JPH06328951A - ハイブリット車輌の発電駆動装置 - Google Patents

ハイブリット車輌の発電駆動装置

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JPH06328951A
JPH06328951A JP5230939A JP23093993A JPH06328951A JP H06328951 A JPH06328951 A JP H06328951A JP 5230939 A JP5230939 A JP 5230939A JP 23093993 A JP23093993 A JP 23093993A JP H06328951 A JPH06328951 A JP H06328951A
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engine
generator
shaft
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Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
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繁男 都築
Yoshinori Miyaishi
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    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
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    • B60K6/44Series-parallel type
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンと別体のケースに収容されたジェネ
レータのロータをエンジン回転軸に連結するハイブリッ
ト車輌の発電駆動装置において、ロータの支持精度を向
上する。 【構成】 電気モータ10、ジェネレータ6、クラッチ
7及び自動変速装置9を、エンジン1の出力軸1aと同
軸状に配置すると共に、一体ケース3内に収納する。ジ
ェネレータ6のロータ15をダンパ13を介してエンジ
ンの出力軸1aに連結する。ダンパ13は、吸振器及び
たわみ軸継手として機能する。通常は、クラッチ7を切
断し、エンジン1にてジェネレータ6を駆動し、電気モ
ータ10の回転が自動変速装置9、出力ギヤ23及びデ
ィファレンシャル装置11を介して駆動車軸33に伝え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンエンジン、デ
ィーゼルエンジン及びガスタービンエンジン等の燃焼エ
ンジンと、バッテリ等の電気エネルギによる電気モータ
とを動力源として組合わせて用いるハイブリット車輌の
発電駆動装置に関する。
【0002】一般に知られるハイブリット車輌は、エン
ジンを一定状態で回転してジェネレータを駆動し、該ジ
ェネレータの発電による電気エネルギによりモータを駆
動して走行するシリーズタイプと、エンジン及びモータ
の出力をそれぞれ駆動車輪に連結し、エンジン及びモー
タのいずれか一方を選択的に用いるパラレルタイプと、
そしてこれらシリーズタイプとパラレルタイプとを組み
合わせたシリーズ・パラレルタイプとがあるが、本発明
は、上記シリーズタイプ及びシリーズ・パラレルタイプ
に適用して好適である。
【0003】
【従来の技術】上記ハイブリット車輌は、エンジンとモ
ータとを前後輪に別々に配設するものと、エンジン及び
モータを前後輪のいずれか一方にまとめて配設するもの
がある。そして、エンジンに隣接してジェネレータを配
設し、これらエンジン、ジェネレータ及びモータを前後
輪のいずれか一方に一体的に配置する場合には、例え
ば、実開平2−7702号公報に開示されているよう
に、ジェネレータのロータの回転軸両端を回動自在に支
持するようになっている。これは、ロータと該ロータの
半径方向外方に配置されるステータの対向面の間隙を一
定にすることが、ジェネレータの性能を高める上で有効
であり、また、発電成分の高調波を取り除く上で有効だ
