JPH0632880Y2 - 防臭カバー - Google Patents

防臭カバー

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JPH0632880Y2
JPH0632880Y2 JP1989014886U JP1488689U JPH0632880Y2 JP H0632880 Y2 JPH0632880 Y2 JP H0632880Y2 JP 1989014886 U JP1989014886 U JP 1989014886U JP 1488689 U JP1488689 U JP 1488689U JP H0632880 Y2 JPH0632880 Y2 JP H0632880Y2
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lids
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は防臭等の目的のもとに、覆うべき空間の上部
に開閉自在の蓋をする防臭カバーに関する。
[従来の技術] 下水処理場の沈砂池では、汚水から生じる悪臭が外部に
漏れないように蓋をし、かつ沈砂池内の砂を掻揚げると
きにはその蓋を除去する必要がある。このように沈砂池
などの覆うべき空間の上部に開閉自在の蓋をする技術と
しては、例えば特公昭62−42098号公報に開示されたも
のがある。
これは第13図に示すように、覆うべき空間の幅とほぼ等
しい長さを有する長方形の蓋体11を複数個設け、該蓋体
11の前後端を前後の蓋体と屈曲自在に連結し、蓋体11の
両側にローラ20を軸支し、該ローラ20を前記空間の長手
方向両側に設けたガイドレールに踏面し、先頭の蓋体11
1を前方に牽引したときは前記複数の蓋体が実質的に同
一平面を形成するように展開して前記空間を覆い、先頭
の蓋体111を後方に押圧したときは各連結部の交互の山
折りと谷折りによって蓋体11が収納されて前記空間の上
方を開放するように構成した可動式防臭板において、蓋
体11の相互の連結は、山折り連結部Cについては前後の
蓋体の端面上又はより外方でかつ下面上又はより外方に
おいて前後の蓋体の両側を枢着し、谷折り連結部Bにつ
いては前後の蓋体の端面上又はより外方でかつ上面上又
はより外方において前後の蓋体の両側を枢着することに
よって構成し、ローラ20の軸支は、山折り連結部Cにつ
いては一端に山折り連結部Cを軸支した吊り部材35の他
端にローラ20を軸支し、谷折り連結部Bについては一つ
おきの蓋体の谷折り連結部B側の端部にローラ20を軸支
し、ガイドレールは、一対の上段ガイドレール23と一対
の下段ガイドレール24とによって構成し、連結部の山折
りと谷折りとは、山折り連結部Cのローラ20を上段ガイ
ドレール23に踏面し、谷折り連結部Bのローラ20を下段
ガイドレール24に踏面し、収納位置において上段ガイド
レール23が下段ガイドレール24に対してほぼ蓋体の幅だ
け上方に位置するように分岐させることによって構成し
た可動式防臭板である。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の可動式防臭板では、ローラ20の軸支の手
段が山折り連結部Cと谷折り連結部Bとで全く異なって
いるから、該防臭板の製造・据付を複雑としていた。
すなわち展開位置では山折り連結部Cは谷折り連結部B
よりも下方に位置するが、収納位置ではこれを逆転させ
て山折り連結部Cを谷折り連結部Bよりも上方に分岐さ
せる必要がある。他方ガイドレールとして上下段のガイ
ドレール23,24を用いているために、吊り部材35を用い
て展開位置でも山折り連結部Cのローラ20が谷折り連結
部Bのローラ20よりも上方に位置するようにしてあり、
すなわち該吊り部材35の導入を余儀なくされていた。
