017】尚、電子制御装置9に接続されるモータ
は、前述の機構では12で表したが、図11以後の回路
図においてはモータをMで表わす。モータMの各相の端
子U,V,Wは電子制御装置9のモータドライバ5に接
続されている。モータドライバ5に対しては電源端子P
IGA及びIGAから電力が供給される。そして、モー
タドライバ5には、マイクロプロセッサ1から出力され
た信号である相切換信号群L1(L1は相切換信号LA
11,LB11,LC11,LA21,LB21,LC
21からなる信号群)及びパルス幅変調(Pulse Width
Modulation)信号PWM1が入力される。
【0018】モータドライバ5は図12に示すように構
成されており、上述の相切換信号群L1及びパルス幅変
調信号PWM1により制御される。ハイサイド側を制御
するための相切換信号LA11,LB11,LC11は
異常電流制限回路88を介してゲート駆動回路G11に
入力される。通常は、これらの入力信号が異常電流制限
回路88を介してそのまま出力側から出力される。ゲー
ト駆動回路G11はパワーMOSFETのトランジスタ
TA11,TB11,TC11をオン−オフ駆動する回
路である。また、ゲート駆動回路G11は昇圧も行な
い、トランジスタTA11,TB11,TC11のゲー
トに昇圧した電圧を与えると共に、昇圧電圧を昇圧電圧
値RV1として出力する。トランジスタTA11,TB
11,TC11は、電源端子PIGAからパターンヒュ
ーズPH、チョークコイルTC及び抵抗Rsを介して得
られる高電圧が、それぞれモータMの三相の各端子U,
V,Wに供給されるように接続されている。尚、トラン
ジスタTA11,TB11,TC11,TA21,TB
21,TC21のゲートとソース間には、ツェナーダイ
オードが挿入されており、パワーMOSFETの保護に
供されている。即ち、電源電圧が何らかの原因で20V
を越えると、パワーMOSFETのゲート−ソース間電
圧が20Vを越え、パワーMOSFETが破壊されるの
で、これを防ぐためにツェナーダイオードが配設されて
いる。更に、MOSFETのトランジスタTA11,T
A21、トランジスタTB11,TB21並びにトラン
ジスタTC11,TC21に対して並列に、これらMO
SFET駆動時に低インピーダンスとするためのコンデ
ンサC1(例えば3000μF)が設けられている。
【0019】一方、ローサイド側を制御するための相切
換信号LA21,LB21,LC21は、パルス幅変調
信号合成回路89及び異常電流制限回路88を介してゲ
ート駆動回路G21に接続されている。パルス幅変調信
号合成回路89は相切換信号LA21,LB21,LC
21をそれぞれパルス幅変調信号PWM1と合成する回
路である。ゲート駆動回路G21はMOSFETのトラ
ンジスタTA21,TB21,TC21をオン−オフ駆
動する回路であり、これらのトランジスタTA21,T
B21,TC21は、モータMの三相の各端子U,V,
Wとバッテリ59のグランド間が接続されるように配置
されている。トランジスタTA11,TB11,TC1
1,TA21,TB21,TC21の各々には保護用の
ダイオードD3乃至D8が接続されている。トランジス
タTA11,TB11,TC11に供給される電圧は、
同時に電圧PIGM1として出力される。
【0020】この電圧PIGM1と、ゲート駆動回路G
11の昇圧電圧値RV1との差が2V程度に下がると、
MOSFETのトランジスタTA11,TB11,TC
11,TA21,TB21,TC21のオン抵抗が増
え、異常発熱をおこす場合がある。従って、電圧PIG
M1と昇圧電圧値RV1との差が所定値以下となった場
合には全トランジスタTA11,TB11,TC11,
TA21,TB21,TC21をオフさせるようにする
とよい。尚、トランジスタTA21,TB21,TC2
1のソースには大電流が流れるので、マイクロプロセッ
サ1等の弱電回路部のグランドは、これらのグランドと
は別系統の配線とすることが望ましい。
【0021】一方、前述のようにマイクロプロセッサ1
に対しては電源端子IGA及び定電圧レギュレータ55
を介して電力が供給されるが、ゲート駆動回路G11,
G21の電源も電源端子IGAを介して供給される。図
12にVMで表したものは電圧モニタ回路で、この電源
端子IGAからの電圧を監視し所定値(例えば5V)以
下となったときにはモータブレーキ制御回路BR1に対
し制動開始信号を出力するように構成されている。モー