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなハイブリッ
ト型の電気自動車は、発電駆動装置の製造上の都合や、
エンジン、ジェネレータ及びモータが各別の起振系を構
成すること等を考慮して、エンジン側とジェネレータ及
びモータ側とを分割し、ジェネレータのロータをエンジ
ンの出力軸に直列に連結する場合がある。
【0005】斯かる場合、上記従来例のようにロータの
回転軸両端を回動自在に支持することは実際上極めて困
難である。従って、斯かる場合には、ロータの回転軸の
一端側を回動自在に支持することとなるが、ロータの回
転軸とエンジンの出力軸が芯ずれを生じると、ロータの
回転軸が傾けられ、ロータが振れ回り現象を生じるた
め、ロータとステータの対向面の間隙を所定量に維持す
ることが困難になり、ジェネレータの性能低下を招来す
ることになる。そのため、エンジンの回転軸とロータの
回転軸の軸芯に芯ずれが生じないように、エンジン側と
ジェネレータ側とを高精度に組み付ける必要があるが、
両者を高精度に組み付けることは実際上極めて困難であ
る。
【0006】そこで、本発明は、エンジンとは別体のケ
ースに収納したジェネレータのロータをエンジン回転軸
に接続する場合においても、ジェネレータのロータの円
滑かつ高精度の回転を確保できるハイブリット車輌の発
電駆動装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、車輌(49a,49b)を駆
動するモータ(10)と、ケース(3)に回動可能に支
持されるロータ(15)及び該ロータ(15)の半径方
向外方に所定の隙間をもって配置されるステータ(1
2)を備えたジェネレータ(6)と、該ジェネレータ
(6)のロータ(15)を回転駆動するエンジン(1)
と、からなるハイブリット車輌の発電駆動装置におい
て、前記エンジン(1)の出力軸(1a)とジェネレー
タ(6)のロータ(15)とをダンパ(13)を介して
連結してなることを特徴とする。
【0008】又、前記ジェネレータ(6)及びモータ
(10)を、一体的に構成したケース(3)内に収納し
てなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】エンジン(1)の出力軸(1a)の軸芯とロー
タ(15)の回転軸芯が芯ずれを生じても、その芯ずれ
がダンパ(13)で吸収される。従って、ロータ(1
5)は、その回転軸芯に対して振れ回り現象を生じるこ
とがなく、ステータ(12)との間に所望の隙間を保っ
て回動する。
【0010】又、エンジン(1)の出力軸(1a)のね
じり振動がダンパ(13)で吸振され、エンジン(1)
の動力がダンパ(13)を介してロータ(15)側へ円
滑に伝達される。従って、ロータ(15)は、エンジン
(1)側のトルク変動の影響を直接受けることなく、円
滑に回動する。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明の第1の実施例を
示すものであり、図1は、概略を示す図で、第2はその
具体的な構成を示す断面図である。
【0013】ハイブリット車輌の前部(いわゆるエンジ
ンルーム)には、ガソリン又はディーゼル等の内燃エン
ジン1が横向きに搭載されており、更に該エンジン1に
連接して、従来の自動変速装置に相当する部分に本発明
に係るハイブリットユニット2が設置されている。該ハ
イブリットユニット2は、3分割(31 ,32 ,33
からなる一体ケース3を有しており、該ケース内には、
エンジン出力軸1aに整列して、ジェネレータ6、クラ
ッチ7、2速自動変速装置9及び電気モータ10が配置
され、更にその下方にはディファレンシャル装置11が
配置されており、かつ該一体ケース3はエンジン1の側
部に固定されている。
【0014】ジェネレータ6は、従来の自動変速装置の
トルクコンバータ部分、即ちエンジン1に隣接して配置
されて、前記一体ケース3を構成するジェネレータハウ
ジング31 内に収納されており、該ハウジングに固定さ
れているステータコイル(ステータ)12及び前記エン
ジン出力軸1aにダンパ13を介して連結しているロー
タ15からなる。該ダンパ13は、図2に詳示するよう
に、エンジン出力軸1aに固定されている入力側13
