JPH0632882Y2 - 予備ロールの回転装置 - Google Patents

予備ロールの回転装置

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JPH0632882Y2
JPH0632882Y2 JP1699488U JP1699488U JPH0632882Y2 JP H0632882 Y2 JPH0632882 Y2 JP H0632882Y2 JP 1699488 U JP1699488 U JP 1699488U JP 1699488 U JP1699488 U JP 1699488U JP H0632882 Y2 JPH0632882 Y2 JP H0632882Y2
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JP
Japan
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frame
roll
spare
spare roll
shaft
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JP1699488U
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利秋 生田
誠 田原
昭 永田
寿 寺田
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新王子製紙株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、製紙機械、塗工機械等で用いられるロールの
予備となるロールを保管する場合に使用される回転装置
に関するものである。
(従来の技術) この種のロールは高い精度が要求されるためある時間を
経過すると予備ロールと交換する必要がある。予備ロー
ルは予め研磨仕上げ等がなされて所定の場所に保管され
ている。
ところが、この種のロールは一般に長くてしかも自重が
大きいので、静止状態で保管していると次第に撓みを生
じ、機械に組み込んだ際に品質面でトラブルを生じてし
まう。
そのため従来より第10図及び第11図で示されるような回
転装置を使用することにより予備のロールを回転させな
がら保管するようにしている。
この図において符号1は予備ロールを示しており、これ
らの予備ロール1は垂直に起立するフレーム2に対しブ
ラケット3を介して回転可能に水平に保持されている。
また符号4は無端チェンを示しており、該チェン4は上
記フレーム2の中に巻回されフレーム2外に設置された
減速機付モータ5によって駆動されるようになってい
る。
上記チェン4は上記予備ロール1の軸6の一端と対向し
ており、上記フレーム2には上記軸6と対向する部分で
穴8が穿設されており、上記軸6にはスプロケット7が
固着されている。該スプロケット7は上記穴8から上記
フレーム2の空洞内に入り込み、第11図で示されるよう
にチェン4と噛み合っている。このため、モータ5の駆
動により予備ロール1は矢印方向に常時回転させられる
ことになる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の装置はチェン4をフレーム2
の中に収めておくものであるから、チェン4及びスプロ
ケット7の点検、交換が極めて面倒なものとなる。ま
た、チェン4及びスプロケット7を用いる方式は騒音を
伴なうし、一般に高価である。
また、フレーム2は縦型になっているので、予備ロール
1の取り付け、取り外し作業が面倒である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、予備ロールをその
軸端にて回転可能に保持する軸受が当該回転装置のフレ
ームに固定されており、上記予備ロールの軸端にラチェ
ット機構が装着されていて該ラチェット機構の間欠回転
板が上記予備ロールの軸に固定されると共に該間欠回転
板を回転させる揺動レバーが上記フレームの方に至って
おり、上記フレームには上記揺動レバーの先端が枢支さ
れる往復摺動運動可能な摺動棒が設置されており、上記
摺動棒は上記フレームに設置された駆動部に連結されて
いる構成を採用している。
(作用) 駆動部からの動力を受けて摺動棒がフレームに沿って往
復摺動運動する。
このためラチェット機構の摺動レバーが揺動し、間欠回
転板も一定角ずつ一方向へ回転する。
従って、軸受に保持された予備ロールも間欠回転板と同
期して回転することとなり、撓みによる変形は防止され
る。
また、予備ロールを回転させるためのラチェット機構、
摺動棒等は比較的構造簡素である。しかも、フレーム外
へ設けておいても騒音は小さい。
さらに、摺動棒と揺動レバーとの係合により運動が伝達
され、これらにはチェンにおけるようなたるみを生じな
いので、フレームを横型にすることができる。従って予
備ロールを高所に、持ち上げる必要がなく、その取り付
け、取り外しを簡易かつ迅速になしうる。
(実施例) 第1図ないし第9図に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
予備ロールの回転装置は、水平に置かれる四角な枠状の
フレーム9を備えており、該フレーム9は車輪10によっ
て地上に支持されている。
またフレーム9の相対向する2つの壁11の上端には複数
対の軸受12が相対峙して固定されている。そしてこれら
の軸受12に予備ロール13の軸が通されている。軸の一方
は軸受12の外へ突出しており、そこにはカップリング14
が固定されている。該カップリング14は予備ロール13の
軸と同軸上に横断面六角形の角軸15を備えており、該角
軸15が予備ロール13の延長上に片持状に突出している。
上記予備ロール13の軸端には上記角軸15を介して第2図
ないし第4図で示されるようなラチェット機構16が装着
される。
これらの図において符号17はラチェット機構の間欠回転
板たるラチェット車を示しており、符号18は揺動レバー
を示している。
揺動レバー18は二股のブラケット部19を一端に備えてお
り、該ブラケット部19に上記ラチェット車17が回転可能
に支持されている。符号20は該ラチェット車17を回転可
能に支えるための軸受部を示している。
上記ラチェット車17の中心部には六角形の穴21が設けら
れており、該穴21に上記角軸15が入り込み係合するよう
になっている。
また、上記ブラケット部19内には送りつめ22が軸23で枢
支されており、該送りつめ22はスプリング24によってラ
チェット車17の方へ常時付勢されている。なお、該スプ