タブレーキ制御回路BR1は抵抗Rsを介してコンデン
サC1に接続されると共に、ゲート駆動回路G21に接
続されている。そして、常時はゲート駆動回路G21の
作動に影響を与えることはないが、電源端子IGAの電
圧が所定値以下となり電圧モニタ回路VMから制動開始
信号が供給されると、ゲート駆動回路G21に対しMO
SFETのトランジスタTA21,TB21,TC21
の全てをオンとする信号が出力されるように構成されて
いる。従って、後者の場合にはモータMの巻線の各端子
U,V,Wが共にグランドとなる。
【0022】抵抗Rsの両端には電流検出回路86が接
続されており、抵抗Rsに流れる電流値が検出される。
電流検出回路86は、抵抗Rsに流れる電流値が18A
以上のとき過電流と判定し、出力信号MOC1として過
電流信号を出力すると共に、パルス幅変調信号合成回路
89に過電流信号を与え、ローサイド側で制限をかけ
る。また、電流検出回路86は抵抗Rsに流れる電流値
が25A以上のとき異常電流と判定し、出力信号MS1
として異常電流信号を出力する。異常電流が発生した場
合には、異常電流制限回路88に異常電流信号を与え、
ハイサイド及びローサイド側で制限をかける。この場
合、全てのトランジスタTA11,TB11,TC1
1,TA21,TB21,TC21を異常電流検出時か
ら一定時間オフさせてやればよい。この一定時間は、予
想される最大電流に対してFETの安全動作領域内とな
るように設定するとよい。電流検出回路86にて検出さ
れた電流値はピークホールド回路101に与えられ、ピ
ークホールド回路101から電流値のピーク値がピーク
信号MI1として出力される。このピークホールド回路
101はリセット信号DR1が切り替わるタイミングで
リセットされる。
【0023】次に、図10を参照してモータMの回転動
作について説明する。磁極センサ信号HA,HB,HC
の状態に応じて、相切換信号のパターンを表1のように
設定することによりモータMが回転する。時計方向の回
転(CW)は右切り、反時計方向の回転(CCW)は左
切りに設定してある。先ず、表1における右回転の順1
のように、磁極センサ信号が(HA,HB,HC)=
(H,L,H)の場合には、相切換信号は(LA11,
LB11,LC11,LA21,LB21,LC21)
=(H,L,L,L,H,L)として出力される。この
状態は図10の図示Aの範囲の状態に対応し、三つのホ
ールICに対する磁石51の相対的回転位置関係から明
らかなように、磁極センサ信号HA及びHCがハイレベ
ル(H)となっている。巻線電流の方向はU相からV相
となり、モータMの回転に伴い磁石51は図示時計方向
に回転する。磁石51が30度程回転すると、磁極セン
サ信号HAがハイレベルからローレベルに切り換わる。
これに応じ、相切換信号が(LA11,LB11,LC
11,LA21,LB21,LC21)=(L,L,
H,L,H,L)に切換えられ、モータMは更に30度
回転し、磁極センサ信号HBがハイレベルとなる。この
ようにして、図10の左方の状態から右方の状態に進
み、モータMが連続して回転することとなる。而して、
モータMに対し時計方向の回転(CW)又は反時計方向
の回転(CCW)を与えるには、表1の上段又は下段の
順に従って相切換信号のパターンを切換えればよい。
【表1】
【0024】マイクロプロセッサ1は、図13に示すよ
うに、目標舵角演算部60、モータサーボ制御部61、
相切換制御部62、磁極センサ異常判定部63、オープ
ン制御部64及びスイッチSW1を有する。目標舵角演
算部60はヨーレート値γ、車速V及びステアリング角
θsから目標舵角値AGLAを求める。図13には示し
ていないが、車速Vは第1及び第2車速センサ22,2
3の出力値V1,V2に基づいて演算される。このと
き、二つの車速値の平均を車速Vとしてもよいし、二つ
の車速値の内最大値を車速Vとしてもよい。このように
車速を2系統で検出することにより、車速センサの異常
を検出することができる。また、図13には示していな
いが、前輪舵角θsは第1及び第2前輪舵角センサ1
7,20の出力値θf1,θf2に基づいて演算され
る。この場合において、通常は第1前輪舵角センサ17
としてポテンショメータが用いられるが、ポテンショメ
ータは精度が荒い。一方、第2前輪舵角センサ20とし
てロータリエンコーダを用いると、舵角量を精度よく検
出できるものの、初期舵角量を検出することができな
い。そこで、第1前輪舵角センサ17で第2前輪舵角セ