a、ロータ15に固定されている出力側13b及びその
間に介在している多数のスプリング13cよりなり、前
記ステータコイル12の内径側に配置されている。そし
て、このダンパ13は、入力側13a、出力側13b及
びスプリング13cの3者間に形成される半径方向隙間
により、エンジン出力軸1aの軸芯とロータ15の回転
軸芯との芯ずれを吸収する。また、前記ロータ15は、
ボス部15a、ハブ部15b及び該ハブ部の外周に固定
されているマグネット15cからなり、ハブ部15bに
て前記ダンパ13が固定されており、かつボス部15a
は中空状からなり、該中空内に嵌挿しているシャフト1
7にスプライン係合している。
【0015】前記クラッチ7は油圧湿式多板クラッチか
らなり、その入力側が前記シャフト17に連結し、また
その出力側が自動変速装置9に向けて延びている中間軸
21に連結している。また、該中間軸21にはスリーブ
状の出力軸22が回転自在に被嵌しており、該出力軸2
2の一端部には前記クラッチ7に隣接してカウンタドラ
イブギヤ23が固定されている。そして、図2に詳示す
るように、該クラッチ7及びカウンタドライブギヤ23
は、一体ケース3の略々中央部に配置されていると共
に、前記一体ケース3の中間部を構成するアクスルケー
ス32 内、詳しくは該ケース32 に形成された環状鍔部
(一部切欠きを有する)3a内に収納されており、該鍔
部3aの先端部には、前記ジェネレータハウジング31
の側壁に隣接してポンプケース19が固定されている。
該ポンプケース内にはインターナルギヤポンプが配置さ
れており、本ハイブリットユニット2のクラッチ(7,
C2)及びブレーキ(B)を作動する油圧源となると共
に、各箇所に供給する潤滑油の供給源となる。
【0016】2速自動変速装置9は、変速ギヤユニット
を構成するシングルプラネタリギヤユニット25を有す
るアンダードライブ機構部(U/D)を備え、そのリン
グギヤRが中間軸21に連結し、そのキャリヤCRが出
力軸22に連結している。更に、キャリヤCRとサンギ
ヤSとの間には油圧式多板クラッチからなるダイレクト
クラッチC2が介在しており、かつサンギヤSと前記ア
クスルケース32 との間には油圧多板からなる低速用の
ブレーキB及びワンウェイクラッチFが介在している。
【0017】一方、電気モータ10は、ブラシレスDC
モータ、誘導モータ、直流分巻モータ等のホローモータ
からなり、エンジン1から離れた軸方向最外部に配置さ
れ、かつ前記一体ケース3の一部を構成するモータケー
ス33 内に配置されている。該電気モータ10は偏平状
のステータ26及び偏平状のロータ27を有しており、
ステータ26はモータケース33 の内壁に固定されかつ
コイル28が巻装されており、またロータ27は前記中
間軸21と共にプラネタリギヤユニット25のリングギ
ヤRに連結している。従って、該電気モータ10はその
中央部に軸方向に延びる大きな筒状の中空部Aを有して
おり、該中空部A内に、前記アクスルケース32 の一部
に亘って前記2速自動変速装置9が配置されている。
【0018】また、ジェネレータハウジング31 及びト
ランスアクスルケース32 の下方にはカウンタ軸29及
びディファレンシャル装置11が配置されており、該カ
ウンタ軸29には前記ドライブギヤ23に噛合するカウ
ンタドリブンギヤ30及びピニオン31が固定されてい
る。ディファレンシャル装置11は該ピニオン31に噛
合するリングギヤ32を有しており、該ギヤ32からの
トルクがそれぞれ負荷トルクに応じて左右の前車輪33
a,33bに伝達される。なお、図1及び図2は展開し
て図示しており、シャフト17(21,22),29及
び33a(33b)は、正面視において3角状に配置さ
れている。
【0019】そして、ジェネレータ6及び電気モータ1
0に比して、前記カウンタドライブ23及びクラッチ7
部分は小径からなり、これらを囲んでいる環状鍔部3a
の外径も、ジェネレータハウジング31 及びモータケー
ス33 の外径に比して小径になっている。該小径部分に
位置して、前記カウンタシャフト29が配置されてお
り、かつピニオン31はクラッチ部分、即ち小径部分で
車輌幅中心に近づく方向に配置されている。更に、該ピ
ニオン31は、ディファレンシャル装置11のデフケー
ス11aの一側に固定されたリングギヤ32に噛合して
