JPH06328690A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH06328690A
JPH06328690A JP12014593A JP12014593A JPH06328690A JP H06328690 A JPH06328690 A JP H06328690A JP 12014593 A JP12014593 A JP 12014593A JP 12014593 A JP12014593 A JP 12014593A JP H06328690 A JPH06328690 A JP H06328690A
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Kouji Morikoshi
耕司 森腰
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接合部材の熱膨張率の差により引き起こされる
反りを低減し安定した吐出特性を確保でき、さらに設計
の自由度を損なわないインクジェット記録ヘッドを提供
する。 【構成】ノズルプレート1には、複数のノズル2を設け
てある。壁部材3はノズルプレート1と弾性壁となる圧
力板8とで挟まれ、インク供給室4と圧力室5を形成す
る。圧力板8は薄部8aと島状部8bとからなる。圧力
板8、壁部材3、ノズルプレート1を積層接合すること
より成る流路基板7は固定部材11上に密着接合されて
いる。インク滴吐出の駆動源となる積層型の圧電素子2
2はその長手方向にLはみ出すように支持基板21に固
着されており、固着されない部分の先端を圧力板8の島
状部8aに当接した状態で固定部材11に接着固定され
ている。支持基板21の固定部材11の接合面には溝2
6が設けられており、この溝によって形成される凸面2
1aと固定部材11面とが接着固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録紙等の記録媒体上に
インク像を形成するインクジェット記録ヘッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】圧電素子の変位を利用して圧力室内のイ
ンクを加圧し圧力室に連通するノズルよりインク滴を吐
出するインクジェット記録ヘッドの中で、特に圧電素子
の収縮伸長を利用して圧力室を加圧しインクを吐出する
インクジェット記録ヘッドにおいては、圧電素子の一端
または一部の面を接合固定または支持し、インクを吐出
するに十分な圧力室の加圧を得るために安定した収縮伸
長を確保する必要がある。
【0003】また、一般に、インクジェット記録ヘッド
では圧電素子はその一端が支持部材と強固に接合されて
いないと、目的の変位を安定して確保できなくなる。こ
のため、圧電素子とそれを固定する部材の接合は接合を
強固にする意味でできるだけ多くの面積で接合する必要
があった。
【0004】しかし、圧電素子とそれを接合する部材は
同じ部材とは限らず、両部材の熱変膨張率が大きく異な
ると、熱変形量が異なり、接合部の面積が広いほど反り
を引き起こしやすくなるため、両部材の熱膨張率がほぼ
等しくなるように部材を選定しなければならなくなり、
設計の自由度を狭めることが多くあった。
【0005】このため、特開平4−234661号公報
に示す様な、圧電素子とその固定部材の間に圧電素子と
ほぼ熱膨張率の等しい第2の固定部材を介して接合しな
ければならなかった。
【0006】図7は特開平4−234661号公報に示
された従来のインクジェット記録ヘッドの構造の概略を
示す断面図である。
【0007】図において、流路基板内にはノズル10
1、圧力室105、インク供給口106が連通してなる
インク流路が構成されている。また、圧電素子122の
先端部が流路基板107の圧力室105部分に嵌入され
ており、封止部材130によってシールされ、且つ圧電
素子122が摺動可能なように封止されている。圧電素
子122の後端部は第2の固定部材である支持部材12
1を介して固定部材111に固定されている。
【0008】上記の構成によれば、圧電素子122に電
界を加えることで圧電素子122の先端部が伸縮伸長
し、圧力室105内のインクを加圧することでノズル1
02からインクが吐出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図8は従来のインクジ