ンサ20の出力の絶対値を求めることとし、絶対値を求
めた後は第2前輪舵角センサ20の出力をステアリング
角θsとしている。
【0025】図14はモータサーボ制御部61の制御ブ
ロック図を示すもので、微分部90において目標舵角値
AGLAが微分されて微分値SAGLAが求められ、微
分ゲイン設定部91にて目標舵角値の微分値SAGLA
の絶対値に基づき微分ゲインYTDIFGAINが求め
られる。微分値SAGLAの絶対値が4(deg/se
c)以下の場合には微分ゲインは0に、微分値SAGL
Aの絶対値が12(deg/sec)以上の場合には微
分ゲインは4に設定され、微分値SAGLAの絶対値が
4乃至12(deg/sec)の場合には微分ゲインは
0乃至4の値になる。
【0026】一方、モータMの回転角度θmが磁極セン
サ18の出力に基づいて演算される。図14には示して
いないが、モータMの回転角度θmは磁極センサ18の
出力値HA,HB,HC及び後輪舵角センサ21の出力
値θrに基づいて求められる。通常は、後輪舵角センサ
21としてポテンショメータが用いられるが、ポテンシ
ョメータは精度が荒く、磁極センサ18は舵角量を精度
よく検出できるが、初期舵角量を検出することができな
い。そこで、後輪舵角センサ21で磁極センサ18の絶
対値を求め、絶対値を求めた後は磁極センサ18の出力
変化からモータMの回転角度θmを求めることとしてい
る。回転角度θmはバッファ100を介して実舵角値R
AGLとして減算部92に供給される。尚、本実施例に
おいては、電動モータの回転センサとして、磁極センサ
18を使用しているが、発光ダイオードを利用した光パ
ルス式のセンサ等のエンコーダを用いることとしてもよ
い。
【0027】減算部92においては目標舵角値AGLA
から実舵角値RAGLが減算され、舵角偏差ΔAGLが
求められる。この舵角偏差ΔAGLは偏差舵角不感帯付
与部93を介して処理される。偏差舵角不感帯付与部9
3は、舵角偏差ΔAGLの絶対値が所定値E2PMAX
以下の場合に舵角偏差値ETH2を0として処理するも
のであり、舵角偏差ΔAGLの値が小さいときには制御
を停止させるものである。得られた舵角偏差値ETH2
は比例部96及び微分部94に送られる。比例部96で
は舵角偏差値ETH2を所定の比例ゲインだけ積算し、
比例項PAGLAを得る。また、微分部94では舵角偏
差値ETH2を微分し、舵角偏差微分値SETH2を得
る。この舵角偏差微分値SETH2と前述の微分ゲイン
YTDIFGAINとが積算部95にて積算され、微分
項DAGLAが得られる。そして、比例項PAGLAと
微分項DAGLAが加算部97にて加算され、舵角値H
PIDが得られる。
【0028】舵角値HPIDは偏差舵角リミッタ98に
より舵角制限がかけられる。偏差舵角リミッタ98は、
舵角値HPIDに比例して制御量ANGを設定すると共
に、制御量ANGが1.5deg以上または−1.5d
eg以下にならないように設定するものである。制御量
ANGはパルス幅変調変換部99にてパルス幅変調信号
に変換され、モータドライバ5に供給される。モータド
ライバ5はパルス幅変調信号に応じてモータMを回転さ
せるもので、これによりモータMがサーボ制御される。
また、舵角偏差はPD制御される。この内、微分項の微
分ゲインは目標舵角値の微分値に応じて変更される。微
分ゲインは目標舵角値の微分値が小さいときには0とな
り、この場合の制御は比例項のみによって行なわれる。
尚、上記PD制御に積分項を追加することとしてもよ
い。また、モータMの回転角度θmは電源電圧の変動に
よっても変化するので、バッテリ電圧を測定し、バッテ
リ電圧に応じて制御量ANGを補正するようにしてもよ
い。
【0029】図15に示すように、マイクロプロセッサ
1の割込み端子と通常入力端子が磁極センサ信号HA,
HB,HCの入力用に供されている。磁極センサ信号H
A,HBはイクスクルーシブOR回路EXOR1に入力
し、磁極センサ信号HCとイクスクルーシブOR回路E
XOR1の出力信号はイクスクルーシブOR回路EXO
R2に入力するように接続されている。而して、磁極セ
ンサ信号HA,HB,HCの内の何れか一つに変化があ
ると、イクスクルーシブOR回路EXOR2の出力が変
化する。
【0030】上述のように磁極センサ信号HA,HB,
HCの内の何れか一つに変化があると、図13の磁極セ
ンサ異常判定部63において、図16に示す磁極センサ