おり、かつ該ディファレンシャル装置は、車輌幅の中央
部に位置して、左右駆動車軸33a,33bが同一長に
て車輪49a,49bに伸びている。
【0020】また、図2に詳示するように、前記ジェネ
レータ6のロータボス部15aは、その先端部分が滑り
軸受35を介して回転自在に支持されていると共に、そ
の基端部分がシャフト17にキャップ36を介して支持
されている。更に、該シャフト17は、ポンプケース1
9から延びているスリーブ部19aに、その両端部分に
て滑り軸受37,39を介して回転自在に支持されてい
る。従って、前記ジェネレータロータボス部15aは、
その先端部分を固定部材であるポンプケース19に直接
支持され、かつその基端部分を、2点支持されているシ
ャフト17を介して支持されて、2点支持により安定し
て支持されている。なお、シャフト17とロータ15と
は互に連結されて一体に回転するので、ロータ15はシ
ャフト17により径方向に支持されるだけで、相対回転
を生ずることはない。
【0021】一方、潤滑油は、モータケース33 の油路
40を通って、中間軸20の中心油路41に導かれ、更
に該中間軸に穿たれた半径方向の多数の孔41a…を通
って必要箇所に供給されると共に、ポンプケース19に
形成された潤滑油路42に供給される。更に、該油路4
2からの潤滑油は、シャフト17とスリーブ部19aと
の間aに導かれ、滑り軸受37,39を潤滑すると共
に、孔bを通って滑り軸受35に供給され、また孔d及
びシャフト17の中心孔eを通ってキャップ36部分に
供給される(図2及び図7参照)。
【0022】これにより、ジェネレータ6、電気モータ
10及び自動変速装置9は、一体ケース3に収納・支持
されているので、同一の潤滑油系から、自動変速装置9
と共にジェネレータ6をも潤滑・冷却することができ
る。
【0023】なお、図1において、45はバッテリ、4
6はジェネレータ6からの交流発電を直流に交換してバ
ッテリに導くコンバータ、47はバッテリ45からの電
流を適宜制御して電気モータ10に供給するインバータ
である。
【0024】図8は、各要素の配置を示すハイブリット
車輌HVの平面図であり、車輌の前部いわゆるエンジン
ルーム内に、エンジン1、ジェネレータ6、電気モータ
10及び自動変速装置9が横方向に配置されており、略
々その中央部から突出しているカウンタギヤ部(29,
30,31)を介してディファレンシャル装置11に連
結している。該ディファレンシャル装置11は、右前駆
動車軸33a,33bの中央に位置しており、同長の車
軸を介して左右前輪49a,49bに連動している。ま
た、車輌の後部における左右後輪50a,50bの間に
バッテリ45が搭載されている。
【0025】ついで、該第1の実施例による作用につい
て説明する。
【0026】通常の使用状態にあっては、クラッチ7は
切状態に保持されており、エンジンからのシャフト17
とモータ10からの中間軸21とは切断状態となってい
る。この状態で、オペレータのキー操作によりエンジン
1は回転され、該エンジンは、車輌の使用中、即ち走行
速度に拘りなくかつ停止中においても、効率が高くかつ
排ガスの発生の最も少ない状態(回転数及びトルク)で
一定回転している。該エンジン1の回転は、ダンパ13
を介してジェネレータ6のロータ15に伝えられて、ス
テータコイル12に所定電流を発生し、コンバータ46
を介してバッテリ4を充電する。
【0027】この際、ダンパ13は、エンジン回転軸1
aの捩り振動を吸振しつつ、エンジン1の動力をロータ
15に円滑に伝達する。又、ダンパ13は、上記吸振機
能の他に、たわみ軸継手としての機能をも発揮し、エン
ジン回転軸1aの軸芯とロータ15の回転軸芯との芯ず
れを吸収して、ロータ15の振れ回り現象を防止する。
【0028】そして、該エンジン1の回転は、ロータボ
ス部15aを介してケース19内のオイルポンプを駆動
し、所定油圧を発生する。
【0029】一方、アクセルペダルの踏操作等の走行信
号により、バッテリ45から及び/又はコンバータ46
からの電流がインバータ47にて所定電流に変換されて
電気モータ10に供給され、要求に対応した回転数及び
トルクにて該電気モータ10のロータ27が回転する。
そして、該ロータ27の回転は、アクセルペダル操作量