したがって本考案は、山折り連結部と谷折り連結部との
非対称性をなくし、かつ吊り部材を用いないで覆うべき
空間の上部に開閉自在の蓋をすることができる防臭カバ
ーを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、ガイドレールを上下に設けるのではなく、
並列に外側と内側に設けることによって上記課題を解決
できることを見出して、本考案を完成するに至った。
すなわち本考案の請求項1は、覆うべき空間の幅とほぼ
等しい長さを有する長方形の蓋体を複数個設け、該蓋体
の前後端を前後の蓋体と屈曲自在に連結し、蓋体の両側
にローラを軸支し、該ローラを前記空間の長手方向両側
に設けたガイドレールに踏面し、先頭の蓋体を前方に牽
引したときは前記複数の蓋体が実質的に同一平面を形成
するように展開して前記空間を覆い、先頭の蓋体を後方
に押圧したときは各連結部の交互の山折りと谷折りによ
って蓋体が収納されて前記空間の上方を開放するように
構成した防臭カバーにおいて、蓋体の相互の連結は、前
方の蓋体の後端両側をそれぞれ連結部材の前端に枢着
し、後方の蓋体の前端両側を前記連結部材の後端に枢着
することによって構成し、ローラの軸支は、前記連結部
材の中央部で軸支し、ガイドレールは、一対の外側ガイ
ドレールと一対の内側ガイドレールとによって構成し、
連結部の山折りと谷折りとは、山折り連結部のローラを
外側ガイドレールに踏面し、谷折り連結部のローラを内
側ガイドレールに踏面し、収納位置において外側ガイド
レールが内側ガイドレールに対してほぼ蓋体の幅だけ上
方に位置するように分岐させることによって構成した防
臭カバーである。
請求項2は、請求項1の防臭カバーにおいて、蓋体を展
開したときに蓋体と連結部材との間の過度の屈曲を防止
するストッパ手段を設けた防臭カバーである。
請求項3は、請求項1の防臭カバーにおいて、蓋体の相
互の連結を、山折り連結部については前後の蓋体の端面
上又はより外方でかつ下面上又はより外方において前後
の蓋体の両側を枢着し、谷折り連結部については前後の
蓋体の端面上又はより外方でかつ上面上又はより外方に
おいて前後の蓋体の両側を枢着することによって構成
し、ローラの軸支を、各蓋体の前端又は後端において軸
支した防臭カバーである。
請求項4は、請求項3の防臭カバーにおいて、ローラの
軸支を、前記枢着部と同軸に軸支し、谷折り連結部に大
径ローラを用いた防臭カバーである。
[作用] 請求項1又は3の防臭カバーでは、先頭の蓋体を前方に
牽引すると、各ローラは同一平面上にある外側ガイドレ
ール又は内側ガイドレール上を転動するから、各蓋体は
実質的に同一平面を形成しつつ展開して空間を覆う。先
頭の蓋体を後方に押圧すると、蓋体の収納位置におい
て、山折り連結部のローラを転動させる外側ガイドレー
ルは、谷折り連結部のローラを転動させる内側ガイドレ
ールに対してほぼ蓋体の幅だけ上方に位置するように分
岐しているから、後方の蓋体より順次折り畳まれて収納
されて空間の上部を開放する。
請求項2の防臭カバーでは、展開位置における各蓋体の
同一平面の形成が、より確実になる。
請求項4の防臭カバーでは、展開位置において山折り連
結部のローラは谷折り連結部のローラよりも下方に位置
するが、後者は径大に形成されているから、各蓋体は実
質的に同一平面を形成しつつ展開して空間を覆う。
[実施例] 本考案の実施例を添付の図面に基づいて説明する。第1
図は請求項1の防臭カバーの一実施例の全体側面図であ
り、駆動装置1によって駆動される両側一対の駆動スプ
ロケット2と、両側一対の主務スプロケット3との間に
は、一対のチェン4が巻き掛けられており、こうして該
チェン4は沈砂池30の長手方向両側上を往復動する。
10は防臭カバーであって、該防臭カバー10は複数個すな
わちN個の蓋体111〜11Nよりなり、先頭(図では左端)
の蓋体111の両側は前記チェン4に取付けられている。