信号エッジ割り込みルーチンが実行される。ここでは、
割り込みがある度に、モータMの回転数が演算された
後、磁極センサ信号の状態が判別され、今回値として記
憶される。即ち、先ず、ステップ201において、これ
まで記憶されていた今回値が前回値として更新され、ス
テップ202にて、磁極センサ信号HA,HB,HCの
入力端子の状態が読み込まれ、今回値として記憶され
る。次に、ステップ203にて、表2に示すマップから
前回予測値が読みだされる。後述するように、磁極セン
サ18は磁極センサ信号HA,HB,HCのうち何れか
一つが順に変化するよう構成されている。従って、前回
値と今回値に対して、磁極センサ信号HA,HB,HC
のうちの何れか一つの極性が変化したものになるはずで
ある。
【表2】
【0031】表2のマップの前回予測値には今回値に対
してありうる状態の全てが記憶されている。具体的に
は、今回値が(HA,HB,HC)=(L,L,H)で
あったとき、前回予測値は(H,L,H)または(L,
H,H)となる。図16のステップ204ではこの前回
予測値と実際の前回値とが比較される。磁極センサ18
が正常に機能しておれば、前回予測値と前回値は一致す
るはずである。従って、前回予測値と前回値が一致して
おれば、ステップ205で磁極センサ異常フラグFab
nがクリア(0)される。前回予測値と前回値が一致し
ていなければ、ステップ206にて磁極センサ異常フラ
グFabnがセット(1)され、この磁極センサ信号エ
ッジ割り込みルーチンが終了する。而して、以後の処理
においては、磁極センサ異常フラグFabnが1となっ
ていれば、磁極センサ18に異常有と判定され、磁極セ
ンサ異常フラグFabnがクリアされておれば、以下に
説明する図17のルーチンに従って相切換信号パターン
が設定される。
【0032】図13の相切換制御部62においては、図
17に示すように処理される。先ず、ステップ210に
おいて上記磁極センサ異常フラグFabnが0か否かが
判定され、これがセットされておれば(1であれば)以
下の処理は行なわれない。即ち、磁極センサ18に異常
が検出されたときには、相切換制御ルーチンは実行され
ない。磁極センサ異常フラグFabnがセットされてい
ない場合には、ステップ211に進み前述の磁極センサ
信号のエッジ割り込みがあったか否かが判定される。割
り込みがあった場合には、ステップ212乃至214に
て、時計方向の回転をすべきであれば方向フラグDIに
値CWがセットされ、反時計方向の回転をすべきであれ
ば方向フラグDIに値CCWがセットされる。回転方向
は前述の舵角値HPIDが正か負かで判断可能であり、
HPID>0であれば方向フラグDI=CCWとされ、
HPID<0であれば方向フラグDI=CWとされる。
【0033】次に、ステップ215にて、下記の表3の
マップに基づき相切換信号パターンがセットされる。相
切換信号は6ビット信号であり、各ビットはハイレベル
「H」又はローレベル「L」を取り、下記の表4のよう
に定められている。ステップ215では、今まで出力し
ていた相切換信号パターンと方向フラグDIの状態に基
づき次回の相切換信号パターンが設定される。例えば、
現状値が(LA11,LB11,LC11,LA21,
LB21,LC21)=(H,L,L,L,H,L)で
あって、DI=CW(時計方向の回転)であれば、次回
値として(H,L,L,L,L,H)が設定される。設
定された相切換信号パターンはマイクロプロセッサ1に
おいては相切換信号群L1として演算される。制御サイ
クルが早い場合には、この相切換制御のルーチンを前述
の磁極センサ信号エッジ割り込みルーチン内で行なうと
よい。尚、方向フラグ設定時に舵角値HPIDがゼロと
なった場合には、相切換はストップモードとされ、(L
A11,LB11,LC11,LA21,LB21,L
C21)=(L,L,L,L,L,L)とされる。
【表3】
【表4】
【0034】図13のオープン制御部64においては、
図19に示すように処理される。先ず、ステップ220
において、前述の磁極センサ異常フラグFabnが1か
否かが判定され、0となっていれば以下の処理は行なわ
れない。即ち、磁極センサ18が正常であるときにはオ
ープン制御ルーチンは実行されない。従って、図13の
磁極センサ異常判定部63の判定結果に応じスイッチS
W1が切換えられ、正常時には相切換制御部62が機能
し上述の相切換制御ルーチンが実行され、異常時にはオ
ープン制御部64側に切換られオープン制御ルーチンが