及び車速に基づき自動変速装置9にて2速に変速され、
出力軸22に伝達される。即ち、1速状態にあっては、
ダイレクトクラッチC2が切られると共に、ワンウェイ
クラッチFが係止状態にある。この状態では、ロータ2
7の回転は、リングギヤRに伝達され、更に係止状態に
あるサンギヤSに基づき、ピニオンPを自転しつつキャ
リヤCRが減速回転し、該減速回転(U/D)が出力軸
22に伝達される。なお、回生ブレーキ作動時(コース
ト時)にあっては、ブレーキBが係合し、サンギヤSを
停止して、出力軸22の回転をロータ27に伝達する。
【0030】そして、2速状態にあっては、ダイレクト
クラッチC2を係合する。この状態にあっては、サンギ
ヤSとキャリヤCRとがクラッチC2により一体とな
り、ギヤユニット25が一体回転する。従って、ロータ
27の回転は、そのまま出力軸22に伝達される。
【0031】そして、該出力軸22の回転はカウンタド
ライブギヤ23からドリブンギヤ30に伝達され、更に
ディファレンシャルドライブピニオン32を介してディ
ファレンシャル装置11に伝達される。更に、該ディフ
ァレンシャル装置11は左右前車軸33a,33bにそ
れぞれディファレンシャル回転を伝達する。
【0032】この際、発進時、加速時及び登坂時等、大
きな負荷トルクが作用する場合、前記自動変速装置9は
1速状態にあって、電気モータ10からのトルクを増大
して前車軸33a,33bに伝え、また通常走行等の高
い回転数を要求される場合、自動変速装置9は2速状態
となって高速回転を伝え、従って電気モータ10のサイ
ズを大きくしなくとも、所定要求トルクに対応すること
ができる。
【0033】上述したように、本実施例は、通常は、電
気モータ10からの動力にて走行するシリーズタイプか
らなるが、電気モータ10の故障時、又は高速道路等で
高速走行するため、電気モータ10のみの出力では不足
する場合には、オペレータの操作により又は自動的にク
ラッチ7が接続されて、パラレルタイプとして用いられ
る。この場合、エンジン出力軸1aの捩り振動は、ダン
パ13により吸振されるため、エンジン出力軸1aの回
転は、ダンパ13を介してジェネレータロータ15に円
滑に伝達され、更にシャフト17及び接続状態にあるク
ラッチ7を介しても中間軸21に円滑に伝達され、そし
て自動変速装置9の入力部材であるリングギヤRに円滑
に伝達される。これにより、電気モータに代って又は電
気モータをアシストして、エンジン1の回転が自動変速
装置9に円滑に伝達され、更に車輪に円滑に伝達され
る。
【0034】ついで、図3及び図4に沿って、本発明の
第2の実施例について説明する。なお、以下に示す実施
例において、前述した第1の実施例と同じ部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0035】本実施例は、上記第1の実施例においてク
ラッチ7を廃止したものである。従って、本第2の実施
例にあっては、シリーズタイプとしてのみ使用可能であ
る。また、ジェネレータ6において、シャフト172
は、クラッチ等に回転を伝える必要がなく、単にポンプ
ケース19に装着・支持されており、かつロータボス部
15aは、先端部を滑り軸受35により、また基端部を
上記シャフト172 にブッシュ36′を介して支持され
ている。
【0036】本実施例によると、クラッチを廃止した分
だけ、更に軸方向の短縮化が可能である。。
【0037】ついで、図5及び図6に沿って第3の実施
例について説明する。
【0038】本実施例は、基本構造は第1の実施例と同
一であり、ジェネレータ6に増速機構52を付加した点
が相違している。該増速機構52は、シングルプラネタ
リギヤからなり、エンジン出力軸1aからの回転がダン
パ13を介してキャリヤCR2に伝達されており、また
リングギヤR2がロータ15に連結され、かつサンギヤ
S2がポンプケース19にスリーブ部19aを介して固
定されている。また、キャリヤCR2は前記シャフト1
7にスプライン係合している。
【0039】更に、図7に示すように、ポンプケース1
9の潤滑油路42からの潤滑油は、シャフト17とスリ
ーブ部19aとの間aを通って、更にシャフト17の油
路d,eを通ってプラネタリギヤ52のキャリヤ油路f
に供給され、そして油受け板53を介してピニオンシャ