蓋体11は、沈砂池30の幅とほぼ等しい長さを有し、沈砂
池30の長さの1/Nとほぼ等しい幅を有する長方形状に
形成されており、各蓋体11の前後端は前後の蓋体と屈曲
自在に連結されている。
蓋体11の両側にはローラが軸支されていて、該ローラは
沈砂池30の長手方向両側に設けた外側ガイドレール21又
は内側ガイドレール22に踏面している。該ガイドレール
21,22は沈砂池30上では同一高さにあるが、後端(図で
は右側)においては、内側ガイドレール22はほぼ蓋体11
の幅だけ低くなるように分岐しており、こうしてチェン
4を駆動して先頭の蓋体111を前方(図では左方)に牽
引したときは、防臭カバー10は展開して沈砂池30上を覆
い、先頭の蓋体111を後方(図では右方)に押圧したと
きは、第2図に示すように、各蓋体11は交互に山折りと
谷折りされて防臭カバー10は収納され、沈砂池30の上方
が開放されようになっている。
なお31は、防臭カバー10が展開したときに防臭カバー10
の前後端より臭気が漏れるのを防止するためのシール板
である。また本実施例では外側ガイドレール21を一定高
さに保ち、内側ガイドレール22を収納位置において下方
に分岐させているが、後者を一定高さに保って前者を上
方に分岐させてもよい。ただし両者を上下に分岐させて
るのでは駆動機構が複雑となって好ましくない。
第3図と第4図とは本防臭カバー10のそれぞれ一部切欠
き平面図と一部切り欠き側面図であり、各蓋体11はフレ
ーム構造で形成され、その上面はキャンバスで被覆され
ている。また本実施例では偶数枚の蓋体11を使用し、か
つ先頭の蓋体111の前端が折り畳まれたときに山となる
ように形成されている。したがって先頭の蓋体111と2
番目の蓋体112との連結部は折り畳まれたときに谷折り
となり、2番目の蓋体112と3番目の蓋体113との連結部
は山折りとなり、N−1番目の蓋体11N-1と最後尾の蓋
体11Nとの連結部は谷折りとなり、最後尾の蓋体11Nの後
端は山となる。ただし先頭の蓋体111の前端が折り畳ま
れたときに谷となるように形成することもできるし、奇
数枚の蓋体11で構成することもできる。
次に第3図と第4図において、Aは先頭の蓋体111の前
端支持部、Bは谷折り連結部、Cは山折り連結部、Dは
最後尾の蓋体11Nの後端支持部である。先ず拡大図を第
5図と第6図とに示した谷折り連結部Bについて説明す
ると、前方の蓋体111の後端両側は、それぞれ一対の連
結部材15の前端内方に突設したピン16に枢着されてお
り、後方の蓋体112の前端両側は、前記一対の連結部材1
5の後端内方に突設したピン16に枢着されており、更に
前後の蓋体の上面にはキャンバスが張り渡されており、
こうして前後の蓋体は相互に屈伸することができる。連
結部材15の中央部外方には軸17が突設されており、該軸
17にはローラ20が軸支されており、該ローラ20は内側ガ
イドレール22に踏面しており、こうして谷折り連結部は
ローラ20を介して内側ガイドレール22上を転動する。
また前方の蓋体111の後端外方と後方の蓋体112の前端外
方とにはストッパピン12が突設されており、該ストッパ
ピン12は、前後の蓋体111,112の谷折りを180°開いたと
きに連結部材15に当接するように形成されている。この
ストッパピン12は必ずしも設ける必要はないが、本連結
部は、連結部材15に前方の蓋体111と後方の蓋体112とロ
ーラ20とが別々に軸支されている3軸構成となっている
から、前後の蓋体111,112が展開したときに、前方の蓋
体111と連結部材15とは「へ」字状に屈曲し、後方の蓋
体112と連結部材15とが逆「へ」字状に屈曲する可能性
があり、したがって本ストッパピン12を設けることによ
って、前後の蓋体の同一平面の形成がより確実になる。
なお同じ目的は、前後の蓋体の一方の下面にストッパ板