ェット記録ヘッドの熱膨張変形の状態を示す図である。
【0010】従来のインクジェット記録ヘッドのように
第2の固定部材である支持部材121と圧電素子122
が熱膨張率がほぼ等しい部材であっても、第2の固定部
材である支持部材121と固定部材111の熱膨張率が
等しくなければ、反りの問題は解決しない。また、従来
例のように支持部材121と固定部材111がその全面
で接合される構成では、接合で互いに拘束される面積は
広いほど、また両部材の熱膨張率が大きく異なるほど接
合部が反りやすくなるという問題がある。
【0011】この反りが発生した場合、支持部材121
と固定部材111の接合強度が十分でないと接合が剥が
れたり、接合強度が十分であってもその反りによる影響
が流路基板107にまでおよび流路基板107が反った
り破壊されたりする可能性がある。このため、流路基板
107内のインク流路の寸法が変化し本来のインク吐出
特性が得られなかったり、インクが本来の吐出方向に吐
出しなかったり、インクがインク流路から漏れ、吐出不
良を引き起こしたりする。この結果、安定したインク吐
出特性を確保できず、高印字品質を確保できなくなると
いう問題があった。
【0012】また、圧電素子122はその支持長さLが
長いほど、電圧を加えた際の変位量が大きくできる。こ
のため、圧力室105の体積をより大きく変化させるこ
とが出来、より多くのインク量のインク滴を吐出でき
る。
【0013】しかし、圧電素子122の支持長さLが長
ければ長いほど、支持部材と固定部材の反りが発生した
際、この反りの影響で圧電素子122により大きな応力
が加わり、圧電素子122が支持部材111から剥が
れ、所定の変形量を確保できなかったりする可能性があ
る。さらに反りが大きくなり圧電素子122に加わる応
力が大きくなると圧電素子122が破壊されたりする可
能性もある。
【0014】このため、圧電素子122の支持長さLを
長くすることが出来なくなり、長さLに制約が生じるた
め、設計の自由度が無くなるり、所定のインク量の吐出
特性を狙えなくなるという問題もあった。
【0015】以上の様な問題から、前述した支持基板1
21と固定部材111の反りを極力小さくするべく、熱
膨張率の近い部材同士で接合しなければならないという
制約が生じ、設計の自由度が極端に低くなるという問題
点があった。
【0016】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決するもので、その目的とするところは、熱膨張率
の差により引き起こされる反りを低減し、安定した吐出
特性を確保でき、さらに設計の自由度を損なわないイン
クジェット記録ヘッドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録ヘッドは、圧電素子および前記圧電素子を支持する
支持基板と前記圧電素子および前記支持基板およびノズ
ルと連通する圧力室を一つまたは複数含む流路基板と接
合されている固定部材を有し、且つ、前記圧電素子の変
位を利用してその変位方向に配接された前記圧力室の圧
力板を変位させて、前記圧力室内のインクを加圧し、ノ
ズルからインク滴を噴射するインクジェット記録ヘッド
であって、前記支持基板の前記固定部材との接合面に溝
を設けたことを特徴とする。
【0018】前記溝が圧電素子変位方向に垂直な方向に
複数配列されていることを特徴とする。
【0019】前記溝が圧電素子変位方向に複数配列され
ていることを特徴とする。
【0020】前記溝が圧電素子変位方向と垂直な方向に
格子状に配列されていることを特徴とする。
【0021】前記溝内全体に接着剤を有し前記支持基板
と前記固定部材が接合されていることを特徴とする。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を図にもとづいて説明
する。
【0023】図1は本発明を適用した実施例の構成を示
す斜視図である。図2は本実施例を詳細に示した部分断
面図である。
【0024】これらの図において、1はノズルプレート
である。ノズルプレート1には、複数のノズル2をもう
けてある。3は壁部材である。壁部材3はノズルプレー
ト1と弾性壁となる圧力板8とではさまれ、インク供給
室4と圧力室5を形成する。圧力板8は薄部8aと島状
部8bとからなる。圧力板8、壁部材3、ノズルプレー
ト1を積層接合することより成る流路基板7は固定部材