フトの油路gに供給される。一方、間隙aから、滑り軸
受37に直接供給されると共に、油孔bを通って滑り軸
受35に供給され、また孔hを通ってスリーブ部10a
とキャリヤボス部54との間iに導かれ、更に油路j等
を経てベアリング55,56,57に供給される。
【0040】本実施例は以上のような構成からなるの
で、エンジン出力軸1aの回転は、ダンパ13を介して
増速機構52のキャリヤCR2に伝達され、該増速機構
52は、サンギヤS2の固定に基づきリングギヤR2に
増速回転を伝達する。従って、該リングギヤR2に連結
しているロータ15は増速されて回転し、ステータコイ
ル12に対して速い相対回転にて回転する。これによ
り、ジェネレータ6は、高電圧を発生して、コンバータ
46を介して効率よくバッテリ45に充電し得る。ま
た、増速機構52は、ロータ15の内径側に配置される
ので、上述した効率よい発電にも拘らず、ジェネレータ
6を軸方向に寸法を増加することはなく、また潤滑及び
冷却も確実に行なわれる。
【0041】なお、増速機構は、シングルプラネタリギ
ヤに限らず、ダブルピニオンプラネタリギヤ等の他の機
構を採用してもよいことは勿論である。
【0042】また、上述した第1〜第3の実施例は、電
気モータ10の回転部27と出力ギヤ23との間に自動
変速装置9を介在しているが、該自動変速装置を介在せ
ずに、電気モータ10の回転部27を直接又は減速装置
を介して出力ギヤ23に連結してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
エンジンの出力軸とジェネレータのロータとをダンパを
介して連結することにより、エンジンの出力軸の軸芯と
ロータの回転軸芯との芯ずれを吸収でき、ロータの振れ
回り現象の発生を防止できるため、ロータとステータ間
の隙間量を所定量に維持することができ、ジェネレータ
に所望の発電性能を発揮させることができる。
【0044】又、ジェネレータは、エンジンと別体のケ
ースに収容されるので、ロータを2点支持により安定し
て支持することができ、ロータの支持精度を高精度に維
持できる。
【0045】更に、ジェネレータ及びモータを、一体的
に構成したケース内に収納することにより、部品点数を
減少し、軽量化及びコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例を示す概略図。
【図2】該第1の実施例を具体化したハイブリットユニ
ットを示す断面図。
【図3】本発明に係る第2の実施例を示す概略図。
【図4】該第2の実施例を具体化したハイブリットユニ
ットを示す断面図。
【図5】本発明に係る第3の実施例を示す概略図。
【図6】該第2の実施例を具体化したハイブリットユニ
ットを示す断面図。
【図7】図6の増速機構部分を拡大した部分拡大断面
図。
【図8】各構成要素の配置を示すハイブリット車輌の平
面図。
【符号の説明】
1 燃焼(内燃)エンジン 1a 出力軸 3 (一体)ケース 6 ジェネレータ 10 (電気)モータ 12 ステータコイル(ステータ) 13 ダンパ 15 ロータ HV ハイブリット車輌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮石 善則 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を駆動するモータと、ケースに回動
    可能に支持されるロータ及び該ロータの半径方向外方に
    所定の隙間をもって配置されるステータを備えたジェネ
    レータと、該ジェネレータのロータを回転駆動するエン
    ジンと、からなるハイブリット車輌の発電駆動装置にお
    いて、 前記エンジンの出力軸とジェネレータのロータとをダン
    パを介して連結してなることを特徴とするハイブリット
    車輌の発電駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ジェネレータ及びモータを、一体的
    に構成されたケース内に収容してなることを特徴とする
    請求項1記載のハイブリット車輌の発電駆動装置。
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