を固設し、展開状態において該ストッパ板が他方の蓋体
の下面に当接するように形成することによっても達成で
きる。
次に山折り連結部Cについては、連結部材15の中央部外
方に突設した軸17が谷折り連結部の軸よりも長く形成さ
れていて、該軸17に軸支されたローラ20が外側ガイドレ
ール21に踏面していることと、一側のローラ20がつば付
きローラで形成されていることと、連結部材15が、前後
の蓋体の山折りを開いたときにストッパピン12に当接す
るように形成されていことと、前後の蓋体の上面に張り
渡したキャンバスが山折りできるようにたるみを持って
いること以外は、谷折り連結部Bと同様に形成されてい
る。
なおつば付きローラは各ローラ20がガイドレールより脱
落するのを防止するものであり、すべてのローラをつば
付きにする必要はない。本実施例では転動抵抗及び斜行
を減じるために、先頭の蓋体の前端、山折り連結部及び
最後尾の蓋体の後端について、一側のローラのみをつば
付きとしている。
次に先頭の蓋体111の前端支持部Aについて説明する
と、該蓋体111の前端両側は、それぞれ連結部材15の中
央部内方に突設したピン16に枢着されており、連結部材
15の前後端外方にはそれぞれ軸17,17が突設されてお
り、該軸17,17にはそれぞれローラ20,20が軸支されてお
り、該ローラ20は外側ガイドレール21に踏面している。
また連結部材15は第4図A及び第7図に示すように、チ
ェン4と連結するための張出し部18を有し、該張出し部
18にはチェン4側の連結部材5が枢着されている。
他方最後尾の蓋体11Nの後端支持部Dは、チェン4との
連結はないために、より簡明な構造となっており、すな
わち該蓋体11Nは他の蓋体よりもその幅が若干狭く形成
され、その後端両側はそれぞれ連結部材15の前端内方に
突設したピン16に枢着されており、連結部材15の後端外
方には軸17が突設されており、該軸17にはローラ20が軸
支されており、該ローラ20は外側ガイドレール21に踏面
している。また連結部材15と沈砂池30の後端壁との間に
は第1図に示すようにショートリンクチェン32が掛け渡
されている。
次に第7図は本防臭カバーの縦断面図であり、沈砂池30
の両側壁上に立設したフレーム33の内側には、最下段に
外側ガイドレール21と内側ガイドレール22とが敷設さ
れ、その上部にチェン4の下行部を転動させるレール6
が敷設され、その上部に防臭カバー10の両側部から臭気
が漏れるのを防止するシール板31が取付けられ、最上部
にチェン4の上行部を転動させるレール7が敷設されて
いる。なお本実施例のガイドレール21,22は、ローラ20
の浮上がりを防止するために、下行部のほか上行部をも
有するが、第8図に示すように内外のガイドレールの分
岐部においては、外側ガイドレール21に踏面したローラ
の軸17と内側ガイドレール22の上行部との干渉を除去す
るために、内側ガイドレール22の上行部が切り欠かれて
いる。
本実施例は以上のように構成されており、駆動装置1に
よってチェン4を駆動すると、該チェン4に連結された
先頭の蓋体111は前方に牽引され、各ローラ20は同一平
面上にある外側ガイドレール21又は内側ガイドレール22
上を転動するから、各蓋体11は同一平面を形成しつつ展
開して沈砂池30を覆う。駆動装置1によってチェン4を
逆方向に駆動すると、該チェン4に連結された先頭の蓋
体111は後方に押圧され、収納位置において山折り連結
部のローラを転動させる外側ガイドレール21は、谷折り
連結部のローラを転動させる内側ガイドレール22に対し
てほぼ蓋体11の幅だけ上方に位置するように分岐してい
るから、後方の蓋体より順次折り畳まれて収納されて沈
砂池30の上部を開放する。
なお以上の説明では内外のガイドレールが同一高さにあ
るとして説明したが、ローラの径を変えれば必ずしも内