11上に密着接合されている。
【0025】インク滴吐出の駆動源となる積層型の圧電
素子22はその長手方向にLはみ出すように支持基板2
1に固着されており、固着されない部分の先端を圧力板
8と接合している。支持基板21には配線パターン24
が施され、リードフレーム25を介して制御基板13に
より制御された電界を圧電素子22に与える。12は固
定部材11内を貫通する取り付け穴で、圧電素子22の
X、Y方向の位置きめ(図1のXYZ座標参照)をする
べく支持基板21を支持する。なお、圧電素子22のZ
方向は、固定部材11に圧力板8を接合した後、圧電素
子22の先端を圧力板8の島状部8bに当接して位置決
めする。
【0026】31は図示せぬインクタンクからインクを
供給するインク供給管である。インク供給管31は固定
部材11に圧入接着されている。インク流路は、固定部
材11にあるインク接続口32と圧力板8にあるインク
連絡口33を経て、壁部材3のインク供給室4、さらに
インク供給口6、さらに圧力室5と連通している。以上
が概略構成である。
【0027】図2に従って構造について更に詳しく述べ
る。圧電素子22は正電極41と負電極42が対向して
いる。正電極41は支持基板21上の配線パターン24
に接合と同時に電気接続されている。負電極42は共通
電極板23により支持基板21上の配線パターン24と
電気接続している。配線パターン24と制御基板13と
をリードフレーム25で結び、それぞれ接続箇所を半田
で固着している。
【0028】なお支持基板21は圧電素子22が圧力板
8の島状部8aに当接した状態で固定部材11に接着固
定されている。ここで支持基板21の固定部材11の接
合面には本発明の特徴である溝26が設けられており、
この溝によって形成される凸面21aと固定部材11面
とが接着剤10によって固定されている。
【0029】インクが充填される圧力室5およびインク
供給口6およびインク共通室4は、壁部材3とノズルプ
レート1と圧力板8の接合で構成される。壁部材3は感
光性樹脂を露光形成している。壁部材3の上面を覆うノ
ズルプレート1はプレス加工等によって複数の圧力室5
にそれぞれ1つずつノズル2が開けられたステンレス鋼
板からなる。
【0030】また、壁部材3の下面をおおう圧力板8
は、ニッケルの電鋳加工法で5μm以下の厚さに形成さ
れた薄部8aと島状部8bを形成してなる。図2に示す
様に、島状部8bに圧電素子22の先端が接合されてい
る。島状部8bは圧力室5の投影面よりも一回り小さく
設計されている。
【0031】上記の構成によって、以下のインク滴吐出
動作が行われる。以下に説明する。
【0032】印字信号に応じて制御基板13からリード
フレーム25、配線パターン24を通じて圧電素子22
の正電極41と負電極42とに電界を印加する。電界を
印加された圧電素子22は長手方向(同図上下方向)に
収縮しようとする。この時圧電素子22の下方部は固定
部材11に固定されている支持部材21に固着されてい
るため収縮変位できない。一方、圧電素子22の長さL
の上方部は拘束を受けることなく収縮変位して、その収
縮力により圧力板8を引っ張る。この結果、圧電素子に
引っ張られた圧力板8が下方にたわみ、その結果圧力室
5の体積が膨張する。インク室が膨張すると、インク共
通室4からインク供給口6を通じてインクが流入する。
次いで、圧電素子22の電界を解除すると、圧電素子2
2は元の長さに伸張して圧力室5を圧縮する。この圧力
でノズル2からインク滴を吐出する。圧電素子22の変
位を圧力室に伝える圧力板8の島状部8bは、前述のよ
うに圧力室5の投影面よりひとまわり小さいため、薄部
8aのたわみ部を残しつつ圧力室をまんべんなく加減圧
する。
【0033】図3は支持基板と固定部材の第1の接合状
態を示す拡大断面図である。
【0034】図において支持基板21の凸面21aと固
定部材11面は接着剤10を介し接合されている。
【0035】上記の構成であれば、接合が凸面21aで
の接合となるため、従来の全面を接着接合するのに対し
接合面積を小さくすることが可能となる。このため、支
持基板21と固定部材11同士が接合により拘束される
部分を少なくでき、支持基板21と固定部材11の熱膨
張率差が大きくても、その接合面で生じる支持基板21
と固定部材11のそりは微小となり、接着部での剥がれ
を抑えることができる。