リング24は送りつめ22の基部と揺動アーム18の基部との
間の空所に介装され、外方へ露出しないようになってい
る。
ラチェット機構16は上記のような構造であるから、予備
ロール13の軸端に取り付けられると、その揺動レバー18
は上記フレーム9の壁1に沿って垂下する。
これにより揺動レバー18が揺動せしめられると、その一
回動毎にラチェット車17が一歯ずつ矢印方向へ回動し、
予備ロール13を少しずつ間欠回転させることとなる。
上記揺動レバー18は摺動棒25によって動かされるように
なっており、該摺動棒25は前記フレーム9の一つの壁11
に沿って設置されている。
摺動棒25は横断面略四角形のリンクであり、上記壁11に
対して案内部材26を介して保持され、上記揺動レバー18
と交差する箇所に各揺動レバー18を挾むピン27が植設さ
れ、さらに一端に長方形の穴28を有した枠状のリンク29
が固着されている。
該リンク29は摺動棒25の駆動部の一部を構成し、該駆動
部は該リンク29の外、クランク部30及び減速機付モータ
31を備えている。
クランク部30は、第5図ないし第9図で示されるよう
に、上記リンク29の穴28に入り込む偏心ピン33が植設さ
れた円板34を備え、該円板34の中心に上記減速機付モ
ータ31の出力軸35が固着されている。
上記クランク部30は減速機付モータ31と共に上記フレー
ム9の壁に取付けられている。
これにより、モータ31が回転すると、クランク30も回転
して摺動棒25を往復運動させる。このため揺動レバー18
はピン27で挟まれて摺動棒25の動きと同期的に揺動し、
予備ロール13を少しずつ回転させる。なお、この実施例
の場合、予備ロール13の回転速度は3回/1時間に設定
されている。
かくて、予備ロール13はその保管中において間欠的に常
時回転しているので、撓みによる変形を生じなくなる。
なお、その他、第1図で示されるように天蓋36がフレー
ム9の相対する2つの壁38の上端に、夫々ヒンジ37を介
して回転自在に接続され、2つの天蓋36の夫々の他端が
フレーム9のほぼ中央上部で相接していると共に、該2
つの天蓋36の相接している他端は観音開き状に開閉可能
であり、予備ロールの入れ替えの際に開かれ、予備ロー
ル13の回転中は危険防止のため閉じられる。
(考案の効果) 本考案は以上のように、ラチェット機構を予備ロールの
軸に装着し、該ラチェット機構の揺動レバーを摺動棒の
往復動で揺動させ、これにより予備ロールを間欠的に回
転させようとするものであるから、従来におけるような
チェン伝動装置を用いずともよく、かつ構造も極めて簡
素になる。またチェンを用いないので騒音も小さい。
さらにチェンのゆるみ側のたれ下がりによる伝動不良等
を考慮せずともよいので、フレームを横型にすることが
でき、従って予備ロールを高所に持ち上げる必要がな
く、予備ロールの取り扱いを簡易化しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本考案の一実施例を示し、第1図
は回転装置の部分切欠斜視図、第2図はラチェット機構
の側面図、第3図は正面図、第4図は第2図のIV−IV線
断面図、第5図はクランク機構の平面図、第6図は正面
図、第7図はクランク機構の円板の正面図、第8図は側
面図、第9図は背面図、第10図及び第11図は従来の回転
装置を示し、第10図はその斜視図、第11図は第10図のXI
部分の拡大図である。 9:フレーム、12:軸受、13:予備ロール、14:カップ
リング、15:角軸、16:ラチェット機構、17:ラチェッ
ト車、18:揺動レバー、25:揺動棒、27:ピン、29:リ
ンク、30:クランク部、32:モータ、33:偏心ピン、3
4:円板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備ロールをその軸端にて回転可能に保持
    する軸受が当該回転装置のフレームに固定されており、
    上記予備ロールの軸端にラチェット機構が装着されてい
    て該ラチェット機構の間欠回転板が上記予備ロールの軸
    に固定されると共に該間欠回転板を回転させる揺動レバ
    ーが上記フレームの方に至っており、上記フレームには
    上記揺動レバーの先端が枢支される往復摺動運動可能な
    摺動棒が設置されており、上記摺動棒は上記フレームに
    設置された駆動部に連結されていることを特徴とする予
    備ロールの回転装置。
JP1699488U 1988-02-10 1988-02-10 予備ロールの回転装置 Expired - Lifetime JPH0632882Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1699488U JPH0632882Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 予備ロールの回転装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1699488U JPH0632882Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 予備ロールの回転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01121002U JPH01121002U (ja) 1989-08-16
JPH0632882Y2 true JPH0632882Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=31230401

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JP1699488U Expired - Lifetime JPH0632882Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 予備ロールの回転装置

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KR100966460B1 (ko) * 2005-12-29 2010-06-28 엘지디스플레이 주식회사 롤 스토커 및 이를 이용한 액정표시장치의 제조방법

Also Published As

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JPH01121002U (ja) 1989-08-16

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