外のガイドレールを同一高さに敷設する必要はないこと
は明らかであり、したがって同一高さになくとも内外の
ガイドレールを用いている限りは本考案の範囲内に含ま
れる。
次に請求項3及び4の防臭カバーについて説明する。上
記実施例では前後の蓋体の連結は、連結部材15の前後端
の2個のピン16,16によって枢着されていたが、この請
求項3及び4の防臭カバーでは、1個のピン16で枢着さ
れていて連結部材はない。したがって前後の蓋体が屈伸
自在であるためには、山折り連結部については第9図に
示すように、ピン16の位置が蓋体11の端面から外方に向
かって計った距離aがa≧0で、かつ蓋体11の下面から
外方に向かって計った距離bがb≧0でなければならな
い。すなわちもしもa<0のときには前後の蓋体は180
°展開することができず、b<0のときは前後の蓋体は
完全に山折りすることができない。またa>0のときは
前後の蓋体は180°以上展開できるから、180°展開した
ときに他端面に当接するストッパを一端から突き出せ
ば、ちょうど180°だけ展開させることができる。同様
にして谷折り連結部については、前後の蓋体の端面上又
はより外方でかつ上面上又はより外方において前後の蓋
体を枢着する必要がある。
しかる後請求項3の防臭カバーでは第10図及び第11図に
その一実施例を示したように、蓋体11の前後端より張出
し部材13を張り出し、該張出し部材13をピン16を介して
枢着しており、またローラ20は、各蓋体11の前端両側又
は後端両側(図では前端両側)において軸支されてい
る。ただし各蓋体11の前端両側でローラ20を軸支すると
きは、最後尾の蓋体11Nの後端両側にもローラを取付け
る必要があり、各蓋体11の後端両側でローラ20を軸支す
るときは、先頭の蓋体111の先端両側にもローラを取付
ける必要がある。また本実施例では前後の蓋体間に掛け
渡すキャンバスを用いておらず、谷折り連結部Bについ
ては前後の蓋体の端面間の上端面側にシール材25が、下
端面側にストッパ26が一方の蓋体から張り出しており、
山折り連結部Cについては前後の蓋体の端面間の上端面
側にシールを兼ねたストッパ27が一方の蓋体から張り出
している。本実施例のその他の構成は先の実施例と同じ
であり、その操作方法も同じである。
次に請求項4の防臭カバーでは第12図にその一実施例を
示したように、蓋体11の前後端より張出し部材13を張り
出し、該張出し部材13をピン16を介して枢着しており、
更に該ピン16と同軸にある軸17にローラ20が軸支されて
いる。また内側ガイドレール22に踏面する谷折り連結部
Bには大径ローラが用いられていて、蓋体を展開したと
きに各蓋体が同一平面となるように形成されている。な
お本実施例でも前後の蓋体間に掛け渡すキャンバスを用
いておらず、前後の蓋体の端面間の上端面側にシール材
25が一方の蓋体から張り出している。また各蓋体は前後
のローラで支持されているから過度に屈曲することはな
く、したがってストッパはない。本実施例のその他の構
成は先の実施例と同じであり、その操作方法も同じであ
る。なお本実施例では内側ガイドレールに踏面する谷折
り連結部に大径ローラを用いたが、外側ガイドレールに
踏面する山折り連結部にも谷折り連結部のローラと同径
の大径ローラを用いて、外側ガイドレールを内側ガイド
レールよりも低く敷設するのでもよい。
[考案の効果] 本考案は、外側ガイドレールと内側ガイドレールとによ
って開閉自在な防臭カバーを構成しているから、従来の
可動式防臭板における山折り連結部と谷折り連結部との
非対称性はなくなり、かつ吊り部材を使用していないか
ら、簡明な防臭カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は請求項1の防臭カバーの一実施例を
示し、第1図は全体側面図、第2図は防臭カバーの収納