【0036】また、支持基板21と固定部材11のそり
が微小となることで、ノズルプレート1、壁部材2、圧
力板8の接合で構成されている流路基板9まで反りの影
響がおよばず、流路基板7の変形、破壊等が生じなくな
る。
【0037】さらに、接着剤10の量が凸面21aを接
着するに十分な所定の量よりも多くなっても、余分な量
の接着剤10は溝部26に逃げ込むため、接着面は凸面
21aのみにできる。よって接合面積の管理は凸面21
aの面積の管理のみで済み、支持基板21と固定部材1
1の形状、材質等に応じて反りの対策がが容易にでき
る。
【0038】一方、圧電素子22については、支持基板
21と固定部材11のそりが微小となり、流路基板8の
反りもなくなることで、圧電素子22に不要な応力が生
じず、また、圧電素子の支持長さLを所定の長くしても
問題ない。このため、より大きな圧電素子22の変形を
確保できより、所要量のインクを吐出させることができ
る。
【0039】本出願人は熱膨張率αの異なる表1に示す
部材をエポキシ系接着剤で接合し、プリンターの実仕様
で考えられる、高温下(40℃)、低温下(−20℃)
での支持基板21と固定部材11のの反りおよび接着剤
10の剥がれの有無を確認した。
【0040】 支持基板 : 快削性セラミック(α=0.85×10-5) 固定部材 : フ゜ラスチック樹脂(α=4.4 ×10-5)ステンレス (α=1.6 ×10-5) 上記の各接合の組合わせとも、接着剤が剥がれたり、両
部材が反ったりすることなく良好な結果が得られた。ま
た、圧電素子22の支持基板からの剥がれまたは破壊、
流路基板7の反り、破壊も引き起こされなかった。
【0041】図4は支持基板と固定部材の第2の接合状
態を示す断面図である。
【0042】図において支持基板21と固定部材11は
図3と同様に接着剤10を介し接合されている。異なる
のは接着剤10が溝26内全体にまでおよんでいること
である。
【0043】接着剤は硬化しても弾性が大きく、また、
見かけ上の接着剤10の厚さが、溝26部に入り込んだ
接着剤10の分厚くなるため、支持基板21と固定部材
11の間に弾性体を介して接着される場合と同等の構成
となるため、熱変形差による支持基板21と固定部材1
1の反りを抑えることができる。
【0044】また、接着剤10がクサビとなって溝26
の配列方向のせん断力に対して強くなるという効果もあ
る。
【0045】さらに、以下の効果もある。
【0046】図5は支持基板と固定部材間の振動伝播を
示す模式図である。
【0047】一般に、2つの部材が接合された場合、一
方の部材の振動のもう一方の部材への伝播の程度を表わ
す反射率rは、発振側を添字1、もう一方の部材側を添
字2とした場合 r={(z1−z2)/(z1+z2)}2 となる。ここでZは各部材の音響インピータンスであ
り、比重ρ、縦弾性係数Eの部材の場合 z=(ρE)1/2 である。
【0048】この反射率はその値が1近い程振動がその
境界で反射され易い、つまり、発振側へ振動が戻ってく
ることを示している。
【0049】発振側(添字1)を圧電素子22と接合さ
れた支持基板21、受振側(添字2)を接着剤10とし
た場合、前述したように、一般に接着剤10の縦弾性係
数は大きいため、音響インピータンスZ2 はZ1 に対し
て十分大きくなり易くrは値1に近くなる。つまり、支
持基板21側から伝わった振動が支持基板21に反射し
やすくなる。
【0050】この結果、支持基板21と接合される圧電
素子22にはインク吐出を目的とした以外の不要な振動
が伝わることがなくなり、より安定した圧電素子22の
駆動が実現できる。
【0051】図6は本実施例における支持基板の溝の形
状、配列を示す斜視図である。
【0052】図6(a)は溝26を圧電素子22の伸縮
方向に(Z方向)に複数配列した場合、図6(b)は溝
26を圧電素子22の伸縮方向対して垂直な方向(X方
向)に複数配列した場合、図6(c)は図6(a)、図
6(b)を組み合わせ溝26を格子状に配列した場合で
ある。(X、Z両方向) 図6(a)は支持基板21と固定部材11がZ方向に拘
束されることによる反りの緩和がされる。図6(b)は
X方向に拘束されることによる反りの緩和ができる。図
6(c)は両方向の拘束による反りの緩和ができる。
【0053】図6においては溝は等間隔で配列したが必
要に応じて間隔を変えてもよい。また、溝は規則的に配