実行される。このオープン制御ルーチンにおいては、オ
ープン制御実行中フラグFop及びタイマTが使用され
る。タイマTに所定時間がセットされると、その後タイ
マTは次第にデクリメントされ、所定時間後に0とな
る。オープン制御実行中フラグFopは初期状態で0と
されている。
【0035】ステップ221では、オープン制御実行中
フラグFopの状態が判定され、オープン制御実行中フ
ラグFopが0であると、次にステップ222にて、タ
イマTが所定時間(例えば1秒)にセットされる。そし
て、タイマTが0以下になるまでの間、ステップ224
にて、相切換信号パターンにモータブレーキパターンが
セットされる。モータブレーキパターンは、(LA1
1,LB11,LC11,LA21,LB21,LC2
1)=(L,L,L,H,H,H)に設定される。所定
時間を経過すると、ステップ225にて、オープン制御
実行中フラグFopがセット(1)される。この状態で
タイマTは0以下であるので、ステップ227にて表5
に示すマップから次回の相切換信号パターンがセットさ
れる。次に、ステップ228にてタイマTが再びセット
される。ステップ226ではタイマTが0以下のときの
みステップ227を実行させるので、ステップ227は
タイマTに設定された所定時間毎に実行される。
【0036】ステップ227において、次回値は現状の
相切換信号パターン及び後輪舵角センサ21の出力する
後輪舵角値θrと所定値A1との比較結果に応じて設定
される。A1は零に近い値(例えば0.5度)に設定し
てある。例えば、現状の相切換信号パターンが(LA1
1,LB11,LC11,LA21,LB21,LC2
1)=(H,L,L,L,H,L)であり、後輪舵角値
θrが−1度であった場合には、次回の相切換信号パタ
ーンは(H,L,L,L,L,H)となる。表5のマッ
プは、後輪舵角値が負の場合は右回転するように、後輪
舵角値が正の場合は左回転するように、設定されてい
る。いずれの場合にも後輪舵角の絶対値が零に近づくよ
うに作用する。後輪舵角の絶対値が所定値A1以下とな
ると、相切換信号パターンは(L,L,L,L,L,
L)となり、モータ12は停止する。よって、オープン
制御ルーチンでは、後輪舵角が零になり中立復帰するよ
うに相切換信号パターンが制御される。
【表5】
【0037】例えば、断線、ヒューズ溶断等の何等かの
原因で、マイクロプロセッサ1に電力が供給できなくな
った場合には、モータMの制御が不能となり車両挙動が
不安定となるおそれがある。本実施例においては、図1
3に示すように電圧モニタ回路VMによって電源端子I
GAの電圧が監視されており、所定値以下となるとモー
タブレーキ制御回路BR1に対し制動開始信号が出力さ
れる。この場合において、コンデンサC1には一定の電
圧が充電されているので、仮に電源端子PIGAの電圧
が零となってもモータブレーキ制御回路BR1並びにト
ランジスタTA21,TB21,TC21に対して所定
の電圧が確保される。
【0038】而して、モータブレーキ制御回路BR1か
らゲート駆動回路G21に対しトランジスタTA21,
TB21,TC21をオンとする信号が出力される。こ
れにより、モータMの巻線の各端子U,V,Wが短絡さ
れ、共にグランドとされ、モータブレーキ即ち発電制動
により後輪15,16は緩やかに中立位置に復帰する。
このように、本実施例によればMOSFETのトランジ
スタTA11等の駆動時に必要なコンデンサC1をバッ
クアップ電源として用いることが出来るので、複雑な配
線を必要とすることなく、発電制動による緩やかな中立
復帰制御を行なうことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明において
は、制御手段に対する電源の低下が検出されたときに
は、スイッチング素子に並列に設けられたコンデンサを
電源としてローサイド側のスイッチング素子を駆動し、
電動モータの巻線のローサイド側を短絡することとして
いるので、簡単な構成で適切に電動モータによる発電制
動を行なうことができ、緩やかな中立復帰制御を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例に使用する後輪操舵機構の正
面図である。
【図3】図2の後輪操舵機構の部分断面図である。
【図4】図2の後輪操舵機構の断面図である。