状態を示す側面図、第3図と第4図とはそれぞれ防臭カ
バーの一部切欠き平面図と一部切り欠き側面図、第5図
と第6図とはそれぞれ谷折り連結部の拡大平面図と拡大
側面図、第7図は防臭カバーの縦断面図、第8図は内外
のガイドレールの分岐部における内側ガイドレール上行
部の切欠きを示す図、第9図は請求項3と請求項4の山
折り連結部のピンの位置を示す説明図、第10図と第11図
はそれぞれ請求項3の防臭カバーの一実施例の要部平面
図と要部側面図、第12図は請求項4の防臭カバーの一実
施例の要部平面図、第13図は従来例を示す側面図であ
る。 1……駆動装置、2……駆動スプロケット 3……主務スプロケット、4……チェン 5……連結部材、6,7……レール 10……防臭カバー、11……蓋体 12……ストッパピン、13……張出し部材 15……連結部材、16……ピン 17……軸、18……張出し部 20……ローラ、21……外側ガイドレール 22……内側ガイドレール、30……沈砂池 31……シール材、32……ショートリンクチェン 33……フレーム、A……先頭の蓋体の前端支持部 B……谷折り連結部、C……山折り連結部 D……最後尾の蓋体の後端支持部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】覆うべき空間の幅とほぼ等しい長さを有す
    る長方形の蓋体を複数個設け、該蓋体の前後端を前後の
    蓋体と屈曲自在に連結し、前記蓋体の両側にローラを軸
    支し、該ローラを前記空間の長手方向両側に設けたガイ
    ドレールに踏面し、先頭の前記蓋体を前方に牽引したと
    きは前記複数の蓋体が実質的に同一平面を形成するよう
    に展開して前記空間を覆い、先頭の蓋体を後方に押圧し
    たときは各連結部の交互の山折りと谷折りによって蓋体
    が収納されて前記空間の上方を開放するように構成した
    防臭カバーにおいて、 前記蓋体の相互の連結は、前方の蓋体の後端両側をそれ
    ぞれ連結部材の前端に枢着し、後方の蓋体の前端両側を
    前記連結部材の後端に枢着することによって構成し、 前記ローラの軸支は、前記連結部材の中央部で軸支し、 前記ガイドレールは、一対の外側ガイドレールと一対の
    内側ガイドレールとによって構成し、 前記連結部の山折りと谷折りとは、山折り連結部のロー
    ラを前記外側ガイドレールに踏面し、谷折り連結部のロ
    ーラを前記内側ガイドレールに踏面し、収納位置におい
    て外側ガイドレールが内側ガイドレールに対してほぼ蓋
    体の幅だけ上方に位置するように分岐させることによっ
    て構成したことを特徴とする防臭カバー。
  2. 【請求項2】前記蓋体を展開したときに蓋体と連結部材
    との間の過度の屈曲を防止するストッパ手段を設けた請
    求項1記載の防臭カバー。
  3. 【請求項3】前記蓋体の相互の連結は、山折り連結部に
    ついては前後の蓋体の端面上又はより外方でかつ下面上
    又はより外方において前後の蓋体の両側を枢着し、谷折
    り連結部については前後の蓋体の端面上又はより外方で
    かつ上面上又はより外方において前後の蓋体の両側を枢
    着することによって構成し、 前記ローラの軸支は、各蓋体の前端又は後端において軸
    支した請求項1記載の防臭カバー。
  4. 【請求項4】前記ローラの軸支は、前記枢着部と同軸に
    軸支し、 谷折り連結部に大径ローラを用いた請求項3記載の防臭
    カバー。
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JPH0631809B2 (ja) * 1985-08-19 1994-04-27 株式会社東芝 原子炉建屋

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