列する必要はなく、その目的に応じて任意に設けてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録ヘッドは、
圧電素子とそれを支持する支持基板と固定部材を、支持
基板の固定部材との接合面に複数の溝を設け、その凸部
で接着接合されており、溝が圧電素子変位方向または圧
電素子変位方向に垂直な方向または、その両方向に複数
設けられていることで、支持基板と固定部材の熱変形差
による反りを抑えることができるため、安定したインク
の吐出が確保され、高印字品質のインクジェット記録ヘ
ッドが提供できる。また、熱膨張率差の問題のため利用
できなかった材料を問題なく利用することができるため
に、材料選定の幅を広げることができ、設計の自由度を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明を適用した実施例の部分断面図である。
【図3】支持基板と固定部材の第1の接合状態を示す拡
大断面図である。
【図4】支持基板と固定部材の第2の接合状態を示す拡
大断面図である。
【図5】支持基板と固定部材間の振動伝播を示す模式図
である。
【図6】本実施例における支持基板の溝の形状、配列を
示す斜視図である。
【図7】従来のインクジェット記録ヘッドの構造の概略
を示す断面図である。
【図8】従来のインクジェット記録ヘッドの熱膨張変形
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ノズルプレート 2 ノズル 3 壁部材 4 インク共通室 5 圧力室 6 インク供給口 7 流路基板 8 圧力板 8a薄部 8b島状部 10 接着剤 11 固定部材 12 取り付け穴 13 制御基板 21 支持基板 21a凸面 22 圧電素子 23 共通電極板 24 配線パターン 25 リードフレーム 26 溝 31 インク供給管 101 ノズルプレート 102 ノズル 105 圧力室 106 インク供給口 107 流路基板 108 圧力板 111 固定部材 121 支持基板 122 圧電素子 130 封止部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子および前記圧電素子を支持する
    支持基板と前記圧電素子および前記支持基板およびノズ
    ルと連通する圧力室を一つまたは複数含む流路基板と接
    合されている固定部材を有し、且つ、前記圧電素子の変
    位を利用してその変位方向に配接された前記圧力室の圧
    力板を変位させて、前記圧力室内のインクを加圧し、ノ
    ズルからインク滴を噴射するインクジェット記録ヘッド
    であって、前記支持基板の前記固定部材との接合面に溝
    を設けたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記溝が圧電素子変位方向に垂直な方向
    に複数配列されていることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記溝が圧電素子変位方向に複数配列さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記溝が圧電素子変位方向と垂直な方向
    に格子状に配列されていることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記溝内全体に接着剤を有し前記支持基
    板と前記固定部材が接合されていることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1031422A3 (en) * 1994-03-03 2001-01-10 Fujitsu Limited Ink jet head
JP2011083706A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Ulvac Japan Ltd 印刷ヘッド及び吐出装置

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EP1031422A3 (en) * 1994-03-03 2001-01-10 Fujitsu Limited Ink jet head
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