【図5】本発明の一実施例に使用するモータの断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例に使用するモータの断面図で
ある。
【図7】図5,6のモータの巻線説明図である。
【図8】本発明の一実施例に使用する磁石の正面図であ
る。
【図9】本発明の一実施例に使用する磁極センサの基板
の正面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る電動モータの作動説
明図である。
【図11】本発明の一実施例に使用する電子制御装置の
回路構成図である。
【図12】図11の電子制御装置のドライバの回路構成
図である。
【図13】図11の電子制御装置のマイクロプロセッサ
の機能ブロック図である。
【図14】図13のマイクロプロセッサのモータサーボ
制御部の機能ブロック図である。
【図15】図11の電子制御装置の磁極センサ入力回路
の回路構成図である。
【図16】本発明の一実施例における磁極センサ信号エ
ッジ割り込みのフローチャートである。
【図17】本発明の一実施例における相切換制御のフロ
ーチャートである。
【図18】本発明の一実施例におけるオープン制御のフ
ローチャートである。
【図19】本発明の構成の概要を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 5 モータ
ドライバ 9 電子制御装置 12 モータ
(電動モータ) 17,20 第1,第2前輪舵角センサ 18 磁極センサ(回転センサ) 21 後輪舵
角センサ 22,23 第1,第2車速センサ 55 定電圧
レギュレータ 57 インターフェース 59 バッテ
リ 60 目標舵角演算部 61 モータ
サーボ制御部 62 相切換制御部 63 磁極セ
ンサ異常判定部 64 オープン制御部 86 電流検
出回路 88 異常電流制限回路 89 パルス
幅変調信号合成回路 90,94 微分部 91 微分ゲ
イン設定部 92 減算部 93 偏差舵
角不感帯付与部 95 積算部 96 比例部 97 加算部 98 偏差舵
角リミッタ 99 パルス幅変調変換部 100 バッ
ファ 101 ピークホールド回路 AGLA 目標舵角値 HA,HB,HC 磁極センサ信号 L1 相切換
信号群 LA11,LB11,LC11,LA21,LB21,
LC21 相切換信号 M モータ(電動モータ) PWM1 パルス幅変調信号 U,V,W
端子 V 車速 γ ヨーレー
ト値 θs ステアリング角 VM 電圧モニタ回路(電源監視手段) BR1 モータブレーキ制御回路(発電制動制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田野 武 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 間瀬 久康 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 浜島 茂充 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 松本 只一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後輪の操舵機構に連結し複数の相
    の巻線を有する電動モータと、前記巻線の各々の相のハ
    イサイド側及びローサイド側に設けたスイッチング素子
    と、該スイッチング素子に対し並列に設けたコンデンサ
    と、前記スイッチング素子の各々に対し相切換信号を出
    力する相切換手段と、前記相切換信号に応じて前記スイ
    ッチング素子の各々を駆動制御するように前記相切換手
    段を制御する制御手段と、該制御手段に対する電源を監
    視する電源監視手段と、該電源監視手段によって前記制
    御手段に対する電源の低下が検出されたときに、前記コ
    ンデンサを電源として前記スイッチング素子のうち前記
    巻線の各々の相のローサイド側に設けたスイッチング素
    子を駆動し、前記巻線の各々の相のローサイド側を短絡
    して前記電動モータによる発電制動を行なう発電制動制
    御手段とを備えたことを特徴とする車両の後輪操舵装
    置。
JP14136393A 1993-05-19 1993-05-19 車両の後輪操舵装置 Pending JPH06329036A (ja)

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